JP7006412B2 - 照射装置、照射方法、液体吐出ユニット及び液体吐出装置 - Google Patents

照射装置、照射方法、液体吐出ユニット及び液体吐出装置 Download PDF

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Description

本発明は、照射装置、照射方法、液体吐出ユニット及び液体吐出装置に関する。
従来、液体吐出ヘッドを搭載したキャリッジを走査させて、UV(Ultra Violet)硬化型インクを吐出して液体塗布面を形成する液体吐出装置において、液体塗布面の形成後に、UV硬化型インクを硬化させて乾燥させる技術が知られている。かかる液体吐出装置では、UVランプを制御して、UVランプからUV光を照射し、液体塗布面のUV硬化型インクを硬化させている。
例えば、特許文献1(特開2007-90745号公報)では、UVランプがメディア直上にないときに、照射されるUV光を遮蔽するシャッターを閉じ、UVランプがメディア直上にあるときに、シャッターを開くように制御する技術が開示されている。特許文献1では、UV光の反射によって液体吐出ヘッドにUV光(UV光の反射光)が到達することを抑制し、液体吐出ヘッドに付着したUV硬化型インクが硬化することによる吐出不良の発生を防止している。
しかしながら、従来技術は、照射されたUV光が外部へ漏れてしまう可能性があるという問題がある。具体的には、従来技術は、UV光の照射範囲がメディア領域とメディア領域外との境界に跨る際に、メディア領域外においてはUV光を吸収する物質がなく反射率が高くなるため、UV光が外部に漏れてしまう可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、照射されたUV光が外部へ漏れてしまうことを抑制することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係る照射装置は、メディアに対して液体を吐出する液体吐出ヘッドを備えたキャリッジに搭載された照射装置であって、前記メディアに向けて活性エネルギー線を照射する照射部と、前記活性エネルギー線が照射される前記照射部の照射面から、前記キャリッジの移動方向に対して上流側の位置である前記照射部の側面を示す第1の側面まで可動する第1の遮蔽部材と、前記照射面から、前記キャリッジの移動方向に対して下流側の位置である前記照射部の側面を示す第2の側面まで可動する第2の遮蔽部材と、前記照射部による前記活性エネルギー線の照射を制御する照射制御部と、前記キャリッジの移動によって前記照射部の先頭が前記メディアの始端に到達した場合に、前記照射面から前記第1の側面に、前記第1の遮蔽部材を移動させる制御を行なう第1の遮蔽制御部と、前記キャリッジの移動によって前記照射部の後尾が前記メディアの終端に到達した場合に、前記第2の側面から前記照射面に、前記第2の遮蔽部材を移動させる制御を行なう第2の遮蔽制御部とを有する。
本発明によれば、照射されたUV光が外部へ漏れてしまうことを抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る液体吐出装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図2は、実施の形態1に係る照射ユニットのハードウェア構成例を示すブロック図である。 図3は、実施の形態1に係る液体吐出ユニットの構成例を示す図である。 図4は、実施の形態1に係る照度センサの例を説明する図である。 図5は、実施の形態1に係る照射ユニットの機能構成例を示すブロック図である。 図6は、実施の形態1に係るUVランプの駆動タイミングの例を説明する図である。 図7は、実施の形態1に係る各遮蔽部材の動作の遷移例を示す図である。 図8は、実施の形態1に係る照射ユニットによる処理の流れの例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る照射装置、照射方法、液体吐出ユニット及び液体吐出装置の実施の形態を説明する。以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1を用いて、実施の形態1に係る液体吐出装置100のハードウェア構成を説明する。図1は、実施の形態1に係る液体吐出装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、液体吐出装置100は、制御部101を備える。制御部101は、液体吐出装置100全体の制御を司るCPU(Central Processing Unit)102と、ROM(Read Only Memory)103と、RAM(Random Access Memory)104と、不揮発性メモリ(NVRAM)105と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)106とを備える。
ROM103は、CPU102が実行するプログラムや、その他の固定データ等を格納する。RAM104は、画像データ等を一時格納する。不揮発性メモリ105は、液体吐出装置100の電源が遮断されている間もデータを保持する。ASIC106は、各種信号処理や並び替え等を行なう画像処理、その他装置全体を制御するための入出力信号を処理する。
また、制御部101は、I/F107と、印刷制御部108と、主走査モータ駆動部109と、副走査モータ駆動部110と、I/O111とを備える。また、制御部101は、操作部112と、環境センサ113とを接続する。
I/F107は、ホスト側との間でデータや信号を送受するインタフェースである。具体的には、I/F107は、情報処理装置、画像読取装置、撮像装置等のホストのプリンタドライバが生成した印刷データ等を、ケーブルやネットワーク等を介して受信する。つまり、制御部101に対する印刷データの生成出力は、ホスト側のプリンタドライバによって行なわれても良い。CPU102は、I/F107に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析する。そして、ASIC106にて画像処理やデータの並び替え処理等が行なわれ、画像データが印刷制御部108やヘッドドライバ114に転送される。
印刷制御部108は、液体吐出ヘッド120を駆動するための駆動波形を生成するとともに、液体吐出ヘッド120がノズルから液体を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段を選択駆動させる画像データ及びそれに伴う各種データを、ヘッドドライバ114に出力する。
印刷制御部108は、CPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータ構成となっていても良い。印刷制御部108は、CPUがROM等に記憶されたプログラムを実行することによって所望の機能を発揮する。
印刷制御部108のCPUが実行するプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成しても良い。
さらに、印刷制御部108のCPUが実行するプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることで提供するように構成しても良い。また、印刷制御部108のCPUが実行するプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成しても良い。
主走査モータ駆動部109は、主走査モータ115を駆動する。主走査モータ115は、駆動により、端部検出センサ118や照射ユニット119、液体吐出ヘッド120等を搭載したキャリッジ117を主走査方向に移動させる。照射ユニット119は、「照射装置」に対応する。例えば、キャリッジ117の主走査方向への移動はCPU102の制御に従って実施される。このようなCPU102の機能は、「主走査制御部」に対応する。副走査モータ駆動部110は、副走査モータ116を駆動する。副走査モータ116は、駆動により、液体吐出ヘッド120による液体の吐出対象となるメディアを載置するメディア台121等を副走査方向に移動させる。例えば、メディア台121の副走査方向への移動はCPU102の制御に従って実施される。このようなCPU102の機能は、「副走査制御部」に対応する。
I/O111は、環境センサ113からの情報を取得し、液体吐出装置100の各部の制御に要する情報を抽出する。例えば、環境センサ113は、環境温度や環境湿度等を検出する。なお、I/O111は、環境センサ113以外の各種センサからの検知信号も入力する。操作部112は、各種情報の入力を行なう。
ここで、液体吐出装置100における印刷制御処理の概略について説明する。
液体吐出装置100のCPU102は、I/F107の受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC106にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行なって印刷制御部108に転送する。
印刷制御部108は、所要のタイミングでヘッドドライバ114に画像データや駆動波形を出力する。詳細には、印刷制御部108は、ROM103に格納されてCPU102で読み出される駆動パルスのパターンデータをD/A変換して増幅することにより、1つの駆動パルス或いは複数の駆動パルスで構成される駆動波形を生成する。
なお、画像出力するための画像データ(ドットパターンデータ)の生成は、例えばROM103にフォントデータを格納して行なっても良いし、ホスト側のプリンタドライバで画像データをビットマップに展開して液体吐出装置100に転送するようにしても良い。
ヘッドドライバ114は、入力される画像データ(ドットパターンデータ)に基づいて、印刷制御部108から与えられる駆動波形を構成する駆動パルスを、選択的に液体吐出ヘッド120の圧力発生手段に対して印加することにより、液体吐出ヘッド120を駆動する。なお、端部検出センサ118や照射ユニット119の詳細については後述する。
次に、図2を用いて、実施の形態1に係る照射ユニット119のハードウェア構成を説明する。図2は、実施の形態1に係る照射ユニット119のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、照射ユニット119は、UVランプ制御回路12と、遮蔽部材駆動モジュール13と、UVランプ14と、第1の遮蔽部材15と、第2の遮蔽部材16と、照度センサ17とを有する。上記各部は、バス11を介して相互に接続される。
