JP6497932B2 - 締結用治具、およびこの締結用治具を用いた締結方法 - Google Patents

締結用治具、およびこの締結用治具を用いた締結方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6497932B2
JP6497932B2 JP2014260261A JP2014260261A JP6497932B2 JP 6497932 B2 JP6497932 B2 JP 6497932B2 JP 2014260261 A JP2014260261 A JP 2014260261A JP 2014260261 A JP2014260261 A JP 2014260261A JP 6497932 B2 JP6497932 B2 JP 6497932B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jig
fastening
shaft body
press
screwed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014260261A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016121440A (ja
Inventor
明 実石
明 実石
中村 祐一郎
祐一郎 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Kogyo Co Ltd filed Critical Taiyo Kogyo Co Ltd
Priority to JP2014260261A priority Critical patent/JP6497932B2/ja
Publication of JP2016121440A publication Critical patent/JP2016121440A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6497932B2 publication Critical patent/JP6497932B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

本発明は、互いに当接する複数の被連結材同士を締結するに際し、この締結作業が容易かつ迅速にできるようにするために用いられる締結用治具、およびこの締結用治具を用いた締結方法に関するものである。
互いに当接する複数の被連結材を互いに連結するものとして、従来、下記特許文献1に示されるようなドリフトピンが提案されている。この公報のものによれば、上記複数の被連結材に同一の軸心上で貫通孔が形成され、これら貫通孔に上記ドリフトピンが圧入される。
そして、上記圧入により上記各貫通孔の内周面とドリフトピンの外周面との間に生じる摩擦力によって、上記複数の被連結材が互いに連結されるようになっている。
特開2012−237104号公報
ところで、上記した被連結材同士の連結は、これらに形成した貫通孔にドリフトピンを単に圧入するというものであり、このため、上記被連結材同士の連結は簡単な構成で達成される。しかし、この連結は摩擦力によるものであるため、上記被連結材同士の間に、十分な連結強度を確保することは容易でないと考えられる。
そこで、上記被連結材同士の間に十分な連結強度が確保されるようにするため、互いに当接する複数の被連結材に形成された同一軸心上の貫通孔に対し、軸方向の一端部に鍔部が形成され他端部にねじ部が形成された軸体を上記ねじ部側から圧入し、上記鍔部と上記ねじ部に螺合される螺合体とにより上記各被連結材を挟み付けて締結することが考えられる。
しかし、上記のようにした場合、上記軸体をねじ部側から貫通孔に圧入する際には、この貫通孔の内周面に対し上記ねじ部の各ねじ山先端が大きい摩擦力で摺接して、上記圧入作業が煩雑になるおそれがあり、つまり、上記被連結材同士の締結作業が煩雑になるおそれを生じる。また、上記圧入時に、上記貫通孔の内周面に対する上記ねじ部の大きい摩擦力により、上記貫通孔の内周面やねじ部が損傷して上記被連結材同士の間に所望の締結状態が得られなくなるおそれも生じる。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、複数の被連結材同士を締結により連結するに際し、その締結作業が容易かつ迅速にできるようにすると共に、上記被連結材同士の間に所望の締結状態が得られるようにすることである。
請求項1の発明は、互いに当接する複数の被連結材17〜19に形成された同一軸心21上の貫通孔22〜24に対し、軸方向の一端部に鍔部26が形成され他端部にねじ部27が形成された軸体25を上記ねじ部27側から圧入し、上記鍔部26と上記ねじ部27に螺合される螺合体28とにより上記各被連結材17〜19を挟み付けて締結するに際し用いられる締結用治具であって、
上記ねじ部27に嵌脱可能に嵌合され、このねじ部27の軸方向の外方に向かってのテーパ形状とされて上記貫通孔22〜24への上記軸体25の圧入を誘導する誘導治具36を備えたことを特徴とする締結用治具である。
請求項2の発明は、上記軸体25の軸方向の一端部に上記鍔部26を螺合可能とさせる他のねじ部31が形成され、この他のねじ部31に螺合され、上記圧入用の外力Fを入力する入力治具38を備えたことを特徴とする請求項1に記載の締結用治具である。
請求項3の発明は、上記入力治具38を上記軸体25よりも径大となるよう形成し、上記貫通孔22〜24に軸体25を圧入させることにより上記入力治具38が上記被連結材17〜19の外面に当接するとき、上記貫通孔22〜24の軸方向における所定位置に上記軸体25が圧入されるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の締結用治具である。
請求項4の発明は、上記誘導治具36、および/もしくは入力治具38に、その治具を軸心21回りに回動可能とさせる工具41を係脱可能に係合させる係合部40を形成したことを特徴とする請求項2、もしくは3に記載の締結用治具である。
請求項5の発明は、請求項1に記載の締結用治具35を用いた締結方法であって、
まず、上記軸体25の他端部のねじ部27に誘導治具36を嵌合し、
次に、上記誘導治具36の先細先端部を上記貫通孔22〜24に挿入した後、上記軸体25の一端部に外力Fを入力して、この軸体25を上記貫通孔22〜24の軸方向における所定位置にまで圧入し、
次に、上記ねじ部27から誘導治具36を離脱させて、上記ねじ部27に上記螺合体28を螺合させるようにしたことを特徴とする締結用治具を用いた締結方法である。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号や図面番号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、互いに当接する複数の被連結材に形成された同一軸心上の貫通孔に対し、軸方向の一端部に鍔部が形成され他端部にねじ部が形成された軸体を上記ねじ部側から圧入し、上記鍔部と上記ねじ部に螺合される螺合体とにより上記各被連結材を挟み付けて締結するに際し用いられる締結用治具であって、
上記ねじ部に嵌脱可能に嵌合され、このねじ部の軸方向の外方に向かってのテーパ形状とされて上記貫通孔への上記軸体の圧入を誘導する誘導治具と
上記軸体の軸方向の一端部に上記鍔部を螺合可能とさせる他のねじ部が形成され、この他のねじ部に螺合され、上記圧入用の外力を入力する入力治具と、を備えている。
このため、互いに当接する複数の被連結材同士を締結する締結作業をするに際し、上記締結用治具を用いれば、上記貫通孔への軸体の圧入作業は、この軸体が上記誘導治具により貫通孔内へ案内されることにより円滑かつ軽快にでき、よって、上記被連結材同士の締結作業は容易かつ迅速にできる。
また、上記圧入作業時、上記ねじ部はこのねじ部に嵌合された上記誘導治具により保護されると共に上記ねじ部の各ねじ山先端が上記貫通孔の内周面に大きい摩擦力を与えることは上記誘導治具により防止される。よって、上記圧入時に、上記貫通孔の内周面やねじ部が何らかの外力により損傷させられることは防止される。この結果、上記被連結材同士の間に所望の締結状態が得られる。
また、上記貫通孔への軸体の圧入時には、上記他のねじ部に入力治具を螺合させて、この入力治具に上記圧入用の外力を入力させればよい。そして、このように入力治具に外力を入力させるとき、上記他のねじ部は上記入力治具に保護されて上記圧入用の外力により損傷させられることは防止される。よって、上記被連結材同士の間に所望の締結状態が得られる。
請求項の発明は、上記入力治具を上記軸体よりも径大となるよう形成し、上記貫通孔に軸体を圧入させることにより上記入力治具が上記被連結材の外面に当接するとき、上記貫通孔の軸方向における所定位置に上記軸体が圧入されるようにしている。
このため、上記貫通孔に軸体を圧入させるとき、上記入力治具が上記被連結材の外面に当接するまで上記圧入を進行させれば、上記貫通孔の適正位置への軸体の圧入が自動的に達成される。よって、その分、上記被連結材同士の締結作業は更に容易かつ迅速にできる。
請求項の発明は、上記誘導治具、および/もしくは入力治具に、その治具を軸心回りに回動可能とさせる工具を係脱可能に係合させる係合部を形成している。
このため、上記締結用治具を用いて上記貫通孔に軸体を圧入させた後、上記ねじ部や他のねじ部から上記誘導治具や入力治具を離脱させる離脱作業をするとき、上記係合部に工具を係合させて上記治具を軸心回りに回動させれば、上記治具の離脱作業が容易にできる。よって、その分、上記被連結材同士の締結作業が、より容易かつ迅速にできる。
請求項の発明は、請求項1に記載の締結用治具を用いた締結方法であって、
まず、上記軸体の一端部の他のねじ部に上記入力治具を螺合させると共に、上記軸体の他端部のねじ部に誘導治具を嵌合し、
次に、上記誘導治具の先細先端部を上記貫通孔に挿入した後、上記軸体の一端部の上記入力治具に外力を入力して、この軸体を上記貫通孔の軸方向における所定位置にまで圧入し、
次に、上記ねじ部から誘導治具を離脱させて、上記ねじ部に上記螺合体を螺合させるようにしている。
本発明によれば、前記請求項1の効果と同様の効果が生じる。
締結用治具を用いる際の説明図である。 被連結材同士の締結による連結部を含むトラス構造物の部分断面部分破断図である。 被連結材同士を締結するに際し用いられる締結用治具の側面部分断面図である。 図3で示したものの展開斜視図である。
本発明の締結用治具に関し、複数の被連結材同士を締結により連結するに際し、その締結作業が容易かつ迅速にできるようにすると共に、上記被連結材同士の間に所望の締結状態が得られるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための形態は、次の如くである。
即ち、本発明の締結用治具は、互いに当接する複数の被連結材に形成された同一軸心上の貫通孔に対し、軸方向の一端部に鍔部が形成され他端部にねじ部が形成された軸体を上記ねじ部側から圧入し、上記鍔部と上記ねじ部に螺合される螺合体とにより上記各被連結材を挟み付けて締結するに際し用いられるものである。この締結用治具は、上記ねじ部に嵌脱可能に嵌合され、このねじ部の軸方向の外方に向かってのテーパ形状とされて上記貫通孔への上記軸体の圧入を誘導する誘導治具を備えている。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
図2において、符号1は、建造物の屋根である。この屋根1は、この屋根1の基部となるトラス構造物2と、このトラス構造物2に締結具3により支持される一方、その上面側で屋根1の外面材を支持する母屋材4とを備えている。
上記トラス構造物2は、多数のビーム材7と、これら各ビーム材7の端部同士を締結具8により連結する多数の球形状ジョイント部9とを有している。また、上記ビーム材7は、木材製で横断面が矩形のビーム本体12と、このビーム本体12の端部を上記締結具8により上記ジョイント部9に連結させる金属製の連結板13とを有し、この連結板13は、上記ビーム本体12の端部に形成されたスリット形状の切り欠き14に密嵌状に挿入される。
全図において、上記ビーム本体12の端部と連結板13とを締結により連結する金属製の締結具16が設けられる。この場合、上記切り欠き14を挟む上記ビーム本体12の端部の各部分が第1、第2被連結材17,18とされ、上記連結板13が第3被連結材19とされる。
上記締結具16は、互いに重ねられて面当接する上記第1〜第3被連結材17〜19に形成された同一軸心21上の各貫通孔22〜24と、これら各貫通孔22〜24に対し圧入される横断面が円形の軸体25と、この軸体25の軸方向の一端部に形成され、この軸体25よりも径大の鍔部26と、上記軸体25の他端部に形成される雄ねじであるねじ部27と、このねじ部27に螺合される袋ナットである螺合体28とを有している。具体的には、上記鍔部26は、上記軸体25の一端部に形成される雄ねじである他のねじ部31に着脱可能に螺合されて、上記軸体25の一端部に取り付けられる。
なお、上記第1、第2被連結材17,18は、互いに別体であってもよく、また、これらのうちのいずれか一方のみが上記ビーム本体12の端部を構成するようにしてもよい。また、上記鍔部26は、上記軸体25の一端部に一体的に形成してもよい。また、上記ねじ部27や他のねじ部31を雌ねじとし、上記螺合体28や鍔部26に、上記雌ねじに螺合される雄ねじを形成してもよい。
上記軸体25の長さ寸法は、上記第1〜第3被連結材17〜19の合計厚さ寸法よりもわずかに短い寸法とされる。上記軸体25は、その全体が上記貫通孔22〜24の全体に圧入されることにより、これら貫通孔22〜24の軸方向における所定位置に位置させられる。そして、上記第1〜第3被連結材17〜19は、上記軸体25の各端部に形成されたねじ部27と他のねじ部31とに螺合される上記鍔部26と螺合体28とにより挟み付けられて、互いに締結される。
図1,3,4において、上記締結具16の鍔部26と螺合体28とにより、上記第1〜第3被連結材17〜19を挟み付けて締結するに際し、この締結作業が容易かつ迅速にできるようにするため、金属製の締結用治具35が用いられる。
上記締結用治具35は、上記軸体25の軸心21上で上記ねじ部27に嵌脱可能に嵌合される横断面が円形の誘導治具36を備えている。この誘導治具36は、上記ねじ部27の軸方向の外方に向かってのテーパ形状とされて上記貫通孔22〜24への上記軸体25の圧入を誘導する。具体的には、この軸体25と誘導治具36の基部との各外径は互いに同寸法とされる。また、上記誘導治具36の基部に有底の雌ねじ37が形成され、この雌ねじ37が上記ねじ部27に着脱可能に螺合される。このねじ部27への誘導治具36の雌ねじ37の螺合状態(図3,4)で、上記ねじ部27に上記誘導治具36は全体的に外嵌し、かつ、この誘導治具36の基部の端面は上記軸体25の他端部の端面に圧接する。
なお、上記ねじ部27が雌ねじである場合には、上記誘導治具36の基部に上記雌ねじに螺合される雄ねじを形成すればよい。また、上記ねじ部27に対する誘導治具36の嵌合は、ねじによらずに弾性的な係止具によるものであってもよい。
また、上記締結用治具35は、上記軸体25の軸心21上で上記他のねじ部31に着脱可能に螺合する円柱形状の入力治具38を備えている。この入力治具38は、上記貫通孔22〜24への軸体25の圧入用の外力Fを入力する。具体的には、上記入力治具38の外径は上記軸体25の外径よりも大きい寸法とされる。また、上記入力治具38には上記他のねじ部31側の端部に有底の雌ねじ39が形成され、この雌ねじ39が上記他のねじ部31に着脱可能に螺合される。この他のねじ部31への入力治具38の雌ねじ39の螺合状態(図3,4)では、上記他のねじ部31に上記入力治具38は全体的に外嵌し、この入力治具38の上記他のねじ部31側の端面は上記軸体25の一端部の端面に圧接する。
なお、上記他のねじ部31が雌ねじである場合には、上記入力治具38に上記雌ねじに螺合される雄ねじを形成すればよい。また、上記軸体25の一端部に上記鍔部26が一体的に形成される場合には、上記締結用治具35には入力治具38は不要である。
上記締結用治具35の誘導治具36と入力治具38とには、それぞれ径方向に貫通する係合孔である係合部40が形成される。この係合部40には係合ピンである工具41が係脱(嵌脱)可能に係合(嵌入)される。そして、この係合状態で上記工具41を回動操作すれば、上記誘導治具36と入力治具38とはその軸心21回りに回動可能とされる。
なお、上記係合部40は、工具41であるスパナが係合可能な少なくとも一対の平坦面を有するよう形成してもよい。
上記した互いに当接する複数の第1〜第3被連結材17〜19同士を連結するに際し、これら被連結材17〜19を上記締結用治具35を用いて締結具16により締結する締結方法につき説明する。
まず、図3,4で示すように、上記軸体25の一端部の他のねじ部31に上記入力治具38を螺合させると共に、上記軸体25の他端部のねじ部27に上記誘導治具36を嵌合する。
次に、上記誘導治具36の先細先端部を上記貫通孔22〜24に挿入した後、上記軸体25の一端部の入力治具38にハンマーなどにより外力Fを入力して、上記軸体25を上記貫通孔22〜24の軸方向における所定位置にまで圧入させる。この圧入により、上記入力治具38が上記被連結材17〜19の外面に当接するとき、上記貫通孔22〜24に対する所定位置、つまり、この貫通孔22〜24の全体にわたり上記軸体25の全体が圧入される。
次に、図1で示すようように、上記ねじ部27と他のねじ部31とから誘導治具36と入力治具38とを離脱させ、次に、図1の矢印と、図2とで示すように、上記ねじ部27と他のねじ部31とに螺合体28と鍔部26とを螺合させ、これら鍔部26と螺合体28とで上記各被連結材17〜19を挟み付ければ、上記締結作業が終る。
上記構成によれば、互いに当接する複数の被連結材17〜19同士を締結するに際し用いられる締結用治具35は、上記ねじ部27に嵌脱可能に嵌合され、このねじ部27の軸方向の外方に向かってのテーパ形状とされて上記貫通孔22〜24への上記軸体25の圧入を誘導する誘導治具36を備えている。
このため、互いに当接する複数の被連結材17〜19同士を締結する締結作業をするに際し、上記締結用治具35を用いれば、上記貫通孔22〜24への軸体25の圧入作業は、この軸体25が上記誘導治具36により貫通孔22〜24内へ案内されることにより円滑かつ軽快にでき、よって、上記被連結材17〜19同士の締結作業は容易かつ迅速にできる。
また、上記圧入作業時、上記ねじ部27はこのねじ部27に嵌合された上記誘導治具36により保護されると共に上記ねじ部27の各ねじ山先端が上記貫通孔22〜24の内周面に大きい摩擦力を与えることは上記誘導治具36により防止される。よって、上記圧入時に、上記貫通孔22〜24の内周面やねじ部27が何らかの外力により損傷させられることは防止される。この結果、上記被連結材17〜19同士の間に所望の締結状態が得られる。
また、前記したように、軸体25の軸方向の一端部に上記鍔部26を螺合可能とさせる他のねじ部31が形成され、この他のねじ部31に螺合され、上記圧入用の外力Fを入力する入力治具38を備えている。
このため、上記貫通孔22〜24への軸体25の圧入時には、上記他のねじ部31に入力治具38を螺合させて、この入力治具38に上記圧入用の外力Fを入力させればよい。そして、このように入力治具38に外力Fを入力させるとき、上記他のねじ部31は上記入力治具38に保護されて上記圧入用の外力Fにより損傷させられることは防止される。よって、上記被連結材17〜19同士の間に所望の締結状態が得られる。
また、前記したように、入力治具38を上記軸体25よりも径大となるよう形成し、上記貫通孔22〜24に軸体25を圧入させることにより上記入力治具38が上記被連結材17〜19の外面に当接するとき、上記貫通孔22〜24の軸方向における所定位置に上記軸体25が圧入されるようにしている。
このため、上記貫通孔22〜24に軸体25を圧入させるとき、上記入力治具38が上記被連結材17〜19の外面に当接するまで上記圧入を進行させれば、上記貫通孔22〜24の適正位置への軸体25の圧入が自動的に達成される。よって、その分、上記被連結材17〜19同士の締結作業は更に容易かつ迅速にできる。
また、前記したように、誘導治具36、および/もしくは入力治具38に、その治具を軸心21回りに回動可能とさせる工具41を係脱可能に係合させる係合部40を形成している。
このため、上記締結用治具35を用いて上記貫通孔22〜24に軸体25を圧入させた後、上記ねじ部27や他のねじ部31から上記誘導治具36や入力治具38を離脱させる離脱作業をするとき、上記係合部40に工具41を係合させて上記治具36,38を軸心21回りに回動させれば、上記治具36,38の離脱作業が容易にできる。よって、その分、上記被連結材17〜19同士の締結作業が、より容易かつ迅速にできる。
1 屋根
2 トラス構造物
16 締結具
17 被連結材
18 被連結材
19 被連結材
21 軸心
22 貫通孔
23 貫通孔
24 貫通孔
25 軸体
26 鍔部
27 ねじ部
28 螺合体
31 他のねじ部
35 締結用治具
36 誘導治具
37 雌ねじ
38 入力治具
39 雌ねじ
40 係合部
41 工具
F 外力

Claims (4)

  1. 互いに当接する複数の被連結材に形成された同一軸心上の貫通孔に対し、軸方向の一端部に鍔部が形成され他端部にねじ部が形成された軸体を上記ねじ部側から圧入し、上記鍔部と上記ねじ部に螺合される螺合体とにより上記各被連結材を挟み付けて締結するに際し用いられる締結用治具であって、
    上記ねじ部に嵌脱可能に嵌合され、このねじ部の軸方向の外方に向かってのテーパ形状とされて上記貫通孔への上記軸体の圧入を誘導する誘導治具と
    上記軸体の軸方向の一端部に上記鍔部を螺合可能とさせる他のねじ部が形成され、この他のねじ部に螺合され、上記圧入用の外力を入力する入力治具と、を備えたことを特徴とする締結用治具。
  2. 上記入力治具を上記軸体よりも径大となるよう形成し、上記貫通孔に軸体を圧入させることにより上記入力治具が上記被連結材の外面に当接するとき、上記貫通孔の軸方向における所定位置に上記軸体が圧入されるようにしたことを特徴とする請求項に記載の締結用治具。
  3. 上記誘導治具、および/もしくは入力治具に、その治具を軸心回りに回動可能とさせる工具を係脱可能に係合させる係合部を形成したことを特徴とする請求項、もしくはに記載の締結用治具。
  4. 請求項1に記載の締結用治具を用いた締結方法であって、
    まず、上記軸体の一端部の他のねじ部に上記入力治具を螺合させると共に、上記軸体の他端部のねじ部に誘導治具を嵌合し、
    次に、上記誘導治具の先細先端部を上記貫通孔に挿入した後、上記軸体の一端部の上記入力治具に外力を入力して、この軸体を上記貫通孔の軸方向における所定位置にまで圧入し、
    次に、上記ねじ部から誘導治具を離脱させて、上記ねじ部に上記螺合体を螺合させるようにしたことを特徴とする締結用治具を用いた締結方法。
JP2014260261A 2014-12-24 2014-12-24 締結用治具、およびこの締結用治具を用いた締結方法 Active JP6497932B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014260261A JP6497932B2 (ja) 2014-12-24 2014-12-24 締結用治具、およびこの締結用治具を用いた締結方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014260261A JP6497932B2 (ja) 2014-12-24 2014-12-24 締結用治具、およびこの締結用治具を用いた締結方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016121440A JP2016121440A (ja) 2016-07-07
JP6497932B2 true JP6497932B2 (ja) 2019-04-10

Family

ID=56327218

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014260261A Active JP6497932B2 (ja) 2014-12-24 2014-12-24 締結用治具、およびこの締結用治具を用いた締結方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6497932B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0861345A (ja) * 1994-08-17 1996-03-08 Yasuhiro Ishihara ねじ部にキャップを被せた建築の骨組みにおける部材の接合用ボルト及び該ボルトを用いた建築の骨組みにおける部材の接合方法
US7815391B2 (en) * 2004-07-23 2010-10-19 Kauppila Richard W Structural member joints

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016121440A (ja) 2016-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6325359B2 (ja) 配管の開先合わせ装置
US9850959B2 (en) Propeller shaft and yoke structure of universal joint used for the propeller shaft
US20130200613A1 (en) Stopper grip ring for plumbing pipes
US9009937B2 (en) Sleeve removal tool and sleeve removal method
JP6613289B2 (ja) カップリングの固定方法
US20150198197A1 (en) Thrust nut
JP6497932B2 (ja) 締結用治具、およびこの締結用治具を用いた締結方法
KR20180112824A (ko) 도관 피팅용 페룰
JP2009072795A (ja) 溶接治具
JP6495044B2 (ja) アルミフレーム組立治具
JP2009115167A (ja) クランプ
EP3704389B1 (en) Pin assembly for axial and radial tensioning of elements joined by screws
JP2005090681A (ja) クリップ
US11137240B1 (en) Pipe alignment tool
JP2020131227A (ja) ロックナットカシメ治具
WO2010123149A1 (ja) 固定具
KR101497462B1 (ko) 배관의 플랜지용 가스켓 장착 지그
US9707631B2 (en) Plastic tube fitting removal tool
JP6630125B2 (ja) 異径鋼管同士の接合方法及び接合構造
JP6118478B1 (ja) ボルト締付具およびこれを備える管状体固定具
JP2012066360A (ja) ボルト締め付け用ソケット
KR20180056437A (ko) 너트부 용접지그 및 이를 이용한 용접방법
JP2023156030A (ja) 筒状体連結方法及び筒状体かしめ器
JP5428247B2 (ja) ねじ締め装置、ねじの締結方法、および、ねじの取り外し方法
JP2012115885A (ja) 湾曲面への板材固着方法とアイコネクタの回り止め構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6497932

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250