JP6994955B2 - 携帯型端末の保持構造 - Google Patents
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Description
この種の保持構造として、例えば下記特許文献1に示されるような、本体カバーの頂壁に、携帯型端末が平置きされた状態で収容される凹部が形成され、この凹部を開放可能に覆う透明リッドが配設された構成が知られている。
また、携帯型端末の上部の画面を、外部に露呈させた状態で運転者に向けることが可能になることから、停車時に、例えば、携帯型端末の画面を覆う扉等を開く操作を行わず即座に、画面を操作することもできる。
また、携帯型端末が、受部、支持部、および保持部で支持されるので、携帯型端末の上部を外部に露呈させたとしても、携帯型端末を安定して固定することができる。
以上の作用効果が、例えば、携帯型端末の画面を開閉する扉等を用いず、基板部、受部、支持部、および保持部を備える比較的簡易な構成によって奏されることから、複雑な機構部分を排除することが可能になり、破損しにくくすることができる。
保持部が、一対備えられるとともに、差込孔に差し込まれた携帯型端末を挟んで保持するので、この保持構造に対する携帯型端末の位置を確実に決めることができる。
また、一対の保持部のうちの少なくとも一方が、弾性変形可能に形成されていて、差込孔に差し込まれた携帯型端末に弾性変形した状態で当接するので、保持部の弾性復元力により、携帯型端末を保持構造に確実に固定することができるとともに、携帯型端末を差込孔に差し込む際に、保持部を弾性変形させることで、携帯型端末を差込孔に容易に差し込むことができる。
また、支持部の少なくとも一部が、基板部の上面において、差込孔にこの差込孔の前方から連なる部分に配設されているので、携帯型端末を、その背面を支持部に摺接させながら、差込孔に差し込むことが可能になり、画面を運転者に向けた状態で携帯型端末を差込孔に容易に差し込むことができる。
携帯型端末Wの保持構造1は、鞍乗り型車両のハンドル部Hに装着されて用いられ、携帯型端末Wを、画面を運転者に向けた状態で着脱可能に保持する。保持構造1は、ハンドル部Hに、このハンドル部Hのハンドル軸O回りの回転操作に追従するように取付けられる。
保持構造1は、基板部12と、受部13と、支持部14と、保持部15と、を備える。
図示の例では、保持部15は、基板部12の下方に配設されている。保持部15は、一対の横保持部18と、一対の面保持部19と、を備える。
ハンドルH2の左右方向の両端部は、運転者が握るグリップ部Gとなっている。連結部H3は、上方に向かうに従い漸次、前方に向けて延びている。
以上より、ハンドル部Hのハンドル軸O回りのハンドル操作に追従して、本体部23は、受部13、下支持部16、横保持部18、および弾性片21とともに、ハンドル軸O回りに回転する。
以上の構成において、保持構造1は、ハンドル部Hのうち、ハンドルH2のグリップ部Gを除く全域を覆っており、例えば電気配線を覆い隠すこと等ができる。
また、携帯型端末Wの上部の画面を、外部に露呈させた状態で運転者に向けることが可能になることから、停車時に、例えば、携帯型端末Wの画面を覆う扉等を開く操作を行わず即座に、画面を操作することもできる。
また、携帯型端末Wが、受部13、支持部14、および保持部15で支持されるので、携帯型端末Wの上部を外部に露呈させたとしても、携帯型端末Wを安定して固定することができる。
また、頂壁が基板部12とされた有頂筒状の本体部23を備えるので、携帯型端末Wの保持構造1を、鞍乗り型車両の意匠性を阻害することなく、ハンドル部Hに安定して装着することができる。
また、上支持部17が、基板部12の上面において、差込孔11にこの差込孔11の前方から連なる部分に配設されているので、携帯型端末Wを、その背面を上支持部17の後面に摺接させながら、差込孔11に差し込むことが可能になり、画面を運転者に向けた状態で携帯型端末Wを差込孔11に容易に差し込むことができる。
また、一対の保持部15のうちの少なくとも一方が、弾性変形可能に形成されていて、差込孔11に差し込まれた携帯型端末Wに弾性変形した状態で当接するので、保持部15の弾性復元力により、携帯型端末Wを保持構造1に確実に固定することができるとともに、携帯型端末Wを差込孔11に差し込む際に、保持部15を弾性変形させることで、携帯型端末Wを差込孔11に容易に差し込むことができる。
また、前記実施形態では、一対の横保持部18の双方が、弾性変形可能に形成された構成を示したが、いずれか一方のみを弾性変形可能に形成してもよい。
また、前記実施形態では、面保持部19として、弾性片21が下支持部16に配設され、突き当て片22が基板部12に配設された構成を示したが、例えば、弾性片21が基板部12に配設され、突き当て片22が下支持部16に配設された構成を採用してもよく、また、突き当て片22を有さず、弾性片21を一対備える構成を採用してもよい。
また、鞍乗り型車両がレンタサイクルの場合、携帯型端末Wを支持部14に支持させたときに、電子決済でレンタル料を支払うことが可能となるデバイスを支持部14に配設してもよい。
また、前記実施形態では、保持構造1として、ハンドル部Hのうち、ハンドルH2のグリップ部Gを除く全域を覆うカバーを示したが、これに限らず例えば、本体部23、ハンドルカバー31、および連結部カバー32等を有さず、差込孔11が形成された基板部12、受部13、支持部14、および保持部15のみを有する構成を採用してもよい。
11 差込孔
12 基板部
13 受部
14 支持部
15 保持部
23 本体部
H ハンドル部
H1 ハンドルステム
W 携帯型端末
Claims (3)
- 鞍乗り型車両のハンドル部に装着されて用いられ、携帯型端末を、画面を運転者に向けた状態で着脱可能に保持する携帯型端末の保持構造であって、
表裏面が上下方向を向くとともに、携帯型端末が差し込まれる差込孔が形成された基板部と、
前記基板部の下方に配設されるとともに、前記差込孔に差し込まれた携帯型端末を携帯型端末の下方から支持する受部と、
前記差込孔に差し込まれた携帯型端末の背面を支持する支持部と、
前記差込孔に差し込まれた携帯型端末を着脱可能に保持する保持部と、を備え、
前記受部は、前記差込孔に差し込まれた携帯型端末を、携帯型端末の上部を前記差込孔から上方に突出させた状態で支持し、
前記保持部は、少なくとも一対備えられるとともに、前記差込孔に差し込まれた携帯型端末を挟んで保持し、一対の保持部のうちの少なくとも一方は、弾性変形可能に形成されていて、前記差込孔に差し込まれた携帯型端末に弾性変形した状態で当接し、
前記保持部は、前記差込孔に差し込まれた携帯型端末を左右方向の両側から挟み込む一対の横保持部を備え、
前記横保持部は、左右方向の内側に向かうに従い漸次、下方に向けて延び、表裏面が左右方向を向き、かつ上下方向に長い長方形状の板状に形成され、
前記横保持部は、左右方向の外側に位置し、左右方向の外側に向けて突となるように湾曲した外湾曲部と、左右方向の内側に位置し、左右方向の内側に向けて突となるように湾曲した内湾曲部と、を備え、前記外湾曲部および前記内湾曲部は互いに段差なく連なっていることを特徴とする携帯型端末の保持構造。 - 前記ハンドル部のハンドルステムが内側に挿通されるとともに、前記ハンドルステムを上方から覆う有頂筒状の本体部を備え、
前記本体部は、前記基板部を頂壁に有することを特徴とする請求項1に記載の携帯型端末の保持構造。 - 前記支持部の少なくとも一部は、前記基板部の上面から上方に向けて突出するとともに、前記差込孔にこの差込孔の前方から連なっていることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯型端末の保持構造。
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2018
- 2018-01-15 JP JP2018004488A patent/JP6994955B2/ja active Active
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