JP6865089B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関する。詳細には、電線をハウジングの外部に移動させることにより電線の端末部に接続された端子をハウジングの端子収容室に収容させるコネクタに関する。
従来、コネクタとしては、ハウジングと、このハウジングの一端側に開口して設けられた端子収容室と、ハウジングの他端側に開口して設けられハウジングの内部で端子収容室に連通された電線挿通孔と、この電線挿通孔と端子収容室とに挿通される電線と、この電線の端子収容室から露出する端末部に接続される端子と、この端子に設けられ電線に接続される電線接続部と、この電線接続部と一体に設けられ電線を電線挿通孔から離脱する方向に移動させることにより端子収容室に収容される箱状の端子接続部とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このコネクタでは、端子収容室の内部に端子接続部と係合する段部が設けられ、段部と端子接続部とを係合させ、端子収容室の開口側にフロントホルダを組付けることにより、係止ランスなどを用いることなく、端子をハウジングに保持することができる。
特開2012−69258号公報
ところで、上記特許文献1のようなコネクタでは、端子収容室が、端子接続部の幅方向にそれぞれ対向して配置される一対の縦壁と、端子接続部の高さ方向にそれぞれ対向して配置される一対の横壁とを有している。
この一対の縦壁と一対の横壁とは、端子収容室の開口側のそれぞれの端面が、同一位置に配置されている。
このため、電線を電線挿通孔から離脱する方向に移動させ、端子接続部を端子収容室に収容するときに、端子接続部に振れなどが発生した場合、端子接続部が、縦壁と横壁との端子収容室の開口側のそれぞれの端面に同時に当接する恐れがあった。
このように端子接続部が縦壁と横壁との端面に同時に当接してしまうと、端子接続部が幅方向や高さ方向に移動することができず、端子接続部が縦壁と横壁との端面に引っ掛かった状態となってしまう。
この状態から電線の離脱方向の移動を過剰に継続すると、電線接続部で電線との相対的位置ズレや分離、或いは電線に切れなどを生じる恐れがあり、電線と端子との接続信頼性が低下する可能性があった。
そこで、この発明は、電線と端子との接続信頼性を保持することができるコネクタの提供を目的としている。
請求項1記載の発明は、ハウジングと、このハウジングの一端側に開口して設けられた端子収容室と、前記ハウジングの他端側に開口して設けられ前記ハウジングの内部で前記端子収容室に連通された電線挿通孔と、この電線挿通孔と前記端子収容室とに挿通される電線と、この電線の前記端子収容室から露出する端末部に接続される端子と、この端子に設けられ前記電線に接続される電線接続部と、この電線接続部と一体に設けられ前記電線を前記電線挿通孔から離脱する方向に移動させることにより前記端子収容室に収容される箱状の端子接続部とを備えたコネクタであって、前記端子収容室は、前記端子接続部の幅方向にそれぞれ対向して配置される一対の縦壁と、前記端子接続部の高さ方向にそれぞれ対向して配置される一対の横壁とを有し、前記一対の縦壁と前記一対の横壁とは、前記端子収容室の前記電線の移動により前記端子接続部が挿入される開口側のそれぞれの端面の位置が異なって配置され、前記一対の縦壁の端面の位置は、同一であり、かつ、前記一対の横壁の端面の位置は、同一であることを特徴とする。
このコネクタでは、一対の縦壁と一対の横壁とが、端子収容室の開口側のそれぞれの端面の位置が異なって配置されているので、電線を離脱方向に移動させ、端子接続部を端子収容室に収容するときに、端子接続部に振れなどが発生した場合、端子接続部が縦壁と横壁とのうちいずれか一方の端面に当接する。
この端子接続部が縦壁と横壁とのうちいずれか一方の端面に当接した状態では、端子接続部が幅方向と高さ方向とのうちいずれか一方に移動することができ、電線を離脱方向に移動させることにより、端子接続部と縦壁と横壁とのうち一方の端面との当接を解除することができる。
このため、端子接続部を端子収容室に収容するときに、端子接続部の端子収容室の開口側における引っ掛かりを防止でき、電線の過剰な移動による電線接続部における電線との相対的位置ズレや分離、或いは電線の切れなどを防止することができる。
従って、このようなコネクタでは、端子接続部を端子収容室に収容するときに、電線接続部に電線の過剰な移動力が付与されることがないので、電線と端子との接続信頼性を保持することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のコネクタであって、前記一対の縦壁と前記一対の横壁との前記端子収容室の開口側のそれぞれの端面には、前記端子収容室の内部に向けて傾斜するテーパが設けられていることを特徴とする。
このコネクタでは、一対の縦壁と一対の横壁との端子収容室の開口側のそれぞれの端面に、端子収容室の内部に向けて傾斜するテーパが設けられているので、テーパによって端子接続部を端子収容室に安定して案内することができる。
本発明によれば、電線と端子との接続信頼性を保持することができるコネクタを提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るコネクタと相手ハウジングとを嵌合するときの斜視図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの端子を電線に接続したときの斜視図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの端子を端子収容室に収容するときの斜視図である。 図3の断面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの端子を端子収容室に収容するときの斜視図である。 図5の断面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの端子を端子収容室に収容したときの斜視図である。 図7の断面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタのハウジングにフロントホルダを組付けたときの斜視図である。 図9の断面図である。
図1〜図10を用いて本発明の実施の形態に係るコネクタについて説明する。
本実施の形態に係るコネクタ1は、ハウジング3と、このハウジング3の一端側に開口して設けられた端子収容室5と、ハウジング3の他端側に開口して設けられハウジング3の内部で端子収容室5に連通された電線挿通孔7と、この電線挿通孔7と端子収容室5とに挿通される電線9と、この電線9の端子収容室5から露出する端末部に接続される端子11と、この端子11に設けられ電線9に接続される電線接続部13と、この電線接続部13と一体に設けられ電線9を電線挿通孔7から離脱する方向に移動させることにより端子収容室5に収容される箱状の端子接続部15とを備えている。
また、端子収容室5は、端子接続部15の幅方向にそれぞれ対向して配置される一対の縦壁17,17と、端子接続部15の高さ方向にそれぞれ対向して配置される一対の横壁19,19とを有する。
そして、一対の縦壁17,17と一対の横壁19,19とは、端子収容室5の開口側のそれぞれの端面21,23の位置が異なって配置されている。
また、一対の縦壁17,17と一対の横壁19,19との端子収容室5の開口側のそれぞれの端面21,23には、端子収容室5の内部に向けて傾斜するテーパ25,27が設けられている。
図1〜図10に示すように、ハウジング3は、合成樹脂などの絶縁性材料からなり、長さ方向の一端側が相手ハウジング29のフード部31内に嵌合可能となっている。
このハウジング3の上方には、相手ハウジング29との嵌合面側を基端とし、ハウジング3の長さ方向に揺動可能に延設されたロックアーム33が設けられている。
このロックアーム33には、ハウジング3が相手ハウジング29のフード部31内に嵌合されたときに、相手ハウジング29のフード部31内に設けられた係合突部(不図示)に係合されるロック部35が設けられている。
このロック部35と係合突部とを係合させることにより、ハウジング3と相手ハウジング29との嵌合状態が保持される。
なお、ロックアーム33の自由端側には、操作部37が設けられており、操作部37を下方に向けて押圧することによって、ロックアーム33が下方に向けて撓まされ、ロック部35と係合突部との係合が解除され、ハウジング3と相手ハウジング29との嵌合を解除することができる。
このようなハウジング3の内部には、複数の端子収容室5が設けられ、相手ハウジング29と嵌合することにより、相手ハウジング29に収容された複数の相手端子(不図示)と複数の端子収容室5に収容された複数の端子11とが電気的に接続される。
端子収容室5は、ハウジング3の内部にハウジング3の長さ方向に沿って延設され、ハウジング3の長さ方向一端側で開口されている。
この端子収容室5は、ハウジング3の幅方向に複数列(ここでは5列)設けられていると共に、ハウジング3の高さ方向に複数段(ここでは2段)設けられている。
このような複数の端子収容室5は、それぞれ一対の縦壁17,17と、一対の横壁19,19とを有している。
一対の縦壁17,17は、端子収容室5の幅方向の左右側壁をそれぞれ構成し、端子11の端子接続部15の幅方向両側にそれぞれ対向して配置される。
この一対の縦壁17,17は、端子接続部15の幅方向への移動を規制し、端子接続部15を端子収容室5に保持させると共に、幅方向に隣り合う端子収容室5,5を区画する。
一対の横壁19,19は、一対の縦壁17,17と連続する一部材で形成され、端子収容室5の高さ方向の上下側壁をそれぞれ構成し、端子11の端子接続部15の高さ方向両側にそれぞれ対向して配置される。
この一対の横壁19,19は、端子接続部15の高さ方向への移動を規制し、端子接続部15を端子収容室5に保持させると共に、高さ方向に隣り合う端子収容室5,5を区画する。
このような端子収容室5の奥部には、端子接続部15の長さ方向の端面に設けられた係合面39と係合可能に段差状に形成された係合部41が設けられている。
この係合部41は、端子接続部15の長さ方向の係合面39と係合することにより、端子接続部15が電線挿通孔7側に移動することを規制する。
電線挿通孔7は、ハウジング3の内部にハウジング3の長さ方向に沿って延設され、ハウジング3の長さ方向他端側で開口され、ハウジング3の内部で端子収容室5と連通されている。
この電線挿通孔7は、端子収容室5と同様に、ハウジング3の幅方向に複数列(ここでは5列)設けられていると共に、ハウジング3の高さ方向に複数段(ここでは2段)設けられている。
このような電線挿通孔7には、ハウジング3の長さ方向他端側の開口から電線9が挿入される。
電線9は、芯線部の外周に絶縁被覆が形成された被覆電線からなり、一端が電源や機器などに電気的に接続されている。
この電線9は、他端が電線挿通孔7のハウジング3の長さ方向他端側の開口から挿入され、端子収容室5を挿通し、端子収容室5のハウジング3の長さ方向一端側の開口からハウジング3の外部に露出される。
このように端子収容室5の開口からハウジング3の外部に露出された電線9の端末部には、端子11が接続される。
端子11は、導電性材料からなる1枚の板材に対して、打ち抜き加工や折り曲げ加工などを施すことによって、電線接続部13と、端子接続部15とが連続する一部材で形成されている。
電線接続部13は、被覆圧着部43と、芯線圧着部45とを備えている。
被覆圧着部43は、一対の加締め片からなり、ハウジング3の外部に露出された電線9の端末部において、電線9の被覆部を加締める。
この被覆圧着部43を電線9の被覆部に加締めることにより、ハウジング3の外部で端子11が電線9に固定される。
芯線圧着部45は、端子接続部15と被覆圧着部43との間に設けられた一対の圧着片からなり、ハウジング3の外部に露出された電線9の端末部において、電線9の被覆部から露出された芯線部を加締めて圧着される。
この芯線圧着部45を電線9の芯線部に圧着させることにより、ハウジング3の外部で端子11が電線9に電気的に接続される。
端子接続部15は、底壁が電線接続部13と連続する一部材で形成され、両側壁と上壁とを折り曲げ加工によって箱状に形成された雌型の接続部からなる。
この端子接続部15には、内部に端子接続部15と連続する一部材で所定の付勢力を有するように弾性変形可能に接点部47を有する弾性片49が設けられている。
このような端子接続部15には、長さ方向の一端側に開口が設けられ、この開口から内部に相手端子の雄型であるタブ状の接続部(不図示)が挿入され、弾性片49の付勢力によって接点部47がタブ状の接続部と接触することにより、端子11と相手端子とが電気的に接続される。
この箱状の端子接続部15の電線接続部13側の端面は、端子11が端子収容室5に収容された状態で、端子収容室5の係合部41と係合する係合面39となっている。
この係合面39と係合部41との係合により、端子11の電線挿通孔7側への移動が規制され、端子接続部15が端子収容室5の所定の位置で保持される。
加えて、端子接続部15の先端側には、補助係合突起51が突設されており、この補助係合突起51は、端子11が端子収容室5に収容された状態で、端子収容室5の一対の横壁19,19のうち上方に位置する横壁19の先端側に段差状に形成された補助係合部53に係合される。
この補助係合突起51と補助係合部53との係合により、端子11の電線挿通孔7側への移動が2重に規制され、安定して端子接続部15を端子収容室5に保持することができる。
このような端子接続部15は、ハウジング3の外部に露出された電線9の端末部に電線接続部13を介して端子11が接続された状態で、電線9を電線挿通孔7から離脱する方向に引っ張って移動させることにより、端子収容室5の開口から端子収容室5の内部に収容される。
この端子収容室5の内部に収容された端子11は、ハウジング3の端子収容室5の開口側に組付けられるフロントホルダ55によって端子収容室5の開口からの抜け止めがなされる。
フロントホルダ55は、ハウジング3の端子収容室5の開口を閉塞可能なように長方形状に形成され、ヒンジ56を介してハウジング3に開閉可能に設けられている。
このフロントホルダ55には、ハウジング3の両側面に突設された係止突起57,57に係合可能な係止凹部59,59が設けられている。
この係止突起57,57と係止凹部59,59とを係合させることにより、フロントホルダ55が端子収容室5の開口を閉塞するようにハウジング3に組付けられ、端子収容室5に収容された端子11の端子接続部15の先端側に位置し、端子11の端子収容室5の開口からの抜け止めがなされる。
このようなフロントホルダ55には、フロントホルダ55を厚さ方向に貫通し、複数の端子収容室5と同一位置に配置された複数の開口61が設けられている。
この複数の開口61には、ハウジング3と相手ハウジング29とが嵌合したときに、相手端子のタブ状の接続部が挿入され、端子11と相手端子とが電気的に接続される。
このようにフロントホルダ55と、端子収容室5の係合部41と端子接続部15の係合面39との係合とによって、端子11を端子収容室5に保持することにより、端子収容室5に係止ランスを設けたり、端子収容室5内に端子11を保持するスペーサなどを挿入する必要がない。
このため、端子収容室5に対する端子11の挿入や離脱を容易に行えると共に、ハウジング3の形状を簡易化することができ、低コスト化することができる。
このように電線9を離脱方向に引っ張って端子接続部15を端子収容室5に収容させる構造において、従来では、端子収容室5の開口側の先端、すなわち一対の縦壁17,17と一対の横壁19,19との端面21,23がハウジング3の長さ方向の同一位置に配置されていた。
このように縦壁17の端面21と横壁19の端面23とがハウジング3の長さ方向の同一位置に配置されていると、端子接続部15の挿入過程で端子接続部15に振れなどが発生した場合、端子接続部15の長さ方向の端部が、縦壁17の端面21と横壁19の端面23とに同時に当接してしまう可能性があった。
端子接続部15の端部が縦壁17の端面21と横壁19の端面23とに同時に当接してしまうと、端子接続部15が幅方向や高さ方向に移動することができず、端子接続部15が縦壁17の端面21と横壁19の端面23とに引っ掛かった状態となってしまい、端子接続部15が端子収容室5側に移動できなくなってしまう。
このような状態から過剰に電線9を引っ張ってしまうと、電線接続部13において、電線9との相対的位置ズレや分離、或いは電線9の芯線部に切れなどが生じてしまい、電線9と端子11との接続信頼性が低下する可能性があった。
そこで、一対の縦壁17,17と一対の横壁19,19とは、端子収容室5の開口側のそれぞれの端面21,23の位置がハウジング3の長さ方向で異なって配置されている。
詳細には、縦壁17の端面21は、横壁19の端面23よりハウジング3の長さ方向の外方に向けて突出されて配置されている。
このように縦壁17の端面21と横壁19の端面23との位置をハウジング3の長さ方向で異ならせることにより、端子接続部15の挿入過程で端子接続部15に振れなどが発生した場合、端子接続部15の長さ方向の端部が、一対の縦壁17,17の端面21,21のうちいずれか一方のみに当接される。
この縦壁17の端面21に端子接続部15の端部が当接された状態では、端子接続部15の端子収容室5への移動において、一対の縦壁17,17によって端子接続部15の幅方向への移動と、端子接続部15の回転とが規制されるが、一対の横壁19,19の端面23,23が配置されておらず、端子接続部15の高さ方向への移動には自由度があり、端子接続部15が高さ方向に移動することができる。
このため、電線9を引っ張って端子接続部15を移動することにより、端子接続部15が高さ方向のいずれか一方に移動して縦壁17の端面21との当接を解除することができ、端子接続部15の引っ掛かりを防止でき、電線接続部13に過剰な移動力が付与されることがない。
従って、電線接続部13において、被覆圧着部43と芯線圧着部45とに電線9との相対的位置ズレや分離、或いは電線9の芯線部に切れなどが生じることがなく、電線9と端子11との電気的な接続信頼性を保持することができる。
そして、電線9を引っ張って端子接続部15の移動を継続することにより、一対の横壁19,19の端面23,23によって端子接続部15の高さ方向への移動が規制され、一対の縦壁17,17と一対の横壁19,19とで端子接続部15の挿入姿勢を保持することができる。
このような一対の縦壁17,17の端面21,21と一対の横壁19,19の端面23,23とには、先端側から端子収容室5の内部に向けて傾斜するテーパ25,27がそれぞれ設けられている。
