JP6988720B2 - 搬送装置 - Google Patents
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Description
図2に示すハンガー部材Hは、上方視で概ね長方形に組まれた基枠部2hと、この基枠部2hの下方に突出する一対のJ字状の係止ワイヤ部4hとを有している。この基枠部2hは、後述する搬送装置2の各移送路(70,80)上にセットすることが可能であり、このセット状態では、一対の係止ワイヤ部4hが、左右に適宜に離間した状態で下方に突出する。そこで各係止ワイヤ部4hの下部を、それぞれワークWの枠内に係止しておくことにより、ハンガー部材HにワークWを取付けてワーク付きハンガー部材WHとすることができる。ここでワークWは、略矩形の金属枠体であり、図示しない乗物用シートのバックフレームとして使用できる。
図3に示す台車TMは、前後に長尺な概ね直方体状の枠体であり、底側の適宜の位置には車輪2tがそれぞれ設けられている。この台車TMは、後述の搬送装置2に連結される一対の連結柱部4t,5tと、案内板部6tと、搬入移送路7tと、搬出移送路8tとを有している。一対の連結柱部4tは、台車TMの底面前側で左右に延びている柱状の部位であり、前後に適宜の間隔をあけて設けられている。また案内板部6tは、台車TMの上側に設けられた平板状の部位であり、縦向きとされた状態で台車TMの左面前部と右面後部にそれぞれ固定されている。そして図1及び図3に示す左面前部の案内板部6tは、後述する搬送装置2と台車TMの連結時において搬送装置2の対応する上位置決め部31に対面状に配置される。また図3に示す台車TMの上側には搬入移送路7tが設けられ、台車TMの下側には搬出移送路8tが設けられている。搬入移送路7tは、ハンガー部材Hを配置しておくローラコンベア状の部材であり、前側に向かうにつれて次第に下方に傾斜している。また搬出移送路8tは、ワーク付きハンガー部材WHを後方に移送しつつ積載しておくローラコンベア状の部材であり、後方に向かうにつれて次第に下方に傾斜している。これら搬入移送路7t(搬出移送路8t)内の右端と左端には、図2及び図3を参照して、それぞれ複数のローラRが前後に並列して設けられており、各ローラRの直上が対応するハンガー部材の移動経路となっている。
ここで図1及び図4〜図6に示す搬送装置2の外形は基台部10にて構成されており、この基台部10は、上下に長尺な概ね直方体の枠体である。そして基台部10は、四方から起立している複数の支柱(右前支柱11,右後支柱12,左前支柱13,左後支柱14)と、隣り合う支柱の間に掛け渡されて固定されている複数の横柱15〜21とで構成されている。例えば右前支柱11の上端と左前支柱13の上端には上横柱15が掛け渡されて固定されている。また基台部10の下部側には、三対の下横柱16〜18が、上方視で後方が開放した概コ字をなすように固定されている。すなわち右前支柱11の下部と左前支柱13の下部には前下横柱16が掛け渡されて固定されている。また右前支柱11の下部と右後支柱12の下部には右下横柱17が掛け渡されて固定され、左前支柱13の下部と左後支柱14の下部にも、左下横柱18が掛け渡されて固定されている。そして基台部10の上下方向途中には、左右一対の中横柱19,20が左右対称となるように固定されている。すなわち右前支柱11の途中と右後支柱12の上端には右中横柱19が掛け渡されて固定され、左前支柱13と左後支柱14の上端には左中横柱20が掛け渡されて固定されている。さらに右中横柱19の下方には、右補助中柱21が固定されており、相対的に貴台部10の右面側の強度性が高められている。
また図1、図4〜図6に示す基台部10には、台車用の複数の位置決め部30〜33と、各移送路用の複数の支持柱40〜43と、下ロック機構用の下支持部50と、昇降部用の一対の案内バー60,61が設けられている。ここで図1に示す各位置決め部(左右一対の上位置決め部30,31、左右一対の下位置決め部32,33)は、取出箇所6に対する台車TMの位置決めを行う部位である。ここで右側の上位置決め部30(左側の上位置決め部31)は、右後支柱12(左後支柱14)の上端から後方に向けて突出している柱状の部位である。これら各上位置決め部30,31の左右の離間寸法は、台車TMの左右の寸法よりも若干大きくされており、各上位置決め部30,31の間に台車TMを収容することが可能である。また右側の下位置決め部32(左側の下位置決め部33)は、搬送装置2の下端でその外側に配置されている柱状の部位であり、対応する各支柱11,12(13,14)に固定された状態で後方に突出している。これら各下位置決め部32,33の左右の離間寸法も、台車TMの左右の寸法よりも若干大きくされている。そして後述する台車TMの配置作業の際には、これら上下の各位置決め部31〜33に沿って台車TMを前方に移動させることにより、搬送装置2(取出箇所6)に対する台車TMの位置決めを行うことが可能である。
図4及び図6に示す第一移送路70は、ハンガー部材Hを作業箇所4に移送するローラコンベア状の部材である。そして第一移送路70の上下は解放状とされているとともに、その内部の右端と左端には、それぞれ複数のローラRが前後に並列して設けられている。この第一移送路70は、一対の上支持柱42,43(上端)上にそれぞれ固定されて、搬送装置2の上部側に配置されている。そして第一移送路70は、左端又は右端で左右に延びている略矩形の板材71と、対応するL字ブラケットBRとで構成されている。これら各板材71とL字ブラケットBRとは左右に延びる軸材(図示省略)で連結され、さらに軸材の軸線周りにローラRが回転可能な状態で軸支されている。そして第一移送路70は、図6に示すように前方に向かうにつれて次第に下方に向けて傾斜した状態となっている。このためハンガー部材Hは、自身の自重で第一移送路70のローラR上を移動することが可能であり、この複数のローラRの直上が本発明のハンガー部材の移動経路(P1)となっている。
図5及び図6に示す第二移送路80は、ワーク付きハンガー部材WHを作業箇所4から取出箇所6に移送するローラコンベア状の部材である。そして第二移送路80の上下は解放状とされているとともに、その内部の右端と左端には、それぞれ複数のローラRが前後に並列して設けられている。この第二移送路80は、一対の下支持柱40,41の端部に固定されて、第一移送路70よりも搬送装置2の下部側に配置されている。そして第二移送路80は、左端又は右端で左右に延びている略矩形の板材81と、対応するL字ブラケットBRとで構成されている。これら各板材81とL字ブラケットBRとは左右に延びる軸材(図示省略)で連結され、さらに軸材の軸線周りにローラRが回転可能な状態で軸支されている。そして第二移送路80は、図6に示すように後方に向かうにつれて次第に下方に向けて傾斜した状態となっている。このためワーク付きハンガー部材WHは、自身の自重で第二移送路80のローラR上を移動することが可能であり、この複数のローラRの直上がワーク付きハンガー部材WHの移動経路(P2)となっている。
図1、図4〜図8に示す昇降部AMは、ハンガー部材Hを収容可能な上方視で矩形の箱状部材であり、作業箇所4に昇降自在とされて配設されている。そして昇降部AMの後面及び下面は開放状とされて、第一移送路70からハンガー部材Hを受け入れ可能であるとともに、昇降部AMの内部の右端と左端には、図6に示す複数のローラRが前後に並列して設けられている。なお昇降部AMの後端には図8に示す補助ローラRXが設けられており、対応する移送路70等側のローラRの橋渡しがなされている。また昇降部AMの上面前部から前面にかけての部分も開放状とされており、この開放部分には、後述する上ロック機構BMの一部(前側爪部13b)を配置することが可能である。そして図4、図7及び図8に示す昇降部AMの上面側には、押上部2aと、支持ロッド4aと、後述の動滑車部16aが設けられている。この押上部2aは、側面視で横L字状の部位であって、昇降部AM(後述のブラケット17a)から後方に突出したのち上方に向けて屈曲している。そして押上部2aは、昇降部AMとともに上昇することで、後述する上ロック機構BMの第一アーム部10bを上方に押圧できる。
図1、図6及び図8に示す上ロック機構BMは、第一移送路70上のハンガー部材Hの移動を規制する機構であり、第一アーム部10bと、後述の第二アーム部20bと、これらの関連構成2b〜8bを有している。ここで第一アーム部10bは、図8を参照して、昇降部AMの直上で概ね前後方向に延びている板状の部位であり、昇降部AMの直近(図8の後方)に位置する直近のハンガー部材(H1)に係止することが可能である。この第一アーム部10bは、上枠体64に固定された固定板2bを介して上枠体64側に取付けられており、固定板2bから左右に延びる第一軸材3bの周りに回転(揺動)可能な状態とされている。そして図9〜図11を参照して、第一アーム部10bは、固定板2bの第一軸材3bを中心に前後に揺動することで、後側が相対的に下を向くロック状態と、前側が相対的に下を向くアンロック状態との間で変位可能な状態となっている。
図1、図6及び図8に示す第二アーム部20bは、第一アーム部10bの後方で前後方向に延長している板状の部位であり、第一のハンガー部材H1の後方に配置する別のハンガー部材H(第二のハンガー部材H2)に係止可能である。この第二アーム部20bは、図8を参照して、上枠体64に固定された状態でその後方に配置されている配設枠体4bに取付けられているとともに、この配設枠体4bに対して前後に揺動可能な構成となっている。ここで配設枠体4bは、第一アーム部10bを囲むように設けられた上方視で概ねコ字状の部位であり、前後方向に延びている左右一対の縦板部5bと、各縦板部5bの後端に掛け渡されて固定されている横軸部6bとを有している。左右一対の縦板部5bは、上枠体64に固定された状態で後方に概ね水平に延長しており、これら各縦板部5bは、第一アーム部10bを挟んで左右対称に配置されている。また横軸部6bは、第一アーム部10bの後方で左右方向に延長している円柱状の部位であり、この横軸部6bの左右方向中央に第二アーム部20bが取付けられて後方に延長している。そして第二アーム部20bの前端は、横軸部6bの軸周りに回転可能な状態で取付けられているとともに、第二アーム部20bの後端には、下方に延長する最後尾爪部22bが設けられている。この最後尾爪部22bは、第一アーム部10bの後側爪部12bの後方で、第一移送路70上のハンガー部材の移動経路(P1)に侵入可能な位置に配置されている。
図6、図12及び図13に示す下ロック機構CMは、下降状態の昇降部AMに係止される機構であり、下ロック本体部2cと、連結ロッド10cと、傾動アーム部12cとを有している。図12に示す下ロック本体部2cは、連結リンク部4cと、係止リンク部6cと、分銅リンク部8cとが側面視で概ね横コ字をなすように軸(A)連結されることで形成されている。連結リンク部4cは、前後に延びている板状の部材であり、連結リンク部4cの前端に係止リンク部6cが軸連結され、連結リンク部4cの後端に分銅リンク部8cが軸連結されている。そして係止リンク部6cは、連結リンク部4cの前端から下方に延長している矩形の板状部位であり、基台部10に設けられている下支持部50に取付けられている。すなわち係止リンク部6cの上下方向途中は、前下支持部位51から右方に突出する前軸材7cの周りに回転可能な状態で取付けられている。この係止リンク部6cの下端側は、相対的に幅広とされているとともに、下降状態の昇降部AMの一部(係止凸部7a)に係止可能な位置に配置されている。なお前下支持部位51には、係止リンク部6cの起立姿勢を維持する維持軸部A1が設けられ、この維持軸部A1は、前軸材7cの上方で起立姿勢の係止リンク部6cを後方から支持している。
また図5、図13及び図15に示す規制部DMは、第二移送路80上のワーク付きハンガー部材WHが昇降部AM側に戻ろうとする動きを規制する部材である。この規制部DMは、図15を参照して、第二移送路80の下方で上下に延びている矩形の板材であって、下端が肉厚とされて左右に張出している。また規制部DMの上部前側は、上方に向かうにつれて次第に後方に傾斜するテーパ状とされている。そして規制部DMは、図5及び図13に示すように基台部10の一対の下支持柱40,41にそれぞれ取付けられて第二移送路80の下方に配置されている。例えば図15に示す左側の下支持柱41の先端下方には板状の取付板部2dが固定され、取付板部2dは、外方に向かうにつれて次第に下方に傾斜した状態となっている。そして取付板部2dの下面からは取付軸4dが突出しているとともに、取付板部2dの前縁は肉厚となっている回止部6dが設けられている。そこで規制部DMの上下方向中央に取付軸4dを挿通して固定しておくことにより、規制部DMを、取付軸4dを基点に前後に傾動可能な状態で配設しておく。このとき規制部DMの上部側は、回止部6dに当接するように配置しておき、規制部DMの下部側は、取付板部2dから若干浮かせた状態として回止部6dに乗り上げ可能な状態としておく。
図1、図16及び図17に示す連結部EMは、搬送装置2の取出箇所6に台車TMを連結しておく部位であり、搬送装置2の下端側に設けられている。この連結部EMは、図16を参照して、上方視で前方が開放した概ねコ字状の枠体であって、その枠内には、上方視で概ね横T字をなす操作部2eが固定されている。この操作部2eは、連結部EMの枠内に固定されて左右に延びる固定部位3eと、この固定部位3eから後方に延びる板状の操作部位4eが設けられている。そして操作部位4eは、連結部EMから後方に突出しているとともに、操作部位4eの前端には、上方に突出する連結突起5eが設けられている。また連結部EMの後端部(6e)は、左右に延びているとともに、その下面には傾斜板部7eが固定されている。傾斜板部7eは、前方に向かうにつれて次第に下方に傾斜している板材であり、台車TMの各連結柱部4t,5tの間に嵌込状に係止することが可能である。
ワークWの取付け作業に先立って、図1及び巣図16に示すように搬送装置2の取出箇所6に台車TMを配置しておく。このとき台車TMを、搬送装置2の各位置決め部30〜33に沿って前方に移動していくことにより、搬送装置2と台車TMとを左右方向で概ね一致するように配置することができる。このように位置決めされた状態においては、左右方向において、台車TMの搬入移送路7tが搬送装置2の第一移送路70と概ね一致する位置に配置され、台車TMの搬出移送路8tが搬送装置2の第二移送路80と概ね一致する位置に配置される。そして台車TMが、基台部10に設けられた連結部EMによって、搬送装置2に連結されて位置固定される。このとき図17を参照して、連結部EM後端の傾斜板部7eに台車TMの連結柱部4tが下方から当接し、この連結柱部4tが、傾斜板部7eを上方に押し上げながら前方に移動していく。そして台車TMの前側の連結柱部4tが傾斜板部7eを乗り越えたのちに、この連結部EMが保持柱20eを中心に下方に回転して元の水平な状態に戻る。こうして連結部EMが水平状態に復帰したのちに、傾斜板部7eが、台車TMの一対の連結柱部4tの間に嵌め込まれて係止される(連結される)こととなる。そして搬送装置2と台車TMが連結された状態では、図3に示す台車TMの搬入移送路7tと搬出移送路8tの前側は、搬送装置2の各解除アーム72,82にて解除されることで開放状態となる。
図1及び図18を参照して、台車TMの搬入移送路7tには複数のハンガー部材Hが配置されており、この複数のハンガー部材Hが、搬入移送路7tから第一移送路70に送り出されていく。このとき搬入移送路7tと第一移送路70とは概ね一つなぎとなるように配置され、さらに両移送路が前方に向かうにつれて次第に下方に傾斜している。このため各ハンガー部材Hを自身の自重によって搬入移送路7tから第一移送路70に送り出していくことができる。このように台車TMから搬送装置2に各ハンガー部材Hが自然に送り出されることで、各ハンガー部材Hを人力で移し替える必要がなくなり、作業性の向上に資する構成となっている。そして各ハンガー部材Hは、第一移送路70を通じて移送されて、昇降部AMの手前で上ロック機構BMに係止される。すなわち図9に示すように上ロック機構BMでは、ロック状態の第一アーム部10bの後側爪部12bが、第一移送路70上のハンガー部材Hの移送経路に侵入した状態となっている。このため各ハンガー部材Hは、昇降部AM手前で前側爪部13bに係止されて昇降部AMへの移送が阻止されており、昇降部AMの直近に第一のハンガー部材H1が留め置かれ、その次に第二のハンガー部材H2が留め置かれている。
そして図18に示す搬送装置2の作業箇所4では、上昇状態の昇降部AMが、一つのハンガー部材Hが収容された状態で配置されている。この昇降部AMは、上昇方向に付勢されているため、上昇状態で安定的に留め置かれている。このため作業箇所4にて、昇降部AMのハンガー部材HにワークWを作業性良く取付けることができる。そして昇降部AMは、この上昇状態から、ワーク付きハンガー部材WHの重みによって、ワーク付きハンガー部材WHを第二移送路80に移送可能な図19の下降状態に変位する構成である。そこで収容部内のハンガー部材HにワークWを係止して、ワーク付きハンガー部材WHとする。こうして昇降部AMのハンガー部材HにワークWを取付けた場合には、図4に示すように相対的に重いワーク付きハンガー部材WHを収容した昇降部AM側にワイヤ材12aが引っ張られる。このためワーク付きハンガー部材WHを収容した昇降部AMは、ワイヤ材12aを介して分銅部10aを引き上げつつ、左右の案内バー60,61に沿って下降していく。
図19を参照して、昇降部AMに収容されたワーク付きハンガー部材WHは、昇降部AMが下降状態となることで第二移送路80に送り出される。このとき下降状態の昇降部AMを、下ロック機構CMに係止しておくことで、ワーク付きハンガー部材WHを下降状態の昇降部AMから第二移送路80に安定的に送り出すことができる。この下ロック機構CMの係止に際しては、図12を参照して、昇降部AMの係止凸部7aを、下ロック機構CM(下ロック本体部2c)の係止リンク部6cに係止する。すなわち係止凸部7aは、昇降部AMとともに下降しながら、係止リンク部6cの前縁をやや後方に押しつつそれに沿って移動していく。そして昇降部AMが下降状態に変位した後に、この係止凸部7aが、係止リンク部6cの下端に係止されることにより、昇降部AMの上方への移動が阻止された状態となる。そして図20に示すように、ワーク付きハンガー部材WHが、昇降部AMから第二移送路80に送り出され、さらに第二移送路80を通じて取出箇所6に移送されていく。そして本実施例では、第二移送路80側に取付けられている各規制部DMの働きによって、ワーク付きハンガー部材WHの昇降部AM側への移動が規制されている。このためワーク付きハンガー部材WHを、より確実に第二移送路80を通じて取出箇所6に移送していくことができる。
4 作業箇所
6 取出箇所
10 基台部
11 右前支柱
12 右後支柱
13 左前支柱
14 左後支柱
15 上横柱
16 前下横柱
17 右下横柱
18 左下横柱
19 右中横柱
20 左中横柱
30,31 上位置決め部(本発明の位置決め部)
32,33 下位置決め部(本発明の位置決め部)
40,41 上支持柱
42,43 各下支持柱
50 下支持部
51 前下支持部位
52,53 後下支持部位
54 支持板
60,61 案内バー
62 受止部
64 上枠体
66 固定ブラケット
70 第一移送路
72 上解除アーム
P1 第一移送路上のハンガー部材の移動経路
R ローラ
BR L字ブラケット
80 第二移送路
82 下解除アーム
83 板部
P2 第に移送路上のハンガー部材の移動経路
AM 昇降部
2a 押上部
4a 支持ロッド
6a スライド部
7a 係止凸部
10a 分銅部
12a ワイヤ材
14a 第一滑車部
15a 第二滑車部
16a 動滑車部
17a ブラケット
18a 別ブラケット
BM 上ロック機構
2b 固定板
3b 第一軸材
4b 配設枠体
5b 縦板部
6b 横軸部
7b 連結アーム部
8b 第二軸材
10b 第一アーム部
12b 後側爪部
13b 前側爪部
20b 第二アーム部
22b 最後尾爪部
VL 仮想直線
CM 下ロック機構
2c 下ロック本体部
4c 連結リンク部
6c 係止リンク部
7c 前軸材
8c 分銅リンク部
10c 連結ロッド
12c 傾動アーム部
DM 規制部
2d 取付板部
4d 取付軸
6d 回止部
EM 連結部
2e 操作部
3e 固定部位
4e 操作部位
5e 連結突起
6e 連結部の後端部
7e 傾斜板部
10e 水平保持部