UVランプ制御回路12は、UVランプ14によるUV光(活性エネルギー線の一例)の照射を制御する。遮蔽部材駆動モジュール13は、第1の遮蔽部材15及び第2の遮蔽部材16の移動を制御する。UVランプ14は、UVランプ制御回路12の制御に従ってUV光を照射する。かかるUVランプ14は、「照射部」に対応する。
第1の遮蔽部材15は、活性エネルギー線が照射されるUVランプ14の照射面から、キャリッジ117の移動方向に対して上流側の位置であるUVランプ14の側面を示す第1の側面まで可動する。第1の遮蔽部材15は、遮蔽部材駆動モジュール13の制御に従って移動する。
第2の遮蔽部材16は、UVランプ14の照射面から、キャリッジ117の移動方向に対して下流側の位置であるUVランプ14の側面を示す第2の側面まで可動する。第2の遮蔽部材16は、遮蔽部材駆動モジュール13の制御に従って移動する。
照度センサ17は、UVランプ14によって照射されたUV光の照度を検出する。かかる照度センサ17は、「照度検出部」に対応する。
次に、図3を用いて、実施の形態1に係る液体吐出ユニット130の構成を説明する。図3は、実施の形態1に係る液体吐出ユニット130の構成例を示す図である。
図3に示すように、液体吐出ユニット130は、キャリッジ117と、端部検出センサ118と、照射ユニット119と、液体吐出ヘッド120とを有する。
キャリッジ117は、主走査モータ115の駆動により主走査方向に移動する。また、キャリッジ117には、端部検出センサ118と、照射ユニット119と、液体吐出ヘッド120とが搭載される。例えば、端部検出センサ118及び照射ユニット119は、キャリッジ117が移動する主走査方向の側面に配置される。また、液体吐出ヘッド120は、キャリッジ117の筐体内部に配置される。端部検出センサ118、照射ユニット119及び液体吐出ヘッド120は、キャリッジ117の移動に伴い移動する。
液体吐出ヘッド120は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)等のUV硬化型インク(活性エネルギー線硬化型の液体の一例)を吐出するノズルを備える。各ヘッドはピエゾを備え、ピエゾに駆動信号が印加されると、ピエゾは、収縮運動を起こし、収縮運動による圧力変化が生じることにより、UV硬化型インクをメディア上に吐出する。これにより、メディア上には、液体塗布面である画像が形成される。なお、液体吐出ヘッド120のヘッド数や色の組み合わせは、上記のものに限られない。
端部検出センサ118は、メディアの始端及び終端を検出する。例えば、端部検出センサ118は、複数のイメージセンサ(例えば、CMOSイメージセンサ)をライン状に並べたCIS(Contact Image Sensor)である。より具体的には、キャリッジ117が移動する主走査方向の下流側に配置された端部検出センサ118が、メディアの始端及び終端を検出する。例を挙げると、キャリッジ117が図中右方向に移動する場合は、図中右方向に配置された下流側の端部検出センサ118によってメディアの始端及び終端が検出される。同様に、キャリッジ117が図中左方向に移動する場合は、図中左方向に配置された下流側の端部検出センサ118によってメディアの始端及び終端が検出される。つまり、キャリッジ117の主走査方向の移動時に、メディアの始端及び終端に最も早く到達する端部検出センサ118が、検出を行なうことになる。端部検出センサ118は、照明光を読取対象であるメディアに向かって照射し、それぞれの位置から反射する光を、主走査方向のイメージセンサの各位置でフォトダイオードにより受光し、光電変換後の各位置の画素信号を主走査方向の信号列(画像信号)として出力する。
照射ユニット119は、UVランプ制御回路12と、遮蔽部材駆動モジュール13と、UVランプ14と、第1の遮蔽部材15と、第2の遮蔽部材16とを有する。また、上述したように、照射ユニット119は、照度センサ17を有する。照度センサ17については後述する。
より具体的には、キャリッジ117が移動する主走査方向の上流側に配置された照射ユニット119が、UVランプ14からUV光を照射し、メディア上に形成された液体塗布面のUV硬化型インクを硬化させて乾燥させる役割を担う。上述したように、UVランプ14によるUV光の照射は、UVランプ制御回路12の制御に従って実施される。例を挙げると、キャリッジ117が図中右方向に移動する場合は、図中左方向に配置された上流側の照射ユニット119からUV光が照射される。同様に、キャリッジ117が図中左方向に移動する場合は、図中右方向に配置された上流側の照射ユニット119からUV光が照射される。つまり、キャリッジ117の主走査方向の移動時に、液体吐出ヘッド120によって液体が吐出された後に、上流側に配置された照射ユニット119が、UV光を照射することになる。また、UV光を照射する照射ユニット119に含まれる遮蔽部材駆動モジュール13、第1の遮蔽部材15及び第2の遮蔽部材16も動作する。
第1の遮蔽部材15は、UVランプ14の照射面から、キャリッジ117の主走査方向の移動に対して上流側の位置であるUVランプ14の側面(第1の側面)まで可動する。上述したように、第1の遮蔽部材15の移動は、遮蔽部材駆動モジュール13の制御に従って実施される。つまり、第1の遮蔽部材15は、図3においては第1の側面に配置されているが、遮蔽部材駆動モジュール13の制御に従い、UVランプ14の照射面まで移動することができる。
第2の遮蔽部材16は、UVランプ14の照射面から、キャリッジ117の主走査方向の移動に対して下流側の位置であるUVランプ14の側面(第2の側面)まで可動する。上述したように、第2の遮蔽部材16の移動は、遮蔽部材駆動モジュール13の制御に従って実施される。つまり、第2の遮蔽部材16は、図3においては第2の側面に配置されているが、遮蔽部材駆動モジュール13の制御に従い、UVランプ14の照射面まで移動することができる。
図4は、実施の形態1に係る照度センサ17の例を説明する図である。
図4に示すように、照度センサ17は、UVランプ14によるUV光の照射に対して影響が少なくなるように、UVランプ14によるUV光の照射から少し外れた位置に配置される。このために、例えばUVランプ14の照射角度は、少し狭めるようにしても良い。なお、照射ユニット119では、UVランプ14の中心から少し外れた位置に照度センサ17を配置しているため、UVランプ14の中心からの照度の違いは予め分かっているものとする。また、照度センサ17は、第1の遮蔽部材15や第2の遮蔽部材16が移動してくる照射面よりも内側(UVランプ14側)に配置される。
次に、図5を用いて、実施の形態1に係る照射ユニット119の機能構成を説明する。図5は、実施の形態1に係る照射ユニット119の機能構成例を示すブロック図である。
図5に示すように、照射ユニット119は、照射制御部21と、第1の遮蔽制御部22と、第2の遮蔽制御部23とを有する。
照射制御部21は、UVランプ14によるUV光の照射を制御する。より具体的には、照射制御部21は、キャリッジ117が移動する主走査方向において照射ユニット119の先頭がメディアの始端に到達するときに、UVランプ14の照度がピーク(所定値以上の照度)になるように制御する。また、照射制御部21は、照射ユニット119の後尾がメディアの終端に到達したときに、UVランプ14によるUV光の照射終了を制御する。
図6は、実施の形態1に係るUVランプ14の駆動タイミングの例を説明する図である。
図6に示すように、UVランプ14は、駆動信号が時間t1でオンにされてから、照度のピークL2に達するまでに時間がかかる(t_upの時間がかかる)。照射ユニット119の先頭がメディアの始端M1に到達するときに、UVランプ14の照度がピークL2に達するように制御するためには、いくつかの方法がある。
一つの方法は、端部検出センサ118の検出情報と、キャリッジ117の速度情報とをもとに制御するものである。例えば、照射制御部21は、キャリッジ117の主走査方向の移動に伴い、端部検出センサ118によってメディアの始端M1が検出された場合に、メディアの始端M1までの距離とキャリッジ117の速度情報とをもとに、照射ユニット119の先頭がメディアの始端M1に到達するまでの時間を算出する。そして、照射制御部21は、算出した時間をもとに、少なくともt_upの時間分だけ前に、UVランプ14の駆動を開始する。その後、照射制御部21は、端部検出センサ118によってメディアの終端M2が検出された場合に、メディアの終端M2までの距離とキャリッジ117の速度情報とをもとに、照射ユニット119の後尾がメディアの終端M2に到達するまでの時間を算出する。そして、照射制御部21は、算出した時間が経過した場合に、UVランプ14の駆動を終了する。なお、キャリッジ117の速度情報は、予め設定されているものとする。
また、一つの方法は、メディアの始端M1に到達するまでの時間が予め分かっているものとし、この時間をもとに制御するものである。例えば、照射制御部21は、キャリッジ117の主走査方向の移動が開始されると、メディアの始端M1に到達するまでの時間をもとに、少なくともt_upの時間分だけ前に、UVランプ14の駆動を開始する。その後、照射制御部21は、メディアの幅情報と、キャリッジ117の速度情報とをもとに、照射ユニット119の後尾がメディアの終端M2に到達するまでの時間を算出する。そして、照射制御部21は、算出した時間が経過した場合に、UVランプ14の駆動を終了する。なお、メディアの幅情報は、予め設定されていても良いし、入力されても良い。
第1の遮蔽制御部22は、第1の遮蔽部材15の移動を制御する。より具体的には、第1の遮蔽制御部22は、キャリッジ117の主走査方向の移動によって照射ユニット119の先頭がメディアの始端M1に到達した場合に、UVランプ14の照射面から第1の側面に、第1の遮蔽部材15を移動させる制御を行なう。つまり、第1の遮蔽部材15は、照射ユニット119の先頭がメディアの始端M1に到達するまで、UVランプ14の照射面の位置に存在し、そこから、UVランプ14の第1の側面まで移動する。これにより、照射ユニット119がメディアの始端M1に到達するまでは照射面が遮蔽され、照射ユニット119がメディア上を移動する間は照射面が開放される。
なお、照射ユニット119の先頭がメディアの始端M1に到達したか否かについては、照射制御部21の処理と同様に、端部検出センサ118の検出情報を用いる場合と、メディアの始端M1に到達するまでの時間が予め分かっている場合とにより処理が異なる。例えば、第1の遮蔽制御部22は、端部検出センサ118によるメディアの始端M1の検出と、キャリッジ117の速度情報とをもとに、照射ユニット119の先頭がメディアの始端M1に到達した場合に、第1の遮蔽部材15の移動を制御しても良い。また、例えば、第1の遮蔽制御部22は、照射ユニット119の先頭がメディアの始端M1に到達するまでの時間情報をもとに、照射ユニット119の先頭がメディアの始端M1に到達した場合に、第1の遮蔽部材15の移動を制御しても良い。
