JP7001951B1 - タンク一体型ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】横付けまたは縦付けで使用した場合であってもベアリング室に滞留したエアを好適に排出することができ、ポンプの共通化ひいてはコストの削減を図ることが可能なタンク一体型ポンプを提供することを目的とする。【解決手段】本発明にかかるタンク一体型ポンプ100の構成は、作動油を送出するポンプ110と、作動油を貯留するタンク140と、ポンプ110とタンク140との間に配置されるヘッド120を含み、ヘッド120には、ポンプ110に作動油を吸入する吸入口122と、ポンプ110のヘッド側ベアリング118を収容するベアリング室132と、ベアリング室132から吸入口122に連通するエア抜き管路136と、を備え、ベアリング室132に滞留したエアは、エア抜き管路136を通じてポンプ110に吸引される、またはエアの浮力によりタンク400内へ放出されることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、タンクと一体化されたタンク一体型ポンプに関する。
従来から、産業用機械等の油圧源として用いられるポンプと、作動油を貯留するタンクとを一体化したタンク一体型ポンプが知られている(例えば特許文献1)。特許文献1のタンク一体型ピストンポンプでは、ポンプの左右方向にタンクが配置されている。特許文献1によれば、前ケースを径方向に拡大してポンプケースとタンク外周壁とを兼用し、加えて後フランジに後ケースを加えてタンク容量を確保することにより、ポンプの形状、構造を簡単にし、容量を大きくし、さらにポンプケースの厚みを薄く軽量化するとともに、タンク内の作動油の白濁を防止できると述べている。また特許文献1ではタンク一体型ピストンポンプでは、ポンプの左右方向にタンクが配置されている、いわゆる横付タイプであるが、ポンプの上方にタンクが配置される縦付タイプのものもある。
特開2005-36744号公報
一般にタンク一体型ポンプでは、タンクとポンプとはヘッドによって連結されている。そして、ヘッドにはベアリング室が形成されていて、かかるベアリング室にはポンプのヘッド側ベアリングに収容されている。このベアリング室にエア(空気)が滞留すると、ヘッド側ベアリングに作動油が好適に供給されなくなってしまい、ヘッド側ベアリングにおいて焼き付きが生じてしまうおそれがある。
ここでタンク一体型ポンプは、特許文献1のように横付タイプが前提とされていることが多い。このような場合、ベアリング室に滞留したエアは、ポンプの上部に位置するドレンポートから排出される。しかしながら、横付タイプのタンク一体型ポンプを縦付けで使用しようとすると、ベアリングより下方にドレンポートが配置されることとなる。すると、エアが排出されず、上述したヘッド側ベアリングの焼き付きが生じやすくなる。
本発明は、このような課題に鑑み、横付けまたは縦付けで使用した場合であってもベアリング室に滞留したエアを好適に排出することができ、ポンプの共通化ひいてはコストの削減を図ることが可能なタンク一体型ポンプを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかるタンク一体型ポンプの代表的な構成は、作動油を送出するポンプと、作動油を貯留するタンクと、ポンプとタンクとの間に配置されるヘッドを含むタンク一体型ポンプであって、ヘッドには、ポンプに作動油を吸入する吸入口と、ポンプのヘッド側ベアリングを収容するベアリング室と、ベアリング室から吸入口に連通するエア抜き管路と、を備え、ベアリング室に滞留したエアは、エア抜き管路を通じてポンプに吸引される、またはエアの浮力によりタンク内へ放出されることを特徴とする。
エア抜き管路は、ポンプの内部空間から吸入口に連通するドレンポートに連結されていて、エア抜き管路はドレンポートを介して吸入口に連通していることが好ましい。
本発明によれば、横付けまたは縦付けで使用した場合であってもベアリング室に滞留したエアを好適に排出することができ、ポンプの共通化ひいてはコストの削減を図ることが可能なタンク一体型ポンプを提供することができる。
本実施形態にかかるタンク一体型ポンプを説明する図である。 図1のヘッドを正面から見た部分断面図である。 図1のヘッド近傍の拡大図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示または説明を省略する。
図1は、本実施形態にかかるタンク一体型ポンプ100を説明する図である。図2は図1のヘッドを正面から見た部分断面図である。図3は、図1のヘッド120近傍の拡大図である。特に図3(a)では、タンク一体型ポンプ100を横付け使用する場合を例示していて、図3(b)ではタンク一体型ポンプ100を縦付け使用する場合を例示している。
図1に示すように、本実施形態のタンク一体型ポンプ100は、作動油を送出するポンプ110、ポンプとタンクとの間に配置されるヘッド120、作動油を貯留するタンク140、およびエンドカバー150(図4参照)を含んで構成される。すなわちタンク一体型ポンプ100では、ポンプ110とタンク140とはヘッド120によって連結されている。
ポンプ110のケース111内には、シャフト112(軸)とともに回転可能に支持されたシリンダバレル113が配置されている。シリンダバレル113には複数のピストン穴が形成されていて、軸方向に摺動可能な複数個のピストン114が挿入されている。斜板115はシャフト112に対して傾斜している。斜板115のシュー116にピストン114の頭部が嵌合している。シャフト112を回転駆動させるとシリンダバレル113が回転し、ピストン114が斜板115の傾斜によってシリンダバレル113に対して往復運動する。これによりシリンダ内に作動油の吸入と吐出を連続的に行うことができる。
シャフト112は、シリンダバレル113より不図示のモーター側をモーター側ベアリング117によって支持されていて、シリンダバレル113よりヘッド側をヘッド側ベアリング118によって支持されている。
ポンプ110は、タンク140に貯留された作動油を、ヘッド120に設けられた吸入口122から吸入する。吸入口122から吸入された作動油は吸入管路124を通り、ポンプ110の内部に供給される。
