JP6986327B2 - コラーゲンを用いて製造された医療用材料及びその製造方法 - Google Patents

コラーゲンを用いて製造された医療用材料及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明の実施例は、コラーゲンを用いて製造された医療用材料及びその製造方法に係り、より詳細には、コラーゲンを紡糸して糸状に加工した後、紡糸された糸を架橋(Cross−linking)させると、架橋済みのコラーゲン糸は、架橋前のものに比べて増加した強度を有し、水溶液上で形態を維持するので、医療用の糸又はフィルムとしての様々な応用が可能となり、それにより医療用材料の品質及び信頼性を大幅に向上させるので、ユーザーの多様なニーズを満たして良いイメージを植えつけることができるようにしたものである。
周知の如く、コラーゲンは人体の組織を構成する物質である。コラーゲンを人体の損傷部位に適用する場合、コラーゲンは、組織再生に役立つことが知られており、医療分野に広く使われている。これはコラーゲンが機能的利点をたくさん持っているためであり、その機能的な利点は生体適合性、生分解性、組織修復能力などである。現在、医療分野において、コラーゲンが人体組織に適用される部位は、例えば骨、組織、生体膜など、ほぼすべての身体組織である。
文献上のコラーゲン糸の製造に関連する従来の類似技術としては、脱水を利用したコラーゲン糸を製造する方法、エレクトロスピニングを用いて糸を製造する方法、3次元印刷(printing)を用いて糸を製造する方法などがある。脱水を用いたコラーゲン糸の製造方法は、単純に脱水を介して形態を維持させる方法であって、これによるコラーゲン糸は人体内で容易に分解される。一方、エレクトロスピニング或いは3次元印刷を用いて糸を製造する方法は、2次元或いは3次元構造で固定する方法であって、これによるコラーゲン糸は、糸としては活用できない。これにより、従来技術による糸は医療用の糸として人体に適用する可能性が少ないと考えられる。
一方、コラーゲンを用いた医療機器は、さまざまな形で患者に適用されている。しかし、ほとんどの医療機器は、2次元形態であるマトリックスや、3次元形態である支持体の形態に留まっている。
また、従来のコラーゲン糸の場合、十分な強度を持たないか、或いは水に溶けるという欠点を持っていた。
かかる問題点を解決するために、従来では次の先行技術文献が開発されたが、これらは、依然としても、前述した従来技術の問題点を一挙に解決することができないという大きな問題点が生じた。
韓国公開特許第2001−0090876号公報 (2001年10月19日) 韓国公開特許第2013−0066581号公報 (2013年6月20日) 韓国公開特許第2016−0032569号公報 (2016年3月24日) 韓国特許第1473617号公報 (2014年12月10日)
Alvin T. Yeh, Bernard Choi, J. Stuart Nelson, And Bruce J. Tromberg Reversible Dissociation of Collagen in Tissue. vol. 121, No.6 December 2003, The Society for Investigative Dermatology. 121:1332-1335
本発明は、上述した従来技術の諸問題点を解消するためになされたもので、コラーゲンと、高浸透圧剤及び架橋剤からなる架橋溶液とが備えられることを第1の目的とし、コラーゲンを紡糸して糸状に加工した後、紡糸された糸を架橋(Cross−linking)させると、架橋済みのコラーゲン糸は架橋前のものに比べて増加した強度を有し、水溶液上で形態を維持し、それにより医療用糸又はフィルムとしての様々な応用が可能となることを第2の目的とし、本発明を糸状のまま使用するか、或いは織物状に製織した後で使用するか、或いは3次元印刷を用いて積層するか、エレクトロスピニングを行うか、またはその他の様々な形態に加工して使用し、これによるコラーゲン糸が縫合糸、歯科用材料、組織代替材、癒着防止材、止血材、薬物送達体、フィルムタイプとして医療分野に適用可能となることを第3の目的とし、従来では主要に使用されていない形態である1次元構造のコラーゲン糸を2次元、3次元構造で加工することが可能であり、消費者のニーズに応じて様々な変形が可能であることを第4の目的とし、これにより医療用材料の品質と信頼性を大幅に向上させるので、ユーザーの多様なニーズを満たして良いイメージを植え付けることができるようにすることを第5の目的とする、コラーゲンを用いて製造された医療用材料及びその製造方法を提供する。
