JP2000197916A - 鋼帯表面の検査装置 - Google Patents

鋼帯表面の検査装置

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JP2000197916A
JP2000197916A JP10370809A JP37080998A JP2000197916A JP 2000197916 A JP2000197916 A JP 2000197916A JP 10370809 A JP10370809 A JP 10370809A JP 37080998 A JP37080998 A JP 37080998A JP 2000197916 A JP2000197916 A JP 2000197916A
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JP
Japan
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steel strip
inspection
reel
winding drum
inspected
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10370809A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuhiko Okano
哲彦 岡野
Akinori Hiraiwa
亮紀 平岩
Takumi Uchiyama
匠 内山
Kenji Kishi
健司 岸
Tomoharu Kitani
智治 木谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 占有スペースが少なく、多様な板厚の鋼帯の
長い範囲にわたって鋼帯表面を検査する。 【構成】 検査テーブルの一端に配置した検査リール1
と、検査テーブルの他端に配置され、鋼帯Sの払出し方
向に走行可能な台車3に載置された巻取りドラム2を備
えている。表面検査される鋼帯Sは、一定張力が加えら
れた状態で検査リール1から払い出され、巻取りドラム
2に巻き取られる。検査テーブルの下方に検査ピット4
を設けると、鋼帯Sの表裏両面が同時に検査できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、省スペースで、汚れ,
巻き疵等の欠陥発生なく鋼帯表面を検査する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】冷延鋼帯は、コイル状に巻き取られて出
荷されるが、出荷に先立って鋼帯表面を検査する必要が
ある。冷延鋼帯の表面検査には、冷延工程で実施される
インライン検査,コイル状に巻き取った冷延鋼帯を巻き
戻して検査するオフライン検査がある。冷間圧延機の出
側で行われるインライン検査は、高速走行している冷延
鋼帯を対象にすることから微妙な凹凸疵等を検出し難
く、しかもレベル判定が不可能である。他方、コイル状
に巻き取った冷延鋼帯を巻き戻して表面を観察するオフ
ライン検査では、鋼帯の表面を精密に検査できる。この
種の検査装置として、たとえば実開平4−94110号
公報では、リールから巻き戻された鋼帯を水平方向,次
いで垂直上方に導き、更に方向転換させて先端を保持す
ることにより、鋼帯表面を長手方向に検査する巻戻し検
査装置が紹介されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】検査用リールから冷延
鋼帯を巻き出し又は巻き戻す際、冷延鋼帯が蛇行するこ
とがあるため巻出し距離が制約される。巻出し方向を転
換しても、巻出し距離を長くすることには限界がある。
そのため、鋼帯の長手方向端部から限られた部分が検査
されるに過ぎない。鋼帯の蛇行は、検査装置の周辺にい
る作業者に危険を及ぼすことにもなる。更には、板厚が
薄くコシのない鋼帯では、スムーズに巻き出されない場
合がある。逆に、厚い鋼帯では、巻き出された鋼帯が下
方の検査テーブルと接触し、自重による抵抗で鋼帯のス
ムーズな巻出しに支障を来す場合もある。巻き出された
鋼帯が検査テーブル等の周辺機器に接触した状態で走行
すると、検査中に鋼帯が損傷する虞れがある。ピンチロ
ール,デフレクタロール等で鋼帯の巻出し方向を変える
場合には、ピンチロール,デフレクタロールとの摺擦に
よって鋼帯表面が疵付く虞れもある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題を解消すべく案出されたものであり、検査用の巻取り
ドラムを払出しリールの前方に移動可能に配置すること
により、鋼帯表面に損傷を与えることなく、長手方向全
長にわたって鋼帯表面を検査でき、占有スペースも狭く
て済む検査装置を提供することを目的とする。本発明の
検査装置は、その目的を達成するため、検査テーブルの
一端に配置した検査リールと、検査テーブルの他端に配
置された巻取りドラムと、該巻取りドラムを搭載し、鋼
帯の払出し方向に走行可能な台車を備え、一定張力が加
えられた鋼帯が検査リールから払い出されて巻取りドラ
ムに巻き取られることを特徴とする。検査テーブルの下
方に検査ピットを設けると、検査リールから払い出され
た鋼帯の表裏両面が同時に検査できる。
【0005】
【実施の形態】本発明に従った検査装置は、たとえば図
1に示すように検査用リール1の前方位置で、巻取りド
ラム2を自走式の台車3に載せ、水平方向A−Bに移動
可能にしている。検査リール1は、巻取りドラム2の走
行に連動して回転する。検査リール1と巻取りドラム2
との間には通常の検査テーブル(図示せず)が配置され
ており、また巻き出された鋼帯Sを下方から観察するた
めに検査ピット4が設けられている。被検査材料である
鋼帯Sは、検査リール1に巻き取られ、所定の検査位置
に運び込まれる。検査リール1から鋼帯Sの先端を引っ
張り出し、巻取りドラム2にクランプし、1〜2巻き分
だけ鋼帯Sを巻取りドラム2に巻付ける。次いで、検査
リール1を巻取り方向aに回転させ、払い出された鋼帯
Sに所定の張力をかける。
【0006】この状態で巻取りドラム2を図1でA方向
に前進走行させると、鋼帯Sを介した力で検査リール1
が払出し方向bに回転し、巻取りドラム2の走行距離に
相当する長さで鋼帯Sが検査リール1から払い出され
る。鋼帯Sは、張力が掛けられた状態で検査リール1か
ら払い出されるため、一定したパスラインを通って検査
リール1と巻取りドラム2との間で引っ張られ、検査テ
ーブル等の周辺機器に接触しない。巻取りドラム2の走
行距離は検査テーブル及び検査ピット4より若干長けれ
ば十分であり、その距離に達したときに巻取りドラム2
の走行を停止させる。巻き出された鋼帯Sに検査テーブ
ル及び検査ピット4が臨むため、鋼帯Sの表裏両面が同
時に検査できる。
【0007】次いで、巻取りドラム2を巻取り方向cに
回転させると、検査リール1から払い出された鋼帯S
は、張力が掛けられているため一定したパスラインを通
って巻取りドラム2に巻き取られる。払い出された鋼帯
Sの表面状態を検査した後、更に巻取りドラム2を巻取
り方向cに回転させることにより、鋼帯Sが検査リール
1から巻取りドラム2に送られ、鋼帯Sが必要に応じ長
手方向全長にわたって表面検査される。長い距離にわた
る鋼帯Sの表面検査により、長いピッチの疵,形状変
化,キャンバ等も容易に検出される。表面検査が終了し
た後、鋼帯Sに加えられている張力を一定に維持しなが
ら、検査リール1を巻取り方向aに回転させると共に、
台車3をB方向に後退走行させる。巻取りドラム2が検
査リール1に最接近した状態で台車3の走行を停止さ
せ、検査リール1を巻取り方向aに、巻取りドラム2を
払出し方向cに回転させることにより、鋼帯Sを検査リ
ール1に完全に巻き取る。
【0008】このように検査リール1から払い出された
鋼帯Sを巻取りドラム2に巻き取りながら表面検査する
とき、鋼帯Sの払出し,巻戻しに必要な距離が大幅に短
縮化され、省スペースが図られる。また、鋼帯Sが蛇行
することなく一定のパスラインを走行するため、作業環
境の安全性が確保され、周辺機器との接触で鋼帯表面が
検査中に疵付くことも防止される。一定したパスライン
は、検査結果の信頼性を高める上でも有効である。しか
も、検査リール1から払い出された鋼帯Sが大きな曲率
半径で巻取りドラム2に巻き取られるため、熱延鋼帯を
含めて板厚の厚い鋼帯であっても局部変形なく検査され
る。
【0009】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の検査装
置は、検査リールから巻取りドラムに巻き替えながら鋼
帯を表面検査するため、従来の検査装置にみられた鋼帯
の払出しに長い距離を必要とせず、省スペースで長いピ
ッチの疵,形状変化,キャンバ等が測定できる。しか
も、張力が掛けられた鋼帯が検査されるため、検査中に
周辺機器との接触によって鋼帯が疵付かず、作業環境の
安全性も確保される。更には、大きな曲率半径で鋼帯を
巻き取られるため、厚ゲージまでの鋼帯を対象にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従った検査装置の概略
【符号の説明】
1:検査リール 2;巻取りドラム 3:台車
4:検査ピット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内山 匠 愛媛県東予市北条962−14 日新製鋼株式 会社東予製造所内 (72)発明者 岸 健司 愛媛県東予市北条962−14 日新製鋼株式 会社東予製造所内 (72)発明者 木谷 智治 愛媛県東予市北条962−14 日新製鋼株式 会社東予製造所内 Fターム(参考) 2G051 AA37 AB01 AB02 AC22 CA11 DA06 2G055 AA03 AA12 BA09 DA08 DA12 DA32 FA10 4E026 AA04 AA11 AA12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査テーブルの一端に配置した検査リー
    ルと、検査テーブルの他端に配置された巻取りドラム
    と、該巻取りドラムを搭載し、鋼帯の払出し方向に走行
    可能な台車を備え、一定張力が加えられた鋼帯が検査リ
    ールから払い出されて巻取りドラムに巻き取られる鋼帯
    表面の検査装置。
  2. 【請求項2】 検査テーブルの下方に、鋼帯裏面検査用
    のピットが設けられている請求項1記載の鋼帯表面の検
    査装置。
JP10370809A 1998-12-25 1998-12-25 鋼帯表面の検査装置 Withdrawn JP2000197916A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019188438A (ja) * 2018-04-25 2019-10-31 日本製鉄株式会社 鋼帯の表裏面検査装置、鋼帯の圧延設備および鋼帯の表裏面検査方法
CN111413345A (zh) * 2020-04-15 2020-07-14 山东钢铁集团日照有限公司 一种汽车面板用钢带的表面检查方法

Cited By (3)

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JP2019188438A (ja) * 2018-04-25 2019-10-31 日本製鉄株式会社 鋼帯の表裏面検査装置、鋼帯の圧延設備および鋼帯の表裏面検査方法
JP7004605B2 (ja) 2018-04-25 2022-01-21 日本製鉄株式会社 鋼帯の表裏面検査装置、鋼帯の圧延設備および鋼帯の表裏面検査方法
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