図2に示すように吸入管路124は2つのチェック弁170(逆止弁)を介して2つのキドニーポート126に接続されている。ポンプ110は両方向回転ポンプであり、シリンダバレル113の回転方向を切り替えることにより、2つのキドニーポート126の一方から吸い込み、他方から吐出する。2つのチェック弁170は、吸込側では油圧で開き、吐出側では開かない。
2つのキドニーポート126には2つの吐出ポート162が接続している。2つの吐出ポート162はバルブブロック160を介してシリンダなどの油圧機器(不図示)に接続されていて、吐出側のキドニーポート126に接続された吐出ポート162から作動油が送出される。油圧機器から戻ってきた作動油は、戻り配管127からタンク140に戻る。戻り配管127はチェック弁170よりタンク140側に接続されている。
タンク140は、ヘッド120を介してポンプ110に取り付けられている。タンク140は概ね筒形の部材(円筒形でも角筒形でもよい)であり、吸入口122を内包するように(吸入口122にかぶさるように)配置されている。タンク140は一端をヘッド120によって、他端をエンドカバー150によって封止されている。
さらに図3(a)に示すように、ヘッド120には、ベアリング室132、ドレンポート134およびエア抜き管路136が設けられている。ベアリング室132には、ポンプ110のヘッド側ベアリング118が収容されている。ドレンポート134は、ポンプ110の内部空間119から吸入口122へと連通している。そして本実施形態のタンク一体型ポンプ100のヘッド120には、ベアリング室132からドレンポート134に連通するエア抜き管路136が形成されている。
エア抜き管路136がドレンポート134を介して吸入口122に連通しているため、ポンプ110を稼働させると、ベアリング室132に滞留したエアは、エア抜き管路136およびドレンポート134を通じ、チェック弁170を経由してポンプ110に吸引される。このようにして、タンク一体型ポンプ100を横付けで設置した場合には、ベアリング室132に滞留したエアを抜くことができる。
図3(b)に示すようにタンク一体型ポンプ100を縦付け使用する場合においても、ポンプ110を稼働させると、ベアリング室132に滞留したエアはエア抜き管路136およびドレンポート134を通じ、チェック弁170を経由してポンプ110に吸引される。したがって、本実施形態のタンク一体型ポンプ100では、縦付けの場合においてもベアリング室132に滞留したエアを好適に排出することができる。
さらにチェック弁170の上流側にエア抜き管路136を接続しているため、縦付けの場合には、気泡の浮力によって、ドレンポート134から吸入口122を介してタンク140に抜けることも期待することができる。したがって縦付けの場合には、ポンプ110が非稼働であってチェック弁170が閉じている場合にも、ベアリング室132に滞留したエアを抜くことができる。これにより、ポンプ110のシリンダバレル113に大量の空気が溜まることに起因する起動時のエア噛み、ひいてはそれによるポンプ110の破損を好適に防止することが可能である。
上記説明したように、本実施形態のタンク一体型ポンプ100によれば、横付使用および縦付使用のいずれの場合においても、ベアリング室132に滞留したエアは、作動油に混入した状態でエア抜き管路136を通じてポンプ110に吸引され、かかる作動油とともにポンプ110の外部に吐き出される。これにより、作動油の供給不足に起因するヘッド側ベアリング118の焼き付きを好適に防ぐことが可能となる。そして、横付けまたは縦付けにおける一体型ポンプ110の共通化を図ることができ、コストを削減することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は斯かる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、タンクと一体化されたタンク一体型ポンプとして利用することができる。
100…タンク一体型ポンプ、110…ポンプ、111…ケース、112…シャフト、113…シリンダバレル、114…ピストン、115…斜板、116…シュー、117…モーター側ベアリング、118…ヘッド側ベアリング、119…内部空間、120…ヘッド、122…吸入口、124…吸入管路、126…キドニーポート、127…戻り配管、132…ベアリング室、134…ドレンポート、136…エア抜き管路、140…タンク、150…エンドカバー、160…バルブブロック、162…吐出ポート、170…チェック弁

Claims (2)

  1. 作動油を送出するポンプと、
    作動油を貯留するタンクと、
    前記ポンプと前記タンクとの間に配置されるヘッドを含むタンク一体型ポンプであって、
    前記ヘッドには、
    前記ポンプに作動油を吸入する吸入口と、
    前記ポンプのヘッド側ベアリングを収容するベアリング室と、
    前記ベアリング室から前記吸入口に連通するエア抜き管路と、
    を備え、
    前記ベアリング室に滞留したエアは、前記エア抜き管路を通じて前記ポンプに吸引され、ポンプの外部に吐出されることを特徴とするタンク一体型ポンプ。
  2. 前記エア抜き管路は、
    前記ポンプの内部空間から前記吸入口に連通するドレンポートに連結されていて、
    前記エア抜き管路は前記ドレンポートを介して前記吸入口に連通していることを特徴とする請求項1に記載のタンク一体型ポンプ。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2007107445A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Nachi Fujikoshi Corp 油圧発生装置
JP6446103B1 (ja) * 2017-08-25 2018-12-26 川崎重工業株式会社 液圧駆動ユニット

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