JP7002818B2 - 経路案内システム、携帯端末および経路案内方法 - Google Patents

経路案内システム、携帯端末および経路案内方法 Download PDF

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特許法第30条第2項適用 1. 公開1 (1)販売日 平成29年9月20日 (2)販売した場所 サイト名:iTunes https://itunes.apple.com/us/app/alpine-go/id1246863059?mt=8 サイト名:Google Play https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.alpine.apn.iw.fy2016.AlpineGo (3)公開者 アルパイン株式会社 (4)販売した物の内容 アルパイン株式会社が、上記アドレスのデジタルコンテンツ配信サービスにおいて、金森朋子が発明した経路案内システムに関するアプリケーション「Alpine Go!」を販売した。 2. 公開2 (1)ウェブサイトの掲載日 平成29年10月26日 (2)ウェブサイトのアドレス https://www.alpine-usa.com/product/view/x108u https://www.alpine-usa.com/product/view/apple-carplay-android-auto-ilx-207 https://www.alpine-usa.com/product/view/x208u https://www.alpine-usa.com/product/view/ine-w977hd (3)公開者 アルパイン株式会社 (4)公開された発明の内容 アルパイン株式会社が、上記アドレスで公開されているアルパイン株式会社のウェブサイトにて、金森朋子が発明した経路案内システムに関するアプリケーション「Alpine Go!」を公開した。
本発明は、経路案内システム、携帯端末および経路案内方法に関し、特に、携帯端末と車載装置とが連携して経路案内を行う経路案内システム、この経路案内システムに用いられる携帯端末、および、経路案内システムおよび携帯端末が経路案内を行うときの経路案内方法に用いて好適なものである。
従来、搭乗者により車両に持ち込まれた携帯端末と、車両に設けられた車載装置との間で通信する経路案内システムにおいて、携帯端末で経路案内に関する画像を表示すると共に、携帯端末から車載装置に対して必要な情報を送信し、車載装置が携帯端末に表示された画像と同一性を有する画像を車載の表示パネルに表示する経路案内システムが知られている。以下、経路案内システムにおいて、車載装置が、携帯端末に表示される経路案内に関する画像と同一性を有する画像を車載の表示パネルに表示して経路の案内を行うことを「同時案内」という。この経路案内システムによれば、搭乗者は、携帯端末の表示部と比較してサイズの大きい車内の表示パネルを参照して、経路案内に関する情報を取得することができる。
特許文献1には、このような経路案内システムにおいて、車載装置による同時案内が行われているときに、携帯端末と地図データを提供するサーバ装置との間で通信ができなくなり、携帯端末側で地図が表示されなくなった場合であっても、車載装置の機能により車載の表示パネルに地図を表示し、同時案内が行われている間、車載の表示パネルに、地図が表示された状態が維持されるようにした技術が記載されている。
特開2016-200540号公報
ところで、現状、異なる地図データが複数の組織により提供されており、ユーザは、自身の携帯端末の表示部に地図を表示する場合、所望の地図データを利用することが可能である。そして、地図データには、精度の高さや、施設に関する情報の更新頻度、地図データに基づいて表示される地図の見た目の見易さ等に違いがある。
ここで、上述した経路案内システムでは、携帯端末が特定の地図データを利用して経路案内を行っている場合にのみ、車載装置による同時案内が可能に構成されたものがある。一例として、同時案内に関するサービスの提供者が、携帯端末において当該提供者が提供する地図データを利用した経路案内が行われている場合にのみ、車載装置による同時案内を許可する仕様としている場合である。このような場合、同時案内に際して、経路案内には特定の地図データを利用する必要があるものの、経路案内の前段階では、他の地図データを利用して目的地とする地点が表示された地図を表示し、ユーザが当該地図を参照しつつ、同時案内の開始を指示できるようにしたいとするニーズが存在する。これは、上述したように、地図データには、精度の高さや、地点に関する情報の更新頻度、地図データに基づいて表示される地図の見た目の見易さ等に違いがあり、目的地とする地点が表示された地図の表示には、当該特定の地図データよりも、当該他の地図データを利用した方がユーザにとって適切な場合があるからである。
従来、このようなニーズに応える技術は存在せず、ユーザは、同時案内を開始させる場合、当該特定の地図データに基づく地図を表示させた上で、当該地図を参照しつつ同時案内の開始の指示を行うほかなかった。なお、特許文献1には、携帯端末が特定の地図データを利用して経路案内を行っている場合にのみ、車載装置による同時案内が可能に構成されていることを前提とした技術についての記載はなく、特許文献1の技術では、このようなニーズに応えることはできない。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、車載装置が、携帯端末の表示部に表示された経路案内に関する画像と同一性を有する画像を車載の表示パネルに表示して経路案内を行う経路案内システムにおいて、携帯端末で特定の地図データによる経路案内が行われている場合にのみ、車載装置で携帯端末に表示される経路案内に関する画像と同一性を有する画像が表示可能とされている場合に、当該特定の地図データ以外の地図データを利用して、目的地とする地点が表示された地図を表示し、ユーザが当該地図を参照しつつ、目的地とする地点までの経路の案内の開始を指示できるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、携帯端末は、第1地図データに基づいて、ユーザにより指定された地点である指定地点がマーキングされた第1地図を表示部に表示する。そして、携帯端末は、第1地図が表示部に表示されているときに、マーキングされた指定地点までの経路の案内が指示された場合、第1地図における指定地点の位置を示す位置情報を取得し、位置情報および第2地図データに基づいて、第2地図上で経路を案内すると共に、経路の案内中、経路案内に関する経路案内関連情報を車載装置に送信する。車載装置は、経路案内関連情報を受信し、受信した経路案内関連情報に基づいて、携帯端末の表示部に表示された画像と同一性を有する画像を車載の表示パネルに表示する。
上記のように構成した本発明によれば、第1地図データに基づく第1地図上に目的地となる指定地点がマーキングされた状態で、ユーザが、当該指定地点を指定して、目的地までの経路の案内の開始を指示した場合、第1地図における指定地点の位置が、第2地図データに基づく第2地図における目的地の位置として適切に引き継がれた上で、第2地図データを利用した経路の案内が行われる。そして、携帯端末により第2地図データを利用した経路の案内が行われている間、車載装置に必要な情報が送信されて、車載装置において携帯端末に表示された画像と同一性を有する画像が表示される。このため、携帯端末で第2地図データによる経路案内が行われている場合にのみ、車載装置で携帯端末に表示される経路案内に関する画像と同一性を有する画像が表示可能とされている場合に、当該第2地図データ以外の第1地図データを利用して目的地とする地点が表示された地図を表示できると共に、ユーザは、当該地図を参照しつつ、その地点までの経路の案内の開始の指示を行える。
本発明の一実施形態に係る経路案内システムの構成例を示すブロック図である。 地点登録部によって表示される各種画面の一例を示す図である。 第1地図表示部および第2地図表示部によって表示される各種画面の一例を示す図である。 同時案内画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る経路案内システムの動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る経路案内システム1の機能構成例を示すブロック図である。図1に示すように、経路案内システム1は、車載装置2と、車載装置2と接続可能な携帯端末3とを備える。車載装置2は、車両に搭載された装置であり、表示パネル4に接続される。表示パネル4は、車両のダッシュボードや、センターコンソール等、搭乗者が視認可能な位置に設けられた表示装置(液晶表示パネル等)である。本実施形態では、表示パネル4の表示領域は、携帯端末3のタッチパネル5(後述)の表示領域よりも十分に大きい。携帯端末3は、移動体通信ネットワークや、インターネット等を含んで構成されたネットワークNにアクセスする機能を有する。ネットワークNには、後述するユーザ管理サーバ6、第1地図データサーバ7および第2地図データサーバ8が接続されている。
携帯端末3は、車両に搭乗する搭乗者が所持する携帯型の端末である。本実施形態では、携帯端末3は、板状の筐体を有し、板状の筐体の前面の広い領域にタッチパネル5(特許請求の範囲の「表示部」に相当)が設けられたタブレット端末(いわゆるスマートフォンを含む)であるものとする。特に、本実施形態に係る携帯端末3は、特定のオペレーティングシステム(以下、「特定OS」と表現する)が搭載された端末であり、後述する各種機能を有する特定のアプリケーション(以下、「特定アプリ」と表現する)がインストールされている。また、本実施形態に係る携帯端末3は、GPSユニットを備えており、携帯端末3の現在位置を検出する機能を有する。携帯端末3にインストールされたアプリケーションは、特定OSが提供するAPI(Application Programming Interface)を利用して、適宜、携帯端末3の現在位置を示す情報を取得できる。
本実施形態に係る車載装置2は、以下の機能を有する。すなわち、車載装置2は、特定OSが搭載された携帯端末3において、特定アプリの機能により、第2地図データ(後述)を用いた経路案内が行われている場合、携帯端末3と通信して必要な情報を取得し、携帯端末3のタッチパネル5に表示された画像と同一性を有する画像を表示パネル4に表示する機能を有する。ユーザは、当該機能を有することにより、携帯端末3のタッチパネル5と比較して、サイズが大きい表示パネル4を参照して、経路案内に関する情報を取得することができる。以下、車載装置2が、携帯端末3に表示される経路案内に関する画像と同一性を有する画像を表示パネル4に表示して経路の案内を行うことを「同時案内」という。
特定OSが搭載された携帯端末3が第2地図データを利用して経路案内を行っている場合にのみ、車載装置2による同時案内が可能とされている理由は、以下である。すなわち、車載装置2の同時案内に関する機能は、特定OSおよび第2地図データを提供する特定の組織によって提供されている。そして、当該特定の組織により、当該特定OS以外のオペレーティングシステムが搭載された携帯端末と車載装置2とが連携して同時案内が行われることが、仕様により制限されているからである。
図1に示すように、携帯端末3は、機能構成として、ネットワーク通信部9、通信部10、地点登録部11、第1地図表示部12、第2地図表示部13および情報送信部14を備える。また、携帯端末3は、記憶媒体として、位置情報記憶部15を備える。また、車載装置2は、機能構成として、通信部20および表示制御部21を備える。上記各機能ブロック9~14、20、21は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック9~14、20、21は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
携帯端末3のネットワーク通信部9は、ネットワークNにアクセスし、所定の通信規格でネットワークNと接続する機器と通信する。携帯端末3の通信部10は、所定の通信規格で車載装置2と通信する。車載装置2の通信部20は、所定の通信規格で携帯端末3と通信する。本実施形態では、車載装置2と携帯端末3とはUSBケーブルで接続され、USBに従って通信する。ただし、これら装置間での通信に用いる規格は何でもよく、また、有線通信であっても無線通信であってもよい。
