JP6980039B2 - カテーテル - Google Patents

カテーテル Download PDF

Info

Publication number
JP6980039B2
JP6980039B2 JP2019568423A JP2019568423A JP6980039B2 JP 6980039 B2 JP6980039 B2 JP 6980039B2 JP 2019568423 A JP2019568423 A JP 2019568423A JP 2019568423 A JP2019568423 A JP 2019568423A JP 6980039 B2 JP6980039 B2 JP 6980039B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
catheter
wire
strands
strand
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019568423A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019150427A1 (ja
Inventor
尚也 川島
修一 ▲くわ▼田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Intecc Co Ltd
Original Assignee
Asahi Intecc Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Intecc Co Ltd filed Critical Asahi Intecc Co Ltd
Publication of JPWO2019150427A1 publication Critical patent/JPWO2019150427A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6980039B2 publication Critical patent/JP6980039B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/0105Steering means as part of the catheter or advancing means; Markers for positioning
    • A61M25/0133Tip steering devices
    • A61M25/0138Tip steering devices having flexible regions as a result of weakened outer material, e.g. slots, slits, cuts, joints or coils
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/0009Making of catheters or other medical or surgical tubes
    • A61M25/0012Making of catheters or other medical or surgical tubes with embedded structures, e.g. coils, braids, meshes, strands or radiopaque coils
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/0043Catheters; Hollow probes characterised by structural features
    • A61M25/0045Catheters; Hollow probes characterised by structural features multi-layered, e.g. coated
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/0043Catheters; Hollow probes characterised by structural features
    • A61M25/005Catheters; Hollow probes characterised by structural features with embedded materials for reinforcement, e.g. wires, coils, braids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/0067Catheters; Hollow probes characterised by the distal end, e.g. tips
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/0043Catheters; Hollow probes characterised by structural features
    • A61M2025/0059Catheters; Hollow probes characterised by structural features having means for preventing the catheter, sheath or lumens from collapsing due to outer forces, e.g. compressing forces, or caused by twisting or kinking
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/09Guide wires
    • A61M2025/09175Guide wires having specific characteristics at the distal tip
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/0067Catheters; Hollow probes characterised by the distal end, e.g. tips
    • A61M25/008Strength or flexibility characteristics of the catheter tip

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Description

本発明は、患者の血管等の管腔内に挿入して使用されるカテーテルに関する。
従来から、患者の血管等の管腔内に挿入して使用されるカテーテルが知られている。例えば、手技を行なう医師は、(1)カテーテルの内腔にガイドワイヤを挿入し、(2)ガイドワイヤの先端をカテーテルの先端から突出させ、(3)ガイドワイヤの先導によってカテーテルを病変部に到達させ、(4)病変部に到達されたカテーテルの内腔を介してステント、塞栓コイル等のデバイスを病変部に配置する。
例えば、特許文献1には、最先端部23の基端側に主要部分22を連続して配置したカテーテル1が記載されている(図1、図2等参照)。その主要部分22は、内層4と、その内層4の外周に配置された線状体53〜56と、内層4及び線状体53〜56の外周を覆う外層6とから構成されている(図2〜図11等参照)。
また、特許文献2には、管状本体10を備えたカテーテル103が記載されている(図13等参照)。管状本体10は、内層11と、その内層11の外周に配置された線状体31及び接合用部材90(90a、90b、90c、90d)と、内層11、線状体31及び接合用部材90の外周を覆う外層12とから構成されている。線状体31と接合用部材90とは接合部92を介して接合されている(図13〜図15等参照)。
特開2011−72562号 特開2012−147956号
上述した従来のカテーテルにおいては、カテーテルの最先端部と線状体との間の剛性差が大きい。そのため、従来のカテーテルを上述したような手技で使用すると、その剛性差によってカテーテル先端部がキンクするおそれがある。
一方、カテーテルの内層に線状体を巻回した場合、特に、カテーテルのトルク伝達性及びプッチャビリティーを向上させる為に、抗張力の高い線状体を内層に巻回した場合には、線状体の端部が解れる可能性もある。
また、上記二つの問題を解決することに加え、カテーテルの内層に線状体を巻回するに際して生産の効率を考慮することも必要である。
そこで、本発明の目的は、先端部でのキンクが発生しにくいカテーテルを提供することである。
本発明の別の目的は、線状体の端部が解れにくいカテーテルを提供することである。
本発明のさらに別の目的は、カテーテルの生産性を向上させることである。
本発明の一つの態様にかかるカテーテルは、内層と、前記内層の外周に巻回された編組と、前記内層及び前記編組を覆う外層と、を有するカテーテル本体と、前記カテーテル本体の先端に接合された先端チップと、を有する。前記編組は、一方向に巻回された複数の第1素線と、前記一方向に交差する方向に巻回された複数の第2素線とを有する。そして、第1の前記第1素線の先端と第1の前記第2素線の先端とが接合された第1先端接合部と、第2の前記第1素線の先端と第2の前記第2素線の先端とが接合された第2先端接合部とは、前記カテーテル本体の長手方向において異なる位置に配置されている。
好適な実施態様では、第2先端接合部は、第1先端接合部を通って前記カテーテルの軸方向と平行な直線上に配置されている。
好適な実施態様では、第2先端接合部は、第1先端接合部を通って前記カテーテルの軸方向と平行な直線から離間した位置に配置されている。
好適な実施態様では、第3の前記第1素線の先端と第3の前記第2素線の先端とを接合した第3先端接合部は、第1先端接合部及び第2の先端接合部と前記カテーテル本体の長手方向において異なる位置に配置されていて、かつ、第1先端接合部を通って前記カテーテルの軸方向と平行な直線及び第2先端接合部を通って前記カテーテルの軸方向と平行な直線のいずれからも離間した位置に配置されている。
好適な実施態様では、すべての前記第1素線の先端が、いずれかの前記第2素線の先端または先端以外の点に接合されている。
好適な実施態様では、すべての前記第2素線の先端が、いずれかの前記第1素線の先端または先端以外の点に接合されている。
本発明の第1実施形態のカテーテルの全体図である。 第1実施形態のカテーテル先端部の縦断面図である。 第1実施形態のカテーテル先端部の外層を除去した斜視図である。 第1実施形態のカテーテル先端部の編組を平面に展開した展開図である。 第2実施形態のカテーテル先端部の外層を除去した斜視図である。 第2実施形態のカテーテル先端部の編組を平面に展開した展開図である。 第3実施形態のカテーテル先端部の外層を除去した斜視図である。 第3実施形態のカテーテル先端部の編組を平面に展開した展開図である。 第4実施形態のカテーテル先端部の外層を除去した斜視図である。 第4実施形態のカテーテル先端部の編組を平面に展開した展開図である。 第5実施形態のカテーテル先端部の外層を除去した斜視図である。 第5実施形態のカテーテル先端部の編組を平面に展開した展開図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
先ず、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のカテーテルの全体図である。
図1に示すように、本実施形態のカテーテル1は、カテーテル本体3と、カテーテル本体3の先端に接合された先端チップ2と、カテーテル本体3の基端に接合されたコネクタ4とを有する。
図2は、第1実施形態のカテーテル先端部の縦断面図である。カテーテル本体3は、図2に示すように、内層7と、その内層7の外周に巻回された編組5と、内層7及び編組5を覆う外層9とを有する。
内層7は、樹脂で形成された長尺の中空管状体である。内層7の内側には、ガイドワイヤ及び他の医療デバイスなどが挿入されるためのルーメン6が形成されている。内層7を形成する樹脂材料は、特に限定されるものではないが、本実施形態ではPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)が使用されている。
図3は、第1実施形態のカテーテル先端部の外層を除去した斜視図である。編組5は、図3に示すように、12本の第1素線(5a、5b、5c、5d、5e、5f、5g、5h、5i、5j、5k及び5m)と、12本の第2素線(5n、5p、5q、5r、5s、5t、5u、5v、5w、5x、5y及び5z)との合計24本(12本×12本)の素線が交互にメッシュ状に編み込まれて形成されている。
なお、以下においては、第1素線(5a、5b、5c、5d、5e、5f、5g、5h、5i、5j、5k及び5m)を単に第1素線(5a−5m)と記し、第2素線(5n、5p、5q、5r、5s、5t、5u、5v、5w、5x、5y及び5z)を単に第2素線(5n−5z)と記す。
本実施形態では、図3に示すように、12本の第1素線(5a−5m)は、カテーテル本体3の基端から先端に向って左回りに巻回されている。一方、12本の第2素線(5n−5z)は、カテーテル本体3の基端から先端に向って右回りに巻回されている。
なお、本実施形態における第1素線(5a−5m)及び第2素線(5n−5z)は金属素線でよく、例えば、ステンレス鋼(SUS304またはSUS316)でよい。
本実施形態の編組5では、第1素線5a(第1の第1素線)の先端と第2素線5n(第1の第2素線)の先端とが接合されることによって先端接合部8a(第1先端接合部)が形成されている。さらに、第1素線5b(第2の第1素線)の先端と第2素線5r(第2の第2素線)の先端とが接合されることによって先端接合部8b(第2先端接合部)が形成されている。
先端接合部8bは、先端接合部8aよりもカテーテル本体3の長手方向の基端側に位置する。つまり、先端接合部8bは、カテーテル本体3の長手方向において先端接合部8aとは異なる位置に位置している。ここで、カテーテル本体3の長手方向において異なる位置とは、例えば、図3及び図4に示すような先端接合部8aを通りカテーテル本体3の軸方向と平行な仮想直線L1を基準としたとき、先端接合部8bから仮想直線L1へ下ろした垂線の交点の位置が先端接合部8aの位置とは異なることを意味する。この点は後述する実施形態においても同様である。
また、先端接合部8bは、カテーテル本体3の円周方向の位置では先端接合部8aとは異なる位置にある。つまり、上記の仮想直線L1を基準としたとき、先端接合部8bは仮想直線L1上ではなく、仮想直線L1から離間した点に配置されている。
図4は、第1実施形態のカテーテル先端部の編組5を平面に展開した展開図である。すなわち、図3には、中空円筒体である内層7の外表面に、12本の第1素線(5a−5m)と、12本の第2素線(5n−5z)との合計24本(12本×12本)の素線が交互にメッシュ状に編み込まれた状態が示されているが、図4は、説明の便宜のためにそれらの構成を平面状に展開したものを示す。
図4において、第1素線5aの先端と第2素線5nの先端とが接合された先端接合部8aより先端側には、第1素線5a及び第2素線5nは存在しない。つまり、先端接合部8aより先端側では先端接合部8aより基端側と比較して、編組5を構成する素線の本数が減少している。これにより、先端接合部8aより先端側の剛性が先端接合部8aより基端側の剛性よりも軽減されている。また、第1素線5aの先端と第2素線5nの先端とが接合されていることから、第1素線5aの先端及び第2素線5nの先端は解れることはない。第1素線5a及び第2素線5nの解れが防止されることで、第1素線5aまたは第2素線5nと交差している他の素線もまた解れが防止され得る。
また、第1素線5bの先端と第2素線5rの先端とが接合された先端接合部8bより先端側には、第1素線5b及び第2素線5rは存在しない。つまり、先端接合部8bよりも先端側では先端接合部8bより基端側と比較して、編組5を構成する素線の本数が減少している。これにより、先端接合部8bより先端側の剛性が先端接合部8bより基端側の剛性よりも軽減されている。また、第1素線5bの先端と第2素線5rの先端とが接合されていることから、第1素線5bの先端及び第2素線5rの先端は解れることはない。第1素線5b及び第2素線5rの解れが防止されることで、第1素線5bまたは第2素線5rと交差している他の素線もまた解れが防止され得る。
カテーテル本体3の長手方向の剛性変化について検討すると、先端接合部8bよりも先端側で先端接合部8aよりも基端側のエリアA1(図3参照)のカテーテル本体3の剛性は、先端接合部8bよりも基端側のカテーテル本体3の剛性よりも軽減されている。なぜならば、エリアA1においては、第1素線5b及び第2素線5rが存在していないことから、少なくとも第1素線5b及び第2素線5rの2本分の素線の剛性が軽減されている。
また、先端接合部8aより先端側のカテーテル本体3の剛性は、先端接合部8bより基端側のカテーテル本体3の剛性よりも軽減されている。なぜならば、先端接合部8aより先端側は、第1素線5a、第2素線5n、第1素線5b及び第2素線5rが存在していないことから、少なくともこれら4本分の素線の剛性が軽減されている。
すなわち、図3及び図4に示す構成により、カテーテル本体3の剛性が基端側から先端側へ向けて徐々に軽減されていることがわかる。この現象は、複数の先端接合部がカテーテル本体3の長手方向に対して異なる位置に位置するときに生ずる。
なお、図4において、本実施形態の第1素線5a及び第1素線5b以外の第1素線(5c、5d、5e、5f、5g、5h、5i、5j、5k及び5m)の先端部は、第2素線5nとの交点よりも少し先端側に位置している。これにより、第1素線(5c、5d、5e、5f、5g、5h、5i、5j、5k及び5m)の解れが防止され得る。一方で、第1素線(5c、5d、5e、5f、5g、5h、5i、5j、5k及び5m)の先端部は、カテーテル本体3の長手方向において先端接合部8aと同じ位置(同一の横断面円周上)まで延びていても良い。この場合、図4の構成よりもカテーテル本体3の先端側の剛性の軽減度合いが抑制される。
編組5の第1素線及び第2の素線の本数は、それぞれ12本以外であっても良い。第1素線及び第2素線の組み合わせは、本実施形態のように12本×12本に限られるものではなく、例えば、8本×8本、4本×4本等の対称の組み合わせであっても良く、12本×8本、8本×4本等の非対称の組み合わせであっても良い。
また、第1素線(5a−5m)の素線幅と第2素線(5n−5z)の素線幅は、同一幅であっても良く、一方の素線の幅を他方の素線の幅より大きくしても良い。
また、本実施形態の第1素線(5a−5m)及び第2素線(5n−5z)の材質は、上述したようにステンレス鋼(SUS304またはSUS316)であるが、ステンレス鋼以外の金属(例えば、プラチナ、タングステン等)を使用しても良く、金属以外の材料(例えば、強化プラスチック)を使用しても良い。
また、本実施形態の第1素線(5a−5m)及び第2素線(5n−5z)は、同じ材料であっても良く、異なる材料であっても良い。
また、本実施形態では、第1素線(5a−5m)及び第2素線(5n−5z)は、断面矩形状の素線(いわゆる平線)を使用したが、その他の断面形状、例えば、断面丸形の素線(いわゆる丸線)を使用しても良い。
また、第1素線(5a−5m)及び第2素線(5n−5z)のいずれか一方を丸線、他方を平線としても良い。例えば、第1素線(5a−5m)を丸線とし、第2素線(5n−5z)を平線としても良く、その逆に、第1素線(5a−5m)を平線とし、第2素線(5n−5z)を丸線としても良い。
外層9は樹脂からなり、内層7及び編組5を被覆している。外層9を形成する樹脂材料は、特に限定されるものではなく、ポリアミド、ポリアミドエラストマ、ポリエステル、ポリウレタン等が使用可能であり、本実施形態では、ポリアミドが使用されている。
一方、カテーテル本体3の先端に設けられる先端チップ2は、カテーテル本体3のルーメン6に連通するルーメンを備えた筒状形状を有する。先端チップ2は、カテーテル本体3よりも高い柔軟性を有している。先端チップ2は、最先端部に向かって徐々に小径となるテーパ状の外周面を有している。
先端チップ2を形成する樹脂材料は、特に限定されるものではないが、内層7及び外層9を形成する樹脂材料よりも柔軟性のある樹脂材料が使用されてもよい。かかる樹脂材料として、本実施形態では、ポリウレタンエラストマーが使用されている。
なお、本実施形態では、先端チップ2の内部に、タングステン粉末が混入されている。これによって、X線透視下における先端チップ2の視認性が高められている。
コネクタ4は樹脂からなり、カテーテル本体3のルーメン6に連通するルーメンを有し、カテーテル本体3の基端に接合されている。
本実施形態のカテーテル1は、内層7と、その内層7の外周に巻回された編組5と、内層7及び編組5を覆う外層9とからなるカテーテル本体3と、そのカテーテル本体3の先端に接合された先端チップ2とを備える。編組5は、一方向に巻回された第1素線(5a−5m)と、前記一方向に交差する方向に巻回された第2素線(5n−5z)とを有する。そして、第1素線5aの先端と第2素線5nの先端とを接合した先端接合部8aと、第1素線5bの先端と第2素線5rの先端とを接合した先端接合部8bとがカテーテル本体3の長手方向において異なる位置に配置されている。先端接合部8aからカテーテル本体3の先端までの領域には編組5は配置されていない。これにより、カテーテル本体3の先端へ行くほど編組5を構成する素線の本数が減少し、それに伴ってカテーテル本体3の剛性が軽減されている。つまり、柔軟性の高い先端チップ2とカテーテル本体3との間の剛性差が緩和されることになり、それよってカテーテル1がキンクすることを抑制できる。さらに、先端接合部8a、8bにより、第1素線5a、第1素線5b、第2素線5n及び第2素線5rの解れが防止されるとともに、第1素線5a、第1素線5b、第2素線5n及び第2素線5rと交差する他の素線の解れをも防止され得る。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態のカテーテル10は、第1実施形態のカテーテル1と比較して、先端接合部の数が異なる。すなわち、第1実施形態のカテーテル1の先端接合部が先端接合部8aと先端接合部8bとの2つであったのに対し、第2実施形態のカテーテル10の先端接合部は3つである。
図5は、第2実施形態のカテーテル先端部の外層を除去した斜視図であり、図6は、第2実施形態のカテーテル先端部の編組を平面に展開した展開図である。
なお、カテーテルの全体図は、図1と同様であり、カテーテル先端部の縦断面図も、図2と同様である為、説明を省略する。また、本実施形態のカテーテル10は、カテーテル本体13が第1実施形態のカテーテル本体3と異なる。具体的には、編組15が第1実施形態の編組5と異なる。その他の構成については、第1実施形態と同様である為、同一の個所については同一番号を付し、説明を省略する場合がある。
編組15は、第1実施形態と同様に、12本の第1素線(15a、15b、15c、15d、15e、15f、15g、15h、15i、15j、15k及び15m、15a−15m)と、12本の第2素線(15n、15p、15q、15r、15s、15t、15u、15v、15w、15x、15y及び15z、15n−15z)との合計24本(12本×12本)の素線が交互にメッシュ状に編み込まれて形成されている。
本実施形態では、図5に示すように、12本の第1素線(15a−15m)は、カテーテル本体13の基端から先端に向って左回りに巻回されている。12本の第2素線(15n−15z)は、カテーテル本体13の基端から先端に向って右回りに巻回されている。
なお、本実施形態における第1素線(15a−15m)及び第2素線(15n−15z)も、第1実施形態と同様、金属素線からなり、例えば、ステンレス鋼(SUS304またはSUS316)から構成されている。
本実施形態の編組15では、第1素線15a(第1の第1素線)の先端と第2素線15n(第1の第2素線)の先端とが接合されることによって先端接合部18a(第1先端接合部)が形成されている。また、第1素線15b(第2の第1素線)の先端と第2素線15r(第2の第2素線)の先端とが接合されることによって先端接合部18b(第2先端接合部)が形成されている。さらに、第1素線15d(第3の第1素線)の先端と第2素線15q(第3の第2素線)の先端とが接合されることによって先端接合部18c(第3先端接合部)が形成されている。
先端接合部18bは、先端接合部18aよりもカテーテル本体13の基端側に位置する。つまり、先端接合18bは、カテーテル本体13の長手方向に対して先端接合部18aとは異なる位置に位置している。先端接合部18cは、先端接合部18bよりもカテーテル本体13の基端側に位置する。つまり、先端接合部18cは、カテーテル本体13の長手方向に対して先端接合部18aと異なる位置であり、かつ、先端接合部18bとも異なる位置に位置している。つまり、図5及び図6に示すような先端接合部18aを通りカテーテル本体13の軸方向と平行な仮想直線L2を基準としたとき、先端接合部18b及び先端接合部18cから仮想直線L2へ垂線を下ろした交点の位置が、いずれも先端接合部18aの位置とは異なる。
また、先端接合部18a、先端接合部18b及び先端接合部18cは、カテーテル本体3の円周方向には互いに異なる位置にある。つまり、上記の仮想直線L2を基準としたとき、先端接合部8bは仮想直線L2上ではなく、仮想直線L2から離間した点に配置されている。
図6において、先端接合部18aよりも先端側には、第1素線15a及び第2素線15nは存在しないので、第1実施形態と同様に、先端接合部18aよりも先端側の剛性が先端接合部18aよりも基端側の剛性よりも軽減されている。また、第1素線15aの先端と第2素線15nの先端とが接合されていることから、第1の実施形態と同様に、第1素線15a及び第2素線15nの解れが防止される。さらには、第1素線15aまたは第2素線15nに交差している他の素線の解れもまた防止され得る。
先端接合部18b及び先端接合部18cについても、上述したような先端接合部18aと同様の効果が得られる。すなわち、剛性の軽減効果については、先端接合部18b及び先端接合部18cよりも先端側の剛性が、それぞれの基端側の剛性よりも軽減される。また、解れ防止効果については、先端接合部18bについては第1素線15bと第2素線15rの解れが防止され、先端接合部18cについては第1素線15dと第2素線15qの解れが防止される。さらに、先端接合部18bについては第1素線15bまたは第2素線15rに交差している他の素線、先端接合部18cについては第1素線15dまたは第2素線15qに交差している他の素線の解れも防止され得る。
