JP7003825B2 - 蒸気漏れ防止式締結装置 - Google Patents

蒸気漏れ防止式締結装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7003825B2
JP7003825B2 JP2018080717A JP2018080717A JP7003825B2 JP 7003825 B2 JP7003825 B2 JP 7003825B2 JP 2018080717 A JP2018080717 A JP 2018080717A JP 2018080717 A JP2018080717 A JP 2018080717A JP 7003825 B2 JP7003825 B2 JP 7003825B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
casing
lid
bolt
deaerator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018080717A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019190500A (ja
Inventor
拓寛 藤岡
泰之 杉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2018080717A priority Critical patent/JP7003825B2/ja
Publication of JP2019190500A publication Critical patent/JP2019190500A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7003825B2 publication Critical patent/JP7003825B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)

Description

本発明は、脱気器の開口部を閉塞する蓋体を脱気器の外面に締結する蒸気漏れ防止式締結装置に関する。
特許文献1に開示されているように、脱気器は、復水と蒸気を接触させることによって復水中の溶存酸素を脱気する装置である。また、脱気器の内部のメンテナンスのために、作業員の出入り用の開口部が脱気器に設けられている。脱気器の運転中は、その開口部が蓋体によって閉塞されており、その蓋体がボルトナット締結装置によって脱気器に固定されている。ところが、脱気器内の蒸気が、締結装置に存在する微小な隙間を通じて外部に漏洩することがある。蒸気漏洩が発生すると、締結装置のナットの増し締めや脱気器の停止・メンテナンスが必要となる。
特開2000-262809号公報
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、蓋体を脱気器の外面に締結する締結装置における蒸気漏れを防止することである。
以上の課題を解決するために、脱気器の外面に形成された開口部を閉塞する蓋体を前記脱気器の外面に締結する蒸気漏れ防止式締結装置は、前記開口部の周辺において前記脱気器の外面に立設され、前記蓋体に形成された挿通孔に挿通されるボルトと、前記ボルトに螺合して、前記蓋体を前記脱気器の外面に締結するナットと、中空を有するとともに、前記中空を間に置いて前記ボルトの軸方向に相対する位置に第1開口及び第2開口を有したケーシングと、前記ボルトの先端部に螺合する袋ナットと、を備え、前記ケーシングの前記第1開口の縁部が前記蓋体に突き当てられ、前記ナットが前記ケーシングの前記中空に収容され、前記ボルトが前記ケーシングの前記第1開口、前記中空及び前記第2開口を貫通し、前記ボルトの先端部と前記袋ナットの螺合によって前記ケーシングが前記袋ナットにより前記蓋体に締結され、前記ケーシングの前記第2開口が前記袋ナットによって閉塞される。
以上によれば、ボルトとナットの締結部に存在する微小な隙間を通じて蒸気が漏洩した場合でも、その蒸気はケーシングの中空に閉じ込められる。よって、蒸気漏れを防止することができる。
本発明の実施形態によれば、蒸気漏れを防止できる。
脱気器の正面図である。 脱気器の開口を閉塞する蓋体の周縁部の断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は脱気器1の正面図である。
脱気器1は、脱気塔2と、脱気塔2の下に設けられた貯水タンク3とを有する。復水器等から復水が配管5を通じて脱気塔2に供給され、蒸気が配管6を通じて脱気塔2に供給され、供給された水と蒸気が互いに接触することによって、水中の溶存酸素が分離される。分離された酸素は他のガスとともに脱気塔2から配管7へ排出される。脱気された水は脱気塔2から貯水タンク3に流入して、貯水される。また、配管6を通じて貯水タンク3に供給された蒸気が貯水タンク3内の貯水中に噴出して、貯水中を上昇する。貯水の水面から噴出した蒸気が貯水タンク3から脱気塔2に流動する際に、蒸気と水が接触することによっても、水中の溶存酸素が分離される。貯水タンク3内の水は配管8を通じてボイラ等に供給される。
貯水タンク3の外面には、メンテナンスの際に作業者が通る開口部4が形成されており、その開口部4が蓋体10によって閉塞されている。蓋体10は、蓋体10の周縁部に沿って周方向に配列された蒸気漏れ防止式締結装置20によって貯水タンク3の外面に締結されている。以下、図2の断面図を参照して、蒸気漏れ防止式締結装置20について詳細に説明する。
図2に示すように、蒸気漏れ防止式締結装置20はボルト21、ナット22、ワッシャー23、ケーシング30、袋ナット40及びリング状シール50,60を備える。
ボルト21は、貯水タンク3の開口部4の周辺において、貯水タンク3の外面3aに対して立てた状態に固定されている。一方、蓋体10の周縁部には挿通孔11が形成され、挿通孔11にはボルト21が挿通されている。このボルト21はワッシャー23に挿通され、更にナット22に螺合する。ボルト21とナット22の螺合によって、蓋体10が貯水タンク3の外面3aに締め付けられている。ナット22と蓋体10との間にワッシャー23が介挿される。
ケーシング30の第1開口31が蓋体10に向けられ、第1開口31の縁部32がシール50を介して蓋体10に突き当てられ、ナット22がケーシング30の中空33に収容されている。第1開口31の縁部32が蓋体10の挿通孔11を囲繞する。ボルト21は第1開口31からケーシング30の中空33に挿入されているとともに、中空33から反対側の第2開口34を通ってケーシング30の外側に突き出ている。これにより、第1開口31と第2開口34は、中空33を第1開口31と第2開口34の間に置いて、ボルト21の軸方向に相対する。ここで、ケーシング30は、筒状部35と、筒状部35の端部から内側に突き出る共に第2開口34の縁を画定するリング状のエンドプレート36と、を有する。筒状部35とエンドプレート36は溶接等によって一体化されている。
ケーシング30の外側では、袋ナット40がボルト21の先端部に螺合する。これにより袋ナット40がケーシング30、特にエンドプレート36に締め付けられ、第2開口34が袋ナット40によって閉塞されている。袋ナット40とエンドプレート36との間にはシール60が挟み込まれ、袋ナット40とエンドプレート36との間がシール60によって密封されている。
また、袋ナット40とボルト21の螺合によって、ケーシング30の第1開口31の縁部32が蓋体10に締め付けられている。ケーシング30の第1開口31の縁部32と蓋体10との間がシール50によって密封されている。
以上の実施形態においては、ボルト21とナット22との間のバックラッシュ、ナット22とワッシャー23との間の微小な隙間、ワッシャー23と蓋体10との間の微小な隙間、挿通孔11内に存在する微小な隙間等を通じて蒸気が漏洩した場合でも、その蒸気はケーシング30の中空33に閉じ込められる。ケーシング30の中空33内の蒸気及び凝縮水はシール50,60によってケーシング30の外側に漏洩しない。更に、ボルト21の先端が袋ナット40によって覆われているため、袋ナット40とボルト21の間のバックラッシュに起因した蒸気や凝縮水の漏洩が発生しない。
なお、脱気塔2の外面にメンテナンス用の開口部が形成され、その開口部が蓋体によって閉塞されているが、この蓋体も蒸気漏れ防止式締結装置20と同様な蒸気漏れ防止式締結装置によって脱気塔2の外面に締結されている。
1…脱気器
3…貯水タンク
3a…貯水タンクの外面
4…開口部
10…蓋体
11…挿通孔
20…蒸気漏れ防止式締結装置
21…ボルト
22…ナット
30…ケーシング
31…第1開口
32…第1開口の縁部
33…中空
34…第2開口
40…袋ナット
50,60…シール

Claims (3)