地点登録部11は、ユーザの要求に応じて、候補地点の住所を示す地点住所情報を登録する。候補地点とは、ユーザが目的地とする可能性がある地点をいい、例えば、ユーザが興味を持った施設(いわゆるPOI(Point of interest))である。なお、本実施形態では、施設とは、構造物や、建造物等の設備だけでなく、公園や、広場等の区域等、経路案内に際して目的地となり得る地点を広く意味する。以下、地点登録部11の処理について詳述する。
ここで、ユーザは、携帯端末3のウェブブラウザを立ち上げ、所望のウェブページを閲覧しているときに、ウェブページで紹介されている施設に、いつか行ってみたいと思うことがある。本実施形態では、このような場合に、地点登録部11の機能により、ユーザは、簡易に、その施設(候補地点)の住所を示す地点住所情報を登録することができる。
詳述すると、図2(A)は、複数の施設について、施設の内容が施設の住所と共に表示されたウェブページの一例である。ウェブページが表示されているときに、タッチパネル5に対して特定のタッチ操作(例えば、下スクロールを指示するフリック)が行われると、ウェブページの下方(タッチパネル5の表示領域の下端)に、オプションキー一覧R2Aが表示される。このオプションキー一覧R2Aには、アイコン一覧R2B(図2(B))の表示を指示するボタンB2Aが表示されており、ユーザによりボタンB2Aがタッチ操作されると、アイコン一覧R2Bがタッチパネル5にポップアップにより表示される。
図2(B)はアイコン一覧R2Bの一例である。図2(B)に示すように、アイコン一覧R2Bには、ウェブページのURLをメールアプリや、チャットアプリで送信する場合に操作されるアイコンが表示されるほか、特定アプリの起動を指示するアイコンB2Bが表示される。ユーザによりアイコンB2Bがタッチ操作されると、特定アプリが起動し、地点登録部11は、起動した特定アプリの機能により、住所一覧R2Cを表示する。なお、特定アプリがインストールされたときに、ユーザIDが発行されている。
図2(C)は住所一覧R2Cの一例である。住所一覧R2Cの表示に際して、地点登録部11は、ウェブページの描画データ(HTMLファイル等)を分析し、ウェブページに記載された施設の住所を示す地点住所情報を抽出する。そして、地点登録部11は、抽出した地点住所情報が一覧的に表示された住所一覧R2Cを表示する。住所一覧R2Cでは、地点住所情報のそれぞれと対応付けて、登録指示ボタンB2Cが表示される。ユーザは、自身が行ってみたいと考える施設(候補地点)の地点住所情報に対応する登録指示ボタンB2Cをタッチ操作することにより、候補地点を選択する。ユーザにより一の地点住所情報に対応する登録指示ボタンB2Cがタッチ操作されると、地点登録部11は、ユーザIDと共に、当該一の地点住所情報の登録を指示するデータをユーザ管理サーバ6に送信する。
ユーザ管理サーバ6は、ユーザ管理データベース6aを有するサーバ装置である。ユーザ管理データベース6aは、ユーザごとに、ユーザIDと対応付けて、ユーザに関する各種情報を記憶する。特に、ユーザ管理データベース6aは、ユーザごとに、ユーザIDと対応づけて、ユーザによって選択された候補地点の地点住所情報を記憶する。ユーザ管理サーバ6は、携帯端末3から、ユーザIDと共に、一の地点住所情報の登録を指示するデータを受信した場合、ユーザ管理データベース6aにアクセスし、当該ユーザIDと対応付けて、当該一の地点住所情報を記憶する。
地点登録部11により以上の処理が行われる結果、ユーザ管理データベース6aには、ユーザごとに、ユーザが過去に選択した候補地点の地点住所情報が累積的に登録される。なお、詳細は省略するが、ユーザ管理データベース6aに登録された地点住所情報の削除や、内容の変更は所定の手段で行うことが可能である。
なお、地点住所情報の登録に関し、地点登録部11は、他の方法によっても、候補地点の地点住所情報を登録可能である。例えば、地点登録部11は、ユーザに対して、地点住所情報を入力するユーザインターフェースを提供し、ユーザインターフェースに対する入力に基づいて地点住所情報を登録する。また例えば、地点登録部11は、特定アプリ以外の他のアプリケーションと連携し、他のアプリケーションから、地点住所情報を取得し、登録する。
第1地図表示部12は、第1地図データ7a(後述)に基づいて、ユーザにより指定された指定地点(後述)がマーキングされた第1地図(後述)をタッチパネル5に表示する。以下、第1地図表示部12の処理について詳述する。
ユーザは、自身が選択した候補地点のうち、いずれかの候補地点に行くため、同時案内による候補地点までの経路の案内を希望する場合、特定アプリを起動し、所定の操作を行って、自身が過去に選択した候補地点の地点住所情報の一覧が表示された候補地点一覧R3A(図3(A))を表示することを指示する。第1地図表示部12は、当該指示を受け付けた場合、ユーザIDと共に、登録された地点住所情報の送信を要求するデータをユーザ管理サーバ6に送信する。ユーザ管理サーバ6は、当該データを受信した場合、ユーザ管理データベース6aにおいて、ユーザIDと対応付けられた地点住所情報を取得し、第1地図表示部12に送信する。第1地図表示部12は、地点住所情報を受信し、取得する。そして、第1地図表示部12は、取得した地点住所情報のそれぞれが一覧的に表示された候補地点一覧R3Aをタッチパネル5に表示する。
図3(A)は、タッチパネル5に表示された候補地点一覧R3Aの一例を示す図である。図3(A)に示すように、候補地点一覧R3Aには、地点住所情報が一覧的に表示される。候補地点一覧R3Aに一覧的に表示される地点住所情報は、ユーザが過去に選択した候補地点のそれぞれの住所を示す情報である。候補地点一覧R3Aにおいて、地点住所情報のそれぞれは、タッチ操作により選択することができる。ユーザは、所望の地点住所情報をタッチ操作によって選択することにより、候補地点のうち、1つの候補地点を指定する。ここでユーザによって指定された候補地点が、「指定地点」に相当する。
ユーザによって地点住所情報がタッチ操作されることにより、指定地点が指定されると、第1地図表示部12は、第1地図データサーバ7にアクセスし、ユーザによって選択された地点住所情報が示す住所によって表される指定地点を中心とした所定スケールの地図をタッチパネル5に表示させるために必要なデータを取得する。当該データの取得は、特定アプリの機能により、WebApiを利用して、地点住所情報や、地図のスケールを示す情報、その他の必要な情報が第1地図データサーバ7に提供された上で適切に実行される。第1地図データサーバ7は、データベース化された第1地図データ7aを有し、クライアントからの要求に応じて、所定の領域の地図を表示するために必要なデータをクライアントに応答するサーバである。以下、携帯端末3において第1地図データ7aに基づいて表示される地図を「第1地図」と表現し、後述する「第2地図」と区別する。
第1地図表示部12は、第1地図データサーバ7から取得したデータに基づいて、第1地図画面G3Bをタッチパネル5に表示する。図3(B)は、第1地図画面G3Bの一例を示す図である。図3(B)に示すように、第1地図画面G3Bの広い領域には、指定地点を中心とした所定スケールの第1地図が表示される。なお、第1地図画面G3Bに表示された第1地図は、ユーザの操作に応じてスクロールや、拡大/縮小が可能である。また、第1地図画面G3Bに表示された第1地図では、携帯端末3の現在位置(=ユーザの現在位置)に、所定のマークが付される。ユーザの操作に応じた第1地図のスクロール、拡大/縮小や、第1地図へのユーザの現在位置への所定のマークの付加は、第1地図表示部12と第1地図データサーバ7とが連携して適切に行われる。
第1地図の表示に際し、第1地図表示部12は、指定地点に所定のマークを付すことにより、第1地図における指定地点の位置をマーキングする。詳細には、第1地図表示部12は、第1地図上で指定地点にマーキングする際、ユーザが選択した地点住所情報(指定地点の住所を示す情報)を、値として地図座標系の位置座標を有する指定地点位置情報に変換する。第1地図における任意の位置は、地図座標系の座標により表すことが可能である。第1地図表示部12は、地点住所情報から指定地点位置情報への変換(住所から地図座標系の座標への変換)を、適宜、第1地図データサーバ7と連携して実行する。
第1地図表示部12は、指定地点位置情報を、位置情報記憶部15に記憶する。第1地図表示部12は、位置情報記憶部15が記憶する指定地点位置情報に基づいて、適宜、第1地図画面G3Bに表示された第1地図における指定地点位置情報が示す位置を特定し、特定した位置にマーキングする。図3(B)の例では、第1地図における指定地点の位置(ユーザが選択した地点住所情報が示す住所に対応する位置)に黒丸から成るマークM1が付加されている。ユーザは、第1地図画面G3Bを参照することにより、第1地図における指定地点の位置を認識できるとと共に、指定地点の周辺の状況を確認することができる。指定地点位置情報は、特許請求の範囲の「位置情報」に相当する。
図3(B)に示すように、第1地図画面G3Bにおいて、第1地図の上方(表示領域の上端部)には、ユーザが選択した地点住所情報が表示される領域が設けられており、当該領域の右部には、マップ切替ボタンB3Bが表示される。ユーザは、第1地図を参照し、適宜、第1地図をスクロールしたり、拡大/縮小したりして、指定地点の周辺の状況を確認したり、指定地点とユーザの現在位置との位置関係を確認したりする。そして、指定地点へ行くことを決め、同時案内による指定地点までの経路の案内の開始を指示する場合、ユーザは、マップ切替ボタンB3Bをタッチ操作する。
以上のように、第1地図表示部12は、第1地図データ7aに基づいて、ユーザにより指定された指定地点がマーキングされた第1地図をタッチパネル5に表示し、ユーザに、第1地図における指定地点の位置を明示する。ユーザは、第1地図データ7aに基づく第1地図を利用して、指定地点の位置や、指定地点の周辺の状況、指定地点と現在位置との位置関係を認識する。
第2地図表示部13は、同時案内による指定地点までの経路の案内の開始の指示に応じて、第1地図画面G3Bに代えて第2地図画面G3C(後述)をタッチパネル5に表示すると共に、第2地図(後述)を用いて、ユーザの現在位置(携帯端末3の現在位置)から指定地点までの経路を案内する。以下、第2地図表示部13の処理について詳述する。
上述したように、ユーザは、同時案内による指定地点までの経路の案内の開始を指示する場合、第1地図画面G3Bに設けられたマップ切替ボタンB3Bをタッチ操作する。第2地図表示部13は、マップ切替ボタンB3Bがタッチ操作された場合、そのことを検出する。第2地図表示部13は、マップ切替ボタンB3Bがタッチ操作されたことを検出した場合、位置情報記憶部15に記憶された指定地点位置情報を取得する。
指定地点位置情報を取得した後、第2地図表示部13は、第2地図データサーバ8にアクセスし、ユーザの現在位置(携帯端末3の現在位置)から、指定地点位置情報が示す位置に至るまでの経路(以下、「誘導経路」という)を示す誘導経路情報を取得する。第2地図データサーバ8は、データベース化された第2地図データ8aを有し、クライアントからの要求に応じて、クライアントに所定の領域の地図を表示するために必要なデータを応答するサーバである。また、第2地図データサーバ8は、クライアントからの要求に応じて、1の地点を出発地とし、他の地点を目的とする経路を探索し、経路を示す情報をクライアントに応答する機能を有する。第2地図表示部13による誘導経路情報の取得は、特定アプリの機能により、WebApiを利用して、出発地としての携帯端末3の現在位置を示す情報、および、目的地としての指定地点位置情報、その他の必要な情報が第2地図データサーバ8に適切に提供された上で実行される。なお、ユーザの移動に伴って、携帯端末3の現在位置は随時変移する。第2地図表示部13は、誘導経路の案内を行っている間、随時、必要な情報を第2地図データサーバ8に送信し、その時点での携帯端末3の現在位置を出発地とする誘導経路を示す誘導経路情報を取得する。
誘導経路情報の取得と並行して、第2地図表示部13は、第2地図画面G3Cに第2地図データ8aに基づく地図(以下、第2地図データ8aに基づく地図を「第2地図」という)を表示するために必要なデータを、第2地図データサーバ8から取得する。そして、第2地図表示部13は、第2地図データサーバ8から取得した地図に関するデータ、および、誘導経路情報に基づいて、第2地図画面G3Cをタッチパネル5に表示する。図3(C)は第2地図画面G3Cの一例を示す図である。図3(C)に示すように、第2地図画面G3Cには、第2地図データ8aに基づく第2地図が表示される。第2地図表示部13は、第2地図上に、誘導経路に従って延びる線状の画像を付加することによって、誘導経路を案内する。第2地図表示部13は、携帯端末3の現在位置の変移や、ユーザによる第2地図のスクロール、拡大/縮小に応じて、第2地図データサーバ8から必要なデータを取得して、適切な領域の第2地図を表示すると共に、適切な態様で誘導経路を示す画像を付加する。また、第2地図表示部13は、第2地図画面G3Cに表示された第2地図に、携帯端末3の現在位置や、指定地点位置情報が示す位置が含まれる場合には、これら位置に、マークを付加する。図3(C)の例では、第2地図画面G3Cにおいて、第2地図上に、携帯端末3の現在位置を示すマークM2と、指定地点位置情報が示す位置を示すマークM3と、誘導経路を示す画像G1とが付加されている。
情報送信部14は、マップ切替ボタンB3Bがユーザによって操作されることに応じて、第2地図表示部13により誘導経路の案内が行われている間、経路案内に関する経路案内関連情報(後述)を車載装置2に送信する。以下、情報送信部14の処理について詳述する。
ここで、第2地図表示部13は、第2地図画面G3Cの第2地図の表示に際し、以下の処理を実行している。すなわち、第2地図表示部13は、所定の周期で、バッファを利用して、誘導経路を示す画像や、携帯端末3の現在位置を示すマークが付加された第2地図の画像データを生成する。第2地図表示部13は、第2地図の表示に関しては、バッファに展開された画像データに基づいて表示を行う。そして、情報送信部14は、第2地図表示部13により誘導経路の案内が行われている間、所定の周期で、バッファに展開される画像データ(第2地図画面G3Cに表示される第2地図が記録された画像データ)を取得し、車載装置2に送信する。本実施形態では、第2地図表示部13により誘導経路の案内が行われている間、第2地図表示部13が所定の周期で車載装置2に送信する画像データが「経路案内関連情報」に相当する。
車載装置2の表示制御部21は、情報送信部14から、所定の周期で画像データを受信する。表示制御部21は、所定の周期で受信する画像データに基づいて表示パネル4を制御し、表示パネル4に同時案内画面G4を表示する。図4は、図3(C)の第2地図画面G3Cが表示されているときに表示パネル4に表示される同時案内画面G4の一例を示す図である。図4に示すように、同時案内画面G4は、種々の付加情報が表示される付加情報表示領域AR1と、地図表示領域AR2とを有する。地図表示領域AR2には、携帯端末3の第2地図画面G3Cに表示された第2地図と同一性を有する画像が表示される。表示制御部21は、受信した画像データに対して、サイズの調整、解像度の調整、画像の切り出し、必要な編集等の画像処理を施して、表示用のデータを生成し、表示用のデータに基づいて地図表示領域AR2に画像を表示する。
携帯端末3の情報送信部14と、車載装置2の表示制御部21とにより以上の処理が行われる結果、携帯端末3のタッチパネル5、および、車載装置2の表示パネル4には、継続して、同一性を有する経路案内に関する画像(地図上に経路を示す画像が付加された画像)が表示される。これにより、搭乗者は、携帯端末3のタッチパネル5ではなく、タッチパネル5よりサイズの大きい表示パネル4を参照して、経路案内に関する情報を取得することができる。
以上のように、本実施形態では、同時案内が行われる前段階の、指定地点の位置が明示された地図を携帯端末3に表示する段階では、第2地図データ8aではなく、第1地図データ7aが利用される。これは、以下の理由による。すなわち、地図データには、精度の高さや、施設に関する情報の更新頻度、地図データに基づいて表示される地図の見た目の見易さ等に違いがある。本実施形態では、これら相違点に起因して、第1地図データ7aの方が、第2地図データ8aよりも、表示される地図の精度の高さや、施設に関する情報の充実度等において優れた点が多い。これを踏まえ、指定地点の位置が明示された地図を携帯端末3に表示する段階では、第1地図データ7aを利用することにし、これによりユーザの利便性を向上している。また、このことを踏まえ、特定アプリは、指定地点の指定があった場合に、第2地図データサーバ8ではなく、第1地図データサーバ7にアクセスするよう設計されている。
しかしながら、上述したように、同時案内を行うためには、携帯端末3において第2地図データ8aを利用した誘導経路の案内が行われる必要がある。これを踏まえ、本実施形態では、ユーザが、第1地図を利用して指定施設の位置や、指定施設の周辺の状況を十分に確認した上で、同時案内の開始を指示した後は、第1地図データ7aの利用を停止し、第2地図データ8aを利用して誘導経路の案内を行い、同時案内が実行可能な状態を構築する。特に、本実施形態では、第1地図データ7aに基づく第1地図上に指定地点の位置をマーキングするために指定地点位置情報が利用されており、この指定地点位置情報が、第2地図データ8aを利用した経路案内において目的地を示す情報として利用可能であることに着目し、携帯端末3は、第2地図データ8aに基づく経路の案内に際して、第1地図データ7aで利用されていた指定地点位置情報を引き継ぐという特徴的な処理を実行する。このような処理が行われるため、第2地図データ8aを利用した経路案内の開始時に、ユーザが、改めて、指定地点の位置を示す情報を入力したり、第2地図上から指定地点の位置を選択したりするといった煩雑な作業を行うことなく、ユーザによる同時案内の開始の指示後、速やかに、同時案内を開始できる。
次に、携帯端末3および車載装置2の動作について説明する。図5は、携帯端末3および車載装置2の動作例を示すフローチャートである。特に、図5は、ユーザの要求に応じて、車載装置2が同時案内を行うときの携帯端末3および車載装置2の動作を示している。図5において(A)は携帯端末3の動作を示し、(B)は車載装置2の動作を示している。
