JP6986204B2 - 現像装置、プロセスユニットおよび画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像剤量の検知精度を高めた現像装置と、当該現像装置を有するプロセスユニットおよび画像形成装置に関する。
従来の電子写真方式の画像形成装置に用いられる現像装置は、例えば特許文献1〜4に開示されているように、現像剤を担持して潜像担持体(感光体ドラム)との対向部へ現像剤を搬送する現像剤担持体(現像ローラ)と、当該現像剤担持体に現像剤を供給する供給部材(供給ローラ)を有する。
供給部材の上流側には、当該供給部材の軸線方向に沿って現像剤を搬送する第1搬送部材(第1搬送スクリュ)と、当該第1搬送部材と並設される共に現像剤を第1搬送部材とは逆方向に搬送する第2搬送部材(第2搬送スクリュ)が配設されている。第2搬送部材が配設される第2搬送路内には、現像剤量を光学的に検知する検知手段が配設され、当該検知手段の検知結果に基いて、現像剤の過不足が生じないように現像剤が適宜補給されるように構成されている。
従来の現像装置は、前記検知手段が一般的に第2搬送部材の途中(長手方向中央部など)に配設されている。そして当該検知手段がある範囲では、検知用の光路を遮らないように第2搬送部材の羽根が省略されていた。このため、検知手段の箇所でトナー搬送力が低下し、トナー自体の流動性が低下するなど悪条件が重なると、検知手段にトナーが滞留して現像剤量の検知精度が低下することがあった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであって、検知手段にトナーが滞留するのを防止して現像剤量の検知精度を高めることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の現像装置は、現像剤を担持して潜像担持体との対向部へ現像剤を搬送する現像剤担持体と、当該現像剤担持体の軸線方向と平行な方向に現像剤を搬送する第1搬送部材が配設された第1搬送路と、当該第1搬送路に並設される共に現像剤を前記第1搬送部材とは逆方向に搬送する第2搬送部材が配設された第2搬送路と、
前記第1搬送路と前記第2搬送路との間を仕切る仕切壁と、前記仕切壁に形成され、前記第1搬送路と前記第2搬送路の軸線方向両端部を互いに連通する第1連通口と第2連通口とを有し、前記第1搬送路内の現像剤を前記第1搬送部材によって前記第1連通口を介して前記第2搬送路に移動すると共に、前記第2搬送路内の現像剤を前記第2搬送部材によって前記第2連通口を介して前記第1搬送路に移動することで現像剤を循環させるようにした現像装置において、前記第2連通口を前記第2搬送部材の搬送部の下流側端部よりも下流側で開口させ、当該第2連通口の入口側の前記第2搬送路内に現像剤量を光学的に検知する検知手段を配設し、かつ、前記検知手段の光学面を清掃する清掃部材を前記第2搬送部材に配設したことを特徴とする。
本発明によれば、検知手段に現像剤が滞留するのを防止して現像剤量の検知精度を高めることができる。
本発明を適用する画像形成装置の実施の一形態を示す概略断面図である。 プロセスユニットの着脱方法を示す図である。 現像装置の概略断面図である。 現像装置の上部を開口した状態の斜視図である。 現像装置の上部を開口した状態の平面図である。 図4の一端部を拡大して示す図である。 図4の一端部を拡大して示す斜視図である。
以下、添付の図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。なお、各図面において同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
(画像形成装置の概略)
図1Aは、本発明の現像装置を備えたモノクロ画像形成装置の一実施形態を示す概略構成図である。このモノクロ画像形成装置の装置本体(画像形成装置本体)100には、作像ユニットとしてのプロセスユニット1が着脱可能に装着されている。
プロセスユニット1は、表面に画像を担持する像担持体としてのドラム状の感光体2を有する。この感光体2の表面は帯電手段としての帯電ローラ3で帯電される。
