JP7000878B2 - 画像投影装置及び画像投影方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像投影装置及び画像投影方法に関する。
デジタルマイクロミラーデバイス(DMD(Digital Micromirror Device))(以下単に「DMD」という。)等の光学素子をシフトさせて、投影する画像を高解像度化する方法が知られている。
そして、この方法において、DMD等を備える可動部に設けられるホール素子と、可動部を移動可能に支持する固定部に設けられる駆動用の磁石とを対向させた構成の位置検出部でDMDの位置を検出できる方法が知られている(例えば、特許文献1等)。
ほかには、曲面ミラー等の光学素子を振動させる装置において、センサ等が温度等の環境情報を検出して補正情報を保存し、振動において基準となる位置又は角度等が補正される方法が知られている(例えば、特許文献2等)。
さらに、ヘッドアップディスプレイにおける投影装置等で行われるレーザ光の出力のキャリブレーション(Calibration)では、アパーチャーでキャリブレーション光を遮断し、レーザ光等を投影装置から射出させないようにする方法が知られている(例えば、特許文献3等)。
上記特許文献2に記載のように、従来の画像投影装置において、光学素子が取り付けられた可動部の位置を検出するセンサのキャリブレーションは、画像投影装置の使用時、すなわち、光源の点灯時に実行される。そして、光学素子が取り付けられた可動部の位置を検出するセンサのキャリブレーションを実行する場合には、例えば、可動部を長さが既知の可動範囲の一端から他端まで移動させ、その際のセンサの反応に補正が必要か否かを確認するが、光源が点灯しているために、キャリブレーション中に投影像の投影位置が動く様子がスクリーンに投影されてしまうという課題がある。上記特許文献3のようにキャリブレーション光を遮光する遮光部があれば、光源の点灯中のキャリブレーションであっても、投影像の投影位置が動く様子が投影されることはないが、遮光のための構成が必要となる。
本発明の一態様は、遮光部がなくとも、光学素子が取り付けられた可動部の位置を検出するセンサのキャリブレーション中に投影像の投影位置が動く様子が投影されることを防ぐことができる画像投影装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態による画像投影装置は、
光源部と、
前記光源部が発した光を変調して画像を形成する光学素子と、
前記光学素子が取り付けられ、移動可能に支持された可動部と、
前記可動部の位置を検出する位置検出部と、
前記位置検出部で検出された前記位置を用いて所定の位置に形成された前記画像を投影する投影部と、
前記位置検出部のキャリブレーションを実行し、且つ、前記光源部の点灯状態に応じて、前記キャリブレーションの実行前に前記光源部を消灯すること、前記キャリブレーションの実行後に前記光源部を点灯することの少なくとも一方を実行する制御部と
を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態による画像投影装置は、遮光部がなくとも、光学素子が取り付けられた可動部の位置を検出するセンサのキャリブレーション中に投影像の投影位置が動く様子が投影されることを防ぐことができる。
実施形態による画像投影装置の一例を示す図である。 実施形態におけるプロジェクタのハードウェア構成を例示するブロック図である。 実施形態における光学エンジンの斜視図である。 実施形態における光学エンジンの内部構成を例示する概略図である。 実施形態における光学エンジンの内部構成を例示する概略図である。 実施形態における画像形成ユニットの一例を示す斜視図である。 実施形態における画像形成ユニットの一例を示す分解斜視図である。 実施形態における駆動力生成部の構成例を示す分解斜視図である。 実施形態における位置検出部の構成例を示す分解斜視図である。 実施形態における冷却部の構成例を示す分解斜視図である。 実施形態における画像形成ユニットの可動部分の構成例を示す分解斜視図である。 実施形態における全体処理の第1例を示すフローチャートである。 実施形態における全体処理の第2例を示すフローチャートである。 実施形態における全体処理の第3例を示すフローチャートである。 実施形態における画像投影装置の機能構成例を示す機能ブロック図である。
以下、発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。なお、実施形態は以下の記述によって限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下の説明において装置の第1可動板がある方を「上」又は「上方」、ヒートシンクがある方を「下」又は「下方」という場合がある。
<画像投影装置例>
以下、画像投影装置がプロジェクタである例で説明する。
図1は、実施形態による画像投影装置の一例を示す図である。この例では、プロジェクタ1は、出射窓2及び外部インターフェース(外部I/F)3を有し、投影画像を生成する光学エンジンを有する。また、プロジェクタ1は、例えば、外部I/F3に接続されるパソコン(Personal Computer)又はデジタルカメラ等の外部装置から画像データが送信されると、送信された画像データに基づいて、光学エンジンが投影画像を生成し、出射窓2からスクリーンSに画像Pを投影する。
以下、図面において、X1‐X2方向(X軸方向)は、プロジェクタ1の幅方向とする。また、Y1‐Y2方向(Y軸方向)は、プロジェクタ1の奥行き方向とする。さらに、Z1‐Z2方向(Z軸方向)は、プロジェクタ1の高さ方向とする。また、以下の説明では、Z軸方向において、プロジェクタ1の出射窓2側を「上」、出射窓2とは反対側を「下」として説明する場合がある。
図2は、実施形態におけるプロジェクタ1のハードウェア構成を例示するブロック図である。図示する例では、プロジェクタ1は、外部I/F3、電源4、メインスイッチ(SW)5、操作部6、システムコントロール10、ファン20及び光学エンジン25を有する。
電源4は、商用電源に接続され、プロジェクタ1が有する内部回路用に電圧及び周波数を変換して、システムコントロール10、ファン20又は光学エンジン25等に給電する。
SW5は、使用者によるプロジェクタ1のON/OFF操作に用いられる。具体的には、電源4が電源コード等を介して商用電源に接続された状態で、SW5がONに操作されると、システムコントロール10は、プロジェクタ1の各部への給電を開始する。一方で、SW5がOFFに操作されると、システムコントロール10は、プロジェクタ1の各部への給電を停止する。
操作部6は、使用者による各種操作を受け付けるボタン等である。例えば、操作部6は、プロジェクタ1の上面に設けられる。そして、操作部6は、例えば、投影画像の大きさ、色調及びピント調整等といった使用者による操作を受け付ける。次に、操作部6が受け付けた使用者による操作は、システムコントロール10に送られる。
外部I/F3は、例えば、外部装置に接続される接続端子等である。そして、外部I/F3は、接続された外部機器から送信される画像データをシステムコントロール10に出力する。
システムコントロール10は、例えば、画像制御部11及び駆動制御部12等を有する。例えば、システムコントロール10は、CPU(Central Processing Unit)及び記憶装置等である。また、システムコントロール10の機能は、例えば、CPUがRAM(Random Access Memory)と協働して、ROM(Read-Only Memory)に記憶されているプログラムを実行することで実現される。
画像制御部11は、外部I/F3から入力される画像データに基づいて光学エンジン25が有するDMD551を制御し、スクリーンSに投影する画像を生成する。
駆動制御部12は、光学ユニット55が有する第1可動板553等を駆動させる駆動部を制御し、DMD551の位置を制御する。
ファン20は、システムコントロール10に制御されて回転し、光学エンジン25のランプユニットである光源30等を冷却する。
光学エンジン25は、光源30、投影される画像を表示する照明光学系ユニット40、投影される画像を生成する画像形成ユニット50及び画像を投影する投影光学系ユニット60等を有する。また、光学エンジン25は、システムコントロール10による制御に基づいてスクリーンSに画像を投影する。
例えば、照明部は、光源30及び照明光学系ユニット40等によって実現される。また、例えば、投影部は、投影光学系ユニット60等によって実現される。
光源30は、例えば、水銀高圧ランプ、キセノンランプ又はLED(Light Emitting Diode)等を有する。例えば、光源30は、システムコントロール10により制御され、照明光学系ユニット40に光を照射する。
照明光学系ユニット40は、例えば、カラーホイール、ライトトンネル、リレーレンズ等を有する。そして、照明光学系ユニット40は、光源30から照射された光を画像形成ユニット50が有するDMD551に導く。
画像形成ユニット50は、光学ユニット55を有する。また、画像形成ユニット50が有するDMD551は、システムコントロール10が有する画像制御部11によって制御され、照明光学系ユニット40によって導かれた光を変調して投影画像を生成する。
投影光学系ユニット60は、例えば、複数の投影レンズ及びミラー等の光学部品を有する。そして、投影光学系ユニット60は、画像形成ユニット50のDMD551によって生成される画像を拡大してスクリーンSに投影する。
<光学エンジン例>
以下、光学エンジン25の構成例を説明する。
図3は、実施形態における光学エンジン25の斜視図である。図示する例では、光学エンジン25は、プロジェクタ1の内部に設けられる。また、光学エンジン25は、光源30、照明光学系ユニット40、画像形成ユニット50及び投影光学系ユニット60等を有する。
図示する例では、光源30は、照明光学系ユニット40の側面に設けられ、X2の方向に光を照射する。次に、照明光学系ユニット40は、光源30から照射された光を下部にある画像形成ユニット50に導く。続いて、画像形成ユニット50は、照明光学系ユニット40によって導かれた光を用いて投影画像を生成する。さらに、投影光学系ユニット60は、照明光学系ユニット40の上部に設けられ、画像形成ユニット50によって生成された投影画像をプロジェクタ1の外部に投影する。
なお、図示する例では、光学エンジン25は、光源30から照射される光を用いて上方に画像を投影するが、画像が投影される方向は、上方に限られない。例えば、画像は、水平方向等に投影されてもよい。
図4は、実施形態における光学エンジン25の内部構成を例示する概略図である。
図示するように、照明光学系ユニット40は、カラーホイール401、平面ミラー405及び凹面ミラー406等を有する。
カラーホイール401は、例えば、周方向の異なる部分にR(レッド)、G(グリーン)及びB(ブルー)の各色のフィルタが設けられる円盤等である。そして、カラーホイール401は、高速回転することで、光源30から照射される光をRGB各色に時分割する。
平面ミラー405及び凹面ミラー406は、カラーホイール401によってRGB各色に時分割された光を画像形成ユニット50が有するDMD551に反射する。また、カラーホイール401、平面ミラー405及び凹面ミラー406等は、基台403に支持される。そして、基台403は、プロジェクタ1の筐体内部に固定される。
なお、照明光学系ユニット40には、例えば、カラーホイール401と平面ミラー405との間に、ライトトンネル又はリレーレンズ等が設けられてもよい。
DMD551は、凹面ミラー406からの反射光を変調して投影画像を生成する。そして、DMD551によって生成された投影画像は、照明光学系ユニット40を通って投影光学系ユニット60に導かれる。
図5は、実施形態における光学エンジン25の内部構成を例示する概略図である。
図4及び図5に図示するように、投影光学系ユニット60は、投影レンズ601、折り返しミラー602及び曲面ミラー603等をケースの内部に有する。
投影レンズ601は、複数のレンズを有する。そして、投影レンズ601は、DMD551によって生成された投影画像を折り返しミラー602に結像させる。次に、折り返しミラー602及び曲面ミラー603は、結像された投影画像を拡大するように反射してプロジェクタ1の外部にあるスクリーンS等に投影する。
<画像形成ユニット例>
図6は、実施形態における画像形成ユニット50の一例を示す斜視図である。
以下、図示するように、光学素子が画像形成素子である光学ユニットを備える画像形成ユニットを例に説明する。この例は、DMD551が画像形成素子である例となる。
画像投影装置は、例えば、図示するような画像形成ユニット50を有し、画像形成ユニット50が生成する画像をスクリーンS等に投影する。
また、画像形成ユニット50は、DMD551を例えば1画素の半分程度移動させる。このように、DMD551を移動させると、画像投影装置は、投影画像の内に、中間画像を生成し、画像を高解像度化することができる。
画像形成ユニット50は、例えば、以下のような構成である。
図7は、実施形態における画像形成ユニット50の一例を示す分解斜視図である。
図示するように、画像形成ユニット50は、例えば、駆動力生成部50P1と、位置検出部50P2と、冷却部50P3とを含む構成である。以下、各部の詳細を順に説明する。
<駆動力生成部の例>
図8は、実施形態における駆動力生成部50P1の構成例を示す分解斜視図である。
図示する例では、駆動力生成部50P1は、DMD551を移動させるアクチュエータとなる駆動磁石532X、駆動磁石532Y、ボイスコイル533X及びボイスコイル533Y等を有する。このように、駆動力生成部50P1は、例えば、電磁アクチュエータ等を有する構成である。
また、図示する例では、駆動力生成部50P1は、DMD551へ動きを伝達させるため、第1可動板553及び第2可動板552等の可動板を有する。具体的には、まず、この例では、ボイスコイル533X及びボイスコイル533Yは、第1可動板553に設置される。
ボイスコイル533X及びボイスコイル533Yに電流が流されると、駆動磁石532X及び駆動磁石532Yによって形成されている磁界により、駆動力となるローレンツ力が発生する。
そして、ボイスコイル533X及びボイスコイル533Yが生成する駆動力が第1可動板553に作用すると、第1可動板553は、第1固定板521、第2固定板513及び第3固定板523等の固定部分に対して相対的に移動する。
また、図示する例では、第1可動板553と、第1固定板521との間及び第2可動板552と、第2固定板513との間等に、ボール522及びボール支持部526等が設置される。このように、ボール522及びボール支持部526等があると、固定部分に対して可動部分が点接触する構成となる。そのため、ボール522及びボール支持部526等によって、駆動の際に発生する摩擦を低減できる。
さらに、図示する例では、第1固定板521、第2固定板513及び第3固定板523等の固定部分は、支柱518でつなげられる。また、図示する例では、DMD551に対して、DMDカバー557が設置される。
以下、第2可動板552は、DMD551が配置される基板とする。
<位置検出部の例>
図9は、実施形態における位置検出部50P2の構成例を示す分解斜視図である。
図示する例では、位置検出部50P2は、DMD551の移動量等を検出するため、ホール素子558及び位置検出用磁石531等を有する。したがって、この例では、駆動力生成部50P1を構成する第1可動板553及び第2可動板552と、ホール素子558とは、一体となって移動する。
そのため、この例では、位置検出部50P2は、第1部分の例である第1部材541を有し、第1部材541には、第1可動板553及び第2可動板552等が取り付けられる構成である。
なお、図では、ホール素子558は、単体で記載しているが、ホール素子558は、位置検出用FPC(フレキシブルプリント基板)564上に実装される。そして、位置検出用FPC564は、第3可動板555に取り付けられる。そのため、図示する例では、第3可動板555が移動すると、第3可動板555と一緒にホール素子558も移動する。なお、第3可動板555は、第4固定板524等の固定部分に対して相対的に移動する。
また、図示する例では、ホール素子558が実装された位置検出用FPC564は、制御基板539に電気的に接続される。そして、ホール素子558は、磁気センサの一種であり、位置検出用磁石531の磁束変化を検出する。そこで、制御基板539は、ホール素子558が検出する位置検出用磁石531の磁束変化を移動量に変換する演算を行う。次に、制御基板539は、演算した移動量に基づいて、ボイスコイル533X及びボイスコイル533Yに供給する電流量等を決定する。
<冷却部の例>
図10は、実施形態における冷却部50P3の構成例を示す分解斜視図である。
図示する例では、冷却部50P3は、DMD551を冷却するため、放熱部材の例であるヒートシンク554等を有する。そして、ヒートシンク554がDMD551に押し付けられると、DMD551が発する熱は、ヒートシンク554から放熱される。
また、この例では、ヒートシンク554をDMD551に押し付けるため、段付きねじ534及び圧縮ばね519等の固定部材が用いられる。なお、固定部材は、段付きねじ534及び圧縮ばね519等に限られず、ヒートシンク554を取り付けられる機構部品であればよい。
また、この例では、ヒートシンク554は、可動である。そのため、ヒートシンク554は、第1可動板553に直接的又は間接的に接続する。具体的には、冷却部50P3は、第2部分の例である第2部材542を有し、第2部材542が第1可動板553に取り付けられる。このような構成であると、第1可動板553が移動すると、第1可動板553の動きが第2部材542に伝わる。そして、第2部材542に取り付けられる段付きねじ534を介して、第1可動板553の動きがヒートシンク554に伝わる。
ヒートシンク554は、段付きねじ534及び圧縮ばね519等によってDMD551に押圧される。そのため、Z軸におけるヒートシンク554の位置は、DMD551の裏面の位置で定まる。一方で、X軸及びY軸におけるヒートシンク554の位置は、段付きねじ534のガタ分等の自由度がある。
図示する例では、段付きねじ534は、ヒートシンク554を貫通して、第2部材542に取り付けられる。そして、押圧となる力は、圧縮ばね519等によって発生する。具体的には、段付きねじ534の座面と、ヒートシンク554のベース面とで圧縮される圧縮ばね519の弾性力で、ヒートシンク554は、DMD551に押圧される。
そして、図示する例は、圧縮ばね519の弾性力に対する反力が、第2部材542に作用する構成である。すなわち、このような構成であると、反力が直接DMDが実装された基板に伝わらない。したがって、第2部材542の剛性によって、DMDが実装された基板の撓みを少なくできる。
<可動部分の例>
図11は、実施形態における画像形成ユニット50の可動部分の構成例を示す分解斜視図である。図示する部分は、画像形成ユニット50が有する構成のうち、可動する部分であって、図は、第1固定板521、第2固定板513、第3固定板523、支柱518、駆動磁石532X、駆動磁石532Y、ボール522及びボール支持部526等の固定部分を非表示にして画像形成ユニット50を示す。
図示するように、ボイスコイル533X及びボイスコイル533Yが発生させる駆動力は、まず、第1可動板553に作用する。
次に、第1可動板553には、第2部材542が取り付けられるため、第1可動板553の動きは、第2部材542に伝わる。そして、第2部材542には、第1部材541が取り付けられるため、第1可動板553の動きは、第1部材541に伝わる。
さらに、DMD551が実装された第2可動板552及び第3可動板555が第1部材541に取り付けられるため、第1可動板553の動きによって、第2可動板552及び第3可動板555が移動し、DMD551が移動する。
そして、ホール素子558が、第1可動板553による動きを検出する。
図示するような構成では、例えば、第1可動板553等が可動部の例となる。ただし、可動部は、DMD551を移動させることができる部分であればよい。一方で、この構成では、第1固定板521等が固定部の例となる。
<全体処理例>
以下、キャリブレーションを行うタイミングを示す3例を説明する。
<第1例>
図12は、実施形態における全体処理の第1例を示すフローチャートである。この例は、プロジェクタが使用中である場合にキャリブレーションを行う例である。
ステップS01では、システムコントロール10は、画像を投影する。すなわち、プロジェクタは、光源が点灯中であり、画像データに基づいて、画像を生成し、画像を投影する。このように、画像が投影されている状態等のプロジェクタが使用中に、例えば、使用者が、キャリブレーションを行うように指示するボタンを押す等の操作を行うとする。このような操作を受け付けた場合に、システムコントロール10は、ステップS02に進む。
ステップS02では、システムコントロール10は、光源が点灯中であることに応じて光源を消灯させる。
ステップS03では、システムコントロール10は、消灯が完了したか否かを判断する。ステップS02及びステップS03によって光源が消灯すると、プロジェクタでは、光源から光が供給されないため、画像が投影されなくなる。したがって、使用者は、画像が見えなくなる。
次に、消灯が完了したと判断すると(ステップS03でYES)、システムコントロール10は、ステップS04に進む。一方で、消灯が完了していないと判断すると(ステップS03でNO)、システムコントロール10は、ステップS03を繰り返し、消灯が完了するのを待つ。
ステップS04では、システムコントロール10は、キャリブレーションを行う。例えば、キャリブレーションは、可動部を駆動させて行われる。なお、キャリブレーションにおいて、可動部をどの程度移動させるか、すなわち、一定量は、あらかじめ設定される。具体的には、キャリブレーションでは、可動部は、長さが既知である可動範囲の一端から他端まで移動するように設定される。そして、可動部を一定量移動させた位置において、システムコントロール10は、可動部の位置を検出する。続いて、システムコントロール10は、例えば、位置を示す数値等が出荷時とほぼ同じ程度になるように調整する。具体的には、プロジェクタは、例えば、センサに係る感度等のパラメータ(以下「制御パラメータ」という。)を調整する。
出荷時に設定される感度であると、出荷後、位置検出に用いられる磁石が減磁していたり、又は、センサと、磁石との隙間が広がったりすると、可動部が同じ位置であっても、異なる検出結果になる場合が多い。そこで、このような場合には、例えば、感度を高めるように、システムコントロール10は、制御パラメータを調整する。このような調整がされると、磁力が弱くなっても、感度が高いため、可動部の位置が出荷時とほぼ同様に検出できる。
なお、制御パラメータは、感度に限られず、検出される位置に応じた移動量等でもよい。
本実施形態のように、位置検出部を位置検出用磁石及びホール素子等で実現する場合には、磁力は、時間の経過、温度の変化又は外部から磁力を受ける等すると、いわゆる減磁が起こり、変化する場合がある。
ほかにも、衝撃等が加わり、位置検出用磁石及びホール素子の隙間が変化する場合がある。センサと、磁石との距離が変化すると、検出結果も変化する場合が多い。
これらの場合には、同じ位置に検出対象があっても、出荷時と異なる検出結果になる場合が多い。そこで、このような場合に、キャリブレーションが行われるのが望ましい。そして、キャリブレーションが行われると、制御パラメータ等が調整されるため、上記のような変化があっても、システムコントロール10は、出荷時と同様の位置検出等ができる。
ステップS05では、システムコントロール10は、キャリブレーションが完了したか否かを判断する。
次に、キャリブレーションが完了したと判断すると(ステップS05でYES)、システムコントロール10は、ステップS06に進む。一方で、キャリブレーションが完了していないと判断すると(ステップS05でNO)、システムコントロール10は、ステップS05を繰り返し、キャリブレーションが完了するのを待つ。
ステップS06では、システムコントロール10は、光源を点灯させる。すなわち、プロジェクタは、画像を投影する準備等を行う。したがって、ステップS06では、システムコントロール10は、光源を点灯させる以外に、画像を投影させるための様々な処理を行ってもよい。
<第2例>
図13は、実施形態における全体処理の第2例を示すフローチャートである。この例は、プロジェクタの使用が開始され、例えば、光源の消灯時に電源がONとなる操作が行われる際にキャリブレーションを行う例である。
ステップS11では、プロジェクタは、電源ON命令を受け付ける。例えば、使用者が電源をONにするため、SW5をONの状態にする。このような入力をシステムコントロール10がSW5から受け付けると、プロジェクタは、電源ON命令があったと判断する。
ステップS12では、システムコントロール10は、光源が消灯時であることに応じてキャリブレーションを行う。例えば、ステップS12は、ステップS04と同様の処理である。
ステップS13では、システムコントロール10は、キャリブレーションが完了したか否かを判断する。
次に、キャリブレーションが完了したと判断すると(ステップS13でYES)、システムコントロール10は、ステップS14に進む。一方で、キャリブレーションが完了していないと判断すると(ステップS13でNO)、システムコントロール10は、ステップS13を繰り返し、キャリブレーションが完了するのを待つ。
ステップS14では、システムコントロール10は、光源を点灯させる。すなわち、システムコントロール10は、画像を投影する等の各処理をプロジェクタが行えるように準備を行う。したがって、ステップS14では、システムコントロール10は、光源を点灯させる以外に、各処理を実行する前に行われる、いわゆる前処理等を行ってもよい。
<第3例>
図14は、実施形態における全体処理の第3例を示すフローチャートである。この例は、プロジェクタの使用が終了し、例えば、プロジェクタがシャットダウンされる際にキャリブレーションを行う例である。
ステップS21では、プロジェクタは、シャットダウン命令を受け付ける。例えば、使用者が電源をOFFにするため、SW5をOFFの状態にする。このような入力をシステムコントロール10がSW5から受け付けると、プロジェクタは、シャットダウン命令があったと判断する。
ステップS22では、システムコントロール10は、光源が点灯していることに応じて光源を消灯させる。
ステップS23では、システムコントロール10は、消灯が完了したか否かを判断する。ステップS22及びステップS23によって光源が消灯すると、プロジェクタでは、光源から光が供給されないため、画像が投影されなくなる。したがって、使用者は、画像が見えなくなる。
次に、消灯が完了したと判断すると(ステップS23でYES)、システムコントロール10は、ステップS24に進む。一方で、消灯が完了していないと判断すると(ステップS23でNO)、システムコントロール10は、ステップS23を繰り返し、消灯が完了するのを待つ。
ステップS24では、システムコントロール10は、キャリブレーションを行う。例えば、ステップS24は、ステップS04と同様の処理である。
ステップS25では、システムコントロール10は、キャリブレーションが完了したか否かを判断する。
次に、キャリブレーションが完了したと判断すると(ステップS25でYES)、システムコントロール10は、ステップS26に進む。一方で、キャリブレーションが完了していないと判断すると(ステップS25でNO)、システムコントロール10は、ステップS25を繰り返し、キャリブレーションが完了するのを待つ。
ステップS26では、プロジェクタは、電源をOFFにする。なお、ステップS26では、システムコントロール10は、システムコントロール10が行う各処理を終了させたり、各ハードウェアの制御を終了させたりしてもよい。
<機能構成例>
図15は、実施形態における画像投影装置の機能構成例を示す機能ブロック図である。例えば、図示するように、プロジェクタ1は、駆動力生成部50P1、位置検出部50P2、投影部50P4、可動部50P6、固定部50P7、キャリブレーション部50P8及び光源部50P9等を備える機能構成である。
駆動力生成部50P1は、可動部50P6を駆動させる駆動力を生成する駆動力生成手順を行う。例えば、駆動力生成部50P1は、システムコントロール10及び図8に示す構成等で実現される。
位置検出部50P2は、可動部50P6の位置を検出する位置検出手順を行う。例えば、位置検出部50P2は、図9に示す構成等で実現される。
投影部50P4は、画像形成ユニット50が形成する画像Pを投影する。例えば、投影部50P4は、投影光学系ユニット60等で実現される。
キャリブレーション部50P8は、キャリブレーションを行う。例えば、キャリブレーション部50P8は、システムコントロール10等で実現される。
光源部50P9は、光を発し、画像形成ユニット50に光を供給する。例えば、光源部50P9は、光源30等で実現される。
まず、画像形成ユニット50で光学素子50P5によって画像Pが形成されると、光源部50P9から供給される光を用いて、投影部50P4は、画像Pを投影する。このように、プロジェクタ1の使用中に画像Pが投影されると、使用者は、画像Pを見ることができる。
そして、光学素子50P5は、可動部50P6及び固定部50P7等の可動ユニットによって移動可能となる。具体的には、駆動力生成部50P1が駆動力を生成し、可動部50P6を駆動させることで、光学素子50P5は、移動できる。このように、光学素子50P5が移動できると、形成する画像をシフトさせ、高画質に投影すること等ができる。
そして、可動部50P6の位置は、位置検出部50P2によって検出される。この検出結果は、駆動力生成部50P1にフィードバックされる。したがって、駆動力生成部50P1は、位置検出部50P2による検出結果に基づいて、可動部50P6の位置等を把握し、可動部50P6の位置を、画像を形成するべく予め設定された複数の位置に制御できる。
位置検出部50P2は、制御パラメータCPに基づいて可動部50P6の位置等を検出する。したがって、制御パラメータCPが可動部50P6に合わない設定であると、位置検出部50P2による検出に影響が出やすい。そのため、減磁等がある場合には、キャリブレーションを行い、制御パラメータCPを調整するのが望ましい。
キャリブレーション部50P8は、光源部50P9が消灯した状態でキャリブレーションを行う。例えば、駆動力生成部50P1に対して、キャリブレーション用の位置に可動部50P6を移動させるように命令し、移動した位置で位置検出部50P2に可動部50P6の位置等を検出させる。このようにすると、キャリブレーション部50P8は、制御パラメータCPを現状に合った値等に更新できる。
<効果>
以上のような光源が消灯している状態において、プロジェクタは、キャリブレーションを行う。このようなタイミングでキャリブレーションを行うと、プロジェクタは、キャリブレーション中に画像が投影されるのを防ぐことができる。キャリブレーション中に画像が投影されると、キャリブレーションによって光学素子の移動等があるため、投影される画像が大きく動く場合が多い。このような画像は、使用者が意図していない画像であるため、使用者に見えてしまうと、使用者は、不快に感じる場合もある。
そこで、本実施形態のように、プロジェクタは、光源を消灯させた状態でキャリブレーションを行うことで、キャリブレーション中に画像が投影されないようにできる。このようにすると、プロジェクタは、キャリブレーション中に画像が投影されて使用者に不快感を与えるのを防ぐことができる。
また、上記第2例のように、電源がONとなった場合等では、光源が点灯する前であるため、光源が消灯している状態がある。同様に、上記第3例のように、シャットダウンの際には、光源が消灯される場合が多い。これらの例のように、光源が消灯された後又は光源が点灯される前等に、キャリブレーションは、行われるのが望ましい。
さらに、例えば、特許文献3に記載のように、キャリブレーション光を遮断して、画像を見えなくするには、遮断させるための機構等がないと実現できない。また、この方法では、レーザ光のキャリブレーションであるため、光源を消灯させることができない構成である。一方で、本実施形態のように、光源を消灯させると、上記のような光を遮断させるための機構等が不要にできる。
<画像の投影例>
駆動制御部12は、例えば、画像を投影中に、フレームレート等に基づく周期で、DMD551の複数のマイクロミラーの配列間隔未満の距離だけ離れた複数の位置の間を高速移動するように、DMD551の位置を制御する。そして、画像制御部11は、センサによって検出された位置情報を用いて、それぞれの位置に応じてシフトした投影画像を生成するようにDMD551に画像信号を送信する。
例えば、駆動制御部12は、X方向及びY方向に、DMD551のマイクロミラーの配列間隔未満の距離だけ離れた位置同士の間で、DMD551を所定の周期で往復移動させる。そして、画像制御部11が、それぞれの位置に応じてシフトした投影画像を生成するようにDMD551を制御することで、投影画像の解像度をDMD551の解像度の約2倍にできる。ほかにも、DMD551の移動位置を増やすと、投影画像の解像度をDMD551の2倍以上にすることもできる。
よって、駆動制御部12がDMD551等をシフト動作させ、かつ、画像制御部11がDMD551の位置に応じた投影画像を生成させる。このように制御すると、DMD551の解像度以上に高解像度化した画像を投影することが可能になる。
<他の実施形態>
なお、上記の冷却部等の構成は、必須ではない。例えば、DMD551の冷却効果を高めるため、ヒートシンク554と、DMD551との間には、弾性変形可能な伝熱シート等があってもよい。このように、伝熱シートがあると、ヒートシンク554と、DMD551との間の熱伝導性が向上し、DMD551を冷却する効果が向上する。