図5(A)に示すように、ユーザは、自身が選択した候補地点のうち、いずれかの候補地点に行くため、同時案内による候補地点までの経路の案内を希望する場合、候補地点一覧R3A(図3(A))を表示することを指示する(ステップS1)。ステップS1のユーザの指示に応じて、携帯端末3の第1地図表示部12は、ユーザ管理サーバ6と通信し、候補地点一覧R3Aをタッチパネル5に表示する(ステップSA1)。ユーザは、所望の地点住所情報をタッチ操作によって選択することにより、候補地点のうち、1つの候補地点(指定地点)を指定する(ステップS2)。
ステップS2のユーザの指定に応じて、第1地図表示部12は、第1地図データサーバ7と通信し、第1地図画面G3B(図3(B))をタッチパネル5に表示する(ステップSA2)。ユーザは、第1地図画面G3Bを参照し、指定地点の地図上の位置や、指定地点の周辺の状況を確認した上で、マップ切替ボタンB3Bをタッチ操作して、同時案内による指定地点までの経路の案内の開始を指示する(ステップS3)。ステップS3のユーザの指示に応じて、第2地図表示部13は、第2地図画面G3C(図3(C))をタッチパネル5に表示し、誘導経路の案内を行う(ステップSA3)。第2地図表示部13による誘導経路の案内中、情報送信部14は、第2地図画面G3Cに表示された第2地図に対応する画像データ(経路案内関連情報)を所定の周期で車載装置2に送信する(ステップSA4)。ステップSA3の処理と、ステップSA4の処理とは並行して行われる。
図5(B)に示すように、車載装置2の表示制御部21は、所定の周期で画像データを受信する(ステップSB1)。表示制御部21は、所定の周期で受信する画像データに基づいて、同時案内画面G4(図4)を表示パネル4に表示する(ステップSB2)。
以上、詳しく説明したように、本実施形態に係る携帯端末3は、第1地図データ7aに基づいて、ユーザにより指定された地点である指定地点がマーキングされた第1地図をタッチパネル5に表示する。そして、携帯端末3は、第1地図がタッチパネル5に表示されているときに、マーキングされた指定地点までの経路(誘導経路)の案内が指示された場合、第1地図における指定地点の位置を示す指定地点位置情報を取得し、指定地点位置情報および第2地図データ8aに基づいて、第2地図上で経路を案内すると共に、経路の案内中、経路案内に関する経路案内関連情報(第2地図に対応する画像データ)を車載装置2に送信する。車載装置は、経路案内関連情報を受信し、受信した経路案内関連情報に基づいて、携帯端末3のタッチパネル5に表示された画像と同一性を有する画像を車載の表示パネル4に表示する。
この構成によれば、第1地図データ7aに基づく第1地図上に目的地となる指定地点がマーキングされた状態で、ユーザが、当該指定地点を指定して、目的地までの経路の案内の開始を指示した場合、第1地図における指定地点の位置が、第2地図データ8aに基づく第2地図における目的地の位置として適切に引き継がれた上で、第2地図データ8aを利用した経路の案内が行われる。そして、携帯端末3により第2地図データ8aを利用した経路の案内が行われている間、車載装置2に必要な情報が送信されて、車載装置2において携帯端末3に表示された画像と同一性を有する画像が表示される。ここで、本実施形態では、携帯端末3で第2地図データ8aによる経路案内が行われている場合にのみ、車載装置2で携帯端末3に表示される経路案内に関する画像と同一性を有する画像が表示可能とされている。このような状況であっても、上記構成のため、第2地図データ8a以外の第1地図データ7aを利用して目的地とする地点が表示された地図を表示できると共に、ユーザは、当該地図を参照しつつ、その地点までの経路の案内の開始の指示を行える。
<第1変形例>
次に、第1変形例について説明する。上述した実施形態では、第1地図表示部12は、第1地図画面G3Bの表示に際し、第1地図における指定地点の位置にマークM1を付加した。一方、本変形例では、第1地図表示部12は、第1地図における指定地点の位置に、マークM1に加えて指定地点に関連する関連情報を付加する。関連情報は、指定地点の施設名称(ビルの名前や、店舗の名前等)や、指定地点の施設属性(ファミリーレストランや、公共施設等)、指定地点を表すアイコン等、指定地点に関連し、ユーザにとって有益な情報である。第1地図データ7aには、指定地点となり得る施設ごとに関連情報を有しており、第1地図表示部12は、第1地図データサーバ7から、関連情報を取得する。関連情報は、一旦、位置情報記憶部15に記憶される。
そして、ユーザにより同時案内の開始が指示された場合、第2地図表示部13は、指定地点位置情報だけでなく、位置情報記憶部15に記憶された関連情報を取得する。第2地図表示部13は、第2地図画面G3Cの第2地図の表示に際し、指定地点位置情報が示す位置に、関連情報を付加する。この場合、第2地図に指定地点位置情報が示す位置が含まれている場合には、車載装置2の表示制御部21により表示パネル4に表示される同時案内画面G4の地図上にも関連情報が付加されて表示された状態となる。本変形例によれば、第1地図表示部12により表示される第1地図に関連情報が表示されている場合には、同時案内の実行中に表示パネル4に表示される地図に、引き続き、関連情報を表示することができ、ユーザに有益な情報を提供できる。特に、本変形例によれば、第1地図データ7aが、第2地図データ8aよりも施設に関する関連情報の内容が充実している場合に、搭乗者は、同時案内が行われている間、第1地図データ7aに基づく充実した内容の関連情報を取得可能となる。
<第2変形例>
次に、第2変形例について説明する。ここで、車両の搭乗者は、同時案内が行われているときに、車両の表示パネル4への同時案内画面G4を停止し、別の画面を表示させる場合がある。別の画面は、例えば、車載装置2がラジオを受信する機能を有する場合には、ラジオの受信に関する画面であり、また例えば、車載装置2がオーディオを再生する機能を有する場合には、オーディオの再生に関する画面である。このような場合に、本変形例に係る経路案内システム1は、以下の処理を実行する。
