JP7004605B2 - 鋼帯の表裏面検査装置、鋼帯の圧延設備および鋼帯の表裏面検査方法 - Google Patents

鋼帯の表裏面検査装置、鋼帯の圧延設備および鋼帯の表裏面検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、鋼帯の形状検査や疵検査に用いられる表裏面検査装置に関する。
鋼帯のスキンパスラインにおいては、スキンパス圧延後の鋼帯の形状や鋼帯表裏面の疵の有無等を確認するための検査が行われる。鋼帯表裏面の疵検査を行う装置として特許文献1には、鋼帯をシャーによって数mから15m程度までの長さに切断し、切断された鋼帯の長手方向の両端を把持して検査を行う装置が開示されている。また特許文献2には、鋼帯のトップ部を、隣接する次の搬送ロールに通過させるためのスレッディングテーブルと、鋼板の形状測定を行うための定盤と、定盤を昇降させる昇降装置とを備えた検査装置が開示されている。
国際公開第2010/044165号 特開2008-260037号公報
特許文献1の表裏面検査装置では疵検査を行う都度、鋼帯の切断と鋼帯の把持といった工程が必要となり、疵検査に費やされる時間が長くなる。また、特許文献1の表裏面検査装置は、スキンパスライン上で疵検査を実施することができないバッチ式の装置であるため、疵検査を実施する際にはスキンパスラインとは異なる場所に鋼帯を移動させる必要がある。このため、疵検査に費やされる時間がさらに長くなり、生産性の低下が顕著となる。したがって、鋼帯の形状検査および鋼帯表裏面の疵検査はスキンパスライン上で行うことが好ましい。
特許文献2の検査装置によれば、鋼帯の形状検査、鋼帯表面の疵検査および鋼帯裏面の疵検査を同一の位置で行うことができる。しかしながら、特許文献2の検査装置の場合、鋼帯裏面の検査を行う際に、鋼帯裏面の目視確認を行う検査員と、鋼帯との位置が遠く、疵検査精度の点で改善の余地があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、鋼帯裏面の疵検査精度を向上させることを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、鋼帯の表裏面検査装置であって、鋼帯の形状検査が実施される検査テーブルと、前記検査テーブルを昇降させる検査テーブル昇降機構と、前記検査テーブルを水平方向に移動させる検査テーブル移動機構と、前記検査テーブルよりも下方に設けられた、格子状に形成された格子テーブルと、前記格子テーブルを昇降させる格子テーブル昇降機構とを備えていることを特徴としている。
別の観点による本発明は、鋼帯の圧延設備であって、前記鋼帯の圧延を行う圧延ミルと、前記圧延ミルの圧延ライン下流側に設置された、上記の鋼帯の表裏面検査装置とを備えていることを特徴としている。
また、別の観点による本発明は、鋼帯の表裏面検査方法であって、鋼帯の形状検査が実施される検査テーブルを上昇させて、該検査テーブル上で前記鋼帯の前記形状検査を実施し、前記形状検査の終了後、前記検査テーブルを下降させ、前記検査テーブルを水平方向に移動させて該検査テーブルを前記鋼帯から遠ざけ、前記検査テーブルよりも下方に設けられた、格子状に形成された格子テーブルを上昇させて該格子テーブルを前記鋼帯の下面に近づけた後、前記鋼帯の表裏面の疵検査を実施することを特徴としている。
本発明においては、格子テーブル昇降機構が設けられていることにより、格子テーブルを鋼帯の直下まで上昇させることができる。これにより、作業者が従来よりも鋼帯の裏面に近づいた状態で疵検査を行うことができる。
鋼帯裏面の疵検査精度を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るスキンパス圧延設備の概略構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る鋼帯の表裏面検査装置の概略構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る検査テーブル昇降機構および検査テーブル移動機構の概略構成を示す、スキンパスラインの上流側から見た図である。 本発明の実施形態に係る格子テーブル昇降機構の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る格子テーブル昇降機構の動作を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る格子テーブル昇降機構の動作を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る格子テーブルの平面図である。 本発明の実施形態に係る表裏面検査装置の斜視図であり、格子テーブルの上昇途中の状態を示している。 本発明の実施形態に係る鋼帯裏面の疵検査時において格子テーブルを下から見た図である。 本発明の別の実施形態に係る鋼帯裏面の疵検査時において格子テーブルを下から見た図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態の鋼帯Sの表裏面検査装置1は、図1に示すようなスキンパス圧延設備80に設置されている。本実施形態のスキンパス圧延設備80は、鋼帯Sを払い出すペイオフリール81と、スキンパス圧延を行うスキンパスミル82と、上記の表裏面検査装置1と、鋼帯Sを巻き取るテンションリール83を備えており、各装置はスキンパスラインに沿って順に配置されている。表裏面検査装置1はパスラインより下方に位置しており、形状検査実施時以外は鋼帯Sの下面に接触しないようになっている。
図2に示すように鋼帯Sの表裏面検査装置1は、鋼帯Sの形状検査が実施される検査テーブル10と、検査テーブル10を昇降させる検査テーブル昇降機構20と、検査テーブル10を水平方向に移動させる検査テーブル移動機構30と、検査テーブル10よりも下方に位置する格子状に形成された格子テーブル40と、格子テーブル40を昇降させる格子テーブル昇降機構50とを備えている。
検査テーブル10は例えば定盤であり、表裏面検査装置1を通過する鋼帯Sの幅よりも長い幅を有している。また、検査テーブル10の鋼帯進行方向Tの長さは、鋼帯Sに生じる波などの形状をより正確に検査することができるように十分に長くなっている。検査テーブル10の寸法は検査対象となる鋼帯Sのサイズによって適宜変更されるが、例えば幅が2m、長さが3m程度である。
図2および図3に示すように検査テーブル移動機構30は、台車31と、台車31の車輪31aが嵌合するレール32と、平面視において鋼帯進行方向Tに垂直な方向に伸縮するシリンダー33を備えている。シリンダー33のロッド33aは台車31の天板31bの下面に接続されている。レール32は、平面視において鋼帯進行方向Tに垂直な方向に延びるよう設置された一対の壁体2の上部に設けられている。
このような構成を有する本実施形態の検査テーブル移動機構30においては、シリンダー33の伸縮動作に伴い、レール32上を走行する台車31が水平方向にスライド移動する。本実施形態の場合、シリンダー33の伸長時には台車31が鋼帯Sに向かって水平方向に前進し、シリンダー33の収縮時には台車31が鋼帯Sから離れるように水平方向に後退する。なお、検査テーブル移動機構30で使用されるシリンダー33の種類は特に限定されないが、例えばエアシリンダーが使用される。また、本明細書においては、図3のようにスキンパスラインの上流側から見た表裏面検査装置1の側方のうち、台車31が前進する方を“前方”、台車31が後退する方を“後方”とする。
図3に示すように検査テーブル昇降機構20は、検査テーブル移動機構30の台車31の天板31bに設けられた、平面視において鋼帯進行方向Tに垂直な方向に伸縮するシリンダー21と、台車31の天板31bと検査テーブル10とを接続するリンク機構22を備えている。検査テーブル10はリンク機構22を介して台車31の上に載せられた状態となっている。リンク機構22は、検査テーブル10の下面に設けられたテーブル側ブラケット23と、台車31の天板31bに設けられた台車側ブラケット24と、一端がテーブル側ブラケット23に接続されたリンク25と、一端が台車側ブラケット24に接続されたリンク26とを備えている。テーブル側ブラケット23とリンク25はピン等で接続され、回転支点となるように構成されている。同様に台車側ブラケット24とリンク26もピン等で接続され、回転支点となるように構成されている。リンク25、26の他端同士はピン等で回転可能に接続され、その接続部はシリンダー21のロッド21aに接続されている。
このような構成を有する本実施形態の検査テーブル昇降機構20においては、シリンダー21の伸縮動作に伴い、リンク25とリンク26の接続部が水平移動し、ジャッキのように検査テーブル10の高さが変化する。本実施形態の場合、シリンダー21の伸長時に各リンク25、26が鉛直方向に対して傾斜することで検査テーブル10がパスラインから遠ざかるように下降し、シリンダー21の収縮時に各リンク25、26が鉛直方向に対して平行となることでパスラインに近づくように検査テーブル10が上昇する。本実施形態においては、このようなリンク機構22がシリンダー21の伸縮方向に沿って間隔をおいて2つ設けられている。また、上記のシリンダー21および2つのリンク機構22は、台車31の、鋼帯進行方向Tの上流側端部と下流側端部にそれぞれ設けられている。なお、検査テーブル昇降機構20で使用されるシリンダー21の種類は特に限定されないが、例えばエアシリンダーが使用される。
台車天板31bの前方側端部(前端部)の下面には下方に突出する突出部であるフック31cが設けられている。本実施形態のフック31cは一対のレール32の内方に設けられており、フック31cの下端は台車31の車輪31aよりも下方に位置している。
格子テーブル昇降機構50は図4に示すようなリンク機構51で構成されている。このリンク機構51は一対のレール32の内方に2つ設けられている。図4および図5に示すようにリンク機構51は、一端が壁体2(図2)に固定された駆動リンク52を備えており、駆動リンク52と壁体2との接続部は回転支点(以下、“第1の回転支点F1”)となるようにピン等で固定されている。駆動リンク52の先端部は台車31のフック31cの下端よりも上方に位置しており、台車31の後退時に駆動リンク52の先端部とフック31cとが接触するように構成されている。また、リンク機構51は、第1の従動リンク53と第2の従動リンク54を備えている。第1の従動リンク53は、一端が格子テーブル40の後方側端部の下面に接続され、他端が駆動リンク52の回転支点側端部に接続されている。第2の従動リンク54は、一端が駆動リンク52の回転支点側端部に接続されている。なお、図2においては台車31下面のフック31cを図示しておらず、図5においては台車31の車輪31aを図示していない。
駆動リンク52、第1の従動リンク53および第2の従動リンク54の互いの接続部は第1の回転支点F1であることから、台車31の後退時に駆動リンク52の先端部と台車31のフック31cとが接触し、さらに台車31が後退すると、図6に示すように駆動リンク52、第1の従動リンク53および第2の従動リンク54の互いになす角度が同一に保たれたまま、第1の回転支点F1を中心として各リンク52~54が回転する。そして、第1の従動リンク53が回転すると、第1の従動リンク53の先端部が格子テーブル40を持ち上げるようにして上昇する。このようにリンク機構51は、第1の回転支点F1を中心として駆動リンク52、第1の従動リンク53および第2の従動リンク54が回転する系(以下、“第1の回転系R1”)を有している。なお、図6においては台車31の車輪31aを図示していない。
リンク機構51は、第3の従動リンク55、第4の従動リンク56および中間リンク57をさらに備えている。第3の従動リンク55は、一端が回転支点(以下、“第2の回転支点F2”)となるようにピン等で壁体(図2)に固定されている。第2の回転支点F2は第1の回転支点F1の前方に配置されている。第3の従動リンク55の先端部は格子テーブル40の前方側端部に接続されている。第4の従動リンク56は、一端が第3の従動リンク55の回転支点側端部に接続されている。中間リンク57は、一端が第2の従動リンク54の先端部に接続され、他端が第4の従動リンク56の先端部に接続されている。
