JP7001912B2 - 乗物用シート - Google Patents
乗物用シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP7001912B2 JP7001912B2 JP2017148269A JP2017148269A JP7001912B2 JP 7001912 B2 JP7001912 B2 JP 7001912B2 JP 2017148269 A JP2017148269 A JP 2017148269A JP 2017148269 A JP2017148269 A JP 2017148269A JP 7001912 B2 JP7001912 B2 JP 7001912B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- moving
- coil spring
- rotating
- width direction
- seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
また、上記の構成では、ワイヤの延出部分中、回動部からより離れた第二部分に、移動部の表面を覆う表皮の端部が掛け留められている。このような構成では、ワイヤの延出部分中、回動部により近い第一部分に表皮の端部が掛け留められている場合と比較して、回動部の回動中心から表皮の掛け留め部分までの距離(ストローク)が長くなる。そして、ストロークが長くなった分、表皮の引き込み量が増加する。この結果、移動部の表面を覆う表皮をより容易に張ることが可能となる。
また、上記の構成では、軸支持ブラケットに回動部の回動経路に沿って形成された孔が設けられており、回動部の回動に伴って掛け留め部が回動する際、掛け留め部の端部が上記の孔に入り込んだ状態で当該孔に沿って回動する。これにより、掛け留め部が回動部と共に回動する際、上記の孔によってガイドされながら適切に回動するようになる。
上記の構成では、コイルばねの内部に回動部としての回動軸の端部が入り込むことで、コイルばねが回動軸に支持されている。このような構成であれば、移動部の表面を覆う表皮を張る機構をよりコンパクトに配置することが可能となる。
上記の構成では、ワイヤにおいてシート幅方向に沿って延出した延出部分に、移動部の表面を覆う表皮の端部が掛け留められている。このようにワイヤ中、表皮の端部が掛け留められる部分がシート幅方向に沿って延出しているので、表皮の端部を適切に掛け留めることが可能となる。
上記の構成では、シートクッション及びシートバックの少なくとも一方の長さを短くするために移動部が移動する際、掛け留め部は、コイルばねに付勢されながら第二向きに回動する。そして、移動部が移動範囲の終端まで移動したとき、掛け留め部の端部は、孔の内壁面の端面(厳密には、掛け留め部が第二向きに回動することで掛け留め部の端部と近付く側にある端面)に当接して係止される。このような構成であれば、掛け留め部の回動範囲を所定の範囲内に規制することが可能となる。
上記の構成では、掛け留め部を保持する保持部材と、回動軸を支持する軸支持ブラケットと、によってコイルばねが固定される。このような構成では、コイルばねが保持部材を介して掛け留め部を付勢することになる。これにより、コイルばねを適切に固定しつつ、コイルばねの付勢力を適切に掛け留め部へ伝達させることが可能となる。
上記の構成では、コイルばね及び掛け留め部が、移動部の移動方向においてモータから離れた位置に設けられているため、コイルばね及び掛け留め部がモータと干渉するのを抑制することが可能となる。
上記の構成であれば、シート幅方向における一端部及び他端部のそれぞれにコイルばねが設けられているので、シート幅方向において掛け留め部をバランスよく付勢することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、移動部の表面を覆う表皮を張る機構をよりコンパクトに配置することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、掛け留め部としてのワイヤ中、シート幅方向に沿って延出した延出部分に表皮の端部を適切に掛け留めることが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、回動軸の回動中心から表皮の掛け留め部分までの距離(ストローク)が長くなる分、表皮の引き込み量が増加する。この結果、移動部の表面を覆う表皮をより容易に張ることが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、掛け留め部が回動部と共に回動する際、軸支持ブラケットに形成された孔によってガイドされながら適切に回動するようになる。
また、本発明の乗物用シートによれば、掛け留め部の回動範囲を所定の範囲内に規制することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、移動部の表面を覆う表皮を張る機構としてのコイルばねを適切に固定しつつ、コイルばねの付勢力を適切に掛け留め部へ伝達させることが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、コイルばね及び掛け留め部がモータと干渉するのを抑制することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、シート幅方向において掛け留め部をバランスよく付勢することが可能となる。
本実施形態に係る車両用シート1の基本構成について図1乃至図3を参照しながら説明する。本実施形態に係る車両用シート1は、図1に示すように、シートクッション2と、シートバック3と、ヘッドレスト4とを備えている。
次に、移動部10の構成について図4乃至図9を参照しながら説明する。
移動部10は、前述したように、クッション本体2aの前端部を構成しており、シートクッション2の前後長を変更するために前後移動する。また、移動部10を前後移動させるための機器として、図4~図8に図示した各機器、具体的には回動軸11、軸支持ブラケット12、進退ロッド13、ガイドピラー14、トリムワイヤ15、ワイヤ支持ブラケット16、コイルばね17、及びモータ18がクッション本体2aの下部に設けられている。
以上のように、回動軸11は、移動部10が移動する際に、移動部10の表面を覆う表皮8を連れながら動き、具体的には、シート幅方向に沿う中心軸周りに回動しながら前後移動する。
以上までに、本発明の乗物用シートの構成について一例を挙げて説明したが、上述の構成例は、あくまでも一例に過ぎず、他の例も考えられる。例えば、上記の実施形態では、シートクッション2に移動部10が設けられており、移動部10の移動によってシートクッション2の長さ(前後長)を変更する構成について説明した。ただし、これに限定されるものではなく、シートクッション2の代わりにシートバック3に移動部10が設けられてもよく、あるいは、シートクッション2及びシートバック3の双方に移動部10が設けられてもよい。シートバック3に移動部10を設ける構成では、シートバック3の上端部を移動部10によって構成することになる。なお、シートバック3に設けられる移動部10の構成については、シートクッション2に設けられる移動部10の構成、すなわち、上記の実施形態に係る移動部10の構成と同様であるため、説明を省略することとする。
2 シートクッション
2a クッション本体
2b 隆起部
3 シートバック
4 ヘッドレスト
7 パッド材
8 表皮
8a トリムコード
8x 側端面構成部分
9 カバープレート
9a カバー前方部
9b カバー側部
9c スリット
10 移動部
11 回動軸(回動部)
12 軸支持ブラケット
12a 上方延出部
12b フランジ部
12c ガイド孔(孔)
13 進退ロッド
14 ガイドピラー
15 トリムワイヤ(掛け留め部)
15a 延出部分
15b 第一部分
15c 第二部分
15d 連結部分
16 ワイヤ支持ブラケット(保持部材)
17 コイルばね
18 モータ
20 取り付けブラケット
Claims (7)
- 表面が表皮によって覆われたシートクッション及びシートバックを備えた乗物用シートであって、
前記シートクッション及び前記シートバックのうちの少なくとも一方の部材は、該少なくとも一方の部材の長さを変更するために移動する移動部を有し、
該移動部は、
前記移動部の表面を覆う前記表皮の端部を掛け留めるために設けられた掛け留め部と、
前記移動部が移動する際に、前記乗物用シートの幅方向に沿う中心軸周りに、前記移動部の表面を覆う前記表皮を連れながら前記掛け留め部と共に回動する回動部と、
該回動部の回動方向において互いに反対向きである第一向き及び第二向きのうち、前記長さを長くする際に前記回動部及び前記掛け留め部が回動するときの向きを前記第一向きとしたとき、前記第二向きに前記掛け留め部を付勢するコイルばねと、
前記回動部を回動自在に支持する軸支持ブラケットと、を有し、
前記掛け留め部は、前記幅方向に沿って延出した延出部分を備え、
前記延出部分は、前記幅方向の両端部に位置する第一部分と、前記幅方向において前記第一部分よりも内側に位置する第二部分と、を有し、
前記第二部分は、前記第一部分よりも前記回動部から離れており、前記第二部分に、前記移動部の表面を覆う前記表皮の端部が掛け留められており、
前記軸支持ブラケットには、前記回動部の回動経路に沿って形成された孔が設けられており、
前記幅方向における前記掛け留め部の端部は、前記孔内に入り込んでおり、前記回動部が前記掛け留め部と共に回動する際に前記孔に沿って回動することを特徴とする乗物用シート。 - 前記回動部は、外周部に前記移動部の表面を覆う前記表皮が巻き付けられた回動軸であり、
前記コイルばねは、該コイルばねの内側に前記回動軸の端部が入り込むことで前記回動軸に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。 - 前記掛け留め部は、ワイヤであり、
前記延出部分に前記移動部の表面を覆う前記表皮の端部が掛け留められていることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗物用シート。 - 前記長さを短くする際、前記掛け留め部は、前記コイルばねに付勢されながら前記第二向きに回動し、前記孔の内壁面のうち、前記掛け留め部が前記第二向きに回動することで前記掛け留め部の端部と近付く側にある端面に当接する位置に至ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乗物用シート。
- 前記移動部は、前記回動部に固定された状態で前記掛け留め部を保持する保持部材を有し、
前記コイルばねの一端部は、前記軸支持ブラケットに固定されており、
前記コイルばねの他端部は、前記保持部材に固定されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の乗物用シート。 - 前記移動部を移動させるために回転するモータをさらに有し、
前記コイルばね及び前記掛け留め部は、前記移動部の移動方向において前記モータから離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の乗物用シート。 - 前記コイルばねは、前記幅方向における前記移動部の両端部のそれぞれに設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の乗物用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017148269A JP7001912B2 (ja) | 2017-07-31 | 2017-07-31 | 乗物用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017148269A JP7001912B2 (ja) | 2017-07-31 | 2017-07-31 | 乗物用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019026114A JP2019026114A (ja) | 2019-02-21 |
JP7001912B2 true JP7001912B2 (ja) | 2022-01-20 |
Family
ID=65475546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017148269A Active JP7001912B2 (ja) | 2017-07-31 | 2017-07-31 | 乗物用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7001912B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20080157577A1 (en) | 2006-12-31 | 2008-07-03 | Honda R&D Americas, Inc. | Vehicular seat with adjustable thigh support |
DE102009019031A1 (de) | 2009-04-27 | 2010-10-28 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Einrichtung zur Einstellung einer Fahrzeugsitzkomponente |
JP2017030610A (ja) | 2015-08-03 | 2017-02-09 | テイ・エス テック株式会社 | 乗物用シート |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06284940A (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-11 | Mazda Motor Corp | 車両のシート装置 |
-
2017
- 2017-07-31 JP JP2017148269A patent/JP7001912B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20080157577A1 (en) | 2006-12-31 | 2008-07-03 | Honda R&D Americas, Inc. | Vehicular seat with adjustable thigh support |
DE102009019031A1 (de) | 2009-04-27 | 2010-10-28 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Einrichtung zur Einstellung einer Fahrzeugsitzkomponente |
JP2017030610A (ja) | 2015-08-03 | 2017-02-09 | テイ・エス テック株式会社 | 乗物用シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019026114A (ja) | 2019-02-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101422820B1 (ko) | 차량용 시트쿠션의 길이 조절장치 | |
JP7284419B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP6066821B2 (ja) | 車両用のシートベルト接続装置 | |
JP2001275784A (ja) | ランバーサポート装置 | |
JP2020019327A (ja) | ステアリング装置 | |
EP3613632B1 (en) | Vehicle seat | |
WO2017022677A1 (ja) | 乗物用シート | |
JP7001912B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP7216307B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP6236713B2 (ja) | シート装置及び車両 | |
JP5638788B2 (ja) | シートベルト装置 | |
JP7096472B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP6565819B2 (ja) | 車両のシート | |
JP7197760B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP6604079B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP2017128313A (ja) | バックル装置 | |
JP2009248839A (ja) | 車両用シート | |
JP6308063B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP7051239B2 (ja) | 車両用シート | |
JP4624488B2 (ja) | 車両用シートの駆動機構 | |
JP6140499B2 (ja) | 乗物用駆動機構 | |
JP5687145B2 (ja) | シートベルト装置 | |
JP6371621B2 (ja) | シートベルト装置 | |
JP6601158B2 (ja) | 乗物用シート | |
KR20190052944A (ko) | 견인휠을 이용한 와이어 구동형 차량 시트용 럼버서포트 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200731 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210323 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210420 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210615 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211124 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211207 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7001912 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |