JP6030470B2 - トンネル施工方法 - Google Patents
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当該推進工法では、先頭の管の後方に後続の管を順次接続した管列を当該管列の後方から推進手段の元押しジャッキと呼ばれるジャッキ(管を発進させる発進基地内に設置されるジャッキ)を作動させて管列を推進させるため、管列が長くなるほど管列と地山との接触面積が大きくなって管列を推進させる際の推進反力が大きくなる。
そこで、管を推進させる際の推進反力を低減させるために、管の外周面と地山との間に生じる空隙部に滑材を注入したり(特許文献1等参照)、管の外周面から外方に向かって出没作動する拡径手段を設けること(特許文献2等参照)等が知られている。
また、特許文献2のように、管の外周面から外方に向かって出没作動する拡径手段を用いる方法では、モーターやギヤ機構等を備えた駆動装置が必要となり、コストが嵩む。
さらに、大口径の管を推進させる場合においては、特許文献1では、滑材の空洞部の容積が大きくなるので、滑材用プラント、滑材用注入ポンプの容量を大きくしたり、注入管、注入孔の数を増やす必要があり、また、特許文献2では、拡径手段の数を増やす必要があるので、さらにコストが嵩むという問題点があった。
本発明は、安価かつ簡易に管の推進時の推進反力を低減できるトンネル施工方法を提供する。
管の内側に振動発生装置を設けて、管を地山に推進させる際に振動発生装置を駆動させて管を振動させるので、推進時の推進反力をより低減できるようになる。特に、管を推進させ始める時、又は、推進反力が大きくなった場合に、管を振動させることにより、推進反力を低減できて管を推進させることができるようになるので、推進工法によって構築できるトンネルの距離を伸ばすことができる。
管を推進させてトンネルを構築した後に、ロックボルトを用いて管を地山に固定したので、大口径の管であっても地山に確実に固定でき、大口径トンネルを施工できるようになる。
推進反力低減手段は、管の外周面を覆うように設けられて管と同軸に設けられた筒状体により形成され、当該筒状体は、管の外周に沿って凹部と凸部とが交互に連続し、かつ、各凹部及び各凸部が管の延長方向に沿って真っ直ぐに連続する構成を備えたので、安価かつ簡易に管の推進時の推進反力を低減でき、同じ推進力で管を推進させることのできる距離を伸ばすことができるので、推進工法によって構築できるトンネルの距離を伸ばすことができる。
前後に連結された前の管の推進方向と後の管の推進方向とが異なるようになって各管の中心軸線が交差する状態となることを許容し、かつ、当該各管の中心軸線が交差する状態となった場合の前後の管間の水密性能を維持するための水密性能維持部材を、前の管の後端面と後の管の先端面との間に介在させたので、曲線推進となった場合、各管の中心軸線が交差する状態となって前後の管間の間隔の差異発生に対応できるとともに、前後の管間の水密性能を維持できるようになる。
管の構成要素である複数の分割ピースの内側にそれぞれトンネル内部構築物が構築された複数の分割ピース構成体をトンネル施工現場の発進基地の近傍の地上まで運搬して当該地上で複数の分割ピース構成体を組み立てて内側にトンネル内部構築物が構築された管を形成するとともに、当該管の外面に前記推進反力低減手段を備えた推進管を形成して、当該推進管を発進基地内に搬入して地山に推進させたので、複数の分割ピース構成体を現場に運搬することで管を現場まで運搬する際の大きさを小さくすることができるとともに大口径トンネルを構築することが可能となる。また、トンネル内部構築物が内側に構築された管を推進させるので、トンネル構築後においてトンネル内部に構築物を構築する作業を削減できる。
実施形態1のトンネル施工方法において、図1に示すように、管1を立坑等により形成された発進基地2から地山3に推進工法によって推進させるための管推進装置は、例えば掘削時の切羽安定機能と土砂搬出機能とを備えた密閉型推進工法を実現する装置であって、掘削装置10と、推進手段20と、を備えた構成である。
推進手段20は、例えば、管1を押圧するための複数の元押しジャッキと呼ばれるジャッキ21;21…、管1の後端面に設置されてジャッキ21;21…からの押圧力を管1に伝達する当て材22、管1の推進の際に複数のジャッキ21;21…に加わる推進反力を受ける支圧体23等を備えた構成である。推進手段20は発進基地2に設置されて、発進基地2から管1を地山3に向けて押圧する。
例えば、管1の構成要素である複数の弧状分割ピースを組み立てて円管状の管1を形成する(図2参照)。
波板筒状体6は、例えば、合成樹脂又は金属板等により形成されたものを用いる。
図2に示すように、波板筒状体6は、管1の外周面を覆うように中心軸が管1の中心軸と同じになるように管1と同軸に設けられ、かつ、管1の外径寸法と対応した内径寸法の筒体を構成するように形成される。当該波板筒状体6は、管1の外周に沿って凹部(谷部)と凸部(山部)とが交互に連続し、かつ、各凹部及び各凸部が管1の延長方向に沿って真っ直ぐに連続するように形成された構成である。即ち、波板筒状体6は、筒の外周面が筒の周方向に沿って波打つように形成された筒体により構成される。尚、当該波板筒状体6は、予め筒状に形成されたものを用いてもよいし、管1の外周に沿って分けられた複数の波板を用いてこれら複数の波板を管1の外周に沿って互いに隣り合うように接続して管1の外周面を覆うよう形成されたものであってもよい。
さらに、地上5で、後続の管1(以下、後続管1Bという)の中心軸線Cに沿った方向の環状の一端面(先端面)に、この環状の一端面を覆うように環状のゴム板15を取付けた後続の推進管を形成する。即ち、前後に連結される前の管の後端面と後の管の先端面との間に水密性能維持部材の一例としてのゴム板15を介在させる。水密性能維持部材は、前後に連結された前の管1の推進方向と後の管1の推進方向とが異なるようになって各管1;1の中心軸線Cが交差する状態となることを許容して当該各管1;1の中心軸線Cが交差する状態となった場合の前後の管1;1間の水密性能を維持するための部材である。尚、前後に連結される各管1;1の中心軸線Cが交差する状態となることを許容する接続手段として、例えば、図外の中折れジャッキと呼ばれるジャッキを備えた中折れ装置と呼ばれる装置によって前後の管1;1が接続されている。
トンネル構築ステップでは、先頭推進管を発進口4から地山3に推進させ、かつ、推進させた先頭推進管の後端に後続推進管を連結し、さらに地山3に推進させた前の後続推進管の後端に順次後続推進管を連結していって、これら推進管を地山3に推進させてトンネルを構築する。
管固定ステップでは、図4に示すように、管1の推進完了後に管1をロックボルト50で地山3に固定する。
尚、推進管形成ステップでの推進管形成作業は、発進基地2内で行うようにしてもよい。
掘削装置10及び推進手段20を発進基地2内に搬入して、管1をジャッキ21;21…で押圧した際にジャッキ21;21…に伝達される推進反力を受けるための支圧体23を設置し、この支圧体23に複数のジャッキ21;21を固定しておくととともに、カッターヘッド11を発進口4に設置しておく。また、工場で製作された複数の分割ピース1a;1a…を、工場からトンネル施工現場における発進基地2の近傍の地上5まで運搬しておく。
地上5で複数の分割ピース1a;1a…を組み立てて先頭管1Aを形成し、当該先頭管1Aの外周面に波板筒状体6を取付けた後、外周面に波板筒状体6が取付けられた当該先頭管1A、即ち、先頭推進管を発進基地2内に運ぶ。そして、先頭推進管の先端側にカッターヘッド11を取付けるとともに、送泥装置、排泥装置、駆動装置等を設置し、カッターヘッド11及び複数のジャッキ21;21…を作動させることによって、先頭推進管を地山3に推進させる。尚、先頭推進管を推進させる前に、先頭推進管の先端における先頭管1Aの外周面と波板筒状体6との間の隙間は図外の塞材で塞いでおいて、先頭推進管を推進させた場合に先頭管1Aの外周面と波板筒状体6との間に土砂等が入り込まないようにしておく。
先頭推進管を地山3に推進させた後、複数のジャッキ21;21…のピストンを後退させる。地上5で複数の分割ピース1a;1a…を組み立てて後続管1Bを形成し、当該後続管1Bの外周面に波板筒状体6を取付けるとともに先端面にリングゴム板15を取付けた後に、当該波板筒状体6及びリングゴム板15が取付けられた当該後続管1B、即ち、後続推進管を発進基地2内に運ぶ。そして、既に地山3に推進させた先頭推進管の後端面と後続管1Bの先端面に取付けられたリングゴム板15とを突合わせて互いに接触させた状態で当該先頭推進管と後続推進管とを上述した中折れ装置等の接続手段により接続するとともに、先頭管1Aの外周面に取付けられた波板筒状体6の後端部と後続管1Bの外周面に取付けられた波板筒状体6の先端部とを重ね合わせておいて、前後に連結される各推進管の中心軸線Cが交差する状態となった場合でも前後の波板筒状体6;6間に隙間が生じないように構成しておく。そして、カッターヘッド11及び複数のジャッキ21;21…を作動させることによって、前後に連結された先頭推進管及び後続推進管を地山3に推進させる。
以後、波板筒状体6及びリングゴム板15が取付けられた後続管1B、即ち、後続推進管を発進基地2内に運んで、既に推進させた後続推進管の後端に連結してこれら推進管を地山3に推進させるという作業を繰り返し、先頭推進管を図外の到達基地内に到達させることによって、管1;1…で覆工されたトンネルを構築する。
尚、推進管を推進させる場合、管1の後端面とジャッキ21;21…のピストンヘッドとの間に管1の環状の後端面と接触する環板状の当て材22を介在させた状態でジャッキ21;21…のピストンを伸長させることによって推進管を押圧する。このように、環板状の当て材22を介在させることで、少数のジャッキ21で管1の環状の後端面に押圧力を均等に伝達することが可能となるとともに、管1の環状の後端面を保護できる。
また、工場で形成された複数の分割ピース1a;1a…をトンネル施工現場の発進基地2の近傍の地上5まで運搬して当該地上5で複数の分割ピース1a;1a…を組み立てて管1を形成するので、管を1工場から現場まで運搬する際の大きさを小さくすることができるとともに大口径の推進トンネルを構築することが可能となる。
尚、現状の道路交通法上、内径3.0m程度までの管しか運搬できない。従って、現状、推進工法においては、小口径の推進トンネルしか構築できなかったが、実施形態1によれば、工場から現場に複数の分割ピース1a;1a…を運搬して管1を形成するので、管1を構成する分割ピース1a;1a…の数を多くすることにより、分割ピース1a;1a…を工場から現場に運搬できて、より大口径の管1を形成することが可能となり、より大口径の推進トンネルを構築することが可能となる。例えば、都市部において内径10m級の鉄道複線トンネルを推進工法によって構築することが可能となる。つまり、推進させる管1の口径を大きくする場合には、道路交通法上運搬できるように、管を分割した分割ピース1aの分割数を多くすればよい。
また、前後に連結される前の管1の後端面と後の管1の先端面との間に水密性能維持部材の一例としてのゴム板15を介在させたので、前の管1と後の管1との間に伸縮可能なのび代が形成され、曲線推進となった場合、前の管1の中心軸線Cと後の管1の中心軸線Cとが交差する状態となって前後の管1;1間の間隔の差異発生に対応できるとともに、前の管1と後の管1との間の水密性能を維持できるようになる。
推進管を推進させてトンネルを構築した後に、ロックボルト50を用いて管1を地山3に固定した。即ち、従来のように管の外周と地山との隙間に裏込注入を行わずに、すべての管1;1・・・の推進が終わった段階でロックボルト50を用いてトンネルを構築する管1;1・・・を地山3に固定することで、大口径の管1であっても地山3に確実に固定できるようになり、大口径トンネルを施工できるようになる。
図3;4に示すように、管1の構成要素である複数の分割ピース1a;1a…の内側にそれぞれトンネル内部構築物が構築された複数の分割ピース構成体をトンネル施工現場の発進基地2の近傍の地上5まで運搬して当該地上5で複数の分割ピース構成体を組み立てて内側にトンネル内部構築物が構築された管1を形成するとともに、当該管1の外面に前記推進反力低減手段を備えた推進管を形成して、当該推進管を発進基地2内に搬入して地山3に推進させる。
実施形態2によれば、複数の分割ピース構成体を現場に運搬することで管1を現場まで運搬する際の大きさを小さくすることができるとともに大口径トンネルを構築することが可能となり、また、トンネル内部構築物が内側に構築された推進管を推進させるので、トンネル構築後においてトンネルの内部に構築物を構築する作業を削減できる。
例えば、内側に、鉄道の軌道面スラブ(コンクリートスラブ)40、信号線や電力線(ケーブルトラフ)、道路の排水溝等の内部構築物を複数の分割ピース1a;1a…の内側に組み込んだ構成の複数の分割ピース構成体を工場で製作し、当該複数の分割ピース構成体を工場から現場まで運搬して現場の地上5において複数の分割ピース構成体を組み立てて内側にトンネル内部構築物が構築された管1を形成する。従来は、トンネル構築後の後工事として、トンネルの内側にトンネル内部構築物を構築する作業を行っていたが、実施形態2によれば、トンネル構築後においてトンネル内部に構築物を構築する作業を削減できるようになる。
図3;図4に示すように、管1の内側に振動発生装置(バイブレータ)30を設けて、管1を地山3に推進させる際に振動発生装置30を駆動させて管1を振動させることによって、管1の推進時の推進反力をより低減できるようになり、推進工法によって構築できるトンネルの距離を伸ばすことができるようになる。特に、管1を推進させ始める時、又は、推進反力が大きくなって管1を推進させにくくなった場合等に、振動発生装置30を駆動させて管1を振動させることにより、推進反力を低減できて管1を推進させることができるようになる。
実施形態2のように、内側にトンネル内部構築物が構築された管1を形成する場合において、管1内にシールド機械部品の設置スペースは残しておき、シールド工法で管1を推進させることができるようにしておくことで、推進工法において途中で管1を推進できなくなった場合に推進工法からシールド工法に変更して管を推進させることができるようになる。
推進工法を用いて管を推進させることによって、地山3に複数の管を前後に連結した1つの管列を設置し、当該1つの管列の内側から当該1つの管列の周囲の地山3にモルタル、セメントミルク、薬剤等の地盤改良材を注入して地盤改良を行った後に、当該1つの管列と並ぶように新たな1つの管列を地山3に設置し、当該新たな1つの管列の内側から当該新たな1つの管列の周囲の地山3に地盤改良材を注入して地盤改良を行う。以後同様に、地山3に設置された管列と並ぶように新たな1つの管列を地山3に設置し、当該新たな1つの管列の内側から当該新たな1つの管列の周囲の地山3に地盤改良材を注入して地盤改良を行うという作業を繰り返すことによって、複数の管列を、掘削すべきトンネルの外周縁に沿って互いに隣り合うように配置して、複数の管列で形成された例えば断面円形状、断面楕円形状等の筒体によって囲まれた筒体内側の地山3を掘削してトンネル空洞部を形成することにより、トンネルを構築する方法において、図5に示すように、各管列1X;1X…を構成する各管1Y;1Y…の外周面に管1Yの推進反力を低減させるため推進反力低減手段を形成する筒状体の一例としての波板筒状体6を図外の取付手段を用いて取付けた推進管を用い、当該推進管を用いた管列1Xを推進させて互いに隣り合う管列1X;1X間及び各官列1X;1X…の周囲の地山3を地盤改良部54としながら、複数の管列1X;1X…を、掘削すべきトンネルの外周縁に沿って互いに隣り合うように配置して、複数の管列1X;1X…で形成された筒体によって囲まれた筒体内側の地山3を掘削してトンネル空洞部51を形成し、当該トンネル空洞部51の壁面に吹付けコンクリート等による覆工層52を形成した後に、複数の管列1X;1X…をロックボルト53で地山3に固定することによりトンネルを構築してもよい。
このように、複数の管列を、掘削すべきトンネルの外周縁に沿って互いに隣り合うように配置して、複数の管列で形成された筒体によって囲まれた筒体内側の地山3を掘削してトンネル空洞部51を形成するトンネル構築方法において、各管列1X;1X…を構成する各管1Y;1Y…の外周面に推進反力低減手段を取付けた推進管を用いることで、安価かつ簡易に管1Yの推進時の推進反力を低減できるようになる。また、複数の管列1X;1X…をロックボルト53で地山3に固定することにより、複数の管列1X;1X…を地山3に確実に固定でき、安定なトンネルを構築できる。
また、筒状体は、管の外周に沿って凹部と凸部とが交互に連続し、かつ、各凹部及び各凸部が管の延長方向に沿って曲がって連続するように形成された構成のものを用いてもよい。
尚、推進反力低減手段としては、管の外面に取付けることができて、推進時の推進反力を低減できる構成の推進管を簡単に得ることができるものであればよい。
6 波板筒状体(推進反力低減手段)、11 カッターヘッド(掘削手段)、
15 ゴム板(水密性能維持部材)、20 推進手段、30 振動発生装置、
40 鉄道の軌道面スラブ(内部構築物)、50;53 ロックボルト、C 中心軸線。
Claims (6)
- 最初に推進させる先頭の管の先端側に設けられた掘削手段で地山を掘削させるとともに推進手段で先頭の管を前方へ押圧することによって先頭の管を地山に推進させ、さらに、推進させた先頭の管の後方に順次後続の管を連結していって前記掘削手段及び推進手段を作動させてこれら管を地山に推進させることによってトンネルを構築していくトンネル施工方法において、
管を地山に推進させる際の推進反力を低減させるための推進反力低減手段を管の外面に取付けた後に管を地山に推進させたことを特徴とするトンネル施工方法。 - 管の内側に振動発生装置を設けて、管を地山に推進させる際に振動発生装置を駆動させて管を振動させることを特徴とする請求項1に記載のトンネル施工方法。
- 管を推進させてトンネルを構築した後に、ロックボルトを用いて管を地山に固定したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトンネル施工方法。
- 推進反力低減手段は、管の外周面を覆うように設けられて管と同軸に設けられた筒状体により形成され、当該筒状体は、管の外周に沿って凹部と凸部とが交互に連続し、かつ、各凹部及び各凸部が管の延長方向に沿って真っ直ぐに連続する構成を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のトンネル施工方法。
- 前後に連結された前の管の推進方向と後の管の推進方向とが異なるようになって各管の中心軸線が交差する状態となることを許容し、かつ、当該各管の中心軸線が交差する状態となった場合の前後の管間の水密性能を維持するための水密性能維持部材を、前の管の後端面と後の管の先端面との間に介在させたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のトンネル施工方法。
- 管の構成要素である複数の分割ピースの内側にそれぞれトンネル内部構築物が構築された複数の分割ピース構成体をトンネル施工現場の発進基地の近傍の地上まで運搬して当該地上で複数の分割ピース構成体を組み立てて内側にトンネル内部構築物が構築された管を形成するとともに、当該管の外面に前記推進反力低減手段を備えた推進管を形成して、当該推進管を発進基地内に搬入して地山に推進させたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のトンネル施工方法。
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