JP7004055B1 - エレベーターシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】特定の不適切動作が生じたエレベーター装置以外のエレベーター装置において、同様の不適切動作が発生する可能性を低減できるエレベーターシステムを提供する。【解決手段】エレベーターシステムは、かご4A、かご4B、運行制御部32A、記憶部31A、検出部35A、特定部37A、特定部23、及び禁止部22を備える。禁止部22は、新規の呼びをかご4Bに割り当てるとかご4Bに対する呼びの登録パターンが特定部23によって特定された呼びの登録パターンに一致する場合は、当該新規の呼びをかご4Bに割り当てることを禁止する。【選択図】図1

Description

本開示は、エレベーターシステムに関する。
特許文献1に、エレベーターシステムが記載されている。特許文献1に記載されたエレベーターシステムは、運行記録装置を備える。運行記録装置に、かごの運行に関わる情報の履歴が記録される。
特開2009-227401号公報
特許文献1に記載されたエレベーターシステムでは、オペレーターがある事象が生じた時間帯を入力すると、運行記録装置に記録された履歴から当該事象の原因が解析される。そして、その解析結果はエレベーターの監視センターに送られる。また、当該事象が生じたエレベーター装置では、点検が完了するまで、かごの速度が下げられ、満員を検出するための閾値が下げられる。
特定の事象は、当該事象が生じたエレベーター装置だけでなく、他のエレベーター装置でも生じることがある。しかし、特許文献1に記載されたエレベーターシステムでは、他のエレベーター装置に対する対策が何ら講じられていない。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされた。本開示の目的は、特定の不適切動作が生じたエレベーター装置以外のエレベーター装置において、同様の不適切動作が発生する可能性を低減できるエレベーターシステムを提供することである。
本開示に係るエレベーターシステムは、第1かご及び第2かごと、入力情報に基づいて、第1かごによる運行を制御する第1運行制御手段と、第1運行制御手段への入力情報を含む運行情報を記憶する記憶手段と、第1かごによる運行で発生した特定の不適切動作を検出する検出手段と、検出手段によって不適切動作が検出されると、記憶手段に記憶されている運行情報に基づいて、当該不適切動作が再現される情報入力パターンを特定する第1特定手段と、第1特定手段によって特定された情報入力パターンに基づいて、当該不適切動作が再現される呼びの登録パターンを特定する第2特定手段と、新規の呼びを第2かごに割り当てると第2かごに対する呼びの登録パターンが第2特定手段によって特定された呼びの登録パターンに一致する場合は、当該新規の呼びを第2かごに割り当てることを禁止する禁止手段と、を備える。
本開示に係るエレベーターシステムは、第1かご及び第2かごと、入力情報に基づいて、第1かごによる運行を制御する第1運行制御手段と、第1運行制御手段への入力情報を含む運行情報を記憶する記憶手段と、第1かごによる運行で発生した特定の不適切動作を検出する検出手段と、検出手段によって不適切動作が検出されると、記憶手段に記憶されている運行情報に基づいて、当該不適切動作が再現される情報入力パターンを特定する第1特定手段と、入力情報に基づいて、第2かごによる運行を制御する第2運行制御手段と、第2運行制御手段への情報入力パターンが第1特定手段によって特定された情報入力パターンと一致するか否かを判定する判定手段と、判定手段によって一致することが判定されると、第2運行制御手段への情報の入力タイミングが第1特定手段によって特定された情報入力パターンにおける情報の入力タイミングと一致しなくなるように調整する調整手段と、を備える。
本開示に係るエレベーターシステムであれば、特定の不適切動作が生じたエレベーター装置以外のエレベーター装置において、同様の不適切動作が発生する可能性を低減できる。

実施の形態1におけるエレベーターシステムの例を示す図である。 制御装置の機能を説明するための図である。 群管理装置の動作例を示すフローチャートである。 制御装置の動作例を示すフローチャートである。 制御装置の他の動作例を示すフローチャートである。 群管理装置の他の動作例を示すフローチャートである。 制御装置の他の動作例を示すフローチャートである。 群管理装置のハードウェア資源の例を示す図である。 群管理装置のハードウェア資源の他の例を示す図である。
