JP6994434B2 - ショックアブゾーバ - Google Patents

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Description

本発明は、ショックアブゾーバに関する。
自動車のマクファーソンストラット型サスペンションに用いられるショックアブゾーバは、減衰弁を備えたピストンが内筒に収納され、内筒の筒中を軸方向に沿って摺動している。内筒の外周側には、リザーバ室を形成する外筒が配置される。近年のショックアブソーバは、内筒と外筒を備えた複筒式が主流となっている。内筒と外筒の先端部と底端部はそれぞれロッドガイドと底部バルブによって結合されている。また、ピストンはロッドガイドを貫通するピストンロッドの底端側に固定されており、ピストンロッドの先端が車体側と接続され、外筒の底部側が車輪のナックルに接続されている。複筒型のストラット式ショックアブゾーバは車柱として車体自重と車体の傾きに対する車体姿勢を支持し、走行時の振動減衰を行い、乗り心地を向上させている。
ストラット式ショックアブゾーバは、車柱として車体自重と車体の傾きに対する車体姿勢を支持するので、車体との取付け部には強度が要求される。特に車輪のナックルと接続される外筒に外周に設けたナックル取付け部は、曲げモーメントに対する強度が要求される。上記のような要求に対し、例えば外筒を楕円形に形成して強度を確保したショックアブソーバが提案されている(例えば特許文献1)。
一方で近年の自動車には環境影響を鑑みた燃費改善のために軽量化が求められている。この要求に対し、外筒をアルミニュウム等の軽金属で形成したショックアブソーバが提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2002-89606号公報 特開平4-158946号公報
特許文献1に記載の技術においては、ショックアブソーバの強度を確保する点については考慮されているものの、軽量化については全く考慮されていなかった。このため、特許文献1に記載の技術においては、近年の自動車に求められる車体軽量化による燃費向上には不向きであった。
また、特許文献2に記載の技術においては、軽量化については考慮されているが、車体と車輪との取付けにあたっての強度確保については不十分であった。
アルミニウム合金材の引張強度は、鉄鋼材に対して約2分の1である。このため車体内外方向と車体前後方向に発生する横力に対して必要な強度を確保するためには、外筒の外径拡大や厚肉化が必要となり、アルミニウム合金材を用いたことによる軽量化の利点が失われてしまうものであった。
本発明の目的は上記課題を解決し、強度を確保すると共に、軽量化を図ることのできるショックアブゾーバを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の特徴とするところは、ピストンと、前記ピストンに連結されたピストンロッドとを有する緩衝機構と、前記緩衝機構を収容する筒状の筐体と、を有するショックアブソーバにおいて、前記筐体は、前記筐体と一体に設けられ、前記筐体外面から一方向側に突出した一対のナックル取付け部を有し、前記一対のナックル取付け部は、それぞれ幅広面を対向させ、前記幅広面が前記筐体の軸方向に沿って設けられており、前記筐体は、前記一対のナックル取付け部の対向面中間と前記筐体の中心軸とを結ぶ仮想線上における前記ナックル取付け部側の前記筐体の厚さをtとし、前記仮想線と直交する他の仮想線上における前記筐体の板厚をt とし、前記筐体の中心軸に対して前記ナックル取付け部の反対側における前記筐体の厚さをtとした場合に、t>tの関係を満たす第一の肉厚部と、t >t の関係を満たす第二の肉厚部とを有することにある。
また、本発明の特徴とするところは、ピストンと、前記ピストンに連結されたピストンロッドと、前記ピストン及び前記ピストンロッドを収容する筒状の内筒と、前記内筒を収容する外筒と、を有するショックアブソーバにおいて、前記外筒は、前記外筒と一体に設けられ、前記外筒外面から一方向側に突出した一対のナックル取付け部を有し、前記一対のナックル取付け部は、それぞれ幅広面を対向させ、前記幅広面が前記外筒の軸方向に沿って設けられており、前記一対のナックル取付け部の対向面中間点と前記内筒の断面中心点を通る線を第1仮想線とし、前記第1仮想線を、前記内筒の断面中心点を中心として45°時計回りに回転させた前記内筒の断面中心点を通る線を第2仮想線とし、前記第2仮想線に直交し、前記内筒の断面中心点を通る第3仮想線とし、前記第2仮想線と前記第3仮想線に仕切られ、前記内筒の断面中心点に対して前記ナックル取付け部側に位置する領域を仮想領域Iとし、前記第2仮想線と前記第3仮想線に仕切られ、前記内筒の断面中心点に対して前記仮想領域Iの反対側に位置する領域を仮想領域IVとし、前記第2仮想線と前記第3仮想線に仕切られ、前記第1仮想線に直交する方向の何れか一方であって前記仮想領域I及び前記仮想領域IVを除く一方の領域を仮想領域IIとし、前記第2仮想線と前記第3仮想線に仕切られ、前記内筒の断面中心点に対して前記仮想領域IIの反対側であって前記仮想領域I及び前記仮想領域IVを除く他方の領域を仮想領域IIIとし、前記仮想領域I内の前記外筒の最小板厚をt’とし、前記仮想領域IVの前記外筒の最小板厚をt’とし、前記仮想領域II又は前記仮想領域IIIの前記外筒の最小板厚をt ’とした場合に、前記外筒は、t’>t’の関係を満たす第一の肉厚部と、t ’>t ’の関係を満たす第二の肉厚部とを有することにある。
本発明によれば、強度を確保すると共に、軽量化を図ることのできるショックアブゾーバを提供することができる。
本発明の実施例に係るサスペンション装置の模式図である。 本発明の実施例に係る車体前方向から見た複筒型のストラット式ショックアブゾーバの縦側面図(一部縦断面図を含む)である。 図2のA-A´断面図である。
以下、本発明に係るショックアブソーバの実施例を図面に基づいて説明する。本発明は以下の実施例に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例もその範囲に含むものである。
本実施例では4輪自動車に適用した場合を例に挙げ、説明する。また、本実施例ではショックアブソーバとして、複筒型のストラット式ショックアブソーバを用いた例で説明する。本実施例の説明においては、図2及び図3の左下に記載した座標軸に従い、X方向、Y方向、Z方向とし、矢印の方向を正(+)、反矢印の方向を負(-)と表現する。
図1は本発明の実施例に係るサスペンション装置の模式図である。図1は車両を前方から見た図であり、車両の進行方向右側に位置する前側車輪を示している。
図1において、サスペンション装置100は車体200と車輪300との間に配置されている。サスペンション装置100は、懸架コイルスプリング101と、懸架コイルスプリング101と並列になって車体200と車輪300との間に配置されたショックアブソーバ110とから構成されている。ショックアブソーバ110はシリンダ102と、ピストンロッド103を備えている。また、ショックアブソーバ110のシリンダ102には車輪300側と接続するためのナックル取付け部104が取り付けられている。
車輪300はハブ301に取り付けられている。ハブ301にはナックル302に取り付けられており、このナックル302にショックアブソーバ110のナックル取付け部104を固定することにより、車体200と車輪300がショックアブソーバ110を介して接続される。また、ナックル302の下側にはロアアーム303が配置されている。ロアアーム303の一端はナックル302に接続され、ロアアーム303の他端は車体200に接続されている。ロアアーム303は車輪300に加わる前後左右の力を抑制する。本実施例のショックアブソーバ110は、ピストンロッド103の軸が下方から上方に向かうに従い、車体200の内側に傾くように傾斜して配置されている。
次に本実施例に関するショックアブソーバ110の構成について、図2及び図3を用いて説明する。図2は、本発明の実施例に係る車体前方向から見た複筒型のストラット式ショックアブゾーバの縦側面図(一部縦断面図を含む)である。図3は、図2のA-A´断面図である。
ショックアブソーバ110は、ピストン111を摺動自在に収容する内筒112と、この内筒112の外周側に配置された外筒113を備えている。内筒112と外筒113によりシリンダ102を構成している。ピストン111にはピストンロッド103の一端が連結され、ピストン111はピストンロッド103と共に、内筒112内をY軸方向に沿って摺動する。本実施例では、ピストン111、内筒112、ピストンロッド103により、緩衝機構を構成している。
内筒112、外筒113、ピストンロッド103は、中心線400を中心として同心に配置されている。内筒112と外筒113の間にはリザーバ室114が形成されている。
この内筒112と外筒113のY軸方向の先端部には、オイルシール115とロッドガイド116が設けられている。外筒113の先端側は、軸長が内筒112の軸長よりも長く成型され、この部分にオイルシール115とロッドガイド116が格納される。ロッドガイド116は内筒112の内径のY軸方向先端部に圧入固定され、内筒112を外筒113内に固定すると共に、中央部に開口を有しピストンロッド103を案内する。ピストンロッド103は外筒113の先端部に形成された孔113aから突出するように設けられている。Y軸方向の底部には一体化された外筒底板117が成型されている。外筒底板117はピストン111と対向する底面となる。先端側と同様に、外筒113の底部側の軸長は、内筒112の軸長よりも長い。外筒底板117には底部バルブ118が格納され、内筒112の内側の底端部に圧入固定される。オイルシール115、ロッドガイド116、内筒112、底部バルブ118は外筒113のY軸方向の先端部に一体化された外筒先端板113bで加締め固定され、オイルシール115、ロッドガイド116、内筒112、底部バルブ118、外筒底板117の順番に伝達する圧縮残留軸力が付与される。このとき、内筒112内には、オイル等の図示しない液体が充填されており、リザーバ室114には液体と共に所定量の図示しない窒素ガスが封入されている。オイルと窒素ガスはかしめ固定されたオイルシール115で封止される。外筒113は、緩衝機構を収容する筒状の筐体として機能している。
ピストン111は、ピストンロッド103のY軸方向の底端部に結合される。ピストンロッド103の先端部は、ロッドガイド116とオイルシール115を貫通して外筒113のY軸方向の先端部に延出し、図示しない防振ゴムを介して車体200(図1)に結合されている。
外筒113の外周表面には図示しないスタビライザーロッドを締結するスタビブラケット119が一体成型され、図示しない懸架コイルスプリング101(図1)を支持するスプリングシート120が圧入固定されている。外筒113の底部側の外面にはナックル302(図1)と締結される一対のナックル取付け部104(104a,104b)が備えられている。ナックル取付け部104(104a,104b)はX軸方向に並んで離間すると共に、-Z軸方向側(一方向側)、すなわち車体外方向に向かってに突出するように外筒113に一体成型されている。ナックル取付け部104(104a,104b)は、それぞれ幅広面を対向させ、これら幅広面が外筒113の軸方向に沿って設けられている。
X軸方向に離間して配置されたナックル取付け部104aとナックル取付け部104bの間には、車輪300のナックル302が配置されている。また、ナックル取付け部104aとナックル取付け部104bの対向する箇所には、複数のボルト穴105(105a,105b,105c,105d)が設けられ、これらボルト穴に挿入されたボルトにより、ナックル302とナックル取付け部104が締結され、ショックアブソーバ110と車輪300が連結される。
内筒112内に収納されたピストン111は、内筒112の内部を上部室121と下部室122とに隔てている。ピストン111には、一箇所以上のピストンオリフィス111aと、ピストンチェック弁123と、伸び側減衰弁124と、が設けられる。
ピストンロッド103が中心線400に沿って伸び方向(+Y軸方向)にストロークした時の減衰力は、液体が上部室121から下部室122に流入する時にピストンオリフィス111aと伸び側減衰弁124を通過することによる流通抵抗が負荷となり生み出される。
ピストンロッド103が中心線400に沿って縮み方向(-Y軸方向)にストロークした時には、液体はピストンチェック弁123により、下部室122からピストンオリフィス111aを通って上部室121へ流入させられる。
底部バルブ118には、一箇所以上の底部バルブオリフィス118aと、底部バルブチェック弁125と、縮み側減衰弁126が設けられる。ピストンロッド103が中心線400に沿って伸び方向(+Y軸方向)にストロークした時には、液体は底部バルブチェック弁125により、リザーバ室114から底部バルブオリフィス118aを通って下部室122への液体を流入させられる。
ピストンロッド103が中心線400に沿って縮み方向(-Y軸方向)にストロークした時の減衰力は、液体が下部室122からリザーバ室114に流入する時に底部バルブオリフィス118aと縮み側減衰弁126を通過することによる流通抵抗が負荷となり生み出される。
従って、ピストンロッド103が中心線400に沿って伸び方向(+Y軸方向)にストロークする時には、ピストン111のピストンオリフィス111aと伸び側減衰弁124で減衰力を発生すると同時に、ピストンロッド103の退出分の液体が底部バルブ118の底部バルブチェック弁125を通してリザーバ室114から下部室122内に補充され、逆にピストンロッド103が中心線400に沿って縮み方向(-Y軸方向)にストロークするときには、上部室121と下部室122が導通すると同時に、下部室122からリザーバ室114に液体が流入して底部バルブ118の底部バルブオリフィス118aと縮み側減衰弁126で減衰力を発生する。
本実施例のような複筒型のストラット式ショックアブソーバは、横力(Z方向の力)に対して、ナックル取付け部104近辺において充分な強度を確保する必要がある。また、近年、自動車には環境影響を鑑みた燃費改善のために軽量化が求められており、強度の確保と軽量化の両立が必要である。これを解決するための手段について説明する。
図3を用いて外筒113の径方向の板厚の関係について説明する。まず、内筒112(外筒113)の断面円形の中心点となるストローク中心点400aを通り、一対のナックル取付け部104(ナックル取付け部104a,104b)の対向内側間距離の中間点(対向面の中間)を通る仮想線を第1仮想線500と定義する。また、この第1仮想線500は、図2に示した全てのボルト穴105の中心を通るナックル締結中心線401となるナックル締結中心点401bを通っている。第1仮想線500からストローク中心点400aを中心として45°時計回りに回転させ、ストローク中心点400aを通る仮想線を第2仮想線501と定義する。この第2仮想線501に直交し、ストローク中心点400aを通る仮想線を第3仮想線502と定義する。
一対のナックル取付け部104a,104bの対向面中間と外筒113の中心軸となるストローク中心点400aとを結ぶ線、すなわち、第1仮想線500上におけるナックル取付け部104側の外筒113の板厚をtとし、ストローク中心点400aに対してナックル取付け部104と反対側の外筒113の板厚をtとしたとき、t>tの関係を満たしている。換言すると、tはtに対して肉厚部(第一の肉厚部)となっている。
また、本実施例では、第2仮想線501と第3仮想線502に仕切られた車体外側方向の仮想領域を仮想領域I、車体前側方向の仮想領域を仮想領域II、車体後側方向の仮想領域を仮想領域III、車体内側方向の仮想領域を仮想領域IV、とそれぞれ定義する。tは仮想領域I内の板厚であり、tは仮想領域IV内の板厚である。そして、本実施例においては、第1仮想線500上にあるtとtは、それぞれ最小板厚t’と最小板厚t’になっている(t=t’,t=t’)。
また、仮想領域II又は仮想領域IIIにおける外筒113の板厚をtと定義する。本実施例では、外筒113の中心軸となるストローク中心点400aを通り、第1仮想線500上と直交する第4仮想線503とし、この第4仮想線503上における外筒113の板厚をtとしている。この第4仮想線503は第2仮想線501から時計回り方向に45°(θ1=45°)だけ回転させた位置にある。板厚tは板厚tよりも厚く形成されており(t>t)、板厚tは第二の肉厚部となっている。上記において、板厚t、t、tの関係はt>t>tとなる。
本実施例において、外筒113の板厚は、板厚tの位置から板厚tの位置に向かうに従い、板厚が薄く(小さく)なっている。このため、仮想領域II又は仮想領域IIIにおける外筒113の最小板厚t’’は、第2仮想線501,第3仮想線502の近傍に位置している。本実施例では、外筒113の板厚tと最小板厚t’’とは一致していない(t≠t’’)が、一致するように板厚tを設定するようにしても良い。本実施例では、t’> t’’の関係となっており、t’は最小板厚となっていないが、説明の便宜上、t’を最小板厚とし、板厚tと最小板厚t’が一致している(t=t’)と仮定し以下説明する。
仮想領域I内における外筒113の最小板厚t’は、仮想領域II又は仮想領域IIIにおける外筒113の最小板厚t’より厚く、仮想領域II又は仮想領域IIIにおける外筒113の最小板厚t’は、仮想領域IVの外筒113の最小板厚t’より厚くしている。すなわち、各仮想領域における最小板厚は、t’>t’>t’の関係にある。
図2に示すショックアブソーバ110には、車両走行中の加減速や転舵による車体姿勢の変化により、ピストンロッド103の先端部に車体前後方向(X方向)に平行な荷重と車体内外方向(Z方向)に平行な荷重の合力が横力としてY軸方向のロッド先端部に作用する。ショックアブソーバ110はナックル302にナックル取付け部104aとナックル取付け部104bを介して締結され、横力に対する固定部となり,ナックル取付け部104aとナックル取付け部104b及び近辺の外筒113には反力が作用する。
図3に示すように、作用する横力の分力はそれぞれ、車体前後方向(X軸方向)に平行な分力Ftxと車体内外方向(Z軸方向)に平行な分力Ftzとなる。ナックル302に作用する反力の分力は車体前後方向(X軸方向)に平行な分力Fbxと車体内外方向(Z軸方向)に平行な分力Fbzとなる。車体走行時にショックアブソーバ110には、横力分力の大きさと方向及が時々刻々とランダムに変化してストローク中心点400a上のY軸方向のロッド先端部に作用する。各分力の作用によりショックアブソーバ110には曲げ変形が発生する。図2に示したA-A’線近辺のY軸方向のナックル取付け部104aとナックル取付け部104b近辺の外筒113は、曲げ変形の根元となり、高い応力が発生するため、曲げ変形に耐え得る強度を確保する必要がある。
特に、図3に示した仮想領域I~仮想領域IVの各仮想領域で最小板厚t’,t’,t’となる外筒113の外径表面では、それぞれ高い応力σ、応力σ、応力σが発生する。横力分力となるFtxとFtzが作用するストローク中心点400aと、反力分力となるFbXとFbZが作用するナックル締結中心点401bとの間では、Z軸方向に距離lのずれが生じている。したがって、ナックル取付け部104aとナックル取付け部104b及び近辺の外筒113には図2に示す車体内外方向の横力分力Ftzによる局所的な曲げモーメントMtzと、図3に示す車体前後方向の横力分力Ftxによる局所的な曲げモーメントMtxが発生する。
また、固定点となるナックル締結中心点401bから応力σが発生する点までの距離lは、応力σが発生する点までの距離lに対して短い。応力σが発生する点から固定点となるナックル締結中心点401bまでの距離lは、応力σが発生する点までの距離lに対して長い。従って、応力σの発生点は固定点となるナックル締結中心点401bに対して応力σの発生点より近いため、横力分力Ftxに対して応力σは応力σより局所的な曲げモーメントMtx分大きくなる。応力σの発生点は固定点となるナックル締結中心点401bに対して応力σの発生点より近いため、横力Ftzに対して応力σは応力σより局所的な曲げモーメントMtz分大きくなる。
また、一般的に車両走行中の加減速により作用する車体前後方向の横力の方が、転舵による車体姿勢の変化により車体内外方向に作用する横力より大きい。そのため、応力σは応力σより大きくなる。ショックアブソーバ110は以上のような構成とするため、仮想領域I内の外筒113の最小板厚t’は、仮想領域II又は仮想領域IIIの外筒113の板厚の最小板厚t’より厚く、仮想領域II又は仮想領域IIIの外筒113の最小板厚t’は、仮想領域IVの外筒113の最小板厚t’より厚くし、強度が必要な箇所のみ厚肉化することにより、応力σ、応力σ、応力σそれぞれに対して静強度と疲労強度を満足させ、大径化を抑制しつつ、軽量化できる。
なお、本実施例では仮想領域IIの最小板厚t’と仮想領域IIIの最小板厚t’を同一としたが、板厚が異なるように構成しても良い。また、外筒113において、内径は周方向で同一径とし、外径方向に厚肉化した方が、断面係数が大きくなるため、好ましい。なお、本実施例では内径方向への厚肉化や、内径方向と外径方向を同時に厚肉化するようにしても良い。
前記した外筒113の最小板厚関係は、図1に示したボルト穴105(105a,105b)より+Y軸方向側の少なくとも一箇所以上の任意の外筒113の断面A-A´で成立すれば良い。横力に対する変形の根元となるボルト穴105(105a,105b)に近い位置程、前記した外筒113の最小板厚関係とすることが好ましい。具体的には、肉厚部は少なくともボルト穴105(105a,105b)の+Y軸側より+Y軸方向(孔113a側)であって、スタビブラケット119の-Y軸側端部より-Y軸方向の範囲(底面側)で成立させることが好ましい。スタビブラケット119が存在しない車種向けのショックアブソーバ110については、肉厚部は少なくともボルト穴105(105a,105b)の+Y軸側より+Y軸方向、スプリングシート120の-Y軸側端部より-Y軸方向の範囲で成立させることが好ましい。また、肉厚部はナックル取付け部104の孔113a側端部の付け根からボルト穴105(105a,105b)にかけて設けると良い。
本実施例では外筒113のY軸方向の断面形状は一様とした。ただし、ボルト穴105(105a,105b)の+Y軸側から外筒の先端部にかけて前記最小板厚関係を成立させながら、連続的や段階的に薄肉化する偏肉形状としても本実施例の効果を得ることができる。少なくともボルト穴105(105a,105b)の+Y軸側より+Y軸方向、スタビブラケット119の-Y軸側端部より-Y軸方向の範囲で肉厚部が形成されるような形状とすれば良い。スタビブラケット119が存在しない車種向けのショックアブソーバ110については、少なくともボルト穴105(105a,105b)の+Y軸側より+Y軸方向、スプリングシート120の-Y軸側端部より-Y軸方向の範囲で肉厚部が形成されるような形状とすればよい。
また、本実施例では、外筒113の構成材料はアルミニウム合金材を適用した。構成材料はアルミニウム合金材に代えて、鉄鋼材、マグネシウム合金材、チタニウム合金材、樹脂材、炭素系複合材、ガラス系複合材を用いるようにしても良い。ただし、環境温度の変化やストローク時の液体の発熱による熱変形に対して線膨張係数を同等とし、同等の熱変形量とするため、内筒112、外筒113、スタビブラケット119、スプリングシート120、ナックル取付け部104aとナックル取付け部104bは同種材で構成した方が好ましい。なお、本実施例では、内筒112、外筒113、スタビブラケット119、スプリングシート120、ナックル取付け部104aとナックル取付け部104bを異種材で構成するようにしても良い。さらに、内筒112、外筒113、スタビブラケット119、スプリングシート120、ナックル取付け部104aとナックル取付け部104bは、防錆や表面硬度向上を目的としたメッキ、アルマイト等の表面処理や熱処理を施すようにしても良い。
外筒113の製造方法としては、重力鋳造製作を利用することが、円周方向の偏肉形状を成型する工法として好ましい。その他の製造方法としては、ダイカスト、切削、鍛造、押出や引抜による成型を用いるようにしても良い。本実施例では、外筒113はスタビブラケット119、ナックル取付け部104aとナックル取付け部104bを一体鋳造成型とし、結合部位の削減による製品強度の向上と部品点数の削減を図った。また、本実施例では、スプリングシート120については、圧入固定としているが、一体鋳造による成型や、別部品として溶接や接着、外筒113に射出成型等でモールドするようにしても良い。また、スタビブラケット119を別部品として溶接や接着、外筒113に射出成型等でモールドするようにしても良い。ナックル取付け部104aとナックル取付け部104bについても、別部品として溶接や接着、外筒113に射出成型等でモールドするようにしても良い。
本実施例のショックアブソーバ110は上述したものに限るものではなく、例えば路面入力周波数に対して複数のピストンをアクチュエータで切り替えて減衰性能を切り替える形式や、外部からのエネルギで減衰性能を切り替える型式の制御複筒型のストラット式ショックアブゾーバであっても良い。また、本実施例のショックアブソーバ110は、減衰力を発揮させる媒体として、空気、磁性粘性流体、電気粘性流体等を用いた複筒型のストラット式ショックアブゾーバであっても良い。また、単筒型ストラット式ショックアブゾーバやピストンロッドをナックル側に締結する倒立型の単筒式又は複筒型ストラット式ショックアブゾーバであっても良い。
(本実施例の効果)
本実施例では、ピストン111と、ピストン111に連結されたピストンロッド103とを有する緩衝機構と、緩衝機構を収容する筒状の筐体(外筒113)と、を有するショックアブソーバにおいて、筐体(外筒113)は、筐体(外筒113)と一体に設けられ、筐体(外筒113)外面から一方向側に突出した一対のナックル取付け部104a、104bを有しており、一対のナックル取付け部104a、104bは、それぞれ幅広面を対向させ、幅広面が筐体(外筒113)の軸方向に沿って設けられており、筐体(外筒113)は、一対のナックル取付け部104a、104bの対向面中間と筐体(外筒113)の中心軸とを結ぶ仮想線上におけるナックル取付け部104a、104b側の筐体(外筒113)の厚さをtaとし、筐体(外筒113)の中心軸に対してナックル取付け部104a、104bの反対側における筐体(外筒113)の厚さをtcとした場合に、ta>tcの関係を満たす肉厚部を形成するようにしている。
本実施例によれば、強度を確保すると共に、軽量化を図ることのできるショックアブゾーバを提供することができる。
また、本実施例は上記に加え、筐体(外筒113)は、ピストン111が対向する底面と、ピストンロッド103が突出する孔113aを有し、一対のナックル取付け部104a、104bのそれぞれには、対向する箇所にボルト穴105a,105bが設けられ、肉厚部は、筐体(外筒113)の軸方向においてボルト穴105a,105bよりも孔113a側に設けるようにした。
本実施例によれば、強度が要求される箇所に肉厚部を形成するようにしているので、必要以上に筐体(外筒113)の厚みを厚くすることが無く、軽量化を図ることができる。
また、本実施例は上記に加え、筐体(外筒113)は、ナックル取付け部104a、104bよりも孔113a側にスタビブラケット119を有しており、肉厚部は、スタビブラケット119よりも底面側に設けるようにした。
また、本実施例は上記に加え、肉厚部は、ナックル取付け部104a、104bの孔113a側の端部側付け根からボルト穴105a,105bにかけて設けるようにした。
また、本実施例は上記に加え、仮想線(第1仮想線500)と直交する他の仮想線(第4仮想線503)上における筐体(外筒113)の板厚をtbとし、筐体(外筒113)は、筐体(外筒113)の厚さtbがtb>tcとなる第二の肉厚部を形成するようにしている。
また、本実施例は上記に加え、筐体(外筒113)は、ta>tb>tcの関係いとなるようにした。
本実施例によれば、強度が要求される箇所に肉厚部を形成するようにしているので、必要以上に筐体(外筒113)の厚みを厚くすることが無く、軽量化を図ることができる。
さらに、本実施例では、ピストン111と、ピストン111に連結されたピストンロッド103と、ピストン111及びピストンロッド103を収容する筒状の内筒112と、内筒112を収容する外筒113と、を有するショックアブソーバにおいて、外筒113は、外筒113と一体に設けられ、外筒113外面から一方向側に突出した一対のナックル取付け部104a、104bを有しており、前記一対のナックル取付け部104a、104bは、それぞれ幅広面を対向させ、幅広面が外筒113の軸方向に沿って設けられており、外筒113は、一対のナックル取付け部104a、104bの対向面中間点と内筒112の断面中心点を通る線を第1仮想線500とし、第1仮想線500を、内筒112の断面中心点を中心として45°時計回りに回転させた内筒112の断面中心点を通る線を第2仮想線501とし、第2仮想線501に直交し、内筒112の断面中心点を通る第3仮想線502とし、第2仮想線501と第3仮想線502に仕切られた車体外側方向を仮想領域Iとし、第2仮想線501と第3仮想線502に仕切られた車体前側方向を仮想領域IIとし、第2仮想線501と第3仮想線502に仕切られた車体後側方向を仮想領域IIIとし、第2仮想線501と第3仮想線502に仕切られた車体内側方向を仮想領域IVとし、仮想領域I内の外筒113の最小板厚をta’とし、仮想領域IVの外筒113の最小板厚をtc’とした場合に、外筒113は、ta’>tc’の関係を満たす肉厚部を形成するようにしている。
本実施例によれば、強度を確保すると共に、軽量化を図ることのできるショックアブゾーバを提供することができる。
また、本実施例は上記に加え、外筒113は、ピストン111が対向する底面と、前記ピストンロッド103が突出する孔113aを有し、一対のナックル取付け部104a、104bのそれぞれには、対向する箇所にボルト穴105a,105bが設けられ、肉厚部は、外筒113の軸方向においてボルト穴105a,105bよりも孔113a側に設けるようにした。
また、本実施例は上記に加え、外筒113は、ナックル取付け部104a、104bよりも孔113a側にスタビブラケット119を有し、肉厚部は、スタビブラケット119よりも底面側に設けられている。
また、本実施例は上記に加え、肉厚部は、ナックル取付け部104a、104bの孔113a側の端部側付け根からボルト穴105a,105bにかけて設けられている。
また、本実施例は上記に加え、外筒113は、仮想領域II又は仮想領域IIIの外筒113の最小板厚をt’とした場合、t’>t’となる第二の肉厚部を有している。
また、本実施例は上記に加え、外筒113は、t’>t’>t’となる関係を有している。
本実施例によれば、強度が要求される箇所に肉厚部を形成するようにしているので、必要以上に筐体(外筒113)の厚みを厚くすることが無く、軽量化を図ることができる。
加えて、本実施例によれば、横力分力となるFtXとFtZにより仮想領域I~仮想領域IVの各仮想領域で最小板厚t’,t’,t’となる外筒113の外径表面で発生する高い応力σa、応力σb、応力σc、のそれぞれに対して強度を確保しつつ、大形化を抑制して軽量化することができる。
本発明は前記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれている。例えば、前記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
なお、本発明は、横荷重の入るストラット式ショックアブソーバに好適であるが、他の形式のサスペンションに用いられるショックアブソーバであってもよい。
100・・サスペンション装置
102・・シリンダ
103・・ピストンロッド
104・・ナックル取付け部
104a・・ナックル取付け部
104b・・ナックル取付け部
105・・ボルト穴
105・・ボルト穴
105b・・ボルト穴
105c・・ボルト穴
105d・・ボルト穴
110・・ショックアブソーバ
111・・ピストン
112・・内筒
113・・外筒
113a・・孔
119・・スタビブラケット
200・・車体
300・・車輪
302・・ナックル
400・・中心線
401・・ナックル締結中心線
500・・第1仮想線
501・・第2仮想線
502・・第3仮想線
503・・仮想線

Claims (10)

  1. ピストンと、前記ピストンに連結されたピストンロッドとを有する緩衝機構と、
    前記緩衝機構を収容する筒状の筐体と、を有するショックアブソーバにおいて、
    前記筐体は、前記筐体と一体に設けられ、前記筐体外面から一方向側に突出した一対のナックル取付け部を有し、
    前記一対のナックル取付け部は、それぞれ幅広面を対向させ、前記幅広面が前記筐体の軸方向に沿って設けられており、
    前記筐体は、
    前記一対のナックル取付け部の対向面中間と前記筐体の中心軸とを結ぶ仮想線上における前記ナックル取付け部側の前記筐体の厚さをtとし、
    前記仮想線と直交する他の仮想線上における前記筐体の板厚をt とし、
    前記筐体の中心軸に対して前記ナックル取付け部の反対側における前記筐体の厚さをtとした場合に、t>tの関係を満たす第一の肉厚部と、t >t の関係を満たす第二の肉厚部とを有することを特徴とするショックアブソーバ。
  2. 請求項1において、
    前記筐体は、前記ピストンが対向する底面と、前記ピストンロッドが突出する孔を有し、
    前記一対のナックル取付け部のそれぞれには、対向する箇所にボルト穴が設けられ、
    前記第一の肉厚部は、前記筐体の軸方向において前記ボルト穴よりも前記孔側に設けられたことを特徴とするショックアブソーバ。
  3. 請求項2において、
    前記筐体は、前記ナックル取付け部よりも前記孔側にスタビブラケットを有し、
    前記第一の肉厚部は、前記スタビブラケットよりも前記底面側に設けられたことを特徴とするショックアブソーバ。
  4. 請求項3において、
    前記第一の肉厚部は、前記ナックル取付け部の前記孔側の端部側付け根から前記ボルト穴にかけて設けられたことを特徴とするショックアブソーバ。
  5. 請求項において、
    前記筐体は、t>t>tとなることを特徴とするショックアブソーバ。
  6. ピストンと、前記ピストンに連結されたピストンロッドと、
    前記ピストン及び前記ピストンロッドを収容する筒状の内筒と、前記内筒を収容する外筒と、を有するショックアブソーバにおいて、
    前記外筒は、前記外筒と一体に設けられ、前記外筒外面から一方向側に突出した一対のナックル取付け部を有し、
    前記一対のナックル取付け部は、それぞれ幅広面を対向させ、前記幅広面が前記外筒の軸方向に沿って設けられており、
    前記一対のナックル取付け部の対向面中間点と前記内筒の断面中心点を通る線を第1仮想線とし、
    前記第1仮想線を、前記内筒の断面中心点を中心として45°時計回りに回転させた前記内筒の断面中心点を通る線を第2仮想線とし、
    前記第2仮想線に直交し、前記内筒の断面中心点を通る第3仮想線とし、
    前記第2仮想線と前記第3仮想線に仕切られ、前記内筒の断面中心点に対して前記ナックル取付け部側に位置する領域を仮想領域Iとし、
    前記第2仮想線と前記第3仮想線に仕切られ、前記内筒の断面中心点に対して前記仮想領域Iの反対側に位置する領域を仮想領域IVとし、
    前記第2仮想線と前記第3仮想線に仕切られ、前記第1仮想線に直交する方向の何れか一方であって前記仮想領域I及び前記仮想領域IVを除く一方の領域を仮想領域IIとし、
    前記第2仮想線と前記第3仮想線に仕切られ、前記内筒の断面中心点に対して前記仮想領域IIの反対側であって前記仮想領域I及び前記仮想領域IVを除く他方の領域を仮想領域IIIとし、
    前記仮想領域I内の前記外筒の最小板厚をt’とし、前記仮想領域IVの前記外筒の最小板厚をt’とし、前記仮想領域II又は前記仮想領域IIIの前記外筒の最小板厚をt ’とした場合に、
    前記外筒は、t’>t’の関係を満たす第一の肉厚部と、t ’>t ’の関係を満たす第二の肉厚部とを有することを特徴とするショックアブソーバ。
  7. 請求項において、
    前記外筒は、前記ピストンが対向する底面と、前記ピストンロッドが突出する孔を有し、
    前記一対のナックル取付け部のそれぞれには、対向する箇所にボルト穴が設けられ、
    前記第一の肉厚部は、前記外筒の軸方向において前記ボルト穴よりも前記孔側に設けられたことを特徴とするショックアブソーバ。
  8. 請求項において、
    前記外筒は、前記ナックル取付け部よりも前記孔側にスタビブラケットを有し、
    前記第一の肉厚部は、前記スタビブラケットよりも前記底面側に設けられたことを特徴とするショックアブソーバ。
  9. 請求項において、
    前記第一の肉厚部は、前記ナックル取付け部の前記孔側の端部側付け根から前記ボルト穴にかけて設けられたことを特徴とするショックアブソーバ。
  10. 請求項において、
    前記外筒は、t’>t’>t’となることを特徴とするショックアブソーバ。
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