JP2018100068A - 車両用パネル構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】マスチックの収縮によりパネルに生じる面歪みを抑制することができる車両用パネル構造を得る。【解決手段】車両用パネル構造S32は、ルーフパネル16と、ルーフパネル16の車両内側に設けられたリインフォース20と、ルーフパネル16とリインフォース20とを接着するマスチック50とを備えている。リインフォース20は、長手方向中央部を構成すると共に線膨張係数がルーフパネル16の線膨張係数よりも小さい材料で形成されたルーフリインフォース22と、長手方向端部を構成するエクステンション24とを備えている。さらに、ルーフリインフォース22とエクステンション24とを熱硬化接着剤による接着部及びリベット38によって接合する接合部34と、エクステンション24に形成されてリベット38が挿通される長孔部46が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用パネル構造に関する。
下記特許文献1には、線膨張係数が異なるルーフリインフォースとルーフパネルとの間にマスチックシーラが設けられた車両用ルーフ構造が開示されている。この車両用ルーフ構造では、塗装乾燥時のルーフパネルの熱膨張に伴い、マスチックシーラがルーフパネルに押し付けられるようにルーフリインフォースを変形させ、マスチックシーラの破断を抑制するようになっている。なお、ルーフパネルとルーフボウとを備えると共に、ルーフボウに凸部を形成し、車体を高温状態から常温に戻したときの変形を吸収するルーフ構造として、特許文献2に記載されたものがある。
特開2010−083248号公報 特開2009−126344号公報
上記特許文献1に記載の構造では、塗装乾燥後にマスチックシーラが収縮すると、ルーフパネルに面歪みが発生する可能性がある。
本発明は上記事実を考慮し、マスチックの収縮によりパネルに生じる面歪みを抑制することができる車両用パネル構造を得ることが目的である。
請求項1の発明に係る車両用パネル構造は、車両を構成するパネルと、前記パネルの車両内側に設けられ、前記パネルの側又は前記パネルと反対側に突出する形状とされた長尺状のリインフォースと、前記パネルと前記リインフォースとの間に設けられ、前記パネルと前記リインフォースとを接着するマスチックと、前記リインフォースの長手方向中央部を構成すると共に、線膨張係数が前記パネルの線膨張係数よりも小さい材料で形成された本体部と、前記リインフォースの長手方向端部を構成すると共に、前記パネルに直接的又は部材を介して間接的に接合される接続部と、前記本体部と前記接続部とを熱硬化接着剤及び締結具によって接合する接合部と、前記本体部及び前記接続部のいずれか一方に形成され、前記リインフォースの長手方向に沿って長く形成されると共に前記締結具が挿通される長孔部と、を有する。
請求項1記載の本発明によれば、車両を構成するパネルの車両内側には、パネルの側又はパネルと反対側に突出する形状とされた長尺状のリインフォースが設けられている。リインフォースは、リインフォースの長手方向中央部を構成すると共に線膨張係数がパネルの線膨張係数よりも小さい材料で形成された本体部と、リインフォースの長手方向端部を構成すると共にパネルに直接的又は部材を介して間接的に接合される接続部と、を備えている。本体部と接続部とは、接合部で熱硬化接着剤及び締結具によって接合されている。本体部及び接続部のいずれか一方には、リインフォースの長手方向に沿って長い長孔部が形成されており、長孔部に締結具が挿通されている。上記の構成では、本体部の線膨張係数がパネルの線膨張係数よりも小さい材料で形成されており、塗装加熱時にパネルが本体部よりも熱膨張しやすい。その際、本体部及び接続部のいずれか一方に長孔部を設けることにより、塗装加熱時に接続部が、パネルの熱膨張に追従して、長孔部に沿って本体部の長手方向の端部側に相対的に移動する。さらに、接続部が本体部の長手方向の端部側に移動した状態で熱硬化接着剤が硬化し、接続部と本体部が固定される。そして、塗装加熱後に、熱膨張していたパネルが冷却されて縮み、接続部に元の位置に戻ろうとする力が働くことで、本体部がパネル側に向かって変形する。これにより、温度低下によるパネルとリインフォースとの間のマスチックの収縮を相殺し、パネルに面歪みが生じることを抑制することができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用パネル構造において、前記締結具は、頭部を有するリベットであり、前記長孔部は、前記本体部と前記接続部のうち前記頭部に接触する側に設けられている。
