JP2009154409A - 紫外線照射ユニット、紫外線硬化型インクジェット印刷ユニット及び紫外線硬化型インクジェットプリンタ - Google Patents

紫外線照射ユニット、紫外線硬化型インクジェット印刷ユニット及び紫外線硬化型インクジェットプリンタ Download PDF

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Abstract

【課題】 リニアエンコーダを用いずに紫外線照射の制御が可能な紫外線照射ユニットを提供する。
【解決手段】 本発明の紫外線照射ユニットは、紫外線を照射する紫外線光源12と、紫外線光源12の紫外線照射方向に設けられ、紫外線の照射のオンオフを切り替えるシャッタ13と、紫外線光源12の加速度を検出する加速度センサ17と、加速度センサ17の検出した加速度情報に基づいて、紫外線光源13の位置情報を取得する位置情報取得部と、位置情報取得部の取得した前記位置情報に基づいて、シャッタ13を操作して紫外線の照射のオンオフを制御するシャッタ制御部とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、紫外線照射ユニット、紫外線硬化型インクジェット印刷ユニット、及び紫外線硬化型インクジェットプリンタに関する。
紫外線硬化型のインクジェットプリンタでは、インクを微小な液滴として紙等の記録媒体に吐出する記録ヘッドとともに、紫外線を照射する紫外線光源がヘッド部(印刷ユニット)のキャリッジに搭載されている。そして、ヘッド部の移動範囲のうち、画像等が印刷される印字領域においては、紫外線光源を点灯させたままキャリッジを移動させ、記録媒体に着弾した直後のインクに紫外線を照射してインクを硬化させる。
通常、インクジェットプリンタにおいては、一定の間隔で、記録ヘッドを印字領域の両脇の非印字領域に移動させ、クリーニング等のメンテナンスを行う。このときに、紫外線光源から紫外線を照射したままでメンテナンスを行うと、紫外線によって、キャッピングユニット等のメンテナンス機構に付着したインクやヘッドに付着したインクを硬化させる。これは、メンテナンス不良を起こしたり、メンテナンス機構を構成する部材等を劣化させたりして、問題となる。
紫外線光源のスイッチをオンオフすると、再点灯に時間がかかるため、従来のインクジェットプリンタにおいては、紫外線光源を点灯させつつ非印字領域において紫外線が照射されることを防ぐために、電気的な制御で開閉する電磁シャッタ等を紫外線光源に取付ける方法が広く行われている。
例えば、特許文献1に記載のインクジェットプリンタでは、記録ヘッドのインクの吐出タイミング制御に使用されているリニアエンコーダを使用し、キャリッジ移動中にリニアエンコーダから出力されるパルス信号を制御回路へ入力し、キャリッジの位置データを取得する。この位置データに基づき、印字領域においてはシャッタを開き、非印字領域においてはシャッタを閉めるように制御を行っている。
特開2003−127347号公報
しかしながら、特許文献1に記載のインクジェットプリンタでは、リニアエンコーダを用いてキャリッジの位置情報を取得するため、例えば、紫外線硬化型でないインクジェットプリンタを、紫外線硬化型に変更するために、特許文献1の紫外線照射手段を組み込もうとすると、リニアエンコーダと連動させるために既存の印字制御回路を変更する等、多くの工程が必要となり、作業が煩雑となるという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、リニアエンコーダを用いずに紫外線照射の制御が可能な紫外線照射ユニット、紫外線硬化型インクジェット印刷ユニット、及び紫外線硬化型インクジェットプリンタを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様である紫外線照射ユニットは、紫外線を照射する紫外線光源と、前記紫外線光源の紫外線照射方向に設けられ、前記紫外線の照射のオンオフを切り替えるシャッタと、前記紫外線光源の加速度を検出する加速度センサと、前記加速度センサの検出した加速度情報に基づいて、前記紫外線光源の位置情報を取得する位置情報取得部と、前記位置情報取得部の取得した前記位置情報に基づいて、前記シャッタを操作して前記紫外線の照射のオンオフを制御するシャッタ制御部とを備えることを特徴とする。
本発明の紫外線照射ユニットによれば、加速度センサが検出した紫外線光源の加速度に基づいて取得された位置情報を利用して、光源が所望の位置にあるときに、シャッタによって紫外線の照射がオン又はオフに制御される。
前記位置情報取得部は、前記加速度センサの加速度情報に基づいて前記紫外線光源の移動距離を算出し、前記移動距離を前記位置情報として取得してもよい。この場合、位置情報取得部が詳細な位置情報を取得し、より適切に紫外線照射のオンオフ制御を行うことができる。
前記位置情報取得部は、前記加速度センサの加速度情報に基づいて前記紫外線光源の速度を算出し、前記速度を前記位置情報として取得してもよい。この場合、位置情報取得部の処理を軽減することができる。
本発明の第2の態様である紫外線硬化型インクジェット印刷ユニットは、紫外線硬化型インクが供給されて記録媒体に前記紫外線硬化型インクを吐出する記録ヘッドと、前記記録媒体に吐出された前記紫外線硬化型インクに紫外線を照射して硬化させる紫外線光源と、前記紫外線光源の紫外線照射方向に設けられ、前記紫外線の照射のオンオフを切り替えるシャッタと、前記記録ヘッド及び前記紫外線光源が取付けられ、キャリッジレールに沿って印字領域と非印字領域とを移動するキャリッジと、前記キャリッジに取付けられ、前記キャリッジの加速度を検出する加速度センサと、前記加速度センサの検出した加速度情報に基づいて、前記キャリッジの位置情報を取得する位置情報取得部と、前記位置情報取得部の取得した前記位置情報に基づいて、前記シャッタを操作して前記紫外線の照射のオンオフを制御するシャッタ制御部とを備え、前記シャッタ制御部は、前記位置情報に基づいて、前記キャリッジが前記印字領域に位置するときに前記紫外線の照射をオンにし、前記キャリッジが前記非印字領域に位置するときに前記紫外線の照射をオフにすることを特徴とする。
本発明の紫外線硬化型インクジェット印刷ユニットによれば、キャリッジが移動する際に発生する加速度が加速度センサによって加速度情報として検出され、位置情報取得部が、加速度情報に基づいてキャリッジの位置情報を取得する。そして、位置情報に基づいて、キャリッジが印字領域に位置するか非印字領域に位置するかが判断されて、紫外線照射のオンオフ制御が行われる。
前記位置情報取得部は、前記加速度センサの加速度情報に基づいて、前記キャリッジの移動距離を算出し、前記移動距離に基づいて、前記キャリッジが前記印字領域及び前記非印字領域のいずれに位置するかの情報を前記位置情報として取得するものでもよい。この場合、より詳細な位置情報を取得することができる。
前記位置情報取得部は、前記加速度センサの加速度情報に基づいて、前記キャリッジの速度を算出し、前記速度に基づいて、前記キャリッジが前記印字領域及び前記非印字領域のいずれに位置するかの情報を前記位置情報として取得するものでもよい。この場合、位置情報取得部で行う演算が簡素になり、演算過程における誤差の発生を抑えることができる。
本発明の第3の態様である紫外線硬化型インクジェットプリンタは、本発明の紫外線照射ユニット又は紫外線硬化型インクジェット印刷ユニットを備えることを特徴とする。
本発明の紫外線照射ユニットによれば、リニアエンコーダを用いずに紫外線照射の制御を行うことができる。
また、本発明の紫外線硬化型インクジェット印刷ユニット及び紫外線硬化型インクジェットプリンタによれば、リニアエンコーダを用いずに、印刷ユニットの加速度に基づいて位置情報が取得され、印刷領域で紫外線を照射することができる。すなわち、紫外線照射の制御を、印刷ユニット独自で行うことができる。
以下、本発明の一実施形態の紫外線硬化型インクジェット印刷ユニット(以下、単に「印刷ユニット」と称する。)及び紫外線硬化型インクジェットプリンタ(以下、単に「インクジェットプリンタ」と称する。)について、図1から図7を参照して説明する。
図1は本実施形態の印刷ユニット1を備えるインクジェットプリンタ2の構成を示す図である。インクジェットプリンタ2はワイドフォーマットのプリンタであって、印字作業を行う印刷ユニット1と、印刷ユニット1の移動を行うヘッド搬送部3と、印刷ユニット1にインクを供給するインク供給部4と、印刷ユニット1に搭載された記録ヘッド9のクリーニングを行うワイピング部5と、記録ヘッド9のメンテナンスを行うキャッピング部6と、印字が行われる用紙を搬送する用紙搬送部7と、各機構を支持する脚部8とを備えて構成されている。
