JP6994837B2 - 建築要素接合治具 - Google Patents
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Description
また、本発明に係る建築要素接合治具は、2つの建築要素に設けられた穴にピンを挿し込み、前記穴と前記ピンとを接触させて2つの前記建築要素の位置関係を矯正する建築要素接合治具であって、複数の前記ピンを所定の距離を持って固定するピン固定要素と、複数の前記ピンが取り付けられた2つの前記ピン固定要素を互いに連結する連結要素と、を備え、複数の前記ピンの中心軸は、互いに平行であり、前記ピンは、先端に向かって細くなるテーパ形状部を有し、前記テーパ形状部と前記建築要素の前記穴とが接触した状態で前記建築要素の位置関係を矯正する。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。各図において、同一の符号を付した部位等については、同一の又はこれに相当する部位等を表すものであって、これは明細書の全文において共通している。また、明細書全文に表れている構成要素の形態は、あくまで例示であって、本発明は明細書内の記載のみに限定されるものではない。特に構成要素の組み合わせは、各実施の形態における組み合わせのみに限定するものではなく、他の実施の形態に記載した構成要素を別の実施の形態に適用することができる。さらに、添字で区別等している複数の同種の部位等について、特に区別したり、特定したりする必要がない場合には、添字を省略して記載する場合がある。また、図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
図2は、図1の建築要素接合治具100の使用状態を示した図である。図2(a)は、平面図、図2(b)は側面図を示す。建築要素接合治具100は、例えば、構造物の梁10を構成する建築要素1a、1bを接合するために用いる。建築要素1a、1bは、断面がH形に形成されたH形鋼である。建築要素1a、1bは、製造された場所から建築現場までの輸送するために、例えばトラックなどの荷台に載せられる程度の長さで製造される。よって、構造物の柱間の寸法によっては、一つの建築要素1a、1bだけでは柱間に渡す梁としては長さが足りない場合がある。この場合、複数の建築要素1a、1bを接合し、一つの梁10として柱間に取り付ける。
(1)実施の形態1に係る建築要素接合治具100は、複数のピン13a、13b、23a、23bを所定の距離を持って固定するピン固定要素12、22と、複数のピン13a、13b、23a、23bが取り付けられた2つのピン固定要素12、22を互いに連結する連結要素31と、を備える。複数のピン13a、13b、23a、23bの中心軸は、互いに平行である。
このように構成されることにより、建築要素1a及び建築要素1bのそれぞれに設けられたボルト穴50間の距離を所定の距離に合わせることができる。ピン固定要素12、22にはそれぞれ2本以上のピン13a、13b、23a、23bが設けられているため、建築要素1aと建築要素1bとの位置関係を所定の位置に合わせることができる。各ピン13a、13b、23a、23bの位置関係が決まっているため、建築要素1aと建築要素1bとの位置関係を簡易に精度良く合わせることが可能となる。また、複数のピン13a、13b、23a、23bが連結されているため、各ピン13a、13b、23a、23bがボルト穴50に差し込まれている量が均等になるように合わせるのが容易になり、ボルト穴50にピンを1本ずつ差し込んで建築要素1a及び建築要素1bの位置関係を合わせるよりも、位置合わせが簡易に行うことができ、組立の精度も向上する。
このように構成されることにより、ピン13a、13b、23a、23bが変形したり、傷ついたりした場合であっても、交換が可能である。また、ボルト穴50の直径が異なる建築要素1a、1bであっても、異なる仕様のピンに交換することもできる。
このように構成されることにより、建築要素接合治具100は、断面円形のピン13a、13b、23a、23bを安定的に精度良く保持できる。また、ピン13a、13b、23a、23bの交換も容易である。
このように構成されることにより、建築要素接合治具100は、建築要素1aと建築要素1bとのそれぞれに設けられたボルト穴50を平行に位置合わせできる。例えば、建築要素1a、1bに設けられた複数のボルト穴50が長手方向に対し直角に並べられて設けられている場合、建築要素接合治具100は、建築要素1aと建築要素1bとを長手方向に平行に位置を合わせることができ、複数の建築要素1a、1bを組み立てて長手方向に真っ直ぐな梁10を組み立てることができる。
このように構成されることにより、建築要素1aと建築要素1bとの位置関係が所定の位置からずれていても、建築要素接合治具100の各ピン13a、13b、23a、23bの先端部14a、14b、24a、24bを各ボルト穴50に挿入しやすい。また、各ピン13a、13b、23a、23bの上面に衝撃力を加えることにより、建築要素1aと建築要素1bとを微小な量だけ移動させながらボルト穴50の位置を調整できる。
本発明の実施の形態2に係る建築要素接合治具200は、実施の形態1に係る建築要素接合治具100に対し、連結要素31を変更したものである。実施の形態2に係る建築要素接合治具200においては、実施の形態1に対する変更点を中心に説明する。実施の形態2に係る建築要素接合治具200の各部については、各図面において同一の機能を有するものは実施の形態1の説明で使用した図面と同一の符号を付して表示するものとする。
(6)実施の形態2に係る建築要素接合治具200によれば、連結要素231は、2つのピン固定要素212、222の間の距離を変更可能に構成されている。
このように構成されることにより、建築要素1a、1bのボルト穴50間の距離が、所定の値から外れていてもボルト穴50にピン13a、13b、23a、23bを挿入することができる。そして、連結要素231を調整することによりピン13a、13bとピン23a、23bとの距離を調整できるため、建築要素1a、1bにピン13a、13b、23a、23bを差し込んだ状態のまま、ボルト穴50間の距離を近づけたり遠ざけたりする調整も可能となる。また、建築要素1a、1bのボルト穴50の位置の仕様が異なる場合であっても、ピン固定要素212のピン13a、13bとピン固定要素222のピン23a、23bとの間の距離を自由に変更できる。
(8)また、一方のピン固定要素212のネジ部は、他方のピン固定要素222のネジ部に対し逆向きのネジで形成されている。
このように構成されることにより、連結要素231を連結軸214、224に対し回転させて、ピン固定要素212とピン固定要素222との間の距離を簡単な動作で変更することができる。
このように構成されることにより、ボルト穴50に対する各ピン13a、13b、23a、23bの差し込み量の差異が容易に視認できるため、建築要素1aと建築要素1bと位置合わせの精度が向上する。
Claims (9)
- 複数のピンを所定の距離を持って固定するピン固定要素と、
複数の前記ピンが取り付けられた2つの前記ピン固定要素を互いに連結する連結要素と、を備え、
複数の前記ピンの中心軸は、
互いに平行であり、
前記ピンは、
中心軸に沿って振られた目盛り線が設けられている、建築要素接合治具。 - 2つの建築要素に設けられた穴にピンを挿し込み、前記穴と前記ピンとを接触させて2つの前記建築要素の位置関係を矯正する建築要素接合治具であって、
複数の前記ピンを所定の距離を持って固定するピン固定要素と、
複数の前記ピンが取り付けられた2つの前記ピン固定要素を互いに連結する連結要素と、を備え、
複数の前記ピンの中心軸は、
互いに平行であり、
前記ピンは、
先端に向かって細くなるテーパ形状部を有し、前記テーパ形状部と前記建築要素の前記穴とが接触した状態で前記建築要素の位置関係を矯正する、建築要素接合治具。 - 前記ピン固定要素は、
複数の前記ピンを着脱自在に固定するピン固定部を有する、請求項1又は2に記載の建築要素接合治具。 - 前記ピン固定部は、
円環状に形成され、
前記ピンは、
前記ピン固定部の内側に挿入されて固定される、請求項3に記載の建築要素接合治具。 - 前記連結要素は、
2つの前記ピン固定要素を互いに平行に連結する、請求項1~4の何れか1項に記載の建築要素接合治具。 - 前記連結要素は、
2つの前記ピン固定要素の間の距離を変更可能に構成されている、請求項1~5の何れか1項に記載の建築要素接合治具。 - 前記ピン固定要素は、
複数の前記ピンの中心軸に対し垂直な仮想平面において、任意の2つの前記ピンの中心同士を結ぶ仮想線に垂直に設けられた連結軸と、
前記連結軸の外周面に形成されたネジ部と、を備え、
前記連結要素は、
前記ネジ部に螺合し、2つの前記ピン固定要素の前記連結軸同士を一直線上に連結させる、請求項6に記載の建築要素接合治具。 - 一方の前記ピン固定要素の前記ネジ部は、
他方の前記ピン固定要素の前記ネジ部に対し逆向きのネジで形成されている、請求項7に記載の建築要素接合治具。 - 前記ピンは、
テーパ形状部に目盛り線を有する、請求項2に記載の建築要素接合治具。
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