また、第1の遮蔽制御部22は、照射ユニット119の先頭がメディアの始端M1に到達する前に、照度センサ17によって検出された照度が所定値以上となった場合に、照射面から第1の側面に、第1の遮蔽部材15を移動させる制御を行なっても良い。UVランプ14の駆動に応じて照度が上昇していき、所定値以上(ピーク)に達した場合は、第1の遮蔽部材15の消耗を早めてしまう可能性がある。このため、第1の遮蔽制御部22は、照射ユニット119の先頭がメディアの始端M1に到達していない状況であっても、UVランプ14の照度が所定値以上となった場合に、第1の遮蔽部材15を照射面から第1の側面に移動させる。メディアの始端M1に到達する前に第1の遮蔽部材15を移動させることになるが、第1の遮蔽部材15を移動させてからメディアの始端M1に照射ユニット119の先頭が到達するまでの時間は非常に短い時間である。
これは、劣化度合いが各UVランプ14によって異なるために生じる。メディア上の硬化型インクを硬化させるためには、メディア上に移動してきた全てのUVランプ14の照度が所定値以上(ピーク)であることが好ましい。このために、UVランプ14の駆動は、照度がピークに達するのがより遅いUVランプ14に合わせて開始される。例えば、上述したt_upの時間は、照度がピークに達するのがより遅いUVランプ14が照度のピークL2に達するまでにかかる時間である。従って、照射ユニット119がメディアの始端M1に到達する前に、照度がピークL2に達するUVランプ14が発生する可能性がある。
第2の遮蔽制御部23は、第2の遮蔽部材16の移動を制御する。より具体的には、第2の遮蔽制御部23は、キャリッジ117の主走査方向の移動によって照射ユニット119の後尾がメディアの終端M2に到達した場合に、UVランプ14の第2の側面から照射面に、第2の遮蔽部材16を移動させる制御を行なう。つまり、第2の遮蔽部材16は、照射ユニット119の後尾がメディアの終端M2に到達するまで、UVランプ14の第2の側面の位置に存在し、そこから、UVランプ14の照射面まで移動する。これにより、照射ユニット119がメディア上を移動してメディアの終端M2に到達するまでは照射面が開放され、照射ユニット119がメディアの終端M2に到達した後は照射面が遮蔽される。
なお、照射ユニット119の後尾がメディアの終端M2に到達したか否かについては、照射制御部21の処理と同様に、端部検出センサ118の検出情報を用いる場合と、メディア幅やキャリッジ117の速度情報を用いる場合とにより処理が異なる。例えば、第2の遮蔽制御部23は、端部検出センサ118によるメディアの終端M2の検出と、キャリッジ117の速度情報とをもとに、照射ユニット119の後尾がメディアの終端M2に到達した場合に、第2の遮蔽部材16の移動を制御しても良い。また、例えば、第2の遮蔽制御部23は、メディアの幅情報と、キャリッジ117の速度情報とをもとに、照射ユニット119の後尾がメディアの終端M2に到達した場合に、第2の遮蔽部材16の移動を制御しても良い。
次に、図7を用いて、実施の形態1に係る各遮蔽部材の動作の遷移を説明する。図7は、実施の形態1に係る各遮蔽部材の動作の遷移例を示す図である。
図7に示すように、st_0(ステータス0)は、メディアへの液体塗布面の形成のために待機位置にキャリッジ117が移動してきた状況である。これにより、照射ユニット119は、その先頭が位置HLになるように移動される。st_0では、第1の遮蔽部材15がUVランプ14の照射面に存在し、UVランプ14からはUV光が照射されていない。
st_1は、メディアへの液体塗布面の形成のためにキャリッジ117が移動を開始した状況である。st_1では、第1の遮蔽部材15がUVランプ14の照射面に存在し、照射ユニット119がメディアの始端M1までの移動に要する時間によっては、UVランプ14が駆動され、UV光が照射される。
st_2は、照射ユニット119の先頭がメディアの始端M1に到達した状況である。st_2では、第1の遮蔽部材15が照射面から第1の側面までの移動を開始する。また、st_2では、UVランプ14によって照射されるUV光の照度は所定値以上(ピーク)に達している。
st_3は、照射ユニット119の一部がメディア上に存在している状況である。st_3では、第1の遮蔽部材15が移動している最中であり、その一部が照射面、他の部分が第1の側面に存在する。キャリッジ117の速度情報が分かっているから、速度情報をもとに、第1の遮蔽部材15の照射面から第1の側面までの移動の速度も調整することができ、メディア台121にUV光が照射されないようにすることができる。また、st_3では、第1の遮蔽部材15によって遮蔽されていない照射面において、UVランプ14からメディアに向かってUV光が照射される。
st_4は、照射ユニット119の後尾がメディアの始端M1に到達した状況である。st_4では、第1の遮蔽部材15の全てが第1の側面に存在する。すなわち、st_4では、照射面から第1の側面への第1の遮蔽部材15の移動が完了する。st_4では、全面が開放された照射面において、UVランプ14のUV光がメディアに照射される。
st_5は、照射ユニット119の先頭がメディアの終端M2に到達した状況である。st_5では、第2の遮蔽部材16が第2の側面から照射面までの移動を開始する。
st_6は、照射ユニット119の一部がメディア上に存在している状況である。st_6では、第2の遮蔽部材16が移動している最中であり、その一部が照射面、他の部分が第2の側面に存在する。キャリッジ117の速度情報が分かっているから、速度情報をもとに、第2の遮蔽部材16の第2の側面から照射面までの移動の速度も調整することができ、メディア台121にUV光が照射されないようにすることができる。また、st_6では、第2の遮蔽部材16によって遮蔽されていない照射面において、UVランプ14からメディアに向かってUV光が照射される。
st_7は、照射ユニット119の後尾がメディアの終端M2に到達した状況である。st_7では、第2の遮蔽部材16の全てが照射面に存在する。すなわち、st_7では、第2の側面から照射面への第2の遮蔽部材16の移動が完了する。st_7では、UVランプ14によるUV光の照射が終了される。なお、上述したように、UVランプ14は、その駆動が停止された場合、徐々にUV光の照度が低下していく。このため、st_7では、UVランプ14からのUV光の照度は0になっていない可能性がある。
st_8は、キャリッジ117が移動を終了した状況である。これにより、照射ユニット119は、その後尾が位置HRになるように移動される。st_8では、第1の遮蔽部材15がUVランプ14の第1の側面に存在し、第2の遮蔽部材16がUVランプ14の照射面に存在する。また、st_8では、UVランプ14からはUV光が照射されていない。
次に、図8を用いて、実施の形態1に係る照射ユニット119による処理の流れを説明する。図8は、実施の形態1に係る照射ユニット119による処理の流れの例を示すフローチャートである。
図8に示すように、照射制御部21は、UVランプ14を制御し、UVランプ14によるUV光の照射を開始する(ステップS101)。UVランプ14によるUV光の照射は、第1の遮蔽部材15が照射面に存在する状況において、照射ユニット119の先頭がメディアの始端M1に到達するときに、UVランプ14の照度が所定値以上になるように制御される。第1の遮蔽制御部22は、UVランプ14の照度が所定値以上であるかを判定する(ステップS102)。このとき、第1の遮蔽制御部22は、照度が所定値以上である場合に(ステップS102:Yes)、第1の遮蔽部材15を、照射面から第1の側面に移動させる制御を行なう(ステップS104)。
一方、第1の遮蔽制御部22は、照度が所定値未満である場合に(ステップS102:No)、照射ユニット119の先頭がメディアの始端M1に到達したかを判定する(ステップS103)。第1の遮蔽制御部22は、照射ユニット119の先頭がメディアの始端M1に到達した場合に(ステップS103:Yes)、第1の遮蔽部材15を、照射面から第1の側面に移動させる制御を行なう(ステップS104)。一方、第1の遮蔽制御部22は、照射ユニット119の先頭がメディアの始端M1に到達していない場合に(ステップS103:No)、ステップS102の処理を再度実行する。
第2の遮蔽制御部23は、照射ユニット119の後尾がメディアの終端M2に到達したかを判定する(ステップS105)。このとき、第2の遮蔽制御部23は、照射ユニット119の後尾がメディアの終端M2に到達した場合に(ステップS105:Yes)、第2の遮蔽部材16を、第2の側面から照射面に移動させる制御を行なう(ステップS106)。一方、第2の遮蔽制御部23は、照射ユニット119の後尾がメディアの終端M2に到達していない場合に(ステップS105:No)、ステップS105の処理を再度実行する。その後、照射制御部21は、UVランプ14を制御し、UVランプ14によるUV光の照射を終了する(ステップS107)。
上述したように、照射ユニット119は、UVランプ14によるUV光の照射を制御し、キャリッジ117の移動によって照射ユニット119の先頭がメディアの始端M1に到達した場合に、UVランプ14の照射面から第1の側面に、第1の遮蔽部材15を移動させる制御を行なう。また、照射ユニット119は、キャリッジ117の移動によって照射ユニット119の後尾がメディアの終端M2に到達した場合に、UVランプ14の第2の側面から照射面に、第2の遮蔽部材16を移動させる制御を行なう。これらの結果、照射ユニット119は、照射されたUV光が外部へ漏れてしまうことを抑制することができる。
上記文書中や図面中等で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータ等を含む情報は、特記する場合を除いて任意に変更することができる。また、図示した装置の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、装置の分散又は統合の具体的形態は、図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負担や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に、分散又は統合することができる。
また、上記実施の形態で説明した液体吐出装置100は、液体吐出ヘッド又は液体吐出ユニットを備え、液体吐出ヘッドを駆動させて、液体を吐出させる装置である。液体を吐出する装置には、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置だけではなく、液体を気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。
このような液体吐出装置100は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙にかかわる手段、その他、前処理装置、後処理装置等も含むことができる。
例えば、液体吐出装置100として、インクを吐出させて用紙に画像を形成する装置である画像形成装置、立体造形物(三次元造形物)を造形するために、紛体を層状に形成した紛体層に造形液を吐出させる立体造形装置(三次元造形装置)がある。
また、液体吐出装置100は、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
上記の「液体が付着可能なもの」とは、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するもの等を意味する。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布等の被記録媒体、電子基板、圧電素子等の電子部品、紛体層(粉末層)、臓器モデル、検査用セル等の媒体であり、特に限定しない限り、液体が付着する全てのものが含まれる。
上記の「液体が付着可能なもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等、液体が一時的にでも付着可能であれば良い。
また、「液体」は、ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであれば良く、特に限定されないが、常温、常圧下において、又は加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、等を含む溶液、懸濁液、エマルジョン等であり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液等の用途で用いることができる。
また、液体吐出装置100は、液体吐出ヘッドと液体が付着可能なものとが相対的に移動する装置があるが、これに限定するものではない。具体例としては、液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置等が含まれる。
また、液体吐出装置100としては他にも、用紙の表面を改質する等の目的で用紙の表面に処理液を塗布するために処理液を用紙に吐出する処理液塗布装置、原材料を溶液中に分散した組成液を、ノズルを介して噴射させて原材料の微粒子を造粒する噴射造粒装置等がある。
14 UVランプ
15 第1の遮蔽部材
16 第2の遮蔽部材
17 照度センサ
21 照射制御部
22 第1の遮蔽制御部
23 第2の遮蔽制御部
100 液体吐出装置
117 キャリッジ
118 端部検出センサ
119 照射ユニット
120 液体吐出ヘッド
121 メディア台
130 液体吐出ユニット
特開2007-90745号公報

Claims (7)

  1. メディアに対して液体を吐出する液体吐出ヘッドを備えたキャリッジに搭載された照射装置であって、
    前記メディアに向けて活性エネルギー線を照射する照射部と、
    前記活性エネルギー線が照射される前記照射部の照射面から、前記キャリッジの移動方向に対して上流側の位置である前記照射部の側面を示す第1の側面まで可動する第1の遮蔽部材と、
    前記照射面から、前記キャリッジの移動方向に対して下流側の位置である前記照射部の側面を示す第2の側面まで可動する第2の遮蔽部材と、
    前記照射部による前記活性エネルギー線の照射を制御する照射制御部と、
    前記キャリッジの移動によって前記照射部の先頭が前記メディアの始端に到達した場合に、前記照射面から前記第1の側面に、前記第1の遮蔽部材を移動させる制御を行なう第1の遮蔽制御部と、
    前記キャリッジの移動によって前記照射部の後尾が前記メディアの終端に到達した場合に、前記第2の側面から前記照射面に、前記第2の遮蔽部材を移動させる制御を行なう第2の遮蔽制御部と
    を有することを特徴とする照射装置。
  2. 前記照射部によって照射された前記活性エネルギー線の照度を検出する照度検出部
    をさらに有し、
    前記第1の遮蔽制御部は、前記照射部の先頭が前記メディアの始端に到達する前に、前記照度検出部によって検出された前記照度が所定値以上となった場合に、前記照射面から前記第1の側面に、前記第1の遮蔽部材を移動させる制御を行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載の照射装置。
  3. 前記キャリッジには、前記メディアの始端及び終端を検出する端部検出部が搭載され、
    前記照射制御部は、前記端部検出部による前記メディアの始端の検出と、前記キャリッジの速度情報とをもとに、前記活性エネルギー線の照射開始を制御し、前記端部検出部による前記メディアの終端の検出と、前記キャリッジの速度情報とをもとに、前記活性エネルギー線の照射終了を制御し、
    前記第1の遮蔽制御部は、前記端部検出部による前記メディアの始端の検出と、前記キャリッジの速度情報とをもとに、前記第1の遮蔽部材を移動させる制御を行ない、
