JP7004980B2 - パルスパターン生成装置 - Google Patents
パルスパターン生成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7004980B2 JP7004980B2 JP2018087755A JP2018087755A JP7004980B2 JP 7004980 B2 JP7004980 B2 JP 7004980B2 JP 2018087755 A JP2018087755 A JP 2018087755A JP 2018087755 A JP2018087755 A JP 2018087755A JP 7004980 B2 JP7004980 B2 JP 7004980B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- pulse pattern
- phase
- motor
- effective value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Inverter Devices (AREA)
Description
特許文献1には、予め定められたパルスパターンでスイッチング素子をスイッチング動作されるインバータが開示されている。非特許文献1には、簡易回路を用いて、高調波損失を低減させるパルスパターンを生成するパルスパターン生成方法が開示されている。簡易回路は、線間電圧を印加する電圧源と、線間電圧が加わる2つのコイルとを接続したものである。非特許文献1では、簡易回路に流れる電流から電流実効値を算出し、電流実効値が最小となるようにパルスパターンを生成している。電流実効値を小さくすると、高調波損失が低減されるため、電流実効値が最小となるようにパルスパターンを生成することで、高調波損失を低減させることができる。
本発明の目的は、モータのコイルに実際に流れる電流と、算出される電流との差を小さくすることができるパルスパターン生成装置を提供することにある。
電流実効値を小さくすることで、高調波損失は低減される。電流実効値が最小となるようにパルスパターンを生成し、このパルスパターンでスイッチング素子をスイッチング制御させることで、高調波損失を低減できる。
図1に示すように、インバータ10は、インバータ回路20と、インバータ制御装置30と、を備える。インバータ制御装置30は、ドライブ回路31と、制御部32と、を備える。本実施形態のインバータ10は、モータ60を駆動するためのものである。
図3に示すように、パルスパターン生成装置70は、モータ60のコイルU,V,Wに仮想的に相電圧を加える相電圧印加部72を備える。パルスパターン生成装置70は、モータ60の駆動状況を模擬することで、パルスパターンを生成する装置である。
図3に示すように、パルスパターン生成装置70は、パターン生成部76を備える。パターン生成部76は、電流実効値Irmsに基づきパルスパターンを生成する。パルスパターンは、電流実効値Irmsを評価項目とした評価関数から生成されているといえる。パターン生成部76は、電流実効値Irmsが最小となるようにパルスパターンを生成する。これにより、実施形態のインバータ10に用いられるパルスパターン(マップ54)が生成される。
インバータ10の各スイッチング素子Q1~Q6は、パルスパターン生成装置70で生成されたパルスパターンでスイッチング制御される。このパルスパターンは、空間ベクトルから算出された相電流により生成されたものである。空間ベクトルから算出された相電流は、モータ60の駆動時にコイルU,V,Wに流れる電流との差が小さく、所望の電流波形を得ることができる。また、パルスパターンは、電流実効値Irmsが最小になるように定められたパルスパターンである。このパルスパターンでスイッチング素子Q1~Q6をスイッチング制御することで、電流実効値Irmsが小さくなるようにスイッチング動作が行われることになる。
(1)電流算出部73は、空間ベクトルから相電流を算出している。コイルU,V,Wに流れる電流は、空間ベクトルによって変化する。空間ベクトルからコイルU,V,Wに流れると想定される電流を算出することで、線間電圧を2つのコイルに加えたときに流れると想定される電流を算出する場合に比べて、モータ60のコイルU,V,Wに実際に流れる電流と、算出される電流との差を小さくすることができる。したがって、空間ベクトルから算出された電流からパルスパターンを生成し、このパルスパターンでスイッチング素子Q1~Q6を制御することで、所望の電流波形が得られる。
○パルスパターン生成装置70は、コイルU,V,Wをデルタ結線したモータのパルスパターンを生成するものであってもよい。この場合、空間ベクトルに対応するu相電流の傾きとしては、図7の表に示すようになる。なお、図7に示すV0~V6の1は、上アームスイッチング素子Q1,Q3,Q5がオン、下アームスイッチング素子Q2,Q4,Q6がオフの状態を示す。0は、上アームスイッチング素子Q1,Q3,Q5、及び、下アームスイッチング素子Q2,Q4,Q6の両方がオフの状態を示す。-1は、上アームスイッチング素子Q1,Q3,Q5がオフ、下アームスイッチング素子Q2,Q4,Q6がオンの状態を示す。
○モータ60としては、IPMモータやSPMモータなど、どのような種類のモータを用いてもよい。
Claims (2)
- 三相モータを駆動するインバータが備える複数のスイッチング素子を制御するためのパルスパターンを生成するパルスパターン生成装置であって、
前記三相モータの駆動時に前記三相モータのコイルに流れると想定される電流を算出する電流算出部と、
前記電流算出部によって算出された前記電流から電流実効値を算出する電流実効値算出部と、
前記電流実効値算出部によって算出された前記電流実効値に基づき、前記パルスパターンを生成するパターン生成部と、を備え、