請求項2記載の本発明によれば、長孔部は、本体部と接続部のうちリベットの頭部に接触する側に設けられている。これにより、リベットの頭部の直径に合わせて、長孔部の内径を大きくすることができるため、塗装加熱によるパネルの伸縮が大きくても、パネルの面歪みを吸収することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の車両用パネル構造において、前記本体部は、前記リインフォースの長手方向に延在し、前記長手方向と直交する断面が閉断面とされている。
請求項3記載の本発明によれば、本体部は、長手方向と直交する断面が閉断面とされており、本体部の剛性が高まる。これにより、温度低下によるパネルとリインフォースとの間のマスチックの収縮を相殺する力が向上する。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車両用パネル構造において、前記接続部の線膨張係数が、前記パネルの熱膨張係数と同等、又は前記パネルの熱膨張係数以下である。
ここで、パネルの熱膨張係数と「同等」とは、接続部の線膨張係数がパネルの熱膨張係数と同じ場合だけでなく、接続部の線膨張係数が、パネルの熱膨張係数よりも僅かに大きい場合も、僅かに小さい場合も含む。
例えば、接続部の線膨張係数がパネルの熱膨張係数よりも大きく、塗装加熱時に接続部が伸びやすいと、接続部及び本体部とパネルとの長さの差が出にくく、本体部のパネル側への変形量を確保することが難しい。これに対し、請求項4記載の本発明では、接続部の線膨張係数が、パネルの熱膨張係数と同等又はパネルの熱膨張係数以下であるため、塗装加熱時に接続部及び本体部とパネルとの長さの差が生じやすい。このため、上記の構成では、接続部の線膨張係数がパネルの熱膨張係数よりも大きい場合と比較して、本体部のパネル側への変形量を確保することができる。
本発明に係る車両用パネル構造によれば、マスチックの収縮によりパネルに生じる面歪みを抑制することができる。
第1実施形態に係る車両用パネル構造が適用される車両の上部を示す断面図である。 第1実施形態に係る車両用パネル構造に用いられるエクステンションとルーフリインフォースとの接合部を示す断面図である。 接合部におけるリベットの軸部とエクステンションの長孔部との寸法関係を示す断面図である。 図1中の4−4線に沿ったルーフリインフォースの断面図である。 第1実施形態に係る車両用パネル構造の塗装加熱後の冷却時にエクステンション及びルーフリインフォースが変形した状態を示す断面図である。 第1実施形態に係る車両用パネル構造に用いられるエクステンションとルーフリインフォースとの接合部の初期の状態を示す断面図である。 第1実施形態に係る車両用パネル構造に用いられるエクステンションとルーフリインフォースとの接合部の塗装加熱中の状態を示す断面図である。 第1実施形態に係る車両用パネル構造に用いられるエクステンションとルーフリインフォースとの接合部の冷却後の状態を示す断面図である。 比較例に係る車両用パネル構造が適用される車両の上部の冷却後の状態を示す断面図である。 第2実施形態に係る車両用パネル構造が適用されるドア構造を示す斜視図である。 第2実施形態に係る車両用パネル構造が適用されるドア構造の図8中の9−9線に沿った断面図である。 第3実施形態に係る車両用パネル構造に用いられるエクステンションとルーフリインフォースとの接合部を示す断面図である。 接合部におけるリベットの軸部とエクステンションの長孔部との寸法関係を示す断面図である。
本発明の実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。
〔第1実施形態〕
以下、図1〜図6Cを用いて、第1実施形態に係る車両用パネル構造について説明する。
図1には、第1実施形態の車両用パネル構造S32(図2参照)が適用された車両10の上部12が断面図にて示されている。なお、図1では、車両正面視にて車両幅方向左側の車両10の上部12が図示されているが、車両10の上部12の車両幅方向両側は左右対称であるため、車両幅方向右側の図示を省略する。
図1に示されるように、車両10の上部12の車両幅方向の外側端部には、略車両前後方向に延在されるルーフサイドレール14が設けられている。図示を省略するが、ルーフサイドレール14は、車両幅方向両端部に左右一対で設けられている。車両10の上部12には、左右一対のルーフサイドレール14の間に架け渡されるパネルとしてのルーフパネル16が設けられている。ルーフパネル16は、略車両幅方向及び略車両前後方向に延在されている。ルーフパネル16の車両上下方向下方側には、略車両幅方向に延在する長尺状のリインフォース20が設けられている。リインフォース20は、左右一対のルーフサイドレール14の間に架け渡されている。リインフォース20は、リインフォース20の長手方向中央部を構成する本体部としてのルーフリインフォース22と、リインフォース20の長手方向端部を構成する接続部としてのエクステンション24と、を備えている。図示を省略するが、エクステンション24は、ルーフリインフォース22における車両幅方向両側に左右一対で配置されている。
ルーフサイドレール14は、ルーフパネル16の両サイドにおいて、略車両前後方向を長手方向として配置された車体骨格部材とされている。ルーフサイドレール14は、車両幅方向内側に配置されたルーフサイドレールインナパネル(以下、「レールインナパネル」と略称する)26と、レールインナパネル26の車両幅方向外側に配置されたルーフサイドレールアウタパネル(以下、「レールアウタパネル」と略称する)28と、を備えている。また、レールアウタパネル28のさらに車両幅方向外側には、サイドアウタパネル30が配置されている。
レールインナパネル26は、車両幅方向内側に向かって上り勾配となるように配置された傾斜部26Aと、傾斜部26Aの上端部から車両幅方向内側に延びた上フランジ部26Bと、を備えている。さらに、レールインナパネル26は、傾斜部26Aの下端部から略車両幅方向外側斜め下方に延びた下フランジ部26Cを備えている。
レールアウタパネル28は、略車両上下方向及び略車両幅方向に沿った断面視にて断面が略ハット形状とされている。レールアウタパネル28は、車両幅方向内向きに開口された略U字状の壁部28Aと、壁部28Aの車両幅方向内側端部から車両幅方向内側に延びた上フランジ部28Bと、を備えている。さらに、レールアウタパネル28は、壁部28Aの車両幅方向外側の下端部から略車両幅方向外側斜め下方に延びた下フランジ部28Cを備えている。
レールアウタパネル28の上フランジ部28Bは、レールインナパネル26の上フランジ部26Bの上面に重ね合わされて溶接により接合されている。レールアウタパネル28の下フランジ部28Cは、レールインナパネル26の下フランジ部26Cの外側面に重ね合わされて溶接により接合されている。これにより、レールアウタパネル28とレールインナパネル26とで閉断面が構成されている。また、レールアウタパネル28の上フランジ部28Bには、サイドアウタパネル30の上部の車両幅方向内側端部に形成されたフランジ部30Aが重ね合わされて溶接により接合されている。さらに、レールアウタパネル28の下フランジ部28Cには、サイドアウタパネル30の下端部に形成されたフランジ部30Bが重ね合わされて溶接により接合されている。
ルーフパネル16は、車両幅方向の中間部が車両幅方向の両端部よりも車両上方側となるように湾曲した上壁部16Aと、上壁部16Aの車両幅方向外側端部から車両下方側に延びた縦壁部16Bと、縦壁部16Bの下端部から車両幅方向外側に屈曲されたフランジ部16Cと、を備えている。サイドアウタパネル30のフランジ部30Aの上面には、ルーフパネル16のフランジ部16Cが重ね合わされて溶接により接合されている。
ルーフリインフォース22は、略車両幅方向を長手方向として配置されている。図4に示されるように、ルーフリインフォース22は、略矩形状の部材であり、長手方向と直交する断面が閉断面とされている。より具体的には、ルーフリインフォース22は、上壁部22Aと、上壁部22Aの車両前後方向の両端部から車両下方側に延びた前後一対の側壁部22B、22Cと、側壁部22B、22Cの下端部を繋ぐ下壁部22Dと、を備えている。上壁部22A及び下壁部22Dの車両前後方向の中間部には、略車両上下方向に沿って配置されて上壁部22Aと下壁部22Dとを繋ぐ仕切り壁22Eが架け渡されている。
図1に示されるように、エクステンション24は、長尺状の板状部材で構成されている。エクステンション24は、ルーフリインフォース22の下壁部22Dの下側に接合されると共に下壁部22Dから車両幅方向外側及び斜め下方側に配置された壁部24Aを備えている。また、エクステンション24は、壁部24Aの車両幅方向外側端部からレールインナパネル26の傾斜部26Aに沿って車両斜め下側に屈曲された屈曲部24Bを備えている。屈曲部24Bは、レールインナパネル26の傾斜部26Aに面接触状態で配置され、溶接等により接合されている。これにより、リインフォース20の長手方向端部を構成するエクステンション24は、ルーフパネル16にルーフサイドレール14及びサイドアウタパネル30のフランジ部30Aを介して接合されている。すなわち、第1実施形態の車両用パネル構造S32では、エクステンション24は、ルーフパネル16に部材を介して間接的に接合されている。
エクステンション24の壁部24Aの車両幅方向の内側端部は、ルーフリインフォース22の下壁部22Dに接合部34により接合されている。リインフォース20は、車両幅方向中央部のルーフリインフォース22と、車両幅方向外側端部のエクステンション24とが接合された状態で、ルーフパネル16の側に突出する形状とされている。第1実施形態では、リインフォース20は、ルーフパネル16の側に凸状に湾曲する形状とされている。
図2に示されるように、接合部34は、エクステンション24とルーフリインフォース22との間に配置される熱硬化接着剤で構成された接着部36と、エクステンション24とルーフリインフォース22とを接合する締結具としてのリベット38と、を備えている。接着部36は、ED塗装(電着塗装:ELECTRO DEPOSITION COATING)時の加熱により硬化する熱硬化接着剤(熱硬化型接着剤とも言う)で構成されており、熱硬化接着剤が加熱により硬化することで、エクステンション24とルーフリインフォース22とが接着されるようになっている。
ルーフリインフォース22には、リベット38の後述する軸部38Bが挿通される円形状の孔部44を備えている。エクステンション24には、リベット38の軸部38Bが挿通される長孔部46を備えている。リベット38は、大径の頭部38Aと、頭部38Aから延びた軸部38Bと、軸部38Bの頭部38Aと反対側の端部に形成された変形部38Cと、を備えている。リベット38の中心部には、貫通孔38Dが形成されており、貫通孔38Dに第2部材40の軸40Aが挿通されている。軸40Aの先端には、軸40Aの直径よりも大径の押当て部40Bが形成されている。第2部材40は、図示しない治具により軸40Aを貫通孔38Dの反対側から引き込むことで、押当て部40Bにより軸部38Bの先端を加締めて変形部38Cを形成するようになっている。これにより、リベット38の頭部38Aと変形部38Cとの間にルーフリインフォース22とエクステンション24が挟まれることで、ルーフリインフォース22とエクステンション24とが接合されるようになっている。
車両用パネル構造S32では、エクステンション24の長手方向である車両幅方向に沿って複数(本実施形態では2個)のリベット38が設けられている。また、図示を省略するが、エクステンション24の長手方向と直交する方向にも複数(例えば2個)のリベット38が設けられている。また、車両用パネル構造S32では、ルーフリインフォース22とエクステンション24とを複数のリベット38により接合した後に、ED塗装工程を実施するようになっている。
図3には、エクステンション24の長孔部46と、長孔部46に挿通されるリベット38の軸部38Bとが示されている。なお、図3では、軸部38Bの貫通孔38D及び貫通孔38Dに挿通される軸40Aは、図示を省略している。図3に示されるように、長孔部46は、エクステンション24の長手方向に沿って長く形成されている。言い換えると、長孔部46の内径の大きい部分は、エクステンション24の長手方向に沿って延在されている(図2参照)。長孔部46の内壁と軸部38Bとの間には、隙間Sが形成されている。長孔部46の内径の大きい部分の軸部38Bとの隙間Sは、寸法バラツキ(位置バラツキ)を吸収するための軸部38Bの両側の隙Aと、ED塗装乾燥中のエクステンション24の移動(すなわちスライド)を許容するための隙Bと、を備えている。隙Bは、ED塗装乾燥中にルーフリインフォース22(図2参照)に対してエクステンション24を矢印C方向(車両幅方向外側)にスライドさせることで、ED塗装乾燥時のルーフパネル16の歪みを吸収するようになっている。なお、長孔部46の内径の小さい部分の軸部38Bとの隙間Sは、寸法バラツキを吸収するために軸部38Bの両側の隙Aとされている。これにより、ED塗装乾燥中(すなわち、塗装加熱中)に、エクステンション24が長手方向に沿って伸びてリベット38の軸部38Bに対して長孔部46が矢印C方向(車両幅方向外側)に相対的にスライドするようになっている。
寸法バラツキ(位置バラツキ)を吸収するための隙Aは、例えば、0.1〜0.3mm程度とされている。ED塗装乾燥時の歪みを吸収するための隙Bは、例えば、1.0mm程度とされている。リベット38の頭部38Aは、エクステンション24の側に接触している。長孔部46の内径の大きい部分は、リベット38の頭部38Aの直径よりも小さい。
車両用パネル構造S32では、長孔部46は、エクステンション24とルーフリインフォース22のうちリベット38の頭部38Aに接触する側に配置されたエクステンション24に設けられている。
また、車両用パネル構造S32では、ルーフリインフォース22の上壁部22Aとルーフパネル16との間の複数箇所に、ルーフリインフォース22の上壁部22Aとルーフパネル16とを接着するマスチック50が設けられている。マスチック50は、ルーフパネル16の車両幅方向に沿って間隔をおいて複数(本実施形態では、4箇所)配置されている。マスチック50は、ED塗装乾燥後の冷却により収縮するようになっている。
ルーフリインフォース22は、線膨張係数がルーフパネル16の線膨張係数よりも小さい材料で形成されている。第1実施形態では、ルーフリインフォース22は、例えば、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)製とされている。CFRPの線膨張係数は約4〔10−6/℃〕である。また、第1実施形態では、ルーフパネル16は、例えば、鋼板で形成されており、鋼板の線膨張係数は約17.5〔10−6/℃〕である。エクステンション24には、リベット38がそれぞれ挿通される複数の長孔部46が形成されており、すべての長孔部46の内径が大きい部位は、エクステンション24の長手方向(ルーフパネル16との線膨張差が生じる方向)とされている。
また、車両用パネル構造S32では、エクステンション24は、線膨張係数がルーフパネル16の熱膨張係数と同等又はルーフパネル16の熱膨張係数以下である材料で形成されている。第1実施形態では、エクステンション24は、例えば、スチール製(鋼製)とされており、鋼板の線膨張係数は約17.5〔10−6/℃〕である。
次に、第1実施形態の車両用パネル構造S32の作用及び効果について説明する。
図6Aに示されるように、車両用パネル構造S32では、エクステンション24に長孔部46が形成されている。エクステンション24とルーフリインフォース22との間には、加熱により接着部36を構成する硬化前の熱硬化接着剤が塗布されている。エクステンション24の側から長孔部46にリベット38の軸部38Bが挿通され、リベット38の軸部38Bがルーフリインフォース22の孔部44に挿通された状態で、エクステンション24とルーフリインフォース22とがリベット38により接合されている。より具体的には、エクステンション24の側にリベット38の頭部38Aを接触させ、リベット38を加締めて形成された変形部38Cとでルーフリインフォース22及びエクステンション24とを挟むことで、エクステンション24とルーフリインフォース22とが接合されている。この状態で、リベット38の軸部38Bの車両幅方向内側には、軸部36Bとエクステンション24の長孔部46との間に隙間Sが形成されている。
図6Bに示されるように、エクステンション24とルーフリインフォース22とを複数のリベット38により接合した後に、ED塗装工程を実施する。車両用パネル構造S32では、ルーフリインフォース22の線膨張係数が、ルーフパネル16の線膨張係数よりも小さい。ED塗装乾燥中(すなわち、塗装加熱中)に、ルーフパネル16の伸び(熱膨張)により、ルーフサイドレール14が車両幅方向外側へ動く。これにより、図6Bに示されるように、ルーフパネル16の伸び(熱膨張)に追従して、エクステンション24が車両幅方向外側に引っ張られ、リベット38に対してエクステンション24が車両幅方向外側(図6A中の矢印C参照)に相対的にスライドする(ずれる)。なお、エクステンション24の線膨張係数がルーフパネル16の熱膨張係数と同等であるため、エクステンション24も車両幅方向に沿ってルーフパネル16と同様に伸びる。このため、リベット38の軸部38Bの車両幅方向外側に、軸部38Bとエクステンション24の長孔部46との間の隙間Sが配置される。そして、エクステンション24が車両幅方向外側にスライドすると共にルーフパネル16とエクステンション24が伸びた状態で、ED塗装乾燥中(すなわち、塗装加熱中)の熱により、エクステンション24とルーフリインフォース22との間の熱硬化接着剤が硬化することで、硬化した接着部36によりエクステンション24とルーフリインフォース22とが固定される。
図6Cに示されるように、冷却後には、熱膨張していたルーフパネル16が縮むと共に、エクステンション24が元の位置に戻ろうとしてルーフパネル16に対して線長が余る分、エクステンション24及びルーフリインフォース22がルーフパネル16側である上向きに変形する(図5参照)。これにより、図5に示されるように、車両用パネル構造S32では、温度低下によるマスチック50の収縮を相殺し、ルーフパネル16に生じる面歪みを抑制することができる。第1実施形態では、ルーフリインフォース22が、ルーフパネル16側に、例えば、1.0〜3.0mm変形する。
上記の車両用パネル構造S32では、エクステンション24にリベット38がそれぞれ挿通される複数の長孔部46が設けられていることで、ED塗装乾燥中のルーフパネル16の伸び(熱膨張)に追従して、リベット38に対してエクステンション24が車両幅方向外側に相対的にスライドする。この状態で、接着部36の熱硬化接着剤が硬化し、エクステンション24とルーフリインフォース22とが固定される。その後、冷却によりエクステンション24に元の位置に戻ろうとする力が働くことで、意図的にルーフリインフォース22をルーフパネル16側に変形させることができる。長孔部46の寸法により、エクステンション24の変形量を調整することもできるため、ルーフパネル16とルーフリインフォース22との間のマスチック50が縮むことに起因するルーフパネル16の面歪みを抑制することができる。また、エクステンション24にリベット38がそれぞれ挿通される複数の長孔部46を形成し、車両幅方向両側のエクステンション24が同様にスライドすることで、余計な変形を生じさせない。
また、車両用パネル構造S32では、図5に示されるように、長孔部46は、ルーフリインフォース22とエクステンション24のうちリベット38の頭部38Aに接触する側のルーフリインフォース22に設けられている。これにより、リベット38の頭部38Aの直径に合わせて、長孔部46の内径を大きくすることができるため、ED塗装加熱によるルーフパネル16の伸縮が大きくても、ルーフパネル16の面歪みを吸収することができる。
また、車両用パネル構造S32では、図4に示されるように、ルーフリインフォース22は、リインフォース20の長手方向に延在すると共に長手方向と直交する断面が閉断面とされている。これにより、ルーフリインフォース22の剛性が高まり、温度低下によるルーフパネル16とルーフリインフォース22との間のマスチック50の収縮を相殺する力が向上する。
さらに、車両用パネル構造S32では、エクステンション24の線膨張係数が、ルーフパネル16の熱膨張係数と同等又はルーフパネル16の熱膨張係数以下である。
例えば、エクステンションの線膨張係数がルーフパネルの熱膨張係数よりも大きく、塗装加熱時にエクステンションが伸びやすいと、エクステンションとルーフパネルとの長さの差が出にくく、ルーフリインフォースのルーフパネル側への変形量を確保することが難しい。これに対し、車両用パネル構造S32では、エクステンション24の線膨張係数が、ルーフパネル16の熱膨張係数と同等又はルーフパネル16の熱膨張係数以下であるため、塗装加熱時にエクステンション24とルーフパネル16との長さの差が生じやすい。このため、車両用パネル構造S32では、エクステンションの線膨張係数がルーフパネルの熱膨張係数よりも大きい構成と比較して、ルーフリインフォース22のルーフパネル16側への変形量を確保することができる。
図7には、比較例の車両用パネル構造S200が断面図にて示されている。
図7に示されるように、車両用パネル構造S200では、エクステンション202にリベット38の軸部38Bが挿通される円形状の孔部204が形成されている。リベット38の軸部38Bは、エクステンション202の側から孔部204に挿通され、頭部38Aとルーフリインフォース22の側を加締めた変形部38Cとで挟まれることで、エクステンション202とルーフリインフォース22とが接合されている。車両用パネル構造S200では、エクステンション202とルーフリインフォース22との間に、熱硬化接着剤による接着部は設けられていない。なお、エクステンション202とルーフリインフォース22との間に、熱硬化接着剤による接着部を設けてもよい。また、エクステンション202は、例えば、スチール製(鋼製)とされている。
車両用パネル構造S200では、ED塗装乾燥時にルーフパネル16とルーフリインフォース22との線膨張係数の違いにより、部品の相対位置にズレが生じるが、孔部204にズレを許容する隙間が設けられていない。このため、ED塗装乾燥後の冷却時に、マスチック50が収縮することにより、ルーフパネル16に面歪みが発生する。
これに対して、車両用パネル構造S32では、エクステンション24にリベット38がそれぞれ挿通される複数の長孔部46が設けられていることで、熱硬化接着剤の硬化時のエクステンション24のズレを吸収し、冷却後にエクステンション24及びルーフリインフォース22をルーフパネル16側に変形させることができる。このため、ルーフパネル16とルーフリインフォース22との間のマスチック50が縮むことに起因するルーフパネル16の面歪みを抑制することができる。
〔第2実施形態〕
図8及び図9には、第2実施形態の車両用パネル構造S70が適用される車両用ドア72が示されている。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図8及び図9に示されるように、車両用ドア72は、車両の側部(図示省略)に開閉可能に取り付けられるフロントサイドドアとされている。車両用ドア72は、車両幅方向外側に配置されるパネルとしてのドアアウタパネル74(図9参照)と、ドアアウタパネル74の車両幅方向内側に配置されるドアインナパネル76と、を備えている。ドアインナパネル76の上縁部(ドアガラス78側)を除く周縁の端末部76Aは、ドアアウタパネル74(図9参照)の上縁部を除く周縁の端末部74Aとヘミング加工によって一体化されることで、ドアアウタパネル74とドアインナパネル76とが閉断面構造とされている(図9参照)。
図9に示されるように、車両用ドア72の内部には、車両前後方向に沿ってリインフォース80が設けられている。リインフォース80は、リインフォース80の長手方向中央部を構成する本体部としてのドアリインフォース82と、リインフォース80の長手方向端部を構成する接続部としての前後一対のエクステンション84と、を備えている。エクステンション84は、車両前後方向で対称に形成されている。
ドアアウタパネル74は、車両幅方向外側に略車両上下方向及び略車両前後方向に沿って配置される外側壁部74Bと、外側壁部74Bの外周部が屈曲された端末部74Aと、を備えている。
ドアインナパネル76は、車両幅方向内側に略車両上下方向及び略車両前後方向に沿って配置された内側壁部76Bと、内側壁部76Bの車両前後方向の両端部から車両幅方向外側に屈曲された前後一対の縦壁部76Cと、を備えている。さらに、ドアインナパネル76は、縦壁部76Cの車両幅方向外側端部から車両前後方向に屈曲された前後一対の端末部76Aを備えている。
エクステンション84は、略車両前後方向を長手方向とする板状部材で構成されている。エクステンション84は、ドアアウタパネル74の外側壁部74Bとドアインナパネル76の端末部76Aとの間に挟まれた取付部84Aを備えている。また、エクステンション84は、取付部84Aから車両幅方向内側の斜め方向に延びた傾斜部84Bと、傾斜部84Bからドアリインフォース82に沿って延びた屈曲部84Cと、を備えている。
ドアリインフォース82は、略車両前後方向を長手方向とする板状部材で構成されている。ドアリインフォース82の車両前方側と車両後方側の端部82Aは、それぞれエクステンション84の屈曲部84Cと接合部34により接合されている。接合部34は、第1実施形態と同様に、エクステンション84とドアリインフォース82とを熱硬化接着剤により接着する接着部(図示省略)と、エクステンション84とドアリインフォース82とを接合する複数のリベット38と、を備えている。エクステンション84には、リベット38が挿通される長孔部46が形成されている。第2実施形態の車両用パネル構造S70では、リインフォース80は、ドアアウタパネル74と反対側に突出する形状とされている。
また、車両用パネル構造S70では、ドアリインフォース82とドアアウタパネル74の外側壁部74Bとの間の複数箇所に、ドアリインフォース82とドアアウタパネル74の外側壁部74Bとを接着するマスチック50が設けられている。
ドアリインフォース82は、線膨張係数がドアアウタパネル74の線膨張係数よりも小さい材料で形成されている。第2実施形態では、ドアリインフォース82は、例えば、スチール製(鋼製)とされている。また、第2実施形態では、ドアアウタパネル74は、例えば、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)製とされている。
また、車両用パネル構造S70では、エクステンション84は、線膨張係数がドアアウタパネル74の熱膨張係数と同等又はドアアウタパネル74の熱膨張係数以下である材料で形成されている。第2実施形態では、エクステンション84は、例えば、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)製とされている。
上記の車両用パネル構造S70では、エクステンション84にリベット38がそれぞれ挿通される複数の長孔部46が設けられていることで、ED塗装乾燥中のドアアウタパネル74の伸び(熱膨張)に追従して、リベット38に対してエクステンション84が車両前後方向外側に相対的にスライドする。この状態で、接着部(図示省略)の熱硬化接着剤が硬化し、エクステンション84とドアリインフォース82とが固定される。その後、冷却によりエクステンション84に元の位置に戻ろうとする力が働くことで、意図的にドアリインフォース82をドアアウタパネル74側に変形させることができる。長孔部46の寸法により、エクステンション84の変形量を調整することもできるため、ドアアウタパネル74とドアリインフォース82との間のマスチック50が縮むことに起因するドアアウタパネル74の面歪みを抑制することができる。
〔第3実施形態〕
次に、図10及び図11を用いて、第3実施形態に係る車両用パネル構造について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分を引用する場合には、同一の番号を付して説明するものとする。
この第3実施形態では、車両用パネル構造S32の要素の材質と長孔部46の具体的数値(寸法)を特定した点に特徴がある。
まず、前述した第1実施形態では、ルーフパネル16が例えば鋼板で形成されているとして説明したが、この第2実施形態ではルーフパネル16はアルミニウム合金板で形成されている。なお、この第2実施形態のルーフパネル16に使用しているアルミニウム合金板の線膨張係数は、約23〔10−6/℃〕である。
また、リインフォース20のルーフリインフォース22は、第1実施形態と同様にCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製とされている。CFRPの線膨張係数は約4〔10−6/℃〕である。エクステンション24は、第1実施形態と同様に鋼板で形成されている。鋼板の線膨張係数は約17.5〔10−6/℃〕である。
図10及び図11に示されるように、第1実施形態で説明した寸法バラツキ(位置バラツキ)を吸収するための隙Aに相当する隙δ1は、例えば、1.5mmとされている。ED塗装乾燥時の歪みを吸収するための隙A+Bに相当する隙δ2は、例えば、3.25mmとされている。つまり、この例では、第1実施形態で説明した図6Bに示されるED塗装乾燥中(200℃で加熱した場合)のエクステンション24の移動(すなわちスライド)を許容するための隙Bに相当するδ3を1.75mmとしている。なお、これらの数値を算定するに際し、W方向の部品長さ(ルーフパネル16の車両幅方向の長さ)は、1050mmとし、ED加熱温度は、23〜200℃としている。23℃は、常温を意味しており、接着剤の乾燥時の温度である。
上記構成によっても、前述した第1実施形態と同様の作用及び効果が得られる。すなわち、ルーフパネル16をアルミニウム合金製、リインフォース20のルーフリインフォース22をCFRP製、リインフォース20のエクステンション24を鋼板製として、200℃で塗装乾燥(加熱)を行った場合、リベット38の軸部38Bのスライド量は最大で1,75mm程度となる。従って、隙B(=δ3)をスライド量と同等の1.75mm程度に設定することで、ED塗装乾燥時のルーフパネル16の歪みを充分に吸収することができる。
なお、本発明の車両用パネル構造は、第1〜第3実施形態の車両用パネル構造S32、S80に限定されず、車両の他の部位に設けてもよい。例えば、本発明の車両用パネル構造は、バックドア、又はフードなどにも適用することができる。
また、第1〜第3実施形態の車両用パネル構造S32、S80では、エクステンション24、84に長孔部46が形成されているが、本発明はこれに限定されず、ルーフリインフォース22、ドアリインフォース82に長孔部46を形成してもよい。
また、第1〜第3実施形態の車両用パネル構造S32、S80では、エクステンション24、84の線膨張係数が、ルーフパネル16又はドアアウタパネル74の熱膨張係数と同等であるが、本発明は、この構成に限定するものではない。エクステンション24、84の線膨張係数が、ルーフパネル16又はドアアウタパネル74の熱膨張係数以下である材料により、エクステンション24、84が形成される構成でもよい。
10 車両
16 ルーフパネル(パネル)
20 リインフォース
22 ルーフリインフォース(本体部)
24 エクステンション(接続部)
34 接合部
36 接着部(熱硬化接着剤)
38 リベット(締結具)
38A 頭部
46 長孔部
50 マスチック
72 車両用ドア
74 ドアアウタパネル(パネル)
80 リインフォース
82 ドアリインフォース(本体部)
84 エクステンション(接続部)
S32 車両用パネル構造
S70 車両用パネル構造

Claims (4)

  1. 車両を構成するパネルと、
    前記パネルの車両内側に設けられ、前記パネルの側又は前記パネルと反対側に突出する形状とされた長尺状のリインフォースと、
    前記パネルと前記リインフォースとの間に設けられ、前記パネルと前記リインフォースとを接着するマスチックと、
    前記リインフォースの長手方向中央部を構成すると共に、線膨張係数が前記パネルの線膨張係数よりも小さい材料で形成された本体部と、
    前記リインフォースの長手方向端部を構成すると共に、前記パネルに直接的又は部材を介して間接的に接合される接続部と、
    前記本体部と前記接続部とを熱硬化接着剤及び締結具によって接合する接合部と、
    前記本体部及び前記接続部のいずれか一方に形成され、前記リインフォースの長手方向に沿って長く形成されると共に前記締結具が挿通される長孔部と、
    を有する車両用パネル構造。
  2. 前記締結具は、頭部を有するリベットであり、
    前記長孔部は、前記本体部と前記接続部のうち前記頭部に接触する側に設けられている請求項1に記載の車両用パネル構造。
  3. 前記本体部は、前記リインフォースの長手方向に延在し、前記長手方向と直交する断面が閉断面とされている請求項1又は請求項2に記載の車両用パネル構造。
  4. 前記接続部の線膨張係数が、前記パネルの熱膨張係数と同等、又は前記パネルの熱膨張係数以下である請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車両用パネル構造。
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