    前記第2の遮蔽制御部は、前記端部検出部による前記メディアの終端の検出と、前記キャリッジの速度情報とをもとに、前記第2の遮蔽部材を移動させる制御を行なう
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の照射装置。
  4. 前記照射制御部は、前記照射部の先頭が前記メディアの始端に到達するまでの時間情報をもとに、前記活性エネルギー線の照射開始を制御し、前記メディアの幅情報と、前記キャリッジの速度情報とをもとに、前記活性エネルギー線の照射終了を制御し、
    前記第1の遮蔽制御部は、前記照射部の先頭が前記メディアの始端に到達するまでの時間情報をもとに、前記第1の遮蔽部材の移動を制御し、
    前記第2の遮蔽制御部は、前記メディアの幅情報と、前記キャリッジの速度情報とをもとに、前記第2の遮蔽部材の移動を制御する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の照射装置。
  5. メディアに対して液体を吐出する液体吐出ヘッドを備えたキャリッジに搭載された照射装置において実行される照射方法であって、
    前記照射装置は、
    前記メディアに向けて活性エネルギー線を照射する照射部と、
    前記活性エネルギー線が照射される前記照射部の照射面から、前記キャリッジの移動方向に対して上流側の位置である前記照射部の側面を示す第1の側面まで可動する第1の遮蔽部材と、
    前記照射面から、前記キャリッジの移動方向に対して下流側の位置である前記照射部の側面を示す第2の側面まで可動する第2の遮蔽部材と
    を有し、
    前記照射部による前記活性エネルギー線の照射を制御するステップと、
    前記キャリッジの移動によって前記照射部の先頭が前記メディアの始端に到達した場合に、前記照射面から前記第1の側面に、前記第1の遮蔽部材を移動させる制御を行なうステップと、
    前記キャリッジの移動によって前記照射部の後尾が前記メディアの終端に到達した場合に、前記第2の側面から前記照射面に、前記第2の遮蔽部材を移動させる制御を行なうステップと
    を含むことを特徴とする照射方法。
  6. 主走査方向に移動するキャリッジと、
    前記キャリッジの筐体内部に配置され、メディアに対して液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記キャリッジが移動する前記主走査方向の上流側の位置である前記キャリッジの側面に配置され、前記メディアに向けて活性エネルギー線を照射する照射部と、
    前記活性エネルギー線が照射される前記照射部の照射面から、前記キャリッジが移動する前記主走査方向に対して上流側の位置である前記照射部の側面を示す第1の側面まで可動する第1の遮蔽部材と、
    前記照射面から、前記キャリッジが移動する前記主走査方向に対して下流側の位置である前記照射部の側面を示す第2の側面まで可動する第2の遮蔽部材と、
    前記照射部による前記活性エネルギー線の照射を制御する照射制御部と、
    前記キャリッジの前記主走査方向への移動によって前記照射部の先頭が前記メディアの始端に到達した場合に、前記照射面から前記第1の側面に、前記第1の遮蔽部材を移動させる制御を行なう第1の遮蔽制御部と、
    前記キャリッジの前記主走査方向への移動によって前記照射部の後尾が前記メディアの終端に到達した場合に、前記第2の側面から前記照射面に、前記第2の遮蔽部材を移動させる制御を行なう第2の遮蔽制御部と
    を有することを特徴とする液体吐出ユニット。
  7. 主走査方向に移動するキャリッジと、
    前記キャリッジの筐体内部に配置され、メディアに対して液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記キャリッジが移動する前記主走査方向の上流側の位置である前記キャリッジの側面に配置され、前記メディアに向けて活性エネルギー線を照射する照射部と、
    前記活性エネルギー線が照射される前記照射部の照射面から、前記キャリッジが移動する前記主走査方向に対して上流側の位置である前記照射部の側面を示す第1の側面まで可動する第1の遮蔽部材と、
    前記照射面から、前記キャリッジが移動する前記主走査方向に対して下流側の位置である前記照射部の側面を示す第2の側面まで可動する第2の遮蔽部材と、
    前記キャリッジの前記主走査方向への移動を制御する主走査制御部と、
    前記メディアを載置するメディア台の副走査方向への移動を制御する副走査制御部と、
    前記照射部による前記活性エネルギー線の照射を制御する照射制御部と、
    前記キャリッジの前記主走査方向への移動によって前記照射部の先頭が前記メディアの始端に到達した場合に、前記照射面から前記第1の側面に、前記第1の遮蔽部材を移動させる制御を行なう第1の遮蔽制御部と、
    前記キャリッジの前記主走査方向への移動によって前記照射部の後尾が前記メディアの終端に到達した場合に、前記第2の側面から前記照射面に、前記第2の遮蔽部材を移動させる制御を行なう第2の遮蔽制御部と
    を有することを特徴とする液体吐出装置。
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