このテーパ25,27を縦壁17の端面21と横壁19の端面23とに設けることにより、端子接続部15をテーパ25,27に沿って端子収容室5に案内することができ、端子接続部15の端子収容室5への挿入をスムーズに行うことができる。
このようなコネクタ1における端子11の端子収容室5への収容は、まず、電線挿通孔7の開口から電線9を挿入し、電線挿通孔7と端子収容室5とに電線9を挿通させ、端子収容室5の開口から電線9の端末部をハウジング3の外部に露出させる。
次に、電線9の端末部の被覆部を所定の長さ剥がして芯線部を露出させ、端子11の電線接続部13を電線9の端末部に接続させる。
次に、電線9を電線挿通孔7から離脱する方向に引っ張り、端子接続部15を端子収容室5側に向けて移動させ、端子接続部15を端子収容室5に収容させ、係合部41と係合面39、補助係合部53と補助係合突起51を係合させる。
そして、フロントホルダ55をハウジング3に組付け、端子11の端子収容室5への収容を完了する。
このようなコネクタ1では、一対の縦壁17,17と一対の横壁19,19とが、端子収容室5の開口側のそれぞれの端面21,23の位置が異なって配置されているので、電線9を離脱方向に移動させ、端子接続部15を端子収容室5に収容するときに、端子接続部15に振れなどが発生した場合、端子接続部15が縦壁17と横壁19とのうちいずれか一方の端面21,23に当接する。
この端子接続部15が縦壁17と横壁19とのうちいずれか一方の端面21,23に当接した状態では、端子接続部15が幅方向と高さ方向とのうちいずれか一方に移動することができ、電線9を離脱方向に移動させることにより、端子接続部15と縦壁17と横壁19とのうち一方の端面21,23との当接を解除することができる。
このため、端子接続部15を端子収容室5に収容するときに、端子接続部15の端子収容室5の開口側における引っ掛かりを防止でき、電線9の過剰な移動による電線接続部13における電線9との相対的位置ズレや分離、或いは電線の切れなどを防止することができる。
従って、このようなコネクタ1では、端子接続部15を端子収容室5に収容するときに、電線接続部13に電線9の過剰な移動力が付与されることがないので、電線9と端子11との接続信頼性を保持することができる。
また、一対の縦壁17,17と一対の横壁19,19との端子収容室5の開口側のそれぞれの端面21,23には、端子収容室5の内部に向けて傾斜するテーパ25,27が設けられているので、テーパ25,27によって端子接続部15を端子収容室5に安定して案内することができる。
なお、本実施の形態に係るコネクタでは、縦壁の端面が横壁の端面より突出して配置されているが、これに限らず、横壁の端面を縦壁の端面より突出して配置してもよい。
また、一対の縦壁のそれぞれの端面と、一対の横壁のそれぞれの端面とは、同一位置に配置されているが、これに限らず、一対の縦壁のそれぞれの端面を異なる位置に配置させ、一対の横壁のそれぞれの端面を異なる位置に配置させ、端子収容室の開口側の端面をそれぞれ異なる位置に配置させるようにしてもよい。
1…コネクタ
3…ハウジング
5…端子収容室
7…電線挿通孔
9…電線
11…端子
13…電線接続部
15…端子接続部
17…縦壁
19…横壁
21,23…端面
25,27…テーパ

Claims (2)

  1. ハウジングと、このハウジングの一端側に開口して設けられた端子収容室と、前記ハウジングの他端側に開口して設けられ前記ハウジングの内部で前記端子収容室に連通された電線挿通孔と、この電線挿通孔と前記端子収容室とに挿通される電線と、この電線の前記端子収容室から露出する端末部に接続される端子と、この端子に設けられ前記電線に接続される電線接続部と、この電線接続部と一体に設けられ前記電線を前記電線挿通孔から離脱する方向に移動させることにより前記端子収容室に収容される箱状の端子接続部とを備えたコネクタであって、
    前記端子収容室は、前記端子接続部の幅方向にそれぞれ対向して配置される一対の縦壁と、前記端子接続部の高さ方向にそれぞれ対向して配置される一対の横壁とを有し、
    前記一対の縦壁と前記一対の横壁とは、前記端子収容室の前記電線の移動により前記端子接続部が挿入される開口側のそれぞれの端面の位置が異なって配置され、前記一対の縦壁の端面の位置は、同一であり、かつ、前記一対の横壁の端面の位置は、同一であることを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記一対の縦壁と前記一対の横壁との前記端子収容室の開口側のそれぞれの端面には、前記端子収容室の内部に向けて傾斜するテーパが設けられていることを特徴とするコネクタ。
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