JP7005940B2 - 変性(メタ)アクリレート樹脂及びソルダーレジスト用樹脂材料 - Google Patents
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Description
本発明の変性(メタ)アクリレート樹脂は、酸基含有(メタ)アクリレート樹脂(A)とアルカノールアミン(B)とを必須の反応原料とする。
温度計、攪拌器、及び還流冷却器を備えたフラスコに、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート101質量部を入れ、オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(DIC株式会社製「EPICLON N-680」、軟化点85℃、エポキシ基当量214g/当量)428質量部を溶解させた。更に、ジブチルヒドロキシトルエン4質量部、メトキノン0.4質量部加えた後、アクリル酸144質量部、トリフェニルフォスフィン1.6質量部を添加し、空気を吹き込みながら120℃で10時間反応させた。次いで、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート418質量部、テトラヒドロ無水フタル酸160質量部を加え110℃で2.5時間反応させた。更に、ジエタノールアミン46.1質量部を添加して60℃で3時間反応させ、変性(メタ)アクリレート樹脂(1)を得た。変性(メタ)アクリレート樹脂(1)の反応原料の総質量に対するジエタノールアミンの割合は6.3質量%であった。また、変性(メタ)アクリレート樹脂(1)の固形分酸価は77mgKOH/gであった。変性(メタ)アクリレート樹脂(1)のGPCチャート図を図1に示す。
温度計、攪拌器、及び還流冷却器を備えたフラスコに、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート101質量部を入れ、オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(DIC株式会社製「EPICLON N-680」、軟化点85℃、エポキシ基当量214g/当量)428質量部を溶解させた。更に、ジブチルヒドロキシトルエン4質量部、メトキノン0.4質量部加えた後、アクリル酸144質量部、トリフェニルフォスフィン1.6質量部を添加し、空気を吹き込みながら120℃で10時間反応させた。次いで、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート404質量部、テトラヒドロ無水フタル酸160質量部を加え110℃で2.5時間反応させた。更に、ジエタノールアミン24.9質量部を添加して60℃で3時間反応させ、変性(メタ)アクリレート樹脂(2)を得た。変性(メタ)アクリレート樹脂(2)の反応原料の総質量に対するジエタノールアミンの割合は3.4質量%であった。また、変性(メタ)アクリレート樹脂(2)の固形分酸価は79mgKOH/gであった。
温度計、攪拌器、及び還流冷却器を備えたフラスコに、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート101質量部を入れ、オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(DIC株式会社製「EPICLON N-680」、軟化点85℃、エポキシ基当量214g/当量)428質量部を溶解させた。更に、ジブチルヒドロキシトルエン4質量部、メトキノン0.4質量部加えた後、アクリル酸144質量部、トリフェニルフォスフィン1.6質量部を添加し、空気を吹き込みながら120℃で10時間反応させた。次いで、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート396質量部、テトラヒドロ無水フタル酸160質量部を加え110℃で2.5時間反応させた。更に、ジエタノールアミン13.2質量部を添加して60℃で3時間反応させ、変性(メタ)アクリレート樹脂(3)を得た。変性(メタ)アクリレート樹脂(3)の反応原料の総質量に対するジエタノールアミンの割合は1.8質量%であった。また、変性(メタ)アクリレート樹脂(3)の固形分酸価は80mgKOH/gであった。
温度計、攪拌器、及び還流冷却器を備えたフラスコに、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート174質量部を入れ、ジシクロペンタジエン付加フェノール型エポキシ樹脂(DIC株式会社製「EPICLON HP-7200H」、軟化点80℃、エポキシ基当量276g/当量)552質量部を溶解させた。更に、ジブチルヒドロキシトルエン4質量部、メトキノン0.4質量部加えた後、アクリル酸144質量部、トリフェニルフォスフィン1.6質量部を添加し、空気を吹き込みながら120℃で10時間反応させた。次いで、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート188質量部、無水コハク酸120質量部を加え110℃で2.5時間反応させた。更に、ジエタノールアミン28.6質量部を添加して60℃で3時間反応させ、変性(メタ)アクリレート樹脂(4)を得た。変性(メタ)アクリレート樹脂(4)の反応原料の総質量に対するジエタノールアミンの割合は3.5質量%であった。
温度計、攪拌器、及び還流冷却器を備えたフラスコに、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート101質量部を入れ、オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(DIC株式会社製「EPICLON N-680」、軟化点85℃、エポキシ基当量214g/当量)428質量部を溶解させた。更に、ジブチルヒドロキシトルエン4質量部、メトキノン0.4質量部加えた後、アクリル酸144質量部、トリフェニルフォスフィン1.6質量部を添加し、空気を吹き込みながら120℃で10時間反応させた。ついで、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート311質量部、テトラヒドロ無水フタル酸160質量部を加え110℃で2.5時間反応させ、変性(メタ)アクリレート樹脂(1’)を得た。変性(メタ)アクリレート樹脂(3)の固形分酸価は85mgKOH/gであった。
下記要領で硬化性樹脂組成物を調製し、各種評価試験を行った。結果を表1に示す。
先で得た変性(メタ)アクリレート樹脂100質量部、DIC株式会社製「EPICLON N-680」(クレゾールノボラック型エポキシ樹脂)24質量部、BASF社製「イルガキュア907」[2-メチル-1-(4-メチルチオフェニル)-2-モルフォリノプロパン-1-オン]5質量部、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート13質量部を配合して硬化性樹脂組成物を得た。
銅箔(JX金属株式会社製「JTC-1.00Z」)上に硬化性樹脂組成物を50μmのアプリケーターで塗布し、80℃で30分間乾燥させた。メタルハライドランプを用いて1000mJ/cm2の紫外線を照射した後、160℃で1時間加熱して、硬化塗膜を有する積層物を得た。
積層物から硬化塗膜を剥離し、10mm×80mmの大きさに切り出して試験片とした。引っ張り試験装置(島津製作所社製「機密万能試験器オートグラフAG-IS」)を用いて下記条件で試験片の伸度を測定し、評価した。
温度23℃、湿度50%、標線間距離20mm、支点間距離20mm、引っ張り速度10mm/分
銅箔(JX金属株式会社製「JTC-1.00Z」)上に硬化性樹脂組成物を50μmのアプリケーターで塗布し、80℃で30分間乾燥させた。メタルハライドランプを用いて1000mJ/cm2の紫外線を照射した後、160℃で1時間加熱して、硬化塗膜を有する積層物を得た。
積層物から10mm×120mmの試験片を切り出し、テンシロン試験装置(株式会社A&D社製「テンシロン万能材料試験機 RTC-1210A」)を用いて、温度23℃、湿度50%の条件で90°ピール強度を測定し、評価した。
Claims (6)
- 酸基含有(メタ)アクリレート樹脂(A)とアルカノールアミン(B)とを必須の反応原料とする変性(メタ)アクリレート樹脂と、硬化剤と、光重合開始剤とを含有する硬化性樹脂組成物であって、
前記酸基含有(メタ)アクリレート樹脂(A)が、エポキシ樹脂(a1)、不飽和モノカルボン酸、そのハロゲン化物又はその酸無水物(a2)、及びポリカルボン酸無水物(a3)を必須の反応原料とするものであり、
前記エポキシ樹脂(a1)と前記不飽和モノカルボン酸、そのハロゲン化物又はその酸無水物(a2)との反応割合が、前記エポキシ樹脂(a1)中のエポキシ基1モルに対して、前記不飽和モノカルボン酸、そのハロゲン化物又はその酸無水物(a2)が0.9~1.1モルの範囲とするものであり、
前記変性(メタ)アクリレート樹脂の反応原料の総質量に対する前記アルカノールアミン(B)の割合が0.5~10質量%の範囲であり、
前記アルカノールアミン(B)が、炭素原子数1~6のヒドロキシアルキル基を二つ有するジアルカノールアミンであり、
前記硬化剤が、エポキシ樹脂を含むものであることを特徴とする硬化性樹脂組成物。 - 前記変性(メタ)アクリレート樹脂の酸価が、40~90mgKOH/gの範囲である請求項1記載の硬化性樹脂組成物。
- 請求項1又は2記載の硬化性樹脂組成物の硬化物。
- 請求項1又は2記載の硬化性樹脂組成物からなる絶縁材料。
- 請求項1又は2記載の硬化性樹脂組成物からなるソルダーレジスト用樹脂材料。
- 請求項5記載のソルダーレジスト用樹脂材料を用いてなるレジスト部材。
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