JP7006169B2 - ロボット - Google Patents

ロボット Download PDF

Info

Publication number
JP7006169B2
JP7006169B2 JP2017222482A JP2017222482A JP7006169B2 JP 7006169 B2 JP7006169 B2 JP 7006169B2 JP 2017222482 A JP2017222482 A JP 2017222482A JP 2017222482 A JP2017222482 A JP 2017222482A JP 7006169 B2 JP7006169 B2 JP 7006169B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot
conversion element
housing
base
drive unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017222482A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019093455A (ja
Inventor
幸太郎 関根
僚祐 寺中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2017222482A priority Critical patent/JP7006169B2/ja
Priority to US16/194,699 priority patent/US10800048B2/en
Publication of JP2019093455A publication Critical patent/JP2019093455A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7006169B2 publication Critical patent/JP7006169B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J19/00Accessories fitted to manipulators, e.g. for monitoring, for viewing; Safety devices combined with or specially adapted for use in connection with manipulators
    • B25J19/0004Braking devices
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P3/00Arrangements for stopping or slowing electric motors, generators, or dynamo-electric converters
    • H02P3/06Arrangements for stopping or slowing electric motors, generators, or dynamo-electric converters for stopping or slowing an individual dynamo-electric motor or dynamo-electric converter
    • H02P3/08Arrangements for stopping or slowing electric motors, generators, or dynamo-electric converters for stopping or slowing an individual dynamo-electric motor or dynamo-electric converter for stopping or slowing a dc motor
    • H02P3/12Arrangements for stopping or slowing electric motors, generators, or dynamo-electric converters for stopping or slowing an individual dynamo-electric motor or dynamo-electric converter for stopping or slowing a dc motor by short-circuit or resistive braking