以下に、図面を参照して詳細を説明する。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1におけるエレベーターシステム1の例を示す図である。エレベーターシステム1は、群管理装置2を備える。群管理装置2は、複数のエレベーター装置3を一群として管理する。本実施の形態では、最も簡単な例として、エレベーターシステム1が2台のエレベーター装置3を備える例を示す。即ち、群管理装置2は、A号機とB号機とを管理する。群管理装置2は、3台以上のエレベーター装置3を管理しても良い。
各エレベーター装置3は、かご4、及び制御装置30を備える。かご4は、昇降路を上下に移動する。かご4は、主ロープ5によって昇降路に吊り下げられる。主ロープ5は、巻上機6に巻き掛けられる。巻上機6は、かご4を駆動する。制御装置30は、巻上機6を制御する。即ち、かご4の移動は、制御装置30によって制御される。
かご4は、ドア7、ドアモータ8、ドアスイッチ9、及び操作盤10を備える。ドアモータ8は、ドア7を駆動する。制御装置30は、ドアモータ8を制御する。即ち、ドア7の開閉動作は、制御装置30によって制御される。ドアスイッチ9は、ドア7が特定の全閉位置にあることを検出する。ドア7が全閉位置にあれば、ドアスイッチ9から制御装置30に全閉情報が送信される。この全閉情報は、ドア7の位置を示す情報の一例である。ドア7が特定の全開位置にあることを検出するためのドアスイッチがかご4に備えられても良い。
操作盤10は、行先釦、戸開釦、及び戸閉釦を備える。操作盤10は、他の釦を備えても良い。操作盤10は、スイッチを備えても良い。操作盤10に備えられた行先釦が押されると、操作盤10から制御装置30に、押された行先釦に対応する行先釦情報が送信される。操作盤10からの行先釦情報は、かご呼びの登録要求である。また、戸開釦が押されると、操作盤10から制御装置30に戸開釦情報が送信される。戸閉釦が押されると、操作盤10から制御装置30に戸閉釦情報が送信される。操作盤10に備えられたスイッチが操作されると、操作盤10から制御装置30に、操作されたスイッチに対応するスイッチ情報が送信される。
各エレベーター装置3は、かご4が乗場の高さに合わせて配置されていることを検出するための着床装置を備える。着床装置は、光電センサ11、及びプレート12を備える。光電センサ11は、かご4に設けられる。プレート12は、昇降路に設けられる。プレート12は、かご4が停止する各乗場の高さに合わせて配置される。光電センサ11がプレート12を検出すると、光電センサ11から制御装置30に、検出されたプレート12に対応するプレート情報が送信される。このプレート情報は、かご4の位置を示す情報の一例である。
各エレベーター装置3は、調速機13を備える。調速機13は、かご4の速度が基準速度を超えると、かご4を強制的に停止させる。当該基準速度は予め設定される。調速機13は、調速車14、及びエンコーダ(図示せず)を備える。調速車14は、かご4の移動と同期して回転する。エンコーダは、調速車14の回転角を検出する。エンコーダは、検出した情報を制御装置30に送信する。エンコーダからの検出情報は、かご4の走行を示す情報の一例である。当該エンコーダの機能と同様の機能を有するエンコーダが巻上機6に備えられても良い。
制御装置30が有する機能については後述する。
エレベーターシステム1は、操作盤15を備える。操作盤15は、かご4が停止する各乗場に設けられる。一例として、操作盤15は、上釦及び下釦を備える。操作盤15に備えられた釦が押されると、操作盤15から群管理装置2に、押された釦に対応する乗場釦情報が送信される。操作盤15からの乗場釦情報は、乗場呼びの登録要求である。
群管理装置2は、割当部21、禁止部22、及び特定部23を備える。図2は、制御装置30の機能を説明するための図である。各エレベーター装置3の制御装置30は、記憶部31、運行制御部32、情報入力部33、情報記録部34、検出部35、抽出部36、特定部37、判定部38、及び調整部39を備える。
以下に、図3から図7も参照し、本エレベーターシステム1の動作について説明する。以下の説明では、エレベーター装置3に備えられた要素を号機別に区別する必要がある場合に、各要素を表す符号にA或いはBを付す。例えば、A号機は、かご4A、及び制御装置30Aを備える。B号機は、かご4B、及び制御装置30Bを備える。
