JP2018155867A - 潜像担持体ユニット及び画像形成装置 - Google Patents

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康仁 久保嶋
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Nobuo Kuwabara
延雄 桑原
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剛史 新谷
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【課題】潜像担持体が着脱可能な潜像担持体ユニットで、潜像担持体の装着時に潜像担持体が損傷することを抑制できる潜像担持体ユニットを提供する。【解決手段】潜像担持体である感光体2と、感光体2に近接して配置される近接部材である現像ローラ32と、感光体2及び現像ローラ32を支持する支持筺体である支持フレーム27とを備え、感光体2が支持フレーム27に対して着脱可能な潜像担持体ユニットであるプロセスカートリッジ1で、感光体2の装着時に、支持フレーム27に対して挿入される感光体2を現像ローラ32から離間した挿入終端位置で停止するように案内する第一案内手段である枠体ガイド28及び突起ガイド26と、挿入終端位置まで案内された感光体2を、現像ローラ32と近接する装着位置まで案内する第二案内手段である突起22及び突起ガイド26と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、潜像担持体ユニット及び画像形成装置に関するものである。
従来、現像ローラを有する現像装置と感光体とを支持筺体によって一体的に支持し、画像形成装置本体から着脱可能な潜像担持体ユニットであって、画像形成装置本体から取り外した状態で感光体を交換できるものがある。
特許文献1には、この種の潜像担持体ユニットとして、潜像担持体ユニットの支持筺体の上部を開放して、感光体を交換する構成が記載されている。
しかしながら、特許文献1の潜像担持体ユニットは、感光体を装着する際に、感光体に近接して配置される現像ローラ等の近接部材と感光体とが接触し、感光体が損傷するおそれがあった。
上述した課題を解決するために、本発明は、潜像担持体と、前記潜像担持体に接触または近接して配置される近接部材と、前記潜像担持体及び前記近接部材を支持する支持筺体とを備え、前記潜像担持体が前記支持筺体に対して着脱可能な潜像担持体ユニットにおいて、前記潜像担持体の装着時に、前記支持筺体に対して挿入される前記潜像担持体を前記近接部材から離間した挿入終端位置で停止するように案内する第一案内手段と、前記挿入終端位置まで案内された前記潜像担持体を、前記近接部材と接触または近接する装着位置まで案内する第二案内手段と、を備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、潜像担持体が着脱可能な潜像担持体ユニットで、潜像担持体の装着時に潜像担持体が損傷することを抑制できる、という優れた効果がある。
感光体枠体が、プロセスカートリッジ内の所定の装着位置に装着される前と、後との過程を示した説明図。 実施形態に係るプリンタの概略構成図。 プリンタが備えるプロセスカートリッジの概略構成図。 プロセスカートリッジの支持フレームに対して感光体を装着する様子を模式的に示した斜視説明図。 感光体を取り外した状態のプロセスカートリッジの説明図。 感光体枠体が、枠体ガイドに沿ってプロセスカートリッジに挿入される前と、後との過程を示した説明図。 感光体と、突起を設けた感光体枠体と、枠体ガイド及び突起ガイドを設けた支持フレームとの関係を示す説明図。 プロセスカートリッジに対する帯電装置及びクリーニングユニットの装着を示す説明図。 プロセスカートリッジをプリンタ本体内に挿入する様子を模式的に示す説明図。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、タンデム型の中間転写方式を採用する電子写真方式のカラープリンタ(以下、単に「プリンタ100」という。)の一実施形態について説明する。
図2は、本実施形態に係るプリンタ100の概略構成図である。図中の符号「Y」、「C」、「M」、「K」は、それぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、黒の色用の部材であることを示すものである。
プリンタ100の本体ケース11内には、画像形成プロセスを実行する四つのプロセスカートリッジ1(Y,M,C,K)、光ビームを出射する光書込装置7、転写ユニット17、用紙搬送装置48、定着装置40等を備える。
四つのプロセスカートリッジ1(Y,M,C,K)が並列に配置され、それぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のトナー像を形成する。
転写ユニット17は、個々のプロセスカートリッジ1で形成されたトナー像を被転写体である記録媒体(用紙P)に転写し、用紙搬送装置48はトナー像が転写された用紙Pを定着装置40に向けて搬送する。定着装置40は、トナー像が転写された用紙Pに対して定着処理を行う。
本体ケース11内の下部には、用紙Pを収納する記録媒体収納部である給紙カセット74を備え、用紙Pを給紙路43に向けて給紙する給紙装置70が配置されている。給紙装置70の図2中の左方には、トナー像を転写した後に発生した廃トナーを回収する廃トナー回収容器155が設けられている。
本体ケース11内の光書込装置7の上方には、四つのプロセスカートリッジ1(Y,M,C,K)内の現像装置4(Y,M,C,K)に供給するトナーをそれぞれ収容する四つのトナーボトル61(Y,M,C,K)を保持するボトル保持部60が配置されている。
本体ケース11の図2中の左側壁部には排紙ローラ対55が配置され、その外側には排紙トレイ56が配置されている。
転写ユニット17は、中間転写体としての中間転写ベルト13を備え、中間転写ベルト13は、複数の支持ローラ(14,15,16等)に掛け渡され、図2中の時計回り方向(図2中の矢印「A」)に回転移動する。
中間転写ベルト13の下方には、中間転写ベルト13における転写対向ローラ14に対する掛け回し箇所に中間転写ベルト13のおもて面から当接し、二次転写ニップを形成しり二次転写ローラ12が配置されている。
二次転写ローラ12の図2中の右方には、レジストローラ対78が配置され、レジストローラ対の図2中の右方の本体ケース11の外側には手差しトレイ46が配置されている。
図3は、プリンタ100が備える四つのプロセスカートリッジ1のうち一つの概略構成図である。四つのプロセスカートリッジ1(Y,M,C,K)は、それぞれが使用するトナーの色が異なる他は、略同様の構成になっているので、以下、使用するトナーの色を示す「Y」、「M」、「C」、「K」という添字は適宜省略する。
プロセスカートリッジ1は、トナー像を形成し、形成したトナー像を転写ユニット17の中間転写ベルト13に転写する装置である。
プロセスカートリッジ1は、図3中の反時計回り方向(矢印(B)方向)に回転する潜像担持体である感光体2を備える。また、感光体2の周囲には、その回転方向に沿って、帯電装置3、現像装置4、クリーニング装置5及び潤滑剤塗布装置6が配置される。プロセスカートリッジ1は、これらの装置を支持フレーム27によって一体的に支持し、プリンタ100本体に対して着脱可能であり、消耗部品を一度に交換できるようになっている。また、各部材は、それぞれプロセスカートリッジ1の支持フレーム27に対して着脱可能となっている。
感光体2は、円筒状に形成されており、プリンタ100本体に設けられた駆動モータに連結され、駆動モータからの駆動力により中心線回りに回転する。感光体2の外周面には静電潜像が形成される感光層が設けられている。帯電装置3は、感光体2の外周面に当接または、感光体2の外周面と微小な隙間をもって対向する帯電ローラ3aを備える。帯電ローラ3aに対してプリンタ100本体に設けられた電源部から電圧が印加されることにより、帯電ローラ3aと感光体2との間でコロナ放電が発生し、感光体2の外周面が一様に帯電される。
現像装置4は、現像ケーシング30の内部に収容する現像剤を現像剤担持体である現像ローラ32の表面に担持して搬送し、感光体2と現像ローラ32との対向部である現像領域で感光体2の表面上に形成された静電潜像にトナーを供給する。供給されたトナーは感光体2の外周面に形成されている静電潜像に付着し、感光体2の外周面上の静電潜像がトナー像として顕像化される。現像装置4は、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤を用いるに二成分現像方式を採用しており、現像装置4には収容する現像剤中のトナー濃度を検出するトナー濃度センサ31が配置されている。それぞれの現像装置4(Y,M,C,K)には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーが充填されたそれぞれのトナーボトル61(Y,M,C,K)から所定の補給量だけトナーが補給される。
図2及び図3に示すように、中間転写ベルト13の内周面側の中間転写ベルト13を挟んで感光体2と対向する位置には、一次転写ローラ8が配置されており、中間転写ベルト13と感光体2との接触部に一次転写ニップを形成する。
クリーニング装置5は、クリーニングブレード33を備え、一次転写ニップで転写しきれずに感光体2上に残った転写残トナーをクリーニングブレード33で掻き取り、廃トナーとして、プロセスカートリッジ1の外部に搬送する。プロセスカートリッジ1の外部に搬送された廃トナーは、プリンタ100本体に設けられた廃トナー搬送路によって廃トナー回収容器155へ搬送される。
潤滑剤塗布装置6は、固形状潤滑剤34、潤滑剤塗布ローラ35、潤滑剤加圧部材36及び潤滑剤均しブレード37を備え、感光体2の表面を保護するため潤滑剤を塗布する。
次に、プリンタ100での画像形成動作について説明する。
画像形成時にはそれぞれのプロセスカートリッジ1では、帯電装置3により帯電された感光体2の表面上を、プリンタ100の装置本体に配置された光書込装置7から照射されるレーザ光Lによって露光して静電潜像を形成する。感光体2の表面上の静電潜像は現像装置4によってトナー像に可視化現像され、一次転写ニップで中間転写ベルト13上に転写される。転写後の感光体2の表面はクリーニング装置5によって転写残トナー等の異物が除去される。その後の感光体2の表面は、潤滑剤塗布装置6により潤滑剤が塗布される。
中間転写ベルト13上には、個々のプロセスカートリッジ1の感光体2からイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのトナー像が順次転写されていき、カラートナー像が形成される。
このようなトナー像の形成に並行して、給紙装置70では給紙カセット74に収容された用紙Pが給紙ローラ75によって搬送力を付与され、分離部76で一枚ずつに分離され、給紙搬送ローラ対77によって給紙路43に向けて一枚ずつ用紙Pを供給する。給紙路43に到達した用紙Pを下流側に搬送し、レジストローラ対78に突き当てて止める。そして、中間転写ベルト13上に形成されたカラートナー像の形成にタイミングを合わせてレジストローラ対78を回転して二次転写ニップに用紙Pを送り込み、用紙P上にトナー像を二次転写する。
トナー像が二次転写された用紙Pは、定着装置40に搬送され熱定着されて、排紙ローラ対55により排紙トレイ56に排紙される。
本実施形態のプロセスカートリッジ1は、プリンタ100の装置本体に対して着脱可能な構成となっている。また、プロセスカートリッジ1は、プリンタ100の装置本体から取り外した状態で、支持フレーム27で支持する各部材を、独立して個別に交換することができる構成となっている。すなわち、プロセスカートリッジ1をプリンタ100の装置本体から取り外し、感光体2、帯電装置3、現像装置4、クリーニング装置5及び潤滑剤塗布装置6のような単位で新しいものと交換できる構成となっている。
支持フレーム27で支持する各部材のプロセスカートリッジ1内での位置は、プロセスカートリッジ1をプリンタ100の装置本体から取り外した状態では、交換性を確保するために各部材を高精度に位置決めしない。そして、プロセスカートリッジ1をプリンタ100の装置本体に装着する際に、各部材に挿入される貫通軸等のプリンタ100本体側に設けられた位置決め手段によって、位置決めを行う。これにより、プロセスカートリッジ1内の各部材の位置儀決めを高精度に行うことができる。
プリンタ100等の画像形成装置では、感光体と現像ローラとのギャップ大小が、異常画像の発生や現像ローラ・現像剤へのストレス増加に影響することが知られている。このため、画像形成装置の高画質化においては、感光体と現像ローラとのギャップを高精度に管理することが重要である。
また、画像形成プロセスを実行する、画像形成装置内のプロセスカートリッジの現像装置、帯電装置、クリーニング装置、感光体等の各部材は、その寿命やなんらかの異常画像発生時に交換される必要がある。これは、サービスマンが定期的に交換することがあったが、近年は各部材が長寿命化しており、サービスマンが定期的に交換するよりも、必要なときにユーザーが直接メンテナンスできる方が効率的である。そのため、ユーザーメンテナンス性の高い画像形成装置の要求が高まっており、例えば特許文献1では、プロセスカートリッジの感光体等の各部材ごとに、独立して個別に交換することができる構成が記載されている。
特開2009−63967号公報には、次のような構成が記載されている。すなわち、画像形成装置本体からプロセスカートリッジを取り外した脱離状態では、装着状態よりもガタの大きい支持部材により感光体を支持する。そして、プロセスカートリッジを本体へ装着すると、駆動軸の貫通とともに感光体が支持軸方向へわずかに移動することで、支持部材の支持を外れ、代わりに駆動軸が感光体を支持し、脱離状態よりガタが小さく高精度に支持する構成が開示されている。
しかし、このプロセスカートリッジの脱離状態における感光体支持は、支持部材により位置を規制されているとはいえ、プロセスカートリッジへの感光体の装着の時点で現像ローラに近づける必要がある。このため、使用者が感光体の着脱動作を行う際に、部材の遊びやたわみに対して充分離れているとはいえず、感光体着脱操作時に、感光体が隣接した現像ローラに当たって、感光体表層を傷つけるおそれがある。
これに対して、本実施形態のプロセスカートリッジ1は、感光体2の着脱操作時に、感光体2が隣接した現像ローラ32に当たって、表層が傷つくのを抑制できる。
図4は、プロセスカートリッジ1の支持フレーム27に対して感光体2を装着する様子を模式的に示した斜視説明図である。
上述したように、プロセスカートリッジ1の各部材が、独立して個別に交換することができる。感光体2については、使用者による交換作業を容易にするために、感光体2を保持する感光体枠体21を備え、感光体2は感光体枠体21に保持された状態で支持フレーム27に対して着脱する。
図4中の一点鎖線「Q1」は感光体枠体21に対する感光体2の回転中心軸を示しており、感光体枠体21は、この回転中心軸Q1を中心に感光体2を回転自在に保持している。図4に示すように、支持フレーム27は、感光体2の軸方向の両端で各部材を支持する二つの側板として奥側板27aと手前側板27bとを備える。この二つの側板のそれぞれに、感光体枠体21を案内する枠体ガイド28と、プリンタ100本体に設けられた感光体駆動軸102(図9を用いて後述する)が挿入される感光体駆動軸挿入穴29とが形成されている。図4中の一点鎖線「Q2」は、円形状の感光体駆動軸挿入穴29の中心を結んだ仮想線である。
感光体2を装着時には、感光体枠体21が枠体ガイド28に案内されることで、図4中の破線矢印「D」で示すように挿入し、仮想線Q2と回転中心軸Q1とが重なる位置に装着する。
本実施形態のプロセスカートリッジ1は、感光体2を挿入後、挿入時の移動方向とは異なる方向に感光体2を移動させて仮想線Q2と回転中心軸Q1とが略一致する装着状態とする。
図5は、感光体2を取り外した状態のプロセスカートリッジ1の説明図であり、図5(a)はプロセスカートリッジ1の断面図、図5(b)は、奥側板27aの枠体ガイド28を図5(a)の手前側の右斜め上方から見た斜視図である。
図5(a)に示すように、支持フレーム27は、奥側板27aと手前側板27bとを繋ぐ、上部フレーム27cと下部フレーム27dとを備える。
図5に示すように、支持フレーム27の二つの側板(27a、27b)には、感光体枠体21に保持された感光体2の装着時に、大まかに感光体枠体21の位置決めするための枠体ガイド28が設けられている。図5(b)に示すように、枠体ガイド28は、奥側板27aの内側の壁面に形成された溝部であり、手前側板27bにも同様に形成されている。
そして、プロセスカートリッジ1の支持フレーム27から帯電装置3やクリーニング装置5を取り外した状態で、この枠体ガイド28に沿って感光体枠体21を着脱することができる。
図6は、感光体枠体21が、枠体ガイド28に沿ってプロセスカートリッジ1に挿入される前と、後との過程を示した説明図であり、図6(a)は挿入前の説明図、図6(b)は挿入後の説明図である。図6(a)中の二点鎖線は、挿入時の枠体ガイド28及び感光体2の軌跡を示している。図6では、便宜的に感光体枠体21及び感光体2は図6中の手前から見た正面図を示しており、支持フレーム27及び現像装置4は断面図を示している。
感光体枠体21が枠体ガイド28に沿って挿入されると、感光体2は現像ローラ32に隣接した位置に支持されるが、高精度に位置決めされておらず、感光体2と現像ローラ32との距離「W」は、充分に離れている状態である。
なお、図4及び図6に示すように、感光体枠体21は回転中心軸Q1の軸方向の端部の側面における回転中心軸Q1とは異なる位置に形成された突起22を備える。また、枠体ガイド28には、突起22を沿わせる突起用の溝状のガイドである突起ガイド26が設けられている。突起ガイド26は、奥側板27aの内側の壁面に形成された溝部である枠体ガイド28からさらに凹むように形成された溝部であり、手前側板27bにも同様に形成されている。
感光体枠体21が枠体ガイド28に沿って挿入されると、突起22も同時に突起ガイド26に沿って挿入される。そして、感光体枠体21は、突起22が突起ガイド26の底面に突き当たること(図6(a)中の二点鎖線で示す状態であり、図6(b)の状態)で、大まかに位置決めされる。そして、この大まかに位置決めされた状態では、図6(a)に示すように、仮想線Q2と回転中心軸Q1とは重なっていない状態である。
突起22及び突起ガイド26は、感光体枠体21が枠体ガイド28に挿入された時点では、感光体2が現像ローラ32へ近づくのを規制する働きをしている。
上述した感光体枠体21が枠体ガイド28に沿って挿入されたときの感光体2と現像ローラ32との距離「W1」は、1.0[mm]以上が望ましく、この距離であれば、感光体2と現像ローラ32とが接触することを防止できる。
図7は、感光体2と、突起22を設けた感光体枠体21と、枠体ガイド28及び突起ガイド26を設けた支持フレーム27との関係を示す説明図である。図7(a)は、感光体2と感光体枠体21との正面図である。図7(b)は、プロセスカートリッジ1を図6(b)中の右方から見た断面図であり、感光体枠体21が枠体ガイド28に挿入されたときの、回転中心軸Q1に平行な方向からの断面図である。
図7(b)では、便宜的に感光体枠体21及び感光体2は側面図を示しており、支持フレーム27は、挿入時に突起22が突き当たる突起ガイド26の底面の位置における断面図を示している。
プロセスカートリッジ1の奥側板27aと手前側板27bには、枠体ガイド28と突起ガイド26とが設けられており、枠体ガイド28の幅(図7(b)中の左右方向の長さ)よりも、突起ガイド26の幅の方が広くなるように構成されている。上述したように、感光体枠体21は、突起22が突起ガイド26の底面に突き当たることで、大まかに位置決めされる。
次に、感光体2を保持した感光体枠体21をプロセスカートリッジ1内の所定の装着位置に装着する過程と、その後の感光体2の位置について説明する。
図1は、プロセスカートリッジ1に挿入された感光体枠体21が、プロセスカートリッジ1内の所定の装着位置に装着される前と、後との過程を示した説明図である。図1(a)中の二点鎖線は、装着後の枠体ガイド28及び感光体2の位置を示している。図1では、図6と同様に、便宜的に感光体枠体21及び感光体2は図1中の手前から見た正面図を示しており、支持フレーム27及び現像装置4は断面図を示している。
本実施形態のプロセスカートリッジ1では、挿入後の感光体枠体21を図1(a)中の矢印「E」方向に回転させて、感光体枠体21をプロセスカートリッジ1内の所定の装着位置移動させる挿入後移動動作を行う。この挿入後移動動作を行うにあたり、感光体2と感光体枠体21とを、回転中心軸Q1を中心に回転させるのではなく、回転中心軸Q1と異なる支軸である突起22を中心に回転させる(図1(a)中の矢印「F」)構成となっている。
回転後の感光体2の回転中心軸Q1は、感光体駆動軸挿入穴29の中心位置である仮想線Q2と略一致する位置に移動し、挿入後移動動作が完了する。
このように、感光体枠体21の回転前は、図1(a)に示すように、感光体2と現像ローラ32とが接触しないように充分に離れて感光体2が位置する。そして、感光体枠体21の回動後は、図1(b)に示すように、感光体2と現像ローラ32との距離「W2」(W2<W1)が近づき、感光体2の回転中心軸Q1が感光体駆動軸挿入穴29の中心位置と略重なる位置に感光体2が位置する。
図8は、プロセスカートリッジ1に対する帯電装置3及びクリーニングユニット50の装着を示す説明図である。
図8に示すように、本実施形態のプロセスカートリッジ1は、クリーニング装置5と潤滑剤塗布装置6とを一体としたクリーニングユニット50を支持フレーム27に対して着脱可能な構成となっている。そして、感光体枠体21を支持フレーム27に装着した後、図8中の矢印「G」及び「H」に示すように、帯電装置3とクリーニングユニット50とを、プロセスカートリッジ1の支持フレーム27に装着する。
図9は、プロセスカートリッジ1をプリンタ100本体内に挿入する様子を模式的に示す説明図である。
図9に示すように、プリンタ100本体には、本体フレームの一部である奥フレーム板101に回転可能に支持された感光体駆動軸102がプリンタ100の装置手前方向(図9中の左方向)に突き出すように配置されている。感光体駆動軸102は、プリンタ100にプロセスカートリッジ1を装着したときの感光体2の回転中心軸Q1の位置を位置決めする部材である。
プロセスカートリッジ1がプリンタ100本体に装着されていない状態では、感光体2は感光体枠体21を介して支持フレーム27に支持されている。そして、感光体2は現像ローラ32等の他の部材に接触しない範囲で支持フレーム27に対してある程度のガタがある状態となっている。
プロセスカートリッジ1をプリンタ100本体に装着すると、支持フレーム27に対してある程度のガタがある状態の感光体2に感光体駆動軸102を挿入され、プリンタ100本体に対して感光体2を高精度に位置決めすることができる。
プロセスカートリッジ単体では感光体にガタを設け、画像形成装置に装着することで、感光体に感光体駆動軸を挿入し、画像形成装置本体に対して感光体を高精度に位置決めする構成としては、特許5081547に記載のもの同様のものを用いることができる。
感光体2における感光体駆動軸102が挿入される穴部には内歯車等の駆動入力部が設けられ、感光体駆動軸102には駆動入力部と連結する歯車等の駆動出力部が設けられている。プロセスカートリッジ1をプリンタ100本体に装着すると、感光体2の駆動入力部と、感光体駆動軸102の駆動出力部とが連結し、感光体駆動軸102が回転すると感光体2も回転する状態となる。
プリンタ100は装置手前側(図2中の紙面の直交する方向の手前側)にプロセスカートリッジ1を着脱するための開口部を備え、プロセスカートリッジ1を装着する際には、この開口部から装置内部に向けて挿入する。図9中の矢印「I」はプロセスカートリッジ1をプリンタ100内に挿入する方向を示している。
帯電装置3及びクリーニングユニット50の装着した後、図9に示すように、プロセスカートリッジ1をプリンタ100内に挿入する。これにより、プリンタ100内に備えられた感光体駆動軸102が感光体2に挿入され、感光体2の回転中心軸Q1の位置が、感光体駆動軸102の中心線となる駆動中心軸Q3と一致する位置に決まる。プリンタ100本体に設けられた駆動モータが回転駆動を出力し、感光体駆動軸102が回転すると、感光体2は駆動中心軸Q3を中心に回転する。
プリンタ100は、感光体2が損傷することを抑制できるプロセスカートリッジ1を装着し、画像形成を行うため、感光体2が損傷することに起因する不良画像の発生を抑制し、安定した画像形成を行うことが可能となる。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
感光体2等の潜像担持体と、潜像担持体に接触または近接して配置される現像ローラ32等の近接部材と、潜像担持体及び近接部材を支持する支持フレーム27等の支持筺体とを備え、潜像担持体が支持筺体に対して着脱可能なプロセスカートリッジ1等の潜像担持体ユニットにおいて、潜像担持体の装着時に、支持筺体に対して挿入される潜像担持体を近接部材から離間した挿入終端位置(図6(b)及び図1(a)に示す位置)で停止するように案内する枠体ガイド28及び突起ガイド26等の第一案内手段と、挿入終端位置まで案内された潜像担持体を、近接部材と接触または近接する装着位置まで案内する第二案内手段(突起22を備えた感光体枠体21と、突起22を回転可能に支持する底面を備えた突起ガイド26との組み合わせ等)と、を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、潜像担持体が着脱可能な潜像担持体ユニットで、潜像担持体の装着時に潜像担持体が損傷することを抑制できる。これは以下の理由による。
本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、潜像担持体を装着する際に、潜像担持体を支持筺体に対して挿入したときの衝撃によって、支持筺体や潜像担持体が一時的に変形し、潜像担持体が近接部材に接触して潜像担持体が損傷することがあることがわかった。
態様Aの構成は、潜像担持体を支持筺体に対して挿入すると、第一案内手段で案内され、挿入終端位置で停止する。挿入終端位置では近接部材と潜像担持体とは離間しているため、潜像担持体が挿入終端位置で停止したときに、挿入時の衝撃によって支持筺体や潜像担持体が一時的に変形したとしても、潜像担持体と近接部材とが接触することを抑制できる。よって、挿入時の潜像担持体と近接部材との接触に起因して潜像担持体が損傷することを抑制できる。
(態様B)
態様Aにおいて、感光体2等の潜像担持体を保持し、潜像担持体とともに支持フレーム27等の支持筺体に対して着脱可能な感光体枠体21等の保持部材を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、潜像担持体の交換作業が容易となり、潜像担持体の交換性の向上を図ることができる。
(態様C)
態様Bにおいて、感光体枠体21等の保持部材は突起22等の突起部を有し、枠体ガイド28及び突起ガイド26等の第一案内手段は、突起部を案内する突起ガイド26等の突起案内部を有し、挿入終端位置に到達した感光体2等の潜像担持体の位置は、突起部と突起案内部とによって位置が決まる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、突起部と突起案内部との位置関係により、潜像担持体を支持筺体に挿入するときに、潜像担持体が現像ローラ32等の近接部材に接触することを抑制する構成を実現できる。
(態様D)
態様A乃至Cの何れかの態様において、挿入終端位置に到達した感光体2等の潜像担持体と現像ローラ32等の近接部材との距離は、1.0[mm]以上である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、潜像担持体を支持筺体に挿入するときに、潜像担持体が近接部材に接触することを抑制できる。
(態様E)
態様A乃至Dの何れかの態様において、感光体枠体21及び突起ガイド26等の第二案内手段は、感光体2等の潜像担持体の回転中心軸Q1等の回転中心軸に平行な方向に延在し、回転中心軸とは重ならない突起22等の支軸を備え、潜像担持体が支軸を中心に回転するように案内することで、潜像担持体を装着位置まで案内する構成である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、挿入後の状態で近接部材から離れた挿入終端位置にある潜像担持体を、近接部材と接触または近接する装着位置まで案内できる構成を実現することができる。
(態様F)
態様A乃至Eの何れかの態様において、近接部材は、感光体2等の潜像担持体に供給するトナー等の現像剤を担持する現像ローラ32等の現像剤担持体である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、潜像担持体の挿入時に、潜像担持体が現像剤担持体と接触して損傷することを抑制できる。
(態様G)
少なくとも感光体2等の潜像担持体を備え、装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジを備えるプリンタ100等の画像形成装置において、プロセスカートリッジとして態様A乃至Fの何れかの態様に係る潜像担持体ユニットを備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、安定した画像形成を行うことが可能となる。
1 プロセスカートリッジ
2 感光体
3 帯電装置
3a 帯電ローラ
4 現像装置
5 クリーニング装置
6 潤滑剤塗布装置
7 光書込装置
8 一次転写ローラ
11 本体ケース
12 二次転写ローラ
13 中間転写ベルト
14 転写対向ローラ
17 転写ユニット
21 感光体枠体
22 突起
26 突起ガイド
27 支持フレーム
27a 奥側板
27b 手前側板
27c 上部フレーム
27d 下部フレーム
28 枠体ガイド
29 感光体駆動軸挿入穴
30 現像ケーシング
31 トナー濃度センサ
32 現像ローラ
33 クリーニングブレード
34 固形状潤滑剤
35 潤滑剤塗布ローラ
36 潤滑剤加圧部材
37 ブレード
40 定着装置
43 給紙路
46 手差しトレイ
48 用紙搬送装置
50 クリーニングユニット
55 排紙ローラ対
56 排紙トレイ
60 ボトル保持部
61 トナーボトル
70 給紙装置
74 給紙カセット
75 給紙ローラ
76 分離部
77 給紙搬送ローラ対
78 レジストローラ対
100 プリンタ
101 奥フレーム板
102 感光体駆動軸
155 廃トナー回収容器
L レーザ光
P 用紙
Q1 回転中心軸
Q2 仮想線
Q3 駆動中心軸
特許4536390号

Claims (7)

  1. 潜像担持体と、
    前記潜像担持体に接触または近接して配置される近接部材と、
    前記潜像担持体及び前記近接部材を支持する支持筺体とを備え、
    前記潜像担持体が前記支持筺体に対して着脱可能な潜像担持体ユニットにおいて、
    前記潜像担持体の装着時に、前記支持筺体に対して挿入される前記潜像担持体を前記近接部材から離間した挿入終端位置で停止するように案内する第一案内手段と、
    前記挿入終端位置まで案内された前記潜像担持体を、前記近接部材と接触または近接する装着位置まで案内する第二案内手段と、を備えることを特徴とする潜像担持体ユニット。
  2. 請求項1の潜像担持体ユニットにおいて、
    前記潜像担持体を保持し、前記潜像担持体とともに前記支持筺体に対して着脱可能な保持部材を備えることを特徴とする潜像担持体ユニット。
  3. 請求項2の潜像担持体ユニットにおいて、
    前記保持部材は突起部を有し、第一案内手段は前記突起部を案内する突起案内部を有し、
    前記挿入終端位置に到達した前記潜像担持体の位置は、前記突起部と前記突起案内部とによって位置が決まることを特徴とする潜像担持体ユニット。
  4. 請求項1乃至3の何れか一に記載の潜像担持体ユニットにおいて、
    前記挿入終端位置に到達した前記潜像担持体と前記近接部材との距離は、1.0[mm]以上であることを特徴とする潜像担持体ユニット。
  5. 請求項1乃至4の何れか一に記載の潜像担持体ユニットにおいて、
    前記第二案内手段は、前記潜像担持体の回転中心軸に平行な方向に延在し、前記回転中心軸とは重ならない支軸を備え、前記潜像担持体が前記支軸を中心に回転するように案内することで、前記潜像担持体を前記装着位置まで案内する構成であることを特徴とする潜像担持体ユニット。
  6. 請求項1乃至5の何れか一に記載の潜像担持体ユニットにおいて、
    前記近接部材は、前記潜像担持体に供給する現像剤を担持する現像剤担持体であることを特徴とする潜像担持体ユニット。
  7. 少なくとも潜像担持体を備え、装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジを備える画像形成装置において、
    前記プロセスカートリッジとして請求項1乃至6の何れか一に記載の潜像担持体ユニットを備えることを特徴とする画像形成装置。
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