Description

この発明は、ロボットに関する。
ロボットを制御する制御装置の研究や開発が行われている。
これに関し、外付けの制御装置によって制御されるロボットが知られている(特許文献1参照)。
特開2011-177845号公報
ここで、外付けの制御装置によってロボットが制御される場合、ロボット及び制御装置を配置するための設置面積(フットプリント)が大きくなる場合があり、設置場所が制約される場合があった。一方、ロボットに内蔵された制御装置によってロボットが制御される場合、当該設置面積は、小さくなる。しかしながら、当該場合、ロボットの内部において、制御装置が有する部位のうち熱源となる部位から発せられる熱によって、ロボット及び制御装置の一部に不具合が生じてしまう場合があった。
上記課題の少なくとも一つを解決するために本発明の一態様は、駆動部を有するロボットを制御するロボット制御装置を内蔵するロボット筐体と、前記駆動部に電力を供給する電力線間を短絡させて前記駆動部を制動する制動部と、前記制動部による前記駆動部の制動によって発生する電流を熱に変換する変換素子と、を備え、前記変換素子は、前記ロボット筐体に取り付けられている、ロボットである。
これにより、ロボットは、設置面積の増大を抑制するとともに、変換素子の温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記変換素子は、前記ロボット制御装置が備える1以上の基板上のいずれにも取り付けられていない、構成が用いられてもよい。
これにより、ロボットは、変換素子の温度上昇に伴う温度上昇であって、ロボット制御装置が備える1以上の基板の温度上昇を抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記変換素子は、前記変換素子を前記ロボット筐体に取り付ける部材である取付部材によって前記ロボット筐体に取り付けられている、構成が用いられてもよい。
これにより、ロボットは、変換素子とロボット筐体との間の熱伝導によって、変換素子の温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記変換素子と前記ロボット筐体とは、離間している、構成が用いられてもよい。
これにより、ロボットは、取付部材を介した変換素子とロボット筐体との間の熱伝導によって、変換素子の温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記変換素子と前記ロボット筐体とは、接触している、構成が用いられてもよい。
これにより、ロボットは、変換素子とロボット筐体との熱伝導、変換素子と取付部材との間の熱伝導、取付部材とロボット筐体との間の熱伝導のそれぞれによって、変換素子の温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記変換素子は、放熱シートに接触し、
前記放熱シートは、前記ロボット筐体に接触している、構成が用いられてもよい。
これにより、ロボットは、変換素子の温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を、放熱シートによって、より確実に抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記変換素子は、抵抗である、構成が用いられてもよい。
これにより、ロボットは、設置面積の増大を抑制するとともに、抵抗とロボット筐体との間の熱伝導によって、抵抗の温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、基台と、前記基台に設けられた可動部と、を備え、前記ロボット筐体は、前記基台の筐体と前記可動部の筐体とを含み、前記変換素子は、前記基台の筐体に取り付けられている、構成が用いられてもよい。
これにより、ロボットは、変換素子と基台の筐体との間の熱伝導によって、変換素子の温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を、より確実に抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記変換素子は、前記基台の筐体の底面に取り付けられている、構成が用いられてもよい。
これにより、ロボットは、変換素子と基台の筐体の底面との間の熱伝導によって、変換素子の温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を、より確実に抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記基台は、第1基台と、第2基台とを備え、前記第1基台が有する面のうち前記第1基台に対応付けられた方向である第1方向側の面の一部である第1面には、前記第2基台が設けられており、前記第1基台が有する面のうち前記第1方向側の面のうち前記第1面と異なる面である第2面と前記第2基台との間には、間隙が形成されており、前記可動部は、前記間隙において前記第2面又は前記第2基台に設けられ、前記第1基台の筐体の背面が有する領域のうち、前記背面と直交する方向に向かって前記背面を見た場合における前記第2面と前記第1基台の筐体の底面との間の領域には、教示装置と接続可能な接続部を有する、構成が用いられてもよい。
これにより、ロボットは、可動部の可動範囲を拡げることができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記変換素子は、前記ロボット筐体の内側に位置する、構成が用いられてもよい。
これにより、ロボットは、ロボットの外部における他の物体と変換素子とが接触してしまうことを抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記変換素子と、線状部材との間に位置する接触抑制部材を備える、構成が用いられてもよい。
これにより、ロボットは、接触抑制部材によって、変換素子の温度上昇に伴う線状部材の温度上昇を抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記取付部材は、前記変換素子と、線状部材との間に位置する、構成が用いられてもよい。
これにより、ロボットは、取付部材によって、変換素子の温度上昇に伴う線状部材の温度上昇を抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記変換素子の抵抗値は、2Ω以上1kΩ以下である、構成が用いられてもよい。
これにより、ロボットは、抵抗値が2Ω以上1kΩ以下である変換素子とロボット筐体との間の熱伝導によって、当該変換素子の温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、複数の前記駆動部を備え、前記制動部は、前記複数の前記駆動部のそれぞれについて、前記駆動部に電力を供給する電力線間を短絡させて前記駆動部を制動し、前記変換素子は、前記制動部による前記複数の前記駆動部それぞれの制動によって発生する電流を熱に変換する、構成が用いられてもよい。
これにより、ロボットは、ロボットの軽量化と、ロボットの製造コストの増大の抑制と、ロボットの小型化とのうちの少なくとも一部を行うことができる。
実施形態に係るロボット1の構成の一例を示す図である。 取付部材ATによってロボット筐体に取り付けられた変換素子REの一例を示す図である。
<実施形態>
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下では、ある部材の筐体と称した場合、当該部材の外形を形作る金属製の箱状の物体(又は、枠状の物体)のことを意味する。
<ロボットの構成>
まず、ロボット1の構成について説明する。
図1は、実施形態に係るロボット1の構成の一例を示す図である。ロボット1は、例えば、スカラ(水平多関節)ロボットである。なお、ロボット1は、スカラロボットに代えて、垂直多関節ロボット、直角座標ロボット等の他のロボットであってもよい。また、垂直多関節ロボットは、1つの腕を備える単腕ロボットであってもよく、2つの腕を備える双腕ロボット(2つの腕を備える複腕ロボット)であってもよく、3以上の腕を備える複腕ロボットであってもよい。また、直角座標ロボットは、例えば、ガントリロボットである。