すなわち、車載装置2の表示制御部21は、搭乗者により同時案内画面G4の表示の停止が指示された場合、そのことを、第1地図表示部12および第2地図表示部13に通知する。第2地図表示部13は、当該通知に応じて、第2地図画面G3Cの表示を停止し、第2地図データ8aに基づく経路の案内を停止する。一方、第1地図表示部12は、当該通知に応じて、第1地図データサーバ7にアクセスして必要なデータを取得した上で、第2地図画面G3Cに代えて、第1地図画面G3Bを表示し、第1地図データ7aに基づく経路の案内を開始する。
本変形例の構成によれば、以下の効果を奏する。すなわち、上述の通り、携帯端末3が同時案内時に第2地図データ8aを用いて経路案内を行うのは、第2地図データ8a以外の地図データを利用した場合、同時案内が行えないからである。従って、同時案内画面G4の表示の停止が指示された場合、携帯端末3では、第2地図データ8aに基づく経路の案内を行う必要は無い。これを踏まえ、上記構成によれば、表示パネル4への同時案内画面G4の表示の停止が指示された場合に、携帯端末3において、ユーザによる煩雑な作業を伴うことなく、第2地図データ8aに代えて第1地図データ7aを用いて、経路の案内が実行されるようにすることができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
例えば、上述した実施形態では、ユーザが、事前に、候補地点を選択し、候補地点の地点住所情報がユーザ管理データベース6aに登録される。そして、ユーザが、登録された地点住所情報から1つの地点住所情報を選択することにより、指定地点を指定する構成であった。この点に関し、ユーザが指定地点を指定する方法は、例示した方法に限らない。例えば、第1地図表示部12により第1地図が表示されているときに、ユーザが地点住所情報を入力する構成でもよく、また、ユーザが第1地図から指定地点の位置を指定する構成でもよい。また、上述した実施形態では、タッチパネル5および表示パネル4に表示される画面について、図面を用いて例示したが、各画面の内容は、図面を用いて例示した内容に限られるものではない。また、上述した実施形態は、地図座標系の座標を値として有する指定地点位置情報が、特許請求の範囲の「位置情報」に相当する情報であった。この点に関し、特許請求の範囲の「位置情報」が、指定地点に係る地点住所情報であってもよい。
1 経路案内システム
2 車載装置
3 携帯端末
4 表示パネル
5 タッチパネル(表示部)
12 第1地図表示部
13 第2地図表示部
14 情報送信部
21 表示制御部

Claims (9)

  1. ユーザが車両に持ち込み可能な携帯端末と、前記車両に設けられ、前記携帯端末と通信可能に接続される車載装置とを備え、
    前記携帯端末は、
    第1地図データサーバが有するデータベースである第1地図データに基づいて、ユーザにより指定された指定地点がマーキングされた第1地図を表示部に表示する第1地図表示部と、
    前記第1地図が前記表示部に表示されているときに、マーキングされた前記指定地点までの経路を前記車載装置を用いて案内することが指示された場合、前記第1地図データの利用を停止し、前記第1地図における前記指定地点の位置を示す位置情報を取得し、前記位置情報および前記第1地図データサーバとは異なる第2地図データサーバが有する、前記第1地図データとは異なるデータベースである第2地図データに基づいて、前記第2地図データに基づく第2地図上で前記位置情報が示す位置までの経路を案内する第2地図表示部と、
    前記第2地図表示部による経路の案内中、経路案内に関する経路案内関連情報を前記車載装置に送信する情報送信部とを有し、
    前記車載装置は、
    前記情報送信部が送信した前記経路案内関連情報を受信し、受信した前記経路案内関連情報に基づいて、前記表示部に表示された画像と同一性を有する画像を前記車両に設けられた表示パネルに表示する表示制御部を有する
    ことを特徴とする経路案内システム。
  2. 前記車載装置は、
    特定のオペレーティングシステムで動作するアプリケーションの機能により、前記表示部に表示された前記第2地図上で経路の案内が行われている場合に、前記表示部に表示された画像と同一性を有する画像を前記表示パネルに表示することが可能であり、
    前記携帯端末は、前記特定のオペレーティングシステムが搭載された端末であり、
    前記携帯端末の前記第2地図表示部は、前記特定のオペレーティングシステムで動作するアプリケーションの機能により処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の経路案内システム。
  3. 前記第1地図表示部は、
    前記第1地図における前記指定地点の位置に、前記第1地図データに基づいて、前記指定地点に関連する関連情報を表示し、
    前記第2地図表示部は、
    前記位置情報と共に前記関連情報を取得し、前記第2地図における前記位置情報が示す位置に、取得した前記関連情報を表示する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の経路案内システム。
  4. ユーザにより、前記車載装置の前記表示制御部による、前記表示部に表示された画像と同一性を有する画像の表示の停止が指示された場合、
    前記携帯端末の前記第2地図表示部は、前記第2地図データに基づく経路の案内を停止し、
    前記携帯端末の前記第1地図表示部は、前記第1地図データに基づいて、経路の案内を開始する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の経路案内システム。
  5. ユーザが車両に持ち込み可能な携帯端末と、前記車両に設けられ、前記携帯端末と通信可能に接続される車載装置とを備え、
    前記携帯端末は、
    第1地図データに基づいて、ユーザにより指定された指定地点がマーキングされた第1地図を表示部に表示する第1地図表示部と、
    前記第1地図が前記表示部に表示されているときに、マーキングされた前記指定地点までの経路を前記車載装置を用いて案内することが指示された場合、前記第1地図における前記指定地点の位置を示す位置情報を取得し、前記位置情報および第2地図データに基づいて、第2地図上で前記位置情報が示す位置までの経路を案内する第2地図表示部と、
