JP6986913B2 - スパウト、スパウト付きパウチ、及び中間製品の集積体 - Google Patents
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Description
スパウト付きパウチでは、キャップをねじって開栓する際、キャップの下方のスパウトを手に持って開栓に必要なトルクに抵抗する必要がある。特に、キャップがピルファープルーフ構造を有する場合には、最初の開栓時にピルファープルーフ構造を破壊するために2回目以降の開栓に比べて大きなトルクに抵抗する必要がある。
このため、例えば、特許文献1に記載のスパウト付きパウチでは、開栓時にスパウトを支える使用者の負荷が少なくなるように、スパウトの外周面に設けられたフランジ部に筒部に向かって窪んだ凹部が形成されたスパウトを用いることが提案されている。
特許文献1に記載の技術では、フランジ部の凹部が、筒部に近接して設けられている。使用者は、フランジ部に形成された凹部を指の先端で挟むように持つことになる。フランジ部にかかる力のモーメントを受ける腕の長さと、キャップを回すトルクを加える力のモーメントの腕の長さは、略等しくなっている。このため、キャップを回す指からの力の大きさと、フランジ部を支える指にかかる力の大きさも略同じである。
使用者は、利き手でキャップをねじり、利き手でない方の手でスパウトを支えるから、利き手でない方の手に利き手と同じ周方向の力がかかることになる。このため、利き手でない方の負荷が相対的に大きくなって、あけにくいと感じられてしまうという問題がある。さらに、キャップは略円筒形であるのに対して、フランジ部は薄板状であるため、指との接触面積がフランジの方が小さいフランジ部を支える指の方がより大きな圧力を受けるため、より大きな痛みを伴うおそれがあるという問題もある。
この場合、フランジ部の凹部の位置がより外側に出っ張るため、フランジ部全体の幅がより大きくなっていく。スパウトのフランジ部の幅が大きくなると、製造工程及び製造工程間の搬送時における内容物の未充填状態における複数のスパウト付きパウチの配列密度が低下する。このため、物流効率が低下するという問題がある。例えば、スパウト付きパウチを、内容物の充填元に輸送する場合、スパウト付きパウチの輸送効率が低下するため、物流コストが増大してしまうという問題もある。
また、本発明は、物流効率が良好となる中間製品の集積体を提供することを目的とする。
本発明の中間製品の集積体は、物流効率が良好となる。
本発明の第1の実施形態のスパウト付きパウチ及びスパウトについて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態のスパウト付きパウチの一例を示す模式的な正面図である。図2は、本発明の第1の実施形態のスパウト付きパウチの模式的な分解斜視図である。図3は、本発明の第1の実施形態のスパウトの主要部の模式的な斜視図である。図4(a)、(b)、(c)は、本発明の第1の実施形態のスパウトの主要部の模式的な平面図、右側面図、及び正面図である。
なお、各図面は、模式図のため形状や寸法は誇張されている(以下の図面も同じ)。
スパウト付きパウチ1は、容器本体4、スパウト2、及びキャップ3を備える。
図1に示す例では、容器本体4として、サイドガゼット袋が用いられている。すなわち、容器本体4は、前面フィルム4aと、前面フィルム4aと重なる後面フィルム4bとの間に、折り目部Vにて2つ折りに折りたたまれた側面フィルム4c、4dが挟まれて構成されている。
容器本体4の下端部に重ねられた前面フィルム4a、後面フィルム4b、及び側面フィルム4b、4cは、底部シール4eによって互いに接着されている。
容器本体4の両側部における前面フィルム4aの両端部と、前面フィルム4aの両端部に重ねられた側面フィルム4c、4dの各端部とは、側部シール4f、4gによって互いに接着されている。同様に、容器本体4の両側部における後面フィルム4bの両端部と、後面フィルム4bの両端部に重ねられた側面フィルム4c、4dの各端部とは、図示略の側部シールによって互いに接着されている。これにより、前面フィルム4aと後面フィルム4bとの間に接着される側面フィルム4c、4dによって、容器本体4の側面部が構成される。
容器本体4の上端部には、中心部に後述するスパウト2が挟まれた状態で、前面フィルム4a、後面フィルム4b、及び側面フィルム4b、4cを互いに接着する上部シール4hが形成されている。
基材層としては、印刷適性に優れ、耐突刺し性、耐衝撃性等にも優れるフィルム材料が用いられることがより好ましい。
基材層は、単層フィルムで構成されてもよいし、複数の層を有する多層フィルムが用いられてもよい。
基材層として好適なフィルム材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリアミド、エチレンビニルアルコール共重合体等が挙げられる。基材層のフィルム材料としては、二軸延伸フィルムが用いられてもよいし、一軸延伸フィルムが用いられてもよい。
基材層のフィルム材料は、酸素や水蒸気に対するバリア性を付与するために、例えば、アルミニウム、マグネシウム等の金属、又は酸化アルミニウムもしくは酸化珪素等の酸化物が蒸着された蒸着フィルム、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデン等のバリア性コート剤によるコート層が形成されたコートフィルム等が用いられてもよい。
中間層としては、例えば、上述の基材層に用いられるフィルム材料の他、アルミニウム等の金属箔を用いられてもよい。また、中間層は必要に応じて2層以上設けられてもよい。
筒状部2aは、容器本体4に収容された内容物を注出するための貫通孔を有している。筒状部2aの第1端部E1には、貫通孔による注出口p1が開口している。
注出口p1の開口形状は、特に限定されない。注出口p1の開口形状は、必要に応じて、例えば、円形、多角形、楕円形等の適宜の形状が用いられてもよい。図2に示す例では、一例として、注出口p1は円形である。このため、筒状部2aは円筒状に形成されている。以下では、筒状部2aの外径がDであるとして説明する。
係止部2cは、後述するキャップ3を軸方向に係止する板状部である。係止部2cは、筒状部2aの中心軸線Oに直交する平面が筒状部2aの外周面から径方向外側に延びて構成される。係止部2cは、中心軸線Oに沿う方向(以下、軸方向と称する)から見ると略円環状である。ただし、係止部2cは、成形の都合等によって、図2に示すように、周方向に不連続に形成されていてもよい。
係止部2cの外径は、後述するキャップ3の内径よりも大きい。
図4(a)に示すように、フランジ部2dは、軸方向から見ると、中心軸線Oに対して180°回転対称な形状を有する。このため、フランジ部2dにおいて、互いに180°回転対称な位置にある部位は、同一の符号で表すこととし、重複する説明を省略する。
軸方向から見て、中心軸線Oと直交する軸線L1(第1の軸線)は、容器本体4に内容物が未充填の場合に容器本体4の上部シール4hが延びる直線に重なる。軸線L2(第2の軸線)は、中心軸線O及び軸線L1に直交する直線である。
第1フランジf1、第2フランジf2、及び第3フランジf3の軸方向から見た形状は、それぞれの延在方向に細る台形状である。第1フランジf1、第2フランジf2、及び第3フランジf3のそれぞれにおける延在方向の先端部2kと、軸線L2と、の軸方向から見た距離は、D/2+d3である。ここで、d3は、第1フランジf1、第2フランジf2、及び第3フランジf3の基端から先端部2kまでの軸線L1に沿う方向の長さである。
軸線L2に沿う方向における先端部2kの位置は、軸線L1から距離d1を超えない範囲に収められている。先端部2kは、軸線L1に対していずれの方向に偏って形成されていてもよいが、図4(a)に示す例では、先端部2kは、軸線L1に対して、図示時計回り方向に偏って形成されている。
このため、第1フランジf1及び第3フランジf3は、第1フランジf1、第2フランジf2、及び第3フランジf3のうちでは、軸方向における最外部に位置するフランジ(鍔)になっている。
第1フランジf1と第2フランジf2との間には、軸線L2に沿って(紙面奥行き方向に)延びる溝部s1が形成されている。同様に、第2フランジf2と第3フランジf3との間には、軸線L2に沿って(紙面奥行き方向に)延びる溝部s2が形成されている。本実施形態では、溝部s1、s2の各溝底から先端部2kまでの軸線L1に沿う方向の距離はd3になっている。
第1フランジf1の図示最上面と、第3フランジf3の図示最下面の間の距離h1は、指で支持しやすいように、例えば、5mm以上30mm以下であることが好ましく、10mm以上20mm以下であることがより好ましい。第1フランジf1の最上面と、第3フランジf3の最下面との間の距離h1が上記の範囲にあれば、フランジ部2dを手指で支持やすくなるので、キャップの開栓が容易になる。
軸方向における溝部s1、s2の溝幅は、溝部s1、s2の少なくとも一方を後述する保持レール101に挿入できる寸法となっていれば、特に限定されない。
第4フランジf4の延在方向(軸線L1に沿う方向)の先端部は、第1側面部2m(外形部)、第2側面部2n、及び第3側面部2pを備えて構成される。
第1側面部2mは、軸方向から見て、軸線L1から距離d1の平面部である。
第2側面部2nは、軸方向から見て、先端部2kからの距離がd4(ただし、D/2+d3≦d4<D+d3)の平面部である。
第3側面部2pは、軸方向から見て、軸線L1から距離d2(ただし、d2>d1)の平面部である。
このため、第4フランジf4は、軸方向から見て、第1側面部2mから径方向外側に、距離(d1+d2)/2を超えて突出する突出部2iを有している。
図4(c)に示すように、取り付け部2eは、第3フランジf3に隣り合ってフランジ部2dの図示下側に設けられている。図4(a)に破線で示すように、取り付け部2eは、筒状部2aの外周面から軸線L1に沿う方向に、軸線L1を中心する板状に延びている。取り付け部2eにおける軸線L2に沿う方向の幅は、筒状部2aの外周面から離れるにつれて漸次減少している。取り付け部2eにおける軸線L2に沿う方向の幅は、延在方向の先端部で、ほぼ0になっている。このため、取り付け部2eを挟んで接着された前面フィルム4a及び後面フィルム4bは、取り付け部2eの先端部において段差が生じないため、取り付け部2eの先端部と上部シール4hとは液密な接着が可能となっている。
このような構成により、段状部2qは、スパウト2を容器本体4に接着する際に、スパウト2が容器本体4の内部に落ち込まないように容器本体4の上端部に係止する係止面の機能を有する。
導管部2fは、筒状部2aと連通していれば、管路の太さ、形状は特に限定されない。例えば、導管部2fは、筒状部2aと同形状の管状部でもよいし、筒状部2aから拡径する管状部でも、あるいは縮径する管状部でもよい。例えば、導管部2fの管路断面は、軸線L1に沿って細長く形成された扁平形状を有していてもよい。
本実施形態では、導管部2fは、取り付け部2eから中心軸線Oに沿って延びる細長い円筒状に形成されている。導管部2fは、延在方向の先端に向かうにつれて緩やかに縮径している。このため、導管部2fの先端における開口部p2は、注出口p1よりも開口面積が小さい。
本実施形態では、容器本体4の内容物が注出口p1に円滑に流れるように、取り付け部2e寄りの導管部2fの側面に、軸方向に細長い形状で貫通する複数の長孔部2hが形成されている。これにより、開口部p2に加えて各長孔部2hからも容器本体4の内容物が導管部2fの管内に流入できるようになっている。
本実施形態では、取り付け部2eを含むスパウト2の全体が、前面フィルム4a及び後面フィルム4bをヒートシールによって接着可能な材料で構成されている。このような樹脂材料としては、例えば、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂が挙げられる。
図2に示すように、キャップ3は、図示下方に開口する有底円筒状に形成されている。キャップ3は、底部を構成する上面部3aと、上面部3aから図示下方に延びる円筒部である側面部3bとを備える。
液密保証構造の他の例としては、キャップ3の上面部3aの裏面に筒状部2aの先端部と密着して当接するシール体が設けられた構造が挙げられる。
以下では、キャップ3の液密保証構造が、一例として、図示略のインナーパッキンと突起部とを備える場合の例で説明する。
図示は省略するが、側面部3bの内周部には、筒状部2aの外径よりも大径の円筒状の内周面と、内周面に形成され雄ねじ2bと螺合する雌ねじが形成されている。このため、キャップ3は、上面部3aから側面部3bの開口部の方を見たときに右回り(時計回り)に回転することにより、雄ねじ2bとねじ締結される。
キャップ3は、側面部3bの図示略の先端部が係止部2cと当接するまでねじ込むことが可能である。
ピルファープルーフバンド3cは、キャップ3の最初の開栓時に、キャップ3を左回しすることによって、側面部3bとの図示略の接続部が破断するようになっている。本実施形態では、ピルファープルーフバンド3cは、図示略の接続部が破断すると、2つの円弧状に分割された状態で、側面部3bから取り外すことができるようになっている。
図1に示すように、ピルファープルーフバンド3cの内径は、係止部2cの外径よりも大きい。ピルファープルーフバンド3cの外径は、フランジ部2dの第2側面部2m間の軸線L2に沿う方向の幅よりも小さい。フランジ部2dの第2側面部2m間の軸線L2に沿う方向の幅は、距離d1の2倍である。
スパウト付きパウチ1は、例えば、以下のようにして製造されてもよい。
まず、前面フィルム4a、後面フィルム4b、及び側面フィルム4c、4dがヒートシールされることによって、取り付け部2eと接着される部分(以下、開口部と称する。)のみが開口する容器本体4が製造される。ヒートシール後の容器本体4は、側面フィルム4c、4dが内側に折りたたまれていることで、全体として、一葉のシート状に形成される。このため、開口部は、上部シール4hの中央部において、互いに未接着の前面フィルム4a及び後面フィルム4bが重なり合って構成されている。
開口部の内周長さは、スパウト2の取り付け部2eの周方向長さよりも長い。
この後、開口部を含む容器本体4の上端部を構成する前面フィルム4a及び後面フィルム4bがヒートシール装置に挟まれた状態でヒートシールされる。これにより、開口部における前面フィルム4a及び後面フィルム4bがスパウト2の取り付け部2eに接着される。さらに、取り付け部2eと未接着の開口部において互いに対向する前面フィルム4a及び後面フィルム4bも互いに接着される。
中間製品1Aでは、内容物が充填されておらず、側面フィルム4c、4dが折りたたまれている状態であるため、上部シール4hは、軸線L1に沿う直線上に延びている。さらに、容器本体4は、軸方向から見ると、全体として軸線L1に沿う扁平なシート状である。
図5は、本発明の第1の実施形態の中間製品の集積体の一例を示す模式的な斜視図である。図6は、図5におけるA視図である。図7は、図6におけるB−B断面図である。
保持レール101は、直線状に延びる四角筒部材の一つの外周平面部の中心部に、長手方向の全長にわたってスリット101cが形成されて構成される。
図6に示すように、長手方向において見ると、保持レール101は、天面部101d、側面部101e、101f、第1レール部101a、及び第2レール部101bを備える。
天面部101dは、スリット101cに対向する平面部である。
側面部101e、101fは、天面部101dの短手方向(図示左右方向)の端部からそれぞれ図示下方に延びる平面部である。側面部101e、101fは、天面部101dの短手方向において互いに対向している。
第1レール部101aは、側面部101eの下端部から側面部101fに向かって直角に折り曲げられた板状部である。
第2レール部101bは、側面部101fの下端部から側面部101eに向かって直角に折り曲げられた板状部である。
第1レール部101a及び第2レール部101bは、天面部101dと平行な同一平面上に並んでおり、それぞれの先端部の間に、幅Wのスリット101cが形成されている。
スリット101cの幅W1は、スパウト2において互いに対向する各溝部s1の溝底間の距離Dよりも広く、第2フランジf2の各先端部2kの間の距離(D+2×d3)よりも狭い。
側面部101e、101fの間の距離W2は、第2フランジf2の各先端部2kの間の距離(D+2×d3)よりも広い。
第1レール部101a及び第2レール部101bの内面(上面)と、天面部101d内面(下面)と、の間の距離Hは、第1フランジf1の下面から筒状部2aの先端面(上面)までの距離h2よりも大きい。
保持レール101の材料は、特に限定されず、例えば、合成樹脂、金属等でもよい。
本実施形態では、スパウト2の溝部s1が軸線L2に平行に延びているため、図7に示すように、各中間製品1Aのスパウト2は、軸線L2が保持レール101の長手方向に向くように、第1レール部101a及び第2レール部101bの間に挿入される。これにより、各中間製品1Aの各容器本体4は、保持レール101の下側において、保持レール101の長手方向に直交する姿勢で吊り下げられている(図5参照)。
図7に示すように、保持レール101に保持された各スパウト2は、軸線L2に沿って隣り合って並んだスパウト列を構成している。例えば、互いに隣り合うスパウト2の一方をスパウト2A(第1のスパウト)、他方をスパウト2B(第2のスパウト)と称すると、軸線L1に沿う方向から見て、スパウト2Bの突出部2iがスパウト2Aに重なるように延びている。そして、スパウト2Bの外形の一部である突出部2iの第3側面部2pは、スパウト2Aの外形の一部である第1側面部2mと対向している。同様に、スパウト2Bの第1側面部2mは、スパウト2Aの第3側面部2pと対向している。
本実施形態の搬送組立体100では、互いに隣り合うすべてのスパウト2が、スパウト2A、2Bのように、互いに対向する第1側面部2m及び第3側面部2pが、互いに当接することによって、軸線L2方向において、各スパウト2が最小配列ピッチで保持されている。
本実施形態では、隣り合うフランジ部2dの突出部2iがフランジ部2dにおける相対的な凹部である第1側面部2mに対向するため、フランジ部2dの軸線L2に沿う全幅が2×d2であっても、最小配列ピッチΔ1は、2×d2未満のd1+d2に押さえられている。このため、中間製品1Aは、フランジ部2dの全幅の大きさに比べて、より短い最小配列ピッチで保持レール101内に保持される。このため、1つの保持レール101当たりの搬送数が増大するため、搬送効率及び物流効率が向上される。
例えば、中間製品1Aは、保持レール101から、図示略の内容物充填装置に移動され、内容物充填装置によって搬送されながら、内容物が注出口p1から充填される。その際、各中間製品1Aは、例えば、第1レール部101a及び第2レール部101bと同様なスリットを形成するレール部、移送治具、搬送ロボット等を介して、注出口p1を上に向けた状態で、製造ライン上を移動する。このため、内容物充填装置の充填ステーションでは、内容物が、注出口p1上に配置された注入口から容器本体4の内部に充填される。
以上で、内容物が充填されたスパウト付きパウチ1が製造される。
図8は、本発明の第1の実施形態のスパウト付きパウチの開栓方法を示す模式的な斜視図である。図9は、本発明の第1の実施形態のスパウト付きパウチの開栓方法を示す模式的な平面図である。
使用者は、フランジ部2dを把持した手と反対の手でキャップ3の側面部3bを把持し、左回り(反時計回り)にキャップ3をねじる。キャップ3の回転が進むにつれて、キャップ3がスパウト2の軸方向に離間する方向に引き上げられる。このとき、キャップ3の図示略のインナーパッキンと突起部とがそれぞれ筒状部2aの内周面および先端面から離間して注出口p1の密閉状態が解除される。これと並行して、ピルファープルーフバンド3cにおける側面部3bとの接続部が破断される。これによって、スパウト付きパウチ1が未開封状態ではないことが証明される。
開封者は、キャップ3をねじる手に利き手を用いることがほとんどであるため、フランジ部2dは、利き手でない方の手で把持されることが多い。このため、開封者に開栓の負荷が少ないと感じさせるためには、キャップ3の外径に比べて、フランジ部2dの外径を大きくすることがより好ましい。
さらに、突出部2iは、負荷荷重の作用する方向と反対向きに見て第1側面部2mから突出する段状部を構成しているため、突出部2iが指の腹に引っ掛かり易くなっている。このため、開封者はフランジ部2dを滑らすことなくより確実に把持することが可能になる。これにより、指が滑って開封が失敗するといった不具合が確実に防止される。
さらに、突出部2i及び第1側面部2mは、軸方向に連続した面形状を有するため、複数のフランジの端部によって構成される場合に比べて、指に作用する圧力が低下する点でも、使用者への負荷が低減される。
本実施形態によれば、スパウト2を軸線L2に沿って並べたときに、隣り合う突出部2i同士が、対向することなく相対的な凹部である第1側面部2mに当接できるため、突出部2iの大きさの割に、最小配列ピッチが小さくなる。このため、スパウト付きパウチ1によれば、開栓が容易でありながら、物流効率も良好となる。
本発明の第2の実施形態のスパウト付きパウチ及びスパウトについて説明する。
図10は、本発明の第2の実施形態のスパウト付きパウチの一例の主要部を示す模式的正面図である。図11は、本発明の第2の実施形態のスパウト付きパウチの一例の主要部を示す模式的な平面図である。
以下では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
ただし、フランジ部12dは、フランジ部2dの第1フランジf1、第2フランジf2、第3フランジf3、及び第4フランジf4に代えて、第1フランジf11、第2フランジf12、及び第3フランジf13を備える。
軸方向から見た第1フランジf11、第2フランジf12、及び第3フランジf13の外形は、互いに等しく、各外形は、軸方向に見て互いに重なる位置関係に配置されている。
第1フランジf11と第2フランジf12との間、及び第2フランジf12と第3フランジf13との間には、それぞれ、上記第1の実施形態における溝部s1、s2と同じ溝幅を有する溝部s11、s12が形成されている。ただし、溝部s11、s12は、筒状部2aの外周面の全周を囲むように形成されている。
以下では、第1フランジf11、第2フランジf12、及び第3フランジf13の形状について、図11に示す第1フランジf11の例で説明する。
第1フランジf1の外形は、軸方向から見て、図示時計回りに第1側面部12k、傾斜面部12n、第2側面部12m、傾斜面部12p、第1側面部12k、傾斜面部12n、第2側面部12m、及び傾斜面部12pが、この順に接続されて構成されている。各接続部は、滑らかに接続するための丸みが付与されている。
各第2側面部12mは、中心軸線Oから距離d1の位置において、軸線L1と平行に形成されている。各第2側面部の両端部は軸線L2から距離d13(ただし、d13<D/2+d3)の位置に形成されている。
第1側面部12kと傾斜面部12nによって囲まれた部位は、第2側面部12mに対して三角形状に突出する突出部12iを構成している。このため、第2側面部12mと傾斜面部12nとのなす内角は、180°を超えており、凹八角形における凹状の外形を形成している。
軸線L2に沿う方向における突出部12iの先端部は、軸線L1から距離d12(ただし、d1<d12<2×d1)の位置に形成されている。
傾斜面部12pは、傾斜面部12pが接続する第2側面部12mに関して、傾斜面部12nと反対側に同角度で傾斜している。このため、傾斜面部12pは、第2側面部12mと第1側面部12kとの延長線が交わる角部において、突出部12iと同形状の三角形が切り欠かれたような面取り部になっている。
図12は、本発明の第2の実施形態のスパウト付きパウチの作用を説明する模式的平面図である。
スパウト12を軸線L2に沿って、互いに干渉することなく配列する(図11の二点鎖線参照)と、最小配列ピッチは、Δ2(=2×d1)になる。
ただし、第1フランジf11、第2フランジf12、及び第3フランジf13は、それぞれ第2側面部12mから軸線L2に沿う方向に突出する突出部12iを備えるため、軸線L2に沿う方向におけるフランジ部12dの全幅は、最小配列ピッチΔ2よりも大きい2×d12になっている。
スパウト12は、第1の実施形態における溝部s1と同じ溝幅を有する溝部s11を有し、上記第1の実施形態の保持レール101に対してスパウト2と同様に挿入可能である。これにより、保持レール101は、複数のスパウト12を上記第1の実施形態と同様に保持することが可能である。このため、特に図示しないが、上記第1の実施形態の搬送組立体100において、スパウト2に代えてスパウト12が用いられてもよい。
このため、使用者は、突出部12iに指をかけることで、開栓時のフランジ部12dの回転を容易に阻止できる。さらに、各指が幅2×d1の第2側面部12m同士を挟んで把持する場合に比べて、突出部12iに指をかけることで、フランジ部12dからの力のモーメントを受ける腕の長さを長くとれるため、開栓時に使用者が受ける荷重負荷がより低減される。
本発明の第3の実施形態のスパウト付きパウチ及びスパウトについて説明する。
図13は、本発明の第3の実施形態のスパウト付きパウチの一例の主要部を示す模式的な正面図である。図14は、本発明の第3の実施形態のスパウト付きパウチの一例の主要部を示す模式的な平面図である。図15は、図14におけるC−C断面図である。
以下では、上記第2の実施形態と異なる点を中心に説明する。
図14に示すように、第2フランジf22は、軸方向から見た外形が第1フランジf11よりも小さい略相似形となるように構成されている。
図13に示すように、第1フランジf11と第2フランジf22との間、及び第2フランジf22と第3フランジf13との間には、それぞれ、上記第2の実施形態と同様の溝部s11、s12が形成されている。
本実施形態における第2フランジf22は、2つの最外部フランジに挟まれた中間部フランジを構成している。
このため、本実施形態のスパウト22を備えるスパウト付きパウチ21は、上記第2の実施形態と同様、開栓が容易でありながら、物流効率が良好となる。
スパウト22は溝部s11を有するため、上記第1の実施形態の保持レール101は、スパウト2と同様、スパウト22を保持することが可能である。このため、特に図示しないが、上記第1の実施形態の搬送組立体100において、スパウト2に代えてスパウト22が用いられてもよい。
本発明の第4の実施形態のスパウト付きパウチ及びスパウトについて説明する。
図16は、本発明の第4の実施形態のスパウト付きパウチの一例の主要部を示す模式的平面図である。
以下では、上記第2の実施形態と異なる点を中心に説明する。
軸方向から見た第1フランジf31、第2フランジf32、及び第3フランジf33の外形は、互いに等しく、各外形は、軸方向に見て互いに重なる位置関係に配置されている。
第1フランジf31と第2フランジf32との間、及び第2フランジf32と第3フランジf33との間には、それぞれ、上記第2の実施形態と同様な溝部s11、s12が形成されている。
第1フランジf31、第2フランジf32、及び第3フランジf33は、上記第2の実施形態の第1フランジf11、第2フランジf12、及び第3フランジf13と、軸方向から見た外形のみが異なる。
以下では、第1フランジf31、第2フランジf32、及び第3フランジf33の形状について、図16に示す第1フランジf31の例で説明する。図16では、簡単のため、キャップ3、雄ねじ2b、及び係止部2cの図示は省略されている。
凹湾曲部32nは、第1側面部12kの図示下端から軸線L1に向かって軸線L1から軸線L2の位置まで円弧状あるいは楕円弧状に延びている。軸線L2との交点では、凹湾曲部32nは、軸線L1から距離d1の位置で軸線L1と平行に延びる第2側面部32mと滑らかに接続している。
第1側面部12kと凹湾曲部32nによって囲まれた部位は、第2側面部32mに対して略三角形状に突出する突出部32iを構成している。
軸線L2に沿う方向における突出部32iの先端部は、軸線L1から距離d12の位置に形成されている。
傾斜面部32pは、第2側面部32mに関して、凹湾曲部32nと反対側(図示上側)に傾斜している。
第3側面部32kは、中心軸線Oから第1側面部12kと反対側に距離D/2+d3の位置において、軸線L2と平行に形成されている。
このため、傾斜面部32pは、第2側面部32mと第3側面部32kとの延長線が交わる角部における面取り部になっている。
本実施形態のスパウト32のフランジ部32dは、軸線L2に図示右半分において、上記第2の実施形態における突出部12iが傾斜面部32p’による面取り部に置き換えられている。
スパウト32を軸線L2に沿って、互いに干渉することなく配列する(図16の二点鎖線参照)と、最小配列ピッチは、Δ2になる。このため、スパウト32は、上記第2の実施形態と同様の最小配列ピッチで配列することが可能である。
ただし、第1フランジf31、第2フランジf32、及び第3フランジf33は、それぞれ第2側面部32mから軸線L2に沿う方向に突出する突出部32iを備えるため、軸線L2に沿う方向におけるフランジ部32dの全幅は、最小配列ピッチΔ2よりも大きいd12+d1になっている。
このため、特に図示しないが、使用者は、第2指の腹を第2側面部32m’及び凸湾曲部32rに沿わせるとともに、第1指の腹を凹湾曲部32nに押し当て、第1指の第1関節を突出部32iに引っかけるようにして、フランジ部32dを把持することができる。
このため、使用者は、突出部32iに指をかけることで、開栓時のフランジ部32dの回転を容易に阻止できる。さらに、突出部32iに指をかけることで、各指が幅2×d1の第2側面部32m、32m’を挟んで把持する場合に比べて、フランジ部32dからの力のモーメントを受ける腕の長さを長くとれるため、開栓時に使用者が受ける荷重負荷がより低減される。
本実施形態におけるフランジ部32dは、軸方向から見て、突出部が1箇所のみの場合の例になっている。
スパウト32は溝部s11を有するため、上記第1の実施形態の保持レール101は、スパウト2と同様、スパウト32を保持することが可能である。このため、特に図示しないが、上記第1の実施形態の搬送組立体100において、スパウト2に代えてスパウト42が用いられてもよい。
本発明の第5の実施形態のスパウト付きパウチ及びスパウトについて説明する。
図17は、本発明の第5の実施形態のスパウト付きパウチの一例の主要部を示す模式的平面図である。
軸方向から見た第1フランジf41、第2フランジf42、及び第3フランジf43の外形は、互いに等しく、各外形は、軸方向に見て互いに重なる位置関係に配置されている。
第1フランジf41と第2フランジf42との間、及び第2フランジf42と第3フランジf43との間には、それぞれ、上記第4の実施形態と同様な溝部s11、s12が形成されている。
第1フランジf41、第2フランジf42、及び第3フランジf43は、上記第4の実施形態の第1フランジf31、第2フランジf32、及び第3フランジf33と、軸方向から見た外形のみが異なる。
以下では、第1フランジf41、第2フランジf42、及び第3フランジf43の形状について、図17に示す第1フランジf41の例で説明する。図17では、簡単のため、キャップ3、雄ねじ2b、及び係止部2cの図示は省略されている。
本実施形態では、軸線L2に関して線対称な部位は、同一符号を付して説明を省略する。
各第1側面部12kの間には、軸線L1を挟んで、凹湾曲部42nと、凸湾曲部42rとが対向している。
凹湾曲部42nは、上記第3の実施形態における凹湾曲部32nが軸線L2を中心として折り返された円弧状あるいは楕円弧状に形成されている。軸線L1から、軸線L2と交差する凹湾曲部42nの底部bまでの距離はd1である。
凸湾曲部42rは、上記第3の実施形態における凸湾曲部32rが軸線L2を中心として折り返された円弧状あるいは楕円弧状に形成されている。軸線L1から、軸線L2と交差する凸湾曲部42rの頂部tまでの距離はd1である。
各第1側面部12kと、凹湾曲部42n及び凸湾曲部42rとの接続部は、滑らかに接続するための丸みが付与されている。
凸湾曲部42rは、スパウト42が軸線L2に沿って複数並べられる場合に、隣り合うフランジ部42dの凹湾曲部42nと嵌合可能な凸部になっている。
スパウト42を軸線L2に沿って、互いに干渉することなく配列する(図17の二点鎖線参照)と、最小配列ピッチは、Δ2になる。このため、スパウト42は、上記第2の実施形態と同様の最小配列ピッチで配列することが可能である。
ただし、第1フランジf41、第2フランジf42、及び第3フランジf43は、それぞれ凹湾曲部42nの底部から軸線L2に沿う方向に突出する突出部32iを備えるため、軸線L2に沿う方向におけるフランジ部42dの全幅は、最小配列ピッチΔ2よりも大きいd12+d1になっている。
このため、特に図示しないが、使用者は、フランジ部42dを、軸線L1に沿ういずれの端部の方から把持しても、突出部42iが指に引っかけるようにして、フランジ部42dを把持することができる。
このため、使用者は、突出部42iに指をかけることで、開栓時のフランジ部42dの回転を容易に阻止できる。さらに、突出部42iに指をかけることで、各指が幅2×d1の凹湾曲部42nの底部及び凸湾曲部42rの頂部を挟んで把持する場合に比べて、フランジ部42dからの力のモーメントを受ける腕の長さを長くとれるため、開栓時に使用者が受ける荷重負荷がより低減される。
