JP3052864U - オートバイ用小物入れケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案はオートバイ（スクーター）の走行時
の安全性を考慮し、美観を損ねず、限られたスペースを
有効に利用できる小物入れケースを装着することで、オ
ートバイを活用する人の不便を解消し、活用範囲を拡大
するものである。 【解決手段】 本考案はオートバイ（スターター）のハ
ンドル部９の中央に合致する形状の取り付け部１を成形
し、その取り付け部からつながる一体成形の延長上にケ
ース部２を設け、円筒形部３と傾斜部４の形状の異なる
収納部を配置し、利用者の用途に応じた小物入れケース
を製作している。取り付け部がぴったりと固定できるた
め、走行時におきる振動による影響を最少限に押さえ、
安全性、美観を考慮した小物入れケースとなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、オートバイ（主にスクーター）に装着する小物入れケースに関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、オートバイは、走行時の安全性など様々な問題により、専用の小物入れ ケースは製造されていない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

現状においては、携帯電話の普及など実用性を考慮すると小物入れがないこと に不便を感じる場合が多い。オートバイの走行時の安全面、実用性を考慮し、さ らに、車両本体の美観を損なうことのない小物入れケースの製作により、この問 題を解消しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、オートバイ（主にスクーター）の車両本体の一部に合致する形状を 持つ取り付け部分と、収納部分となるケース部分を一体成形することで走行の妨 げとならず、振動による微動をなくし、美観を損なうことがない小物入れケース を製作し、問題点を解決している。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案の小物入れケースは、繊維強化プラスチック樹脂などの素材を使用し、 平坦な部分、円筒形部分、傾斜部分など、複数の異なった形状の収納ケース部分 と、車両本体中央部分に固定するための取り付け部分を一体成形で製作する。

【０００６】

【実施例】

以下、添付図面に従って実施例を説明する。

【０００７】 図１は、ハンドルの中央部分の形状から型取りをした取り付け部１と、円筒形 部や傾斜部から成る収納ケース部２を、繊維強化プラスチック樹脂で一体成形し た小物入れケースの図である。

【０００８】 円筒形部は収納ケース部２の上面孔３ａの円周のフランジ部３ｂに円筒形に成 形した３ｃ部分を、成形素材と同じ繊維強化プラスチック樹脂で接着固定する。

【０００９】 底部に水が溜まらないよう、円筒形部分には底面板を付けず、ケース部分２の 裏底板２ａを底面板として用いる。

【００１０】 傾斜部４には、縁部４ａを設け、又、すべり止め用ゴム板５を接着剤等を用い 接着し、載置物の落下防止とする。

【００１１】 又、該傾斜部分には、ゴム紐６を左右の穴４ｂに通し、ゴム紐６の両端には紐 の長さを自由に調節できるコードストッパー７を使用し載置物の形状、大きさに 適応するようにし、載置物の安定を確保する。さらに、該傾斜部分の下方に水抜 き用として穴４ｃを空ける。

【００１２】 ケース部分２の裏底板２ａの端部は車両本体に合致する形状２ｂ部分を設ける。

【００１３】 ハンドル部分の形状に合致する取り付け部１に空けた穴１ａとケース部裏底板 の２ｃの穴を使用し、ボルトでオートバイ（スクーター）車両本体に装着固定す る。

【００１４】 実施例図４の取り付けのように、小物入れケースをハンドル中央部分に設置す ることで、載置物の状態が走行中に把握でき、安全性の面でも有効である。

【００１５】 本考案は、以上の実施例に限定されるものではなく、形状を替えることで他車 種にも応用でき、多種多様の用途として使用できるものである。

【００１６】 さらに、素材は繊維強化プラスチックに代えて、一般のプラスチックを用いて もよいことは明らかである。

【００１７】

【考案の効果】

上述の様に、本考案のオートバイ用小物入れケースは、車両本体に隙間なく装 着できるため、走行時に起きる振動による影響を最少限に抑えることができ、走 行の妨げになることがなく、又、一体形式のため美観を損なうことがない。円筒 形部分には飲み物缶や吸い殻入れ等に使用でき、傾斜部分は携帯電話、高速道路 券を止めるクリップ等が設置でき、使用者の目的に合わせ、広範囲に利用可能で ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のオートバイ用小物入れケースの一実施
例を示す斜視図である。

【図２】図１の小物入れケースの裏側図である。

【図３】実施例の小物入れケースの取り付け前、斜視図
である。

【図４】実施例の小物入れケースの取り付け後、斜視図
である。

【図５】実施例のスクーターへの取り付け完成正面図で
ある。

【符号の説明】

１ 取り付け部 ２ ケース部 ３ 円筒形部 ４ 傾斜部 ５ ゴム板 ６ ゴム紐 ７ コードストッパー ８ スターター車体 ９ スクーターハンドル部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】取り付け部分となる形状を、オートバイ本
   体の装着部分の形状と合致させ、隙間なくぴったりと固
   定できるようにし、取り付け部分からつながる一体成形
   の延長上に小物を入れるケース部分を設けることを特徴
   とする、オートバイ用小物入れケース。
2. 【請求項２】収納ケース部分には必要に応じ、紐の長さ
   を自由に調節できるコードストッパー付きゴム紐を用い
   るなど、載置物を安定させ落下防止を考慮した請求項１
   に記載のオートバイ用小物入れケース。