JP6991842B2 - 端子付き電線、防水スリーブおよび端子付き電線の防水構造 - Google Patents

端子付き電線、防水スリーブおよび端子付き電線の防水構造 Download PDF

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Description

本発明は、端子付き電線、防水スリーブおよび端子付き電線の防水構造に関する。
端子金具は、電線の被覆から露出した芯線に圧着される。端子金具と芯線とが接触する部分に水や不凍液などの液体が付着すると、芯線が腐食することがある。芯線の腐食を防止するためには、芯線と端子金具とが接触する接触部への液体の付着を防水スリーブなどによって防ぐことが有効である。
例えば、特許文献1には、熱収縮チューブ及び熱収縮チューブの内側面に全周に亘って形成された熱可塑性の接着剤の層を含む2層構造を有し絶縁電線の端部を覆う止水チューブを備えたワイヤーハーネスの製造方法についての技術が開示されている。特許文献1の技術によると、端子金具と止水チューブとの間に隙間が形成されることを回避でき、ひいては芯線の腐食を防止できるとされている。
特許第6127801号公報 特許第6142807号公報 特開2012-198998号公報 特開2015-135765号公報
熱収縮チューブは、加熱処理が施されることによって、電線と端子金具との圧着部に密着する。この加熱処理においては、温度や加熱時間といった条件管理を厳密に行う必要がある。加熱処理の条件によっては、製品ごとの防水性能にばらつきが生じることがある。
本発明の目的は、防水性能のばらつきが少ない端子付き電線、防水スリーブおよび端子付き電線の防水構造を提供することである。
本発明の端子付き電線は、線状に延在する芯線と、前記芯線を被覆する被覆部とを含み、前記芯線の一端である芯線露出部が末端部において前記被覆部から延出している電線と、前記芯線露出部に圧着された芯線圧着部と、前記芯線圧着部から前記被覆部側とは反対側に延出している接続部とを有する端子金具と、前記電線の前記末端部において、前記被覆部、前記芯線露出部および前記芯線圧着部を覆い、弾性を有する筒状の防水スリーブと、を含む。前記防水スリーブは、前記防水スリーブの内周面から突出して前記末端部における前記被覆部の外周面と密着した環状の第1シール部と、前記防水スリーブの前記内周面から突出して前記接続部における前記芯線圧着部側の端部と密着した環状の第2シール部とを有することを特徴とする。
本発明に係る端子付き電線は、弾性を有する防水スリーブが、被覆部の外周面と密着する第1シール部と、接続部の端部と密着する第2シール部とを有している。弾性を有する防水スリーブによって、被覆部、芯線露出部および芯線圧着部が覆われるため、製品ごとの防水性能のばらつきを抑制することができる。例えば、本発明に係る端子付き電線においては、熱収縮チューブを取り付ける際に施されるような加熱処理が行われない。したがって、加熱処理に起因した製品ごとの防水性能のばらつきがなくなる。
図1は、第1実施形態に係る端子付き電線を示す斜視図である。 図2は、図1に示すII-II断面図である。 図3は、第1実施形態に係る防水スリーブを示す斜視図である。 図4は、第1実施形態に係る防水スリーブを示す斜視図である。 図5は、図3に示すV-V断面図である。 図6は、第1実施形態に係る端子付き電線を示す分解斜視図である。 図7は、第2実施形態に係る端子付き電線を示す斜視図である。 図8は、図7に示すVIII-VIII断面図である。 図9は、第2実施形態の第1スリーブを示す斜視図である。 図10は、図9に示すX-X断面図である。 図11は、第2実施形態の第2スリーブを示す斜視図である。 図12は、図11に示すXII-XII断面図である。 図13は、第2実施形態に係る端子付き電線を示す分解斜視図である。 図14は、第2実施形態に係る端子付き電線を示す分解斜視図である。 図15は、第2実施形態の変形例における第1スリーブを示す斜視図である。 図16は、図15に示すXVI-XVI断面図である。 図17は、第2実施形態の変形例における第2スリーブを示す斜視図である。 図18は、図17に示すXVIII-XVIII断面図である。
以下に、本発明の実施形態に係る端子付き電線、防水スリーブおよび端子付き電線の防水構造につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[第1実施形態]
図1から図6を参照して、第1実施形態について説明する。第1実施形態は、端子付き電線、防水スリーブおよび端子付き電線の防水構造に関する。図1は、第1実施形態に係る端子付き電線を示す斜視図である。図2は、図1に示すII-II断面図である。図3は、第1実施形態に係る防水スリーブを示す斜視図である。図4は、第1実施形態に係る防水スリーブを示す斜視図である。図5は、図3に示すV-V断面図である。図6は、第1実施形態に係る端子付き電線を示す分解斜視図である。
図3は、実施形態に係る防水スリーブを第1シール部側から見たときの斜視図である。図4は、実施形態に係る防水スリーブを第2シール部側から見たときの斜視図である。
本実施形態に係る端子付き電線1は、例えば、車両などに搭載されるワイヤーハーネスWHなどに適用される。ここで、ワイヤーハーネスWHは、例えば、車両に搭載される各装置間の接続のために用いられるものである。また、本実施形態に係る防水スリーブ2は、端子金具20が圧着された電線10の末端部10eに取り付けられて、電線10(芯線10a)と端子金具20とが接触する接触部を防水するものである。
図1に示すように、本実施形態に係る端子付き電線1は、電線10、端子金具20、および防水スリーブ2を含む。電線10は、例えば、導電性を有する線状の芯線10aと、芯線10aの外側を覆う絶縁性の被覆部10bとを含んで構成される。本実施形態の芯線10aは、導電性の金属、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金などの素線を複数束ねたものである。なお、芯線10aは、複数の素線を撚り合わせた撚り芯線であってもよい。また、芯線10aは、同軸ケーブルのような単線であってもよい。被覆部10bは、芯線10aの外周側を被覆する筒状の電線被覆である。被覆部10bは、例えば、絶縁性の樹脂材料などを押出成形することによって形成される。被覆部10bの樹脂材料としては、PPやPVC、架橋PEなどから、耐摩耗性や耐薬品性、耐熱性などに配慮して適宜選定されたものが用いられる。
図2に示すように、芯線露出部10aeは芯線10aの一端であり、電線10の末端部10eにおいて、被覆部10bの末端から延出している部分である。芯線露出部10aeは、電線10の末端部10eにおいて、被覆部10bから露出している芯線10aの部分である。
端子金具20は、芯線露出部10aeに対して圧着される圧着端子である。端子金具20は、芯線圧着部20a、接続部20b、および被覆圧着部20cを有する。
芯線圧着部20aは、芯線露出部10aeに対して圧着されている部分である。芯線圧着部20aが芯線露出部10aeに圧着されることにより、端子金具20と芯線10aとは、電気的に接続される。芯線圧着部20aは、芯線露出部10aeの外周面に対して巻き付けられて径方向に加締められることで、芯線露出部10aeに圧着する。
接続部20bは、芯線圧着部20aから被覆部10b側とは反対側に延出している。接続部20bは、例えば、アース部材や電子部品(図示せず)に設けられた端子などと電気的に接続される部分である。本実施形態の接続部20bは、アース部材などに締結されるいわゆる丸形端子(LA端子)形状を有している。接続部20bは、例えば、端子ネジなどが挿入される貫通孔20hを有している。貫通孔20hは、板状の接続部20bの中心付近に形成されている。なお、接続部20bは、電子部品の相手側端子に対して電気的に接続される端子接続部であってもよい。この場合、接続部20bは、雄型の端子形状であってもよいし、雌型の端子形状であってもよい。
被覆圧着部20cは、電線10の末端部10eにおいて、被覆部10bに対して圧着される部分である。被覆圧着部20cは、被覆部10bの外周面に対して巻き付けられて径方向に加締められることで、被覆部10bに圧着する。被覆圧着部20cは、芯線圧着部20aに対して接続部20bとは反対側に位置している。つまり、被覆圧着部20c、芯線圧着部20a、および接続部20bは、被覆部10bから芯線露出部10aeの先端に向かって被覆圧着部20c、芯線圧着部20a、および接続部20bの順で並んでいる。
本実施形態において、被覆圧着部20c、芯線圧着部20a、および接続部20bは、一体として形成されて端子金具20を構成している。端子金具20は、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金などの導電性の金属材料によって形成されている。
図1および図2に示すように、防水スリーブ2は、筒状の部材である。防水スリーブ2は、弾性を有する。つまり、防水スリーブ2は、外力が加えられたときに変形し、外力が除かれたときに元の形状に戻る性質を有している。図2に示すように、電線10の末端部10eにおいて、防水スリーブ2は、被覆部10b、芯線露出部10ae、芯線圧着部20a、および被覆圧着部20cを覆っている。
図2から図5に示すように、防水スリーブ2は、筒状部2m、第1シール部2a、および第2シール部2bを有している。つまり、防水スリーブ2は、筒状部2m、第1シール部2a、および第2シール部2bを含む本体部によって構成されている。
図3に示すように、筒状部2mは、筒状の形状を有している。実施形態において、筒状部2mは、被覆圧着部20cおよび被覆部10bを囲む第1筒状部2sと、芯線圧着部20aおよび芯線露出部10aeを囲む第2筒状部2tとを有している。第1筒状部2sと第2筒状部2tとは一体に形成されている。図3および図4に示すように、第1筒状部2sは、円柱形の外周面の一部が筒状部2mの延在方向に沿って実質的に平面(底面)になった形状を有している。第2筒状部2tは、四角柱の角部が丸まった形状を有している。第2筒状部2tにおける1つの面(第1面)は、第1筒状部2sの平面形状を有する面(底面)と連続的に形成されている。また、防水スリーブ2において、第1面と反対側の面である第2面は、第1筒状部2sと第2筒状部2tとをつなぐ段差部2kを有する。
図3および図5に示すように、第1シール部2aは、筒状部2mの一方の端部における内周面2uから環状に突出している。また、第2シール部2bは、筒状部2mの他方の端部における内周面2uから環状に突出している。
本実施形態において、第1シール部2aは、第1筒状部2sの内周面2uから環状に突出している。第1シール部2aは、第1筒状部2sにおける第2筒状部2t側とは反対側の端部の内周面2uから突出している。また、本実施形態においては、第1シール部2aは、3つ形成されている。3つの第1シール部2aは、内周面2uから第1筒状部2sの延在方向(軸方向)において互いに離間して形成されている。
本実施形態において、第2シール部2bは、第2筒状部2tの内周面2uから環状に突出している。第2シール部2bは、第2筒状部2tにおける第1筒状部2s側とは反対側の端部の内周面2uから突出している。また、本実施形態においては、第2シール部2bは、3つ形成されている。3つの第2シール部2bは、内周面2uから第2筒状部2tの延在方向(軸方向)において互いに離間して形成されている。
なお、第1シール部2aの数は、1つまたは2つでもよく、4つ以上であってもよい。第1シール部2aの数は、防水性や防水スリーブ2の成形性などを考慮して適宜決められる。また、第2シール部2bの数は、1つまたは2つでもよく、4つ以上であってもよい。第2シール部2bの数は、防水性や防水スリーブ2の成形性などを考慮して適宜決められる。
防水スリーブ2は、ゴムやエラストマなどの樹脂材料を用いて形成される。例えば、防水スリーブ2は、シリコンゴム、NBR(ニトリルゴム)、やEPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)などを用いて形成される。例えば、防水スリーブ2は、上記の材料から弾性、耐熱性、耐腐食性などを考慮して適宜選定されたものを用いて形成される。
図2に示すように、第1シール部2aは、電線10の末端部10eにおける被覆部10bの外周面と密着する。このとき、被覆圧着部20cは、第1シール部2aよりも芯線10aの先端10t側に位置する。第1シール部2aにおける先端10t側の壁面は、被覆圧着部20cにおける先端10t側とは逆側の端面と接していてもよい。第2シール部2bは、接続部20bにおける被覆部10b側の端部20tと密着する。本実施形態において、端部20tは、貫通孔20hと先端10tとの間に位置する。第2シール部2bにおける先端10t側とは逆側の壁面は、芯線圧着部20aにおける先端10t側の端面と接していてもよい。
第1シール部2aが被覆部10bの外周面と密着し、第2シール部2bが接続部20bの端部20tと密着することで、芯線10aと端子金具20との接触部は防水される。
被覆部10bから接続部20bに向かう方向において、防水スリーブ2に対して外力がかかった場合、第1シール部2aは、被覆圧着部20cによって係止される。第1シール部2aが被覆圧着部20cによって係止されることで、防水スリーブ2のずれが抑制される。本実施形態では、3つの第1シール部2aのうち最も接続部20bに近い第1シール部2aが被覆圧着部20cによって係止される。
芯線圧着部20aは、接続部20bの端部20tよりも膨らんだ形状になっている。接続部20bから被覆部10bに向かう方向において、防水スリーブ2に対して外力がかかった場合、第2シール部2bは、芯線圧着部20aによって係止される。第2シール部2bが芯線圧着部20aによって係止されることで、防水スリーブ2のずれが抑制される。本実施形態では、3つの第2シール部2bのうち最も被覆部10bに近い第2シール部2bが芯線圧着部20aによって係止される。
図6を参照して防水スリーブ2の取り付け作業の例について説明する。本実施形態に係る防水スリーブ2は、以下の作業により端子金具20が圧着された電線10に取り付けられる。
図6の矢印Y1で示すように、端子金具20が圧着された電線10が接続部20bの先端から防水スリーブ2に挿入される。接続部20bの先端は、第2シール部2b側から防水スリーブ2に対して挿入される。このとき、弾性を有する防水スリーブ2は、例えば、拡張器によって筒状に広げられる(矢印Y2)。つまり、防水スリーブ2は、第1シール部2aで囲まれた孔および第2シール部2bで囲まれた孔が広げられた状態にされている。これにより、接続部20bの先端が防水スリーブ2で囲まれた空間を通過できるようになる。接続部20bは、第1シール部2a側の孔から第2シール部2b側の孔に通される。この作業により、図1に示すように、防水スリーブ2は、芯線10aと端子金具20との接触部を囲むように取り付けられる。以上の作業により、本実施形態に係る防水スリーブ2は、端子金具20が圧着された電線10に取り付けられる。
なお、接続部20bの先端が第1シール部2a側から挿入されたとき、防水スリーブ2は、拡張器によって筒状に広げられた状態でなくてもよい。この場合、例えば、端子金具20、第1シール部2a、および防水スリーブ2の内側などにグリスなど潤滑剤を塗布する。潤滑剤により、端子金具20および電線10をスムーズに防水スリーブ2の筒状部2mで囲まれた空間に収めることができる。
上述した防水スリーブ2は、芯線10aと端子金具20との接触部を防水する、端子付き電線の防水構造3を構成する。
以上説明したように、本実施形態に係る端子付き電線1は、線状に延在する芯線10aと、芯線10aを被覆する被覆部10bとを含み、芯線10aの一端である芯線露出部10aeが末端部10eにおいて被覆部10bから延出している電線10と、芯線露出部10aeに圧着された芯線圧着部20aと、芯線圧着部20aから被覆部10b側とは反対側に延出している接続部20bとを有する端子金具20と、電線10の末端部10eにおいて、被覆部10b、芯線露出部10aeおよび芯線圧着部20aを覆い、弾性を有する筒状の防水スリーブ2と、を含む。防水スリーブ2は、防水スリーブ2の内周面2uから突出して末端部10eにおける被覆部10bの外周面と密着した環状の第1シール部2aと、防水スリーブ2の内周面から突出して接続部20bにおける芯線圧着部20a側の端部20tと密着した環状の第2シール部2bとを有する。
本実施形態に係る端子付き電線1においては、弾性を有する防水スリーブ2が第1シール部2aおよび第2シール部2bを有している。防水スリーブ2は、被覆部10b、芯線露出部10aeおよび芯線圧着部20aを覆っている。そして、第1シール部2aが被覆部10bの外周面と密着しており、第2シール部2bが接続部20bの端部20tと密着している。この構成により、芯線10aと端子金具20との接触部は防水される。
ところで、軽量化の観点からアルミニウムを含む材料で電線の芯線が形成されることがある。例えば、アルミニウムを含む芯線に対して銅を含む端子金具を圧着する構成においては、アルミニウムを含む芯線と銅を含む端子金具とが互いに異種金属を含んでいるため、接触部に液体が付着すると腐食が発生しやすいという問題がある。
また、電線の外径が大きくなると、熱収縮チューブによる防水が困難になることがある。例えば、電線の外径が大きくなるにしたがって、電線の径方向における被覆部と芯線圧着部との間の段差が大きくなる。熱収縮チューブを電線および端子金具に密着させるための加熱処理においては、この段差周辺に気泡が発生し、熱収縮チューブの防水性能を損なうことがある。熱収縮チューブにおいては、被覆部の末端と芯線圧着部との間における段差が大きいほど、防水性能にバラつきが生じやすくなるという問題がある。つまり、熱収縮チューブにおいては、電線の外径が大きくなるほど、防水性能にバラつきが生じやすくなるという問題がある。
本実施形態に係る端子付き電線1においては、芯線10aと端子金具20との接触部が防水されることで、接触部への液体(例えば、水や不凍液など)の付着が妨げられる。したがって、芯線10aと端子金具20との接触部における腐食の発生を抑制することができる。
また、弾性を有する筒状の防水スリーブ2は、端子金具20の接続部20bが防水スリーブ2の一方の孔から防水スリーブ2の他方の孔へ通されることで、取り付けられる。弾性を有する防水スリーブ2によって、被覆部10b、芯線露出部10aeおよび芯線圧着部20aが覆われるため、製品ごとの防水性能のばらつきを抑制することができる。例えば、本実施形態に係る端子付き電線1においては、熱収縮チューブを取り付ける際に施されるような加熱処理が行われない。したがって、加熱処理に起因した製品ごとの防水性能のばらつきがなくなる。
本実施形態に係る防水スリーブ2は、弾性を有する本体部2を含む。本体部2は、線状に延在する芯線10aおよび芯線10aを被覆する被覆部10bを含む電線10の末端部10eと、芯線10aの一端であり電線10の末端部10eにおいて被覆部10bから延出している芯線露出部10aeと、接続部20bおよび芯線圧着部20aを有する端子金具20のうち芯線露出部10aeに圧着された芯線圧着部20aとを覆う筒状部2mと、筒状部2mの一方の端部における内周面2uから環状に突出した第1シール部2aと、筒状部2mの他方の端部における内周面2uから環状に突出した第2シール部2bと、を有する。第1シール部2aは、電線10の末端部10eにおける被覆部10bの外周面と密着し、第2シール部2bは、芯線圧着部20aから被覆部10b側とは反対側に延出している接続部20bにおける被覆部10b側の端部と密着する。
本実施形態に係る防水スリーブ2においては、弾性を有する本体部2が筒状部2m、第1シール部2aおよび第2シール部2bを有している。筒状部2mは、被覆部10b、芯線露出部10aeおよび芯線圧着部20aを覆う。そして、第1シール部2aが被覆部10bの外周面と密着し、第2シール部2bが接続部20bの端部20tと密着する。この構成により、本実施形態に係る防水スリーブ2は、芯線10aと端子金具20との接触部を防水することができる。
本実施形態に係る防水スリーブ2は、電線10の芯線10aと端子金具20との接触部を防水することで、接触部への液体の付着を防止できる。したがって、芯線10aと端子金具20との接触部における腐食の発生を抑制することができる。
また、弾性を有する筒状の防水スリーブ2は、端子金具20の接続部20bが防水スリーブ2の一方の孔から防水スリーブ2の他方の孔へ通されることで、取り付けられる。弾性を有する防水スリーブ2によって、被覆部10b、芯線露出部10aeおよび芯線圧着部20aが覆われるため、製品ごとの防水性能のばらつきを抑制することができる。例えば、本実施形態に係る防水スリーブ2においては、取り付け作業の際に熱収縮チューブを取り付ける際に施されるような加熱処理が不要である。したがって、加熱処理に起因した製品ごとの防水性能のばらつきがなくなる。
本実施形態に係る端子付き電線の防水構造3は、線状に延在する芯線10aおよび芯線10aを被覆する被覆部10bを含む電線10の末端部10eにおいて、被覆部10bの末端部10beと、被覆部10bの末端部10beから延出している芯線10aの一端である芯線露出部10aeと、芯線露出部10aeに圧着された芯線圧着部20aを有する端子金具20の芯線圧着部20aとを覆う弾性を有する筒状の防水スリーブ2を含む。端子金具20は、芯線圧着部20aから被覆部10b側とは反対側に向けて延出する接続部20bを有する。防水スリーブ2は、防水スリーブ2の内周面2uから突出して被覆部10bの外周面と密着した環状の第1シール部2aと、防水スリーブ2の内周面2uから突出して接続部20bにおける被覆部10b側の端部20tと密着した環状の第2シール部2bとを有する。
本実施形態に係る端子付き電線の防水構造3は、第1シール部2aおよび第2シール部2bを有し、弾性を有する筒状の防水スリーブ2を含む。防水スリーブ2は、被覆部10b、芯線露出部10aeおよび芯線圧着部20aを覆っている。そして、第1シール部2aが被覆部10bの外周面と密着しており、第2シール部2bが接続部20bの端部20tと密着している。この構成により、芯線10aと端子金具20との接触部は防水される。
本実施形態に係る端子付き電線の防水構造3においては、芯線10aと端子金具20との接触部が防水されることで、接触部への液体(例えば、水や不凍液など)の付着が妨げられる。したがって、芯線10aと端子金具20との接触部における腐食の発生を抑制することができる。
また、本実施形態に係る端子付き電線の防水構造3においては、端子金具20の接続部20bが防水スリーブ2の一方の孔から防水スリーブ2の他方の孔へ通されることで、取り付けられる。弾性を有する防水スリーブ2によって、被覆部10b、芯線露出部10aeおよび芯線圧着部20aが覆われるため、製品ごとの防水性能のばらつきを抑制することができる。例えば、本実施形態に係る端子付き電線1においては、熱収縮チューブを取り付ける際に施されるような加熱処理が行われない。したがって、加熱処理に起因した製品ごとの防水性能のばらつきがなくなる。
[第2実施形態]
図7から図14を参照して、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、端子付き電線、防水スリーブおよび端子付き電線の防水構造に関する。図7は、第2実施形態に係る端子付き電線を示す斜視図である。図8は、図7に示すVIII-VIII断面図である。図9は、第2実施形態の第1スリーブを示す斜視図である。図10は、図9に示すX-X断面図である。図11は、第2実施形態の第2スリーブを示す斜視図である。図12は、図11に示すXII-XII断面図である。図13は、第2実施形態に係る端子付き電線を示す分解斜視図である。図14は、第2実施形態に係る端子付き電線を示す分解斜視図である。
本実施形態に係る端子付き電線1において、上述の第1実施形態に係る端子付き電線1と異なる点は、例えば、防水スリーブ2が第1スリーブ2fおよび第2スリーブ2gを含む点である。第1スリーブ2fと第2スリーブ2gとは別体の部材として形成されている。また、本実施形態に係る防水スリーブ2において、上述の第1実施形態に係る防水スリーブ2と異なる点は、例えば、防水スリーブ2が第1スリーブ2fおよび第2スリーブ2gを含む点である。また、本実施形態に係る端子付き電線の防水構造3において、上述の第1実施形態に係る端子付き電線の防水構造3と異なる点は、例えば、第1実施形態に係る防水スリーブ2の代わりに本実施形態に係る防水スリーブ2が用いられている点である。
図7に示すように、本実施形態に係る端子付き電線1においては、防水スリーブ2は、第1スリーブ2fおよび第2スリーブ2gを含む。図8に示すように、第1スリーブ2fは筒状の形状を有している。第1スリーブ2fは、電線10の末端部10eにおける被覆部10bの周りに取り付けられている。第1スリーブ2fは、末端部10eにおいて、被覆部10bと被覆圧着部20cを覆っている。第1スリーブ2fは、第1シール部2aを有している。第1シール部2aは、第1スリーブ2fの内周面2xから円環状に突出している。第1シール部2aは、被覆部10bの外周面と密着している。第2スリーブ2gは筒状の形状を有している。第2スリーブ2gは、第1スリーブ2fの外周面2vを覆う部分である第1部分2gaと、芯線露出部10aeおよび芯線圧着部20aを覆う部分である第2部分2gbとを有している。すなわち、第2スリーブ2gは、芯線露出部10ae、芯線圧着部20a、および第1スリーブ2fの外周面2vを覆っている。本実施形態においては、第2スリーブ2gは、被覆圧着部20cを覆っている第1スリーブ2fの部分における外周面2vを覆っている。なお、第2スリーブ2gは、第1スリーブ2fの外周面2v全体を覆っていてもよい。第2スリーブ2g(第1部分2ga)の内周面2wは、第1スリーブ2fの外周面2vと全周にわたって密着している。
第1スリーブ2fの外周面2vにおける第2スリーブ2gと密着している部分は、第1突部2pを有する。図9および図10に示すように、第1突部2pは、外周面2vから環状に突出している。本実施形態では、第1スリーブ2fの延在方向(軸方向)において互いに離間する2つの第1突部2pが形成されている。なお、第1突部2pの数は、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。第1突部2pの数は、防水性や防水スリーブ2の成形性などを考慮して適宜決められる。
図7および図8に示すように、本実施形態の第2スリーブ2gの第2部分2gbに対して、第1スリーブ2fの第1部分2gaは広がっている。つまり、第2スリーブ2gには、第1部分2gaと第2部分2gbとの間に段差部2kが形成されている。図11および図12に示すように、第2部分2gbの形状は、第1実施形態の防水スリーブ2の芯線圧着部20aおよび芯線10aを覆う部分の形状と同様の形状(四角柱状)である。第2スリーブ2gの第1部分2gaの形状は、円筒形状を有しており、第1スリーブ2fと嵌合できるようになっている。
本実施形態において、第1スリーブ2fおよび第2スリーブ2gは、ゴムやエラストマなどの樹脂材料を用いて形成される。例えば、第1スリーブ2fおよび第2スリーブ2gは、シリコンゴム、NBR(ニトリルゴム)、やEPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)などを用いて形成される。例えば、第1スリーブ2fおよび第2スリーブ2gは、上記の材料から弾性、耐熱性、耐腐食性などを考慮して適宜選定されたものを用いて形成される。また、第1スリーブ2fおよび第2スリーブ2gは、それぞれ異なる材料を用いて形成されてもよい。なお、好ましくは、第2スリーブ2gの硬さは、第1スリーブ2fの硬さよりも硬いことが望ましい。
図13および図14を参照して、防水スリーブ2の取り付け作業の例について説明する。本実施形態に係る防水スリーブ2は、以下の作業により端子金具20が圧着された電線10に取り付けられる。
図13に示すように、まず、芯線10aに端子金具20を圧着させる前にあらかじめ電線10が第1スリーブ2fに通される。その後、芯線10aが端子金具20に圧着される。その後、図13の矢印Y3で示すように、端子金具20が圧着された電線10が接続部20bの先端から第2スリーブ2gに挿入される。このとき、弾性を有する第2スリーブ2gは、例えば、拡張器によって筒状に広げられる(矢印Y4)。これにより、接続部20bの先端が第2スリーブ2gで囲まれた空間を通過できるようになる。接続部20bは、第2シール部2b側とは反対側の端部の孔から第2シール部2b側の孔に通される。第2スリーブ2gは、芯線10aと端子金具20との接触部を囲むように取り付けられる。その後、図14の矢印Y5で示すように、第1スリーブ2fを第2スリーブ2gと嵌合させる。以上の作業により、本実施形態に係る防水スリーブ2は、端子金具20が圧着された電線10に取り付けられる。
以上説明したように、本実施形態に係る端子付き電線1においては、防水スリーブ2は、電線10の末端部10eにおける被覆部10bの周りに配置され第1シール部2aを有する筒状の第1スリーブ2fと、第1スリーブ2fの外周面2vの少なくとも一部および芯線圧着部20aを覆い、第2シール部2bを有する筒状の第2スリーブ2gとを有する。第2スリーブ2gの内周面2wは、第1スリーブ2fの外周面2vと全周にわたって密着している。
本実施形態に係る端子付き電線1においては、防水スリーブ2が第1スリーブ2fと第2スリーブ2gとを含んでいる。第1スリーブ2fと第2スリーブ2gとは、別体として設けられている。この構成によって、端子金具20が圧着された電線10に対して防水スリーブ2を取り付ける作業の作業性を向上させることができる。例えば、第1スリーブ2fは、端子金具20を電線10に圧着する前に被覆部10bに取り付けられる。第1スリーブ2fにおける第1シール部2aに囲まれた孔に接続部20bや被覆圧着部20cといった端子金具20の比較的大きな部分を通すことなく防水スリーブ2を取り付けることができる。
本実施形態に係る端子付き電線1においては、第1スリーブ2fの外周面2vにおける第2スリーブ2gと密着している部分は、環状に突出している第1突部2pを有する。
外周面2vにおける第2スリーブ2gと密着している部分が第1突部2pを有することにより、第1スリーブ2fと第2スリーブ2gとが密着している部分における防水性が向上する。
[第2実施形態の変形例]
図15から図18を参照して、第2実施形態の変形例について説明する。第2実施形態の変形例は、端子付き電線、防水スリーブおよび端子付き電線の防水構造に関する。図15は、第2実施形態の変形例における第1スリーブを示す斜視図である。図16は、図15に示すXVI-XVI断面図である。図17は、第2実施形態の変形例における第2スリーブを示す斜視図である。図18は、図17に示すXVIII-XVIII断面図である。
図15は、上述の第2実施形態の図9に対応する図である。図16は、上述の第2実施形態の図10に対応する図である。図17は、上述の第2実施形態の図11に対応する図である。図18は、上述の第2実施形態の図12に対応する図である。
本変形例に係る端子付き電線1において、上述の第2実施形態に係る端子付き電線1と異なる点は、例えば、第1スリーブ2fに第1突部2pがなく、第2スリーブ2gの内周面2wに環状の第2突部2qが形成されている点である。また、本実施形態に係る防水スリーブ2において、上述の第2実施形態に係る防水スリーブ2と異なる点は、上述と同様に、例えば、第1スリーブ2fに第1突部2pがなく、第2スリーブ2gの内周面2wに環状の第2突部2qが形成されている点である。また、本実施形態に係る端子付き電線の防水構造3において、上述の第1実施形態に係る端子付き電線の防水構造3と異なる点は、例えば、第2実施形態に係る防水スリーブ2の代わりに本変形例に係る防水スリーブ2が用いられている点である。
本変形例においては、図15および図16に示すように、第1スリーブ2fに第1突部2pが形成されていない。第1スリーブ2fにおける他の構成については、上述の第2実施形態と同様である。また、図17および図18に示すように、第2スリーブ2gは、内周面2wから環状に突出している第2突部2qを有する。第2突部2qは、第1スリーブ2fと第2スリーブ2gとを嵌合させたときに第1スリーブ2fの外周面2vと密着する第2スリーブ2gの内周面2wに形成されている。第2突部2qは、第1スリーブ2fと第2スリーブ2gとを嵌合させたときに、第1スリーブ2fの外周面2vと密着する。
以上説明したように、本実施形態に係る端子付き電線1においては、第2スリーブ2gの内周面2wにおける第1スリーブ2fと密着している部分は、環状に突出している第2突部2qを有する。
第1スリーブ2fと密着している内周面2wの部分が第2突部2qを有することにより、第1スリーブ2fと第2スリーブ2gとが密着している部分における防水性が向上する。
なお、第2実施形態およびその変形例において、第1スリーブ2fの外周面2vを第2スリーブ2gが覆う例について説明したが、この構成に限られない。例えば、第1スリーブ2fの内周面2xが第2スリーブ2gの外周面を覆う構成であってもよい。この場合、第1突部2pは、内周面2xの第2スリーブ2gの外周面と密着する部分に形成される。または、第2突部2qが、第2スリーブ2gの外周面のうち内周面2xと密着する部分に形成される。
なお、防水スリーブ2には、第1突部2pおよび第2突部2qが形成されていてもよい。この場合、第1突部2pと第2突部2qとは、防水スリーブ2の延在方向(軸方向)を互いに離間して形成される。
上記の各実施形態および変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
1 端子付き電線
2 防水スリーブ
2a 第1シール部
2b 第2シール部
2f 第1スリーブ
2g 第2スリーブ
2k 段差部
2m 筒状部
2p 第1突部
2q 第2突部
2s 第1筒状部
2t 第2筒状部
2u、2w、2x 内周面
2v 外周面
3 端子付き電線の防水構造
10 電線
10a 芯線
10ae 芯線露出部
10b 被覆部
10e、10be 末端部
10t 先端
20 端子金具
20a 芯線圧着部
20b 接続部
20c 被覆圧着部
20h 貫通孔
20t 端部

Claims (5)

  1. 線状に延在する芯線と、前記芯線を被覆する被覆部とを含み、前記芯線の一端である芯線露出部が末端部において前記被覆部から延出している電線と、
    前記芯線露出部に圧着された芯線圧着部と、前記芯線圧着部から前記被覆部側とは反対側に延出している接続部とを有する端子金具と、
    前記電線の前記末端部において、前記被覆部、前記芯線露出部および前記芯線圧着部を覆い、弾性を有する筒状の防水スリーブと、
    を備え、
    前記防水スリーブは、前記防水スリーブの内周面から突出して前記末端部における前記被覆部の外周面と密着した環状の第1シール部と、前記防水スリーブの前記内周面から突出して前記接続部における前記芯線圧着部側の端部と密着した環状の第2シール部とを有し、
    前記防水スリーブは、前記電線の前記末端部における前記被覆部の周りに配置され前記第1シール部を有する筒状の第1スリーブと、前記第1スリーブの外周面の少なくとも一部および前記芯線圧着部を覆い、前記第2シール部を有する筒状の第2スリーブとを有し、
    前記第2スリーブの内周面は、前記第1スリーブの前記外周面と全周にわたって密着している
    ことを特徴とする端子付き電線。
  2. 前記第1スリーブの前記外周面における前記第2スリーブと密着している部分は、環状に突出している第1突部を有する
    請求項に記載の端子付き電線。
  3. 前記第2スリーブの前記内周面における前記第1スリーブと密着している部分は、環状に突出している第2突部を有する
    請求項またはに記載の端子付き電線。
  4. 弾性を有し、線状に延在する芯線および前記芯線を被覆する被覆部を含む電線の末端部における前記被覆部の周りに配置された筒状の第1スリーブと、
    弾性を有し、前記第1スリーブの外周面の少なくとも一部と、前記芯線の一端であり前記電線の前記末端部において前記被覆部から延出している芯線露出部と、接続部および芯線圧着部を有する端子金具のうち前記芯線露出部に圧着された前記芯線圧着部と、を覆う筒状の第2スリーブと、
    を備え、
    前記第1スリーブは、内周面から環状に突出した第1シール部を有し、
    前記第2スリーブは、内周面から環状に突出した第2シール部を有し、
    前記第1シール部は、前記電線の前記末端部における前記被覆部の外周面と密着し、
    前記第2シール部は、前記芯線圧着部から前記被覆部側とは反対側に延出している前記接続部における前記被覆部側の端部と密着し、
    前記第2スリーブの前記内周面は、前記第1スリーブの前記外周面と全周にわたって密着している
    ことを特徴とする防水スリーブ。
  5. 線状に延在する芯線および前記芯線を被覆する被覆部を含む電線の末端部において、前記被覆部の末端部と、前記被覆部の前記末端部から延出している前記芯線の一端である芯線露出部と、前記芯線露出部に圧着された芯線圧着部を有する端子金具の前記芯線圧着部とを覆う弾性を有する筒状の防水スリーブを備え、
    前記端子金具は、前記芯線圧着部から前記被覆部側とは反対側に向けて延出する接続部を有し、
    前記防水スリーブは、前記防水スリーブの内周面から突出して前記被覆部の外周面と密着した環状の第1シール部と、前記防水スリーブの内周面から突出して前記接続部における前記被覆部側の端部と密着した環状の第2シール部とを有し、
    し、
    前記防水スリーブは、前記電線の前記末端部における前記被覆部の周りに配置され前記第1シール部を有する筒状の第1スリーブと、前記第1スリーブの外周面の少なくとも一部および前記芯線圧着部を覆い、前記第2シール部を有する筒状の第2スリーブとを有し、
    前記第2スリーブの内周面は、前記第1スリーブの前記外周面と全周にわたって密着している
    ことを特徴とする端子付き電線の防水構造。
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