図3は、群管理装置2の動作例を示すフローチャートである。群管理装置2では、操作盤15から乗場釦情報を受信したか否かが判定される(S101)。例えば、建物の1階の乗場で利用者が呼びを登録するために操作盤15の上釦を押すと、群管理装置2は、1階で上釦が押されたことを示す乗場釦情報を受信する(S101のYes)。
割当部21は、操作盤15からの乗場釦情報に応答させるかご4、即ち当該乗場呼びを割り当てるかご4を決定する(S102)。例えば、割当部21は、各エレベーター装置3における乗場呼び及びかご呼びの登録状況に基づいて割当かごを決定する。また、割当部21は、禁止部22による禁止内容にも基づいて割当かごを決定する。禁止部22の機能については後述する。
割当部21が乗場呼びを割り当てるかご4を決定すると、群管理装置2からそのかご4を制御する制御装置30に対して割当情報が送信される(S103)。例えば、S102において新規の乗場呼びがかご4Aに割り当てられると、群管理装置2から制御装置30Aに対して割当情報が送信される。
図4は、制御装置30の動作例を示すフローチャートである。運行制御部32は、かご4によるエレベーター装置3の運行を制御する(S201)。例えば、運行制御部32Aは、かご4Aによる運行を制御する。運行制御部32Bは、かご4Bによる運行を制御する。
上述したように、制御装置30は、群管理装置2、かご4、及び他の機器から種々の情報を受信する。情報入力部33は、これらの受信情報を運行制御部32に入力する。運行制御部32は、情報入力部33からの入力情報に基づいて、種々の動作を含む運行を制御する。
例えば、制御装置30では、操作盤15からの乗場釦情報に基づいて乗場呼びが登録される。制御装置30では、操作盤10からの行先釦情報に基づいてかご呼びが登録される。S201において、運行制御部32は、登録された呼びにかご4が順次応答するようにかご4を移動させる。かご4が乗場に停止すると、運行制御部32は、利用者がかご4に乗降できるようにドア7を開閉させる。
また、各制御装置30では、エレベーター装置3の運行に関する情報を時系列に記録するための処理が行われる。以下においては、当該情報を「運行情報」ともいう。例えば、情報記録部34に、情報入力部33から運行情報が入力される(S202)。情報記録部34は、情報入力部33から入力された運行情報を記憶部31に順次記録する(S203)。これにより、記憶部31に運行情報が蓄積されていく。例えば、記憶部31Aには、A号機の運行に関する情報が記憶される。記憶部31Bには、B号機の運行に関する情報が記憶される。
運行情報には、情報入力部33から運行制御部32への入力情報が含まれる。例えば、当該入力情報には、割当情報、戸開釦情報、戸閉釦情報、行先釦情報、スイッチ情報、ドア7の位置を示す情報、かご4の位置を示す情報、及びかご4の走行を示す情報が含まれる。当該入力情報に、上記情報の一部が含まれなくても良い。当該入力情報に、他の情報が含まれても良い。運行情報に、S201の運行で行われた動作の履歴が含まれても良い。
図5は、制御装置30の他の動作例を示すフローチャートである。検出部35は、S201の運行で発生した特定の不適切動作を検出する。不適切動作は、予め設定される。一例として、安全上の観点から運行を継続できなくなるような異常な動作が不適切動作に設定される。他の例として、運行の継続に支障はないが利用者に不快感を与えるような動作が不適切動作に設定されても良い。
例えば、検出部35は、利用者の閉じ込めを不適切動作として検出する。検出部35は、意図しない戸開及び戸閉を不適切動作として検出しても良い。検出部35は、意図しない呼びの登録及び呼びのキャンセルを不適切動作として検出しても良い。検出部35は、明らかに効率的ではない呼びの割り当てを不適切動作として検出しても良い。検出部35は、他の動作を不適切動作として検出しても良い。
制御装置30では、検出部35によって不適切動作が検出されたか否かが判定される(S301)。以下においては、A号機で特定の不適切動作が発生したものとして、具体例の説明を行う。A号機で発生した不適切動作は検出部35Aによって検出される(S301のYes)。
S301でYesと判定されると、抽出部36は、特定の時間帯の運行情報を記憶部31から抽出する(S302)。この時間帯には、当該不適切動作が発生した時刻が含まれる。一例として、当該時間帯は、不適切動作が発生した時刻のC秒前からD秒後までの時間に設定される。C及びDの値は予め設定される。
特定部37は、抽出部36によって抽出された運行情報に基づいて、当該不適切動作が再現される情報入力パターンを特定する(S303)。即ち、特定部37は、検出部35によって不適切動作が検出されると、記憶部31に記憶されている運行情報に基づいてS303の特定を行う。例えば、特定部37は、抽出部36によって抽出された運行情報を解析する。特定部37は、この解析において機械学習を用いても良い。特定部37は、解析結果に基づいて、入力される情報の種類及び内容とその情報の入力タイミングとが定義された情報入力パターンを作成する。なお、本実施の形態に示す例では、「不適切動作が再現される情報入力パターン」に、「不適切動作が再現される可能性が高いと判断される情報入力パターン」を含めても良い。
特定部37によって特定された情報入力パターンは、制御装置30から群管理装置2に送信される(S304)。また、特定部37によって特定された情報入力パターンは、不適切動作が発生したエレベーター装置3の制御装置30から、不適切動作が発生していない他のエレベーター装置3の制御装置30に送信される(S304)。検出部35Aによって不適切動作が検出された場合、特定部37Aによって特定された情報入力パターンは、制御装置30Aから制御装置30Bに送信される。
群管理装置2では、図3に示すように、特定部37によって特定された情報入力パターンを制御装置30から受信したか否かが判定される(S104)。S104でYesと判定されると、特定部23は、特定部37によって特定された情報入力パターンに基づいて、当該不適切動作が再現される呼びの登録パターンを特定する(S105)。なお、本実施の形態に示す例では、「不適切動作が再現される呼びの登録パターン」に、「不適切動作が再現される可能性が高いと判断される呼びの登録パターン」を含めても良い。
例えば、特定部23は、特定部37によって特定された情報入力パターンを解析することにより、呼びの登録パターンを特定する。特定部23は、この解析において機械学習を用いても良い。他の例として、判定用のパターンが予め設定されていても良い。かかる場合、特定部23は、特定部37によって特定された情報入力パターンに判定用のパターンが含まれているか否かを判定する。特定部23は、情報入力パターンに含まれる判定用のパターンを、不適切動作が再現される呼びの登録パターンとして特定する。なお、判定用のパターンの設定において、機械学習が用いられても良い。
禁止部22は、各エレベーター装置3における呼びの登録パターンが特定部23によって特定された呼びの登録パターンと同じになることを禁止する。図6は、群管理装置の他の動作例を示すフローチャートである。図6は、図3のS102に含まれる処理を示す。図6に示す処理は、割当かごの候補となる各かご4に対して行われる。
図3のS101でYesと判定された場合は、新規の呼びを何れかのかご4に割り当てる必要がある。この時、禁止部22は、この新規の呼びをあるかご4に割り当てると、そのかご4に対する呼びの登録パターンが特定部23によって特定された呼びの登録パターンと一致するか否かを判定する(S401)。
S401でYesと判定される場合、禁止部22は、当該新規の呼びをそのかご4に割り当てることを禁止する(S402)。これにより、そのかご4は、割当かごの候補から除外される。一方、S401でNoと判定される場合、禁止部22は、当該新規の呼びをそのかご4に割り当てることを禁止しない(S403)。これにより、そのかご4は、割当かごの候補から除外されない。割当部21は、S102において、割当かごの候補から除外されていないかご4の中からその新規の呼びに対する割当かごを決定する。
図7は、制御装置30の他の動作例を示すフローチャートである。制御装置30では、他の制御装置30から情報入力パターンを受信したか否かが判定される(S501)。例えば、制御装置30Bでは、特定部37Aによって特定された情報入力パターンを制御装置30Aから受信したか否かが判定される。検出部35Aによって不適切動作が検出されると、制御装置30Bは、S303で特定部37Aによって特定された情報入力パターンを受信する(S501のYes)。
上述したように、運行制御部32は、情報入力部33からの入力情報に基づいて、かご4による運行を制御する。S501でYesと判定されると、判定部38は、情報入力部33から運行制御部32への情報入力パターンがS501で他の制御装置30から受信した情報入力パターンと一致するか否かを判定する(S502)。
S502でYesと判定されると、調整部39は、運行制御部32への情報の入力タイミングを調整する(S503)。例えば、調整部39Bは、運行制御部32Bへの情報の入力タイミングが特定部37Aによって特定された情報入力パターンにおける情報の入力タイミングと一致しなくなるように入力タイミングの調整を行う。これにより、運行制御部32Bへの情報の入力は、特定部37Aが特定した情報入力パターンにおける情報の入力タイミングからずれたタイミングで行われる。
本実施の形態に示す例であれば、例えばA号機で不適切動作が生じた場合に、不適切動作が生じていないB号機において、同様の不適切動作が発生する可能性を低減できる。
不適切動作は、特定の状況下で特定の動作が行われる場合に発生することがある。また、不適切動作は、特定の操作が特定のタイミングで行われる場合に発生することがある。このような原因で発生する不適切動作は、A号機でのみ発生するとは限らない。A号機及びB号機が同機種である場合は、双方で同じ不適切動作が発生し易い。A号機及びB号機が同じ建屋に据え付けられている場合は、双方で同じ不適切動作が発生し易い。A号機及びB号機が同一バンクに属する場合は、双方で同じ不適切動作が発生し易い。また、A号機及びB号機が別のバンクに属する場合であっても、A号機の機器の構成とB号機の機器の構成が似ている場合は、双方で同じ不適切動作が発生し易い。
本実施の形態に示す例では、禁止部22は、新規の呼びをかご4Bに割り当てるとかご4Bに対する呼びの登録パターンが特定部23Aによって特定された呼びの登録パターンと一致する場合に、その新規の呼びをかご4Bに割り当てることを禁止する。これにより、B号機において、A号機で検出された不適切動作が発生することを防止する。
本実施の形態に示す例では、調整部39Bは、運行制御部32Bへの情報の入力タイミングが特定部37Aによって特定された情報入力パターンにおける情報の入力タイミングと一致しなくなるように、運行制御部32Bへの情報の入力タイミングを調整する。これにより、B号機において、A号機で検出された不適切動作が発生することを防止する。
本実施の形態では、エレベーターシステム1が禁止部22と調整部39との双方を備える好適な例について説明した。禁止部22或いは調整部39の一方しかエレベーターシステム1に備えられていなくても一定の効果は期待できる。
本実施の形態では、かご4に行先釦が備えられている例について説明した。行先釦は、乗場の操作盤15に備えられても良い。かかる場合、群管理装置2は、乗場行先呼びの登録要求を乗場釦情報として操作盤15から受信する。
本実施の形態において、符号21~23に示す各部は、群管理装置2が有する機能を示す。図8は、群管理装置2のハードウェア資源の例を示す図である。群管理装置2は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサ41とメモリ42とを含む処理回路40を備える。群管理装置2は、メモリ42に記憶されたプログラムをプロセッサ41によって実行することにより、符号21~23に示す各部の機能を実現する。
プロセッサ41は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ或いはDSPともいわれる。メモリ42として、半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク或いはDVDを採用しても良い。採用可能な半導体メモリには、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM及びEEPROM等が含まれる。
図9は、群管理装置2のハードウェア資源の他の例を示す図である。図9に示す例では、群管理装置2は、例えばプロセッサ41、メモリ42、及び専用ハードウェア43を含む処理回路40を備える。図9は、群管理装置2が有する機能の一部を専用ハードウェア43によって実現する例を示す。群管理装置2が有する機能の全部を専用ハードウェア43によって実現しても良い。専用ハードウェア43として、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらの組み合わせを採用できる。
各制御装置30のハードウェア資源は、図8或いは図9に示す例と同様である。例えば、制御装置30は、ハードウェア資源として、プロセッサとメモリとを含む処理回路を備える。制御装置30は、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサによって実行することにより、符号31~39に示す各部の機能を実現する。制御装置30は、ハードウェア資源として、プロセッサ、メモリ、及び専用ハードウェアを含む処理回路を備えても良い。制御装置30が有する機能の一部或いは全部を専用ハードウェアによって実現しても良い。