ロボット1は、設置面に設置される基台Bと、基台Bにより支持された可動部Aを備える。設置面は、ロボット1を設置する部屋の床面、当該部屋の壁面、当該部屋の天井面、屋外の地面、テーブルの上面、台の上面等のロボット1を設置する面のことである。以下では、説明の便宜上、設置面に直交する方向であって、ロボット1の重心から設置面に向かう方向を下又は下方向と称し、当該方向と反対の方向を上又は上方向と称して説明する。また、以下では、一例として、下方向が、ロボット20のロボット座標系であるロボット座標系RCにおけるZ軸の負方向、及び重力方向のそれぞれと一致している場合について説明する。なお、下方向は、これに代えて、当該負方向と重力方向のうちのいずれか一方又は両方と一致しない構成であってもよい。
基台Bは、2つの部位から構成されている。当該部位のうちの一方が第1基台B1であり、他方が第2基台B2である。なお、第1基台B1の内側の空間は、第2基台B2の内側の空間と繋がっている。
第1基台B1は、前述の設置面に設置される。第1基台B1は、第1基台B1の筐体である筐体B11を少なくとも備える。筐体B11は、外形として、ほぼ直方体(又は、立方体でもよい)の形状を有しており、板状の面から構成されていて、中空となっている。第1基台B1が有する面(すなわち、筐体B11が有する面)のうち第1基台B1に対応付けられた方向である第1方向側の面のうちの一部である面MM1には、第2基台B2が設けられている(固定されている)。以下では、一例として、第1方向が、第1基台B1が設置面に設置されている場合において上方向と一致する方向である場合について説明する。そこで、以下では、説明の便宜上、第1基台B1が有する面のうち第1基台B1に対応付けられた方向である第1方向側の面のことを、第1基台B1の上面(すなわち、筐体B11の上面)と称して説明する。すなわち、この一例において、面MM1は、第1基台B1の上面の一部である。また、第1基台B1が設置面に設置されている場合において、第1基台B1の上面は、第1基台B1が有する面のうち設置面に接面する面である第1基台B1の下面と反対側の面である。また、第1基台B1の上面のうち面MM1以外の部分である面MM2と第1基台B1の下面との間の距離は、面MM1と第1基台B1の下面との間の距離と比べて短い。このため、面MM2と第2基台B2との間には、間隙が存在する。また、この一例において、面MM2には、可動部Aが設けられている。すなわち、第1基台B1は、可動部Aを支持している。なお、第1基台B1の形状(すなわち、筐体B11の形状)は、このような形状に代えて、第1基台B1の上面の一部に第2基台B2が固定可能な形状であれば他の形状であってもよい。また、可動部Aは、第1基台B1に支持される構成に代えて、当該間隙において面MM2と対向する面であって第2基台2の面に設けられる構成であってもよい。また、第1方向は、第1基台B1が設置面に設置されている場合において上方向と一致する方向に代えて、当該場合における他の方向と一致する方向であってもよい。
第2基台B2は、前述した通り、第1基台B1の面MM1に設けられている。第2基台B2は、第2基台B2の筐体である筐体B21を少なくとも備える。筐体B21は、外形として、直方体(又は、立方体でもよい)を構成する互いに対向する2つの面に対して垂直な方向に、これら2つの面のそれぞれにおける1個の頂点を含む三角形の部分が除かれるように切り落とした形状を有している。ここで、当該部分を切り落とした形状は、必ずしも当該部分を切り落とす加工によって構成されなくてもよく、例えば、初めから同様な形状を形成する加工によって構成されてもよい。また、筐体B21は、外形としてこのような多面体の形状を有しており、板状の面から構成されていて、中空となっている。なお、第2基台B2の形状(すなわち、筐体B21の形状)は、このような形状に代えて、第1基台B1の上面の一部(この一例において、面MM1)に第2基台B2が固定可能な形状であれば他の形状であってもよい。
可動部Aは、基台B(より具体的には、第1基台B1)により第1回動軸AX1周りに回動可能に支持された第1アームA1と、第1アームA1により第2回動軸AX2周りに回動可能に支持された第2アームA2と、第2アームA2により第3回動軸AX3周りに回動可能且つ第3回動軸AX3の軸方向に並進可能に支持されたシャフトSを備える。
シャフトSは、円柱形状の軸体である。シャフトSの周表面には、図示しないボールねじ溝とスプライン溝とがそれぞれ形成されている。シャフトSは、この一例において、第2アームA2の端部のうちの第1アームA1と反対側の端部を、基台Bが設置面に設置された場合における方向であって設置面に対して垂直な方向である第2方向に貫通し、設けられる。第2方向は、例えば、図1に示したロボット座標系RCにおけるZ軸に沿った方向である。なお、第2方向は、当該Z軸に沿った方向に代えて、当該Z軸に沿っていない方向であってもよい。また、シャフトSの端部のうちの設置面側の端部は、エンドエフェクターを取り付け可能である。当該エンドエフェクターは、指部によって物体を保持することが可能なエンドエフェクターであってもよく、空気、磁気による吸着等によって物体を保持可能なエンドエフェクターであってもよく、他のエンドエフェクターであってもよい。なお、本実施形態では、物体を保持するとは、物体を持ち上げることが可能な状態にすることを意味する。
第1アームA1は、第1アームA1の筐体A11を少なくとも備える。筐体A11は、この一例において、ほぼ直方体の形状を有しており、板状の面から構成されていて、中空となっている。なお、筐体A11の形状は、これに代えて、他の形状であってもよい。
第1アームA1は、この一例において、第1回動軸AX1周りに回動し、第3方向に移動する。第3方向は、前述の第2方向に直交する方向である。第3方向は、例えば、前述のロボット座標系RCにおけるX軸及びY軸によって張られる平面であるXY平面に沿った方向である。なお、第3方向は、当該XY平面に沿った方向に代えて、当該XY平面に沿っていない方向であってもよい。
また、第1アームA1は、基台Bが備える駆動部M1によって第1回動軸AX1周りに回動(駆動)させられる。駆動部M1は、例えば、サーボモーターである。すなわち、第1回動軸AX1は、この一例では、駆動部M1の駆動軸と一致する軸である。なお、駆動部M1は、サーボモーターに代えて、第1アームA1を第1回動軸AX1周りに回動させることが可能な他の部材であってもよい。また、駆動部M1は、駆動部M1の回動角を検出するエンコーダーと、駆動部M1を駆動させる駆動回路を備えたアンプ部とのうちの少なくとも一方と一体に構成されてもよく、駆動部M1の回動角を検出するエンコーダーと、駆動部M1を駆動させる駆動回路を備えたアンプ部との両方と別体に構成されてもよい。以下では、一例として、駆動部M1が、当該エンコーダーと当該アンプ部との両方と一体に構成されている場合について説明する。また、第1回動軸AX1と駆動部M1の駆動軸とは、一致しなくてもよい。この場合、例えば、駆動部M1は、プーリーとベルトを用いる方法等によって第1アームA1を第1回動軸AX1周りに回動させる。
第2アームA2は、第2アームA2の筐体A21を少なくとも備える。筐体A21は、外形として、直方体(又は、立方体でもよい)を構成する互いに対向する2つの面に対して垂直な方向に、これら2つの面のそれぞれにおける1個の頂点を含む三角形の部分が除かれるように切り落とした形状を有している。ここで、当該部分を切り落とした形状は、必ずしも当該部分を切り落とす加工によって構成されなくてもよく、例えば、初めから同様な形状を形成する加工によって構成されてもよい。また、筐体A21は、外形としてこのような多面体の形状を有しており、板状の面から構成されていて、中空となっている。なお、筐体A21の形状は、これに代えて、他の形状であってもよい。