    前記第2地図表示部による経路の案内中、経路案内に関する経路案内関連情報を前記車載装置に送信する情報送信部とを有し、
    前記車載装置は、
    前記情報送信部が送信した前記経路案内関連情報を受信し、受信した前記経路案内関連情報に基づいて、前記表示部に表示された画像と同一性を有する画像を前記車両に設けられた表示パネルに表示する表示制御部を有し、
    前記第1地図表示部は、前記第1地図における前記指定地点の位置に、前記第1地図データに基づいて、前記指定地点に関連する関連情報を表示し、
    前記第2地図表示部は、前記位置情報と共に前記関連情報を取得し、前記第2地図における前記位置情報が示す位置に、取得した前記関連情報を表示する
    ことを特徴とする経路案内システム。
  6. 車両に設けられた車載装置と通信可能な携帯端末であって、
    第1地図データサーバが有するデータベースである第1地図データに基づいて、ユーザにより指定された指定地点がマーキングされた第1地図を表示部に表示する第1地図表示部と、
    前記第1地図が前記表示部に表示されているときに、マーキングされた前記指定地点までの経路を前記車載装置を用いて案内することが指示された場合、前記第1地図データの利用を停止し、前記第1地図における前記指定地点の位置を示す位置情報を取得し、前記位置情報および前記第1地図データサーバとは異なる第2地図データサーバが有する、前記第1地図データとは異なるデータベースである第2地図データに基づいて、前記第2地図データに基づく第2地図上で前記位置情報が示す位置までの経路を案内する第2地図表示部と、
    前記第2地図表示部による経路の案内中、経路案内に関する経路案内関連情報を前記車載装置に送信する情報送信部とを備える
    ことを特徴とする携帯端末。
  7. 車両に設けられた車載装置と通信可能な携帯端末であって、
    第1地図データに基づいて、ユーザにより指定された指定地点がマーキングされた第1地図を表示部に表示する第1地図表示部と、
    前記第1地図が前記表示部に表示されているときに、マーキングされた前記指定地点までの経路を前記車載装置を用いて案内することが指示された場合、前記第1地図における前記指定地点の位置を示す位置情報を取得し、前記位置情報および第2地図データに基づいて、第2地図上で前記位置情報が示す位置までの経路を案内する第2地図表示部と、
    前記第2地図表示部による経路の案内中、経路案内に関する経路案内関連情報を前記車載装置に送信する情報送信部とを備え、
    前記第1地図表示部は、前記第1地図における前記指定地点の位置に、前記第1地図データに基づいて、前記指定地点に関連する関連情報を表示し、
    前記第2地図表示部は、前記位置情報と共に前記関連情報を取得し、前記第2地図における前記位置情報が示す位置に、取得した前記関連情報を表示する
    ことを特徴とする携帯端末。
  8. ユーザが車両に持ち込み可能な携帯端末と、前記車両に設けられ、前記携帯端末と通信可能に接続される車載装置とを備える経路案内システムによる経路案内方法であって、
    前記携帯端末の第1地図表示部が、第1地図データサーバが有するデータベースである第1地図データに基づいて、ユーザにより指定された指定地点がマーキングされた第1地図を表示部に表示するステップと、
    前記携帯端末の第2地図表示部が、前記第1地図が前記表示部に表示されているときに、マーキングされた前記指定地点までの経路を前記車載装置を用いて案内することが指示された場合、前記第1地図データの利用を停止し、前記第1地図における前記指定地点の位置を示す位置情報を取得し、前記位置情報および前記第1地図データサーバとは異なる第2地図データサーバが有する、前記第1地図データとは異なるデータベースである第2地図データに基づいて、前記第2地図データに基づく第2地図上で前記位置情報が示す位置までの経路を案内すると共に、前記携帯端末の情報送信部が、前記第2地図表示部による経路の案内中、経路案内に関する経路案内関連情報を前記車載装置に送信するステップと、
    前記車載装置の表示制御部が、前記情報送信部が送信した前記経路案内関連情報を受信し、受信した前記経路案内関連情報に基づいて、前記表示部に表示された画像と同一性を有する画像を前記車両に設けられた表示パネルに表示するステップとを含む
    ことを特徴とする経路案内方法。
  9. ユーザが車両に持ち込み可能な携帯端末と、前記車両に設けられ、前記携帯端末と通信可能に接続される車載装置とを備える経路案内システムによる経路案内方法であって、
    前記携帯端末の第1地図表示部が、第1地図データに基づいて、ユーザにより指定された指定地点がマーキングされた第1地図を表示部に表示する第1のステップと、
    前記携帯端末の第2地図表示部が、前記第1地図が前記表示部に表示されているときに、マーキングされた前記指定地点までの経路を前記車載装置を用いて案内することが指示された場合、前記第1地図における前記指定地点の位置を示す位置情報を取得し、前記位置情報および第2地図データに基づいて、第2地図上で前記位置情報が示す位置までの経路を案内すると共に、前記携帯端末の情報送信部が、前記第2地図表示部による経路の案内中、経路案内に関する経路案内関連情報を前記車載装置に送信する第2のステップと、
    前記車載装置の表示制御部が、前記情報送信部が送信した前記経路案内関連情報を受信し、受信した前記経路案内関連情報に基づいて、前記表示部に表示された画像と同一性を有する画像を前記車両に設けられた表示パネルに表示する第3のステップとを含み、
    前記第1のステップにおいて前記第1地図表示部は、前記第1地図における前記指定地点の位置に、前記第1地図データに基づいて、前記指定地点に関連する関連情報を表示し、
    前記第2のステップにおいて前記第2地図表示部は、前記位置情報と共に前記関連情報を取得し、前記第2地図における前記位置情報が示す位置に、取得した前記関連情報を表示する
    ことを特徴とする経路案内方法。
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