JP7006144B2 - 負極の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、負極の製造方法に関する。
リチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池は、ハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、および電気自動車(EV)等に利用されている。
非水電解質二次電池は、一対の電極である正極および負極と、これらの間を絶縁するセパレータと、非水電解質とを備える。非水電解質二次電池用の電極(正極または負極)の構造としては、金属箔等からなる集電体とその上に形成された電極活物質層とを含む構造が知られている。
特許文献1には、セパレータと一対の電極である正極および負極とを接着剤を用いて接着する電極組立体の製造方法が開示されている(請求項5)。接着剤として、フッ化ビニリデン共重合体とアクリル系重合体を含むものが例示されている(段落0019)。特許文献1に記載の方法によれば、セパレータと一対の電極との位置ずれを抑制することができる(段落0011)。
特開2017-103092号公報
特許文献1に記載の方法では、本来電池の製造に不必要な接着剤を塗布する工程が追加となるため、工程数が増加し、好ましくない。
従来、非水電解質二次電池においては、負極とセパレータとの間に絶縁性無機フィラーと結着剤とを含む耐熱層(HRL層、Heat Resistant Layer)を形成する態様が知られている。接着剤の塗布工程を省略するために、HRL層に含まれる結着剤に負極とセパレータとを接着する機能を付与することが考えられる。HRL層に対する結着剤の添加量を増やせば、負極とセパレータとの接着強度を高めることができるが、HRL層の透気度が悪化して、電池抵抗が増加する傾向がある。そのため、負極とセパレータとの接着強度と電池性能とを両立することが難しい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、負極活物質層上に耐熱層(HRL層)が形成された構造を有し、電池性能の低下を抑えつつ負極とセパレータとの接着強度を高めることが可能な負極の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の負極の製造方法は、
集電体上に負極活物質層と耐熱層とを順次有する負極の製造方法であって、
前記集電体上に、負極活物質を含む湿潤粉体を成膜して湿潤粉体膜を形成する工程(A)と、
前記湿潤粉体膜上に、絶縁性無機フィラーと酸変性ポリエチレン粒子とを含む前記耐熱層形成用のペーストを塗工して、ペースト膜を形成する工程(B)と、
前記集電体と前記湿潤粉体膜と前記ペースト膜との積層体を加熱乾燥する工程(C)とを有するものである。
本発明によれば、負極活物質層上に耐熱層(HRL層)が形成された構造を有し、電池性能の低下を抑えつつ負極とセパレータとの接着強度を高めることが可能な負極の製造方法を提供することができる。
本発明に係る一実施形態の非水電解質二次電池の構成例を示す模式全体図である。 図1Aの非水電解質二次電池における電極積層体の模式断面図である。 本発明に係る一実施形態の負極の模式断面図である。 本発明に係る一実施形態の負極の製造装置の模式図である。
本発明は、集電体上に負極活物質層と耐熱層(HRL層)とを順次有する負極の製造方法に関する。本発明の方法で製造される負極は、リチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池用として好適である。
「非水電解質二次電池」
図面を参照して、本発明に係る一実施形態の非水電解質二次電池の構成について説明する。
図1Aは本実施形態の非水電解質二次電池の模式全体図である。
図1Bは電極積層体の模式断面図である。
図1Cは本発明に係る一実施形態の負極の模式断面図である。
図1Aに示すように、本実施形態の非水電解質二次電池1は、外装体(電池容器)11内に、電極積層体20と非水電解質(符号略)とが収容されたものである。外装体11の外面には、外部接続用の2個の外部端子(プラス端子およびマイナス端子)12が設けられている。
図1Bに示すように、電極積層体20は、一対の電極21がこれらを絶縁するセパレータ22を介して積層されたものである。一対の電極21は、正極21Aおよび負極21Bである。
正極21Aは、金属箔等からなる集電体の少なくとも一方の面上に、正極活物質を含む正極活物質層が形成された構造を有する。
図1Cに示すように、負極21Bは、金属箔等からなる集電体110の少なくとも一方の面上に、負極活物質を含む負極活物質層120が形成された構造を有する。図示例では、集電体110の一方の面上に、負極活物質層120が形成されている。負極21Bはさらに、セパレータ22側の負極活物質層120上に形成された耐熱層(HRL層)130を有する。
(正極)
正極は、集電体と、集電体の少なくとも一方の面上に形成された正極活物質を含む正極活物質層とを含む。
正極集電体としては、アルミニウム箔等が好ましく用いられる。
正極活物質層は、正極活物質と分散媒とを含み、必要に応じて結着剤、導電剤、および増粘剤等を含む正極用電極合剤を用いて形成することができる。各成分はそれぞれ、1種または2種以上用いることができる。
正極活物質としては、LiCoO、LiMnO、LiMn、LiNiO、LiNiCo1-x、LiNiCoMn1-x-y、およびLiNiCoAl1-x-y等のリチウム含有複合酸化物等が挙げられる(式中、0<x<1、0<y<1)。
結着剤としては、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)等が挙げられる。
導電剤としては、アセチレンブラック(AB)および黒鉛等の炭素材料等が挙げられる。
増粘剤としては、カルボキシメチルセルロース(CMC)等が挙げられる。
分散媒としては、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)等が挙げられる。
なお、上記の各種固体成分は原料段階において、任意の溶媒または分散媒を含む、溶液または分散液の形態で、電極合剤の製造に供される場合がある。この場合、電極合剤中の分散媒には、原料中の溶媒または分散媒が含まれる。
(負極)
負極は、集電体と、集電体の少なくとも一方の面上に形成された負極活物質を含む負極活物質層と、セパレータ側の電極活物質層上に形成された耐熱層(HRL層)とを含む。
負極集電体としては、銅箔等が好ましく用いられる。
負極活物質層は、負極活物質と分散媒とを含み、必要に応じて結着剤、導電剤、および増粘剤等を含む負極用電極合剤を用いて形成することができる。各成分はそれぞれ、1種または2種以上用いることができる。
詳細については後記するが、本発明では、負極用電極合剤として、高固形分、具体的には固形分70質量%以上、好ましくは固形分70~80質量%の湿潤粉体を用いる。
負極活物質としては特に制限なく、Li/Li+基準で2.0V以下にリチウム吸蔵能力を持つものが好ましく用いられる。負極活物質としては、黒鉛等の炭素、金属リチウム、リチウム合金、リチウムイオンのド-プ・脱ド-プが可能な遷移金属酸化物/遷移金属窒化物/遷移金属硫化物、及び、これらの組合せ等が挙げられる。
結着剤としては、スチレン-ブタジエン共重合体(SBR)等が挙げられる。
導電剤としては、アセチレンブラック(AB)および黒鉛等の炭素材料等が挙げられる。
増粘剤としては、カルボキシメチルセルロース(CMC)等が挙げられる。
分散媒としては、水等が挙げられる。
なお、上記の各種固体成分は原料段階において、任意の溶媒または分散媒を含む、溶液または分散液の形態で、電極合剤の製造に供される場合がある。この場合、電極合剤中の分散媒には、原料中の溶媒または分散媒が含まれる。
(非水電解質)
非水電解質としては公知のものが使用でき、液状、ゲル状もしくは固体状の非水電解質が使用できる。
例えば、プロピレンカーボネ-トあるいはエチレンカーボネ-ト等の高誘電率カーボネート溶媒と、ジエチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジメチルカーボネート等の低粘度カーボネート溶媒との混合溶媒に、リチウム含有電解質を溶解した非水電界液が好ましく用いられる。
混合溶媒としては例えば、エチレンカーボネート(EC)/ジメチルカーボネート(DMC)/エチルメチルカーボネート(EMC)の混合溶媒が好ましく用いられる。
リチウム含有電解質としては例えば、LiPF、LiBF、LiClO、LiAsF、LiSiF、LiOSO(2k+1)(k=1~8の整数)、LiPF{C(2k+1)(6-n)(n=1~5の整数、k=1~8の整数)等のリチウム塩、およびこれらの組合せが挙げられる。
(セパレータ)
セパレータは、正極と負極とを電気的に絶縁し、かつリチウムイオンが透過可能な膜であればよく、多孔質高分子フィルムが好ましく使用される。セパレータとしては、PP(ポリプロピレン)製多孔質フィルム、PE(ポリエチレン)製多孔質フィルム、あるいは、PP(ポリプロピレン)-PE(ポリエチレン)の積層型多孔質フィルム等のポリオレフィン製多孔質フィルムが好ましく用いられる。
(外装体(電池容器))
外装体としては公知のものが使用できる。二次電池の型としては、円筒型、コイン型、角型、あるいはフィルム型(ラミネート型)等があり、所望の型に合わせて外装体を選定することができる。
[負極の製造方法]
本発明の負極の製造方法は、
集電体上に、負極活物質を含む湿潤粉体を成膜して湿潤粉体膜を形成する工程(A)と、
湿潤粉体膜上に、絶縁性無機フィラーと酸変性ポリエチレン粒子(酸変性PE粒子)とを含む耐熱層(HRL層)形成用のペーストを塗工して、ペースト膜を形成する工程(B)と、
集電体と湿潤粉体膜とペースト膜との積層体を加熱乾燥する工程(C)とを有する。
(工程(A))
工程(A)では、集電体上に、負極活物質を含む湿潤粉体を成膜して湿潤粉体膜を形成する。
本発明では、負極用電極合剤として、高固形分、具体的には固形分70質量%以上、好ましくは固形分70~80質量%の湿潤粉体を用いる。
負極用電極合剤としての湿潤粉体は、負極活物質、および必要に応じて結着剤、導電剤、および増粘剤等の他の固形成分を含む粉体に少量の水等の分散媒を加えて湿潤状態とし、混練することで得られる。湿潤粉体の形態としては、造粒体が好ましい。
集電体上への湿潤粉体の成膜は、公知方法にて実施することができる。例えば、微小間隙を開けて互いに対向配置された一対のロールの間に湿潤粉体を供給して加圧することで湿潤粉体膜を形成し、これを集電体上に加圧密着させることで、集電体上に湿潤粉体を成膜することができる。
(工程(B))
工程(B)では、湿潤粉体膜上に、絶縁性無機フィラーと酸変性ポリエチレン粒子(酸変性PE粒子)とを含む耐熱層(HRL層)形成用のペーストを塗工して、ペースト膜を形成する。
<絶縁性無機フィラー>
絶縁性無機フィラーとしては、耐酸化性に優れ、化学的に安定なものが用いられ、金属水酸化物および金属酸化物の水和物等が挙げられる。例えば、水酸化アルミニウム(Al(OH))(ベーマイトとも言う。)、水酸化マグネシウム(Mg(OH))、酸化アルミニウム水和物(Al・HO)、および酸化マグネシウム水和物(MgO・HO)等が挙げられる。これらは、1種または2種以上用いることができる。
<酸変性ポリエチレン粒子>
酸変性ポリエチレン粒子(酸変性PE粒子)は、表面に1つ以上の酸性官能基を有するポリエチレン粒子(PE粒子)である。酸性官能基としては、カルボキシ基(-COOH)等が挙げられる。
酸変性PE粒子は、ポリエチレン粒子(PE粒子)を酸変性処理して得ることができる。酸変性処理は例えば、PE粒子と有機酸成分とを加熱混合することで、行うことができる。有機溶媒の存在下で、上記加熱混合を行うことが好ましい。
有機酸成分としては、1つ以上のカルボキシ基(-COOH)を有する飽和または不飽和のカルボン酸、および、1つ以上の酸無水物基を有するカルボン酸無水物等が挙げられる。例えば、マレイン酸およびマレイン酸無水物等が挙げられる。
PE粒子と有機酸成分との混合比率(質量比)は特に制限されず、90:10~99:1が好ましく、例えば99:1程度が好ましい。
有機溶媒としては特に制限されず、トルエン、キシレン、およびモノクロロベンゼン等が挙げられる。有機溶媒の添加量は特に制限されず、例えば、PE粒子と有機酸成分との合計100質量部に対して、100~150質量部が好ましい。
加熱混合温度はPE粒子を良好に酸変性できる範囲で適宜設計され、80~100℃程度が好ましく、例えば100℃程度が好ましい。加熱混合時間はPE粒子を良好に酸変性できる範囲で適宜設計され、1~2時間程度が好ましく、例えば2時間程度が好ましい。混合物が有機溶媒を含む場合には、加熱混合後、濾過および加熱乾燥等により有機溶媒を除去することができる。
酸変性PE粒子の平均粒径は特に制限されず、100~200nm程度が好ましい。
[発明が解決しようとする課題]の項で述べたように、従来一般的に、HRL層に対する結着剤の添加量を増やせば、負極とセパレータとの接着強度を高めることができるが、HRL層の透気度が悪化して、電池抵抗が増加する傾向がある。
本発明では、HRL層の結着剤として酸変性PE粒子を用いる。表面にカルボキシ基等の酸性官能基を有する酸変性PE粒子は、酸性官能基の末端に存在する水酸基(-OH基)がセパレータ表面に存在する水素基(-H基)と水素結合することができる。そのため、HRL層の結着剤として酸変性PE粒子を用いる場合、比較的少ない添加量でも、上記水素結合によってHRL層を含む負極とセパレータとの接着強度を高めることができる。その結果、負極とセパレータとの接着強度と電池性能とを両立することが可能となる。
HRL層形成用のペーストの固形分中の酸変性PE粒子の濃度は、例えば10質量%以下でよく、例えば4~10質量%が好ましい。
HRL層形成用のペーストは必要に応じて、カルボキシメチルセルロース(CMC)等の増粘剤等の他の任意成分を含むことができる。
湿潤粉体膜上へのHRL層形成用のペーストの塗工は、公知方法にて実施することができる。例えば、グラビアコータ等の公知の塗工装置を用いて塗工を行うことができる。
(工程(C))
工程(C)では、集電体と湿潤粉体膜とペースト膜との積層体を加熱乾燥する。
<工程(C1)(マイグレーション促進工程)>
工程(C)は、初期段階において、130℃以上の比較的高温でかつ酸変性PE粒子が熱溶融しない140℃以下の温度で急速乾燥を行う工程(C1)(マイグレーション促進工程)を含むことが好ましい。
130℃以上の比較的高温でかつ酸変性PE粒子が熱溶融しない140℃以下の温度で急速乾燥することにより、ペースト膜中の酸変性PE粒子のマイグレーションを促進することができる。比較的粒径の小さい酸変性PE粒子は、溶媒の急速蒸発によって発生する隙間に毛管力で移動し、表層側へ集まる傾向がある。マイグレーションの促進により、HRL層形成用のペースト膜内に全体的に分布していた酸変性PE粒子が表層側に向けて移動することで、表層中の酸変性PE粒子の濃度を高めることができる。その結果、比較的少ない添加量でも、HRL層とセパレータとの接着面積を向上させ、HRL層を含む負極とセパレータとの接着強度を効果的に高めることができる。
なお、負極用電極合剤として一般的に使用される電極合剤ペーストを用いる場合、急速乾燥時に負極用電極合剤中の結着剤がマイグレーションして、集電体と負極活物質層との密着性が低下する恐れがある。
上記したように、本発明では、負極用電極合剤として、高固形分、具体的には固形分70質量%以上、好ましくは固形分70~80質量%の湿潤粉体を用いる。高固形分の湿潤粉体を用いることにより、負極用電極合剤中の結着剤の表層側への移動を抑制し、集電体と負極活物質層との密着性の低下を抑制することができる。
<工程(C2)(熱溶融工程)>
工程(C)は、酸変性PE粒子が熱溶融する温度、好ましくは150℃以上の温度で積層体を加熱乾燥する工程(C2)(熱溶融工程)を含むことが好ましい。酸変性PE粒子が熱溶融することで、酸変性PE成分が周囲に流れ広がる。その結果、比較的少ない添加量でも、HRL層とセパレータとの接着面積を向上させ、HRL層を含む負極とセパレータとの接着強度を効果的に高めることができる。
工程(C)は、加熱温度を変えて複数段階で行うことができる。
一態様において、工程(C)は、
130℃以上の比較的高温でかつ酸変性PE粒子が熱溶融しない140℃以下の温度で急速乾燥して、HRL層となるペースト膜中の酸変性PE粒子のマイグレーションを促進する工程(C1)と、
集電体への熱ダメージを抑える比較的低温、好ましくは120℃程度の温度で加熱乾燥して、集電体への熱ダメージを抑えつつ、湿潤粉体膜とペースト膜の乾燥を完了する工程(C3)とを順次有することができる。
好ましい態様において、工程(C)は、
130℃以上の比較的高温でかつ酸変性PE粒子が熱溶融しない140℃以下の温度で急速乾燥して、HRL層となるペースト膜中の酸変性PE粒子のマイグレーションを促進する工程(C1)と、
酸変性PE粒子が熱溶融する温度、好ましくは150℃以上の温度で加熱乾燥して、酸変性PE成分を粒子の周囲に流れ広げる工程(C2)と、
集電体への熱ダメージを抑える比較的低温、好ましくは120℃程度の温度で加熱乾燥して、集電体への熱ダメージを抑えつつ、湿潤粉体膜とペースト膜の乾燥を完了する工程(C3)とを順次有することができる。
[製造装置]
図面を参照して、本発明に係る一実施形態の負極の製造装置について、説明する。
図2は、本実施形態の負極の製造装置の模式図である。
図2に示す製造装置2は、工程(A)、工程(B)、および工程(C)を連続的に実施可能な装置の例である。
製造装置2は、集電体上に湿潤粉体を成膜する成膜部2X、湿潤粉体膜上にHRL層形成用のペーストを塗工する塗工部2Y、集電体と湿潤粉体膜とペースト膜との積層体を加熱乾燥する乾燥部2Zとを含む。
図中、符号201は湿潤粉体、符号202は集電体、符号203は集電体と湿潤粉体膜との積層体、符号205はHRL層形成用のペースト、符号206は集電体と湿潤粉体膜とペースト膜との積層体、符号207は製造された負極である。
成膜部2Xは、微小間隙を開けて互いに対向配置された一対のロールR1、R2と、これら一対のロールR1、R2上に配置された湿潤粉体の収容部211とを備える。成膜部2Xはさらに、ロールR2と微小間隙を開けて対向配置されたロールR3を備える。
成膜部2Xでは、収容部211内の湿潤粉体201を一対のロールR1、R2の間に供給しプレスすることで、湿潤粉体膜を形成する。ロールR3上には集電体202が供給される。ロールR2とロールR3との間で、形成された湿潤粉体膜を集電体202上に加圧密着させる。このようにして、集電体と湿潤粉体膜との積層体203を形成する。
塗工部2Yでは、グラビアコータ221を用いて、集電体と湿潤粉体膜との積層体203上にHRL層形成用のペースト205を塗工し、集電体と湿潤粉体膜とペースト膜との積層体206を形成する。
乾燥部2Zは、集電体202の搬送方向に順次配置された、第1の乾燥炉231、第2の乾燥炉232、および第3の乾燥炉233を有する乾燥室230を備える。乾燥部2Zでは、第1~第3の乾燥炉231~233を用いて、集電体と湿潤粉体膜とペースト膜との積層体206を加熱乾燥する。
第1の乾燥炉231、第2の乾燥炉232、および第3の乾燥炉233はそれぞれ、任意の温度に設定可能である。
好ましい態様において、以下のように温度設定することができる。
第1の乾燥炉231の温度を130℃以上の比較的高温でかつ酸変性PE粒子が熱溶融しない140℃以下の温度に設定することで、酸変性PE粒子のマイグレーションを促進する工程(C1)を実施することができる。
第2の乾燥炉232の温度を酸変性PE粒子が熱溶融する温度、好ましくは150℃以上の温度に設定することで、酸変性PE粒子が熱溶融する工程(C2)を実施することができる。
第3の乾燥炉233の温度を集電体への熱ダメージを抑える比較的低温、好ましくは120℃程度の温度に設定することで、集電体への熱ダメージを抑えつつ、湿潤粉体膜とペースト膜の乾燥を完了する工程(C3)を実施することができる。
加熱乾燥終了後に、負極207が製造される。
本発明の負極の製造方法では、HRL層に含まれる結着剤として酸変性PE粒子を用いることで、特許文献1に記載の方法のように本来電池の製造に不必要な接着剤を塗布する工程を追加することなく、負極とセパレータとの接着強度を高めることができる。
本発明の負極の製造方法では、HRL層に含まれる結着剤として酸変性PE粒子を用いることで、比較的少ない添加量でも、負極とセパレータとの接着強度を高めることができる。
本発明の負極の製造方法では、結着剤である酸変性PE粒子結着剤の添加量が比較的少なくてもよいので、結着剤の添加量の増加による電池性能の低下を抑制することができる。
上記作用効果により、本発明によれば、負極活物質層上に耐熱層(HRL層)が形成された構造を有し、電池性能の低下を抑えつつ負極とセパレータとの接着強度を高めることが可能な負極の製造方法を提供することができる。
以下、本発明に係る実施例および比較例について説明する。
[実施例1-1~1-3、実施例2-1~2-4、比較例1-1]
(負極の製造)
実施例1-1~1-3、実施例2-1~2-4、および比較例1-1の各例において、以下のようにして負極を製造した。
<湿潤粉体の調製>
負極活物質としてのアモルファスカーボンコートグラファイトと、増粘剤としてのカルボキシメチルセルロース(CMC)と、分散媒としてのイオン交換水とを混練し、造粒して、固形分70質量%の湿潤粉体を得た。湿潤粉体の組成は各例共通とした。
<ポリエチレン粒子(PE粒子)と酸変性ポリエチレン粒子(酸変性PE粒子)の用意>
市販の平均粒径100nmの酸変性なしのポリエチレン粒子(PE粒子)を用意した。
上記の酸変性なしのPE粒子99質量部と、マレイン酸無水物1質量部と、トルエン150質量部とを100℃で2時間加熱混合した後、濾過し、100℃で24時間加熱乾燥して、酸変性ポリエチレン粒子(酸変性PE粒子)を得た。
<耐熱層(HRL層)形成用のペーストの調製>
分散媒としてのイオン交換水に、増粘剤としてのカルボキシメチルセルロース(CMC)を添加し、超音波分散させた。次いで、絶縁性無機フィラーとしてのベーマイトを添加し、超音波分散させた。次いで、結着剤としての上記のPE粒子または酸変性PE粒子を添加し、超音波分散させて、固形分45質量%の耐熱層(HRL層)形成用のペーストを得た。例によって結着剤の種類および/または添加量を変更し、その他の条件は各例共通とした。
各例において、用いた結着剤の酸変性の有無と添加量を表1、表2に示す。結着剤の添加量は、ペーストの固形分中の濃度である。なお、「(酸変性)PE粒子」は、PE粒子または酸変性PE粒子を意味する。
<工程(A)~工程(C)の実施>
図2に示したような製造装置を用いて、工程(A)~工程(C)を実施した。
集電体として銅箔を用意した。
はじめに、成膜部において、集電体上に、共通の湿潤粉体を成膜して湿潤粉体膜を形成した(工程(A))。成膜条件は各例共通とした。
次いで、塗工部において、湿潤粉体膜上に、各例で調製したHRL層形成用のペーストを塗工して、ペースト膜を形成した(工程(B))。用いるペーストの種類以外のペースト塗工条件は各例共通とした。
次いで、乾燥部において、第1~第3の乾燥炉を用いて、集電体と湿潤粉体膜とペースト膜との積層体を加熱乾燥して、負極を製造した(工程(C))。各乾燥炉の長さは3mであり、積層体の搬送速度は60m/sとした。各乾燥炉による加熱時間は3秒間であった。例によって各乾燥炉の加熱温度を変更した。各例における各乾燥炉の加熱温度を表1、表2に示す。
(マイグレーション指数の評価)
実施例1-3および実施例2-1~2-4の各例において得られた負極について、酸変性PE粒子のマイグレーションの促進度合を評価した。
得られた負極を厚み方向に切断し、断面上の酸変性PE成分の分布をマンピングし、表層(表面から10%以内の領域)に含まれる酸変性PE成分の割合を算出した。この表層に含まれる酸変性PE成分の割合を「マイグレーション指数」と定義した。マイグレーション指数は、添加した酸変性PE粒子のうち、製造された負極の表層側に集まった(酸変性)PE粒子の量が多い程、大きい値となる。マイグレーション指数は、酸変性PE粒子のマイグレーションの促進度合を示す指標である。
評価結果を表2に示す。
(負極とセパレータとの貼り合わせ)
ロールプレス機を用いて、各例において得られた負極のHRL層側の表面上にセパレータを貼り合わせた。用いたセパレータの種類と貼り合わせ条件は、各例共通とした。
(接着強度の評価)
得られたセパレータ/負極の積層体に対して、剥離試験機を用い、90℃環境下での剥離試験を実施し、負極とセパレータとの接着強度を測定した。