図2は、印刷ユニット1及びヘッド搬送部3の拡大図である。印刷ユニット1は、インクが吐出される複数の記録ヘッド9と、記録ヘッド9から吐出されるインクを紫外線によって硬化させる紫外線照射部10と、記録ヘッド9及び紫外線照射部10が取付けられたキャリッジ11とを有している。
各々の記録ヘッド9は、それぞれ異なる色のインクに対応しており、本実施形態では6つの記録ヘッド9がキャリッジ11に取り付けられている。記録ヘッド9は、多数の微小ノズルが開口するノズル面9Aが下方に向けられた状態で配置されており、キャリッジ11とともにヘッド搬送部3に沿って移動しながら、用紙搬送部7側の用紙に向かってインクの液滴を吐出して印字作業を行う。
紫外線照射部10は、紫外線を照射する紫外線光源12と、紫外線光源12から照射される紫外線を遮断するシャッタ13と、シャッタを開閉する開閉機構14とから構成されており、記録ヘッド9を挟んで、キャリッジ11の移動方向の両端に取付けられている。
シャッタ13は、紫外線光源12の前方(紫外線照射方向)に、退避可能に取付けられており、開閉機構14によって、紫外線光源12の前方の遮断及び前方から退避されることによって、紫外線照射のオンオフを切り替える。シャッタ13の形状は特に限定されず、任意の方式のものを採用することができる。
キャリッジ11には、記録ヘッド9からのインク吐出を制御する印字制御回路15と、シャッタ13の開閉、すなわち紫外線照射のオンオフを制御するシャッタ制御部16と、キャリッジ11の加速度を検知する加速度センサ17とが設けられている。
図3は、キャリッジ11内の各機構のつながりを示すブロック図である。キャリッジ1内には、加速度センサ17から出力される電圧データを数値データに変換するA/D変換回路18と、A/D変換回路18で変換された数値データに基づいてキャリッジの位置情報を取得する中央処理装置(位置情報取得部。以下、「CPU」と称する。)19とがさらに設けられている。
CPU19は印字制御回路15及びシャッタ制御部16と接続されている。印字制御回路15は各々の記録ヘッド9と接続されており、シャッタ制御部16は、紫外線照射部10の左右の開閉機構14A及び14Bと接続されている。
ヘッド搬送部3は、図1及び図2に示すように、キャリッジ11が移動するキャリッジレール20と、キャリッジレール20に沿って設けられたリニアエンコーダ21と、キャリッジ11をキャリッジレール20に沿って移動させる移動機構22とを備えて構成されている。
キャリッジレール20は、左右にわたって設けられている。その両端付近にはワイピング部5及びキャッピング6が配置されており、印刷ユニット1のメンテナンス等が行われる非印字領域R1となっている。そして、中間部分は、用紙搬送部7によって用紙(記録媒体)が搬送されて、記録ヘッド9による印字が行われる印字領域R2となっている。
リニアエンコーダ21はキャリッジ11に取付けられており、キャリッジレール20上を移動するキャリッジ11の位置情報として利用される位置データを出力する。この位置データは、印字制御回路15において、記録ヘッド9からのインク吐出タイミングの制御に利用される。
移動機構22としては、特に制限はなく、モータ等の公知の機構を採用することができる。
図1に戻って、インク供給部4は、交換可能なインクカートリッジ23と複数のインクチューブ24とから構成されている。インクカートリッジ23には、6色の紫外線硬化型インクが充填されており、それぞれがインクチューブ24を介して対応する記録ヘッド9のノズルに供給される。
ワイピング部5は、キャリッジレール20の一方の端部側に設けられており、記録ヘッド9のノズル面の拭き取り清掃を行うブレード部25と、ブレード部25の洗浄を行うクリーニング部26とを備えて構成されている。ブレード部25は、拭き取り清掃後にクリーニング部26に移動し、付着したインク等の汚れが、クリーニング部26において洗浄される。
キャッピング部6は、キャリッジレール20のワイピング部5と反対側の端部側に設けられており、各々の記録ヘッド9に着脱自在に密着してノズル面9Aを密封する複数のキャップ27と、記録ヘッド9のノズル内から気泡やインクを吸引するための吸引ポンプ28とを備えている。
キャップ27は、ノズルから吸引したインクの受け皿となるほか、インクジェットプリンタ2が使用されないときに記録ヘッド9に密着してノズル面9Aの乾燥を防ぐ。
吸引ポンプ28は、ノズル内部から古いインクや微小な気泡等を吸引することによって印刷ユニット1のメンテナンスを行い、ノズルのメニスカスを整えて印刷ユニット1による印字を安定させる。吸引ポンプ28によって吸引されたインク等は、下方に設けられた廃液ボトル29に貯留される。
用紙搬送部7は、用紙を送るピンチローラー及びグリッドローラー等からなるローラー部30、ローラー部30を回転させるモータ等の回転機構31、及び用紙を支持するプラテン32を備えた公知の構成となっている。
上記のように構成されたインクジェットプリンタ2における印刷ユニット1の動作について、以下に説明する。
まず、インクジェットプリンタ2を起動すると、印刷ユニット1は、自動的にキャッピング部6と対向する位置(以下、「ホームポジション」と称する。)に移動する。ホームポジションに移動後、キャリッジ11内の加速度センサ17が、キャリッジ11の加速度の検知を開始する。
なお、ホームポジションはキャッピング部6でなく、任意の位置に設けられてよい。
加速度センサ17は、キャリッジ11の加速度を電圧に変換して出力する。加速度センサ17から電圧を受け取ったA/D変換回路18は、キャリッジ11がワイピング部5に向かって移動する際の加速度を正、キャッピング部6に向かって移動する際の加速度を負として、数値からなる加速度データ(加速度情報)に変換する。変換後の加速度データは、CPU19に送られる。
CPU19では、加速度データを2乗積分して移動距離を算出し、ホームポジションと当該移動距離とに基づいて、キャリッジ11のキャリッジレール20上における位置を算出して、位置情報として取得する。このようにして、インクジェットプリンタ2の動作中、CPU19は常時キャリッジ11の位置情報を取得し続ける。加速度データ及び位置情報は、随時シャッタ制御部16に送られる。
なお、必要に応じて、加速度データの補正テーブルを予めCPU19又はROM等の記憶装置に格納しておき、A/D変換回路18から送られた加速度データを適宜補正しながら位置情報の取得が行われるように構成されてもよい。このようにすると、算出される移動距離及び位置情報の計算誤差の発生をより少なくすることができる。
図4に示すように、印刷ユニット1がホームポジションからワイピング部5に向かって移動しながら印字を行う際は、リニアエンコーダ21の情報に基づく印字制御回路15の制御を受けながら、記録ヘッド9から紫外線硬化型インクが用紙Pに向かって吐出される。
このとき、加速度データの値が正であり、かつ位置情報からキャリッジ11が印字領域R2に位置すると判断されたときは、シャッタ制御部16は、図4における左側の開閉機構14Aを介してシャッタ13Aを開き、紫外線光源12Aより用紙Pに向かって紫外線を照射させる。これによって、用紙Pに着弾した直後のインクに紫外線が照射されて硬化される。
なお、加速度データの値が正のときは、右側の開閉機構14Bは動作せず、紫外線光源12Bからは紫外線は照射されない。
図5に示すように、キャリッジ11がワイピング部と対向する位置まで移動し、印刷ユニット1が非印字領域R1に移動すると、シャッタ制御部16は位置情報に基づいて、開閉機構14Aを介してシャッタ13Aを閉じ、紫外線光源12Aから照射される紫外線を遮断する。これによって、ワイピング部5や用紙Pに必要以上に紫外線が照射されることが防止される。
図6に示すように、印刷ユニット1がワイピング部5からホームポジションに向かって移動しながら印字を行う際には、加速度データの値が負であり、かつ位置情報からキャリッジ11が印字領域R2に位置すると判断されたときに、シャッタ制御部16が右側の開閉機構14Bを介してシャッタ13Bを開き、紫外線光源12Bより用紙Pに向かって紫外線を照射させる。
なお、加速度データの値が負のときは、左側の開閉機構14Aは動作せず、シャッタ13Aは閉じたままとなる。
図7に示すように、キャリッジ11がホームポジション付近まで移動し、印刷ユニット1が非印字領域R1に移動すると、シャッタ制御部16は位置情報に基づいて、開閉機構14Bを介してシャッタ13Bを閉じ、紫外線光源12Bから照射される紫外線を遮断する。
本実施形態の印刷ユニットによれば、加速度センサ17で検出されたキャリッジ11の加速度に基づいて、CPU19によってキャリッジ11の位置情報が取得され、シャッタ制御部16が、加速度及び位置情報に基づいて、紫外線照射部10の開閉機構14を介してシャッタ13を開閉して紫外線照射のオンオフを制御する。
したがって、ワイピング部5等のメンテナンス機構や用紙Pに不必要に紫外線が照射されることが防止され、メンテナンス機構等の劣化を防ぐことができる。
また、リニアエンコーダ21の出力値を必要とせずにキャリッジ11の位置情報が取得されるので、シャッタ制御部16とリニアエンコーダ21とを連動させる必要がなく、容易に既存のインクジェットプリンタに組み込んで紫外線光源のシャッタを動作させることができる印刷ユニットを構成することができる。
さらに、加速度データの正負によって、キャリッジ11の位置に加えて移動方向の情報も取得することができるので、当該情報に基づいて、左右の紫外線照射部のシャッタ13A及び13Bを適切に制御することができる。
なお、キャリッジ11が印字領域R2において等速で移動する場合は、キャリッジ11が印字領域R2に移動する直前の加速度データの正負によって左右いずれのシャッタ13を開くか判断するように構成すればよい。
加えて、加速度センサ17が常にキャリッジ11の加速度をモニターしているので、用紙が折れ曲がる等の異常な状態で用紙搬送部7に存在し、印刷ユニット1と用紙とが衝突した場合等に、その際に生じる異常な加速度を加速度センサ17によって検知して、シャッタ13を閉じるように印刷ユニット1を構成することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態においては、CPU19が、加速度センサ17の検知した加速度を2乗積分して位置情報を取得する例を説明したが、位置情報の取得態様はこれに限定されない。図8を参照して以下に一例を示す。
図8は、本発明の変形例のインクジェットプリンタにおける、ホームポジションからの印刷ユニット1の距離と印刷ユニット1の速度vとの関係を示すグラフである。図8に示すように、印刷ユニット1は、印字領域R2において、速度v1で等速に移動するように設定されている。
CPU19は加速度センサ17から受け取った加速度データを積分して印刷ユニット1の速度を算出し、当該速度及び加速度データをシャッタ制御部16に送信する。シャッタ制御部16は、印刷ユニット1(あるいはキャリッジ11)の速度がv1であり、かつ加速度が0の時に、印刷ユニット1が印字領域R2にあると判断し、シャッタ13を開くように開閉機構14を制御する。すなわち、本変形例においては、CPU19とシャッタ制御部16とが、協働して位置情報取得部として機能する。
このようにすると、加速度データを2乗積分する必要がなくなるので、計算における誤差の幅が小さくなるとともに、CPU19の処理量を軽減することができる。なお、上記の変形例においては、速度のみをモニターし、当該速度を位置情報として使用することによって、印刷ユニット1が印字領域R2にあるか否かをCPU19が判断するように構成することも可能である。
また、上記実施形態では、加速度センサが出力した電圧値がA/D変換回路で数値データに変換される例を説明したが、これに代えて、電圧値を数値データに変換して出力可能な加速度センサを用いれば、A/D変換回路を設けなくてもよい。
さらに、本実施形態では、シャッタ制御部16、加速度センサ17、CPU19等が印刷ユニットの内部に組み込まれた例を説明したが、これに代えて、紫外線照射部10の各機構と、シャッタ制御部16、加速度センサ17、CPU19とから紫外線照射ユニットが構成されてもよい。このようにすると、通常の印刷ユニットの外部に取り付けることによって容易に紫外線硬化型の印刷ユニットに変更することができる。
また、インクジェットプリンタに、印刷ユニットとは別に紫外線照射ユニット専用のキャリッジを設け、印刷ユニットと別の動作をさせてもよい。例えば、印刷ユニットがインクの吐出作業を数往復行った後に、当該吐出領域に一往復でまとめて紫外線を照射することによって、熱に弱い記録媒体を保護しつつ印刷を行うといったことも可能である。
本発明の一実施形態の印刷ユニットを備えるインクジェットプリンタの構成を示す図である。 同インクジェットプリンタの印刷ユニット及びヘッド搬送部を示す拡大図である。 同印刷ユニットの各部のつながりを示すブロック図である。 同印刷ユニットの使用時の動作を示す図である。 同印刷ユニットの使用時の動作を示す図である。 同印刷ユニットの使用時の動作を示す図である。 同印刷ユニットの使用時の動作を示す図である。 本発明の変形例における印刷ユニットの、インクジェットプリンタ内における移動態様を示すグラフである。
符号の説明
1 紫外線硬化型インクジェット印刷ユニット
2 紫外線硬化型インクジェットプリンタ
9 記録ヘッド
11 キャリッジ
12、12A、12B 紫外線光源
13、13A、13B シャッタ
16 シャッタ制御部
17 加速度センサ
19 中央処理装置(位置情報取得部)
20 キャリッジレール
R1 非印字領域
R2 印字領域

Claims (7)

  1. 紫外線を照射する紫外線光源と、
    前記紫外線光源の紫外線照射方向に設けられ、前記紫外線の照射のオンオフを切り替えるシャッタと、
    前記紫外線光源の加速度を検出する加速度センサと、
    前記加速度センサの検出した加速度情報に基づいて、前記紫外線光源の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報取得部の取得した前記位置情報に基づいて、前記シャッタを操作して前記紫外線の照射のオンオフを制御するシャッタ制御部と、
    を備えることを特徴とする紫外線照射ユニット。
  2. 前記位置情報取得部は、前記加速度センサの加速度情報に基づいて前記紫外線光源の移動距離を算出し、前記移動距離を前記位置情報として取得することを特徴とする請求項1に記載の紫外線照射ユニット。
  3. 前記位置情報取得部は、前記加速度センサの加速度情報に基づいて前記紫外線光源の速度を算出し、前記速度を前記位置情報として取得することを特徴とする請求項1に記載の紫外線照射ユニット。
  4. 紫外線硬化型インクが供給されて記録媒体に前記紫外線硬化型インクを吐出する記録ヘッドと、
    前記記録媒体に吐出された前記紫外線硬化型インクに紫外線を照射して硬化させる紫外線光源と、
    前記紫外線光源の紫外線照射方向に設けられ、前記紫外線の照射のオンオフを切り替えるシャッタと、
    前記記録ヘッド及び前記紫外線光源が取付けられ、キャリッジレールに沿って印字領域と非印字領域とを移動するキャリッジと、
    前記キャリッジに取付けられ、前記キャリッジの加速度を検出する加速度センサと、
    前記加速度センサの検出した加速度情報に基づいて、前記キャリッジの位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報取得部の取得した前記位置情報に基づいて、前記シャッタを操作して前記紫外線の照射のオンオフを制御するシャッタ制御部と、
    を備え、
    前記シャッタ制御部は、前記位置情報に基づいて、前記キャリッジが前記印字領域に位置するときに前記紫外線の照射をオンにし、前記キャリッジが前記非印字領域に位置するときに前記紫外線の照射をオフにすることを特徴とする紫外線硬化型インクジェット印刷ユニット。
  5. 前記位置情報取得部は、前記加速度センサの加速度情報に基づいて、前記キャリッジの移動距離を算出し、前記移動距離に基づいて、前記キャリッジが前記印字領域及び前記非印字領域のいずれに位置するかの情報を前記位置情報として取得することを特徴とする請求項4に記載の紫外線硬化型インクジェット印刷ユニット。
  6. 前記位置情報取得部は、前記加速度センサの加速度情報に基づいて、前記キャリッジの速度を算出し、前記速度に基づいて、前記キャリッジが前記印字領域及び前記非印字領域のいずれに位置するかの情報を前記位置情報として取得することを特徴とする請求項4に記載の紫外線硬化型インクジェット印刷ユニット。
  7. 請求項1から3のいずれか1項に記載の紫外線照射ユニット、又は請求項4から6のいずれか1項に記載の紫外線硬化型インクジェット印刷ユニットを備えることを特徴とする紫外線硬化型インクジェットプリンタ。
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