第4の従動リンク56は第2の従動リンク54が回転した際に中間リンク57を介して回転する。第3の従動リンク55と第4の従動リンク56の接続部は第2の回転支点F2となっているため、第4の従動リンク56が回転すると、第3の従動リンク55と第4の従動リンク56の互いになす角度が同一に保たれたまま、第3の従動リンク55も回転する。そして、第3の従動リンク55が回転することにより、第3の従動リンク55の先端部が格子テーブル40を持ち上げるようにして上昇する。このようにリンク機構51は、第2の回転支点F2を中心として第3の従動リンク55および第4の従動リンク56が回転する系(以下、“第2の回転系R2”)を有している。
上昇する前の格子テーブル40は、パスラインよりも下方の位置で固定されているが、本実施形態の格子テーブル昇降機構50のリンク機構51によれば、台車31の後退と共に回転する第1の従動リンク53および第3の従動リンク55により格子テーブル40が上昇する。上昇した格子テーブル40の下方には作業者が入り込むための空間が形成されるため、その空間に作業者が入ることで鋼帯S裏面の疵検査を実施することができる。なお、本実施形態の格子テーブル昇降機構50は、格子テーブル40が、鋼帯Sの通過位置と台車31の天板31bの間の位置と、台車31の下方の位置との間を昇降するように構成されている。
本実施形態の格子テーブル昇降機構50においては、リンク機構51の第1の回転系R1にさらに第5の従動リンク58が設けられている。第5の従動リンク58は、一端が駆動リンク52の回転支点側端部に接続され、かつ他端が、第1の回転支点F1を通る鋼帯進行方向Tに平行な鉛直面Pよりも後方側(台車31の後退方向側)に位置している。この第5の従動リンク58の先端部には、台車31の後退動作を補助する重り59が取り付けられている。本実施形態においてはシリンダー33の収縮により台車31が後退するが、この際に台車31のフック31cには、リンク機構51を介して格子テーブル40の重量に応じた反力が作用することになる。すなわち、台車31を後退させるためには格子テーブル40の重量に応じて台車31を引く力を大きくする必要があり、重り59が設けられていない場合にはシリンダー33を大型化することが必要となる。この場合、表裏面検査装置1の設置のために広いスペースを確保しなければならない。
一方、本実施形態においては、第5の従動リンク58の先端部に重り59が設けられていることにより、格子テーブル40の重量に応じて生じる反力の少なくとも一部を相殺する力が予めリンク機構51に付与されている。これにより、台車31の後退時により小さな力で駆動リンク52を回転させることができ、シリンダー33を過度に大型化する必要がなくなる。したがって、表裏面検査装置1の小型化を図るという観点においては重り59が設けられていることが好ましい。なお、台車31のフック31cと駆動リンク52の先端部とが接触していない状態で格子テーブル40が上昇しないように、リンク機構51に設けられる重り59の総重量は格子テーブル40の重量よりも小さくなっている。
図7に示すように格子テーブル40は、長手方向が鋼帯進行方向Tである、平面視において矩形状の外枠41と、外枠41内に間隔をおいて取り付けられた複数の棒状部材42で構成されている。外枠41や棒状部材42は例えば断面が矩形の鋼製部材で形成される。本実施形態においては、矩形状の外枠41の4辺のうち、鋼帯進行方向Tの上流側の辺と下流側の辺に跨るように棒状部材42が取り付けられている。このように棒状部材42が設けられていることによって、一対の壁体2の間に、走行する鋼帯Sが脱落しないようになっている。本実施形態では各棒状部材42が鋼帯進行方向Tに対して平行となるように設けられている。
本実施形態の表裏面検査装置1は以上のように構成されている。この表裏面検査装置1を用いた鋼帯Sの形状検査および鋼帯S表裏面の疵検査は次のように実施される。なお、形状検査および疵検査は、例えば鋼帯コイルの前端部と後端部、およびそれらの中間部で実施される。
<鋼帯Sの形状検査>
まず、図1に示すようにペイオフリール81から払い出された鋼帯Sがスキンパスミル82でスキンパス圧延された後、鋼帯Sの前端部が表裏面検査装置1に到達する。鋼帯Sの通板中は、鋼帯S裏面と検査テーブル10上面との接触に起因する鋼帯S裏面の疵発生を回避するために検査テーブル10が下降した状態にあるが、鋼帯Sの形状検査を行う際には検査テーブル昇降機構20により検査テーブル10を上昇させる。このとき、検査テーブル10を鋼帯Sのパスラインよりも上方まで上昇させ、鋼帯Sの下面に検査テーブル10を接触させる。その後、作業者によって鋼帯Sの形状検査が実施される。具体的には、波などの形状の有無の確認や鋼帯Sの板厚測定等が実施される。鋼帯Sの形状検査の終了後、検査テーブル10を下降させ、鋼帯Sから検査テーブル10を遠ざける。
<鋼帯Sの疵検査>
次に、検査テーブル移動機構30により検査テーブル10を水平方向に移動させて鋼帯Sから遠ざける。具体的には、検査テーブル移動機構30のシリンダー33を収縮させ、台車31を後退させる。この際に台車31下面に設けられたフック31cが、格子テーブル昇降機構50のリンク機構51を構成する駆動リンク52の先端部に接触する。そして、さらに台車31を後退させることで、図6のように駆動リンク52が回転し、これと共に格子テーブル40の下面に接続された第1の従動リンク53と第3の従動リンク55が回転する。これにより、図8に示すように格子テーブル40が鋼帯Sの下面に近づくように上昇していく。本実施形態においてはリンク機構51に重り59が設けられていることにより、格子テーブル40が上昇しやすくなっている。なお、図8においては台車31下面に設けられたフック31cを図示していない。
そして、格子テーブル40を上昇させる。ここで作業者によって鋼帯S表面の疵検査および鋼帯S裏面の疵検査が実施される。この疵検査時の通板速度は、疵検査実施時以外の通板速度よりも遅くなっており、作業者が鋼帯Sの疵を目視確認しやすいようになっている。鋼帯Sの疵検査は例えば鋼帯Sの表面側と裏面側でそれぞれ別の作業者によって実施される。鋼帯S裏面の疵検査を行う作業者は、上昇した格子テーブル40の下方に形成された空間に入り込み、鋼帯Sを下から見上げるようにして鋼帯S裏面の疵の有無を確認する。このとき、本実施形態の表裏面検査装置1においては、格子テーブル昇降機構50が設けられていることにより、格子テーブル40をレール32よりも上方に位置させることができる。すなわち、格子テーブル40を鋼帯Sの直下まで上昇させることができ、作業者が従来よりも鋼帯Sの裏面に近づいた状態で疵検査を行うことができる。これにより鋼帯S裏面の疵検査精度を向上させることができる。また、格子テーブル40の複数の棒状部材42は間隔をおいて設けられているため、隣り合う棒状部材42の隙間から鋼帯S裏面を直接触ることも可能となる。これにより疵検査の精度をさらに向上させることができる。
以上のようにして実施された疵検査の終了後、検査テーブル移動機構30のシリンダー33を伸長させ、台車31を前進させる。これに伴い、格子テーブル40が下降し、走行する鋼帯Sの下方には再び検査テーブル10がセットされる。その後、通板速度を上げ、スキンパス圧延を継続して行う。そして、払い出されるコイルの中間部および後端部においても、上記のコイル前端部に対する検査と同様の手順で形状検査と疵検査を実施する。これにより1つのコイルに対する鋼帯Sの形状検査と疵検査が完了する。
本実施形態の表裏面検査装置1においては、格子テーブル昇降機構50が設けられていることにより、格子テーブル40を鋼帯Sの直下まで上昇させることができる。これにより、作業者が従来よりも鋼帯Sの裏面に近づいた状態で疵検査を行うことができ、疵検査の精度を向上させることができる。また、本実施形態のように格子テーブル40を上昇させる構成であれば、作業者が格子テーブル40の下方空間に入り込む際に、かがむような姿勢をとらずに立ったまま入り込むことができるように表裏面検査装置1を製造することも可能である。このため、鋼帯S裏面の疵検査の作業性が向上し、作業者が鋼帯S裏面の疵検査を実施しやすくなる。これにより、疵検査の時間をさらに短縮することが可能となり、生産性をさらに向上させることができる。
