JP6986893B2 - セグメント及びその組み立て方法 - Google Patents

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本発明は、六角形セグメントをハニカム状に組み立ててトンネル覆工を築造するためのセグメント及びこのセグメントの組み立て方法に関するものである。
従来から、シールド工法によりトンネルを掘進するに従いその掘削壁面に組み立て施工するセグメントとして、例えば特許文献1に記載された、トンネルの掘削面に沿って湾曲した長方形板状のセグメントが使用されている。このトンネル施工方法では、図5に示すように、推進ジャッキの最大ストロークLとして、セグメント1の(トンネル軸方向の)幅Bの2倍に組み立て余裕代αを加えた長さを必要としていた。
そして、推進ジャッキ2が最も縮退した位置と既設のセグメント1との間にセグメントを組み立て可能なスペースができ次第セグメントを連結し、掘進中に周方向に1リングのセグメント組み立てを完了する。
また、特許文献2に記載されたセグメントの組み立て方法では、図6に示す六角形板状の六角形セグメント3を用いてハニカム状に組み立ててトンネル覆工を築造している。この組み立て方法では、ハニカム状に組み立てられた六角形セグメント3の両側の前半部が前方に突出する六角形セグメント3間の台形状の凹部6に六角形セグメント3の後半部を嵌合させて築造している。
トンネル軸方向の六角形セグメント3の幅をBとして、嵌合した六角形セグメント3の前半部はその両側の六角形セグメント3に対して幅Bの1/2倍突出している。そのため、推進ジャッキの最大ストロークをLとして、六角形セグメント3の幅Bとその1/2Bと組み立て余裕代αを加えた長さを必要としていた。
また、凹部6内に六角形セグメント3の後半部を嵌合させる際に、角部を損傷させないように凹部6の中央から挿入して嵌合させる必要があった。
特開2013−163917号公報 特許第3492910号公報
しかしながら、上記特許文献1、2に記載されたセグメントの組み立て方法では、シールド掘削機の推進ジャッキ2のストロークが長いためにシールド掘削機が大型化するという欠点があった。そのため、シールド掘削機はコスト高になっていた。
しかも、特許文献2に記載された六角形セグメント3を用いてトンネル覆工部分を施工する場合、台形状の凹部6に嵌合する六角形セグメント3は凹部6の中央から嵌合させないと角部が他の角部に当接して損傷し易いという欠点もあった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、セグメントを組み立てる際に推進ジャッキが短いストロークで組み立てできるようにしたセグメント及びセグメントの組み立て方法を提供することを目的とする。
即ち、本発明に係るセグメントは、略円筒状のトンネル壁面の一部を構成する湾曲した略六角形板状のセグメントにおいて、互いに平行な第一側面と、第一側面間における対向する両側部にそれぞれ形成されていて角部を介して交差する第二側面及び第三側面と、を有しており、第一側面同士の間の長さをBとして、第一側面に直交する方向において第二側面は1/3Bの長さを有し、第三側面は2/3Bの長さを有していて、回転対称に形成されていることを特徴とする。
本発明のセグメントによれば、ハニカム構造にトンネル覆工を組み立てる際、両側のセグメント間の凹部に嵌合するセグメントはトンネル軸方向に1/3Bの長さ突出するため、シールド掘削機の推進ジャッキのストロークをセグメント長さBの1/3B程度に設定でき、従来のものより短く形成できてシールド掘削機の推進ジャッキを小型化できる。
本発明によるセグメントの組み立て方法は、上述したセグメントを、トンネル周方向に配列されたセグメント間の凹部に連結して略ハニカム構造のトンネル覆工を構築していくセグメントの組み立て方法であって、凹部に嵌合して連結される新たなセグメントは、凹部の両側に連結された2つの前記セグメントのトンネルの軸方向により突出した方のセグメントに対して1/3Bの長さ突出するように連結したことを特徴とする。
本発明によれば、トンネル施工時にセグメント幅Bの1/3Bを掘進する間にトンネル覆工の先端部の凹部に新たなセグメントを組み立てて連結することができるため、トンネルの掘削とセグメントの組み立てを同時に且つ連続して施工することができる。しかも、シールド掘削機の推進ジャッキのストロークをセグメント長さBの1/3B程度に設定でき、従来のものより短く形成できてシールド掘削機の推進ジャッキを小型化できる。
本発明によるセグメントの組み立て方法は、上述したセグメントを、トンネル周方向に配列されたセグメント間の凹部に連結して略ハニカム構造のトンネル覆工を構築していくと共に、トンネル覆工の前端面に推進ジャッキの推進反力をとってシールド掘削機を推進させるセグメントの組み立て方法であって、セグメントを組み立てる際の推進ジャッキのストローク長さを、[セグメントの長さB+第二側面の長さ1/3B+組み立て余裕代α]に設定して、トンネル覆工の凹部に新たなセグメントを連結してシールド掘削機を推進させるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、シールド掘削機でトンネルを1/3B掘進させながら、トンネル覆工の先端部にセグメントで形成された凹部に新たなセグメントを組み立てることを行うことができるため、トンネルの掘削とセグメントの組み立てを同時に施工することができる。しかも、掘削時におけるシールド掘削機の推進ジャッキのストロークをセグメント長さBの1/3B程度に設定でき、従来のものより短く形成できてシールド掘削機の推進ジャッキを小型化できる。
また、凹部を形成するセグメントの第三側面に、新たなセグメントの第三側面を当接させながら、凹部に新たなセグメント嵌合することが好ましい。
トンネル覆工のセグメントで形成した凹部に新たなセグメントを嵌合させる際、凹部の2/3Bの長さを有する第三側面にセグメントの第三側面を当接させながら摺動させて嵌合するため、セグメントの角部の損傷のおそれを抑制できる。
本発明に係るセグメントは、略円筒状のトンネル壁面の一部を構成する湾曲した略六角形板状のセグメントにおいて、互いに平行な第一側面と、第一側面間における対向する両側部にそれぞれ形成されていて角部を介して交差する第二側面及び第三側面と、を有しており、第一側面同士の間の長さをBとして、第一側面に直交する方向において第二側面は1/4Bより大きく1/2Bより小さい範囲の長さを有し、第三側面は1/2Bより大きく3/4Bより小さい範囲の長さを有していて、回転対称に形成されていることを特徴とする。
本発明のセグメント及びその組み立て方法によれば、互いに平行な第一側面同士の間に設けた第二側面を1/3Bの長さに設定して回転対称としたため、トンネル覆工をハニカム構造に組み立てる際、両側のセグメント間の凹部に嵌合するセグメントはトンネル軸方向に1/3Bの長さ突出ことになる。そのため、推進ジャッキのストロークを1/3Bの長さを加えた長さ程度に設定でき、従来のものより短いためシールド掘削機の推進ジャッキを小型化できる。
しかも、トンネルの掘削とセグメントの組み立てを同時に且つ効率よく施工することができる。
本発明の実施形態による六角形セグメントを示す図である。 実施形態による六角形セグメントをトンネル覆工の凹部に組み立てる第一工程を示す展開図である。 次の六角形セグメントをトンネル覆工の凹部に組み立てる第二工程を示す展開図である。 六角形セグメントの組み立て工程を示す図であり、(a)は実施形態の変形例の場合、(b)は従来例の場合の図である。 従来の長方形セグメントを組み立てる工程を示す展開図である。 従来の六角形セグメントを組み立てる工程を示す展開図である。
以下、本発明の実施形態によるセグメント及びセグメント組み立て方法について図1〜図3を参照して説明する。
図1は実施形態に係る六角形セグメント10を示すものである。
本実施形態による六角形セグメント10は略六角形板状であり、例えば略円筒状のトンネルを構築するトンネル壁面であるトンネル覆工17の一部を形成するよう湾曲して所定の厚みを有している。六角形セグメント10は対向する長辺をなす第一側面11同士が互いに平行で同一長さに形成されている。対向する第一側面11の両側側部には角部kを挟んでそれぞれ二辺が屈曲して形成され、比較的短い辺をなす第二側面12と比較的長い片をなす第三側面13とが交差して形成されている。
六角形セグメント10は第一側面11に直交する方向をトンネルの軸方向Oとして、第一側面11と第一側面11との間の長さを幅Bとする。第二側面12は軸方向Oに1/3Bの長さを有している。第三側面13は軸方向Oに2/3Bの長さを有している。六角形セグメント10は180度回転対称に形成されている。この六角形セグメント10は例えば鋼製、鉄筋コンクリート製、或いは合成セグメント等とされている。
本実施形態による六角形セグメント10は、図2に示すように、即ち、図示しないシールド掘削機15によってトンネルを掘削すると共に掘削された地盤の壁面に沿って六角形セグメント10を周方向に接合して略ハニカム構造に連結することでトンネル覆工17を築造する。トンネル覆工17は例えば周方向に6個の六角形セグメント10を千鳥状に組み合わせて連結すると共にトンネル軸方向Oに連結されていく。トンネル覆工17では、各六角形セグメント10の第一側面11同士、第二側面12同士、第三側面13同士を互いに面接合することでボルト等で連結される。
図2に示すトンネル覆工17において、掘削方向の先端面では、例えば左側から右側に六角形セグメント10が配列されており、左側の六角形セグメント10の第二側面12と隣の六角形セグメント10の第二側面12同士が接合し、更に第三側面13とその隣の六角形セグメント10の第三側面13同士が接合している。これら3つの六角形セグメント10によって略台形状の凹部18を形成している。台形状の凹部18は底部が第一側面11、一方の側部が第三側面13、他方の側部が第二側面12で形成されている。凹部18の両側部の六角形セグメント10では、一方の第三側面13の方が他方の第二側面12よりもトンネルの軸O方向に1/3B突出している。
本実施形態では、このような凹部18を有する構造が隣り合う六角形セグメント10の第三側面13同士を接合して、周方向に二組形成されている。これらの凹部18内にこれからセットしようとする新たな六角形セグメント10が嵌合される。しかも、凹部18の第三側面13を形成する六角形セグメント10が最も先端側に突出しており、凹部18の第二側面12を形成する六角形セグメント10は最も突出した六角形セグメント10よりも1/3B後退している。凹部18の底部である第一側面11を形成する六角形セグメント10は最も突出した六角形セグメント10よりも2/3B後退している。
シールド掘削機15の前端部には図示しないカッタ板が回転可能に設置されて地中の地盤を掘削可能である。掘削された土砂は図示しないスクリューコンベア等によって排出可能である。シールド掘削機15の後端部には、既に施工されたトンネル覆工17の先端面を押圧する推進ジャッキ19がロッド19aを伸縮可能に設置されている。推進ジャッキ19のロッド19aはトンネル覆工17の先端面に形成された各六角形セグメント10の第一側面11に当接させている。
推進ジャッキ19はロッド19aをセグメント幅Bの1/3B伸長させることでトンネル覆工17の先端面で推進反力をとって、シールド掘削機15をトンネル軸方向Oに1/3Bだけ掘進させる。これにより、凹部18の底部から推進ジャッキ19までの距離Lは最大で[L=B+1/3B+α]になる。αは、六角形セグメント10を凹部18の空間に組み立てる際の組み立て余裕代である。
本実施形態による六角形セグメント10とシールド掘削機15は上述した構成を備えており、次に六角形セグメント10の組み立て方法について説明する。
図2に示す六角形セグメント10の組立状態において、シールド掘削機15の推進ジャッキ19のロッド19aがセグメント幅Bの1/3B伸長すると共に、前端部のカッタ板でトンネル軸方向O前方に1/3B掘削する。この状態で、推進ジャッキ19とトンネル覆工17の先端部における凹部18の底部との距離Lが[B+1/3B+α]に設定される。その後、凹部18を押圧する推進ジャッキ19のロッド19aを収縮させて空間を形成する。
そして、図示しないエレクター等を用いて、図2において二点鎖線で示す新たな六角形セグメント10を凹部18の空間内に組み込む。その際、新たな六角形セグメント10の後半部の第一側面11、第二側面12、第三側面13を凹部18内の底部の第一側面11、両側部の第二側面12、第三側面13にそれぞれ嵌合させ、ボルト等で連結する。もう1つの凹部18内にも同様に新たな六角形セグメント10を嵌合させてボルト等で連結する。こうして、トンネル覆工17の前端部の2つの凹部18における周方向の六角形セグメント10の施工が完了し、推進ジャッキ19のロッド19aを伸長させて新たな六角形セグメント10の第一側面11を押圧する。