第2アームA2は、この一例において、第2回動軸AX2周りに回動し、第3方向に移動する。第2アームA2は、第2アームA2が備える駆動部M2によって第2回動軸AX2周りに回動させられる。駆動部M2は、第2アームA2を第2回動軸AX2周りに回動させることが可能な部材であり、例えば、サーボモーターである。すなわち、第2回動軸AX2は、この一例では、駆動部M2の駆動軸と一致する軸である。なお、駆動部M2は、サーボモーターに代えて、第2アームA2を第2回動軸AX2周りに回動させることが可能な他の部材であってもよい。また、駆動部M2は、駆動部M2の回動角を検出するエンコーダーと、駆動部M2を駆動させる駆動回路を備えたアンプ部とのうちの少なくとも一方と一体に構成されてもよく、駆動部M2の回動角を検出するエンコーダーと、駆動部M2を駆動させる駆動回路を備えたアンプ部との両方と別体に構成されてもよい。以下では、一例として、駆動部M2が、当該エンコーダーと当該アンプ部との両方と一体に構成されている場合について説明する。また、第2回動軸AX2と駆動部M2の駆動軸とは、一致しなくてもよい。この場合、例えば、駆動部M2は、プーリーとベルトを用いる方法等によって第2アームA2を第2回動軸AX2周りに回動させる。
また、第2アームA2は、駆動部M3及び駆動部M4を備え、シャフトSを支持する。駆動部M3は、シャフトSのボールねじ溝の外周部に設けられたボールねじナットをタイミングベルト等で回動させることにより、シャフトSを第2方向に移動(昇降)させる。駆動部M4は、シャフトSのスプライン溝の外周部に設けられたボールスプラインナットをタイミングベルト等で回動させることにより、シャフトSを第3回動軸AX3周りに回動させる。
駆動部M3は、シャフトSのボールねじ溝の外周部に設けられたボールねじナットをタイミングベルト等で回動させることにより、シャフトSを第2方向に移動(昇降)させることが可能な部材であり、例えば、サーボモーターである。なお、駆動部M3は、サーボモーターに代えて、シャフトSのボールねじ溝の外周部に設けられたボールねじナットをタイミングベルト等で回動させることにより、シャフトSを第2方向に移動(昇降)させることが可能な他の部材であってもよい。また、駆動部M3は、駆動部M3の回動角を検出するエンコーダーと、駆動部M3を駆動させる駆動回路を備えたアンプ部とのうちの少なくとも一方と一体に構成されてもよく、駆動部M3の回動角を検出するエンコーダーと、駆動部M3を駆動させる駆動回路を備えたアンプ部との両方と別体に構成されてもよい。以下では、一例として、駆動部M3が、当該エンコーダーと当該アンプ部との両方と一体に構成されている場合について説明する。
駆動部M4は、シャフトSのスプライン溝の外周部に設けられたボールスプラインナットをタイミングベルト等で回動させることにより、シャフトSを第3回動軸AX3周りに回動させることが可能な部材であり、例えば、サーボモーターである。なお、駆動部M4は、サーボモーターに代えて、シャフトSのスプライン溝の外周部に設けられたボールスプラインナットをタイミングベルト等で回動させることにより、シャフトSを第3回動軸AX3周りに回動させることが可能な他の部材であってもよい。また、駆動部M4は、駆動部M4の回動角を検出するエンコーダーと、駆動部M4を駆動させる駆動回路を備えたアンプ部とのうちの少なくとも一方と一体に構成されてもよく、駆動部M4の回動角を検出するエンコーダーと、駆動部M4を駆動させる駆動回路を備えたアンプ部との両方と別体に構成されてもよい。以下では、一例として、駆動部M4が、当該エンコーダーと当該アンプ部との両方と一体に構成されている場合について説明する。
以下では、一例として、駆動部M1~駆動部M4のそれぞれが、すべて同じ構成である場合について説明する。また、以下では、駆動部M1~駆動部M4のそれぞれを区別する必要がない限り、まとめて駆動部Mと称して説明する。なお、駆動部M1~駆動部M4の一部又は全部は、互いに異なる構成であってもよい。また、ロボット1は、4つの駆動部Mを備える構成に代えて、3つ以下の駆動部Mを備える構成であってもよく、5つ以上の駆動部Mを備える構成であってもよい。
また、ロボット1は、ロボット制御装置30によって制御される。ロボット1は、第1基台B1の内側(すなわち、筐体B11の内側)にロボット制御装置30を内蔵する。なお、ロボット1は、当該内側に代えて、ロボット1の内部における他の位置(例えば、筐体B21の内側等)にロボット制御装置30を内蔵する構成であってもよい。
ロボット制御装置30は、ロボット1を制御するコントローラーである。ロボット制御装置30は、例えば、4つの駆動部M(すなわち、駆動部M1~駆動部M4)のそれぞれへの電力の供給と、4つの駆動部Mのそれぞれへの制御信号の出力とを行い、ロボット1を動作させる。
また、ロボット制御装置30は、4つの駆動部Mのそれぞれに電力を供給する図示しない電源部と、制動部BKと、1つの変換素子RE(図1において不図示。図2参照)を備える。制動部BKは、4つの駆動部Mのそれぞれについて、当該電源部から駆動部Mに電力を供給する図示しない電力線間を短絡させて駆動部Mを制動させる。すなわち、制動部BKは、回生ブレーキ(ダイナミックブレーキ)である。制動部BKにより制動させられた駆動部Mは、当該駆動部Mに接続された電力線を介して当該電源部へと流れる回生電流を発生させる。なお、回生電流は、制動部による駆動部の制動によって発生する電流の一例である。ここで、ロボット制御装置30は、図示しない1以上の基板を備える。当該電源部と制動部BKとのそれぞれは、当該1以上の基板に設けられた各種の回路によって構成される。なお、当該1以上の基板には、当該電源部と制動部BKとのそれぞれを構成する各種の回路に加えて、他の回路が設けられているが、以下では、当該他の回路についての説明を省略する。
変換素子REは、4つの駆動部Mのそれぞれに接続された電力線に接続されている。変換素子REは、制動部BKによる4つの駆動部Mそれぞれの制動によって発生する回生電流を熱に変換する素子である。変換素子REは、例えば、抵抗である。なお、変換素子REは、制動部BKによる4つの駆動部Mそれぞれの制動によって発生する回生電流を熱に変換する素子であれば如何なる素子であってもよい。変換素子REの抵抗値は、例えば、2Ω以上1kΩ以下である。なお、変換素子REの抵抗値は、2Ωより小さい値であってもよく、1kΩよりも大きい値であってもよい。
また、変換素子REは、回生電流を熱に変換するため、発熱する(例えば、100℃程度まで発熱する場合がある)。このため、ロボット1において、変換素子REは、ロボット筐体に取り付けられる。これは、ロボット1においてロボット筐体の熱容量が、ロボット1の他の部材の熱容量と比較して大きいためである。ここで、ロボット筐体は、ロボット1の筐体のことである。すなわち、ロボット筐体には、可動部Aの筐体と、基台Bの筐体とが含まれる。また、可動部Aの筐体には、前述の第1アームA1の筐体A11と、第2アームA2の筐体A21とが含まれる。また、基台Bの筐体には、前述の第1基台B1の筐体B11と、第2基台B2の筐体B21とが含まれる。
変換素子REは、例えば、図2に示したように、取付部材ATによってロボット筐体に取り付けられている。図2は、取付部材ATによってロボット筐体に取り付けられた変換素子REの一例を示す図である。取付部材ATは、ロボット筐体に変換素子REを取り付け可能な部材であれば如何なる部材であってもよく、例えば、ねじ等の締結部材、板金によって形成された治具であって変換素子REをロボット筐体に取り付け可能な治具等である。図2に示した例では、取付部材ATは、板金によって形成された治具である。なお、取付部材ATの材質は、熱伝導率の高い材質であることが望ましい。また、取付部材ATの形状は、図2に示した取付部材ATの形状(箱型の形状又は容器型の形状)に代えて、他の形状であってもよい。変換素子REが取付部材ATによって取り付けられていることにより、ロボット1は、変換素子REとロボット筐体との間の熱伝導によって、変換素子REの温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を抑制することができる。なお、変換素子REは、取付部材ATによってロボット筐体に取り付けられる構成に代えて、接着剤等の他の方法によってロボット筐体に取り付けられる構成であってもよい。