なお、制御装置30が有する機能の一部は、群管理装置2に備えられても良い。例えば、特定部37は群管理装置2に備えられても良い。群管理装置2が有する機能の一部は、制御装置30に備えられても良い。例えば、特定部23は制御装置30に備えられても良い。また、エレベーターシステム1は、群管理装置2を備えなくても良い。かかる場合、割当部21、禁止部22、及び特定部23は、必要に応じて制御装置30に備えられる。
1 エレベーターシステム、 2 群管理装置、 3 エレベーター装置、 4 かご、 5 主ロープ、 6 巻上機、 7 ドア、 8 ドアモータ、 9 ドアスイッチ、 10 操作盤、 11 光電センサ、 12 プレート、 13 調速機、 14 調速車、 15 操作盤、 21 割当部、 22 禁止部、 23 特定部、 30 制御装置、 31 記憶部、 32 運行制御部、 33 情報入力部、 34 情報記録部、 35 検出部、 36 抽出部、 37 特定部、 38 判定部、 39 調整部、 40 処理回路、 41 プロセッサ、 42 メモリ、 43 専用ハードウェア

Claims (4)

  1. 第1かご及び第2かごと、
    入力情報に基づいて、前記第1かごによる運行を制御する第1運行制御手段と、
    前記第1運行制御手段への入力情報を含む運行情報を記憶する記憶手段と、
    前記第1かごによる運行で発生した特定の不適切動作を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって不適切動作が検出されると、前記記憶手段に記憶されている運行情報に基づいて、当該不適切動作が再現される情報入力パターンを特定する第1特定手段と、
    前記第1特定手段によって特定された情報入力パターンに基づいて、当該不適切動作が再現される呼びの登録パターンを特定する第2特定手段と、
    新規の呼びを前記第2かごに割り当てると前記第2かごに対する呼びの登録パターンが前記第2特定手段によって特定された呼びの登録パターンに一致する場合は、当該新規の呼びを前記第2かごに割り当てることを禁止する禁止手段と、
    を備えたエレベーターシステム。
  2. 入力情報に基づいて、前記第2かごによる運行を制御する第2運行制御手段と、
    前記第2運行制御手段への情報入力パターンが前記第1特定手段によって特定された情報入力パターンと一致するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって一致することが判定されると、前記第2運行制御手段への情報の入力タイミングが前記第1特定手段によって特定された情報入力パターンにおける情報の入力タイミングと一致しなくなるように調整する調整手段と、
    を更に備えた請求項1に記載のエレベーターシステム。
  3. 第1かご及び第2かごと、
    入力情報に基づいて、前記第1かごによる運行を制御する第1運行制御手段と、
    前記第1運行制御手段への入力情報を含む運行情報を記憶する記憶手段と、
    前記第1かごによる運行で発生した特定の不適切動作を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって不適切動作が検出されると、前記記憶手段に記憶されている運行情報に基づいて、当該不適切動作が再現される情報入力パターンを特定する第1特定手段と、
    入力情報に基づいて、前記第2かごによる運行を制御する第2運行制御手段と、
    前記第2運行制御手段への情報入力パターンが前記第1特定手段によって特定された情報入力パターンと一致するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって一致することが判定されると、前記第2運行制御手段への情報の入力タイミングが前記第1特定手段によって特定された情報入力パターンにおける情報の入力タイミングと一致しなくなるように調整する調整手段と、
    を備えたエレベーターシステム。
  4. 前記記憶手段に記憶される運行情報に、前記第1かごによる運行で行われた動作の履歴が含まれる請求項1から請求項3の何れか一項に記載のエレベーターシステム。
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