JP6984229B2 - 塗料、缶用塗料 - Google Patents

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Description

本発明は、塗料、缶用塗料、特に飲料缶や食缶の缶胴、缶蓋、キャップの内外面に好適な塗料に関する。
金属缶、金属容器は、食品や飲料等を充填する包装容器として広く一般に利用されている。この金属缶の内面側には、内容物により缶材質の腐食を防止するための塗装が施されている。このような塗装用の塗料としては、加工性、耐レトルト性、耐食性等に優れることから、ビスフェノールA型エポキシ樹脂を使用した塗料が広く用いられてきた。しかしながら樹脂の原料となるビスフェノールAが、外因性内分泌攪乱物質(環境ホルモン)として作用する可能性が懸念されることもあり、近年はビスフェノールA由来の樹脂を使用しない塗料が求められている。
このような塗料として、特許文献1では分岐型熱可塑性ポリエステル樹脂に多価酸無水物化合物及び又は酸無水物基を含有するポリマーを反応した変性樹脂/ノボラックフェノール樹脂/エポキシ樹脂を配合してなる缶用塗料組成物が開示されており、耐食性、加工性が向上しているとの記載がある。しかし、これでは加工性、耐食性、耐衝撃性及び内容物保持性がまだ十分でない。
特許文献2には、数平均分子量が1,000〜20,000の範囲内にあり、酸価が5〜170mgKOH/gの範囲内にあるカルボキシ含有ポリエステル樹脂/ノボラック型エポキシ樹脂/硬化触媒/フェノール樹脂からなる塗料組成物が提案され、加工性、硬化性が良好で風味保持性に優れ、ビスフェノールAが溶出することのない塗膜を形成できるとの記載があるが、耐食性、耐衝撃性及び内容物保持性がまだ十分でない。
特開2001−040278号公報 特開2001−072922号公報
本発明はこのような課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、ビスフェノールA由来の原料を含まなくても金属缶、特に飲料缶、食缶の内外面に好適に使用できる塗料を提供することを目的とする。
本発明はポリエステル樹脂と、シリコン変性ポリエステル樹脂と、有機金属化合物とを含むことを特徴とする塗料に関する。
本発明の塗料によれば、ビスフェノールA由来の原料を含まなくても金属缶、特に飲料缶、食缶の内外面に好適に使用できる塗料を提供することができる。
本発明の塗料は、ポリエステル樹脂と、シリコン変性ポリエステル樹脂と、有機金属化合物とを含む。以下、本発明の塗料の各成分について詳細に説明する。
<ポリエステル樹脂>
本発明の塗料に使用されるポリエステル樹脂は、多塩基酸と多価アルコールとをエステル化させて得られる。
多塩基酸としては、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、テトラクロロ無水フタル酸、テトラブロモ無水フタル酸等の芳香族2塩基酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、無水ヘット酸等の脂環族2塩基酸、マロン酸、エチルマロン酸、ジメチルマロン酸、コハク酸、ジメチルコハク酸、無水コハク酸、アルケニル無水コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フマル酸、無水マレイン酸、イタコン酸、無水ハイミック酸等の脂肪族2塩基酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、無水メチルシクロヘキシルヘキセントリカルボン酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸等の多塩基酸等が挙げられ、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
多価アルコールとしては、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、オクタンジオール、ブチルエチルプロパンジオール、水素化ビスフェノールA、ビスフェノールF、グリセリン、ジグリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ジトリメチロールプロパン、トリスヒドロキシメチルアミノメタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール等が挙げられ1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
硬化塗膜の加工性を良好なものとするため、ポリエステル樹脂の数平均分子量は3000以上とすることが好ましく、6,000以上とすることがより好ましい。また、塗工時に粘度が高くなりすぎて作業性が悪化しないよう、数平均分子量は100,000以下とすることが好ましく、30,000以下とすることがより好ましい。なお本発明における数平均分子量は、GPCのポリスチレン換算による値である。
ポリエステル樹脂の酸価は特に限定されないが、一例として0.1mgKOH/g以上50mgKOH/g以下である。また、ポリエステル樹脂の水酸基価は特に限定されないが、一例として0.1mgKOH/g以上50mgKOH/g以下である。
ポリエステル樹脂のガラス転移温度は、加工性や耐レトルト性、耐ブロッキング性等、硬化塗膜に求める物性により適宜調整すればよい。ガラス転移温度が低いと加工性に優れる反面耐レトルト性や耐ブロッキング性が低下することがあるため、一例として、-30℃以上とすることが好ましく、30℃以上とすることがより好ましい。フレーバー性を必要とする場合には、40℃以上とすることが好ましい。また、ガラス転移温度が高すぎると耐レトルト性や耐ブロッキング性が良好となる反面、加工性が低下することがあるため、120℃以下とすることが好ましい。
本発明の塗料に耐レトルト性が必要な場合には、上述した多塩基酸、多価アルコールに加えて、フェノール性の水酸基を備える化合物を用いて得られるポリエステル樹脂を用いることが好ましい。
ポリエステル樹脂の調整に用いられる、フェノール性の水酸基を備える化合物としては、例えばジフェノール酸(4,4−ビス(4’−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸)、p−ヒドロキシ安息香酸、m−ヒドロキシ安息香酸、o−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロキシフェニル酢酸、m−ヒドロキシフェニル酢酸、o−ヒドロキシフェニル酢酸、p−ヒドロキシフェニルプロピオン酸、m−ヒドロキシフェニルプロピオン酸、o−ヒドロキシフェニルプロピオン酸、p−ヒドロキシフェネチルアルコール、m−ヒドロキシフェネチルアルコール、o−ヒドロキシフェネチルアルコール、4−ヒドロキシフェニルピルビン酸、4−ヒドロキシメチル安息香酸、ホモバニリン酸、4,4’−オキシジフタル酸二無水物、3−ヒドロキシイソフタル酸等が挙げられ、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。ジフェノール酸、p−ヒドロキシフェニルプロピオン酸、p−ヒドロキシフェニル酢酸が好ましく、ジフェノール酸が特に好ましい。
フェノール性の水酸基を備える化合物が、ポリエステル樹脂の合成に用いられる多塩基酸、多価アルコール、フェノール性の水酸基を備える化合物の総量に占める割合は0.1質量%以上であることが好ましく、10質量%以下であることが好ましい。これにより、確実に耐レトルト性、耐食性、反応性、加工性に優れた塗料とすることができる。
フェノール性の水酸基を備える化合物を用いてポリエステル樹脂を合成する場合、多塩基酸と多価アルコールとをエステル化させる際に同時に反応させてもよいし、多塩基酸と多価アルコールをエステル化させた後、フェノール性の水酸基を備える化合物を反応させてもよい。
<シリコン変性ポリエステル樹脂>
本発明に用いられるシリコン変性ポリエステル樹脂は、ポリエステル樹脂を、アルコキシ基を備えるシリコン樹脂で変性したものである。
シリコン変性ポリエステル樹脂の調整に用いられるポリエステル樹脂は、上述したポリエステル樹脂と同様に多価塩基酸と多価アルコールとをエステル化させたものを用いることができ特に制限はない。多価塩基酸、多価アルコールは上述したものと同様のものを用いることができる。
シリコン変性ポリエステル樹脂の調整に用いられるシリコン樹脂は、アルコキシ基を備えるものである。一例として、アルコキシシランモノマーを酸またはアルカリと水との存在下で加水分解、部分縮合させて得られる。また、シリコン樹脂は、T単位及び/またはQ単位を含むものであることが好ましい。