また、図2に示した例では、変換素子REは、取付部材ATによって、ロボット筐体のうち基台Bの筐体に取り付けられている。これにより、ロボット1は、変換素子REと基台Bの筐体との間の熱伝導によって、変換素子REの温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を、より確実に抑制することができる。なお、変換素子REは、基台Bの筐体に代えて、取付部材ATによって可動部Aの筐体に取り付けられる構成であってもよい。可動部Aの筐体には、第1アームA1の筐体と、第2アームA2の筐体とが含まれる。
より具体的には、図2に示した例では、変換素子REは、取付部材ATによって、基台Bの筐体のうち基台Bの底面(すなわち、第1基台B1の筐体B11の底面)である面MM3に取り付けられている。基台Bが設置面に設置されている場合において、面MM3は、筐体B11の内側の面のうちの下側の面のことである。すなわち、面MM3は、面MM3を構成している板状部材が有する面のうち設置面側の面(すなわち、前述の第1基台B1の下面)が前述の設置面と接面しているため、ロボット筐体が有する面のうち最も熱容量が大きい面である。このため、ロボット1は、変換素子REと面MM3との間の熱伝導によって、変換素子REの温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を、より確実に抑制することができる。なお、変換素子REは、面MM3に代えて、基台Bの筐体の他の面に取り付けられる構成であってもよい。具体的には、変換素子REは、第1基台B1の筐体B11が有する面のうち面MM3以外の面に取り付けられる構成であってもよく、第2基台B2の筐体B21が有するいずれかの面に取り付けられる構成であってもよく、第1基台B1の筐体B11が有する面と第2基台B2の筐体B21が有する面とを跨ぐように基台Bの筐体に取り付けられる構成であってもよい。
また、変換素子REは、変換素子REの温度上昇に伴って、ロボット制御装置30が備える1以上の基板が温度上昇してしまうことを抑制するため、ロボット制御装置30において当該1以上の基板と別体に備えられていることが望ましい。そこで、図2に示した例では、変換素子REは、ロボット制御装置30が備える1以上の基板上のいずれにも取り付けられておらず、取付部材ATによって前述の面MM3に取り付けられている。これにより、ロボット1は、変換素子REの温度上昇に伴う温度上昇であって、ロボット制御装置30が備える1以上の基板の温度上昇を抑制することができる。なお、変換素子REは、当該1以上の基板のうちの少なくとも一部に取り付けられている構成であってもよい。この場合、変換素子REは、変換素子REが取り付けられた基板とともに、ロボット筐体に取り付けられる。
また、図2に示した例では、変換素子REは、第1基台B1の筐体B11の内側に位置する。すなわち、変換素子REは、ロボット筐体の内側に位置する。これにより、ロボット1は、ロボット1の外部における他の物体と変換素子REとが接触してしまうことを抑制することができる。しかし、変換素子REが第1基台B1の筐体B11の内側に位置する場合、変換素子REが、ロボット制御装置30が備える図示しない各種の線状部材と接触してしまうことがある。線状部材は、この一例において、ロボット制御装置30が備える各種の配線のことであり、例えば、各駆動部Mに接続された電力線等を含む。線状部材と変換素子REが接触している場合、変換素子REの温度上昇に伴って、線状部材の温度が上昇する。このような線状部材の温度上昇を抑制するため、線状部材は、変換素子REと接触しないことが望ましい。そこで、ロボット1では、変換素子REと線状部材との間に取付部材ATが位置する。これにより、線状部材の変換素子REとの接触は、取付部材ATによって阻害される。その結果、ロボット1は、取付部材ATによって、変換素子REの温度上昇に伴う線状部材の温度上昇を抑制することができる。なお、ロボット1では、変換素子REと線状部材との間に取付部材ATが位置しない構成であってもよい。この場合、ロボット1では、取付部材ATと別体の接触抑制部材を備える構成であってもよく、当該接触抑制部材を備えない構成であってもよい。当該接触抑制部材は、変換素子REと、線状部材との間に位置する部材であり、変換素子REと線状部材との接触を抑制する部材である。ロボット1が当該接触抑制部材を備える場合、ロボット1は、当該接触抑制部材によって、変換素子REの温度上昇に伴う線状部材の温度上昇を抑制することができる。
また、図2に示した例では、変換素子REは、前述の面MM3(すなわち、ロボット筐体)と離間している。すなわち、当該例では、変換素子REは、取付部材ATによって、面MM3と接触しないように面MM3に取り付けられている。これにより、ロボット1は、取付部材ATを介した変換素子REとロボット筐体との間の熱伝導によって、変換素子REの温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を抑制することができる。なお、変換素子REは、面MM3(すなわち、ロボット筐体)と接触している構成であってもよい。すなわち、変換素子REは、取付部材ATによって、面MM3と接触するように面MM3に取り付けられる構成であってもよい。この場合、ロボット1は、変換素子REとロボット筐体との熱伝導、変換素子REと取付部材ATとの間の熱伝導、取付部材ATとロボット筐体との間の熱伝導のそれぞれによって、変換素子REの温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を抑制することができる。また、変換素子REは、面MM3と放熱シートを介して接触している構成であってもよい。すなわち、ロボット1は、変換素子REが放熱シートに接触し、放熱シートが面MM3(すなわち、ロボット筐体)に接触している構成であってもよい。この場合、ロボット1は、変換素子REの温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を、放熱シートによって、より確実に抑制することができる。なお、放熱シートは、如何なる放熱シートであってもよい。
ここで、前述した通り、この一例におけるロボット制御装置30は、制動部BKによる4つの駆動部Mそれぞれの制動によって発生する回生電流を、1つの変換素子REによって熱に変換する。これにより、ロボット1は、ロボット1の軽量化と、ロボット1の製造コストの増大の抑制と、ロボット1の小型化とのうちの少なくとも一部を行うことができる。なお、ロボット制御装置30は、制動部BKによる4つの駆動部Mそれぞれの制動によって発生する回生電流を、2つ以上の変換素子REによって熱に変換する構成であってもよい。
また、前述した通り、この一例における変換素子REの抵抗値は、2Ω以上1kΩ以下である。そして、変換素子REは、ロボット筐体に取り付けられている。これらにより、ロボット1は、抵抗値が2Ω以上1kΩ以下である変換素子REとロボット筐体との間の熱伝導によって、変換素子REの温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を抑制することができる。
図1に戻る。ロボット制御装置30は、ロボット制御装置30にロボット1の動作を教示する図示しない教示装置を接続することができる。このため、ロボット1は、ロボット制御装置30と教示装置とを接続可能な接続部CNを備える。接続部CNは、例えば、コネクターである。ユーザーは、教示装置と接続部CNとの間を配線によって接続することにより、教示装置とロボット制御装置30とを通信可能に接続することができる。なお、接続部CNは、ロボット制御装置30と教示装置とを接続するための部材であれば、如何なる部材であってもよい。ここで、以下では、説明の便宜上、第1基台B1が有する面(すなわち、筐体B11が有する面)のうち、第1基台B1に対応付けられた方向である第4方向側の面を、第1基台B1の背面と称して説明する。第4方向は、前述の第1方向と直交する方向であって、第1回動軸AX1から前述の面MM1と面MM2との境界線に向かう方向のことである。また、以下では、説明の便宜上、第2基台B2が有する面(すなわち、筐体B21が有する面)のうち第4方向側の面を第2基台B2の背面と称して説明する。
接続部CNは、第1基台B1の背面に含まれる領域のうち、第4方向と逆の方向(すなわち、当該背面に直交する方向)に向かって第1基台B1の背面を見た場合における面MM2と第1基台B1の筐体の底面との間の領域であって図1において点線によって囲まれた領域である領域RGに設けられている。これにより、ロボット1は、第2基台B2の背面に接続部CNが設けられている場合と比較して、第1方向と逆の方向に向かって基台Bを見た場合において、基台Bが有する部位のうち基台Bが細くなっている部位(第1基台B1の内側と第2基台B2の内側とを繋ぐ境界部分)を通る配線の数を低減させることができ、その結果、面MM2に設けられた可動部Aの可動範囲を拡げることができる。なお、領域RGにおいて接続部CNが設けられる位置は、上側である方が望ましい。
なお、上記において説明した電源部と各駆動部Mとを接続する電力線には、変換素子REに加えて、ノイズを低減するためのインダクタンス素子が備えられている構成であってもよく、当該インダクタンス素子が備えられていない構成であってもよい。当該インダクタンス素子は、インダクタンスを有する素子のことであり、例えば、コイルである。なお、当該インダクタンス素子は、コイルに代えて、インダクタンスを有する他の素子であってもよい。
以上のように、ロボット1では、駆動部(この一例において、駆動部M)を有するロボット1を制御するロボット制御装置(この一例において、ロボット制御装置30)を内蔵するロボット筐体と、駆動部に電力を供給する電力線間を短絡させて駆動部を制動する制動部(この一例において、制動部BK)と、制動部による駆動部の制動によって発生する電流を熱に変換する変換素子(この一例において、変換素子RE)と、を備え、変換素子は、ロボット筐体に取り付けられている。これにより、ロボット1は、設置面積の増大を抑制するとともに、変換素子の温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を抑制することができる。
また、ロボット1では、変換素子は、ロボット制御装置が備える1以上の基板上のいずれにも取り付けられていない。これにより、ロボット1は、変換素子の温度上昇に伴う温度上昇であって、ロボット制御装置が備える1以上の基板の温度上昇を抑制することができる。
また、ロボット1では、変換素子は、変換素子をロボット筐体に取り付ける部材である取付部材(この一例において、取付部材AT)によってロボット筐体に取り付けられている。これにより、ロボット1は、変換素子とロボット筐体との間の熱伝導によって、変換素子の温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を抑制することができる。
また、ロボット1では、変換素子とロボット筐体とは、離間している。これにより、ロボット1は、取付部材を介した変換素子とロボット筐体との間の熱伝導によって、変換素子の温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を抑制することができる。
また、ロボット1では、変換素子と前記ロボット筐体とは、接触している。これにより、ロボット1は、変換素子とロボット筐体との熱伝導、変換素子と取付部材との間の熱伝導、取付部材とロボット筐体との間の熱伝導のそれぞれによって、変換素子の温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を抑制することができる。
また、ロボット1では、変換素子は、放熱シートに接触し、放熱シートは、ロボット筐体に接触している。これにより、ロボット1は、変換素子の温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を、放熱シートによって、より確実に抑制することができる。
また、ロボット1では、変換素子は、抵抗である。これにより、ロボット1は、設置面積の増大を抑制するとともに、抵抗とロボット筐体との間の熱伝導によって、抵抗の温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を抑制することができる。
また、ロボット1は、基台(この一例において、基台B)と、基台に設けられた可動部(この一例において、可動部A)と、を備える。また、ロボット1では、ロボット筐体は、基台の筐体(この一例において、筐体B11と筐体B21とのそれぞれ)と可動部の筐体(この一例において、筐体A11と筐体A21とのそれぞれ)とを含み、変換素子は、基台の筐体に取り付けられている。これにより、ロボット1は、変換素子と基台の筐体との間の熱伝導によって、変換素子の温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を、より確実に抑制することができる。
また、ロボット1では、変換素子は、基台の筐体の底面(この一例において、面MM3)に取り付けられている。これにより、ロボット1は、変換素子と基台の筐体の底面との間の熱伝導によって、変換素子の温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を、より確実に抑制することができる。
また、ロボット1では、基台は、第1基台(この一例において、第1基台B1)と、第2基台(この一例において、第2基台B2)とを備え、第1基台が有する面のうち第1基台に対応付けられた方向である第1方向側の面の一部である第1面(この一例において、面MM1)には、第2基台が設けられており、第1基台が有する面のうち第1方向側の面のうち第1面と異なる面である第2面(この一例において、面MM2)と第2基台との間には、間隙が形成されており、可動部は、当該間隙において第2面又は第2基台に設けられ、第1基台の筐体の背面が有する領域のうち、当該背面と直交する方向に向かって当該背面を見た場合における第2面と第1基台の筐体の底面との間の領域(この一例において、領域RG)には、教示装置と接続可能な接続部(この一例において、接続部CN)を有する。ロボット1は、可動部の可動範囲を拡げることができる。
また、ロボット1では、変換素子は、ロボット筐体の内側に位置する。これにより、ロボット1は、ロボットの外部における他の物体と変換素子とが接触してしまうことを抑制することができる。
また、ロボット1は、変換素子と、線状部材との間に位置する接触抑制部材を備える。これにより、ロボット1は、接触抑制部材によって、変換素子の温度上昇に伴う線状部材の温度上昇を抑制することができる。
また、ロボット1では、取付部材は、変換素子と、線状部材との間に位置する。これにより、ロボット1は、取付部材によって、変換素子の温度上昇に伴う線状部材の温度上昇を抑制することができる。
また、ロボット1では、変換素子の抵抗値は、2Ω以上1kΩ以下である。これにより、ロボット1は、抵抗値が2Ω以上1kΩ以下である変換素子とロボット筐体との間の熱伝導によって、当該変換素子の温度上昇に伴うロボット筐体の内部の温度上昇を抑制することができる。
また、ロボット1は、複数の駆動部(この一例において、4つの駆動部M)を備える。また、ロボット1では、制動部は、複数の駆動部のそれぞれについて、駆動部に電力を供給する電力線間を短絡させて駆動部を制動し、変換素子は、制動部による複数の駆動部それぞれの制動によって発生する電流を熱に変換する。これにより、ロボット1は、ロボット1の軽量化と、ロボット1の製造コストの増大の抑制と、ロボット1の小型化とのうちの少なくとも一部を行うことができる。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない限り、変更、置換、削除等されてもよい。
1…ロボット、30…ロボット制御装置、A…可動部、A1…第1アーム、A2…第2アーム、A11、A21、B11、B21…筐体、AT…取付部材、B…基台、B1…第1基台、B2…第2基台、BK…制動部、MM1~MM3…面、RE…変換素子、RG…領域

Claims (12)

  1. 駆動部を有するロボットを制御するロボット制御装置を内蔵するロボット筐体と、
    前記駆動部に電力を供給する電力線間を短絡させて前記駆動部を制動する制動部と、
    前記制動部による前記駆動部の制動によって発生する電流を熱に変換する変換素子と、
    基台と、
    前記基台に設けられた可動部と、
    を備え、
    前記ロボット筐体は、前記基台の筐体と前記可動部の筐体とを含み、
    前記変換素子は、前記基台の筐体の底面に取り付けられ、
    前記基台は、第1基台と、第2基台とを備え、
    前記第1基台が有する面のうち前記第1基台に対応付けられた方向である第1方向側の面の一部である第1面には、前記第2基台が設けられており、
    前記第1基台が有する面のうち前記第1方向側の面のうち前記第1面と異なる面である第2面と前記第2基台との間には、間隙が形成されており、
    前記可動部は、前記間隙において前記第2面又は前記第2基台に設けられ、
    前記第1基台の筐体の背面が有する領域のうち、前記背面と直交する方向に向かって前記背面を見た場合における前記第2面と前記第1基台の筐体の底面との間の領域には、教示装置と接続可能な接続部を有する、
    ロボット。
  2. 前記変換素子は、前記ロボット制御装置が備える1以上の基板上のいずれにも取り付けられていない、
    請求項1に記載のロボット。
  3. 前記変換素子は、前記変換素子を前記ロボット筐体に取り付ける部材である取付部材によって前記ロボット筐体に取り付けられている、
    請求項1又は2に記載のロボット。
  4. 前記変換素子と前記ロボット筐体とは、離間している、
    請求項3に記載のロボット。
  5. 前記変換素子と前記ロボット筐体とは、接触している、
    請求項3に記載のロボット。
  6. 前記変換素子は、放熱シートに接触し、
    前記放熱シートは、前記ロボット筐体に接触している、
    請求項3に記載のロボット。
  7. 前記変換素子は、抵抗である、
    請求項1から6のうちいずれか一項に記載のロボット。
  8. 前記変換素子は、前記ロボット筐体の内側に位置する、
    請求項1から4のうちいずれか一項に記載のロボット。
  9. 前記変換素子と、線状部材との間に位置する接触抑制部材を備える、
    請求項1からのうちいずれか一項に記載のロボット。
  10. 前記取付部材は、前記変換素子と、線状部材との間に位置する、
    請求項3から6のうちいずれか一項に記載のロボット。
  11. 前記変換素子の抵抗値は、2Ω以上1kΩ以下である、
    請求項1から10のうちいずれか一項に記載のロボット。
  12. 複数の前記駆動部を備え、
    前記制動部は、前記複数の前記駆動部のそれぞれについて、前記駆動部に電力を供給する電力線間を短絡させて前記駆動部を制動し、
    前記変換素子は、前記制動部による前記複数の前記駆動部それぞれの制動によって発生する電流を熱に変換する、
    請求項1から11のうちいずれか一項に記載のロボット。
JP2017222482A 2017-11-20 2017-11-20 ロボット Active JP7006169B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017222482A JP7006169B2 (ja) 2017-11-20 2017-11-20 ロボット
US16/194,699 US10800048B2 (en) 2017-11-20 2018-11-19 Robot

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017222482A JP7006169B2 (ja) 2017-11-20 2017-11-20 ロボット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019093455A JP2019093455A (ja) 2019-06-20
JP7006169B2 true JP7006169B2 (ja) 2022-01-24

Family

ID=66534201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017222482A Active JP7006169B2 (ja) 2017-11-20 2017-11-20 ロボット

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10800048B2 (ja)
JP (1) JP7006169B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005125489A (ja) 2003-10-23 2005-05-19 Bosch Rexroth Ag スカラタイプのロボット
JP2007037301A (ja) 2005-07-27 2007-02-08 Denso Wave Inc ロボット制御装置
JP2013006240A (ja) 2011-06-24 2013-01-10 Seiko Epson Corp 水平多関節ロボット
JP2014140914A (ja) 2013-01-22 2014-08-07 Yaskawa Electric Corp 発熱体ユニット、制御盤およびロボットシステム
WO2016063353A1 (ja) 2014-10-21 2016-04-28 株式会社安川電機 モータ制御装置及びロボットシステム
JP2016077076A (ja) 2014-10-06 2016-05-12 トヨタ自動車株式会社 モータ制御装置、及びモータ制御方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02197278A (ja) * 1989-01-24 1990-08-03 Fanuc Ltd 回生抵抗の異常温度検出装置
JPH06206182A (ja) * 1993-01-11 1994-07-26 Fujitsu Ten Ltd ロボット
JPH1190881A (ja) * 1997-09-19 1999-04-06 Yaskawa Electric Corp 産業用ロボット
JP3756095B2 (ja) * 2001-10-01 2006-03-15 日本サーボ株式会社 多関節型の産業用ロボット及び当該ロボットのアームユニット
US7447293B2 (en) * 2005-03-15 2008-11-04 Kabushiki Kaisha Toshiba X-ray computer tomographic imaging apparatus and control method thereof
SE528539C2 (sv) * 2005-05-20 2006-12-12 Aros Electronics Ab Metod och anordning för återvinningsbart upptagande av elektrisk retardationsenergi från ett industrirobotsystem
JP5272588B2 (ja) * 2008-09-01 2013-08-28 セイコーエプソン株式会社 水平多関節型ロボット
BRPI0823357A2 (pt) * 2008-12-05 2015-06-16 Abb Res Ltda Método em um sistema de produção para limitar energia de pico
JP2011177845A (ja) 2010-03-02 2011-09-15 Seiko Epson Corp ロボットのキャリブレーション方法及びロボット用キャリブレーション装置
KR102578140B1 (ko) * 2011-09-16 2023-09-14 퍼시몬 테크놀로지스 코포레이션 로봇 구동부 및 무선 데이터 커플링
JP5421405B2 (ja) * 2012-02-28 2014-02-19 ファナック株式会社 ダイナミックブレーキ制御手段を備えるモータ駆動装置
JP5522207B2 (ja) * 2012-06-29 2014-06-18 株式会社安川電機 スポット溶接システムおよびスポット溶接ロボットの制御装置
JP6008112B2 (ja) * 2012-10-23 2016-10-19 セイコーエプソン株式会社 水平多関節ロボット
JP6179349B2 (ja) * 2013-10-28 2017-08-16 セイコーエプソン株式会社 スカラロボット
JP6500344B2 (ja) * 2014-05-07 2019-04-17 セイコーエプソン株式会社 天吊りロボット
JP2017100210A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 株式会社デンソーウェーブ ロボットシステム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005125489A (ja) 2003-10-23 2005-05-19 Bosch Rexroth Ag スカラタイプのロボット
JP2007037301A (ja) 2005-07-27 2007-02-08 Denso Wave Inc ロボット制御装置
JP2013006240A (ja) 2011-06-24 2013-01-10 Seiko Epson Corp 水平多関節ロボット
JP2014140914A (ja) 2013-01-22 2014-08-07 Yaskawa Electric Corp 発熱体ユニット、制御盤およびロボットシステム
JP2016077076A (ja) 2014-10-06 2016-05-12 トヨタ自動車株式会社 モータ制御装置、及びモータ制御方法
WO2016063353A1 (ja) 2014-10-21 2016-04-28 株式会社安川電機 モータ制御装置及びロボットシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019093455A (ja) 2019-06-20
US10800048B2 (en) 2020-10-13
US20190152070A1 (en) 2019-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10906171B2 (en) Motor unit and robot
JP6039887B2 (ja) ロボット
TWI546476B (zh) 並聯式機器人
WO2019233038A1 (zh) 一种基于三自由度力控并联模块的移动式混联加工机器人
JP7130933B2 (ja) ロボット
US10814477B2 (en) Robot
EP3208051B1 (en) Electrodynamic apparatus
CN109571426B (zh) 机器人
US20180161991A1 (en) Robot, robot control device, and robot system
JP2019063934A (ja) ロボット
US20180215036A1 (en) Robot
JP6892080B2 (ja) ロボットアーム及びロボット
CN112621725A (zh) 一种机器人
JP7006169B2 (ja) ロボット
CN107791277B (zh) 机器人
US10946512B2 (en) Robot
US20180056508A1 (en) Motor unit and robot
JP2011045978A (ja) ロボットの防塵構造およびそれを備えたロボット
US20180219461A1 (en) Robot
JP2014233817A (ja) 同心2軸ロボット
JP2019076985A (ja) ロボットおよびロボットシステム
JP7069757B2 (ja) 水平多関節ロボット
WO2022134462A1 (zh) 机器人
JP6812708B2 (ja) ロボット
JP2018019471A (ja) ロボット及びモーター

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20180910

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181121

RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20200807

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210716

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211005

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20211108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7006169

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150