JP6998828B2 - 複合材料構造体 - Google Patents
複合材料構造体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6998828B2 JP6998828B2 JP2018091141A JP2018091141A JP6998828B2 JP 6998828 B2 JP6998828 B2 JP 6998828B2 JP 2018091141 A JP2018091141 A JP 2018091141A JP 2018091141 A JP2018091141 A JP 2018091141A JP 6998828 B2 JP6998828 B2 JP 6998828B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main surface
- material structure
- composite material
- metal member
- adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
実施形態に係る複合材料構造体1(1A,1B)は、例えば、図1に示されるような自動車の車体100のサイドシル101として適用される。複合材料構造体1は、その他、車体100のフロアパネル102、フロアトンネル103、クロスメンバ104、ダッシュパネル(図示せず)、又は、ルーフパネル(図示せず)にも適用できる。実施形態に係る複合材料構造体1(1A,1B)はサイドシル101に長尺材として適用されるが、サイドシル101の延在方向に後述する第2方向を一致させて適用されている。
本実施形態に係る複合材料構造体1Aは、図2に示されるように、平板状に形成された金属部材2と、繊維強化樹脂製の一対の平板状(シート状)の樹脂部材3とを備えている。一対の樹脂部材3は、金属部材2の両面に接着剤4によってそれぞれ貼り付けられている。即ち、金属部材2と樹脂部材3との間には、接着剤4の層が形成されている。金属部材2は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム、マグネシウム合金等の軽金属で形成されており、本実施形態ではアルミニウム合金である。繊維強化樹脂製の樹脂部材3は、本実施形態では炭素繊維強化プラスチック(CFRP)で形成されている。金属部材2の素材(アルミニウム合金)自体の熱膨張率よりもCFRPの熱膨張率の方が小さい。一般的に、樹脂よりも金属の方が熱膨張率は大きい。
図3は、複合材料構造体1Aの改良例を示してもいる。図3に示される複合材料構造体1Aには、主面に直角な両側面にも樹脂部材3が貼り付けられる。側面に貼り付けられる樹脂部材3は、上述した樹脂部材3と同様のものである。樹脂部材3を両側面にも貼り付けることで、複合材料構造体1Aの上述した面剛性や曲げ剛性をさらに向上させることができる。ここで、側面に貼り付けられる樹脂部材3の繊維の配向を、図3に示されるように、第2方向(第3方向)に対して45°となるように配向することで、複合材料構造体1Aのねじり剛性をより一層向上させることができる。複合材料構造体1Aにねじりを生じさせる力が作用したとき、側面には第1方向及び第2方向に対して45°の方向に応力が作用するため、この応力に有効に対抗できる。
次に、第2実施形態について、図5を参照しつつ説明する。本実施形態に係る複合材料構造体1Bは、上述した第1実施形態に係る複合材料構造体1Aとは、薄肉部Xが形成されない点で異なる。即ち、金属部材2において、第3要素30の端部が、第1主面部(11,21)の樹脂部材3との対向面によって形成される平面(主面の表面)から突出されておらず、この平面上に位置されている。
2 金属部材
3 樹脂部材
4 接着剤
10 第1要素
20 第2要素
11,21 第1主面部
12,22 第2主面部
13,23 連結部
14a,14b,24a,24b (主面部と連結部との)結合部(屈曲部)
50,51 (第1要素と第2要素との)接続部
X 薄肉部
Claims (2)
- 平板状に形成された金属部材と、前記金属部材の両面に接着剤によって貼り付けられた繊維強化樹脂製の一対の平板状の樹脂部材と、を備えた複合材料構造体において、
前記複合材料構造体における前記金属部材は、前記複合材料構造体の主面に沿う第1方向の熱膨張率が前記第1方向に直交し且つ前記主面に沿う第2方向の熱膨張率よりも大きくする形状を有し、前記形状は、前記第1方向に垂直な断面において前記第1方向に沿って一定の断面形状を有しており、
前記複合材料構造体における前記樹脂部材のそれぞれは、前記第2方向に沿う繊維量を前記第1方向に沿う繊維量よりも多くして形成されて前記金属部材に貼り付けられており、
前記金属部材の前記断面形状が、
前記複合材料構造体の一方の主面に対応する第1主面部、前記複合材料構造体の他方の主面に対応する第2主面部、及び、前記第1主面部の端部と前記第2主面部の反対側の端部とを斜めに連結する連結部を備えたZ字状の第1要素と、
前記第1主面部、前記第2主面部及び前記連結部を有する前記第1要素の形状と鏡像の形状を有し、前記第2方向に前記第1要素と交互に並べられた第2要素と、
前記第1要素の前記一方の主面に対応する端部と前記第2要素の前記一方の主面に対応する端部との接続部、及び、前記第1要素の前記他方の主面に対応する端部と前記第2要素の前記他方の主面に対応する端部との接続部のそれぞれに接続され、前記一方の主面側の端部が前記一方の主面側の前記樹脂部材と前記接着剤によって接着され且つ前記他方の主面側の端部が前記他方の主面側の前記樹脂部材と前記接着剤によって接着された、前記第1方向及び前記第2方向の双方に直交する第3方向に沿って延びる第3要素と、を有する形状であり、
前記断面形状において、前記第1要素の前記第1主面部と前記連結部との結合部及び前記第1要素の前記第2主面部と前記連結部との結合部、並びに、前記第2要素の前記第1主面部と前記連結部との結合部及び前記第2要素の前記第2主面部と前記連結部との結合部が、前記第3要素と離間されている、複合材料構造体。 - 前記第3要素の前記一方の主面側の端部が、前記第1要素及び前記第2要素の前記第1主面部の前記樹脂部材との対向面によって形成される平面から突出され、
前記第3要素の前記他方の主面側の端部が、前記第1要素及び前記第2要素の前記第2主面部の前記樹脂部材との対向面によって形成される平面から突出され、
前記金属部材と一対の前記樹脂部材のそれぞれとの間に、前記接着剤の層が形成されており、
前記接着剤の前記層が、前記第3要素の前記一方の主面側及び前記他方の主面側の各端部において厚さが薄い薄肉部を形成している、請求項1に記載の複合材料構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018091141A JP6998828B2 (ja) | 2018-05-10 | 2018-05-10 | 複合材料構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018091141A JP6998828B2 (ja) | 2018-05-10 | 2018-05-10 | 複合材料構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019195949A JP2019195949A (ja) | 2019-11-14 |
JP6998828B2 true JP6998828B2 (ja) | 2022-02-04 |
Family
ID=68537179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018091141A Active JP6998828B2 (ja) | 2018-05-10 | 2018-05-10 | 複合材料構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6998828B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111469936A (zh) * | 2020-04-26 | 2020-07-31 | 中航复合材料有限责任公司 | 一种乘用车复合材料前地板单体底板及其制备方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5045375B2 (ja) | 2007-11-07 | 2012-10-10 | パナソニック株式会社 | 誘導加熱調理器 |
WO2016132425A1 (ja) | 2015-02-16 | 2016-08-25 | 日産自動車株式会社 | 複合材料構造体 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5045375U (ja) * | 1973-08-22 | 1975-05-07 | ||
EP0624459A3 (en) * | 1993-05-13 | 1995-04-26 | Ciba Geigy Ag | Improvement of the surface of honeycomb sandwich structures using a hybrid core to improve durability. |
JP2001088793A (ja) * | 1999-09-20 | 2001-04-03 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 複合材構造体及びこれを用いた航空尾翼 |
-
2018
- 2018-05-10 JP JP2018091141A patent/JP6998828B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5045375B2 (ja) | 2007-11-07 | 2012-10-10 | パナソニック株式会社 | 誘導加熱調理器 |
WO2016132425A1 (ja) | 2015-02-16 | 2016-08-25 | 日産自動車株式会社 | 複合材料構造体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019195949A (ja) | 2019-11-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6662331B2 (ja) | 車体構造 | |
CN108216089B (zh) | 车体结构 | |
KR101787933B1 (ko) | 차량 부재들의 접착 구조 및 백 도어의 접착 구조 | |
JP6376274B2 (ja) | 複合材料構造体 | |
JP6998828B2 (ja) | 複合材料構造体 | |
JP5867062B2 (ja) | 樹脂製パネルの接合構造 | |
JP2018034664A (ja) | 車両用骨格構造 | |
JP2020126962A (ja) | オーゼティック構造を用いて面外変形する薄型変形パネル | |
JP2020153401A (ja) | 閉断面構造体 | |
JP2018100068A (ja) | 車両用パネル構造 | |
JP2007309470A (ja) | 重ね合わせ接着継手 | |
JP6565329B2 (ja) | シール部材付き透明板 | |
JP2017071309A (ja) | 車両用パネル構造体、およびその製造方法 | |
JP6036924B2 (ja) | 樹脂製パネルの接合構造 | |
JP7302452B2 (ja) | 車体構造 | |
JP7248518B2 (ja) | 接合構造 | |
JP2000313364A (ja) | 作業車両の運転室 | |
JP2015140151A (ja) | 車両外板支持構造 | |
JP2016141165A (ja) | 車両用パネル接合構造 | |
KR20220101372A (ko) | 열팽창율이 다른 이종 재질로 이루어지는 차량용 패널어셈블리 | |
CA3152468A1 (en) | Rail vehicle with dilation profile, method of manufacturing a rail vehicle and dilation profile | |
JP2021062675A (ja) | 車両用サイドドアの製造方法及び車両用サイドドア | |
JP2019123288A (ja) | 車体パネル構造 | |
JPH0580963U (ja) | 車体構造材の補強構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210210 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211112 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211124 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211221 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6998828 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |