JP4450186B2 - 搬送用台車の牽引装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送用台車を牽引車両で牽引するときや、搬送用台車どうしを列車状に連結する場合に活用できる搬送用台車の牽引装置、特に不要なときに取り外すことができる牽引用具を備えた牽引装置に関するものである。
上記のように、使用しないときに邪魔にならないように取り外すことができる牽引用具を備えた牽引装置としては、特許文献1や2に記載のものが知られている。特許文献1に記載のものは、牽引用具を上下揺動自在に軸支する軸受け部材を、搬送用台車の底部フレームの前部に突設させた支持部材に真上から着脱自在に係合させ、牽引用具を前方水平向きの使用状態に回転させたとき、当該牽引用具の基部に設けられた係止片が前記支持部材に係合して、牽引用具が支持部材に対して上方に離脱するのを阻止するように構成されたものであり、特許文献2に記載のものは、牽引用具の基部に設けられたフック部を、このフック部の開口側をスプリング力で閉じるように併設された係止片を係止解除位置に切り換えた状態で、搬送用台車の底部フレームの前部に突設させた支持部材(コ字形ブラケット)に上から嵌合させ、この後、前記係止片をスプリング力で元の位置に復帰移動させることにより、当該牽引用具を前記支持部材(コ字形ブラケット)に上下揺動自在に結合し得るように構成されたものである。
特開平6−87308号公報 実開平4−104004号公報
上記のように特許文献1や2に記載された従来の、不要時に牽引用具を搬送用台車から取り外すことができるタイプの牽引装置では、次のような問題点が考えられた。即ち、何れの牽引装置でも、搬送用台車の前部(底部フレームの牽引方向側の端部)に取り付けられる支持部材は、搬送用台車の前端から前方に突出するように設けられており、牽引用具を取り外しても、支持部材が搬送用台車の前部から突出した状態で残ることになるため、複数台の搬送用台車を互いに隣接させるように配列させるときや、平面視において入れ子状にネスティングできるタイプの搬送用台車をネスティングするとき、前記支持部材が邪魔になって、搬送用台車どうしを互いに密接させることができなくなる。また、牽引用具を取り外した状態での前記支持部材が他物との衝突などにより変形や破損する恐れが高くなる。
上記のような問題点を解決するためには、前記支持部材を搬送用台車の前部から前方に突出しないように、搬送用台車の底部フレームの牽引方向側の端部の下側に設けることが考えられるが、この構成を上記特許文献1や2に記載の構成に採用した場合、牽引用具の軸受け部材やフック部を底部フレームの端部の下側に設けられた支持部材に係合させるとき、牽引用具を使用時と同様のほぼ水平に倒した姿勢で底部フレームの端部の下側に差し込む必要が生じ、牽引用具を把持する作業者は、腰を屈めて搬送用台車底部下を覗き込むような不自然な姿勢をとらなければならず、作業性が著しく低下するばかりでなく、作業者にかかる身体的な負担が大きくなる。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る搬送用台車の牽引装を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、請求項1に記載の本発明では、搬送用台車1の牽引方向側の端部の底部フレーム(前側サイドパネル3の下側フレーム3a)下側に取り付けられた支持部材7と、この支持部材7に対して着脱自在な牽引用具8とから成り、前記牽引用具8の一端部には左右横向きの支持軸20が設けられ、前記支持部材7には、前記牽引用具8の支持軸20が嵌合する上下方向の支持孔15が設けられ、この支持孔15の上端に、牽引方向向きに屈曲開口する支持軸出し入れ用開口15aが設けられている搬送用台車の牽引装置において、前記牽引用具8には、前記支持軸20より牽引方向とは反対方向に延出する延出部21が設けられ、前記支持部材7には、前記支持孔15の下端で前記支持軸20が支持された状態の牽引用具8が、その牽引方向側の端部が下がる方向に回転するのを前記延出部21との当接により阻止するストッパー部14が設けられた構成となっている。
この本発明を実施するについて、具体的には、請求項2に記載のように、前記牽引用具8は、その側面視形状が下に凸の逆への字形になるように構成し、この牽引用具8の中間屈曲部位置より牽引方向とは反対方向に離れた位置に前記支持軸20を配置することができる。
また、請求項3に記載の本発明に係る搬送用台車の牽引装置は、搬送用台車1の牽引方向側の端部の底部フレーム(前側サイドパネル3の下側フレーム3a)下側に取り付けられた支持部材7と、この支持部材7に対して着脱自在な牽引用具8とから成り、前記牽引用具8の一端部には左右横向きの支持軸20が設けられ、前記支持部材7には、前記牽引用具8の支持軸20が嵌合する上下方向の支持孔15が設けられ、この支持孔15の上端に、牽引方向向きに屈曲開口する支持軸出し入れ用開口15aが設けられている搬送用台車の牽引装置において、前記牽引用具8は、その側面視形状が下に凸の逆への字形になるように構成され、この牽引用具8の中間屈曲部位置より牽引方向とは反対方向に離れた位置に前記支持軸20が配置された構成となっている。
上記請求項1〜3に記載の構成を採用するこの場合、請求項4に記載のように、前記牽引用具8は、前記支持軸20の両端が固着されることにより互いに連結された左右2本の縦棒状材16を有するものとし、この左右両縦棒状材16の前記支持軸20より牽引方向とは反対方向に延出する部分で前記延出部21を構成し、前記支持部材7は、前記左右両縦棒状材16の内側に隣接し且つ前記支持孔15が形成された左右一対の側板11と、この左右両側板11どうしを互いに連結一体化する連結板材12と、前記左右両側板11の後側でこれら左右両側板11より左右横方向に張り出す後側板13とで構成し、この後側板13の両端張出部の下辺で前記ストッパー部14を構成することができる。
更に、請求項1〜4に記載の構成を採用する場合、請求項5に記載のように、搬送用台車1の牽引方向とは反対側の端部の底部フレーム(後側サイドパネル4の下側フレーム4a)下側には、左右水平向きの支軸25の周りに揺動自在に取り付けられた連結部材10を設け、この連結部材10には、前記支軸25の周りに後方上方に回転させることにより搬送用台車1の牽引方向とは反対側の端部から後方に突出する先端部に連結孔26を設け、牽引用具8の先端には、前記連結孔26と合致する被連結孔17を設け、前記連結孔26と被連結孔17とにわたって挿通される連結ピン23を介して搬送用台車1どうしを連結できるように構成することができる。
また、請求項6に記載の本発明に係る搬送用台車の牽引装置は、搬送用台車1の牽引方向側の端部の底部フレーム(前側サイドパネル3の下側フレーム3a)下側に取り付けられた支持部材7と、この支持部材7に対して着脱自在な牽引用具8とから成り、前記牽引用具8の一端部には左右横向きの支持軸20が設けられ、前記支持部材7には、前記牽引用具8の支持軸20が嵌合する上下方向の支持孔15が設けられ、この支持孔15の上端に、牽引方向向きに屈曲開口する支持軸出し入れ用開口15aが設けられている搬送用台車の牽引装置において、搬送用台車1の牽引方向とは反対側の端部の底部フレーム(後側サイドパネル4の下側フレーム4a)下側に左右水平向きの支軸25の周りに揺動自在に取り付けられた連結部材10を備え、この連結部材10には、前記支軸25の周りに後方上方に回転させることにより搬送用台車1の牽引方向とは反対側の端部から後方に突出する先端部に連結孔26が設けられ、牽引用具8の先端には、前記連結孔26と合致する被連結孔17が設けられ、前記連結孔26と被連結孔17とにわたって挿通される連結ピン23を介して搬送用台車1どうしを連結できる構成となっている。
上記請求項1〜6に記載の構成を採用する場合、請求項7に記載のように、前記牽引用具8を支持軸20の周りに上方に回転させて起立姿勢にした状態で係止する係止手段27を併用することができる。
上記構成の本発明に係る搬送用台車の牽引装置によれば、牽引用具を搬送用台車に取り付けるための支持部材は、搬送用台車の牽引方向側の端部の底部フレーム下側に設けられているので、牽引用具を搬送用台車の前記支持部材から取り外した状態では、搬送用台車の底部フレームの牽引方向側の端部から突出するものが存在しない。従って、複数台の搬送用台車を互いに隣接させるように配列させるときや、平面視において入れ子状にネスティングできるタイプの搬送用台車をネスティングするとき、前記支持部材が邪魔になって、搬送用台車どうしを互いに密接させることができなくなるような不都合がなくなる。
しかも、搬送用台車の牽引方向側の端部の底部フレーム下側に設けられている支持部材に牽引用具を取り付けるときは、牽引用具をその支持軸が下になる縦向きに把持した状態で、前記支持部材の上下方向の支持孔内に前記支持軸を落とし込むように、当該支持孔の上端の牽引方向側に屈曲開口する支持軸出し入れ用開口内に前記支持軸を嵌入すれば良いので、牽引用具を取り付ける作業者は、腰を屈めて搬送用台車底部下を覗き込むような不自然な姿勢をとる必要もない。従って、牽引用具の着脱作業を簡単容易に行え、その作業性を高めることができると共に、作業者にかかる身体的な負担も軽減できる。
更に請求項1に記載の本発明の構成によれば、上記のようにして搬送用台車側の支持部材に牽引用具側の支持軸を介して取り付けた当該牽引用具を、牽引方向に向かってほぼ水平に延出する姿勢に保持できる。従って、この牽引用具の先端部を牽引車両や他の搬送用台車の後部(牽引方向とは反対側の端部)に設けられた連結部材に連結する作業を容易に行うことができる。また、使用状態の牽引用具に作用する牽引時の衝撃や振動などで当該牽引用具側の支持軸が支持部材の支持孔内を上方に移動するような状況となっても、その移動を牽引用具側の延出部と支持部材側のストッパー部との当接により阻止することができ、牽引用具の取り付け状態を確実良好に維持させることができる。
尚、請求項2に記載の構成、若しくは請求項3に記載の本発明の構成によれば、牽引用具の中間屈曲部位置より牽引用具先端(牽引方向側の端部)側の領域をほぼ鉛直に起立する姿勢にしたとき、支持軸の位置が前記牽引用具の先端側領域を含む鉛直面の片側へ突出させることができる。即ち、この牽引用具が備える支持軸を搬送用台車側の支持部材の支持孔の支持軸出し入れ用開口に嵌入させるとき、ほぼ鉛直姿勢の牽引用具の先端部を把持した状態で、換言すれば、牽引用具を斜めに倒した姿勢に把持しなくとも、前記支持軸を前記支持軸出し入れ用開口に容易に嵌入させることができる。従って、牽引用具の取り付け作業を一層楽な姿勢で簡単容易に行うことができる。
また、請求項4に記載の構成によれば、牽引用具側の左右一対の延出部と支持部材側の後側板で形成されるストッパー部との当接により、支持部材に取り付けた牽引用具を左右横方向への傾動を伴わない安定した状態でほぼ水平姿勢に保持させることができる。また、支持部材も十分な強度を有する状態に構成することができる。
更に、請求項5に記載の構成、若しくは請求項6に記載の本発明の構成によれば、搬送用台車同士を牽引用具で列車状に連結する場合に搬送用台車の牽引方向とは反対側の端部に必要な連結部材も、使用しないときには搬送用台車から後方には突出しない状態となるので、先に説明したように、複数台の搬送用台車を互いに隣接させるように配列させるときや、平面視において入れ子状にネスティングできるタイプの搬送用台車をネスティングするとき、前記連結部材が邪魔になって、搬送用台車どうしを互いに密接させることができなくなるような不都合を無くすことができる。しかも、当該連結部材と後方の搬送用台車の牽引用具の先端部とを連結するときは、後方上方に回転させて搬送用台車の後端部から後方に突出する状態にした当該連結部材の連結孔と牽引用具先端の被連結孔とを連結ピンで結合することができるので、牽引用具を使用した搬送用台車どうしの連結作業が容易に行える。
更に、請求項7に記載の構成によれば、牽引用具を一時的に使用しない場合や、牽引用具を取り付けた搬送用台車を当該牽引用具を使用する場所まで移動させるときなどに際して、牽引用具を起立姿勢にした状態で係止することができるので、かかる状態での搬送用台車の移動を安全容易に行うことができる。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、図1及び図2に示される搬送用台車1は、この実施形態において本発明の牽引装置が組み込まれる搬送用台車の一例であって、平面矩形の荷台2、この荷台2の前後両短辺に沿って配置された前側サイドパネル3と後側サイドパネル4、荷台2の両長辺の一方に沿って配置されたバックパネル5、このバックパネル5の両端下側と前後両サイドパネル3,4のバックパネル5から遠い側の端部下側とに配設された自在車輪6を備えたもので、荷台2は、バックパネル5の下辺に上下起伏自在に支承されると共に、水平に倒伏させたときに前後両サイドパネル3,4の下辺で支持されるように構成され、前側サイドパネル3は、隣接するバックパネル5の垂直側辺に垂直軸心の周りに回転自在に連結されている。
而して、上記の搬送用台車1は、搬送用台車として使用しないとき、荷台2をバックパネル5の内側に重ねるように起立させると共に、この起立させた荷台2をバックパネル5との間で挟むように、前側サイドパネル3をバックパネル5の内側に重ねるように折り畳むことにより、搬送用台車1の全体を平面視においてL字形に折り畳み、同様に折り畳んだ複数台の搬送用台車1を平面視において入れ子式に互いに嵌合させてネスティングできるものである。
この実施形態における本発明の牽引装置は、上記搬送用台車1の底部フレームにおける牽引方向側の端部の中央下側、換言すれば、前側サイドパネル3の下側フレーム(アングル材)3aの中央下側に取り付けられた支持部材7と、この支持部材7に対して着脱自在な牽引用具8、及び上記搬送用台車1の底部フレームにおける牽引方向とは反対側の端部の中央下側、換言すれば、後側サイドパネル4の下側フレーム(アングル材)4aの中央下側に取り付けられた連結部材10から構成されている。
支持部材7は、図3に示すように、左右一対の側板11と、この左右両側板11どうしを互いに連結一体化する連結板材12と、前記左右両側板11の後側でこれら左右両側板11どうしを連結一体化する後側板13とから構成され、当該後側板13は、左右両側板11より左右横方向に張り出して左右一対のストッパー部14を構成している。また、左右両側板11には、上下方向に長く且つ上端が前方に屈曲して開口する支持軸出し入れ用開口15aを備えた倒立L字形の支持孔15がそれぞれ設けられている。前記連結板材12は、倒立L字形の支持孔15の上下方向孔部を囲む溝形断面のものである。
牽引用具8は、図4に示すように、先窄まりに配置された左右2本の縦棒状材16と、この両縦棒状材16間の間隔が狭まる先端部間に固着架設され且つ被連結孔17を備えた先端板材18と、両縦棒状材16の長さ方向中央位置より両縦棒状材16間の間隔が広がる後端側に寄った位置で両縦棒状材16間に固着架設された連結用棒状材19と、この連結用棒状材19と両縦棒状材16の後端との間で両縦棒状材16間に固着架設された支持軸20とから構成されたものであって、両縦棒状材16の支持軸20から後方に延出する部分によって左右一対の延出部21が構成されると共に、両縦棒状材16が連結用棒状材19の位置で側面視において同一側に折曲されている。また、片側の縦棒状材16には、チエンなどの可撓性のある索状体22を介して連結ピン23が取り付けられている。
連結部材10は、図5及び図6Bに示すように、後側サイドパネル4の下側フレーム(アングル材)4aの中央下側に固着された倒立門形の軸受け板材24に自転可能に支承された左右水平向きの支軸25に固着されて垂下する二股状のもので、連結孔26を備え、この連結部材10を前記支軸25の周りで後方上方に回転させることにより、前記連結孔26が後側サイドパネル4の下側フレーム(アングル材)4aから後方に突出する状態で上下方向に貫通するように構成されている。
上記構成の牽引用具8を使用するときは、図6Aに仮想線で示すように、上になる先端板材18側を把持した上下縦向きの牽引用具8を、その中間屈曲部位置(連結用棒状材19の位置)から下の領域が支持部材7側に接近する向きに屈曲する状態で、支持軸20の両端部を、支持部材7側の左右両支持孔15の支持軸出し入れ用開口15aに嵌入させ、この支持軸21を左右両支持孔15の下端に導入させるべく牽引用具8を斜め下方に降下させる。このとき、牽引用具8の左右一対の延出部21が支持部材7の左右両側板11を外側から挟む状態となるように、左右一対の延出部21間の間隔が決められている。
支持軸20の両端部が支持部材7側の左右一対の支持孔15の下端で支持されたならば、図6Aに実線で示すように、当該支持軸20を支点にして牽引用具8を手前下方に回転させ、左右一対の延出部21を支持部材7側の左右一対のストッパー部14(後側板13の左右両張出部の下側辺)に当接させる。この状態で牽引用具8は、重心が支持軸20より先端板材18側にあるので、支持部材7から前方ほぼ水平方向に延出する姿勢で安定的に保持される。この状態での牽引用具8は、側面視形状が下に凸の逆への字形になっている。
上記のように牽引用具8が取り付けられた搬送用台車1は、図1A及び図2にそれぞれ仮想線で示すように、同一構造の他の搬送用台車1の後端に牽引用具8を利用して連結することができる。即ち、図6Bに示すように、牽引用具8に連結される側の搬送用台車1の後端下側の連結部材10を支軸25の周りで後方上方に回転させ、その二股状の連結部材10に前記牽引用具8の先端板材18を差し込み、連結部材10の連結孔26と牽引用具8の先端板材18側の被連結孔17とにわたって連結ピン23を上から挿入し、連結部材10と牽引用具8とを連結すれば良い。
尚、連結ピン23は、上端の膨出頭部と重力とによって保持されるが、必要に応じて抜け止めを設けることもできる。また、牽引用具8と連結部材10とで互いに連結された2台の搬送用台車1間に床面側の段差などで生じる相対的な上下移動の内、連結部材10側の搬送用台車1が牽引用具8側の搬送用台車1に対して上昇する方向の相対上下動は、牽引用具8が支持軸20を支点に上向きに回転することと、連結部材10が支軸25を支点に下向きに回転することとによって吸収されるが、牽引用具8が支持軸20を支点に下向きには回転できないので、逆向きの相対上下動は、連結部材10とこれに差し込まれている牽引用具8の先端板材18との間の上下方向の遊び代で吸収されるように構成しなければならない。
また、牽引用具8の構造は、上記実施形態に示したものに限定されない。例えば、1本の棒状材をV字形に曲げ加工し、その折り返し先端部の内側に横向きの棒状材などを固着架設して、連結ピン23が挿入される被連結孔部を構成することもできるし、連結用棒状材19は省くことも可能である。
更に、牽引用具8は、使用しないときには支持部材7から引き上げるようにして取り外すことができるものであるが、図6Aに略示するように、牽引用具8を支持軸20の周りに上方に回転させて起立させた状態で、当該牽引用具8とこれに隣接する前側サイドパネル3とを、適当な係止手段27、例えばフック状金具などで係脱自在に係止できるように構成することができる。この場合、前記係止手段27としてのフック状金具などは、牽引用具8の縦棒状材16に取り付けておくのが望ましい。また、上記実施形態に示したように、牽引用具8を側面視において下に凸の逆への字形に屈曲させておくと、図示のように、牽引用具8を前側サイドパネル3に重なる部分を当該前側サイドパネル3に沿って垂直に起立させることができ、前方への張出量を最小限に抑えることができる。
A図は牽引用具を取り付けた搬送用台車の側面図、B図は同搬送用台車の正面図である。 同搬送用台車の平面図である。 A図は支持部材を示す正面図、B図は同側面図である。 A図は牽引用具を示す平面図、B図は同側面図である。 A図は連結部材を示す側面図、B図は同正面図である。 A図は牽引用具を取り付けた状態での要部を示す縦断側面図、B図は牽引用具で搬送用台車どうしを連結した状態での要部を示す縦断側面図である。
符号の説明
1 搬送用台車
2 荷台
3 前側サイドパネル
3a 前側サイドパネルの下側フレーム
4 後側サイドパネル
4a 後側サイドパネルの下側フレーム
5 バックパネル
6 自在車輪
7 支持部材
8 牽引用具
10 連結部材
11 左右両側板
12 連結板材
13 後側板
14 ストッパー部
15 支持孔
15a 支持軸出し入れ用開口
16 縦棒状材
17 被連結孔
18 先端板材
19 連結用棒状材
20 支持軸
21 延出部
23 連結ピン
24 軸受け板材
25 支軸
26 連結孔
27 係止手段

Claims (7)

  1. 搬送用台車の牽引方向側の端部の底部フレーム下側に取り付けられた支持部材と、この支持部材に対して着脱自在な牽引用具とから成り、前記牽引用具の一端部には左右横向きの支持軸が設けられ、前記支持部材には、前記牽引用具の支持軸が嵌合する上下方向の支持孔が設けられ、この支持孔の上端に、牽引方向側に屈曲開口する支持軸出し入れ用開口が設けられている搬送用台車の牽引装置において、前記牽引用具には、前記支持軸より牽引方向とは反対方向に延出する延出部が設けられ、前記支持部材には、前記支持孔の下端で前記支持軸が支持された状態の牽引用具が、その牽引方向側の端部が下がる方向に回転するのを前記延出部との当接により阻止するストッパー部が設けられている、搬送用台車の牽引装置。
  2. 前記牽引用具は、その側面視形状が下に凸の逆への字形になるように構成され、この牽引用具の中間屈曲部位置より牽引方向とは反対方向に離れた位置に前記支持軸が配置されている、請求項1に記載の搬送用台車の牽引装置。
  3. 搬送用台車の牽引方向側の端部の底部フレーム下側に取り付けられた支持部材と、この支持部材に対して着脱自在な牽引用具とから成り、前記牽引用具の一端部には左右横向きの支持軸が設けられ、前記支持部材には、前記牽引用具の支持軸が嵌合する上下方向の支持孔が設けられ、この支持孔の上端に、牽引方向側に屈曲開口する支持軸出し入れ用開口が設けられている搬送用台車の牽引装置において、前記牽引用具は、その側面視形状が下に凸の逆への字形になるように構成され、この牽引用具の中間屈曲部位置より牽引方向とは反対方向に離れた位置に前記支持軸が配置されている、搬送用台車の牽引装置。
  4. 前記牽引用具は、前記支持軸の両端が固着されることにより互いに連結された左右2本の縦棒状材を有し、この左右両縦棒状材の前記支持軸より牽引方向とは反対方向に延出する部分が前記延出部を構成し、前記支持部材は、前記左右両縦棒状材の内側に隣接し且つ前記支持孔が形成された左右一対の側板と、この左右両側板どうしを互いに連結一体化する連結板材と、前記左右両側板の後側でこれら左右両側板より左右横方向に張り出す後側板とで構成され、この後側板の両端張出部の下辺で前記ストッパー部が構成されている、請求項1〜3の何れか1項に記載の搬送用台車の牽引装置。
  5. 搬送用台車の牽引方向とは反対側の端部の底部フレーム下側に左右水平向きの支軸の周りに揺動自在に取り付けられた連結部材を備え、この連結部材には、前記支軸の周りに後方上方に回転させることにより搬送用台車の牽引方向とは反対側の端部から後方に突出する先端部に連結孔が設けられ、牽引用具の先端には、前記連結孔と合致する被連結孔が設けられ、前記連結孔と被連結孔とにわたって挿通される連結ピンを介して搬送用台車どうしを連結できるように構成された、請求項1〜4の何れか1項に記載の搬送用台車の牽引装置。
  6. 搬送用台車の牽引方向側の端部の底部フレーム下側に取り付けられた支持部材と、この支持部材に対して着脱自在な牽引用具とから成り、前記牽引用具の一端部には左右横向きの支持軸が設けられ、前記支持部材には、前記牽引用具の支持軸が嵌合する上下方向の支持孔が設けられ、この支持孔の上端に、牽引方向側に屈曲開口する支持軸出し入れ用開口が設けられている搬送用台車の牽引装置において、搬送用台車の牽引方向とは反対側の端部の底部フレーム下側に左右水平向きの支軸の周りに揺動自在に取り付けられた連結部材を備え、この連結部材には、前記支軸の周りに後方上方に回転させることにより搬送用台車の牽引方向とは反対側の端部から後方に突出する先端部に連結孔が設けられ、牽引用具の先端には、前記連結孔と合致する被連結孔が設けられ、前記連結孔と被連結孔とにわたって挿通される連結ピンを介して搬送用台車どうしを連結できるように構成された、搬送用台車の牽引装置。
  7. 前記牽引用具を支持軸の周りに上方に回転させて起立姿勢にした状態で係止する係止手段が設けられている、請求項1〜6の何れか1項に記載の搬送用台車の牽引装置。
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