そして、図3に示す先端部を有するトンネル覆工17が得られる。新たな2個の六角形セグメント10を連結することで組み立てが進み、先端部に新たな2つの凹部18がそれぞれ前方右側に移行して形成される。なお、新たな六角形セグメント10の組込み中においてもシールド掘削機15はトンネルの地盤の掘削を継続している。
次に、シールド掘削機15の推進ジャッキ19のロッド19aがセグメント幅Bの1/3B伸長すると共に、前端部のカッタ板でトンネル軸方向Oに1/3B掘削する。そして、トンネル覆工17の前端部に形成された新たな凹部18の底部を押圧する推進ジャッキ19のロッド19aを収縮させることで、推進ジャッキ19のストローク長さ(推進ジャッキ19と凹部18との間の長さ)L=B+1/3B+αの空間が形成される。この空間内に新たな六角形セグメント10を挿入して凹部18に嵌合させる。
こうして、トンネル覆工17の周方向先端部に形成される2つの凹部18に新たな六角形セグメント10を嵌合して連結する作業を順次3回行うことで、1周分のトンネル覆工17が周方向に形成される。このような作業をトンネル内で繰り返すことでトンネル覆工17が構築される。
ここで、推進ジャッキ19の伸縮長さと掘削施工との関係について説明する。
図6の従来技術に示すように、六角形セグメント3に第二側面5aと第三側面5bの各長さを1/2Bに形成した場合、シールド掘削機15のカッタ板によるトンネルの掘削と新たな六角形セグメント3の凹部6への嵌合を同時にできるため組立速度は高速化できる。しかし、上述のように、推進ジャッキ19が比較的大型であるため、シールド掘削機15が大型化する欠点がある。
一方、実施形態における六角形セグメント10の第二側面12の長さを1/4Bと第三側面13の長さを3/4Bに変形して形成した場合、カッタ板によるトンネル軸方向Oの掘削距離が1/4Bと短くなり掘削時間も短くなる。一方、凹部18の空間内への六角形セグメント10の組み立て時間は実施形態と同一時間かかる。そのため、トンネル掘削と六角形セグメント10の連結とを連続してバランスよく施工するためには、六角形セグメント10の組み立て作業をより高速で行うかカッタ板による掘削速度を遅くするか、しなければならない。六角形セグメント10の組み立て作業を高速化する場合、作業が煩雑で処理能力を超えてしまう。また、カッタ板による掘削速度を遅くする場合には、掘削速度が遅くなるため施工効率が低下する。
これに対し、本実施形態による六角形セグメント10では、第二側面12の長さ1/3Bと第三側面13の長さ2/3Bに設定したため、カッタ板による掘削距離1/3B及び掘削時間と六角形セグメント10の組み立て時間とのバランスを確保でき、効率よく施工できる。
上述したように本実施形態による六角形セグメント10及びこれを用いたセグメントの組み立て方法によれば、トンネル覆工17の前端部に新たな六角形セグメント10を組み立てる際に、推進ジャッキ19のロッド19aを長さ1/3Bだけ伸縮すればよいため、シールド掘削機15が小型のものでよく製造コストを低減できる。また、六角形セグメント10は両側部が回転対称な変形形状であっても同一形状であるため、型枠費用を節約できる。
更に、シールド掘削機15によるトンネルの掘削と六角形セグメント10の組み立てを同時に施工することができるため施工を高速で行える。しかも、シールド掘削機15によるトンネルの掘削時間と六角形セグメント10の組み立て時間のバランスがよいため、施工が効率的で高速化できる。
以上、本発明の実施形態による六角形セグメント10及びその組み立て方法について詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜の変更や置換等が可能であり、これらはいずれも本発明に含まれる。以下に、本発明の変形例等について説明するが、上述の実施形態と同一または同様な部分、部材には同一の符号を用いて説明を省略する。
図4は実施形態による六角形セグメント10によるトンネル覆工17の凹部18への組み立て方法を示すものである。
図4(b)に示す従来例の六角形セグメント3において、第二側面5aと第三側面5bの長さがそれぞれ1/2Bに設定されているため、嵌合時に凹部6の中央から嵌合させないと両側の六角形セグメント3や新たな六角形セグメント3の角部が当接して損傷するおそれがある。
