JP6990638B2 - シート状波巻コイル - Google Patents

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Description

本発明は、蛇腹状に折り畳まれることにより複数層を有する波巻コイルを構成するシート状波巻コイルに関する。
従来、ステータコアのスロット内に配置される複数のストレート部を第一方向に並列させると共に、第一方向に直交する第二方向に複数列配置させ、これらを蛇腹状に折り畳むことにより、複数層のコイルを構成するシート状波巻コイルが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5243258号公報
上記従来のシート状波巻コイルは、隣り合う層のストレート部同士が、ステータコアの周方向に蛇行するように連結されている。このため、蛇腹状に折り畳んだ後にスロットに挿入するために円筒状に丸めた際、周方向端部が層の厚み方向に凹凸状となり、その周方向端部同士をステータコアのスロット内で重ね合わせることが困難であった。
また、連結部を折り返して成形されるターン部は、精度良く曲げ起点を設ける必要があり、エッジの鋭い治具を用いる必要がある。しかし、そのような治具を使用すると、コイルの外周に設けられている絶縁被膜を傷つけてしまうという問題点があった。
そこで、本発明は、円筒状に丸めた際の周方向端部を、容易に重ね合わせることができるシート状波巻コイルを提供することを目的とする。
(1) 本発明に係るシート状波巻コイルは、複数並列されてステータコア(例えば、後述のステータコア50)のスロット(例えば、後述のスロット52)に挿入されるストレート部(例えば、後述のストレート部11)と、隣り合う前記ストレート部の端部(例えば、後述の上端部11a、下端部11b)同士を連結する複数のターン部(例えば、後述の折り返された連結部12、ターン部13)と、を有し、円筒状に丸めることにより、前記ストレート部が前記スロット内の径方向に複数本並んで配置されて複数の層(例えば、後述の第1層L1~第8層L8)を構成するシート状波巻コイル(例えば、後述のシート状波巻コイル1)であって、同じ前記層の異なる前記スロットに配置される前記ストレート部が、同一平面上の第1方向(例えば、後述のD1方向に沿う方向)に並ぶと共に、同じ前記スロットの異なる前記層に配置される前記ストレート部が、前記第1方向に直交する第2方向(例えば、後述のD3方向に沿う方向)に並んでおり、隣り合う前記層に配置される前記ストレート部同士が、前記ストレート部に対して同一方向に傾斜する連結部(例えば、後述の連結部12)によって連結され、前記連結部において、前記第2方向に蛇腹状に折り畳まれることにより、隣り合う前記層に配置される前記ストレート部の前記端部同士を連結する第1のターン部(例えば、後述の折り返された連結部12)が構成される。
上記(1)に記載のシート状波巻コイルによれば、蛇腹状に折り畳まれた後に、周方向端部が階段形状になるため、丸めた後に周方向端部同士を容易に重ね合わせることができる。
(2) (1)に記載のシート状波巻コイルにおいて、蛇腹状に折り畳まれる前記連結部に、絶縁紙(例えば、後述の絶縁紙15)が挟持されてもよい。
上記(2)に記載のシート状波巻コイルによれば、連結部で折り返す際に、絶縁被膜の損傷を抑制し、コイルの絶縁を図ることができる。絶縁紙は、平面上で容易にセット可能である。
(3) (2)に記載のシート状波巻コイルにおいて、前記絶縁紙は、前記連結部の折り曲げ位置と対応する位置で、前記第2方向に折り曲げられていてもよい。
上記(3)に記載のシート状波巻コイルによれば、折り畳む前のシート状波巻コイルの連結部に、絶縁紙を置いた状態で、絶縁紙も一緒に折り曲げられることで、折り曲げの際に使用する治具による絶縁被膜の損傷を更に抑制することができる。
(4) (1)~(3)のいずれかに記載のシート状波巻コイルにおいて、前記第2方向の両端部において前記第1方向に沿って隣り合う前記ストレート部の前記端部同士を連結する第2のターン部(例えば、後述のターン部13)を有し、前記第2のターン部は、前記ストレート部と同一平面上で曲げ加工されていてもよい。
上記(4)に記載のシート状波巻コイルによれば、折り畳む前のシート形状をコンパクトに構成することができる。
本発明によれば、円筒状に丸めた際の周方向端部を、容易に重ね合わせることができるシート状波巻コイルを提供することができる。
本発明に係るシート状波巻コイルが挿入されるステータコアの一実施形態を示す平面図である。 本発明のシート状波巻コイルの一実施形態を示す平面図である。 図2に示すシート状波巻コイルを構成するコイル線材のうちの1本のみを示す平面図である。 図2中のA部の拡大図である。 図2に示すシート状波巻コイルを蛇腹状に折り畳む様子を説明する斜視図である。 蛇腹状に折り畳んだ状態のシート状波巻コイルを模式的に示す平面図である。 折り曲げられた絶縁紙を有する連結部を示す図である。 蛇腹状に折り畳んだ状態のシート状波巻コイルにおける図2中のA部と同一部位を示す拡大図である。 図2に示すシート状波巻コイルを円筒状に丸めた状態を模式的に示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
先ず、本発明に係るシート状波巻コイルが挿入されるステータコアの一実施形態について、図1を用いて説明する。
ステータコア50は、中央に円形の軸孔51を有する六角柱状に形成される。軸孔51の内周側には、後述のシート状波巻コイル1が装着される複数のスロット52が、ステータコア50の周方向(D1方向)に沿って均等間隔で放射状に配列されている。各スロット52は、ステータコア50の軸方向(図1における紙面に対する垂直方向)に貫通している。また、各スロット52は、径方向(D2方向)の内側の軸孔51に開放する開口部521から、径方向の外側に配置される底部522に向けて凹設された溝状にそれぞれ形成されている。このステータコア50は、72個のスロット52を備え、各スロット52に後述のシート状波巻コイル1が円筒状に丸められた状態で挿入されることにより、72スロットのステータを構成する。
次に、シート状波巻コイルについて、図2~図8を用いて説明する。
図2は、ステータコア50に装着される前の一平面上に展開された状態のシート状波巻コイル1を示している。本実施形態に示すシート状波巻コイル1は、図2に示すように、複数本のコイル線材10をD1方向にステータコア50の1スロット分ずつずらして並列させることにより構成される。このシート状波巻コイル1は、U1及びU2の2つのU相と、V1及びV2の2つのV相と、W1及びW2の2つのW相と、に対応する3相6本のコイル線材10により構成される。6本のコイル線材10は同一構造であるため、そのうちの1本のコイル線材10について、図3を用いて説明する。
コイル線材10は、銅やアルミ等の断面が略矩形状の導体と、その導体の外表面を覆う絶縁被覆とからなる平角線により形成され、図3中のD1方向に沿って所定の間隔をおいて並列される複数のストレート部11を有する。ストレート部11は、ステータコア50のスロット52内に挿入される部位であり、スロット52の軸方向の長さと同一又は僅かに長く形成される。このコイル線材10は、D1方向に観察した場合、平行に配置される12本のストレート部11を有する。
D1方向に沿う12本のストレート部11は、隣り合うストレート部11、11の間に5スロット分の間隔をおいて配置される。各ストレート部11は、図3中のD1方向と直交するD3方向に沿ってストレート状に延びている。また、1本のコイル線材10は、D1方向に沿って並列される12本のストレート部11を1つの組とした場合、この組が、図3中のD3方向に沿って8組並んで配置される。
なお、図3中のD1方向は、ステータコア50の周方向に対応する方向であり、本発明の「第1方向」に対応する。D3方向は、ステータコア50の軸方向に対応する方向であり、本発明の「第2方向」に対応する。
図3に示すコイル線材10の全てのストレート部11は、同一平面上(図3における紙面上)に配置される。D1方向に沿う12本ずつのストレート部11は、ステータコア50の5スロットおきの12個のスロット52に1本ずつ挿入される。各スロット52に挿入された12本のストレート部11は、スロット52内の径方向(スロット52の深さ方向)の同一位置に配置され、ステータコア50の周方向に沿う1つの層を構成する。即ち、D1方向に沿う12本ずつのストレート部11は、ステータコア50の同じ層の異なるスロット52に配置される。
本実施形態に示すシート状波巻コイル1は、図2、図3に示すように、D1方向(第1方向)に沿う12本のストレート部11の組(層)が、D3方向(第2方向)に沿って8組(層)設けられ、図2、図3における上側から下側に向けて順に、第1層L1~第8層L8を構成する。従って、1本のコイル線材10は、全体で96本のストレート部11を有する。
1本のコイル線材10において、D3方向に隣り合う層に配置されるストレート部11、11同士は、連結部12によってそれぞれ一体に連結されている。即ち、いずれか1本のストレート部11は、隣り合う層の1本のストレート部11と、連結部12によって連結される。このコイル線材10は、各層に12本のストレート部11を有するため、隣り合う層間にそれぞれ12本ずつ、合計84本の連結部12を有する。
1本のコイル線材10における全ての連結部12は、ストレート部11に対して同一方向に傾斜して設けられる。図3に示すコイル線材10の連結部12は、第1層L1から第8層L8にかけて、右斜め下方向に同一角度で傾斜している。このため、各層内のストレート部11は、それぞれ5スロット分の間隔を維持したまま、第1層L1から第8層L8に向かうに従って、D1方向に沿って徐々に右側にずれるように配置されている。
D3方向に隣り合う層において、共通の連結部12によって連結されるストレート部11、11同士は、D1方向に沿って5スロット分の間隔をおいてずれている。このため、コイル線材10をD3方向に観察した場合、各層のストレート部11は同一直線上に配置される。隣り合う層においてD3方向(第2方向)に沿う同一直線上に配置される各ストレート部11は、同じスロット52の異なる層に配置される。
連結部12は、図4に示すように、ストレート部11の上端部11a又は下端部11bと連結される2本の斜行部121、121と、これら2本の斜行部121、121の先端同士を連結する1本の中間部122と、を有する。2本の斜行部121、121は同一の角度で傾斜している。1本の中間部122は、ストレート部11に対して十分に短く、且つ、ストレート部11に対して平行に配置されている。
図3に示すように、第1層L1においてD1方向に沿って隣り合うストレート部11、11の上端部11a、11a同士、及び、第8層L8においてD1方向に沿って隣り合うストレート部11、11の下端部11b、11b同士は、2本一組ずつ山型状のターン部13によって一体に連結されている。各ターン部13は、ストレート部11の上端部11a又は下端部11bと連結される2本の斜行部131、131を有する。2本の斜行部131、131の先端部同士は一体に連結されている。
ターン部13は、ストレート部11と同一平面上で、該平面に対して平行に曲げ加工されている。即ち、ターン部13は、コイル線材10を同一平面上で山型状に屈曲させることによって形成されている。このため、図2、図3に示すようにシート状波巻コイル1を一平面状に展開した状態では、D3方向に沿う幅は第1層L1~第8層L8に制限され、折り畳む前のシート形状がコンパクトになる。このターン部13は、本発明おける「第2のターン部」に対応する。
なお、図3に示すように、第1層L1におけるD1方向に沿う両端に配置されるストレート部11、11の上端部11a、11aには、ターン部13が設けられず、それぞれ1本ずつのコイル端末部14、14が一体に連結されている。コイル端末部14は、図示しない駆動回路と電気的に接続される部位である。コイル端末部14、14は、連結部12の斜行部121と同一方向に略同一角度で傾斜している。
以上のように構成されるコイル線材10は、図3に示すように、一方のコイル端末部14(図3における左端のコイル端末部14)から、他方のコイル端末部14(図3における右端のコイル端末部14)にかけて、斜めに傾斜しながら上下方向に蛇行するように形成される。即ち、コイル線材10は、第1層L1の図示左端のコイル端末部14から第8層L8に向けて、右斜め下方にストレート部11及び連結部12を交互に連続させて延びた後、第8層L8のターン部13で第1層L1に向けて、左斜め上方に向けてストレート部11及び連結部12を交互に連続させて延びる形状を、第1層L1の図示右端のコイル端末部14に至るまで繰り返すことにより形成される。
図2に示すシート状波巻コイル1は、以上説明した同一構造のコイル線材10を6本使用し、各層のD3方向に沿う位置を一致させて順次積層すると共に、D1方向にステータコア50の1スロット分ずつ平行にずらして並列させることにより構成される。これにより、第1層L1~第8層L8の各層には、ステータコア50の1周分の72個のスロット52に対応する72本ずつのストレート部11が、D1方向に沿って並列して配置される。また、D3方向に隣り合う層間には、各層のストレート部11と同じ72本の傾斜状の連結部12が、D1方向に沿って並列して配置される。
6本のコイル線材10により構成されるシート状波巻コイル1は、各層間の連結部12においてD3方向に交互に折り返されることにより、編み込むことなく、蛇腹状に折り畳まれる。即ち、シート状波巻コイル1は、図2に示すように、各層間の連結部12の並び方向(D1方向)に沿う折り返し線f1~f7に沿って、図5に示すように、D3方向に交互に山折り又は谷折りすることにより、蛇腹状に折り畳まれる。折り返し線f1~f7は、各連結部12における中間部122の略中央部に沿って仮想的に設定される。
各層間の連結部12が折り返し線f1~f7に沿って折り返されることにより、図6に示すように、連結部12によって、隣り合う層に配置されるストレート部11、11の端部同士(上端部11aと下端部11b)を山型状に連結するターン部が形成される。このターン部は、本発明の「第1のターン部」に対応する。この第1のターン部は、第1層L1及び第8層L8を除く第2層L2~第7層L7の各ストレート部11の上端部11a側及び下端部11b側にそれぞれ設けられる。
シート状波巻コイル1が折り返し線f1~f7に沿って蛇腹状に折り畳まれる際、図5に示すように、蛇腹状に折り畳まれる各層間の連結部12に沿って、即ち、各折り返し線f1~f7に沿って、絶縁紙15を配置させることにより、折り畳まれる連結部12間に絶縁紙15が挟持されるようにしておくとよい。これにより、絶縁被膜の損傷等のコイル線材10の損傷を抑制することができ、異なるコイル線材10同士の絶縁を図ることができる。絶縁紙15は、図2に示すように一平面上に展開されたシート状波巻コイル1に対してセットすることができるため、容易にセット可能である。
絶縁紙15は、図7に示すように、連結部12の折り曲げ位置と対応する位置で、D3方向(第2方向)に二つに折り曲げられる。このため、折り畳む前のシート状波巻コイルの連結部12に、絶縁紙15を置いた状態で、絶縁紙15も一緒に折り曲げられることで、折り曲げの際に使用する治具による絶縁被膜の損傷を更に抑制することができる。
シート状波巻コイル1が各折り返し線f1~f7に沿って蛇腹状に折り畳まれることにより、図8に示すように、第1層L1~第8層L8が互いに積層される8層構造のシート状波巻コイル1が得られる。8層構造のシート状波巻コイル1には、それぞれ8本ずつのストレート部11が積層されたストレート部11の組が、D1方向に沿って72組並列される。また、図2においてD3方向に隣り合う層のストレート部11、11同士は、5スロット分の間隔でD1方向にずれたまま互いに重なり合う。このため、図8に示すように、折り畳まれた後のシート状波巻コイル1のD1方向に沿う両端部16、16は、階段状に形成される。
第1層L1~第8層L8が積層されたシート状波巻コイル1は、円筒状に丸められてステータコア50の軸孔51内に挿入された後、スロット52の開口部521に向けて拡径される。拡径されたシート状波巻コイル1の各ストレート部11は、対応するスロット52内に挿入される。このとき、円筒状に丸められるシート状波巻コイル1の周方向端部(D1方向に沿う両端部16、16)は階段状であるため、図9に示すように、シート状波巻コイル1を丸めた後の周方向端部(両端部16、16)には実質的に凹凸を繰り返すような段差部が形成されない。従って、シート状波巻コイル1の両端部16、16は、スロット52内で容易に重ね合わせることができる。図9では、第1層L1がステータコア50の最も外周側に配置される場合を示すが、シート状波巻コイル1は、第1層L1がステータコア50の最も内周側に配置されるように丸められてもよい。
ところで、従来の波巻コイルの挿入方法は、シート状波巻コイルをステータコア内径側スペースに収まるところまで縮径した後、拡径してステータコアのスロット内に挿入する方法であった。しかし、この方法では、円筒状に丸めた状態のシート状波巻コイルを縮径させるときの変形量、変形応力、必要変形推力が大きく、また、絶縁被膜の損傷も大きいという課題があった。この課題を解決するために、渦巻状の波巻コイルをステータコアの軸孔に収まるところまで周方向端部から順に円筒状に丸めた後、丸めた渦巻状の波巻コイルの端部から順次繰り出してステータコアのスロット内に挿入する方法があった。しかし、何重にも丸められた渦巻状の波巻コイルを位置決めしながら、そのコイルの端部を順次繰り出していく工程が煩雑で難しいという問題点があった。
これに対し、本発明に係るシート状波巻コイル1は、蛇腹状に折り畳んだ後の全長が、ステータコア50の略1周分であるため、コイルの位置決め及びそのハンドリングを容易にすることが可能であり、且つ、繰り出し長さも短くなるため、生産性をも向上させることが可能になる。
以上の実施形態に示すシート状波巻コイル1は、8層構造としたが、シート状波巻コイル1の層数は複数層であればよく、8層に限定されない。また、ステータコア50のスロット数も72スロットに限定されない。
1 シート状波巻コイル
11 ストレート部
11a (ストレート部の)上端部
11b (ストレート部の)下端部
12 連結部(第1のターン部)
13 ターン部(第2のターン部)
15 絶縁紙
50 ステータコア
52 スロット
L1~L8 第1層~第8層

Claims (4)

  1. 複数並列されてステータコアのスロットに挿入されるストレート部と、隣り合う前記ストレート部の端部同士を連結する複数のターン部と、を有し、円筒状に丸めることにより、前記ストレート部が前記スロット内の径方向に複数本並んで配置されて複数の層を構成するシート状波巻コイルであって、
    同じ前記層の異なる前記スロットに配置される前記ストレート部が、同一平面上の第1方向に並ぶと共に、
    同じ前記スロットの異なる前記層に配置される前記ストレート部が、前記第1方向に直交する第2方向に並んでおり、
    隣り合う前記層に配置される前記ストレート部同士が、前記ストレート部に対して同一方向に傾斜する連結部によって連結され、
    前記連結部において、前記第2方向に蛇腹状に折り畳まれることにより、隣り合う前記層に配置される前記ストレート部の前記端部同士を連結する第1のターン部が構成される、シート状波巻コイル。
  2. 蛇腹状に折り畳まれる前記連結部に、絶縁紙が挟持される、請求項1に記載のシート状波巻コイル。
  3. 前記絶縁紙は、前記連結部の折り曲げ位置と対応する位置で、前記第2方向に折り曲げられている、請求項2に記載のシート状波巻コイル。
  4. 前記第2方向の両端部において前記第1方向に沿って隣り合う前記ストレート部の前記端部同士を連結する第2のターン部を有し、
    前記第2のターン部は、前記ストレート部と同一平面上で曲げ加工されている、請求項1~3のいずれか1項に記載のシート状波巻コイル。
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