スパウト42は溝部s11を有するため、上記第1の実施形態の保持レール101は、スパウト2と同様、スパウト42を保持することが可能である。このため、特に図示しないが、上記第1の実施形態の搬送組立体100において、スパウト2に代えてスパウト42が用いられてもよい。
また、本発明は前述した説明によって限定されることはなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
1A 中間製品
2、12、22、32、42 スパウト
2a 筒状部(管状部)
2b 雄ねじ(キャップ取り付け部)
2d、12d、22d、32d、42d フランジ部
2e 取り付け部(容器本体取り付け部)
2f 導管部(管状部)
2i、12i、32i、42i 突出部
2k 先端部
2m 第1側面部(外形部)
12m、32m 第2側面部(外形部)
12k 第1側面部
2p 第3側面部
3 キャップ
4 容器本体
4a 前面フィルム
4b 後面フィルム
4c、4d 側面フィルム
4h 上部シール
12n、12p、32p、32p’ 傾斜面部
32k 第3側面部
32m’ 第2側面部
32n、42n 凹湾曲部
32r、42r 凸湾曲部
100 搬送組立体(中間製品の集積体)
101 保持レール
E1 第1端部
E2 第2端部
f1、f11、f31、f41 第1フランジ
f2、f12、f22、f32、f42 第2フランジ
f3、f13、f33、f43 第3フランジ
f4 第4フランジ
F1 第1指
F2 第2指
L1 軸線(第1の軸線)
L2 軸線(第2の軸線)
O 中心軸線
p1 注出口
p2 開口部
s1、s2、s11、s12 溝部
Δ1、Δ2 最小配列ピッチ
Claims (6)
- 一端部に注出口が形成され、前記一端部の外周部に前記注出口を塞ぐためのキャップが取り付けられるキャップ取り付け部が形成された管状部と、
前記管状部において前記キャップ取り付け部よりも前記一端部と反対側の他端部寄りの外周部から側方に延びるフランジ部と、
前記管状部において前記フランジ部よりも更に前記他端部寄りの外周部に形成され、前記管状部の中心軸線に沿う方向から見て、前記中心軸線と直交する第1の軸線に沿って細長く延ばされ、前記中心軸線及び前記第1の軸線に直交する第2の軸線に沿う方向に容器本体が接着される容器本体取り付け部と、
を備えるスパウトであって、
前記フランジ部は、
前記中心軸線に沿う方向から見て、前記第2の軸線上に、一定の最小配列ピッチにおいて互いに当接した状態で複数配列可能な外形を有し、
かつ、前記外形には、前記第1の軸線からの距離が前記最小配列ピッチの半分以下の外形部と、前記外形部から突出する突出部とが含まれ、
前記突出部が前記第1の軸線から前記最小配列ピッチの半分を超え前記最小配列ピッチ未満となる位置まで突出する
ことを特徴とする、
スパウト。 - 前記フランジ部の前記第2の軸線に沿う方向の幅は、
前記中心軸線に沿う方向から見て、前記第1の軸線に沿う各位置において前記最小配列ピッチ以下である、
請求項1に記載のスパウト。 - 前記突出部は、
前記中心軸線に沿う方向から見て、前記第1の軸線を間に挟む2箇所に設けられている、
請求項1又は2に記載のスパウト。 - 前記フランジ部は、
前記中心軸線に沿う方向から見て、前記中心軸線を挟んで対向する少なくとも2箇所に前記第2の軸線に沿う方向に貫通する溝部が形成されるように、前記中心軸線に沿う方向において互いに離間して複数設けられている、
請求項1〜3のいずれか1項に記載のスパウト。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のスパウトを備えるスパウト付きパウチ。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のスパウトと、前記スパウトの前記容器本体取り付け部に接着された容器本体と、を有する複数の中間製品と、
前記複数の中間製品における前記スパウトのそれぞれの前記フランジ部を前記第2の軸線に沿う方向に平行移動可能に保持する保持レールと、
を備え、
前記保持レール上には、前記第2の軸線に沿って前記複数の中間製品の前記フランジ部同士が互いに隣り合って並ぶスパウト列が形成されており、
前記スパウト列において互いに隣り合う第1のスパウトと第2のスパウトとは、
前記第1の軸線に沿う方向から見て、前記第2のスパウトの突起部が前記第1のスパウトに重なるように延びた状態で、それぞれの前記外形の少なくとも一部が前記第2の軸線に沿う方向に当接し合って配置されている
ことを特徴とする、
中間製品の集積体。
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