11e 保持突起
20e 保持柱
TM 台車
2t 車輪
4t,5t 連結柱部
7t 搬入移送路
8t 搬出移送路
10t 脱落ストッパ部
W ワーク
H ハンガー部材
2h 基枠部
4h 係止ワイヤ部
H1 第一のハンガー部材(本発明の直近のハンガー部材)
H2 第二のハンガー部材(本発明の別のハンガー部材)
WH ワーク付きハンガー部材
Claims (5)
- ハンガー部材にワークを取付けてワーク付きハンガー部材にする作業箇所と、前記作業箇所とは異なる位置に設けられている取出箇所と、前記ハンガー部材を前記作業箇所に移送する第一移送路と、前記ワーク付きハンガー部材を前記作業箇所から前記取出箇所に移送する第二移送路とを備え、前記第一移送路と前記第二移送路とは、上下方向に離間して配置されているとともに、所定の角度で傾いていることで対応するハンガー部材が自重で移送される搬送装置において、
前記作業箇所には、前記ハンガー部材を収容可能で且つ昇降自在とされた昇降部が設けられており、前記昇降部は、上昇方向に付勢されているとともに、前記第一移送路から移送された一つの前記ハンガー部材が収容される上昇状態から、前記ワーク付きハンガー部材の重みによって、前記ワーク付きハンガー部材を前記第二移送路に移送可能な下降状態に変位する構成であり、
前記第一移送路側には、前記第一移送路上に侵入して前記昇降部の直近に配置する前記ハンガー部材に係止される上ロック機構が設けられており、前記上ロック機構は、下降状態から上昇する前記昇降部の押圧力が機構的に伝達されて前記第一移送路上のハンガー部材の移動経路から退避するとともに、前記上昇状態の前記昇降部に収容された前記ハンガー部材の押圧力が機構的に伝達されて前記第一移送路上のハンガー部材の移動経路に侵入する構成であり、
前記第二移送路側には、下降状態の前記昇降部に係止される下ロック機構が設けられており、前記下ロック機構は、下降状態の前記昇降部から前記第二移送路上に移送された前記ワーク付きハンガー部材の押圧力が機構的に伝達されて前記昇降部との係止が解除される構成である搬送装置。 - 前記第一移送路には、前記昇降部の直近に配置されている直近のハンガー部材と、別のハンガー部材とが隣接して配置されており、
前記上ロック機構には、前記第一移送路上のハンガー部材の移動経路に侵入して前記直近のハンガー部材に係止される第一アーム部と、前記第一移送路上のハンガー部材の移動経路に侵入して前記別のハンガー部材に係止される第二アーム部とが機構的に連動可能な状態で設けられており、
前記第一アーム部は、下降状態から上昇する前記昇降部の押圧力が機構的に伝達されて前記第一移送路上のハンガー部材の移動経路から退避するとともに、前記上昇状態の前記昇降部に収容された前記直近のハンガー部材の押圧力が機構的に伝達されて前記第一移送路上のハンガー部材の移動経路に侵入する構成であり、
前記第二アーム部は、前記第一アーム部の退避に連動して前記第一移送路上のハンガー部材の移動経路に侵入するとともに、前記第一アーム部の侵入に連動して前記第一移送路上のハンガー部材の移動経路から退避する構成である請求項1に記載の搬送装置。 - 前記第二移送路には、前記第二移送路を通じて前記取出箇所に移送される前記ワーク付きハンガー部材が前記昇降部側に戻ろうとする動きを規制する規制部が設けられている請求項1又は2に記載の搬送装置。
- 前記取出箇所には、前記ワーク付きハンガー部材を搬出するための台車を配置可能であり、前記台車は、前記取出箇所から送り出された前記ワーク付きハンガー部材を積載する搬出移送路を有し、
前記取出箇所には、前記第二移送路上のワーク付きハンガー部材を前記搬出移送路に向けて送り出し可能なように前記台車を位置決めして配置する位置決め部が設けられている請求項1〜3のいずれか一項に記載の搬送装置。 - 前記取出箇所には、前記ワーク付きハンガー部材を搬出するための台車を配置可能であり、
前記取出箇所には、前記台車を取り外し可能な状態で連結する連結部が設けられている請求項1〜4のいずれか一項に記載の搬送装置。
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