JP6996226B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1には、グリッド電極の振動が生じないように予め定められた電圧まで徐々に電圧を増加させる手段を備えた帯電装置が開示されている。
特開平3-284765号公報
画像形成装置では、電極を有した帯電装置を用い、像保持体の帯電を行うことがある。ここで、画像形成装置では、モータが設けられる場合があり、このモータにて発生した振動が電極に伝わると、像保持体と電極との位置関係が変化し、像保持体の帯電むらが生じるおそれがある。特に、このモータが、画像形成装置の装置本体のフレームに対して移動可能な筺体に対して取り付けられていると、このモータの振動を抑えにくくなり、電極の振動が大きくなりやすい。
本発明の目的は、帯電装置の電極の固有振動数と、移動可能な筺体に取り付けられたモータの回転周波数とが同じである場合に比べ、移動可能な筺体に取り付けられたモータに起因する、帯電装置の電極の振動を低減することにある。
請求項1に記載の発明は、装置本体のフレームと、像を保持する像保持体と、前記装置本体の前記フレームに対して移動可能な筺体と、前記筺体に取り付けられたモータと、前記筺体に取り付けられ、前記モータにて発生した振動が伝わる電極を有し前記像保持体を帯電する帯電装置と、を備え、前記電極の固有振動数と、前記モータの回転周波数とが異なっており、前記電極は、グリッド電極であり、前記帯電装置は、前記グリッド電極を挟み前記像保持体が設けられている側とは反対側に位置するワイヤ電極をさらに備え、前記グリッド電極の固有振動数と、前記ワイヤ電極の固有振動数とが異なっており、前記グリッド電極および前記ワイヤ電極のうちの少なくとも一方の電極の固有振動数を変化させる変化手段がさらに設けられ、前記変化手段による固有振動数の変化が行われる前と、当該変化手段による固有振動数の変化が行われた後の何れにおいても、前記グリッド電極の固有振動数と前記ワイヤ電極の固有振動数とが異なっている画像形成装置である。
請求項に記載の発明は、前記像保持体は、回転体であり、前記電極の固有振動数と、前記像保持体の回転周波数とが異なっている請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項に記載の発明は、前記像保持体の対向位置に配置される回転体を有し、当該像保持体に現像剤を付着させる現像装置をさらに備え、前記電極の固有振動数と、前記回転体の回転周波数とが異なっている請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項に記載の発明は、前記電極の固有振動数を2倍あるいは2分の1にしたときの当該固有振動数と、前記モータの回転周波数とが異なっている請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項に記載の発明は、前記グリッド電極の固有振動数を2倍あるいは2分の1にしたときの当該固有振動数と、前記ワイヤ電極の固有振動数とが異なっている請求項に記載の画像形成装置である。
請求項に記載の発明は、前記電極の固有振動数を2倍あるいは2分の1にしたときの当該固有振動数と、前記像保持体の回転周波数とが異なっている請求項に記載の画像形成装置である。
請求項に記載の発明は、前記電極の固有振動数を2倍あるいは2分の1にしたときの当該固有振動数と、前記現像装置の前記回転体の回転周波数とが異なっている請求項に記載の画像形成装置である。
請求項に記載の発明は、前記ワイヤ電極は、複数設けられるとともに、前記像保持体の回転方向における位置が互いに異なるように配置され、複数の前記ワイヤ電極のうち、前記像保持体の回転方向上流側に位置する上流側ワイヤ電極の固有振動数と、複数の前記ワイヤ電極のうち、当該像保持体の回転方向下流側に位置する下流側ワイヤ電極の固有振動数とが異なっている請求項に記載の画像形成装置である。
請求項に記載の発明は、前記下流側ワイヤ電極の固有振動数の方が、前記上流側ワイヤ電極の固有振動数よりも大きい請求項に記載の画像形成装置である。
請求項1の発明によれば、帯電装置の電極の固有振動数と、移動可能な筺体に取り付けられたモータの回転周波数とが同じである場合に比べ、移動可能な筺体に取り付けられたモータに起因する、帯電装置の電極の振動を低減することができる。
請求項の発明によれば、電極の固有振動数と、像保持体の回転周波数とが同じである場合に比べ、帯電装置の電極の振動を低減できる。
請求項の発明によれば、電極の固有振動数と、現像装置の回転体の回転周波数とが同じである場合に比べ、帯電装置の電極の振動を低減できる。
請求項の発明によれば、電極の固有振動数を2倍あるいは2分の1にしたときのこの固有振動数と、モータの回転周波数とが同じである場合に比べ、帯電装置の電極の振動を低減できる。
請求項の発明によれば、グリッド電極の固有振動数を2倍あるいは2分の1にしたときのこの固有振動数と、ワイヤ電極の固有振動数とが同じである場合に比べ、帯電装置のグリッド電極の振動を低減できる。
請求項の発明によれば、電極の固有振動数を2倍あるいは2分の1にしたときのこの固有振動数と、像保持体の回転周波数とが同じである場合に比べ、帯電装置の電極の振動を低減できる。
請求項の発明によれば、電極の固有振動数を2倍あるいは2分の1にしたときのこの固有振動数と、現像装置の回転体の回転周波数とが同じである場合に比べ、帯電装置の電極の振動を低減できる。
請求項の発明によれば、固有振動数の一致が、グリッド電極と複数のワイヤ電極との間で起きてしまうことを防止できる。
請求項の発明によれば、下流側ワイヤ電極の固有振動数と、上流側ワイヤ電極の固有振動数とが一致している場合に比べ、像保持体の帯電をより均一に行うことができる。
画像形成装置の構成例を示した図である。 現像装置の断面構成を示した図である。 帯電装置を拡大して示した図である。 帯電装置を斜め上方から見た場合の斜視図である。 グリッド電極の正面図である。 画像形成装置のフロント側から画像形成装置の内部構成を見た場合の図である。 画像形成装置のリア側の内部構成を斜め上方から見た場合の図である。 画像形成装置に設けられた各部材の固有振動数、回転周波数を示した図である。 (A)、(B)は、帯電装置の他の構成例を示したである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1-1は、本実施形態の画像形成装置1の構成例を示した図である。
図1-1に示す画像形成装置1は、所謂タンデム型のカラープリンタであり、装置本体1Bの内部に、画像データに基づき画像形成を行う画像形成部10が設けられている。また、主制御部50が設けられている。
主制御部50は、プログラム制御されたCPU(Central Processing Unit)により構成され、画像形成装置1に設けられた各装置、各機能部の動作制御や、パーソナルコンピュータ等との通信や、画像データに対する処理などを行う。
さらに、画像形成装置1には、液晶モニタなどの表示装置により構成され、ユーザからの操作入力の受付やユーザに対する各種情報の表示を行うユーザインターフェース部30が設けられている。
画像形成手段の一例としての画像形成部10は、例えば電子写真方式により画像を形成する機能部であり、イエロー(Y)の画像形成ユニット11Y、マゼンタ(M)の画像形成ユニット11M、シアン(C)の画像形成ユニット11C、および、黒(K)の画像形成ユニット11K、の4つの画像形成ユニットを備える。
なお、以下の説明において、各画像形成ユニットを特に区別しない場合には、「画像形成ユニット11」と称する。
画像形成ユニット11Y、画像形成ユニット11M、画像形成ユニット11C、画像形成ユニット11Kの各画像形成ユニット11は、それぞれ、イエローのトナー像、マゼンタのトナー像、シアンのトナー像、黒のトナー像を形成する。
各画像形成ユニット11には、像保持体の一例としての感光体ドラム12が設けられている。感光体ドラム12は、円筒状に形成され軸心を中心に回転する回転体であり、外周面上に形成されるトナー像を保持する。
本実施形態では、感光体ドラム12の表面に静電潜像が形成され、次いで、トナーによる現像が行われる。これにより、感光体ドラム12の表面にトナー像が形成され、このトナー像が、感光体ドラム12により一時的に保持される。
また、各画像形成ユニット11には、感光体ドラム12の表面を帯電する帯電装置13、帯電装置13により帯電された感光体ドラム12を画像データに基づいて露光する露光装置14が設けられている。
さらに、各画像形成ユニット11には、感光体ドラム12上に形成された静電潜像を各色トナーにより現像する現像装置15、転写後の感光体ドラム12の表面を清掃するクリーナ16が設けられている。
なお、各画像形成ユニット11は、現像装置15に収容されるトナーを除いて同様に構成されている。
また、画像形成部10には、各画像形成ユニット11の感光体ドラム12に形成された各色トナー像が転写される中間転写ベルト70、各画像形成ユニット11にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト70に転写(一次転写)する一次転写ロール71が設けられている。
また、画像形成部10には、中間転写ベルト70上に重畳して転写された各色トナー像を、記録材の一例である用紙Pに対して一括転写(二次転写)する二次転写ロール72が設けられている。さらに、二次転写された各色トナー像を用紙P上に定着する定着装置60が設けられている。
なお、本実施形態では、二次転写ロール72が配置され、中間転写ベルト70上の各色トナー像が用紙Pに二次転写される領域を、以下、二次転写領域Trという。
画像形成装置1の動作を説明する。
画像形成にあたっては、画像形成ユニット11の各々が、電子写真プロセスにより、黒、シアン、マゼンタ、イエローの各色トナー像を形成する。各画像形成ユニット11にて形成された各色トナー像は、一次転写ロール71により中間転写ベルト70上に順に一次転写され、各色トナーが重畳されたトナー像が中間転写ベルト70上に形成される。
中間転写ベルト70上のトナー像は、中間転写ベルト70の移動に伴って二次転写ロール72が配置された二次転写領域Trに搬送される。
用紙搬送系では、繰出しロール41により用紙収容容器40から繰り出された用紙Pが、用紙搬送路に沿って搬送され、二次転写領域Trに到達する。
二次転写領域Trでは、二次転写ロール72により形成された転写電界によって、中間転写ベルト70上のトナー像が用紙Pに一括して二次転写される。
その後、トナー像が転写された用紙Pは、中間転写ベルト70から分離され、用紙搬送路に沿って定着装置60へ搬送される。
定着装置60へ搬送された用紙P上のトナー像は、定着装置60により用紙Pに定着される。その後、この用紙Pは、用紙排出部1Aまで搬送される。
図1-2は、現像装置15の断面構成を示した図である。
図1-2に示すように、現像装置15には、現像スリーブ42、現像スリーブ42上に現像剤であるトナーを吸着させる現像マグネット43が設けられている。
また、現像装置15には、トナーの層厚(塗布量)を規制するブレード44が設けられている。
また、現像装置15には、現像装置15の長手方向(図1-2の紙面と直交する方向)へトナーを搬送するとともに、トナーの撹拌を行う第1搬送部材45、第2搬送部材46が設けられている。
さらに、現像装置15には、トナー、現像スリーブ42、現像マグネット43、第1搬送部材45、第2搬送部材46等を内部に収容する収容容器49が設けられている。
また、収容容器49の内部には、現像装置15の長手方向(図1-2の紙面と直交する方向)に沿って配置され且つ水平方向に沿って延びる隔壁48が設けられている。本実施形態では、この隔壁48により、収容容器49の内部の空間が仕切られ、この隔壁48よりも上方に第1トナー収容部61、この隔壁48よりも下方に第2トナー収容部62が形成される。
本実施形態では、第1トナー収容部61に、第1搬送部材45が配置され、第2トナー収容部62に、第2搬送部材46が配置されている。
なお、隔壁48は、現像装置15の長手方向の両端部(画像形成装置100のリア側に位置する端部、および、フロント側に位置する端部)には設けられていない。
本実施形態では、この隔壁48が設けられていない箇所にて(現像装置15の長手方向の両端部にて)、第1トナー収容部61と第2トナー収容部62とが接続している。
そして、本実施形態では、第1トナー収容部61から第2トナー収容部62へのトナーの移動、第2トナー収容部62から第1トナー収容部61へのトナーの移動が繰り返し行われる。言い換えると、本実施形態の現像装置15では、トナーが循環移動する。
ここで、回転体の一例としての現像スリーブ42は、像保持体の一例である感光体ドラム12の対向位置に配置されている。また、現像スリーブ42は、アルミニウム、SUS等の非磁性材料で構成され、後述する現像モータによって矢印C方向に回転する。
現像スリーブ42には、図示しない電源から直流電圧、または交流電圧に直流電圧が重畳された電圧が印加され、感光体ドラム12との間に現像電界を形成する。
また、現像スリーブ42の内部には、現像マグネット43が配置されている。
現像マグネット43には、感光体ドラム12の対向位置に配置された現像極N1が設けられている。また、現像マグネット43には、ブレード44の対向位置に配置され、トナーの塗布量を規制するためのトリミング極S1が設けられている。
さらに、現像マグネット43には、感光体ドラム12の対向位置を通過したトナーを収容容器49内へ搬送する搬送極S2が設けられている。
さらに、現像マグネット43には、現像スリーブ42上のトナーを離脱させるための磁極として、第1反発磁極N2および第2反発磁極N3が設けられている。
本実施形態の現像装置15では、第1トナー収容部61内のトナーを、第2反発磁極N3を用い現像スリーブ42に吸着させる。次いで、現像スリーブ42上のトナー量(塗布量)の厚さを、ブレード44を用い、予め定められた厚さにする。
そして、現像スリーブ42が回転することにより、トナーは、現像極N1の対向位置まで移動する。そして、現像極N1を用い、トナーを穂立ちさせて感光体ドラム12にトナーを接触させる。これにより、感光体ドラム12上にトナーが付着し、感光体ドラム12上の静電潜像が現像される。この結果、感光体ドラム12上に、トナー像が形成される。
図2は、帯電装置13を拡大して示した図である。また、図3は、帯電装置13を斜め上方から見た場合の斜視図である。
図2に示すように、帯電装置13には、画像形成装置1(図1参照)の前後方向に延び(画像形成装置1の奥行方向に延び、図2の紙面と直交する方向に延び)、感光体ドラム12側が開放されたシールド電極2が設けられている。
言い換えると、帯電装置13には、感光体ドラム12の軸方向に沿って延びるシールド電極2が設けられている。
シールド電極2は、金属材料により形成されている。シールド電極2には、画像形成装置1の前後方向に延びる板状の上壁部2a、上壁部2aの左右両側から下方に延びる板状の左壁部2b、右壁部2cが設けられている。
さらに、シールド電極2の内部には、シールド電極の内部の空間を2つの仕切る板金80が設けられている。
この板金80は、感光体ドラム12の径方向に沿うように配置されている。言い換えると、板金80は、シールド電極2の上壁部2aから感光体ドラム12に向かうように配置されている。
シールド電極2の内部には、2本のワイヤ電極111が設けられている。
具体的には、板金80により形成された2つの空間の各々に、ワイヤ電極111が設けられている。ワイヤ電極111の各々は、感光体ドラム12の表面12Aに対向するように配置され、また、感光体ドラム12の軸方向に沿うように配置されている。また、ワイヤ電極111は、グリッド電極29を挟み感光体ドラム12が設けられている側とは反対側に配置されている。
ワイヤ電極111の各々は、線材により構成されている。
また、ワイヤ電極111の各々は、前後方向における一方の端部が前端ブロック4(図3参照)に固定され、他方の端部が後端ブロック3に固定されている。
さらに、図2に示すように、シールド電極2の開口部2dには、グリッド電極29が設けられている。
電極の一例としてのこのグリッド電極29は、前後方向(感光体ドラム12の軸方向)に延びるように配置されている。さらに、グリッド電極29は、薄膜状(薄板状)の金属により形成されている。
また、グリッド電極29は、前端ブロック4(図3参照)および後端ブロック3により支持されている。さらに、グリッド電極29は、前端ブロック4および後端ブロック3によって、長手方向に引っ張られ、グリッド電極29には、張力が付与されている。
また、図4(グリッド電極の正面図)に示すように、グリッド電極29には、多数の貫通孔29Aが形成され、この多数の貫通孔29Aが形成された部分は、網目状となっている。
本実施形態では、ワイヤ電極111(図2参照)とシールド電極2との間に、また、ワイヤ電極111とグリッド電極29との間に電圧が印加され、ワイヤ電極111とシールド電極2との間に電位差が生じ、ワイヤ電極111とグリッド電極29との間に電位差が生じる。
これにより、ワイヤ電極111から電子が放出され、感光体ドラム12の表面が帯電される。
また、本実施形態では、図2に示すように、帯電装置13を流れる帯電電流の値(グリッド電極29を流れる電流の値)を測定する電流計90が設けられている。さらに、感光体ドラム12の表面12Aの電位を検出する電位センサ95が設けられている。
また、帯電装置13には、ワイヤ電極111に押し当てられ、ワイヤ電極111を清掃するワイヤ清掃部材76が設けられている。さらに、グリッド電極29に押し当てられ、このグリッド電極29を清掃するグリッド清掃部材77が設けられている。
さらに、図示は省略するが、このワイヤ清掃部材76およびグリッド清掃部材77を支持する支持部材が設けられている。
本実施形態では、この支持部材が、ワイヤ電極111、グリッド電極29の延び方向に沿って移動することで、ワイヤ電極111の長手方向における全域に亘ってワイヤ清掃部材76が移動し、グリッド電極29の長手方向における全域に亘ってグリッド清掃部材77が移動する。
また、本実施形態では、図3に示すように、シールド電極2の後端に、後端ブロック3が取り付けられ、シールド電極2の前端に、前端ブロック4が取り付けられている。
後端ブロック3、前端ブロック4の各々には、前後方向に延びる筒状のシャフト受け部3a,4aが設けられている。
本実施形態では、シャフト受け部3a,4aによって、前後方向に延びるシャフト6が回転可能な状態で支持される。このシャフト6の外周面には、螺旋状の突出部(雄ネジ)6aが形成されている。シャフト6の一方の端部は、シャフト受け部3aの内部を通って後方に延び、シャフト6のこの一方の端部には、従動カップリング7が取り付けられている。
従動カップリング7は、画像形成装置1の装置本体1B側に設けられた駆動カップリング8に連結される。さらに、本実施形態では、この駆動カップリング8を回転させる回転用モータ9が設けられている。
本実施形態では、回転用モータ9により駆動カップリング8が回転する。そして、従動カップリング7が、この駆動カップリング8から駆動力を受けることで、シャフト6が周方向に回転する。
さらに、本実施形態では、図3に示すように、シャフト6が通された筒状部79が設けられている。この筒状部79は、ワイヤ清掃部材76およびグリッド清掃部材77を支持する上記支持部材(不図示)に対して固定されている。
筒状部79の内周面には、この内周面から突出した突起(不図示)が設けられている。本実施形態では、この突起が、シャフト6に設けられたらせん状の突出部6aによって、シャフト6の軸方向に向けて押圧される。
これにより、上記支持部材が移動し、これに伴い、ワイヤ清掃部材76、グリッド清掃部材77が移動する。
ワイヤ清掃部材76、グリッド清掃部材77が移動することで、ワイヤ電極111の長手方向における全域に亘ってワイヤ電極111が清掃され、また、グリッド電極29の長手方向における全域に亘ってグリッド電極29が清掃される。
図5-1は、画像形成装置1のフロント側から画像形成装置1の内部構成を見た場合の図である。
図5-1に示すように、本実施形態の画像形成装置1では、装置本体1B(図1も参照)に、フレームの一例としての本体側装置フレーム1Xが設けられている。
さらに、この本体側装置フレーム1Xに対して取り付けられ、この本体側装置フレーム1Xに対して移動可能に設けられた筺体の一例としての移動筺体(移動フレーム)1Yが設けられている。なお、この移動筺体1Yは、複数設けられた画像形成ユニット11の各々に対応するように複数設けられている。
移動筺体1Yは、図5-1の矢印5Xに示す方向へ移動可能となっている。付言すると、本実施形態では、操作者がこの移動筺体1Yを矢印5Xに示す方向へ引っ張ることで、装置本体1B側からこの移動筺体1Yを引き出せるようになっている。
図5-2は、画像形成装置1のリア側の内部構成を斜め上方から見た場合の図である。
図5-2に示すように、また、上記にて説明したように、本実施形態の画像形成装置1では、装置本体1Bに本体側装置フレーム1Xが設けられている。
さらに、この本体側装置フレーム1Xに対して取り付けられ、この本体側装置フレーム1Xに対して移動可能に設けられた移動筺体(移動フレーム)1Yが設けられている。
移動筺体1Yは、図5-2の矢印5Xに示す方向へ移動可能となっている。付言すると、本実施形態では、操作者がこの移動筺体1Yを矢印5Xに示す方向へ引っ張ることで、装置本体1B側からこの移動筺体1Yを引き出せるようになっている。
本実施形態では、移動筺体1Yに対して、感光体ドラム12、帯電装置13(図5-2では不図示)、露光装置14(図5-2では不図示)、現像装置15などが取り付けられており、移動筺体1Yを装置本体1Bから引き出すと、これらも、画像形成装置1の装置本体1Bから引き出される。
さらに、本実施形態では、この移動筺体1Yに(移動筺体1Yのリア側に)、現像モータMG(現像装置15を駆動するためのモータ)が取り付けられている。
この現像モータMGは、現像装置15に設けられた回転体の一例としての現像スリーブ42(図1-2参照)を回転させる。また、現像モータMGは、現像装置15に設けられた第1搬送部材45、第2搬送部材46(図1-2参照)を回転させる。
本実施形態では、移動筺体1Yを装置本体1Bから引き出すと、この現像モータMGも、移動筺体1Yとともに移動する。
さらに、本実施形態では、感光体ドラム12を回転させるドラムモータMDが設けられている。このドラムモータMDは、本体側装置フレーム1Xに対して取り付けられている。
図6は、画像形成装置1に設けられた各部材の固有振動数、回転周波数を示した図である。
より具体的には、図6では、グリッド電極29の固有振動数、現像モータMGの回転周波数、ワイヤ電極111の固有振動数、感光体ドラム12の回転周波数、現像スリーブ42の回転周波数を示している。ここで、回転周波数とは、回転体の一秒間あたりの回転数のことを指す。
なお、グリッド電極29の固有振動数は、グリッド電極29の外部からグリッド電極29に対して様々な周波数の振動を与え、グリッド電極29の振動(振幅)が最も大きくなる周波数を、固有振動数とした。より具体的には、グリッド電極29の外部からグリッド電極29に対して様々な周波数の振動を与えるとともに、電流計90(図2参照)にて得られる電流の値を観測した。そして、この電流の値の変動が最も大きくなるときの周波数を、固有振動数とした。
グリッド電極29が振動すると、グリッド電極29と感光体ドラム12と離間距離が変動し、これに伴い、電流計90にて得られる電流の値も変動する。
本実施形態では、電流計90にて得られる電流の値の変動を観察し、この変動(変動幅)が最も大きくなるときの周波数を、グリッド電極29の固有振動数とした。
また、現像モータMGの回転周波数は、1秒間あたりの現像モータMGの回転数である。
また、ワイヤ電極111の固有振動数は、ワイヤ電極111を叩くとともに、叩いたときに出る音を解析(周波数解析)することで得た。
感光体ドラム12の回転周波数は、1秒間あたりの感光体ドラム12の回転数である。
また、現像スリーブ42の回転周波数は、1秒間あたりの現像スリーブ42の回転数である。
図6を参照し、グリッド電極29の固有振動数と現像モータMGの回転周波数との関係について説明する。
本実施形態では、図6に示すように、グリッド電極29の固有振動数(=90Hz)と、現像モータMGの回転周波数(=37Hz)とが異なっている。これにより、本実施形態では、グリッド電極29と現像モータMGとの共振に起因するグリッド電極29の振動が抑えられ、グリッド電極29の振動に起因する画質の低下が抑えられるようになる。
本実施形態では、現像モータMGからの振動がグリッド電極29に伝わってグリッド電極29が振動する。
より具体的には、本実施形態では、感光体ドラム12に対して、現像装置15、帯電装置13が押し当てられて位置決めされており、現像モータMGから現像装置15へ伝わった振動が、感光体ドラム12を介して帯電装置13へ伝わり、グリッド電極29が振動する。
特に、グリッド電極29の固有振動数と現像モータMGの回転周波数とが近い場合は、グリッド電極29と現像モータMGとの間にて共振が起こり、グリッド電極29の振動が大きくなる。
この場合、グリッド電極29と感光体ドラム12との距離が変化して感光体ドラム12の帯電むらが生じ、形成される画像の質が低下しやすい。
さらに、本実施形態では、現像モータMGおよびグリッド電極29が、本体側装置フレーム1Xに対して移動する移動筺体1Yに対して取り付けられている。
この場合、移動筺体1Yは揺れやすく、移動筺体1Yの振動を抑えにくくなる。そして、この場合、現像モータMGおよびグリッド電極29が、画像形成装置1の装置本体1B側に対して固定される場合に比べて、現像モータMGおよびグリッド電極29の振動が大きくなりやすい。
これに対し、本実施形態では、上記のように、グリッド電極29の固有振動数と、現像モータMGの回転周波数とが異なっている。これにより、グリッド電極29の振動が抑えられるようになる。
付言すると、本実施形態では、移動筺体1Yに対してグリッド電極29、現像モータMGが取り付けられ、グリッド電極29が振動しやすい状況にあるが、本実施形態の構成では、グリッド電極29と現像モータMGとの間における共振が抑えられ、グリッド電極29の振動を抑えられるようになる。
さらに、本実施形態では、グリッド電極29の固有振動数を2倍(=180Hz)あるいは2分の1(=45Hz)にしたときのこの固有振動数と、現像モータMGの回転周波数(=37Hz)とが異なっている。これにより、グリッド電極29の振動がさらに起きにくくなっている。
さらに、図6に示すように、本実施形態では、グリッド電極29の固有振動数(=90Hz)と、ワイヤ電極111の固有振動数(=240Hz)とが異なっている。
これにより、グリッド電極29とワイヤ電極111との共振に起因するグリッド電極29の振動が起きにくくなっている。
ワイヤ電極111への通電を行うと、この通電によって、ワイヤ電極111自身が振動し、この場合、ワイヤ電極111とグリッド電極29との間で共振が起きて、グリッド電極29の振動が大きくなるおそれがある。
これに対し、本実施形態のように、グリッド電極29の固有振動数と、ワイヤ電極111の固有振動数とが異なっていると、振動するワイヤ電極111とグリッド電極29との間の共振が抑えられ、グリッド電極29の振動が起きにくくなる。
なお、本実施形態では、経時により、ワイヤ電極111およびグリッド電極29に作用する張力が低下し、ワイヤ電極111およびグリッド電極29の固有振動数が変化(低下)するが、本実施形態では、この経時も考慮し、ワイヤ電極111およびグリッド電極29の固有振動数を設定している。
具体的には、本実施形態では、画像形成装置1の使用開始から予め定められた期間(例えば、1年)が経過した後においても、ワイヤ電極111の固有振動数とグリッド電極29の固有振動数とが異なるように、ワイヤ電極111およびグリッド電極29の固有振動数を設定している。
付言すると、本実施形態では、画像形成装置1の使用開始時、および、画像形成装置1の使用開始から予め定められた期間が経過した後の何れにおいても、ワイヤ電極111の固有振動数とグリッド電極29の固有振動数とが異なるように、ワイヤ電極111およびグリッド電極29の固有振動数を設定している。
なお、グリッド電極29とワイヤ電極111との間においても、グリッド電極29の固有振動数を2倍あるいは2分の1にしたときのこの固有振動数と、ワイヤ電極111の固有振動数とが異なっており、ワイヤ電極111に起因するグリッド電極29の振動がさらに起きにくくなっている。
さらに、本実施形態では、グリッド電極29の固有振動数(=90Hz)と、感光体ドラム12の回転周波数(=2Hz)とが異なっている。
これにより、ドラムモータMD(図5-2参照)により回転する感光体ドラム12とグリッド電極29との間の共振が抑えられ、グリッド電極29の振動が起きにくくなる。
さらに、この場合も、上記と同様、グリッド電極29の固有振動数を2倍あるいは2分の1にしたときのこの固有振動数と、感光体ドラム12の回転周波数とが異なっている。
さらに、本実施形態では、グリッド電極29の固有振動数(=90Hz)と、現像スリーブ42の回転周波数(=10Hz)とが異なっている。
これにより、回転する現像スリーブ42とグリッド電極29との間の共振が抑えられ、グリッド電極29の振動が起きにくくなる。
さらに、この場合も、上記と同様、グリッド電極29の固有振動数を2倍あるいは2分の1にしたときのこの固有振動数と、現像スリーブ42の回転周波数とが異なっている。
また、本実施形態では、グリッド電極29およびワイヤ電極111のうちの少なくとも一方の電極の固有振動数を変化させる変化手段が設けられている。さらに、本実施形態では、この変化手段による固有振動数の変化が行われる前と、この変化手段による固有振動数の変化が行われた後の何れにおいても、グリッド電極29の固有振動数とワイヤ電極111の固有振動数とが異なるように、グリッド電極29の固有振動数、ワイヤ電極111の固有振動数が設定されている。図7を参照して、より具体的に説明する。
図7(A)、(B)は、帯電装置13の他の構成例を示したである。
図7(A)は、帯電装置13を側方から眺めた場合の図であって、画像形成装置1のフロント側に位置する部分の構成を示した図である。図7(B)は、帯電装置13を側方から眺めた場合の図であって、画像形成装置1のリア側に位置する部分の構成を示した図である。
図7(B)に示すように、この構成例における帯電装置13には、ワイヤ電極111およびグリッド電極29を支持するリア側支持部材900が設けられている。また、図7(A)に示すように、画像形成装置1のフロント側には、ワイヤ電極111およびグリッド電極29を支持するフロント側支持部材910が設けられている。
本実施形態では、このリア側支持部材900、フロント側支持部材910により、ワイヤ電極111およびグリッド電極29が、張力が付与された状態で支持されている。
さらに、本実施形態では、図7(B)に示すように、リア側支持部材900を支持する金属フレーム930が設けられている。
この金属フレーム930には、凹溝931が設けられ、また、貫通孔932が形成されている。本実施形態では、この凹溝931の内側に、リア側支持部材900が有する第1突起901が配置され、貫通孔932の内側に、リア側支持部材900が有する第2突起902が配置されている。
さらに、本実施形態では、リア側支持部材900に、シャフト6を回転可能な状態で支持するシャフト支持部903が設けられている。また、図示は省略するが、フロント側支持部材910(図7(A)参照)にも、シャフト6を回転可能な状態で支持するシャフト支持部が設けられている。
また、図示は省略するが、この帯電装置13でも、ワイヤ清掃部材76およびグリッド清掃部材77が設けられ、さらに、このワイヤ清掃部材76およびグリッド清掃部材77を支持する支持部材(以下、「清掃部材支持部材」と称する)が設けられている。この清掃部材支持部材は、シャフト6の回転に伴い、シャフト6に沿って移動し、これに伴い、ワイヤ清掃部材76およびグリッド清掃部材77も移動する。
ここで、本実施形態では、ワイヤ電極111、グリッド電極29の清掃を行った後は、上記清掃部材支持部材を、画像形成装置1のフロント側に移動させ、このフロント側に待機させておく。
本実施形態では、清掃部材支持部材を、画像形成装置1のフロント側に移動させると、この清掃部材支持部材が、画像形成装置1のフロント側に位置するフロント側支持部材910(図7(A)参照)に突き当たる。そして、本実施形態では、突き当たった後も、シャフト6を回転させるモータ(不図示)を回転させ、シャフト6を予め定められた量だけ回転(空回転)させる。これにより、清掃部材支持部材が、待機位置までより確実に移動するようになる。
ところで、このように、シャフト6を空回転させると、清掃部材支持部材からシャフト6に対して反力が作用するようになり、図7(B)の矢印7Bで示す方向へ、シャフト6が移動しようする。そして、この場合、リア側支持部材900のシャフト支持部903が、シャフト6から押圧力を受け、この場合、リア側支持部材900は、第2突起902が設けられている箇所を中心として、時計回り方向に回転しようとする。
より具体的には、本実施形態では、凹溝931と第1突起901との間に間隙が存在する構成となっており、リア側支持部材900は、この隙間分だけ、回転する。
これにより、この構成例では、リア側支持部材900と、ワイヤ電極111、グリッド電極29との位置関係が変化し、ワイヤ電極111、グリッド電極29の固有振動数が変化する。
このように、清掃部材支持部材を、待機位置以外から待機位置へ移動させることにより、ワイヤ電極111、グリッド電極29の固有振動数が変化するが、本実施形態では、この移動に関わらず、グリッド電極29の固有振動数と、ワイヤ電極111の固有振動数とが異なるようになっている。
言い換えると、清掃部材支持部材が待機位置へ移動する前、および、清掃部材支持部材が待機位置へ移動した後の何れにおいても、グリッド電極29の固有振動数と、ワイヤ電極111の固有振動数とが異なるように、グリッド電極29の固有振動数、ワイヤ電極111の固有振動数を設定している。
これにより、清掃部材支持部材が待機位置へ移動する前、および、移動した後の何れかにおいて、グリッド電極29の固有振動数と、ワイヤ電極111の固有振動数とが一致してしまう場合に比べ、グリッド電極29の振動をより確実に抑えられるようになる。
さらに、上記では説明を省略したが、本実施形態では、図2に示すように、2本のワイヤ電極111が設けられているが、この2本のワイヤ電極111のうちの一方のワイヤ電極111の固有振動数と、他方のワイヤ電極111の固有振動数とが異なっている。
より具体的には、本実施形態では、2本のワイヤ電極111は、感光体ドラム12の回転方向における位置が互いに異なるように配置されている。
そして、本実施形態では、感光体ドラム12の回転方向において上流側に位置する一方のワイヤ電極111(図2にて左側に位置するワイヤ電極111)(以下、「上流側ワイヤ電極111」と称する)の固有振動数と、下流側に位置する他方のワイヤ電極111(図2にて右側に位置するワイヤ電極111)(以下、「下流側ワイヤ電極111」と称する)の固有振動数とが異なっている。
より具体的には、本実施形態では、下流側ワイヤ電極111の固有振動数の方が、上流側ワイヤ電極111の固有振動数よりも大きくなっている。
ここで、上流側ワイヤ電極111の固有振動数と下流側ワイヤ電極111の固有振動数とが等しいと、グリッド電極29と2本のワイヤ電極111との間に共振が起きるおそれがあり、この場合、グリッド電極29の振動がより大きくなるおそれがある。
これに対し、本実施形態のように、2本のワイヤ電極111のそれぞれの固有振動数を互いに異ならせるようにすると、グリッド電極29と2本のワイヤ電極111との間で共振が起きることが起きにくくなる。
なお、上記では、グリッド電極29の固有振動数を90Hzとし、ワイヤ電極111の固有振動数を240Hzした場合を説明したが、2本のワイヤ電極111のそれぞれの固有振動数を互いに異ならせる場合には、例えば、上流側ワイヤ電極111の固有振動数を、グリッド電極29の固有振動数の3.5倍(低周波)とし、下流側ワイヤ電極111の固有振動数を、グリッド電極29の固有振動数の4.5倍(高周波)とする。付言すると、2本のワイヤ電極111のそれぞれの固有振動数を互いに異ならせ、さらに、一方のワイヤ電極111の固有振動数、他方のワイヤ電極111の固有振動数を、何れも、グリッド電極29の固有振動数の整数倍以外の値とする。
さらに、本実施形態では、下流側ワイヤ電極111の固有振動数の方が、上流側ワイヤ電極111の固有振動数よりも大きくなっており、これにより、下流側ワイヤ電極111の固有振動数と上流側ワイヤ電極111の固有振動数とが一致している場合に比べ、感光体ドラム12の帯電むらが起きにくくなる。
本実施形態の構成の場合、感光体ドラム12のうちの上流側ワイヤ電極111の対向位置では、感光体ドラム12の帯電電位に低周波な帯電むらが生じやすいが、感光体ドラム12のうちの下流側ワイヤ電極111の対向位置では、高周波で帯電がなされる。この場合、上流側ワイヤ電極111により生じた帯電むらの足りない部分(谷の部分)を埋めるように、下流側ワイヤ電極111による帯電がなされ、感光体ドラム12の帯電の均一化が図られる。
1…画像形成装置、1B…装置本体、1X…本体側装置フレーム、1Y…移動筺体、12…感光体ドラム、13…帯電装置、15…現像装置、29…グリッド電極、42…現像スリーブ、111…ワイヤ電極、MG…現像モータ

Claims (9)

  1. 装置本体のフレームと、
    像を保持する像保持体と、
    前記装置本体の前記フレームに対して移動可能な筺体と、
    前記筺体に取り付けられたモータと、
    前記筺体に取り付けられ、前記モータにて発生した振動が伝わる電極を有し前記像保持体を帯電する帯電装置と、
    を備え、
    前記電極の固有振動数と、前記モータの回転周波数とが異なっており、
    前記電極は、グリッド電極であり、
    前記帯電装置は、前記グリッド電極を挟み前記像保持体が設けられている側とは反対側に位置するワイヤ電極をさらに備え、
    前記グリッド電極の固有振動数と、前記ワイヤ電極の固有振動数とが異なっており、
    前記グリッド電極および前記ワイヤ電極のうちの少なくとも一方の電極の固有振動数を変化させる変化手段がさらに設けられ、
    前記変化手段による固有振動数の変化が行われる前と、当該変化手段による固有振動数の変化が行われた後の何れにおいても、前記グリッド電極の固有振動数と前記ワイヤ電極の固有振動数とが異なっている画像形成装置。
  2. 前記像保持体は、回転体であり、
    前記電極の固有振動数と、前記像保持体の回転周波数とが異なっている請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記像保持体の対向位置に配置される回転体を有し、当該像保持体に現像剤を付着させる現像装置をさらに備え、
    前記電極の固有振動数と、前記回転体の回転周波数とが異なっている請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記電極の固有振動数を2倍あるいは2分の1にしたときの当該固有振動数と、前記モータの回転周波数とが異なっている請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記グリッド電極の固有振動数を2倍あるいは2分の1にしたときの当該固有振動数と、前記ワイヤ電極の固有振動数とが異なっている請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記電極の固有振動数を2倍あるいは2分の1にしたときの当該固有振動数と、前記像保持体の回転周波数とが異なっている請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記電極の固有振動数を2倍あるいは2分の1にしたときの当該固有振動数と、前記現像装置の前記回転体の回転周波数とが異なっている請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記ワイヤ電極は、複数設けられるとともに、前記像保持体の回転方向における位置が互いに異なるように配置され、
    複数の前記ワイヤ電極のうち、前記像保持体の回転方向上流側に位置する上流側ワイヤ電極の固有振動数と、複数の前記ワイヤ電極のうち、当該像保持体の回転方向下流側に位置する下流側ワイヤ電極の固有振動数とが異なっている請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記下流側ワイヤ電極の固有振動数の方が、前記上流側ワイヤ電極の固有振動数よりも大きい請求項に記載の画像形成装置。
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