シリコン変性ポリエステル樹脂の調整方法については、特に限定されない。シリコン樹脂を調整する際にポリエステル樹脂と反応可能な官能基を備えるアルコキシシランモノマーを用い、これとポリエステル樹脂とを反応させてもよいし、シリコン樹脂にポリエステル樹脂と反応可能な官能基を導入した後、ポリエステル樹脂と反応させてもよい。
一例として、シリコン樹脂と、ポリエステル樹脂との脱アルコール反応による生成物を用いることができる。あるいはアルコキシシランモノマーとして、グリシジルエーテル基を有するアルコキシシランモノマーを含むモノマーを部分縮合させて得られるシリコン樹脂と、ポリエステル樹脂との開環エステル化反応により得られる生成物を用いてもよい。アルコキシシランモノマーの部分縮合したものにグリシドールと反応させてグリシジルエーテル基を導入した後、ポリエステル樹脂との開環エステル化反応により得られる生成物を用いてもよい。これらの方法に限定されず、他の方法を用いてもよい。
シリコン樹脂の調整に用いられるアルコキシシランモノマーとしては、一例としてメチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、n−プロピルトリメトキシシラン、n−プロピルトリエトキシシラン、n−オクチルトリメトキシシラン、n−オクチルトリエトキシシラン、ヘキサデシルトリメトキシシラン、ヘキサデシルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチルビニルジメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、アリルトリメトキシシラン、アリルトリ(β−メトキシシラン)、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロへキシル)エチルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−トリエトキシシリル−N−(1,3−ジメチル−ブチリデン)プロピルアミン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(ビニルベンジル)−2−アミノエチル−3−アミノプロピルトリメトキシシランの塩酸塩、3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン、3−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン、トリデカフルオロ−1,1,2,2−テトラヒドロオクチルトリメトキシシラン、トリデカフルオロ−1,1,2,2−テトラヒドロオクチルトリエトキシシラン等が挙げられ、目的に応じて1種または2種以上を選択して用いることができる。
シリコン変性ポリエステル樹脂におけるシリコン樹脂の割合が低すぎると、塗料の反応性が不十分となるおそれがある。このため、シリコン変性率(シリコン変性ポリエステル樹脂に占めるシリコン樹脂由来の部位の質量の割合)は、20%以上であることが好ましく、90%以下であることが好ましい。より耐レトルト性に優れる塗料とする場合にはシリコン変性率が40質量%以上90質量%以下のシリコン変性ポリエステル樹脂を用いることが好ましく、密着性に優れる塗料とする場合には20質量%以上60質量%以下のシリコン変性ポリエステル樹脂を用いることが好ましい。
シリコン変性ポリエステル樹脂の重量平均分子量は、3,000以上100,000以下であることが好ましく、30,000以上80,000以下であることがより好ましい。なお本発明における重量平均分子量は、GPCのポリスチレン換算による値である。
本発明の塗料において、シリコン変性ポリエステル樹脂の含有量はポリエステル樹脂100質量部に対して5質量部以上であることが好ましい。また、一般的な缶用塗料の焼付け条件で確実に硬化し、良好な塗膜特性を得られるよう、シリコン変性ポリエステル樹脂の含有量はポリエステル樹脂100質量部に対して230質量部以下に留めることが好ましい。耐レトルト性が重視される場合には、シリコン変性ポリエステル樹脂の含有量をポリエステル樹脂100質量部に対して10質量部以上とすることが好ましい。衛生性が重視される用途、例えば飲料缶の内面塗料として本発明の塗料を使用する場合は、シリコン変性ポリエステル樹脂の含有量はポリエステル樹脂100質量部に対して100質量部以下であることが好ましく、45質量部以下であることがより好ましい。
<有機金属化合物>
本発明の塗料に用いられる有機金属化合物は金属と有機物とからなる化合物であり、金属と有機物との結合様式は化学結合、配位結合、イオン結合のいずれであってもよい。このような有機金属化合物としては、アルミニウムやチタン、ジルコニウム、スズのような金属のアルコキシド系化合物、金属キレート系化合物、金属アシレート系化合物などが挙げられる。
より具体的には、エチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロピレート、アルミニウムトリス(エチルアセトアセテート)、アルキルアセトアセテートアルミニウムジイソプロピレート、アルミニウムモノアセチルアセトネートビス(エチルアセトアセテート)、アルミニウムトリス(アセチルアセテート)、アルミニウムモノアセチルアセテートビス(エチルアセトアセテテート)、アルミニウムジ−n−ブトキシドモノメチルアセトアセテート、アルミニウムジイソブトキシドモノメチルアセトアセテート、アルミニウムジ−sec−ブトキシドモノメチルアセトアセテート、アルミニウムイソプロピレート、モノ−sec−ブトキシアルミニウムジイソプロピレート、アルミニウム−sec−ブチレート、アルミニウムエチレート、
チタンアセチルアセトネート、チタンテトラアセチルアセトネート、チタンエチルアセトアセテート、チタンオクチレングリコレート、チタンエチルアセトアセテート、チタン−1,3−プロパンジオキシビス(エチルアセトアセテート)、ポリチタンアセチルアセチルアセトナート、テトライソプロピルチタネート、テトラノルマルブチルチタネート、ブチルチタネートダイマー、テトラオクチルチタネート、ダーシャリーアミルチタネート、テトラターシャリーブチルチタネート、テトラステアリルチタネート、チタンイソステアレート、トリ−n−ブトキシチタンモノステアレート、ジ−i−プロポキシチタンジステアレート、チタニウムステアレート、ジ−i−プロポキシチタンジイソステアレート、(2−n−ブトキシカルボニルベンゾイルオキシ)トリブトキシチタン、
ジルコニウムテトラアセチルアセトネート、ジルコニウムトリブトキシアセチルアセトネート、ジルコニウムモノブトキシアセチルアセトネートビス(エチルアセトアセテート)、ジルコニウムジブトキシビス(エチルアセトアセテート)、ジルコニウムテトラアセチルアセトネート、ノルマルプロピルジルコネート、ノルマルブチルジルコネート、ステアリン酸ジルコニウム、オクチル酸ジルコニウム、
テトラメトキシスズ、テトラエトキシスズ、テトラ(n−プロポキシ)スズ、テトライソプロポキシスズ、テトラ(n−ブトキシ)スズ、テトラ(t−ブトキシ)スズ、テトラ(2−エチルヘキサオキシ)スズ、アセチルアセトネートスズ、ヘキサフルオロ−2,4−ペンタンジオネートスズ、ビス(2−エチルヘキサノエート)スズ、ビス(ネオデカノエート)スズ、テトラアセトキシスズ、ジブチルスズラウレート、ジオクタデセン酸スズ等が挙げられるがこれに限定されない。これらの化合物は1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。中でもチタンまたはスズのアルコキシド化合物、キレート化合物、アシレート化合物を1種または2種以上組み合わせて用いることが好ましい。
本発明の塗料における有機金属化合物の含有量は、塗料に含まれる樹脂固形分100質量部に対して0.05質量部以上とすることが好ましく、0.5質量部以上とすることがより好ましい。また、含有量が多すぎると硬化塗膜が硬くなりすぎ、加工性が低下したり、保存安定性が低下したりするおそれがあることから7質量部以下とすることが好ましい。
<溶剤>
本発明の塗料は、上述したポリエステル樹脂、シリコン変性ポリエステル樹脂、金属触媒を有機溶剤に溶解、分散させて得られる。有機溶剤としては特に制限なく従来公知のものを使用することができ、例えばトルエン、キシレン、ソルベッソ#100、ソルベッソ#150等の芳香族炭化水素系、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン等の脂肪族炭化水素系、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸アミル、ギ酸エチル、プロピオン酸ブチル等のエステル系、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール系、アセトン、メチルエチルケトン、シクロハキサノン等のケトン系、エチレングリコール(モノ,ジ)メチルエーテル、エチレングリコール(モノ,ジ)エチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、モノブチルエーテル、ジエチレングリコール(モノ,ジ)メチルエーテル、ジエチレングリコール(モノ,ジ)エチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコール(モノ,ジ)メチルエーテル、プロピレングリコール(モノ,ジ)メチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコール(モノ,ジ)メチルエーテル等のグリコールエーテル系等が挙げられ、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
<その他の成分>
さらに、本発明の塗料はフェノール樹脂やアミノ樹脂、イソシアネート化合物等の硬化剤、酸触媒、顔料、滑剤、消泡剤、レベリング剤等を含んでいてもよい。
硬化剤として用いることができるフェノール樹脂としては、石炭酸、m−クレゾール、m−エチルフェノール、3,5−キシレノール、m−メトキシフェノール等の3官能のフェノール化合物、もしくはp−クレゾール、o−クレゾール、p−tert−ブチルフェノール、p−エチルフェノール、2,3−キシレノール、2,5−キシレノール、m−メトキシフェノール等の2官能性のフェノール化合物と、ホルムアルデヒドとをアルカリ触媒の存在下で合成したものや、そのメチロール基の一部ないしは全部を低級アルコールによってエーテル化したものが挙げられる。アミノ樹脂としては、尿素、メラミン、ベンゾグアナミンのホルマリン付加物やこれらと低級アルコールとの反応によりエーテル化したものが挙げられる。イソシアネート化合物としては、脂肪族、芳香族のポリイソシアネートやその3量体、ブロック化したものなどが挙げられる。
これらの硬化剤は、塗料の反応性を良好なものとする一方、含有量が多すぎると塗膜が硬くなりすぎ、加工性が低下するおそれがある。このため、これらの硬化剤の含有量は、本発明に含まれる樹脂固形分中の30質量%以下に留めることが好ましい。
また、フェノール樹脂やアミノ樹脂は合成の際にホルムアルデヒドを使用する。ホルムアルデヒドは発がん性など人体への影響が懸念され、飲料缶の内面塗料に用いるとフレーバー性を悪化させるおそれがある。樹脂を合成する際にホルムアルデヒドが合成に際に完全に消費され、樹脂中に組み込まれていれば無害であるし、未反応のものが残存していたとしてもその量は、人体や環境に影響を与える心配の全く無い程度に抑制されてはいるが、本発明の塗料を飲料缶や食缶の内面塗料として用いる場合には、フェノール樹脂やアミノ樹脂の含有量を抑制することができるのであればそれに越したことはない。本発明の塗料によれば、フェノール樹脂やアミノ樹脂のような硬化剤を用いない場合であっても反応性や耐レトルト性に優れるため、これらの硬化剤の使用を避けることができる。
また、硬化剤にイソシアネート化合物を用いた場合に、塗膜に未反応のイソシアネートが残留すると、水と反応して健康上の害が懸念されるアミン化合物が生成し内容物に抽出されるおそれがある。通常、このような懸念はさほど大きくはないが、本発明の塗料を飲料缶や食缶の内面塗料として用いる場合のように、より健康上のリスクが少ない塗料とすることが望まれる場合には、イソシアネート化合物の含有量を抑制することができるのであればそれに越したことはない。本発明の塗料はこのような硬化剤を含まない場合であっても、反応性や耐レトルト性に優れた硬化塗膜を得ることができる。
酸触媒としては、アルキルリン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、ブチルナフタレンスルホン酸、ジノニルナフタレンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸等のアルキルアリールスルホン酸、これらの化合物とナトリウム、カリウム、亜鉛、アンモニア、トリエタノールアミン等との塩等が挙げられる。これらの酸触媒を併用することにより反応性を向上させることができるが、含有量が多すぎると硬化塗膜と基材との密着性が低下するおそれがある。このため酸触媒の含有量は塗料に含まれる樹脂固形分100質量部に対して1質量部以下とすることが好ましく、0.5質量部以下とすることが好ましい。酸触媒を含まなくてもよい。
顔料としては、従来公知の無機顔料、有機顔料を特に制限なく用いることができ、無機顔料としてはクロム酸塩(黄鉛、クロムバーミリオン)フエロシアン化物(紺青)、硫化物(カドミウムエロー、カドミウムレッド)、酸化物(酸化チタン、ベンガラ、鉄黒、酸化亜鉛)硫酸塩(硫酸バリウム、硫酸鉛)、珪酸塩(群青、珪酸カルシウム)、炭酸塩(炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム)燐酸塩(コバルトバイオレット)金属粉末(アルミニウム粉末、ブロンズ)炭素(カーボンブラック)等が挙げられる。有機顔料としてはアゾ系(ベンジジンイエロー、ハンザエロー、バルカンオレンジ、パーマネントレッドF5R、カーミン6B、レーキレッドC、クロモフタールレッド、クロモフタールエロー)、フタロシアニリン系(フタロシアニンブルー、フタロシアニリングリーン)、建染染料系(インダスレンブルー、チオインジゴボルドー)染付レーキ系(エオシンレーキ、キノリンエロー、ローダミンレーキ、メチルバイオレットレーキ)、キナクドリン系(シンカシアレッド、シンカシアバイオレット)ジオキジシン系(PVファストバイオレットBL)等が挙げられる。これらの顔料は、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
滑剤、消泡剤、レベリング剤等は従来公知のものを用いることができ特に制限はない。
本発明の塗料は、エアースプレー、エアレススプレー、静電スプレー等の各種スプレー塗装、浸漬塗装、ロールコーター塗装、グラビアコーターならびに電着塗装等公知の手段により、鋼板、缶用アルミニウム板等の金属基材やPETペットフィルム等に塗装することができる。塗布量は、硬化塗膜の膜厚が0.1〜20μm程度となるよう調整すればよい。焼付け条件は用途により適宜調整すればよいが、一例として、缶用塗料として用いる場合には、100℃〜280℃で1秒〜30分程度焼き付けることで良好な硬化塗膜を得ることができる。
本発明の塗料は、飲料缶や食缶の缶胴や缶蓋、キャップの内面、外面用塗料、アルミニウムや錫メッキ鋼板、前処理した金属、スチール等の各種金属素材の被覆用塗料、木材やフィルムやその他加工品の被覆剤として用いることができる。中でも、飲料缶・食缶の内外面用塗料として好ましく用いることができる。
以下、実施例と比較例により本発明を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。配合組成その他の数値は特記しない限り質量基準である。
1.塗料の調整
表1〜3に示す配合で、原料を電子天秤にて計量・混合後、分散攪拌機を用いて25℃の温度下、3000rpmの回転数で1分間攪拌し、実施例1〜17の塗料を作製した。同様にして、表4に示す配合で比較例1〜5の塗料を調整した。塗料の調整に用いた原料の詳細は以下の通りである。また、表1〜4における配合量は、固形分質量比率である。
<ポリエステル樹脂>
ポリエステル樹脂は、以下のA1〜A6を用いた。
(ポリエステル樹脂A1)
テレフタル酸105部、イソフタル酸240部、2−メチル−1,3−プロパンジオール190部、1,4−シクロヘキサンジメタノール235部、チタンテトラブトキシド0.2部を2Lの四つ口フラスコに仕込み、4時間かけて235℃まで徐々に昇温し、水を留出させエステル化を行った。所定量の水を流出させた後、ジフェノール酸12部を添加し、220℃で30分攪拌した。30分かけて10mmHgまで初期減圧重合を行うと共に温度を255℃まで昇温し、さらにこのまま1mmHg以下で100分間後期重合を行った。目標分子量に達したらこれを窒素雰囲気下220℃に冷却した。次いでエチレングリコールビストリメリテート二無水物10部、無水トリメリット酸10部を相次いで投入し、窒素雰囲気下、200〜230℃、1時間攪拌を継続した。これを取り出しガラス転移温度が52℃、数平均分子量が16,000、酸価が4mgKOH/g、水酸基価が3mgKOH/gのポリエステル樹脂A1を得た。
(ポリエステル樹脂A2)
バイロンGK−622(東洋紡績(株)製、ガラス転移温度:35℃、数平均分子量:18,000、酸価:9mgKOH/g、水酸基価:4mgKOH/g)を用いた。
(ポリエステル樹脂A3)
バイロンGK−642(東洋紡績(株)製、ガラス転移温度:82℃、数平均分子量:18,000、酸価:7mgKOH/g、水酸基価:1mgKOH/g)を用いた。
(ポリエステル樹脂A4)