また、可動板及び固定板等のうち、少なくともいずれか1つ以上は、例えば、ステンレス、アルミニウム又はマグネシウム合金等の導電性材料を含むのが好ましい。このような構成であると、例えば、DMD551又はDMD551を実装した基板等において発生した電気的ノイズを導電性材料を通じて、例えば、筐体等に逃がすことができる。ゆえに、外部へのノイズ漏洩が低減できる。
本実施形態では、磁性材料の板を用いて、ヨーク板とする構成でもよい。このような構成であると、生じる磁束は、ヨーク板として機能する板に集中するため、磁束が漏出するのを少なくできる。
なお、画像投影装置は、1つの装置でなくともよい。すなわち、画像投影装置は、複数の装置で構成されるシステムでもよい。例えば、システムでは、複数の装置が、画像投影方法に係る処理を分散、冗長又は並列して行ってもよい。
また、画像投影方法に係る各手順は、プログラムによって実現されてもよい。すなわち、演算装置及び記憶装置等を有するコンピュータが、プログラムに基づいて画像投影方法に係る手順を行うことで画像投影方法が実行されてもよい。
以上、実施形態における一例について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されない。すなわち、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
1 プロジェクタ(画像投影装置の例)
10 システムコントロール
11 画像制御部
12 駆動制御部
25 光学エンジン
30 光源
40 照明光学系ユニット
60 投影光学系ユニット
551 DMD
50P1 駆動力生成部
50P2 位置検出部
50P3 冷却部
522 ボール
521 第1固定板
513 第2固定板
523 第3固定板
524 第4固定板
526 ボール支持部
531 位置検出用磁石
532X、532Y 駆動磁石
533X、533Y ボイスコイル
553 第1可動板
552 第2可動板
555 第3可動板
541 第1部材
542 第2部材
534 段付きねじ
558 ホール素子
554 ヒートシンク
特開2017‐167496号公報 特開2008‐15452号公報 特開2017‐83631号公報

Claims (7)

  1. 光源部と、
    前記光源部が発した光を変調して画像を形成する光学素子と、
    前記光学素子が取り付けられ、移動可能に支持された可動部と、
    前記可動部の位置を検出する位置検出部と、
    前記位置検出部で検出された前記位置を用いて所定の位置に形成された前記画像を投影する投影部と、
    前記位置検出部のキャリブレーションを実行し、且つ、前記光源部の点灯状態に応じて、前記キャリブレーションの実行前に前記光源部を消灯すること、前記キャリブレーションの実行後に前記光源部を点灯することの少なくとも一方を実行する制御部と
    を備えることを特徴とする画像投影装置。
  2. 前記制御部は、前記光源部が消灯している時に前記画像投影装置の電源スイッチをオンにする操作がされた場合、前記キャリブレーションの実行後に、前記光源部を点灯させる請求項1に記載の画像投影装置。
  3. 前記制御部は、前記光源部が点灯している時に前記画像投影装置の電源スイッチをオフにする操作がされた場合、前記光源部を消灯した後に前記キャリブレーションを実行する請求項1又は2に記載の画像投影装置。
  4. 前記制御部は、前記キャリブレーションの実行後に前記光源部を点灯する請求項3に記載の画像投影装置。
  5. 前記キャリブレーションは、前記可動部を一定量移動させた位置で、前記可動部の位置を検出して行われる請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像投影装置。
  6. 前記可動部は、電磁アクチュエータを有する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像投影装置。
  7. 光源部と、
    前記光源部が発する光を用いて投影される画像を形成する光学素子と、
    前記光学素子が取り付けられ、移動可能に支持された可動部と、
    前記可動部の位置を検出する位置検出部と
    を備える画像投影装置が行う画像投影方法であって、
    画像投影装置が、前記位置検出部で検出された前記位置を用いて所定の位置に形成された前記画像を投影する投影手順と、
    画像投影装置が、前記位置検出部のキャリブレーションを実行し、且つ、前記光源部の点灯状態に応じて、前記キャリブレーションの実行前に前記光源部を消灯すること、前記キャリブレーションの実行後に前記光源部を点灯することの少なくとも一方を実行する制御手順と
    を含むことを特徴とする画像投影方法。
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