カテーテル本体13の長手方向の剛性変化について検討すると、カテーテル本体13の剛性が基端側から先端側へ向けて徐々に軽減されている。なぜならば、上述のように、先端接合部18cよりも先端側であり、かつ、先端接合部18bよりも基端側のエリアA11(図5参照)のカテーテル本体13は、先端接合部18cよりも基端側のカテーテル本体13と比べて素線数が2本減少しているので、その分剛性が軽減されている。同様に、先端接合部18bよりも先端側であり、かつ、先端接合部18aよりも基端側のエリアA12(図5参照)のカテーテル本体13では、さらに素線数が2本減少しており、先端接合部18cより基端側と比べると素線数が4本減少している。さらに、先端接合部18aよりも先端側のカテーテル本体13ではさらに素線数が2本減少しており、先端接合部18cより基端側と比べると素線数が6本減少している。つまり、第1実施形態のカテーテル1と比較すると、本実施形態のカテーテル10は先端接合部の数が増えたことにより先端に行くほど剛性の軽減度合いがより大きいことがわかる。
なお、図6において、先端が接合されていない第1素線(15c、15e、15f、15g、15h、15i、15j、15k及び15m)の先端部は、第2素線15nとの交点よりも少し先端側に位置している。これにより、第1素線(15c、15e、15f、15g、15h、15i、15j、15k及び15m)の解れが防止され得る。一方で、第1素線(15c、15e、15f、15g、15h、15i、15j、15k及び15m)の先端部は、カテーテル本体13の長手方向において先端接合部18aと同じ位置(同一の横断面の円周上)まで延びていても良い。この場合、図6の構成よりもカテーテル本体13の先端側の剛性の軽減度合いが抑制される。
なお、第1素線(15a−15m)及び第2素線(15n−15z)のそれぞれの素線数及びその組み合わせ、素線幅、材質、断面形状等については、第1実施形態で説明したような様々なバリエーションが考えられる。
さらに、本実施形態の先端接合部は、先端接合部18a、先端接合部18b及び先端接合部8cの3つとした。しかしながら先端接合部の数はこれに限定されない。例えば、12本の第1素線(15a−15m)と12本の第2素線(15n−15z)からなる編組15においては、カテーテル本体13の長手方向において異なる位置に、一つ以上で最大12個の先端接合部を形成することが可能である。
一般的には、N本の第1素線とN本の第2素線とからなる編組においては、カテーテル本体の長手方向に対して異なる位置に、最大N個の先端接合部を形成することが可能である。この点は、第1実施形態の2つの先端接合部及び第2実施形態の3つの先端接合部の配置状態から簡単に理解されるであろう。
本実施形態のカテーテル10は、内層7と、その内層7の外周に巻回された編組15と、内層7及び編組15を覆う外層9とからなるカテーテル本体13と、そのカテーテル本体13の先端に接合された先端チップ2とを備える。編組15は、一方向に巻回された第1素線(15a−15m)と、前記一方向に交差する方向に巻回された第2素線(15n−15z)とを有する。そして、第1素線15aの先端と第2素線15nの先端とを接合した先端接合部18aと、第1素線15bの先端と第2素線15rの先端とを接合した先端接合部18bと、第1素線15dの先端と第2素線15qの先端とを接合した先端接合部18cとがカテーテル本体13の長手方向において異なる位置に配置されている。先端接合部18aからカテーテル本体13の先端までの領域には編組15は配置されていない。これにより、カテーテル本体13の先端へ行くほど編組15を構成する素線の本数が減少し、それに伴ってカテーテル本体13の剛性が軽減されている。つまり、柔軟性の高い先端チップ2とカテーテル本体13との間の剛性差が緩和されることになり、それによってカテーテル10がキンクすることを抑制できる。第1の実施形態と比較すると、第1の実施形態よりも先端接合部の数が多いので、それだけ先端へ行くほど素線の減少数も多くなる。その結果、第1の実施形態よりも剛性の軽減度合いがより大きい。さらに、第1素線15a、第1素線15b、第1素線15d、第2素線15n、第2素線15r及び第2素線15qの解れが防止されるとともに、それら6本の素線以と交差する他の素線の解れをも防止され得る。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
第3実施形態のカテーテル20は、第1実施形態のカテーテル1と比較して、先端接合部の位置が異なる。
すなわち、第1実施形態のカテーテル1の先端接合部8aと先端接合部8bとが斜め位置関係にあったのに対し、第3実施形態のカテーテル20では、4つの先端接合部がカテーテル本体23の長手方向に沿った直線上に配置されている。
図7は、第3実施形態のカテーテル先端部の外層を除去した斜視図であり、図8は、第3実施形態のカテーテル先端部の編組を平面に展開した展開図である。
なお、カテーテルの全体図は、図1と同様であり、カテーテル先端部の縦断面図も、図2と同様である為、説明を省略する。また、本実施形態のカテーテル20は、カテーテル本体23が第1実施形態のカテーテル本体3と異なる。具体的には、編組25が第1実施形態の編組5と異なる。その他の構成については、第1実施形態と同様である為、同一の個所については同一番号を付し、説明を省略する場合がある。
編組25は、第1実施形態と同様に、12本の第1素線(25a、25b、25c、25d、25e、25f、25g、25h、25i、25j、25k及び25m、25a−25m)と、12本の第2素線(25n、25p、25q、25r、25s、25t、25u、25v、25w、25x、25y及び25z、25n−25z)との合計24本(12本×12本)の素線が交互にメッシュ状に編み込まれて形成されている。
本実施形態では、図7に示すように、12本の第1素線(25a−25m)は、カテーテル本体23の基端から先端に向って左回りに巻回されており、12本の第2素線(25n−25z)は、カテーテル本体23の基端から先端に向って右回りに巻回されている。
なお、本実施形態における第1素線(25a−25m)及び第2素線(25n−25z)も、第1実施形態と同様、金属素線でよく、例えば、ステンレス鋼(SUS304またはSUS316)でよい。
本実施形態の編組25では、先端接合部28a−28dが4ヶ所形成されている。すなわち、第1素線25aの先端と第2素線25nの先端とが接合された先端接合部28a、第1素線25bの先端と第2素線25pの先端とが接合された先端接合部28b、第1素線25cの先端と第2素線25qの先端とが接合された先端接合部28c、及び第1素線25dの先端と第2素線25rの先端とが接合された先端接合部28dが、それぞれ形成されている。
また、図7に示すように、先端接合部28a、先端接合部28b、先端接合部28c及び先端接合部28dは、カテーテル本体23の長手方向に沿って異なる位置に配置されている。つまり、先端接合部28a、先端接合部28b、先端接合部28c及び先端接合部28dは、互いに長手方向において異なる位置に配置されている。さらに、先端接合部28a、先端接合部28b、先端接合部28c及び先端接合部28dは、いずれもカテーテル本体23の軸方向と平行な仮想直線L3(図7、図8参照)上に位置する。なお、本実施形態では4つの先端接合部28a〜28dが同一直線上に存在しているが、同一直線上に位置する先端接合部の数は2以上の任意の数で良い。
図8において、先端接合部28aよりも先端側には、第1素線25a及び第2素線25nは存在しないので、第1の実施形態と同様に、先端接合部28aよりも先端側のカテーテル本体23の剛性が先端接合部28aよりも基端側の剛性よりも軽減されている。また、第1素線25aの先端と第2素線25nの先端とが接合されていることから、第1の実施形態と同様に、第1素線25a及び第2素線25nの解れが防止される。さらには、第1素線25aまたは第2素線25nに交差している他の素線の解れもまた防止され得る。
先端接合部28b、先端接合部28c及び先端接合部28dについても、上述したような先端接合部28aと同様の効果が得られる。すなわち、剛性の軽減効果については、先端接合部28b、先端接合部28c及び先端接合部28dよりも先端側の剛性が、それぞれの基端側の剛性よりも軽減される。また、解れ防止効果については、先端接合部28bについては第1素線25bと第2素線25pの解れが防止され、先端接合部28cについては第1素線25cと第2素線25qの解れが防止され、先端接合部28dについては第1素線25dと第2素線25rの解れが防止される。さらに、先端接合部28bについては第1素線25bまたは第2素線25pに交差している他の素線、先端接合部28cについては第1素線25cまたは第2素線25qに交差している他の素線、先端接合部28dについては第1素線25dまたは第2素線25rに交差している他の素線の解れも防止され得る。
カテーテル本体23の長手方向の剛性変化について検討すると、第2の実施形態と同様に、カテーテル本体23の剛性が基端側から先端側へ向けて徐々に軽減されている。なぜならば、上述のように、先端接合部28dより先端側のカテーテル本体23ではそれよりも基端側と比べて素線が2本減少しているので、その分剛性が軽減されている。さらに、先端接合部28c、先端接合部28b及び先端接合部28aについても同様である。第1及び第2実施形態のカテーテル1、10と比較すると、本実施形態のカテーテル20は先端接合部の数が増えたことにより先端に行くほど剛性の軽減度合いがより大きいことがわかる。
また、先端接合部28a、先端接合部28b、先端接合部28c及び先端接合部28dは、カテーテル本体23の長手方向に沿った異なる位置に一直線上に配置されていることから、製造が容易である。例えば、カテーテル20に対して、レーザー溶接機を相対的にその軸方向へ直線的に移動させて複数個所溶接することで、効率的に素線を接合することができる。
なお、図8において、先端が接合されていない第1素線(25e、25f、25g、25h、25i、25j、25k及び25m)の先端部は、各第2素線との交点から少し先端側に位置している。同様に、先端が接合されていない第2素線(25s、25t、25u、25v、25w、25x、25y及び25z)の先端部は、各第1素線との交点から少し先端側に位置している。しかしながら、これらの各素線の先端部は、カテーテル本体23の長手方向において先端接合部28aと同じ位置まで延びていても良い。この場合、図8の構成よりもカテーテル本体23の先端側の剛性の軽減度合いが抑制される。
なお、第1素線(25a−25m)及び第2素線(25n−25z)のそれぞれの素線数及びその組み合わせ、素線幅、材質、断面形状等については、第1実施形態で説明したような様々なバリエーションが考えられる。
また、本実施形態の先端接合部は、先端接合部28a、先端接合部28b、先端接合部28c及び先端接合部28dの4つとした。しかしながら先端接合部の数はこれに限定されない。例えば、12本の第1素線と12本の第2素線からなる編組25においては、カテーテル本体23の長手方向において異なる位置であり、同一直線上に配置された2〜12個の任意の数の先端接合部を形成することが可能である。