帯電された感光体2の表面は、感光体2に対向する位置に配設された露光手段としてのLEDヘッドアレイ6によって露光されて潜像が形成される。当該潜像は、現像手段としての現像装置4で可視画像化される。その後、感光体2の表面はクリーニング手段としてのクリーニングブレード5でクリーニングされる。
プロセスユニット1には、トナーカートリッジ7が着脱可能に設けられる。トナーカートリッジ7は、その容器本体22に、現像装置4へ補給する現像剤としのてトナーを収容するトナー収容部8を有する。
さらに、本実施形態のトナーカートリッジ7は、クリーニングブレード5で除去されたトナー(廃トナー)を回収するトナー回収部9も一体的に有する。尚、本実施形態では、現像剤として、キャリアを含まないトナーのみからなる一成分系現像剤が使用される。また、トナーとして、母体がポリエステル系樹脂であるポリエステル系トナーが使用される。
画像形成装置は、プロセスユニット1のほか、記録媒体としての用紙に画像を転写する転写装置10と、用紙を供給する給紙装置11と、用紙に転写された画像を定着させる定着装置12と、用紙を装置外へ排出する排紙装置13とを備える。
転写装置10は、転写部材としての転写ローラ14を備える。転写ローラ14は、プロセスユニット1を装置本体100に装着した状態で感光体2と当接しており、両者の当接部において転写ニップが形成されている。また、転写ローラ14は所定の電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が印加されるようになっている。
給紙装置11は、用紙Pを収容した給紙カセット15や、給紙カセット15に収容されている用紙Pを給送する給紙ローラ16を備える。また、給紙ローラ16に対して用紙搬送方向下流側には、搬送タイミングを計って用紙を二次転写ニップへ搬送するタイミングローラとしての一対のレジストローラ17が設けてある。
なお、用紙Pには、厚紙、はがき、封筒、普通紙、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ等も含まれる。また、用紙以外の記録媒体として、OHPシート等を用いることも可能である。
定着装置12は、定着部材としての定着ローラ18と、加圧部材としての加圧ローラ19とを備える。定着ローラ18は、ヒータ等の加熱源(図示省略)によって加熱されるようになっている。加圧ローラ19は、定着ローラ18側へ加圧されて定着ローラ18に当接し、その当接箇所において定着ニップが形成されている。
排紙装置13は、一対の排紙ローラ20を備える。排紙ローラ20によって装置外に排出された用紙は、装置本体100の上面を凹ませて形成された排紙トレイ21上に積載されるようになっている。
(作像動作)
次に、図1Aを参照しつつ、本実施形態に係る画像形成装置の作像動作について説明する。作像動作が開始されると、感光体2が回転駆動され、帯電ローラ3によって感光体2の表面が所定の極性に一様に帯電される。
そして、所定の読取装置又はコンピュータ等からの画像情報に基づいて、LEDヘッドアレイ6からの露光により、感光体2の帯電面に静電潜像が形成される。このように感光体2上に形成された静電潜像に、現像装置4によってトナーが供給されることにより、静電潜像がトナー画像として顕像化(可視像化)される。
また、作像動作が開始されると、給紙ローラ16が回転駆動し始め、給紙カセット15から用紙Pが送り出される。送り出された用紙Pは、その先端がレジストローラ17に突き当てられることにより一旦停止される。
その後、所定のタイミングでレジストローラ17の回転駆動が開始し、感光体2上のトナー画像が転写ニップに達するタイミングに合わせて、用紙Pを転写ニップへ搬送する。
このとき、転写ローラ14には、感光体2上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより、転写部において転写電界が形成されている。そして、この転写電界によって、感光体2上のトナー画像が用紙P上に転写される。なお、用紙Pに転写しきれなかった感光体2上の残留トナーは、クリーニングブレード5によって除去され、トナーカートリッジ7のトナー回収部9へ回収される。
トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置12へと搬送され、定着ローラ18と加圧ローラ19との間の定着ニップを通過することにより加熱及び加圧されて、用紙P上のトナー画像が定着される。そして、用紙Pは、排紙ローラ20によって装置外に排出され、排紙トレイ21上にストックされる。
図1Bはプロセスユニット1の着脱方法を示す図である。本実施形態では当該着脱のため装置本体100の後部に開閉可能なカバー101が設けられている。このカバー101を開いた状態にすると、リンク機構を介してLEDヘッドアレイ6が上方へ退避する。このような機構を採用することで、カバー101を開いてプロセスユニット1を後方(側方)から取り外す際に、LEDヘッドアレイ6との干渉を回避することができる。
また、本実施形態では、トナーカートリッジ7がプロセスユニット1に装着された状態で、これらを一体的に装置本体100の後方(側方)から着脱可能となっている。さらに、トナーカートリッジ7は、プロセスユニット1が装置本体100に装着された状態と取り外された状態のいずれにおいても、プロセスユニット1に対して着脱可能となっている。
(現像装置)
図2は本発明の一実施形態に係る現像装置4の概略断面を示すものである。この現像装置4は、トナーを収容した現像ハウジング40内に、トナーを担持する現像剤担持体としての現像ローラ41と、この現像ローラ41にトナーを供給する現像剤供給部材としての供給ローラ42を有する。現像ローラ41の外周面右半分は現像ハウジング40の開口部から右側に露出して感光体2と対向している。供給ローラ42は現像ローラ41よりもやや小径であり、現像ローラ41の左側に対向配置されている。
現像ローラ41は図2で時計方向に回転し、その周面に担持したトナーを感光体2との対向位置へと搬送する。現像ローラ41の周面のトナー層の厚さは、感光体2の対向位置へ到達する前に、現像ハウジング40の開口部に配設された現像ブレード43によって所定厚に規制される。感光体2の外周面にはLEDヘッドアレイ6によって静電潜像が形成され、当該静電潜像に現像ローラ41からトナーが供給されることで静電潜像がトナー像として顕像化される。
供給ローラ42は現像ローラ41に当接しており、現像ローラ41に対してカウンター方向(図2において時計回り)に回転することで、現像ハウジング40内のトナーを現像ローラ41の表層まで供給する。なお、本実施形態では、現像ローラ41と供給ローラ42の回転数比を1に設定することで、良好なトナー供給機能を確保している。
現像ブレード43は、その先端側で現像ローラ41の表面に当接している。供給ローラ42によって現像ローラ41上に供給されたトナーは、現像ローラ41と現像ブレード43とのニップ部を通過することにより、厚さが規制されると同時に摩擦荷電させられる。
現像ハウジング40の上部には、補給用のトナーを収容するトナーカートリッジ7が着脱可能に装着される。なお、現像装置4とトナーカートリッジ7は一体化してもよい。
現像ハウジング40の上部には、トナーカートリッジ7のトナー収容部8内のトナーを現像ハウジング40内へ供給するためのトナー補給口47が形成されている。トナーの補給は、後述のトナー量検知手段によるトナー残量の検知結果に基づいて行われる。
具体的には、現像ハウジング40内のトナーが消費されてトナー量が所定値以下になったことがトナー量検知手段によって検知されると、予め設定されている時間だけトナーカートリッジ7が駆動される。当該駆動により、所定量のトナーがトナー補給口47を通じて現像ハウジング40へ補給される。
(仕切壁)
現像ハウジング40の内部は、図2〜図4に示すように、仕切壁46によって大きく2つに分割されている。この仕切壁46の片側すなわち図2の右側(図3の左側、図4の上側)が、現像ローラ41、供給ローラ42、現像ブレード43、第1搬送部材44等が配設された第1搬送路Aである。また仕切壁46の反対側すなわち図2の左側(図3の右側、図4の下側)が、第2搬送部材45が配設されると共にトナー補給口47に連通した第2搬送路Bである。
第1搬送部材44と第2搬送部材45は、ここではそれぞれ搬送スクリュが使用される。第1搬送部材44としての第1搬送スクリュが、供給ローラ42の上方で第1搬送路Aに沿って回転可能に配設され、第2搬送部材45としての第2搬送スクリュが第2搬送路Bに沿って回転可能に配設されている。すなわち、第1搬送部材44の回転軸44aの両端が第1搬送路Aの両端部に配設された軸受に回転自在に支持され、第2搬送部材45の回転軸45aの両端が第2搬送路Bの両端部に配設された軸受に回転自在に支持されている。
本実施形態では、図2のように第1搬送路Aと第2搬送路Bが水平方向に並設すなわち互いに隣接しかつ平行に配設されている。そしてこれら搬送路A、B間に仕切壁46が上下方向(垂直方向)に立設されている。
仕切壁46は現像ローラ41の軸線方向とほぼ平行に連続的に配設され、仕切壁46の上下両端部が、後述の第1連通口46aと第2連通口46bを除いて、現像ハウジング40に一体接続されている。第1連通口46aと第2連通口46bにおいては、図2で仕切壁46の下端部のみ現像ハウジング40に一体接続し、仕切壁46の上端部は第1連通口46aと第2連通口46bの縁部を構成している。
仕切壁46の両端部に、図3および図4に示すように、横長矩形状の第1連通口46aと第2連通口46bが形成されている。現像ハウジング40のトナーは、第1搬送部材44と第2搬送部材45によって、図4の矢印で示すように、第1搬送路A→第1連通口46a→第2搬送路B→第2連通口46b→第1搬送路Aの順に循環移動される。
第2搬送路Bの上流側の第1連通口46aの付近にトナー補給口47が開口している。このトナー補給口47に、現像ハウジング40の上部に配設されたトナーカートリッジ7から新トナーが供給されるようになっている。
そして現像ハウジング40内のトナー量が不足してくると、これを後述の検知手段で検知し、この検知結果に基いてトナー補給口47に新トナーが供給される。供給された新トナーは、前述の循環移動するトナーの流れに追加されてトナー量の不足が解消される。
(清掃部材)
図5および図6のように、第2搬送路B内の下流端であって第2連通口46bの入口側に、清掃部材50が配設されている。この清掃部材50は、後述のトナー量検知手段の光学面63、73を清掃するためのもので、第2搬送部材45の回転軸45aに固定金具48で固定されている。
清掃部材50は横長の矩形板状であって、回転軸45aに対して平行かつ回転軸45aから半径方向片側に張り出す形で取り付けられている。したがって、清掃部材50は図5の平面視で固定金具48を含め略T字状を呈する。
清掃部材50は帯電防止と清掃性向上のために、ゴム部材やPET等の樹脂部材で構成するのが望ましい。またトナーとの摩擦を低減するために必要に応じてその表面を低摩擦材をコーティングしてもよい。
清掃部材50は回転軸45aから半径方向片側に所定長さで延びているが、清掃部材50が図2又は図5のように第1搬送部材44に最接近する回転位置でも、第1搬送部材44の羽根44b(搬送部)の先端との間に隙間eが形成される。
当該隙間eは、清掃部材50の先端が仕切壁46の第2連通口46bの縁部と干渉しない設計に基づくものであるが、この隙間eにトナーが滞留する可能性が生じる。そこで清掃部材50の先端側に、前記隙間eを詰めるようにして、清掃補助部材としての補助羽根51が取り付けられている。この補助羽根51は、適度の弾性ないし柔軟性を有するPET等の樹脂によって、図5のように横長矩形フィルム状に形成されている。
補助羽根51は、清掃部材50の長手方向中央部に対して回転軸45aと平行になるように、略T字状に取り付けられている。補助羽根51の横幅は清掃部材50の横幅よりやや短く、したがってその長手方向両端縁51aは、清掃部材50の長手方向両端縁50aよりも左右等距離で長手方向内側に位置している。補助羽根51の長手方向両端縁51aは、後述のように光透過プリズム62、72の光学面63、73をかすめるか或いは軽く接触して回転することで、光学面63、73の清掃不良を防止する。
補助羽根51の半径方向外端縁51bは、図2又は図5のように第1搬送部材44に最接近する回転位置でも、第1搬送部材44の羽根44bの外周部との間に僅かな隙間(<隙間e)を形成するように延びている。これにより隙間eにおけるトナーの凝集ないし循環不良を防止する。
補助羽根51の半径方向外端縁51bは、図2において仕切壁46の左側面を第2連通口46bの縁に向かって軽くこすりながら(弾性的にたわみながら)上昇する。これにより、仕切壁46の第2連通口46bの入口側(図2で左側)に搬送されてきたトナーが、補助羽根51の回転により第2連通口46bの出口側(図2で右側)に押し込まれる(汲み出される)。
(トナー量検知手段)
第2搬送路B内の下流端であって第2連通口46bの入口側に、光透過プリズム62、72が固定的に配設されている。これら光透過プリズム62、72はトナー量を光学的に検知するトナー量検知手段を構成するもので、前述した回転軸45aを中心とする補助羽根51の回転軌跡を回転軸45aの軸線方向両側から挟む位置に配設されている。
光透過プリズム62、72は図2、図6のように、第2搬送部材45の回転軸45aを間に挟んで、第1搬送部材44とは反対側に配設されている。また第2搬送路B内における光透過プリズム62、72の高さ位置は、図2のように第2搬送部材45の回転軸45aよりもやや高い位置であって、現像ハウジング40の天井面に近い位置である。光透過プリズム62、72には、それぞれ現像ハウジング40の外側から複数回屈曲して延びた導光部材61、71が接続されている。
光透過プリズム62、72はこれら導光部材61、71を通じて、現像ハウジング40の外側に配設された発光素子60と受光素子70に光学接続されている。そして、発光素子60から出た検知用の光が、発光素子60→導光部材61→光透過プリズム62→光透過プリズム72→導光部材71→受光素子70の順で伝播するように構成されている。
本実施形態では前述したように光透過プリズム62、72を第2搬送路B内の下流端に配設しているので、導光部材61、71の長さを従来に比べて短くすることができる。このため導光部材61、71の材料費を低減することができる。また、光透過プリズム62、72は第2搬送部材45の羽根45b(搬送部)の下流側端部45b1よりさらに下流側に配設されているので、第2搬送部材45の搬送力をまったく阻害することがない。なお、羽根45bは第2搬送部材45の本体を構成するので、羽根45bの下流側端部45b1を「第2搬送部材45の搬送部の下流側端部」と換言することができる。
光透過プリズム62、72の光学面63、73は、図6のように互いに平行状に対向配置され、当該光学面63、73の間を光が透過する。第2搬送路B内のトナーが比較的多いときは光学面63、73間の光透過時間(デューティ)が短くなり、この反対にトナーが比較的少ないときは光透過時間(デューティ)が長くなる。このようにトナー量に対応した光透過時間(デューティ)の増減変化を利用して、現像ハウジング40内すなわち第2搬送路B内のトナー量を推測するようにしている。
清掃部材50の補助羽根51は、第2搬送部材45の回転軸45aの回転周期で光学面63、73の前を毎回通過する。光学面63、73の間はトナーが滞留しやすく、光学面63、73の清掃性が不十分であると光透過部分のデューティを精度よく検知できない。すなわち、トナー残量が絶対的に不足して光学面63、73間に殆どトナーが存在しないにも関わらず、光学面63、73にトナーが付着するなどしていると、トナー残量が十分であると誤検知することがある。
本実施形態では、補助羽根51の両端縁51aが光学面63、73をかすめるか或いは軽く接触して周方向に繰り返し通過するので、光学面63、73にトナーが付着しようとしても確実に清掃され、光透過部分のデューティを高精度に維持することができる。また、清掃部材50ないし補助羽根51を第2搬送部材45の回転軸45aに取り付けることで、清掃部材50の駆動手段を別途設けることなく、回転軸45aの回転を利用して光透過プリズム62、72の光学面63、73を常に清掃することができる。したがって、現像装置4の小型・低コスト化が容易になる。
本発明の実施形態では、第2搬送部材45の羽根45bの下流側端部45b1よりもさらに下流側に、第2連通口46b、清掃部材50および光透過プリズム62、72が位置している。また清掃部材50は第2連通口46bの入口側に最接近するように配置されている。
この位置関係において、清掃部材50ないし第2搬送部材45の回転方向は図2の矢印a方向である。この回転方向は、第2搬送部材45の軸線方向上流側から見て反時計方向である。すなわち、清掃部材50の矢印a方向の回転によってトナーが押し上げ(汲み上げ)られ、当該押し上げ(汲み上げ)方向に第2連通口46bが開口している。
この回転方向により、清掃部材50の回転に伴うトナーの押し込み力(汲み上げ力)を、第2搬送部材45から第1搬送部材44へのトナーの受け渡し・循環用に利用することができる。清掃部材50の回転方向を矢印a方向とは逆にすると、この場合第2搬送部材45の羽根45bを逆向きに設計変更することは当然であるが、受け渡し力が発生しにくく循環不良が発生する。
清掃部材50の以上の位置関係により、第2連通口46bの入口側に第2搬送部材45の羽根45bが存在しないにも関わらず、第2搬送部材45から第1搬送部材44へ向けたトナーの受け渡し循環移動がきわめて円滑である。清掃部材50(および光透過プリズム62、72)の位置を、図4、図5のように第2連通口46bの入口側ではなく、たとえば第1搬送路Aないし第1搬送部材44の上流側(図4の左上)にすると、清掃部材50によるトナーの右側への搬送力が得られず、トナーが詰まりやすく循環不良が発生しやすくなる。
また、清掃部材50(および光透過プリズム62、72)の位置を、第1搬送路Aないし第1搬送部材44の下流側(図4Aの右上)にすると、清掃部材50が新トナーの補給口47に近くなりすぎて新トナー補給時の影響を受け却ってトナーが滞留しやすくなる。したがって、2軸の搬送スクリュによる循環構造では、トナー補給口47よりもできるだけ遠くであって、かつ第2搬送部材45の一番下流側に清掃部材50を設置するのが好ましい。
本発明の実施形態の2軸の搬送スクリュによる循環は、2軸が互いに水平に配置されている場合に特に有利である。2軸が上下に配置されている構成、たとえば特許文献2の図3の構成では、下側の搬送スクリュで循環するトナーに重力による圧力が加わるため、撹拌摩擦によるトナーの劣化が進みやすい。2軸が水平に配置されていると循環時のトナー圧が小さくトナーの劣化を抑制することができる。
但し、2軸の水平配置ではトナーの軸間受け渡し移動に重力を利用することができない。このため、図5に示す清掃部材50と第1搬送部材44の最接近隙間eにおいて、トナーの凝集ないし循環不良が発生するおそれがある。
そこで、前述のように補助羽根51を配設して隙間eによるトナーの凝集ないし循環不良を防止している。すなわち、補助羽根51は光透過プリズム62、72の光学面63、73を清掃するだけでなく、隙間eにおけるトナー凝集・循環不良を防止し、トナー搬送力を高める作用がある。
また2軸間にある仕切壁46の第2連通口46bの左右の縁部46b1、46b2のうち、上流側の縁部46b1の位置は、図5に示すように間隔dの範囲内に配置することが好ましい。間隔dは、清掃部材50の上流側端縁50aと、第2搬送部材45の羽根45bの下流側端部45b1との間の間隔である。仕切壁46の上流側の縁部46b1を清掃部材50の上流側端縁50aよりも左側(下流側)にすると、清掃部材50回転時のトナー搬送力が仕切壁46によって遮られて低下してしまうため、トナーの循環不良が発生するおそれがある。
また、仕切壁46の上流側の縁部46b1を図5で羽根45bの下流側端部45b1よりも右側(上流側)にしてしまうと、トナーが清掃部材50に到達する前に第1搬送部材44へと流れ込んでしまうため、プリズム62、72による高精度のトナー量検知ができなくなってしまう。そこで、図5のように第2連通口46bの上流側の縁部46b1を、間隔dの範囲内に配置することにした。
以上、本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば前述したトナー量検知手段は、検知用の光を第2搬送部材45の軸線方向に透過させたが、特許文献2(図4、図5)のように、光を第2搬送部材45の軸線方向に対して直角に透過させる構成も可能である。この場合、第2搬送部材45の回転軸45aを間に挟む現像ハウジング40の内面対向位置に光透過プリズム62、72を配設し、当該プリズム62、72の光学面63、73に付着するトナーを清掃部材50ないし補助羽根51の先端縁で振り払うようにする。
1:プロセスユニット 2:感光体
3:帯電ローラ 4:現像装置
5:クリーニングブレード 6:ヘッドアレイ
7:トナーカートリッジ 8:トナー収容部
9:トナー回収部 10:転写装置
11:給紙装置 12:定着装置
13:排紙装置 14:転写ローラ