上記目的を達成するための本発明は、コラーゲンを用いて医療用材料を製造するために、蒸留水を溶媒とするコラーゲンの溶液を準備するステップを経る。
その後、前記コラーゲンを直ちに、高浸透圧剤と架橋剤とを混合した混合物である架橋溶液に浸漬又は露出させるステップを経る。
次いで、前記コラーゲンを洗浄し、乾燥させるステップを経て、コラーゲンを用いて製造された医療用材料の製造方法を提供する。なお、本発明のステップに関して用いる「直ちに」の用語は、「他の工程を経ることなく、直接に」を意味する。
すなわち、本発明は、コラーゲンを用いて医療用材料を製造するために、
(1)蒸留水を溶媒とするコラーゲンの濃度が1〜15%(w/v)の溶液を準備するステップ;
(2)準備されたコラーゲン溶液を注射器に充填した後、注射針を介して紡糸するか、ペトリ皿に薄く広げてフィルムとするステップ;
(3)紡糸されたコラーゲン糸又は薄く広げられたフィルムを直ちに、高浸透圧剤と架橋剤とを混合した混合物である架橋溶液に浸漬又は露出させてコラーゲン線維化を解離させてコラーゲン分子同士の間に架橋を起こさせるステップ;
(4)架橋の完了後、コラーゲン糸又はフィルムをすくい出して洗浄するステップ;及び
(5)洗浄の完了後、コラーゲン糸又はフィルムをすくい出して乾燥させるステップ;を含み、
前記(3)において、前記架橋溶液は、高浸透圧剤を溶媒にして架橋剤を0.1〜10%(v/v)の比率で含み、
前記高浸透圧剤が、グリセロール(glycerol)、イソソルビド(Isosorbide)、マンニトール(mannitol)及び尿素(urea)の中から選ばれたいずれか、からなることを特徴とする、コラーゲンを用いて製造された医療用材料の製造方法を提供する。
また、本発明は、前記(1)乃至(5)ステップの製造方法で製造された医療用材料を用いて医療用糸、医療用フィルム、縫合糸、歯科用材料、支持体、組織代替材、組織修復材、癒着防止材、止血材、薬物送達体及び補強材の中から選ばれたいずれか、として使用するために加工する組織修復用生体材料の製造方法を提供する。
上述したように、本発明は、コラーゲン、及び高浸透圧剤と架橋剤とからなる架橋溶液が備えられるようにしたものである。
前記技術的構成による本発明は、コラーゲンを紡糸して糸状に加工するか、ペトリ皿に薄く広げてフィルムとした後、紡糸された糸又は薄く広げられたフィルムを架橋(Cross−linking)させると、架橋済みのコラーゲン糸又はフィルムは架橋前のものと比較して増加した強度を有し、水溶液上で形態を維持し、それにより医療用糸又はフィルムとしての様々な応用が可能となる。
特に、本発明で製造されたコラーゲン糸は、糸状のまま使用するか、織物状に製織した後で使用するか、3次元印刷を用いて積層するか、エレクトロスピニングを行うか、或いはその他の様々な形態に加工して使用するもので、このような形態でコラーゲン糸を適用可能な医療分野は、縫合糸、歯科用材料、組織代替材、癒着防止材、止血材、薬物送達体、フィルムタイプなどがある。
また、本発明の1次元構造のコラーゲン糸は、従来では主要に使用されていない形態であって、前記1次元構造のコラーゲン糸を2次元、3次元構造で加工することが可能であり、消費者のニーズに応じて様々な変形が可能である。
本発明は、上述した効果により医療用材料の品質及び信頼性を大幅に向上させるので、ユーザーの多様なニーズを満たして良いイメージを植え付けることができるようにした非常に有用な発明である。
以下、このような効果を達成するための本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。
従来の3次元印刷技法で製造される工程図である。 従来のコラーゲン止血用線維の製造工程図である。 本発明に適用されたコラーゲンを用いて製造された医療用材料の製造方法を示すフローチャートである。 本発明に適用されたコラーゲンを用いて製造された医療用材料の製造方法を示す模式図である。 本発明の高浸透圧剤と架橋剤を用いたコラーゲン糸の製造模式図である。 本発明の架橋溶液(高浸透圧剤と架橋剤との混合溶液)の作用原理模式図である。 本発明によって製造されたコラーゲン糸を示す図面代用写真である。 本発明の様々な太さで紡糸されたコラーゲン糸を示す図面代用写真である 様々な条件で製造されたコラーゲン糸の引張強度を示すグラフである。 本発明によって製造されたコラーゲンフィルムを示す図面代用写真である 本発明によって製造された支持体を示す図面代用写真である 本発明によって製造されたコラーゲンフィルムの引張強度を示すグラフである。
本発明に適用されたコラーゲンを用いて製造された医療用材料及びその製造方法は、図2乃至図11に示すように構成される。
本発明を説明するにあたり、関連した公知の機能または構成に関する具体的な説明が本発明の要旨を不明確にするおそれがあると判断された場合には、その詳細な説明は省略する。
後述する用語は本発明における機能を考慮して設定された用語であって、これは生産者の意図または慣例によって異なるので、その定義は本明細書全般にわたった内容に基づいて下されるべきである。
また、図示された各構成の大きさ及び厚さは説明の便宜のために任意に示したので、本発明は必ずしも図示されたところに限定されない。
まず、本発明は、コラーゲンを人体に適用するためには、様々な形態に加工されなければならない。本発明は、コラーゲン糸を製造する技術であって、糸状の特性上、様々な形態に加工及び適用が可能である。たとえば、糸状のまま使用するか、織物状に製織した後で使用するか、3次元印刷を用いて積層するか、エレクトロスピニングを行うか、或いはその他の様々な形態に加工して使用するのである。このような形態でコラーゲン糸を適用可能な医療分野は、縫合糸、歯科用材料、組織代替材、癒着防止材、止血材、薬物送達体、フィルムタイプなどがある。
一般にコラーゲンを固体状態で人体に適用するためには、特定の形態に剤形化するステップが必要である。コラーゲンはもともと水に容易に溶解する。これを防ぐためには、コラーゲン剤形化ステップのうち、架橋(Cross−linking)ステップが要求される。架橋は、コラーゲン分子同士間の物理・化学的結合を誘導して互いに連結させることであり、架橋ステップを経たコラーゲンは、水に容易に溶けず、強度が増加する傾向を示す。特に、コラーゲン糸は、薄い1次元構造を持っており、強度が弱い。よって、強度を増加させるための特別な架橋方案が要求される。
一方、コラーゲンは、水溶液上で不透明な相(Phase)を有する。これは、多数のコラーゲン分子が互いに線維状に固まって「コラーゲン線維化」が起こるためである。「コラーゲン線維化」の結果により発生した「コラーゲン線維」は、非常に緻密かつ巨大な構造を持っている。
このような「コラーゲン線維化」が起こって不透明になった「コラーゲン線維」に高浸透圧剤(Hyperosmotic agent)を添加する場合、「コラーゲン線維」は透明な相に変化する。その理由は、高浸透圧剤が「コラーゲン線維」を解離させ、「コラーゲン線維」ではなく「コラーゲン分子」の形で維持させるためである。
前記コラーゲンの架橋の観点から見ると、「コラーゲン線維」は非常に緻密な構造を持つので、「コラーゲン線維」の内部に架橋剤が浸透しないため、「コラーゲン線維」と「コラーゲン線維」との間で制限的に架橋が起こる。しかし、高浸透圧剤を投入する場合は、「コラーゲン線維」を解離させ、「コラーゲン線維」間の架橋ではなく、「コラーゲン分子」同士の間に架橋が起こり、これによりさらに緻密な架橋構造を形成する。
また、本発明は、コラーゲン糸の強度を高めるためには架橋を実施しなければならない。しかし、コラーゲン線維化を成しているコラーゲン分子は、非常に緻密な構造を持っているので、架橋剤が線維同士の間に浸透しない。これを解決するために、高浸透圧剤を用いてコラーゲン線維化を解離させるとともに架橋を行うことにより、コラーゲン分子間の緻密な架橋構造を形成するようにした。
架橋されていないコラーゲンは、水に容易に溶け、強度を持っていない。しかし、上記の方式によって高浸透圧剤と架橋剤を用いる場合、コラーゲン糸が非常に緻密な架橋構造を持つため水に溶けず、非常に高い強度を示す。
図4の上段に示すように実際に紡糸の際に高浸透圧剤を混合して使用せずに架橋剤のみを使用する場合には、コラーゲン糸が水に溶けないものの、強度が非常に弱くて糸としては不適である。一方、紡糸の際に架橋剤を混合して使用せずに高浸透圧剤のみを使用する場合には、コラーゲンの線維化は抑制されたものの、架橋の効果は示されていない。ところが、紡糸の際に図4の下段に示すように高浸透圧剤と架橋剤を混合して同時に使用する場合には、水に溶けず、非常に高い強度を持つコラーゲン糸を得ることができた。
以下、本発明の製造方法について説明する。
(本発明の製造方法のステップの構成)
コラーゲンを用いて医療用材料を製造するために、
蒸留水を溶媒とするコラーゲンを準備するステップを経る。
その後、前記コラーゲンを直ちに、高浸透圧剤と架橋剤とを混合した混合物である架橋溶液に露出させるステップを経る。
次いで、前記コラーゲンを乾燥させるステップを経ることにより、コラーゲンを用いて製造された医療用材料の製造方法を提供する。
(本発明の製造方法のステップの具体的構成)
本発明は、コラーゲンを用いて医療用材料を製造するために、
(1)蒸留水を溶媒とするコラーゲン溶液を準備するステップを経る。
この時、前記(1)ステップのコラーゲンの濃度は1〜15%(w/v)であることが好ましい。
すなわち、1%未満のコラーゲン濃度では、糸或いはフィルムであって強度が出ず、15%以上のコラーゲン濃度では、密度が高くて注射器を介して紡糸されないため、前記コラーゲンの濃度は1〜15%(w/v)であることが好ましい。
(2)準備されたコラーゲンを注射器に充填した後、注射針を介して紡糸するか、ペトリ皿に薄く広げてフィルムとするステップを経る。
この時、前記(2)ステップの紡糸ステップはコラーゲンを糸状に紡糸するが、紡糸された糸の厚さは100nm乃至10mmであることが好ましい。
つまり、すべての厚さの糸またはフィルムを製造することが可能であるが、実際に糸或いはフィルムとして使われる厚さの範囲は、設定範囲レベルである100nm乃至10mmであることが好ましい。
(3)紡糸されたコラーゲン糸又は薄く広げられたフィルムを直ちに、高浸透圧剤と架橋剤とを混合した混合物である架橋溶液に浸漬させるステップを経る。
前記(3)ステップの架橋溶液は、高浸透圧剤を溶媒として架橋剤を0.1〜10%(v/v)の比率で含み、例えば、前記架橋溶液の濃度は、グリセロール(glycerol)を溶媒とするグルタルアルデヒド(glutaraldehyde)の濃度である。
この時、本発明は、前記架橋溶液の濃度が低いほど(0.1%以下)、架橋時間が長くなり、架橋溶液の濃度が高いほど(10%以上)、架橋時間が短くなるので、前記架橋溶液の濃度が0.1〜10%であるときに産業的に利用可能な最適の架橋時間を得ることができる。よって、架橋溶液の範囲を上記のように設定したのである。
本発明に適用された前記高浸透圧剤は、グリセロール(glycerol)、イソソルビド(Isosorbide)、マンニトール(mannitol)及び尿素(urea)の中から選ばれたいずれかからなる。
また、本発明に適用された前記架橋剤は、グルタルアルデヒド(glutaraldehyde)、カルボジイミド(carbodiimide)及びエポキシ混合物(epoxycompounds)の中から選ばれたいずれかからなることが好ましい。
特に、前記(3)のステップの架橋時間は1分〜48時間であることが好ましい。すなわち、架橋溶液の濃度によって架橋時間が変わる。ところが、通常、1分未満の場合には、強度が弱くなり、48時間が超える場合には、過度に硬くなる。よって、産業的に利用可能な架橋時間の範囲は1分〜48時間に設定することが好ましい。
(4)架橋の完了後、コラーゲンをすくい出して洗浄するステップを経る。
本発明の前記(4)ステップの洗浄ステップでは、架橋済みのコラーゲンを、PBS(phosphate buffer saline)、メタノール、エタノール、蒸留水、アセトン、蒸留水及び生理食塩水の中から選ばれたいずれかに露出させることが好ましい。
(5)洗浄の完了後、コラーゲンをすくい出して乾燥させるステップを経ることにより、コラーゲンを用いて医療用材料を製造する。
本発明の前記(5)ステップの乾燥は、凍結乾燥、乾熱乾燥及び自然乾燥の中から選ばれたいずれかで行われることが好ましい。
最後に、本発明は、前記コラーゲンを医療用糸、医療用フィルム、縫合糸、歯科用材料、支持体、組織代替材、組織修復材、癒着防止材、止血材、薬物送達体及び補強材の中から選ばれたいずれか一つとして使用することができる。
一方、本発明は、上記の構成部を適用するにあたり、様々に変形でき、様々な形態を取ることができる。
本発明は、上記の詳細な説明に記載される特別な形態に限定されるものでないことが理解されるべきであり、むしろ添付された請求の範囲によって定義される本発明の精神と範囲内にあるすべての変形物、均等物及び代替物を含むものと理解されるべきである。
次に、このように構成された本発明のコラーゲンを用いて製造された医療用材料及びその製造方法の作用効果を説明する。
まず、本発明は、コラーゲンを紡糸して糸状に加工した後、紡糸された糸を架橋(Cross−linking)させると、架橋済みのコラーゲン糸は、架橋前のものに比べて増加した強度を有し、水溶液上で形態を維持する。これにより、医療用糸又はフィルムとして様々な応用が可能となる。
このため、本発明に適用された図2は、コラーゲンを用いて製造された医療用材料の製造方法を示すフローチャートである。
図3は本発明に適用されたコラーゲンを用いて製造された医療用材料の製造方法を示す模式図であり、架橋後のスキャフォールド(組織修復用)、モノフィラメント(手術用糸)、製織(創傷被覆材、止血材)は構造流動性が存在し、水に溶けないようにした効果を提供する。
また、図4上段は高浸透圧剤及び架橋剤を混合しないで用いたコラーゲン糸の製造方法を示す模式図であって、架橋不可で物性が不足し、図4の下段は本発明の高浸透圧剤及び架橋剤を混合して用いたコラーゲン糸の製造方法を示す模式図であって、本発明の製造完了したコラーゲン糸は優れた物性を示す。
図5は本発明の架橋溶液(高浸透圧剤と架橋剤の混合溶液)の作用原理を示す模式図であって、多数のコラーゲン分子の線維化が発生した状態で架橋した制限的架橋と線維化を解離した状態で架橋した十分な架橋を示す。
また、図6は本発明によって製造されたコラーゲン糸を示す拡大写真である。
また、図7は本発明の様々な太さで紡糸されたコラーゲン糸を示す拡大写真である。
特に、図8は様々な条件で製造されたコラーゲン糸の引張強度を示すグラフであり、9%(w/v)コラーゲン[g/ml*100%(w/v)、溶液100mlあたり9gのコラーゲンを含む溶液]が使用され、架橋時間の条件(10分、30分)及び架橋溶液の濃度の条件別(1%(v/v)、2%(v/v)、4%(v/v)[グリセロール:グルタルアルデヒドをそれぞれ99:1、98:2、96:4の体積比で混合])に製造された。
前記架橋溶液の濃度は、グリセロール(glycerol)を溶媒とするグルタルアルデヒド(glutaraldehyde)の濃度を意味する。
最後に、図9は本発明によって製造されたコラーゲンフィルムを示す図であり、図10は本発明によって製造された支持体を示す図であり、図11は本発明によって製造されたコラーゲンフィルムの引張強度を示すグラフである。
以下、前述した本発明の実施例を説明する。
(実施例)
まず、本発明は、蒸留水を溶媒とする1〜15%(w/v)[g/ml*100%(w/v)をいう。溶液100mlあたり1〜15gのコラーゲンを含む溶液]濃度のコラーゲンを準備する。
より好ましくは、2〜10%(w/v)[g/ml*100%(w/v)をいう。溶液100mlあたり2〜10gのコラーゲンを含む溶液]濃度のコラーゲンを準備する。
その後、本発明は、準備されたコラーゲンを含む溶液を注射器に充填した後、注射針を介して紡糸するかペトリ皿(Petri dish)に薄く広げてフィルム(図9参照)とする。
次いで、本発明は、コラーゲン糸またはフィルムを直ちに架橋溶液に浸漬する。ここで、架橋溶液は、コラーゲン線維に対する高浸透圧剤を溶媒として架橋剤を0.1〜10%(v/v)[例;グリセロール:グルタルアルデヒドをそれぞれ99.9:0.1〜90:10の体積比で混合した溶液]で混合した溶液をいう。
この時、本実施例では、グリセロールを高浸透圧剤とし、グルタルアルデヒドを架橋剤とした。より好ましくは、1〜5%(v/v)の比率で混合する。
その後、本発明は、コラーゲン糸またはフィルムを架橋溶液に約1分乃至48時間浸漬する。
続いて、本発明は、架橋が完了した後、コラーゲン糸又はフィルムをすくい出してPBS或いは蒸留水で洗浄する。
最後に、本発明は、洗浄が完了した後、コラーゲン糸又はフィルムをすくい出して乾燥させる。
本発明の別の実施例では、前述した実施例で製造されたコラーゲン糸又はフィルムを用いて組織修復用生体材料に加工する。
加工の例は、組織代替材、支持体として使用するために特定の形状に固まること、創傷被覆材、止血材、組織修復材などとして使用するために製織すること、医療用糸、縫合糸などとして使用するために適切なサイズに裁断すること、或いは他の種類の医療機器に補強材として使用できるように加工することなどをいう。
上述した本発明は、次の比較表に示す特徴持つコラーゲン糸を得ることになった。
Figure 0006986327
上述した結果、本発明に適用された架橋溶液は、従来技術になく、本発明の架橋溶液の使用時にコラーゲン糸又はフィルムに優れた物性を付与する効果を得る。
本発明のコラーゲンを用いて製造された医療用材料及びその製造方法の技術的思想は、実際に同じ結果を繰り返し実施可能なもので、特にこのような本発明を実施することにより、技術発展を促進して産業発展に貢献することができるため、保護する価値が十分にある。
S100 コラーゲン準備ステップ
S200 紡糸ステップ
S300 浸漬ステップ
S400 洗浄ステップ
S500 乾燥ステップ

Claims (6)

  1. コラーゲンを用いて医療用材料を製造するために、
    (1)蒸留水を溶媒とするコラーゲンの濃度が1〜15%(w/v)の溶液を準備するステップ;
    (2)準備されたコラーゲン溶液を注射器に充填した後、注射針を介して紡糸するか、ペトリ皿に薄く広げてフィルムとするステップ;
    (3)紡糸されたコラーゲン糸又は薄く広げられたフィルムを直ちに、高浸透圧剤と架橋剤とを混合した混合物である架橋溶液に浸漬又は露出させてコラーゲン線維化を解離させてコラーゲン分子同士の間に架橋を起こさせるステップ;
    (4)架橋の完了後、コラーゲン糸又はフィルムをすくい出して洗浄するステップ;及び
    (5)洗浄の完了後、コラーゲン糸又はフィルムをすくい出して乾燥させるステップ;を含み、
    前記(3)において、前記架橋溶液は、高浸透圧剤を溶媒にして架橋剤を0.1〜10%(v/v)の比率で含み、
    前記高浸透圧剤が、グリセロール(glycerol)、イソソルビド(Isosorbide)、マンニトール(mannitol)及び尿素(urea)の中から選ばれたいずれか、からなることを特徴とする、コラーゲンを用いて製造された医療用材料の製造方法。
  2. 前記架橋剤が、グルタルアルデヒド(glutaraldehyde)、カルボジイミド(carbodiimide)、及びエポキシ混合物(epoxycompounds)の中から選ばれたいずれかからなることを特徴とする、請求項1に記載のコラーゲンを用いて製造された医療用材料の製造方法。
  3. 前記架橋時間が1分〜48時間であることを特徴とする、請求項1または2に記載のコラーゲンを用いて製造された医療用材料の製造方法。
  4. 前記(4)ステップの洗浄ステップは、コラーゲンを、PBS(phosphate buffer saline)、メタノール、エタノール、蒸留水、アセトン、蒸留水及び生理食塩水の中から選ばれたいずれかに露出させることを特徴とする、請求項1または2に記載のコラーゲンを用いて製造された医療用材料の製造方法。
  5. 前記(5)ステップの乾燥ステップは、前記乾燥が、凍結乾燥、乾熱乾燥及び自然乾燥の中から選ばれたいずれかで行われることを特徴とする、請求項1または2に記載のコラーゲンを用いて製造された医療用材料の製造方法。
  6. 請求項1または2に記載の前記コラーゲンを用いて製造された医療用材料
    医療用糸、医療用フィルム、縫合糸、歯科用材料、支持体、組織代替材、組織修復材、癒着防止材、止血材、薬物送達体及び補強材の中から選ばれたいずれかとして使用するために加工することを特徴とする、組織修復用生体材料の製造方法。
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