これに対し、図4(a)に示す実施形態による六角形セグメント10の組み立て方法において、凹部18に新たな六角形セグメント10を嵌合させる際、凹部18における2/3Bの長さを有する第三側面13に、六角形セグメント10の第三側面13を当接させて凹部18の第三側面13に沿って凹部18内に移動させて嵌合させることができる。これによって、新たな六角形セグメント10を嵌合させる際、トンネル覆工17における凹部18の両側の六角形セグメント10の角部に接触して角部を損傷することを防止できる。
上述した実施形態や変形例に示す六角形セグメント10はセグメントに含まれる。また、実施形態では、六角形セグメント10における対向する第一側面11間の長さをBとし、角部を有する両側部の第二側面12の長さを1/3Bとした。しかし、本実施形態の六角形セグメント10では、長さ1/3Bについて1/4Bより大きく1/2Bより小さい範囲であればよく、これらの範囲を含むものとする。同様に、第三側面13の長さ2/3Bは1/2Bより大きく3/4Bより小さい範囲を含むものとする。
10 六角形セグメント
11 第一側面
12 第二側面
13 第三側面
15 シールド掘削機
17 トンネル覆工
18 凹部
19 推進ジャッキ
19a ロッド

Claims (4)

  1. 略円筒状のトンネル壁面の一部を構成する湾曲した略六角形板状のセグメントにおいて、
    互いに平行な第一側面と、前記第一側面間における対向する両側部にそれぞれ形成されていて角部を介して交差する第二側面及び第三側面と、を有しており、
    前記第一側面同士の間の長さをBとして、前記第一側面に直交する方向において前記第二側面は1/3Bの長さを有し、前記第三側面は2/3Bの長さを有していて、
    前記両側部の各々において、前記第一側面の何れか一方と前記第二側面とがなす角、及び、前記第三側面と前記第一側面の何れか他方とがなす角が、90度よりも大きく、
    回転対称に形成されていることを特徴とするセグメント。
  2. 請求項1に記載されたセグメントを、トンネル周方向に配列された前記セグメント間の凹部に連結して略ハニカム構造のトンネル覆工を構築していくセグメントの組み立て方法であって、
    前記凹部を形成する前記セグメントの第三側面に、新たな前記セグメントの第三側面を当接させながら、前記凹部に新たな前記セグメント嵌合し、
    前記凹部に嵌合して連結される新たな前記セグメントは、前記凹部の両側に連結された2つの前記セグメントのトンネルの軸方向により突出した方の前記セグメントに対して1/3Bの長さ突出するように連結したセグメントの組み立て方法。
  3. 請求項1に記載されたセグメントを、トンネル周方向に配列された前記セグメント間の凹部に連結して略ハニカム構造のトンネル覆工を構築していくと共に、前記トンネル覆工の前端部に推進ジャッキの推進反力をとってシールド掘削機を推進させるセグメントの組み立て方法であって、
    前記セグメントを組み立てる際の推進ジャッキのストローク長さを、[前記セグメントの長さB+前記第二側面の長さ1/3B+組み立て余裕代]に設定して、
    前記凹部を形成する前記セグメントの第三側面に、新たな前記セグメントの第三側面を当接させながら、前記凹部に新たな前記セグメント嵌合し、
    前記トンネル覆工の凹部に新たな前記セグメントを連結して前記シールド掘削機を推進させるようにしたことを特徴とするセグメントの組み立て方法。
  4. 略円筒状のトンネル壁面の一部を構成する湾曲した略六角形板状のセグメントにおいて、
    互いに平行な第一側面と、前記第一側面間における対向する両側部にそれぞれ形成されていて角部を介して交差する第二側面及び第三側面と、を有しており、
    前記第一側面同士の間の長さをBとして、前記第一側面に直交する方向において前記第二側面は1/4Bより大きく1/2Bより小さい範囲の長さを有し、前記第三側面は1/2Bより大きく3/4Bより小さい範囲の長さを有していて、
    前記両側部の各々において、前記第一側面の何れか一方と前記第二側面とがなす角、及び、前記第三側面と前記第一側面の何れか他方とがなす角が、90度よりも大きく、
    回転対称に形成されていることを特徴とするセグメント。
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