  1. 脱気器の外面に形成された開口部を閉塞する蓋体を前記脱気器の外面に締結する蒸気漏れ防止式締結装置において、
    前記開口部の周辺において前記脱気器の外面に立設され、前記蓋体に形成された挿通孔に挿通されるボルトと、
    前記ボルトに螺合して、前記蓋体を前記脱気器の外面に締結するナットと、
    中空を有するとともに、前記中空を間に置いて前記ボルトの軸方向に相対する位置に第1開口及び第2開口を有したケーシングと、
    前記ボルトの先端部に螺合する袋ナットと、を備え、
    前記ケーシングの前記第1開口の縁部が前記蓋体に突き当てられ、前記ナットが前記ケーシングの前記中空に収容され、前記ボルトが前記ケーシングの前記第1開口、前記中空及び前記第2開口を貫通し、前記ボルトの先端部と前記袋ナットの螺合によって前記ケーシングが前記袋ナットにより前記蓋体に締結され、前記ケーシングの前記第2開口が前記袋ナットによって閉塞される
    蒸気漏れ防止式締結装置。
  2. 前記ケーシングの前記第1開口の縁部と前記蓋体との間を密封するシールを更に備える
    請求項1に記載の蒸気漏れ防止式締結装置。
  3. 前記袋ナットと前記ケーシングとの間を密閉するシールを更に備える
    請求項1又は2に記載の蒸気漏れ防止式締結装置。
JP2018080717A 2018-04-19 2018-04-19 蒸気漏れ防止式締結装置 Active JP7003825B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018080717A JP7003825B2 (ja) 2018-04-19 2018-04-19 蒸気漏れ防止式締結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018080717A JP7003825B2 (ja) 2018-04-19 2018-04-19 蒸気漏れ防止式締結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019190500A JP2019190500A (ja) 2019-10-31
JP7003825B2 true JP7003825B2 (ja) 2022-01-21

Family

ID=68389631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018080717A Active JP7003825B2 (ja) 2018-04-19 2018-04-19 蒸気漏れ防止式締結装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7003825B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003265903A (ja) 2002-03-14 2003-09-24 Star Cluster:Kk 洗浄液の脱気装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55159707U (ja) * 1979-04-28 1980-11-17
US4400123A (en) * 1980-07-14 1983-08-23 Rodun Development Corporation Nut and thread protector
JPH1061643A (ja) * 1996-08-23 1998-03-06 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 連結部材用保護カバー

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003265903A (ja) 2002-03-14 2003-09-24 Star Cluster:Kk 洗浄液の脱気装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019190500A (ja) 2019-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5297061B2 (ja) フランジ接合構造
JP6903025B2 (ja) 流体デバイス
US10144089B2 (en) Laser processing apparatus
JP7003825B2 (ja) 蒸気漏れ防止式締結装置
JP4872867B2 (ja) 洗面ボウルの排水構造
JP4355195B2 (ja) ベローズバルブ
CN106122609A (zh) 一种用于核装置的具有双重密封功能的流体馈通件
US20100034526A1 (en) Steam generator
KR20070100475A (ko) 응축수 배수관용 스팀 트랩
JP2018194184A (ja) ドレン回収システム及び配管継手
JP4624254B2 (ja) 管路末端機器の漏洩補修継手
JP2005155677A (ja) ベローズバルブ
JP2006247468A (ja) スクラバーの液漏れ防止装置
KR101556102B1 (ko) 열교환기 전열관의 기계식 관막음 장치
US1221719A (en) Relief-valve.
JP6718214B2 (ja) フューエルインレット
US1192417A (en) Safety hand-hole cover for steam-boilers and air and oil reservoirs.
JP6237560B2 (ja) 配管継手カバー,配管継手カバーの取付方法,及び配管継手部の流体飛散防止装置
KR200185624Y1 (ko) 패킹식 관이음 게이트밸브 (안쪽나사)
KR102347066B1 (ko) 누출감지가 가능한 누출방지용 클램프장치
JPS5810071Y2 (ja) ベン
US770651A (en) Boiler stay-bolt
JP6234839B2 (ja) デリバリパイプ
US1350489A (en) Repair-plug
US1748665A (en) Washout plug

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7003825

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150