バイロンGK−360(東洋紡績(株)製、ガラス転移温度:56℃、数平均分子量:16,000、酸価:5mgKOH/g、水酸基価:2mgKOH/g)を用いた。
(ポリエステル樹脂A5)
バイロンGK−880(東洋紡績(株)製、ガラス転移温度:84℃、数平均分子量:18,000、酸価:2mgKOH/g、水酸基価:4mgKOH/g)を用いた。
(ポリエステル樹脂A6)
バイロンGK−330(東洋紡績(株)製、ガラス転移温度:13℃、数平均分子量:17,000、酸価:2mgKOH/g、水酸基価:9mgKOH/g)を用いた。
<シリコン変性ポリエステル樹脂>
シリコン変性ポリエステル樹脂は以下のB1〜B3を用いた。
(シリコン変性ポリエステル樹脂B1)
Silikoftal HTF(Evonik Tego Chemie社製、シリコン変性率:50%)を用いた。
(シリコン変性ポリエステル樹脂B2)
Silikoftal HTT(Evonik Tego Chemie社製、シリコン変性率:80%)を用いた。
(シリコン変性ポリエステル樹脂B3)
Silikoftal HTL3(Evonik Tego Chemie社製、シリコン変性率:30%)を用いた。
<有機金属化合物>
有機金属化合物は、以下のC1〜C4を用いた。
(有機金属化合物C1)
B−1(日本曹達(株)製、テトラ−n−ブトキシチタン)を用いた。
(有機金属化合物C2)
オルガチックス ZA−65(マツモトファインケミカル(株)製、ジルコニウムブトキシド)を用いた。
(有機金属化合物C3)
オルガチックス AL−3001(マツモトファインケミカル(株)製、アルミニウムブトキシド)を用いた。
(有機金属化合物C4)
ネオスタン U−100(日東化成(株)製、ジブチルスズジラウレート)を用いた。
<その他の成分>
(その他の成分D1)
ショウノール CKS−3898(昭和電工(株)製、レゾール型フェノール樹脂)を用いた。
(その他の成分D2)
ネイキュア 5925(King Industry社製、アミンブロックタイプのドデシルベンゼンスルホン酸)を用いた。
(その他の成分D3)
233 Flake Resin(東レダウ・コーニング社製、シリコーン樹脂)を用いた。
2.試験用塗料板の作成
厚さが0.26mmである5182材のアルミニウム板上に、乾燥塗膜の重量が70mg/dmとなるように、バーコーターを用いて、実施例1〜17、比較例1〜5の塗料を塗布し、オーブン通過時間が30秒でPMTが270℃となるオーブン条件にて焼き付けたのち、室温まで冷却して、試験用塗装板とした。
3.評価
得られた試験用塗装板を以下のように評価した。結果を表1〜4にまとめた。
3.1.加工性
試験用塗装板を40mm×50mmに切断し、塗膜面が外側になるように折り曲げ試験機にてV字に2つ折りにし、この試験片の間に厚さ0.26mmのアルミニウム板を2枚挟んで試験機に設置し、重さ3kgの錘を高さ50cmから落下させ試験片を得た。この試験片の折り曲げ部の外側を、1%食塩水をしみ込ませたスポンジに押し当て試験片に6V×3秒間通電させSENCON製エナメルレーター(通電試験機)を用い電流値を測定した。次に示すような4段階で評価した。
◎…電流値が1mA未満である
○…電流値が1mA以上〜5mA未満である
△…電流値が5mA以上〜10mA未満である
×…電流値が10mA以上である。
3.2.耐煮沸性
試験用塗装板を立ててビーカーに入れ、これにイオン交換水を試験片の半分の高さまで入れた。これを100℃で30分間煮沸し、目視にて評価を行った。
◎…良好
○…わずかに白化はあるがブリスターはない
△…若干の白化または若干のブリスターあり
×…白化またはブリスターあり
3.3.耐レトルト性
試験用塗装板を立ててビーカーに入れ、これにイオン交換水を試験片の半分の高さまで入れた。これを圧力釜に入れ、125℃で30分間のレトルト処理を行い、目視にて評価を行った。
◎…良好
○…わずかに白化はあるがブリスターはない
△…若干の白化または若干のブリスターあり
×…白化またはブリスターあり
3.4.耐食性
試験塗装板をエタノール15%、塩化ナトリウム1.5%、クエン酸1.5%、リンゴ酸1.5%水溶液に24時間、60℃で浸漬し、塗膜の白化及びブリスター発生状態を目視で判定した。
◎…ブリスター及び白化がない
○…ブリスター及び白化が少しある。
△…ブリスター及び白化がある。
×…塗膜の剥離がある。
3.5.反応性
試験塗装板をMEKに浸漬し1時間還流させた後の乾燥塗膜重量を測定し、還流前の乾燥塗膜重量に対する残存比率を計算し評価した。
◎…残存比率が80%以上である。
○…残存比率が60%以上〜80%未満である。
△…残存比率が40%以上〜60%未満である。
×…残存比率が40%未満である。
3.6.密着性
試験用塗装板に形成された塗膜に、カッターで1×1mmの碁盤目を100個作成し、この試料片を125℃で30分間熱水処理した。その後碁盤目部分に、粘着テープを貼ったのち、粘着テープを急速に剥離し、塗膜の剥離状態を観察し、次に示すような4段階によって評価した。
◎…剥離が全くない
○…全体の1〜2%が剥離した
△…全体の3〜10%が剥離した
×…全体の11〜100%が剥離した。
3.7.KMnO消費量
500ミリリットルの精製水中に、500cmの上記試験用塗装版を浸漬し、125℃で30分間の熱水処理を行ったのち、過マンガン酸カリウム消費量を測定し、次に示すような4段階によって評価した。
◎…消費量が3ppm未満である
○…消費量が3ppm以上〜7ppm未満である
△…消費量が7ppm以上〜15ppm未満である
×…消費量が15ppm以上である。
Figure 0006984229
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Figure 0006984229
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表1〜表4から明らかなように、本発明の塗料はいずれも優れた特性を示した。
一方、シリコン変性ポリエステル樹脂を用いなかった比較例1の塗料は、耐煮沸性、耐レトルト性、耐食性、反応性が十分ではなかった。
ポリエステルで変性されていないシリコン樹脂を用いた比較例2の塗料は、耐煮沸性、耐レトルト性、耐食性、反応性が十分ではなかった。
有機金属化合物を用いなかった比較例3の塗料は、耐煮沸性、耐レトルト性、耐食性、反応性、衛生性が十分ではなかった。
参考例1の塗料は、優れた耐煮沸性や耐レトルト性、反応性、密着性を示したが、一般的な缶用塗料の焼付け条件では未反応の成分が残り、衛生性が不十分となった。より高温で焼付けるなど、焼付け条件を調整することにより衛生性を向上させることが可能である。あるいは、衛生性が重視されない用途であれば十分に使用可能である。
参考例2の塗料は保存安定性が悪く、ゲル化してしまい、塗工に適さなかった。塗工直前に有機金属化合物を配合するなどで対応可能である。あるいは、塗料の樹脂固形分率を下げるなどすれば塗工可能である。
本発明の塗料は、飲料缶や食缶の缶胴や缶蓋、キャップの内面、外面用塗料、アルミニウムや錫メッキ鋼板、前処理した金属、スチール等の各種金属素材の被覆用塗料、木材やフィルムやその他加工品の被覆剤として用いることができる。中でも、飲料缶・食缶の内外面用塗料として好ましく用いることができる。

Claims (7)

  1. 数平均分子量が16000以上100000以下、水酸基価50mgKOH/g以下であるポリエステル樹脂と、
    シリコン変性率が50質量%以上90質量%以下のシリコン変性ポリエステル樹脂と、
    有機金属化合物と、を含むことを特徴とする塗料。
  2. 前記シリコン変性ポリエステル樹脂の含有量が前記ポリエステル樹脂100質量部に対して5質量部以上230質量部以下であることを特徴とする請求項に記載の塗料。
  3. 前記有機金属化合物の含有量が、樹脂固形分100質量部に対して7質量部以下であることを特徴とする請求項1又は2のいずれか一項に記載の塗料。
  4. 前記有機金属化合物の含有量が、樹脂固形分100質量部に対して0.05質量部以上であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の塗料。
  5. 前記有機金属化合物が、アルミニウム、チタン、ジルコニウム、スズからなる群から選ばれる金属のアルコキシド化合物、キレート化合物、アシレート化合物であることを特徴とする請求項1乃至の いずれか一項に記載の塗料。
  6. 前記ポリエステル樹脂が、多塩基酸と、多価アルコールと、フェノール性の水酸基を備える化合物との反応生成物であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の塗料。
  7. 請求項1乃至の何れか一項に記載の缶用塗料。
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