また、本実施形態の格子テーブル昇降機構50は、検査テーブル移動機構30の動作に連動して動作する。これにより鋼帯Sの形状検査が実施される検査テーブル10と、鋼帯S表裏面の疵検査が実施される格子テーブル40との切り替えをスムーズに行うことができ、検査時間を短縮することができる。特に、本実施形態においては格子テーブル昇降機構50として前述のリンク機構51を備えているため、格子テーブル40を上昇させるための独立した昇降装置が不要となり、装置コストを抑制することができる。また、台車31のストッパー(不図示)をさらに設けて台車31後退時に台車31を固定しておけば、台車31を固定している限りは格子テーブル40が下降しないため、安全性を向上させることもできる。なお、リンク機構51の各リンク52~57の長さは、格子テーブル40の上面が水平な状態のまま格子テーブル40が上昇するように適切な長さに設定されている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば上記実施形態では検査テーブル昇降機構20としてリンク機構22を用いたが、例えば台車31の天板31b上に高さ方向に伸縮するシリンダー(不図示)を設け、そのシリンダー33を昇降させることで検査テーブル10を昇降させても良い。また、上記実施形態の検査テーブル移動機構30においては、シリンダー33のみで台車31を移動させる構成としたが、この構成の場合、シリンダー33のストローク量が大きくなる。このため、例えばシリンダー33と台車31との間にリンク機構(不図示)を設け、シリンダー33のストローク量が小さくても台車31の移動量を十分に確保できるよう検査テーブル移動機構30を構成しても良い。また、検査テーブル移動機構30は上記実施形態のような台車31を用いた構成に限定されず、他の構成であっても良い。すなわち、検査テーブル移動機構30は検査テーブル10を水平方向に移動させることが可能な構成であれば良い。さらに格子テーブル昇降機構50は上記実施形態のようなリンク機構51を用いた構成に限定されず、例えば高さ方向に伸縮するシリンダー(不図示)を別途設け、そのシリンダーで格子テーブル40を昇降させるようにしても良い。
また、格子テーブル40の形状は上記実施形態で説明したものに限定されず、格子テーブル40の下方に鋼帯Sが入り込まないように構成されていれば良い。例えば外枠41は矩形状に限定されず、多角形状であっても良い。また、棒状部材42の本数や間隔も特に限定されない。すなわち、格子テーブル40の棒状部材42は外枠41の鋼帯進行方向Tにおける上流側端部と下流側端部に跨るように設けられていれば良い。
一方、棒状部材42が上記実施形態のように鋼帯進行方向Tに平行に配置されていると、例えば図9のように棒状部材42と同幅以下の直線状の疵fが鋼帯Sに形成されていた場合で、かつ、その疵fが棒状部材42に隠れている場合、その疵fは鋼帯Sが格子テーブル40を通過する間に常に棒状部材42に隠れた状態となるため、作業者がその疵fの存在を見落とす可能性がある。したがって、格子テーブル40に設けられる棒状部材42は、図10のように平面視において鋼帯進行方向Tに対して傾斜して設けられていることが好ましい。このような棒状部材42を有する格子テーブル40によれば、鋼帯S裏面に形成された疵fが鋼帯進行方向Tに対して平行な形状であっても、格子テーブル40を通過する間に疵fを視認できる時間が必ず存在するため、作業差が疵fを確認しやすくなる。すなわち、図10のような格子テーブル40であれば、鋼帯S裏面の疵検査の精度を向上させることができる。
また、上記実施形態では表裏面検査装置1がスキンパス圧延設備80に設けられることとしたが、熱延設備や冷延設備等のその他の圧延設備に設けられていても良い。すなわち、鋼帯Sの圧延を行う圧延ミルの、圧延ラインの下流側で鋼帯Sの形状検査と疵検査を実施するような圧延設備であれば、表裏面検査装置1を設けることができる。この場合でも上記実施形態の場合と同様に、格子テーブル40を鋼帯Sの直下まで上昇させることができ、作業者が従来よりも鋼帯Sの裏面に近づいた状態で疵検査を行うことが可能となる。
本発明は、鋼帯の表裏面検査に利用することができる。
1 表裏面検査装置
2 壁体
10 検査テーブル
20 検査テーブル昇降機構
21 シリンダー
21a シリンダーロッド
22 リンク機構
23 テーブル側ブラケット
24 台車側ブラケット
25 リンク
26 リンク
30 検査テーブル移動機構
31 台車
31a 台車の車輪
31b 台車の天板
31c フック
32 レール
33 シリンダー
33a シリンダーロッド
40 格子テーブル
41 外枠
42 棒状部材
50 格子テーブル昇降機構
51 リンク機構
52 駆動リンク
53 第1の従動リンク
54 第2の従動リンク
55 第3の従動リンク
56 第4の従動リンク
57 中間リンク
58 第5の従動リンク
59 重り
80 スキンパス圧延設備
81 ペイオフリール
82 スキンパスミル
83 テンションリール
f 疵
1 第1の回転支点
2 第2の回転支点
1 第1の回転系
2 第2の回転系
P 第1の回転支点を通る鋼帯進行方向に平行な鉛直面
S 鋼帯
T 鋼帯進行方向


Claims (10)

  1. 鋼帯の形状検査が実施される検査テーブルと、
    前記検査テーブルを昇降させる検査テーブル昇降機構と、
    前記検査テーブルを水平方向に移動させる検査テーブル移動機構と、
    前記検査テーブルよりも下方に設けられた、格子状に形成された格子テーブルと、
    前記格子テーブルを昇降させる格子テーブル昇降機構とを備えた、鋼帯の表裏面検査装置。
  2. 前記格子テーブル昇降機構は、前記検査テーブル移動機構に連動して前記格子テーブルを昇降させるように構成されている、請求項1に記載の鋼帯の表裏面検査装置。
  3. 前記検査テーブル移動機構は、
    前記検査テーブルが載せられた台車と、
    前記台車を水平方向に移動させるシリンダーとを有し、
    前記格子テーブル昇降機構は、前記シリンダーの伸縮動作に連動して前記格子テーブルを昇降させるように構成されている、請求項2に記載の鋼帯の表裏面検査装置。
  4. 前記台車に、下方に突出する突出部が設けられ、
    前記格子テーブル昇降機構は、リンク機構を備え、
    前記リンク機構は、
    一端が前記突出部に接触可能となるように該突出部の下端よりも上方に位置し、他端が第1の回転支点となるように固定された駆動リンクと、
    一端が前記格子テーブルに接続され、他端が前記駆動リンクの回転支点側端部に接続された第1の従動リンクと、
    一端が前記駆動リンクの回転支点側端部に接続された第2の従動リンクと、
    一端が前記格子テーブルに接続され、他端が第2の回転支点となるように固定された第3の従動リンクと、
    一端が前記第3の従動リンクの回転支点側端部に接続された第4の従動リンクと、
    前記第2の従動リンクと前記第4の従動リンクとを接続する中間リンクとを備えた、請求項3に記載の鋼帯の表裏面検査装置。
  5. 前記リンク機構は、
    一端が前記駆動リンクの回転支点側端部に接続され、他端が、前記第1の回転支点を通る鋼帯進行方向に平行な鉛直面よりも前記台車の後退方向側に位置する第5の従動リンクと、
    前記第5の従動リンクの先端部に設けられた重りとを備えた、請求項4に記載の鋼帯の表裏面検査装置。
  6. 前記格子テーブルは、
    外枠と、
    前記外枠の、鋼帯進行方向の上流側端部および下流側端部に跨るように接続された複数の棒状部材とを備え、
    各棒状部材が平面視において前記鋼帯進行方向に対して傾斜している、請求項1~5のいずれか一項に記載の鋼帯の表裏面検査装置。
  7. 前記鋼帯の圧延を行う圧延ミルと、
    前記圧延ミルの圧延ライン下流側に設置された、請求項1~6のいずれか一項に記載の鋼帯の表裏面検査装置とを備えた、鋼帯の圧延設備。
  8. 鋼帯の形状検査が実施される検査テーブルを上昇させて、該検査テーブル上で前記鋼帯の前記形状検査を実施し、
    前記形状検査の終了後、前記検査テーブルを下降させ、
    前記検査テーブルを水平方向に移動させて該検査テーブルを前記鋼帯から遠ざけ、
    前記検査テーブルよりも下方に設けられた、格子状に形成された格子テーブルを上昇させて該格子テーブルを前記鋼帯の下面に近づけた後、
    前記鋼帯の表裏面の疵検査を実施する、鋼帯の表裏面検査方法。
  9. 前記検査テーブルの水平方向への移動に連動させて前記格子テーブルを昇降させる、請求項8に記載の鋼帯の表裏面検査方法。
  10. リンク機構を用いて前記検査テーブルの水平方向への移動に連動させて前記格子テーブルを昇降させ、
    前記リンク機構に設けられた重りにより、前記検査テーブルの水平方向への移動を補助する、請求項9に記載の鋼帯の表裏面検査方法。
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