評価結果を表1、表2に示す。
(リチウムイオン二次電池の製造)
各例で得られたセパレータ/負極の積層体と公知方法にて製造された正極とを捲回して、電極積層体を得た。この電極積層体を電解液とともにラミネート容器に封入して、ラミネート型のリチウムイオン二次電池を得た。負極以外の材料と電池の組立条件は、各例共通とした。
(初期抵抗の評価)
実施例1-3および実施例2-1~2-4の各例において得られたリチウムイオン二次電池について、初期抵抗を評価した。
得られたリチウムイオン二次電池について、充電と放電を1サイクル行い、放電時における電流値と電圧値とを測定した結果に基づいて、初期抵抗値を求めた。初期抵抗値は、放電レート0.3C、1C、3C、および5Cの条件で10秒間放電したときの放電容量から算出した。実施例1-3の初期抵抗を1.0としたときの他の実施例の初期抵抗比を求めた。
評価結果を表2に示す。
(評価結果のまとめ)
表1に示すように、HRL層の結着剤として酸変性PE粒子を用い、工程(C)の加熱乾燥温度を120℃とした実施例1-1~1-3では、HRL層の結着剤として酸変性なしのPE粒子を用い、工程(C)の加熱乾燥温度を120℃とした比較例1-1に対して、同じまたは少ない結着剤の添加量でも、負極とセパレータとの接着強度を向上することができた。酸変性PE粒子を10質量%添加することで、5mN/cm以上の接着強度実現することができた。
表2に示すように、HRL層の結着剤として酸変性PE粒子を用い、工程(C1)(マイグレーション促進工程)および/または工程(C2)(熱溶融工程)を実施した実施例2-1~2-4では、HRL層の結着剤として酸変性PE粒子を用い、工程(C1)、(C2)を実施しなかった実施例1-3に対して、同じまたは少ない結着剤の添加量でも、負極とセパレータとの接着強度を向上することができた。
第1の乾燥炉の加熱温度を130~140℃とした実施例2-1~2-2では、マイグレーション促進効果により、同じ結着剤の添加量でも、実施例1-3に対して負極とセパレータとの接着強度を向上することができた。
第1の乾燥炉の加熱温度を130~140℃とし、第2の乾燥炉の加熱温度を150℃とした実施例2-3では、マイグレーション促進効果と酸変性PE粒子の熱溶融効果により、実施例1-3に対して、同じ結着剤の添加量でも、負極とセパレータとの接着強度を顕著に向上することができた。
第1の乾燥炉の加熱温度を130~140℃とし、第2の乾燥炉の加熱温度を150℃とした実施例2-4では、マイグレーション促進効果と酸変性PE粒子の熱溶融効果により、実施例1-3に対して、半分以下の少ない結着剤の添加量でも、負極とセパレータとの接着強度を同等以上とすることができた。
実施例1-3よりも結着剤の添加量を少なくした実施例2-4では、実施例1-3に対して初期抵抗を低減することができた。
Figure 0007006144000001
Figure 0007006144000002
1 非水電解質二次電池
20 電極積層体
21 電極
21A 正極
21B 負極
22 セパレータ
110 集電体
120 負極活物質層
130 耐熱層(HRL層)

Claims (2)

  1. 集電体上に負極活物質層と耐熱層とを順次有する負極の製造方法であって、
    前記集電体上に、負極活物質を含む湿潤粉体を成膜して湿潤粉体膜を形成する工程(A)と、
    前記湿潤粉体膜上に、絶縁性無機フィラーと酸変性ポリエチレン粒子とを含む前記耐熱層形成用のペーストを塗工して、ペースト膜を形成する工程(B)と、
    前記集電体と前記湿潤粉体膜と前記ペースト膜との積層体を加熱乾燥する工程(C)とを有し
    前記ペーストの固形分中の前記酸変性ポリエチレン粒子の濃度が4~10質量%であり、
    工程(C)が、130~140℃の温度で加熱する工程(C1)を含む、負極の製造方法。
  2. 工程(C)が、130~140℃の温度で加熱する工程(C1)と、150℃以上の温度で加熱する工程(C2)とを順次有する、請求項1に記載の負極の製造方法。
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