JP6983477B2 - コネクタハウジングおよびコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、ハーネスの先端の導体露出部をそのまま電気接点として利用するコネクタを構成するためのコネクタハウジング、および、そのコネクタハウジングを用いて構成したコネクタに関するものである。
ハーネス(電線)の先端の導体露出部をそのまま電気接点として利用するコネクタが知られている。この種のコネクタは、端子金具を省略できるので簡単な構成にすることができる。そのため、例えば、自転車のハブダイナモの給電端子とランプを繋ぐコネクタとして利用されている。
特許文献1に、この種のコネクタとして、ハウジング本体(第1ハウジング部)と、カバー(第2ハウジング部)と、これらハウジング本体とカバーとを接続する接続部と、を備えたコネクタが開示されている。このコネクタは、接続部を90度程度折り曲げてハウジング本体とカバーとを互いに結合することで、両者間にハーネスを挟持するコネクタが開示されている。接続部は、ハウジング本体とカバーとの結合の一端を担っている。
このようなコネクタでは、ハーネスの先端の導体露出部の中間部を基板の前端縁でU字状に折り曲げてハーネスの抜け出しを防止し、導体露出部の一部を相手コネクタの電気接点と導通接触する電気接点としている。
特開2016−41591号公報
ところで、特許文献1に記載のコネクタは、ハーネスに引っ張り力が働いた際に、その力をハウジング本体またはカバーのどちらかで主に受ける構造になっている。そのため、強い引っ張り力が作用した場合、ハウジング本体とカバーの結合がずれたり結合がはずれたりしやすい。
また、上述の特許文献1にあっては、接続部が、ハウジング本体とカバーとの結合の一端を担っている。このため、例えば、経年劣化や外力等によって接続部が破損してしまうと、ハウジング本体からカバーが脱落してしまう可能性もあった。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、ハーネスを挟持する2部材の一体結合性を高めることができ、結合がずれたり結合がはずれたりしにくいコネクタハウジング、および、そのコネクタハウジングを用いて構成したコネクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るコネクタハウジングは、相手コネクタが嵌合されて来る方向を前方とするとき、ハーネスの先端のU字状に折れ曲がった導体露出部を支持する基板であって、前記導体露出部のU字状の折れ曲り部が配置される前端縁、前記導体露出部のU字状の折れ曲がり部より基端側の部分が前後方向に沿って配置される第1板面、前記導体露出部のU字状の折れ曲がり部より先端側の部分が前後方向に沿って配置される第2板面、を有する基板と、前記第1板面および第2板面のうちの一方の板面に設けられ、当該一方の板面に配置された前記導体露出部の先端側の部分または基端側の部分を、相手コネクタの電気接点と導通接触する電気接点として支持するハーネス案内部と、前記第1板面および第2板面のうちの他方の板面に面合わせされることで、前記基板との間に前記ハーネスを挟持するカバーと、前記基板とカバーを前記ハーネスを挟持した状態で結合し且つ結合を解除し得る結合手段と、前記カバーの前端と後端に設けられ、前記カバーを前記基板に結合した際に、前記基板の前端と後端にそれぞれ係合することで前記基板を前後方向に位置規制する前側突片および後側突片と、下板と、該下板と対向する上板と、前記下板と前記上板を連結する左右側板とで四辺を囲むことにより、前記相手コネクタの帯板状の挿入片が差し込まれる差込穴を形成すると共に、前面の開口を前記差込穴への前記挿入片の受入口とした箱体と、を備え、前記基板が、前記箱体の前記下板として設けられ、前記ハーネス案内部が形成された前記基板の一方の板面が前記差込穴の内面を構成する前記下板の上面とされると共に、前記ハーネスを挟持するために前記カバーが面合わせされる前記基板の他方の板面が前記下板の下面とされ、前記カバーの前側突片が、前記カバーを前記箱体に結合した際に該箱体の前面を覆う前枠部として形成され、且つ該前枠部に前記受入口を前方に開放する開口が設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、基板の一方の板面のハーネス案内部に支持された導体露出部を、相手コネクタの電気接点と導通接触する電気接点として機能させることができる。
また、基板にカバーを結合することにより、基板の他方の板面に面合わせされるカバーと基板との間にハーネスを挟持することができる。
例えば、第1の例(第1実施形態)として、他方の板面を第1板面、一方の板面を第2板面とする場合、ハーネスの先端の導体露出部のU字状の折れ曲り部を前端縁に配置する。また、導体露出部のU字状の折れ曲がり部より基端側の部分を前後方向に沿って第1板面(他方の板面)に配置する。また、導体露出部のU字状の折れ曲がり部より先端側の部分を前後方向に沿って第2板面(一方の板面)に配置する。この状態で、基板にカバーを結合して、第1板面(他方の板面)にカバーを面合わせする。これにより、基板の第1板面(他方の板面)とカバーとの間に導体露出部の基端側を挟持することができる。同時に、第2板面(一方の板面)上のハーネス案内部により導体露出部の先端側を支持することにより、この導体露出部の先端側の部分を、相手コネクタの電気接点と導通接触する電気接点として機能させることができる。
反対に、第2の例(第2実施形態)として、他方の板面を第2板面、一方の板面を第1板面とする場合、ハーネスの先端の導体露出部のU字状の折れ曲り部を前端縁に配置する。また、導体露出部のU字状の折れ曲がり部より基端側の部分を前後方向に沿って第1板面(一方の板面)に配置する。また、導体露出部のU字状の折れ曲がり部より先端側の部分を前後方向に沿って第2板面(他方の板面)に配置する。この状態で、基板にカバーを結合して、第2板面(他方の板面)にカバーを面合わせすることにより、基板の第2板面(他方の板面)とカバーとの間に導体露出部の先端側を挟持することができる。同時に、第1板面(一方の板面)上のハーネス案内部により導体露出部の基端側を支持することにより、この導体露出部の基端側の部分を、相手コネクタの電気接点と導通接触する電気接点として機能させることができる。
また、このように結合手段により基板にカバーを結合した際、カバーの前側突片が基板の前端に係合し、カバーの後側突片が基板の後端に係合する。従って、カバーによって基板の前後方向の動きを規制することができて、カバーと基板の一体結合性を高めることができる。また、ハーネスや相手コネクタを介して前後方向の外力が作用した場合にも、基板とカバーの結合がずれたり結合がはずれたりするのを防止することができる。