15:給紙カセット 16:給紙ローラ
17:レジストローラ 18:定着ローラ
19:加圧ローラ 20:排紙ローラ
21:排紙トレイ 22:容器本体
40:現像ハウジング 41:現像ローラ
42:供給ローラ 43:現像ブレード
44:第1搬送部材 44a:第1搬送部材の回転軸
44b:第1搬送部材の羽根(搬送部) 45:第2搬送部材
45a:第2搬送部材の回転軸 45b:第2搬送部材の羽根(搬送部)
45b1:羽根の下流側端部 46:仕切壁
46a:第1連通口 46b:第2連通口
46b1:第2連通口の縁部 47:トナー補給口
48:固定金具 50:清掃部材
50a:清掃部材の長手方向両端縁 51:補助羽根
51a:補助羽根の長手方向両端縁 51b:補助羽根の半径方向外端縁
60:発光素子 61、71:導光部材
62、72:光透過プリズム 63:光学面
70:受光素子 100:装置本体
101:カバー A:第1搬送路
B:第2搬送路 P:用紙
特開2007−41104号公報 特開2006−11226号公報 特開2008‐39986号公報 特開2012−208464号公報

Claims (8)

  1. 現像剤を担持して潜像担持体との対向部へ現像剤を搬送する現像剤担持体と、
    当該現像剤担持体の軸線方向と平行な方向に現像剤を搬送する第1搬送部材が配設された第1搬送路と、
    当該第1搬送路に並設される共に現像剤を前記第1搬送部材とは逆方向に搬送する第2搬送部材が配設された第2搬送路と、
    前記第1搬送路と前記第2搬送路との間を仕切る仕切壁と、
    前記仕切壁に形成され、前記第1搬送路と前記第2搬送路の軸線方向両端部を互いに連通する第1連通口と第2連通口とを有し、
    前記第1搬送路内の現像剤を前記第1搬送部材によって前記第1連通口を介して前記第2搬送路に移動すると共に、前記第2搬送路内の現像剤を前記第2搬送部材によって前記第2連通口を介して前記第1搬送路に移動することで現像剤を循環させるようにした現像装置において、
    前記第2連通口を前記第2搬送部材の搬送部の下流側端部よりも下流側で開口させ、
    当該第2連通口の入口側の前記第2搬送路内に現像剤量を光学的に検知する検知手段を配設し、かつ、
    前記検知手段の光学面を清掃する清掃部材を前記第2搬送部材に配設したことを特徴とする現像装置。
  2. 前記検知手段が発光側導光部材と受光側導光部材を有し、当該発光側導光部材と受光側導光部材が、前記第2連通口の入口側において前記第2搬送路の軸線方向で対向配置されていることを特徴とする請求項1の現像装置。
  3. 前記第1搬送部材と前記第2搬送部材を、それぞれ、第1搬送スクリュと第2搬送スクリュで構成すると共に、前記清掃部材を前記第2搬送スクリュと一体的に回転させ、かつ、当該清掃部材の回転による現像剤の押し込み方向に前記第2連通口を開口させたことを特徴とする請求項1又は2の現像装置。
  4. 前記清掃部材が、前記発光側導光部材と前記受光側導光部材の互いに対向する光学面相互間を通過する弾性的な清掃補助部材を有することを特徴とする請求項3の現像装置。
  5. 前記第1搬送路と前記第2搬送路が水平方向に並設されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項の現像装置。
  6. 前記第2連通口の上流側の縁部が、前記第2搬送部材の搬送部の下流側端部と、前記清掃部材の上流側端部との間に配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項の現像装置。
  7. 画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されたプロセスユニットであって、
    潜像を担持する潜像担持体と、
    前記請求項1から5のいずれか1項に記載の現像装置とを有することを特徴とするプロセスユニット。
  8. 請求項1から6のいずれか1項に記載の現像装置、あるいは請求項7に記載のプロセスカーリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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