前記電流算出部は、空間ベクトルから前記コイルに流れると想定される電流を算出するパルスパターン生成装置。 - 前記パターン生成部は、前記電流実効値が最小となるように前記パルスパターンを生成する請求項1に記載のパルスパターン生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018087755A JP7004980B2 (ja) | 2018-04-27 | 2018-04-27 | パルスパターン生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018087755A JP7004980B2 (ja) | 2018-04-27 | 2018-04-27 | パルスパターン生成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019193547A JP2019193547A (ja) | 2019-10-31 |
JP7004980B2 true JP7004980B2 (ja) | 2022-01-21 |
Family
ID=68391180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018087755A Active JP7004980B2 (ja) | 2018-04-27 | 2018-04-27 | パルスパターン生成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7004980B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005065353A (ja) | 2003-08-11 | 2005-03-10 | Toyota Motor Corp | モータ駆動装置およびそれを搭載した自動車 |
JP2012095485A (ja) | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Toyota Central R&D Labs Inc | 回転電機制御システム |
JP2012249412A (ja) | 2011-05-27 | 2012-12-13 | Nippon Soken Inc | バッテリ昇温システム |
-
2018
- 2018-04-27 JP JP2018087755A patent/JP7004980B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005065353A (ja) | 2003-08-11 | 2005-03-10 | Toyota Motor Corp | モータ駆動装置およびそれを搭載した自動車 |
JP2012095485A (ja) | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Toyota Central R&D Labs Inc | 回転電機制御システム |
JP2012249412A (ja) | 2011-05-27 | 2012-12-13 | Nippon Soken Inc | バッテリ昇温システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019193547A (ja) | 2019-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7052373B2 (ja) | 交流電動機の制御装置 | |
JP6387424B2 (ja) | モータ駆動装置 | |
JP6981272B2 (ja) | 交流電動機の制御装置 | |
JP6390489B2 (ja) | インバータの制御装置 | |
JP4775168B2 (ja) | 3相回転機の制御装置 | |
JP6646484B2 (ja) | モータ制御装置 | |
JP2010068581A (ja) | 電動機駆動装置 | |
JP5888148B2 (ja) | 回転機の制御装置 | |
JP7004980B2 (ja) | パルスパターン生成装置 | |
JP6939693B2 (ja) | パルスパターン生成装置 | |
JP4045937B2 (ja) | モーター制御装置 | |
JP7070358B2 (ja) | インバータ装置 | |
JP6962267B2 (ja) | パルスパターン生成装置 | |
JP6681266B2 (ja) | 電動機の制御装置及びそれを備えた電動車両 | |
JP6837259B2 (ja) | 三相同期電動機の制御装置並びにそれを用いる電動パワーステアリング装置 | |
JP6544204B2 (ja) | モータの制御装置 | |
JP7251336B2 (ja) | モータ制御装置 | |
JP6943220B2 (ja) | インバータ | |
JP7052713B2 (ja) | インバータ制御装置 | |
JP6955221B2 (ja) | インバータ | |
JP7067522B2 (ja) | インバータ装置 | |
JP7001043B2 (ja) | インバータ装置 | |
JP7172910B2 (ja) | 電動機の制御装置 | |
JP4544057B2 (ja) | 多相電動機の制御装置 | |
Das | Analysis of Dynamic Performance of Three-phase Induction Motor using Matlab Simulation |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180518 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200910 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210921 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211214 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211222 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7004980 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |