JP2551502Y2 - 建築ユニット隙間調整治具 - Google Patents
建築ユニット隙間調整治具Info
- Publication number
- JP2551502Y2 JP2551502Y2 JP1992079322U JP7932292U JP2551502Y2 JP 2551502 Y2 JP2551502 Y2 JP 2551502Y2 JP 1992079322 U JP1992079322 U JP 1992079322U JP 7932292 U JP7932292 U JP 7932292U JP 2551502 Y2 JP2551502 Y2 JP 2551502Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gap
- jig
- pins
- building
- cross
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、梁と柱を接合して工場
生産され、建築現場において連結して建物を組み建てる
ための建築ユニット間の隙間を一定に揃えるために使用
する建築ユニット隙間調整治具に関するものである。
生産され、建築現場において連結して建物を組み建てる
ための建築ユニット間の隙間を一定に揃えるために使用
する建築ユニット隙間調整治具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】建築ユニットを組立施工する建築現場に
おいて、並べた建築ユニット間の隙間が狭い場合には楔
を建築ユニット間に打ち込んで隙間を広げ、その隙間が
広い場合にはチエンブロック等によって建築ユニット間
を引き寄せて隙間を狭める隙間調整がなされ、その隙間
を一定に揃えてからライナープレート等によって建築ユ
ニット間を連結している。
おいて、並べた建築ユニット間の隙間が狭い場合には楔
を建築ユニット間に打ち込んで隙間を広げ、その隙間が
広い場合にはチエンブロック等によって建築ユニット間
を引き寄せて隙間を狭める隙間調整がなされ、その隙間
を一定に揃えてからライナープレート等によって建築ユ
ニット間を連結している。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来工法による隙間調
整では、打ち込んだ楔によって建築ユニットが傷つけら
れ易く、その打ち込んだ楔を取り外すのに手間取り、高
所では取り外した楔が落下する危険がある。
整では、打ち込んだ楔によって建築ユニットが傷つけら
れ易く、その打ち込んだ楔を取り外すのに手間取り、高
所では取り外した楔が落下する危険がある。
【０００４】そして、楔を深く打ち込み過ぎて隙間が広
がり過ぎることもあり、又それとは逆に、チエンブロッ
ク等によって建築ユニット間を引き寄せる場合に隙間が
狭くなり過ぎたりして隙間調整に手間取り、楔やハンマ
ー、チエンブロック等を持っての高所での隙間調整作業
には危険を伴う。
がり過ぎることもあり、又それとは逆に、チエンブロッ
ク等によって建築ユニット間を引き寄せる場合に隙間が
狭くなり過ぎたりして隙間調整に手間取り、楔やハンマ
ー、チエンブロック等を持っての高所での隙間調整作業
には危険を伴う。
【０００５】そこで本考案は、危険を伴わず簡便に一人
でも隙間調整が行える治具を提供しようとするものであ
る。
でも隙間調整が行える治具を提供しようとするものであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案に係る建築ユニッ
ト隙間調整治具２２は、左右両端に軸芯を同じくする左
螺子孔１１と右螺子孔１２を有し、全長にわたって外縁
が正六角形の断面形伏を成すターンバックル１３と、そ
れらの各螺子孔１１・１２に螺着するボルト１４・１５
と尖端形のピン１６・１７が互いに直交する方向に突き
出た鉤部材１８・１９とによって構成され、建築ユニッ
ト２３・２４の梁等にボルト等を差し込むために穿設さ
れた差込孔２５・２６にピン１６・１７を差し込み、タ
ーンバックル１３を回して左右のピン１６・１７を螺子
駆動し、それらのピン１６・１７の間隔ｄを変えて建築
ユニット間の隙間ｇを調整するものである。
ト隙間調整治具２２は、左右両端に軸芯を同じくする左
螺子孔１１と右螺子孔１２を有し、全長にわたって外縁
が正六角形の断面形伏を成すターンバックル１３と、そ
れらの各螺子孔１１・１２に螺着するボルト１４・１５
と尖端形のピン１６・１７が互いに直交する方向に突き
出た鉤部材１８・１９とによって構成され、建築ユニッ
ト２３・２４の梁等にボルト等を差し込むために穿設さ
れた差込孔２５・２６にピン１６・１７を差し込み、タ
ーンバックル１３を回して左右のピン１６・１７を螺子
駆動し、それらのピン１６・１７の間隔ｄを変えて建築
ユニット間の隙間ｇを調整するものである。
【０００７】その場合、建築ユニット２３・２４から受
ける反力によるピン軸芯の扁心を防ぐため、鉤部材１８
・１９は、縦横の各断面積がボルト１４・１５の断面積
よりも大きい連結部材２０・２１にボルト１４・１５と
ピン１６・１７を突設し、ピン１６・１７とボルト１４
・１５の直交箇所を連結部材２０・２１によって補強し
ておくとよい。
ける反力によるピン軸芯の扁心を防ぐため、鉤部材１８
・１９は、縦横の各断面積がボルト１４・１５の断面積
よりも大きい連結部材２０・２１にボルト１４・１５と
ピン１６・１７を突設し、ピン１６・１７とボルト１４
・１５の直交箇所を連結部材２０・２１によって補強し
ておくとよい。
【０００８】図４は、本考案に係る隙間調整治具２２の
使用手順を図示し、建築ユニット２３・２４の梁に穿設
された差込孔２５・２６にピン１６・１７を差し込み、
ターンバックル１３を回して左右のピン１６・１７の間
隔ｄを変え、建築ユニット間の隙間ｇを調整してから、
ライナープレート２７に穿設された孔２８・２９を建築
ユニットに突設されているピン３０・３１に嵌め込んで
建築ユニット間２３・２４をライナープレート２７によ
って連結して組み立てる。
使用手順を図示し、建築ユニット２３・２４の梁に穿設
された差込孔２５・２６にピン１６・１７を差し込み、
ターンバックル１３を回して左右のピン１６・１７の間
隔ｄを変え、建築ユニット間の隙間ｇを調整してから、
ライナープレート２７に穿設された孔２８・２９を建築
ユニットに突設されているピン３０・３１に嵌め込んで
建築ユニット間２３・２４をライナープレート２７によ
って連結して組み立てる。
【０００９】
【考案の効果】本考案に係る建築ユニット隙間調整治具
２２は、ターンバックル１３とボルトを曲げた恰好の鉤
部材１８・１９とによって構成され、それを建築ユニッ
ト２３・２４の孔２５・２６にピン１６・１７を差し込
んでターンバックル１３を片手で回すだけの単純な作業
によって建築ユニット間の隙間ｇを一定に調整すること
が出来、その調整後はターンバックル１３を若干逆回転
させればピン１６・１７が孔２５・２６に遊嵌して建築
ユニット・２３・２４から難なく外すことが出来、その
取り外した調整治具２２が落下する危険もなく、その形
がシンプルで片手でも取り扱えるので高所での作業にも
危険を伴わず、隙間調整の際に隙間ｇが狭くなり過ぎた
り広がり過ぎたときは随時ターンバックル１３を逆回転
させればよいだけであるから、一人でも建築ユニット間
の隙間を極めて簡便かつ効率的に調整することが出来
る。
２２は、ターンバックル１３とボルトを曲げた恰好の鉤
部材１８・１９とによって構成され、それを建築ユニッ
ト２３・２４の孔２５・２６にピン１６・１７を差し込
んでターンバックル１３を片手で回すだけの単純な作業
によって建築ユニット間の隙間ｇを一定に調整すること
が出来、その調整後はターンバックル１３を若干逆回転
させればピン１６・１７が孔２５・２６に遊嵌して建築
ユニット・２３・２４から難なく外すことが出来、その
取り外した調整治具２２が落下する危険もなく、その形
がシンプルで片手でも取り扱えるので高所での作業にも
危険を伴わず、隙間調整の際に隙間ｇが狭くなり過ぎた
り広がり過ぎたときは随時ターンバックル１３を逆回転
させればよいだけであるから、一人でも建築ユニット間
の隙間を極めて簡便かつ効率的に調整することが出来
る。
【００１０】本考案において、ターンバックル１３は、
正六角形断面外縁形状を成すので、慣用されるモンキー
やスパナ等の工具をターンバックル１３に付け直し、そ
のとき工具の柄の向きを変え、６０度未満となる細かい
角度分ずつ回すことが出来、従って、モンキーやスパナ
等の工具が辛うじて差し込める程度の狭い隙間において
も、ターンバックル１３を回して建築ユニット間の隙間
ｇを拡縮調整することが出来る。又、尖端形をなすピン
１６・１７は、そのテーパーの付いた先端部分がガイド
の役目をなすので、ピン１６・１７の根元と同じ口径の
孔２５・２６にも差し込み易く、その差し込まれた根元
（１６・１７）を孔２５・２６の周縁に密着させること
が出来る。従って、本考案に係る建築ユニット隙間調整
治具２２では、隣合う建築ユニット２３・２４の孔２５
・２６に建築ユニット隙間調整治具の両端のピン１６・
１７を差し込んでターンバックル１３を回すとき、その
回す方向に応じて隣合う建築ユニット２３・２４が接離
し、その間の隙間ｇが調整され、その際回し過ぎた場
合、ピン１６・１７と孔２５・２６が密着していてバッ
クラッシュがないので、逆に回せば直ちに隙間ｇが拡縮
調整される。
正六角形断面外縁形状を成すので、慣用されるモンキー
やスパナ等の工具をターンバックル１３に付け直し、そ
のとき工具の柄の向きを変え、６０度未満となる細かい
角度分ずつ回すことが出来、従って、モンキーやスパナ
等の工具が辛うじて差し込める程度の狭い隙間において
も、ターンバックル１３を回して建築ユニット間の隙間
ｇを拡縮調整することが出来る。又、尖端形をなすピン
１６・１７は、そのテーパーの付いた先端部分がガイド
の役目をなすので、ピン１６・１７の根元と同じ口径の
孔２５・２６にも差し込み易く、その差し込まれた根元
（１６・１７）を孔２５・２６の周縁に密着させること
が出来る。従って、本考案に係る建築ユニット隙間調整
治具２２では、隣合う建築ユニット２３・２４の孔２５
・２６に建築ユニット隙間調整治具の両端のピン１６・
１７を差し込んでターンバックル１３を回すとき、その
回す方向に応じて隣合う建築ユニット２３・２４が接離
し、その間の隙間ｇが調整され、その際回し過ぎた場
合、ピン１６・１７と孔２５・２６が密着していてバッ
クラッシュがないので、逆に回せば直ちに隙間ｇが拡縮
調整される。
【図１】本考案に係る建築ユニット隙間調整治具の斜視
図である。
図である。
【図２】本考案に係る建築ユニット隙間調整治具の斜視
図である。
図である。
【図３】本考案に係る建築ユニット隙間調整治具の使用
状態での断面図である。
状態での断面図である。
【図４】本考案に係る建築ユニット隙間調整治具の使用
状態での斜視図である。
状態での斜視図である。
１１ 左螺子孔 １２ 右螺子山 １３ ターンバックル １４ ボルト １５ ボルト １６ ピン １７ ピン １８ 鉤部材 １９ 鉤部材 ２０ 連結部材 ２１ 連結部材 ２２ 建築ユニット隙間調整治具 ２３ 建築ユニット ２４ 建築ユニット ２５ ボルト差込孔 ２６ ボルト差込孔 ２７ ライナープレート ２８ 孔 ２９ 孔 ３０ ピン ３１ ピン
Claims (2)
- 【請求項１】 左右両端に軸芯を同じくする左螺子孔１
１と右螺子孔１２を有し、全長にわたって外縁が正六角
形の断面形状を成すターンバックル１３と、それらの各
螺子孔１１・１２に螺着するボルト１４・１５と尖端形
のピン１６・１７が互いに直交する方向に突き出た鉤部
材１８・１９とによって構成された建築ユニット隙間調
整治具。 - 【請求項２】 前掲請求項１に記載の鉤部材１８・１９
が、縦横の各断面積がボルト１４・１５の断面積よりも
大きい連結部材２０・２１にボルト１４・１５と尖端形
のピン１６・１７を突設して形成されていることを特徴
とする前掲請求項１に記載の建築ユニット隙間調整治
具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992079322U JP2551502Y2 (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 建築ユニット隙間調整治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992079322U JP2551502Y2 (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 建築ユニット隙間調整治具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0637449U JPH0637449U (ja) | 1994-05-20 |
| JP2551502Y2 true JP2551502Y2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=13686646
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992079322U Expired - Lifetime JP2551502Y2 (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 建築ユニット隙間調整治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2551502Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6994837B2 (ja) * | 2017-03-22 | 2022-01-14 | Ｊｆｅ建材株式会社 | 建築要素接合治具 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0772443B2 (ja) * | 1990-02-16 | 1995-08-02 | 住友金属鉱山株式会社 | 外装パネルの幅寄せ装置 |
| JPH04281964A (ja) * | 1991-03-07 | 1992-10-07 | Sekisui Chem Co Ltd | 家屋ユニットの据付け調整治具 |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP1992079322U patent/JP2551502Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0637449U (ja) | 1994-05-20 |
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