さらに、箱体の差込穴に、箱体の前面に開口する受入口から相手コネクタの挿入片を差し込むことができる。そして、差し込まれた挿入片の下面の電気接点を、箱体の下板(基板)の上面のハーネス案内部に配置した導体露出部(電気接点)に対して摺動接触させることができる。また、カバーの前枠部の開口を通して箱体の受入口に相手コネクタの挿入片を差し込むことができる。よって、前枠部を箱体の前端面の全てを覆う大きさに設けることができ、箱体との一体結合性をより高めることができる。
さらに、前枠部と相手コネクタとが嵌合する形になるので、相手コネクタによって補足的にカバーが支持される。このため、箱体からカバーが脱落してしまうことを確実に防止できる。
本発明に係るコネクタハウジングにおいて、前記ハーネス案内部の前縁部に、前記導体露出部のU字状の折れ曲がり部が収容される切欠が設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、導体露出部の折り曲げを基板の前端縁で行う場合に、安定した位置で横ずれすることなく容易に行うことができる。また、導体露出部の折り曲げ箇所を切欠の内部に収容することができるので、基板(箱体の下板)の前端に折り曲げによる出っ張りができにくくなり、カバーの前枠部を箱体の前端面に密着させやすくなる。
本発明に係るコネクタハウジングにおいて、前記ハーネス案内部の後部に、該基板の一方の板面から他方の板面に貫通する貫通孔が設けられていることを特徴とするコネクタハウジング。
このように構成することで、下板(基板)に設けた貫通孔に、導体露出部の先端を引っ掛けながら、導体露出部の先端側をハーネス案内部に配置することができる。そしてその状態で、例えば、導体露出部の中間部を、下板(基板)の前端縁を折り曲げ支点としてU字状に折り曲げることができる。従って、導体露出部の先端を貫通孔に拘束した状態での折り曲げ操作を行えることになるので、特に折り曲げ作業を安定して容易に行うことができる。また、下板(基板)に設けた貫通孔に導体露出部の先端を引っ掛けるか否かに拘わらず、貫通孔を通して外部から箱体内における導体露出部の先端の位置を確認することができる。従って、ハーネス案内部に配置した導体露出部の位置や折り曲げの位置の精度を高めることができる。
本発明に係るコネクタハウジングにおいて、前記箱体の上板に、前記貫通孔を外部から視認し得る窓部が設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、窓部を通して見ることで、貫通孔に対する導体露出部の引っ掛かり状態を確認することができ、引っ掛かり状態を確認しながら導体露出部の折り曲げ作業などを行うことができる。
本発明に係るコネクタハウジングにおいて、前記箱体がハウジング本体の部分として設けられると共に、前記ハウジング本体に前記カバーが屈曲可能なヒンジを介して一体に連結されていることを特徴とする。
このように構成することで、樹脂の一体成形品でコネクタハウジングを作ることができる。また、ヒンジを折り曲げることで、ハウジング本体に対してカバーを位置合わせした状態で結合することができる。
本発明に係るコネクタは、前記コネクタハウジングに前記ハーネスの先端を導入して構成したコネクタであって、前記ハーネスの先端の導体露出部のU字状の折れ曲り部が前記基板の前端縁に配置され、前記導体露出部のU字状の折れ曲がり部より先端側の部分が前後方向に沿って前記基板の第1板面に配置され、前記導体露出部のU字状の折れ曲がり部より基端側の部分が前後方向に沿って前記基板の第2板面に配置され、前記第1板面および第2板面のうちの一方の板面に設けられた前記ハーネス案内部に、前記導体露出部の先端側の部分または基端側の部分が配置されることで、その導体露出部の基端側または先端側が、相手コネクタの電気接点と導通接触する電気接点として構成され、前記基板の第1板面および第2板面のうちの他方の板面に前記カバーが面合わせされることで、前記基板との間に前記ハーネスが挟持され、その状態で、前記カバーが基板に前記結合手段によって結合されることで、前記カバーに形成された前側突片と後側突片とがそれぞれ前記基板の前端と後端に係合されていることを特徴とする。
このように構成することで、カバーにより基板の前後方向の動きを規制することができ、カバーと基板の一体結合性を高めることができる。また、ハーネスや相手コネクタを介して前後方向の外力が作用した場合にも、基板とカバーの結合がずれたり結合がはずれたりするのを防止することができる。
本発明によれば、カバーにより基板の前後方向の動きを規制することができ、カバーと基板の一体結合性を高めることができる。また、ハーネスや相手コネクタを介して前後方向の外力が作用した場合にも、基板とカバーの結合がずれたり結合が外れたりするのを防止することができる。
本発明の第1実施形態におけるコネクタハウジングの使用前の状態を示す斜視図で、(a)は、前方から見た斜視図、(b)は、上下を裏返して後方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるコネクタハウジングの使用前の状態を示す図で、(a)は、前方から見た正面図、(b)は、上下を裏返して後方から見た背面図である。 本発明の第1実施形態におけるコネクタハウジングを使用してコネクタを組み立てる方法の説明図で、(a)は、ハーネスの先端の導体露出部をハウジング本体に前方から挿入しようとしている状態を示す斜視図、(b)は、ハーネスの基端側を折り曲げて後方に延在させた状態を示す斜視図、(c)は、ハウジング本体にカバーを結合しコネクタを完成させた状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態における完成したコネクタに相手コネクタを嵌合しようとしている状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるハウジング本体の箱体の差込穴に対して導体露出部の先端を差し込む際の要領を説明するための斜視図である。 本発明の第1実施形態における導体露出部の中間部をハウジング本体の下面側にU字状に折り曲げる要領を説明するための斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるハウジング本体にハーネスの先端の導体露出部を組み込む方法を説明するための図で、ハウジング本体の差込穴にハーネスの先端の導体露出部を挿入しようとしている状態を示す側断面図である。 図7の状態の次に導体露出部の先端を貫通孔に引っ掛けた状態を示す側断面図である。 図8の状態の次に導体露出部の中間部を後方に延ばした状態を示す側断面図である。 図9の状態においてコネクタを完成させ、そのコネクタに対して相手コネクタの挿入片を差し込もうとしている状態を示す側断面図である。 本発明の第1実施形態におけるハウジング本体にハーネスの先端の導体露出部を組み込む別の方法を説明するための図で、ハウジング本体の差込穴にハーネスの先端の導体露出部を挿入しようとしている状態を示す側断面図である。 図11の状態の次にコネクタを完成させ、そのコネクタに対して相手コネクタの挿入片を差し込もうとしている状態を示す側断面図である。 本発明の第1実施形態の変形例におけるコネクタの側断面図である。 本発明の第2実施形態におけるコネクタハウジングの使用前の状態を前方斜め上側から見た斜視図である。 本発明の第2実施形態におけるコネクタハウジングの使用前の状態を前方斜め下側から見た斜視図である。 本発明の第2実施形態におけるコネクタハウジングのハウジング本体の挿通孔にハーネスの先端の導体露出部を挿入しようとしている状態を示す斜視図である。 図16の状態の次にハウジング本体に挿入した導体露出部の先端側をハウジング本体の下面側にU字状に曲げようとしている状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
ここで説明するコネクタは、自転車のハブダイナモの給電端子(相手コネクタ)と接続する2線式のコネクタとして有用なものであるが、別の一般的な電気コネクタとして広く使用することも可能なものである。第1実施形態においては、そのコネクタを構成するコネクタハウジングが1部品(一体成形品)で構成された例を示す。また、第2実施形態においては、そのコネクタを構成するコネクタハウジングが2部品(別体の成形品)で構成された例を示す。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態のコネクタハウジングおよびそれを使用して構成したコネクタを、図1〜図12を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のコネクタハウジング1の使用前の状態を示す斜視図で、(a)は、前方から見た斜視図、(b)は、上下を裏返して後方から見た斜視図である。図2は、コネクタハウジング1の使用前の状態を示す図で、(a)は、前方から見た正面図、(b)は、上下を裏返して後方から見た背面図である。図3は、コネクタハウジング1を使用してコネクタ2を組み立てる方法の説明図で、(a)は、ハーネスWの先端Wa1の導体露出部Waをハウジング本体10に前方から挿入しようとしている状態を示す斜視図、(b)は、ハーネスWの基端側を折り曲げて後方に延在させた状態を示す斜視図、(c)は、ハウジング本体10にカバー50を結合しコネクタ2を完成させた状態を示す斜視図である。図4は、完成したコネクタ2に相手コネクタ200を嵌合しようとしている状態を示す斜視図である。
図1および図2に示す第1実施形態のコネクタハウジング1は、ハブダイナモの給電端子(相手コネクタ)に接続される2線式コネクタを構成するための主部品である。このコネクタハウジング1は、樹脂で一体に成形されたものであり、ハウジング本体10と、カバー50と、ハウジング本体10とカバー50を連結するヒンジ60と、を備えている。
ここで、以降の説明に先立って予め、方向性について以下のように定義する。
以下に述べる各方向は、最終的に完成したコネクタ2の状態(図3(c)および図4参照)での方向を指すものとする。まず、相手コネクタ(ハブダイナモの給電端子など)と嵌合する際に相手コネクタを受け入れる方向を前方(前側)X1、その反対方向を後方向(後側)X2といい、前後方向をXで表す。従って、図1(a)は斜め前方から見た図、図1(b)は斜め後方から見た図である。また、前方から見て図1(a)の左側をコネクタハウジング1の左方(左側)Y1、前方から見て図1(a)の右側を右方(左側)Y1といい、左右方向をYで表す。また、ハウジング本体10とカバー50を結合する方向を上下方向Zといい、結合した状態で、ハウジング本体10の位置する方を上方(上側)Z1、カバー50の位置する方を下方(下側)Z2という。
このコネクタハウジング1は、ハーネスの先端に組み合わせることで、端子金具を使用せずにコネクタを構成するものである。
図3(c)および図4に示すように、最終的に完成したコネクタ2において、ハーネスWはコネクタ2から後方へ延びることになる。従って、コネクタ2から後方へ延びるハーネスWから見れば、ハーネスWの先端が、コネクタ2に対して後方から前方へ向けて導入された形になる。例えば、図3(a)に示すように、組み立ての途中の段階ではハーネスWの先端の導入方向が前方から後方へ向けての場合であっても、最終的にコネクタ2として完成した形では、図3(c)に示すように、ハーネスWの先端が後方から前方に導入された形になる。
図1および図2に示すように、コネクタハウジング1のハウジング本体10は、正面から見て上下方向の寸法が左右方向の寸法より小さい四角形状の箱体11を有している。箱体11は、下板11aと、下板11aと対向する上板11bと、下板11aと上板11bを連結する左側板11c、および右側板11dと、で四辺を囲むことにより構成されている。箱体11の内部は、相手コネクタ200の帯板状の挿入片201(図4参照)が差し込まれる差込穴12として構成されている。差込穴12の前面は、相手コネクタ200の挿入片201を受け入れる受入口12aとして開放している。箱体11の差込穴12の奥部は、後壁13によって塞がれている。
箱体11の左側板11c、および右側板11dにおいて、上半部の外周面および上板11bの外周面には、正面視コ字形の板状リブ14が被さるように一体化されている。箱体11の下板11aの左端部外側には、左方Y1に突出する係合爪16(結合手段)が設けられている。また、箱体11の下板11aの右端部外側には、ヒンジ60を介してカバー50が連結されている。従って、組み立て前のカバー50は、ハウジング本体10の右側Y2に配置されている。
ここで、図3(a)に示すように、ハーネスWは、ハーネス芯線(導線)Waを絶縁被覆Wbで覆ったものである。ハーネス芯線Waは、多数の素線からなるものであってもよいし、1本の素線(単線)からなるものであってもよい。このハーネスWの先端をコネクタハウジング1に導入するに当たり、ハーネスWの先端の所定長さの範囲の絶縁被覆Wbを皮むきして、ハーネス芯線Waを露出させる。この先端の露出したハーネス芯線Waを、ここでは導体露出部Waと言って、導体Waと同符号で示す。
図1および図2に示すように、箱体11の下板11aは、ハーネスWの先端のU字状に折れ曲がった導体露出部Waを支持する基板として構成されている。基板としての下板11aは、次述する第1板面と前端縁と第2板面としてそれぞれ機能する各部分を有している。即ち、基板としての下板11aは、導体露出部WaのU字状の折れ曲り部が配置される前端縁KCを有している。また、この下板11aは、導体露出部WaのU字状の折れ曲がり部より基端側の部分が前後方向に沿って配置される第1板面としての下面KBを有している。また、この下板11aは、導体露出部WaのU字状の折れ曲がり部より先端側の部分が前後方向に沿って配置される第2板面としての上面KA(差込穴12の内底面)を有している。
ハウジング本体10の下板11aの上面KA(一方の板面に相当)上には、前後方向に沿って断面半円状のハーネス保持凸部20が左右方向Yに間隔をおいて2本平行に設けられている。これらハーネス保持凸部20の上面には、導体露出部Waの先端側が載せられるハーネス案内溝(ハーネス案内部)23が設けられている。これらのハーネス案内溝23に、導体露出部Waの先端側(U字状の折り曲げ部より先端側)を配置することで、その導体露出部Waの先端側を電気接点とすることができる。
ハーネス案内溝23の前縁部には、導体露出部Waの中間部をU字状に折り曲げる際に折り曲げを案内しつつ折り曲げの支点となる、上から見るとV字状またはU字状の切欠24が設けられている。また、ハーネス保持凸部20のハーネス案内溝23上の後側X2の位置には、下板11aの上面KAから下面KBに貫通する貫通孔21が設けられている。また、箱体11の上板11bには、貫通孔21の周辺を、箱体11の上側から視認し得る切欠状の窓部15が設けられている。また、箱体11の後端を塞ぐ後壁13には、ハーネス案内溝23上に載せた導体露出部Waの先端Wa1を突き当てた際に、その先端Wa1を保持すると同時に下方Z2へ向けて誘導する円錐面状案内壁28が設けられている。
また、ハウジング本体10の下面、即ち下板11aの下面KBには、下板11aの上面KAのハーネス保持凸部20に対応させて、ハーネス支持溝26を有するハーネス支持部25が設けられている。ハーネス支持部25は、下板11aの前端側の部分にのみ設けられており、その後側には、被覆Wbの付いた部分のハーネスWを収容することのできるハーネス案内溝22が設けられている。ハーネス案内溝22の内周面は、被覆Wbの付いた部分のハーネスWを収容するために、その前側のハーネス支持溝26の内周面よりもサイズが大きくなっている。従って、ハーネス支持溝26とハーネス案内溝22の境界には若干の段差がついている。
前述の下板11aの上面KA側のハーネス案内溝23上の後側に形成された貫通孔21は、このハーネス案内溝22の内底部に開口している。具体的には、下板11aの上面KA側にはハーネス案内溝23が設けられ、下板11aの下面KB側にはハーネス案内溝22が設けられている。そして、上面KA側のハーネス案内溝23の内底面と下面KB側のハーネス案内溝22の内底面とが互いに重なった高さ位置に形成されていることで、貫通孔21が開口している。従って、後壁13に設けた円錐面状案内壁28の内面は、下面KB側のハーネス案内溝22の内面と連続している。
ハウジング本体10の下面KBは、カバー50を面合わせする板面である。カバー50は、ハウジング本体10の下面KBに面合わせする板面を備える主板51を有している。図1(b)において上に見える板面が主板51の合わせ面である。この板面とハウジング本体10の下面KBとの間にハーネスWを挟持する。
主板51の片方の側端部は、ハウジング本体10の下板11aの右端部外側の部分に屈曲可能なヒンジ60を介して連結されている。ヒンジ60は、全体で180度折り曲げることのできるものであり、90度ずつ折り曲げ可能な2段のヒンジ部61、62で構成されている。2段のヒンジ部61、62は、ハウジング本体10の下板11aとカバー50の主板51とを連結する一定肉厚の帯板の折り曲げ側の面にそれぞれ前後方向に沿ったV溝61a、61bを形成して薄肉部としたものである。
2段のヒンジ部61、62を90度ずつ折り曲げることにより、カバー50を180度回転させて、ハウジング本体10の下面KBにカバー50の主板51を面合わせすることができる。その際、V溝61a、61bが潰れて、2つのV溝61a、62aの共通斜面よりなる山形部63の両斜面にV溝61a、62aの他方の斜面が合わさる。これにより、左右方向Yの位置ずれを無くしながら、主板51をハウジング本体10の下面KBに面合わせすることができる。
カバー50の主板51の反ヒンジ60側の側縁部には、主板51をハウジング本体10に合わせた際に、ハウジング本体10側の係合爪16と弾性係合する係合爪56(結合手段)が設けられている。これら係合爪16、56は、ハウジング本体10とカバー50を間にハーネスWを挟持した状態で面合わした際に、互いに係合することで、ハウジング本体10とカバー50を一体に結合する。この場合、片端側が既にヒンジ60で結合されているので、他端側だけに係合爪16、56が設けられているだけで足りる。また、ハウジング本体10側の係合爪16とカバー50側の係合爪56の係合を外すことで、ハウジング本体10とカバー50の結合を外すことができる。
カバー50の前端には前枠部52が前側突片として設けられている。前枠部52は、カバー50をハウジング本体10に結合した際に、ハウジング本体10の前面を覆うように設けられている。このようにハウジング本体10の前面を覆うように配されていることで、前枠部52は、ハウジング本体10の前端に係合した状態で、ハウジング本体10が前方へ移動しないように規制することができる。また、前枠部52には、ハウジング本体10の差込穴12の受入口12aを前方に開放する開口52aが設けられている。
また、カバー50の後端には後側突片53が設けられている。この後側突片53は、カバー50をハウジング本体10に結合した際に、ハウジング本体10の後端に係合する。これにより、ハウジング本体10を後方へ移動しないように規制する。
次に、上記構成のコネクタハウジング1を使用したコネクタの組み立て手順について説明する。
図5は、ハウジング本体10の箱体11の差込穴12に対して導体露出部Waの先端Wa1を差し込む際の要領を説明するための斜視図である。図6は、導体露出部Waの中間部をハウジング本体10の下面KB側にU字状に折り曲げる要領を説明するための斜視図である。なお、図5は、図3(a)の工程を説明する上での詳細図に相当する。図6は、図3(b)の工程を説明する上での詳細図に相当する。
また、図7は、ハウジング本体10にハーネスWの先端の導体露出部Waを組み込む方法を説明するための図で、ハウジング本体10の差込穴12に前方からハーネスWの先端の導体露出部Waを挿入しようとしている状態を示す側断面図である。図8は、図7の状態の次に導体露出部Waの先端Wa1の鉤形に曲げた部分を貫通孔21に引っ掛けた状態を示す側断面図である。図9は、図8の状態の次に導体露出部Waの中間部をハウジング本体10の下面KB側にU字状に折り曲げてハーネスWの基端側を後方に延ばした状態を示す側断面図である。なお、図7および図8は、図3(a)の工程を説明する上での断面図に相当する。図9は、図3(b)の工程を説明する上での断面図に相当する。
また、図10は、図9の状態においてハウジング本体10にカバー50を結合することで、ハーネスWの基端側をハウジング本体10とカバー50との間に挟持して、導体露出部Waの先端側を差込穴12の内部において電気接点とするコネクタ2を完成させ、そのコネクタ2に対して相手コネクタ200の挿入片201を差し込もうとしている状態を示す側断面図である。この図10は、図4に相当する状態の断面図である。
コネクタ2を組み立てる際には、まず、図3(a)、図5、図7に示すように、ハーネスWの導体露出部Waの先端Wa1を、ハウジング本体10の差込穴12に前方から挿入する。その際、導体露出部Waの先端Wa1を下方に鉤形に曲げ、その部分を、ハウジング本体10の下板11aの貫通孔21に引っ掛ける(図5および図7中の矢印S1の動作)。それにより、図8に示すように、貫通孔21に引っ掛けた部分を基準にして、導体露出部Waの先端側をハーネス案内溝23の上に配置することができる。
次にその状態で、図3(b)、図6、図9に示すように、導体露出部Waの中間部を、下板11aの前端縁KCに設けた切欠24に嵌め込みながら下方に曲げる。更に、下板11aの前端縁KCを折り曲げ支点として、導体露出部Waの中間部をさらにU字状に折り曲げる(図6および図9中の矢印S2の動作)。
この際、導体露出部Waの先端Wa1を貫通孔21に拘束した状態での折り曲げ操作となることから、折り曲げを安定して容易に行うことができる。また、窓部15を通して貫通孔21に対する導体露出部Waの先端Wa1の引っ掛かり具合を確認しながら、導体露出部Waの折り曲げ操作を行うことができる。この折り曲げの際に、切欠24を使用しての折り曲げになるので、導体露出部Waを安定した位置で横ずれすることなく折り曲げることができる。
折り曲げた後に下板11aの下面KB側に導いた導体露出部Waの基端側は、図6に示すように、下板11aの下面KB側に設けたハーネス支持部25のハーネス支持溝26に収容する。また、導体露出部WaよりもハーネスWの基端側に延びる被覆Wbの付いたハーネスWの部分は、コネクタハウジング1の後方に延ばした状態でハーネス案内溝22に収容する。
この状態で、図3(c)および図10に示すように、ヒンジ60(図1および図2参照)を折り曲げて、カバー50の主板51をハウジング本体10の下面KBに面合わせする(図10の矢印Fの動作)。そして、カバー50の係合爪56をハウジング本体10の係合爪16に係合させる。そうすることにより、ハウジング本体10の下板11aの下面KBとカバー50の主板51との間にハーネスWを挟持することができる。
以上の手順を経ることで、図3(c)および図10に示すコネクタ2が完成する。
このコネクタ2では、後方から前方へ向けて導入されたハーネスWの先端の導体露出部Waの基端側が、ハウジング本体10の下板11aの下面KB(第1板面)に配置された形になる。また、導体露出部WaのU字状の折れ曲がり部が下板11aの前端縁KCに配置された形になる。また、導体露出部Waの先端側が、下板11aの上面KA(第2板面)側に配置された形になる。しかも、導体露出部Waの先端側は、下板11aの上面に形成されたハーネス案内溝23に配置されることで、相手コネクタ200の挿入片201の下面の電気接点202と導通接触する電気接点として構成されることになる。また、ハーネスWが、ハウジング本体10とカバー50との間に挟持されている。
また、このようにハウジング本体10にカバー50を結合した際、カバー50の前側突片である前枠部52がハウジング本体10の前端に係合し、カバー50の後側突片53がハウジング本体10の後端に係合する。従って、カバー50によってハウジング本体10の前後方向の動きを規制することができ、カバー50とハウジング本体10の一体結合性を高めることができる。
また、導体露出部Waの折り曲げ部を切欠24の内部に収容することができるので、ハウジング本体10の下板11aの前端に折り曲げによる出っ張りができない。そのため、カバー50の前枠部52をハウジング本体10の箱体11の前端面に密着させて配置することができる。
以上の構成のコネクタ2に対しては、図4および図10に示すように、ハウジング本体10の差込穴12に、カバー50の前枠部52の開口52aおよび受入口12aを通して、相手コネクタ200の挿入片201を差し込むことができる(図10中の矢印Mの動作)。そして、差し込んだ挿入片201の下面の電気接点202を、差込穴12の下板11aのハーネス案内溝23上に支持された導体露出部Wa(電気接点)に対して摺動接触させることができる。この相手コネクタ200の挿入の際に、導体露出部Waの先端Wa1が差込穴12の奥側に押し込まれる方向の摩擦力を受ける。このため、ハーネスWがコネクタハウジング1から脱落しにくくなる。
また、ハウジング本体10の前端面の全てを覆う大きさの前枠部52の開口52aを通して、ハウジング本体10に相手コネクタ200を嵌合するので、ハウジング本体10とカバー50と相手コネクタ200との結合性も高まる。従って、ハーネスWや相手コネクタ200を介して前後方向の外力がコネクタ2に作用した場合にも、ハウジング本体10とカバー50の結合がずれたり結合がはずれたりするのを防止することができる。
さらに、前枠部52と相手コネクタ200とが嵌合する形になるので、相手コネクタ200によって補足的にカバー50が支持される。このため、ハウジング本体10からカバー50が脱落してしまうことを確実に防止できる。
なお、上記の説明においては、導体露出部Waの先端Wa1をハウジング本体10の差込穴12に挿入する際に、導体露出部Waの先端Wa1を鉤形に曲げた上で、貫通孔21に引っ掛ける例について述べた。しかしながら、そのようにしなくてもよい。
図11は、ハウジング本体10にハーネスWの先端の導体露出部Waを組み込む別の方法を説明するための図で、ハウジング本体10の差込穴12に前方からハーネスWの先端の導体露出部Waを挿入しようとしている状態を示す側断面図である。図12は、図11の状態の次に導体露出部Waの中間部をハウジング本体10の下面KB側にU字状に折り曲げて、ハーネスWの基端側を後方に延ばし、その状態でハウジング本体10にカバー50を結合することにより、ハーネスWの基端側をハウジング本体10とカバー50との間に挟持して、導体露出部Waの先端側を差込穴12の内部において電気接点とするコネクタ2を完成させ、そのコネクタ2に対して相手コネクタ200の挿入片201を差し込もうとしている状態を示す側断面図である。
図11に示すように、この例では、ハウジング本体10のハーネス案内溝23にハーネスWの導体露出部Waを載せたまま、導体露出部Waの先端Wa1を差込穴12の奥に挿入する。そして、曲げてない状態の導体露出部Waの先端Wa1を、差込穴12の奥の後壁13の円錐面状案内壁28に突き当てる。そうすると、導体露出部Waの先端Wa1を円錐面状案内壁28の内側に保持した状態になると共に、導体露出部Waの先端Wa1を下方に向けて誘導することができる。
その状態で、導体露出部Waの中間部を、下板11aの前端縁KCを折り曲げ支点にして切欠24内でU字状に折り曲げる。この折り曲げに当たり、円錐面状案内壁28の内側に挿入された部分が、円錐面状案内壁28に固定された形になるので、折り曲げによる反動で導体露出部Waの先端Wa1が浮き上がらなくなる。そのため、安定して折り曲げを行うことができる。また、窓部15や貫通孔21を通して、ハウジング本体10の上側からあるいは下側から導体露出部Waの先端Wa1の位置(円錐面状案内壁28の内側に挿入された部分)を確認することができる。従って、折り曲げの際の反動による折り曲げの失敗を防げると共に、ハーネス案内溝23に配置した導体露出部Waの位置や折り曲げの位置の精度を高めることができる。
U字状に折り曲げた後は、先の例と同様にハーネスWを配置し、ヒンジ60(図1および図2参照)を折り曲げて、カバー50の主板51をハウジング本体10の下面KBに面合わせする。そして、カバー50の係合爪56をハウジング本体10の係合爪16に係合させことにより、図12に示すように、ハウジング本体10とカバー50の間にハーネスWを挟持する。それにより、コネクタ2を完成させることができる。
なお、上記の説明では、ハウジング本体10の内部に折り曲げていない状態の導体露出部Waを挿入し、下板11aの前端縁KCを利用して、導体露出部Waの中間部をU字状に折り曲げる場合を述べた。
しかしながら、必ずしもハウジング本体10に導体露出部Waを導入してからU字状に折り曲げなくてもよい。即ち、予め先に導体露出部WaをU字状に折り曲げておき、そのU字状に折れ曲がった状態の導体露出部Waを、ハウジング本体10に組み込んでもよい。その場合は、U字状の折れ曲がり部をハウジング本体10の前端縁KCに配置し、導体露出部WaのU字状の折れ曲がり部より先端側を、差込穴12に挿入して下板11aの上面KA側のハーネス案内溝23に配置する。また、導体露出部WaのU字状の折れ曲がり部より基端側を、ハウジング本体10の下板11aの下面KBのハーネス支持溝26に配置し、被覆Wbの付いた部分のハーネスWをハーネス案内溝22に配置する。以降の手順は、前記の説明と同様である。
また、上記の説明では、ハウジング本体10の下板11aの上面KAに、ハーネスWの導体露出部Waの先端Wa1側を配置すると共に、下板11aの下面KBに、導体露出部WaのU字状の折れ曲がり部より基端側の部分を配置する場合について説明した。
しかしながら、図13に示すように、ハウジング本体10を、下板11aの上面KAに、ハーネスWの導体露出部WaのU字状の折れ曲がり部より基端側の部分を配置すると共に、下板11aの下面KBに、ハーネスWの導体露出部Waの先端Wa1側を配置するように構成してもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態のコネクタハウジングおよびそれを使用して構成したコネクタについて、図14〜図17を参照して説明する。
ここで、前述の第1実施形態と本第2実施形態との相違点は、第1実施形態のコネクタハウジング1は、ハウジング本体10とカバー50がヒンジ60で連結された1部品の構成であったが、第2実施形態のコネクタハウジングは、ハウジング本体とカバーが別体の2部品の構成になっている点にある。
その他の大きな違いは、次の点である。
即ち、第1実施形態では、導体露出部Waの基端側がハウジング本体10の下板11aの下面KB側に配置され、導体露出部Waの先端側がハウジング本体10の下板11aの上面KA側に配置されていた。そして、導体露出部Waの先端側が電気接点となっていた。これに対して、第2実施形態では、導体露出部Waの基端側がハウジング本体10の下板11aの上面KA側に配置され、導体露出部Waの先端側がハウジング本体10の下板11aの下面KB側に配置されている。そして、導体露出部Waの先端側が電気接点となっている。
その違いにより、ハーネスWの先端のコネクタハウジングへの導入箇所(あるいはコネクタハウジングからのハーネスWの引出箇所)が、第1実施形態と第2実施形態で異なっている。つまり、前者の第1実施形態では、ハウジング本体10の下面KBとカバー50との間になっている。これに対し第2実施形態では、ハウジング本体110の後壁113の挿通孔121(後述)となっている。
図14は、本発明の第2実施形態のコネクタハウジング101の使用前の状態を前方斜め上側から見た斜視図、図15は、前方斜め下側から見た斜視図である。
図14および図15に示す第2実施形態のコネクタハウジング101も、ハブダイナモの給電端子(相手コネクタ)に接続される2線式コネクタを構成するための主部品である。この実施形態のコネクタハウジング101は、樹脂で別々に成形されたハウジング本体110とカバー150とを有している。部材の方向性については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
図14および図15に示すように、ハウジング本体110は、正面から見て上下方向の寸法が左右方向の寸法より小さい四角形状の箱体111を有している。箱体111は、下板111aと、下板111aと対向する上板111bと、下板111aと上板111bを連結する左側板111c、および右側板111dと、で四辺を囲むことにより構成されている。箱体111の内部は、相手コネクタ200の帯板状の挿入片201(図4参照)が差し込まれる差込穴112として構成されている。差込穴112の前面は、相手コネクタ200の挿入片201を受け入れる受入口112aとして開放している。箱体111の差込穴112の奥部は、後壁113によって塞がれている。
箱体111の左側板111c、および右側板111dの上半部の外周面および上板111bの外周面には、正面視コ字形の板状リブ114が被さるように一体化されている。箱体111の下板111aの左端部および右端部の外側には、それぞれ係合爪116(結合手段)が設けられている。
箱体111の下板111aは、ハーネスWの先端の導体露出部Waを組み付ける上での基板として構成されている。基板としての下板111aは、後述する第1板面と前端縁と第2板面としてそれぞれ機能する各部分を有している。即ち、基板としての下板111aは、導体露出部WaのU字状の折れ曲り部が配置される前端縁KCを有している。また、この下板111aは、導体露出部WaのU字状の折れ曲がり部より基端側の部分が前後方向に沿って配置される第1板面としての上面KA(差込穴12の内底面)を有している。また、この下板111aは、導体露出部WaのU字状の折れ曲がり部より先端側の部分が前後方向に沿って配置される第2板面としての下面KBを有している。
ハウジング本体110の下板111aの上面KA(一方の板面に相当)上には、前後方向に沿ってハーネス保持凸部120が左右方向Yに間隔をおいて2本平行に設けられている。これらハーネス保持凸部120の上面には、導体露出部Waの先端側が載せられるハーネス案内溝(ハーネス案内部)123が設けられている。これらのハーネス案内溝123に、導体露出部Waの基端側(U字状の折れ曲がり部より基端側)を配置することで、その導体露出部Waの基端側を電気接点とすることができる。
ハーネス案内溝123の前縁部には、導体露出部Waの中間部をU字状に折り曲げる際に折り曲げを案内しつつ折り曲げの支点となる、上から見るとV字状またはU字状の切欠124が設けられている。また、箱体111の後端を塞ぐ後壁113には、後方から導体露出部Waを挿入する2つの挿通孔121が設けられている。これらの挿通孔121は、該挿通孔121から導入した導体露出部Waをそのままハーネス案内溝123の上に載せられるように、ハーネス案内溝123の延長上に位置している。
また、ハウジング本体110の下面、即ち下板111aの下面KBには、下板111aの上面KAの2本のハーネス案内溝123に対応させて、2本のハーネス支持溝126が設けられている。ハーネス支持溝126は、下板111aの前端縁から後方に延びており、先端が行き止まりになっている。
このハウジング本体110の下面KBは、カバー150を面合わせする板面である。カバー150は、ハウジング本体110の下面KBに面合わせする板面を備える主板151を有している。図14において上に見える板面が主板151の合わせ面である。この板面とハウジング本体110の下面KBとの間に導体露出部Waの先端側を挟持する。カバー150の合わせ面には、ハウジング本体110の下面のハーネス支持溝126に対応させて、2本のハーネス支持溝154が設けられている。これらハーネス支持溝154も、主板151の前端縁から後方に延びており、先端が行き止まりになっている。
主板151の左右方向両端部には、主板151をハウジング本体110に合わせた際に、ハウジング本体110側の係合爪116と弾性係合する係合爪156(結合手段)が設けられている。これら係合爪116、156は、ハウジング本体110とカバー150を間にハーネスWを挟持した状態で面合わした際に、互いに係合することで、ハウジング本体110とカバー50を一体に結合する。また、ハウジング本体110側の係合爪116とカバー150側の係合爪156の係合を外すことで、ハウジング本体110とカバー150の結合を外すことができる。
カバー150の前端には前枠部152が前側突片として設けられている。前枠部152は、カバー150をハウジング本体110に結合した際に、ハウジング本体110の前面を覆うように設けられている。このようにハウジング本体110の前面を覆うように配されていることで、前枠部152は、ハウジング本体110の前端に係合した状態で、ハウジング本体110が前方へ移動しないように規制することができる。また、前枠部152には、ハウジング本体110の差込穴112の受入口112aを前方に開放する開口152aが設けられている。
また、カバー150の後端には後側突片153が設けられている。この後側突片153は、カバー150をハウジング本体110に結合した際に、ハウジング本体110の後端に係合する。これにより、ハウジング本体110を後方へ移動しないように規制する。
次に、上記構成のコネクタハウジング101を使用したコネクタの組み立て手順について説明する。
図16は、コネクタハウジング101のハウジング本体110の後壁113に設けた挿通孔121に後方からハーネスWの先端の導体露出部Waを挿入しようとしている状態を示す斜視図である。図17は、図16の状態の次にハウジング本体110に挿入した導体露出部Waの先端側をハウジング本体110の下面側にU字状に曲げようとしている状態を示す斜視図である。
このコネクタハウジング101を用いてコネクタを組み立てる際には、まず、図16に示すように、ハーネスWの導体露出部Waの先端Wa1を、コネクタハウジング101の後壁113に設けた挿通孔121から差込穴112内に挿入する(矢印S1の動作)。挿入した導体露出部Waの基端側は、図17に示すように、ハーネス案内溝123の上に載せる。そして、ハーネス案内溝123からはみ出した導体露出部Waの先端側を、中間部を切欠124に収容しながら、下方に折り曲げ、そのままハウジング本体110の下面KBに沿って、U字状に折り曲げる(矢印S2の動作)。この際、導体露出部Waの基端側は、挿通孔121に保持されて固定されているので、折り曲げを安定して容易に行うことができる。そして、導体露出部Waの先端側をハウジング本体110の下面KBのハーネス支持溝126に配置する。
この状態で、カバー150の主板151をハウジング本体10の下面KBに面合わせする(図17中の矢印Fで示す動作)。そして、カバー150の係合爪156をハウジング本体110の係合爪116に係合させる。そうすることにより、ハウジング本体110の下板111aの下面KBとカバー150の主板151との間にハーネスWの導体露出部Waの先端側を挟持することができる。
以上の手順を経ることで、コネクタを完成させることができる。このコネクタでは、後方から前方へ向けて導入されたハーネスWの先端の導体露出部Waの基端側が、ハウジング本体110の下板111aの上面KA(第1板面)に配置されている。また、導体露出部WaのU字状の折れ曲がり部が下板111aの前端縁KCに配置されている。また、導体露出部Waの先端側が、下板111aの下面KB(第2板面)に配置されている。そして、導体露出部Waの基端側が、下板111aの上面に形成されたハーネス案内溝123に配置されることで、相手コネクタ200の挿入片201の下面の電気接点202と導通接触する電気接点として構成されることになる。また、導体露出部Waの先端側が、ハウジング本体110とカバー150との間に挟持されている。
また、このようにハウジング本体110にカバー150を結合した際、カバー150の前側突片である前枠部152がハウジング本体110の前端に係合し、カバー150の後側突片153がハウジング本体110の後端に係合する。従って、カバー150によってハウジング本体110の前後方向の動きを規制することができ、カバー150とハウジング本体110の一体結合性を高めることができる。
また、導体露出部Waの折り曲げ部を切欠124の内部に収容することができるので、ハウジング本体110の下板111aの前端に折り曲げによる出っ張りができない。そのため、カバー150の前枠部152をハウジング本体110の箱体111の前端面に密着させて配置することができる。
以上の構成のコネクタに対しては、第1実施形態と同様に、ハウジング本体110の差込穴112に、カバー150の前枠部152の開口152aおよび受入口112aを通して、相手コネクタ200の挿入片201を差し込むことができる。そして、差し込んだ挿入片201の下面の電気接点202を、差込穴112の下板111aのハーネス案内溝123上に支持された導体露出部Wa(電気接点)に対して摺動接触させることができる。
また、ハウジング本体110の前端面の全てを覆う大きさの前枠部152の開口152aを通して、ハウジング本体110に相手コネクタ200を嵌合するので、ハウジング本体110とカバー150と相手コネクタ200との結合性も高まる。従って、ハーネスWや相手コネクタ200を介して前後方向の外力がコネクタに作用した場合にも、ハウジング本体110とカバー150の結合がずれたり結合がはずれたりするのを防止することができる。
ところで、導体露出部WaをU字状に折り曲げる際に、カバー150で導体露出部Waを押し曲げすることも可能である。その場合は、そのままカバー150をハウジング本体110に結合させることにより、導体露出部Waの先端側をハウジング本体110とカバー150との間に挟持することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上記実施形態では、コネクタハウジング1、101に導入するハーネスWの本数を2本にとした場合を示しているが、導入するハーネスの本数は1本でも3本以上でもよい。それに応じて、導体露出部を支持する部分の数を変更すればよい。
1,101…コネクタハウジング、10,110…ハウジング本体、11,111…箱体、11a,111a…下板(基板)、11b,111b…上板、11c,111c…左側板、11d,111d…右側板、12,112…差込穴、12a,112a…受入口、13,113…後壁、15…窓部、16,56,116,156…係合爪(結合手段)、21…貫通孔、22…ハーネス案内溝、23,123…ハーネス案内溝(ハーネス案内部)、24,124…切欠、26,126,154…ハーネス支持溝、28…円錐面状案内壁、50,150…カバー、51,151…主板、52,152…前枠部(前側突片)、52a,152a…開口、53,153…後側突片、60…ヒンジ、121…挿通孔、200…相手コネクタ、201…挿入片、202…電気接点、KA…上面(一方の板面、他方の板面)、KB…下面(他方の板面、一方の板面)、KC…前端縁、W…ハーネス、Wa…導体、導体露出部、Wa1…先端

Claims (6)

  1. 相手コネクタが嵌合されて来る方向を前方とするとき、ハーネスの先端のU字状に折れ曲がった導体露出部を支持する基板であって、前記導体露出部のU字状の折れ曲り部が配置される前端縁、前記導体露出部のU字状の折れ曲がり部より基端側の部分が前後方向に沿って配置される第1板面、前記導体露出部のU字状の折れ曲がり部より先端側の部分が前後方向に沿って配置される第2板面、を有する基板と、
    前記第1板面および第2板面のうちの一方の板面に設けられ、当該一方の板面に配置された前記導体露出部の先端側の部分または基端側の部分を、相手コネクタの電気接点と導通接触する電気接点として支持するハーネス案内部と、
    前記第1板面および第2板面のうちの他方の板面に面合わせされることで、前記基板との間に前記ハーネスを挟持するカバーと、
    前記基板とカバーを前記ハーネスを挟持した状態で結合し且つ結合を解除し得る結合手段と、
    前記カバーの前端と後端に設けられ、前記カバーを前記基板に結合した際に、前記基板の前端と後端にそれぞれ係合することで前記基板を前後方向に位置規制する前側突片および後側突片と、
    下板と、該下板と対向する上板と、前記下板と前記上板を連結する左右側板とで四辺を囲むことにより、前記相手コネクタの帯板状の挿入片が差し込まれる差込穴を形成すると共に、前面の開口を前記差込穴への前記挿入片の受入口とした箱体と、
    を備え
    前記基板が、前記箱体の前記下板として設けられ、前記ハーネス案内部が形成された前記基板の一方の板面が前記差込穴の内面を構成する前記下板の上面とされると共に、前記ハーネスを挟持するために前記カバーが面合わせされる前記基板の他方の板面が前記下板の下面とされ、
    前記カバーの前側突片が、前記カバーを前記箱体に結合した際に該箱体の前面を覆う前枠部として形成され、且つ該前枠部に前記受入口を前方に開放する開口が設けられている
    ことを特徴とするコネクタハウジング。
  2. 前記ハーネス案内部の前縁部に、前記導体露出部のU字状の折れ曲がり部が収容される切欠が設けられている
    ことを特徴とする請求項に記載のコネクタハウジング。
  3. 前記ハーネス案内部の後部に、該基板の一方の板面から他方の板面に貫通する貫通孔が設けられている
    ことを特徴とする請求項または請求項に記載のコネクタハウジング。
  4. 前記箱体の上板に、前記貫通孔を外部から視認し得る窓部が設けられている
    ことを特徴とする請求項に記載のコネクタハウジング。
  5. 前記箱体がハウジング本体の部分として設けられると共に、前記ハウジング本体に前記カバーが屈曲可能なヒンジを介して一体に連結されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載のコネクタハウジング。
  6. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載のコネクタハウジングに前記ハーネスの先端を導入して構成したコネクタであって、
    前記ハーネスの先端の導体露出部のU字状の折れ曲り部が前記基板の前端縁に配置され、前記導体露出部のU字状の折れ曲がり部より先端側の部分が前後方向に沿って前記基板の第1板面に配置され、前記導体露出部のU字状の折れ曲がり部より基端側の部分が前後方向に沿って前記基板の第2板面に配置され、
    前記第1板面および第2板面のうちの一方の板面に設けられた前記ハーネス案内部に、前記導体露出部の先端側の部分または基端側の部分が配置されることで、その導体露出部の基端側または先端側が、相手コネクタの電気接点と導通接触する電気接点として構成され、
    前記基板の第1板面および第2板面のうちの他方の板面に前記カバーが面合わせされることで、前記基板との間に前記ハーネスが挟持され、
    その状態で、前記カバーが基板に前記結合手段によって結合されることで、前記カバーに形成された前側突片と後側突片とがそれぞれ前記基板の前端と後端に係合されている
    ことを特徴とするコネクタ。
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