一般的には、N本の第1素線とN本の第2素線とからなる編組においては、最大N個の先端接合部を、カテーテル本体の長手方向に沿って異なる位置に形成することが可能である。その点は、図8からも容易に類推可能である。
本実施形態のカテーテル20によれば、先端接合部28a、先端接合部28b、先端接合部28c及び先端接合部28dを、カテーテル本体23の軸方向と平行な直線上に配置したので、製造効率を高め、編組25の解れを防止して、先端チップ2と編組25との間の剛性差を緩和し、カテーテル20のキンクを防止することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。第4実施形態のカテーテル30は、第3実施形態のカテーテル20と比較して、第2素線の先端の処理方法が異なる。
すなわち、第3実施形態のカテーテル20の第2素線は、4つの各第2素線(25n、25p、25q及び25r)の先端が各第1素線(25a、25b、25c及び25d)の先端と接合されているのに対し、本実施形態のカテーテル30の第2素線は、すべての第2素線(35n、35p、35q、35r、35s、35t、35u、35v、35w、35x、35y及び35z)の先端が、第1素線の先端または先端以外の第1素線上の点に接合されている。
図9は、第4実施形態のカテーテル先端部の外層を除去した斜視図であり、図10は、第4実施形態のカテーテル先端部の編組を平面に展開した展開図である。
なお、カテーテルの全体図は、図1と同様であり、カテーテル先端部の縦断面図も、図2と同様である為、説明を省略する。また、本実施形態のカテーテル30は、カテーテル本体33が第1実施形態のカテーテル本体3と異なる。具体的には、編組35が第1実施形態の編組5と異なる。その他の構成については第1実施形態と同様である為、同一の個所については同一番号を付し、説明を省略する場合がある。
編組35は、第1の実施形態と同様に、12本の第1素線(35a、35b、35c、35d、35e、35f、35g、35h、35i、35j、35k及び35m、35a−35m)と、12本の第2素線(35n、35p、35q、35r、35s、35t、35u、35v、35w、35x、35y及び35z、35n−35z)との合計24本(12本×12本)の素線が交互にメッシュ状に編み込まれて形成されている。
本実施形態では、図9に示すように、12本の第1素線(35a−35m)は、カテーテル本体33の基端から先端に向って左回りに巻回されており、12本の第2素線(35n−35z)は、カテーテル本体33の基端から先端に向って右回りに巻回されている。
なお、本実施形態における第1素線(35a−35m)及び第2素線(35n−35z)も、第1実施形態と同様、金属素線でよく、例えば、ステンレス鋼(SUS304またはSUS316)でよい。
本実施形態の編組35では、先端接合部38a−38eが5ヶ所形成されている。すなわち、第1素線35aの先端と第2素線35nの先端とが接合された先端接合部38a、第1素線35bの先端と第2素線35pの先端とが接合された先端接合部38b、第1素線35cの先端と第2素線35qの先端とが接合された先端接合部38c、第1素線35dの先端と第2素線35rの先端とが接合された先端接合部38d、及び第1素線35eの先端と第2素線35sの先端とが接合された先端接合部38eが、それぞれ形成されている。
本実施形態では、上記5つの先端接合部38a〜38eに加え、さらに7つの接合部38f−38mが形成されている。すなわち、第2素線35tの先端が第1素線35dに接合された接合部38f、第2素線35uの先端が第1素線35dに接合された接合部38g、第2素線35vの先端が第1素線35eに接合された接合部38h、第2素線35wの先端が第1素線35eに接合された接合部38i、第2素線35xの先端が第1素線35eに接合された接合部38j、第2素線35yの先端が第1素線35eに接合された接合部38k、及び第2素線35zの先端が第1素線35eに接合された接合部38mが、それぞれ形成されている。本実施形態では、第2素線(35t−35z)が同一の第1素線35eに接合されているが、各第2素線は任意の第1素線と接合されていても良い。例えば、第2素線(35t−35z)の一部または全部が互いに異なる第1素線に接合されていても良い。
また、図9及び図10に示すように、先端接合部38a、先端接合部38b、先端接合部38c、先端接合部38d及び先端接合部38eは、第3実施形態と同様に、カテーテル本体33の長手方向において互いに異なる位置で、軸方向と平行な同一直線(仮想直線L4)上に配置されている。
また、本実施形態では、すべての第2素線の先端が、第1素線の先端または先端以外の第1素線上の点に接合されている。
図10において、先端接合部38aよりも先端側には、第1素線35a及び第2素線35nは存在しないので、第1の実施形態と同様に、先端接合部38aよりも先端側の剛性が先端接合部38aよりも基端側の剛性よりも軽減されている。また、第1素線35aの先端と第2素線35nの先端とが接合されていることから、第1の実施形態と同様に、第1素線35a及び第2素線35nの解れが防止される。さらには、第1素線35aまたは第2素線35nに交差している他の素線の解れもまた防止され得る。先端接合部38b、先端接合部38c、先端接合部38d及び先端接合部38eについても、上述したような先端接合部38aと同様の効果が得られる。
また、本実施形態では、すべての第2素線の先端が、第1素線のいずれかの箇所に接合されているのであるから、すべての第2素線は解れることはない。
カテーテル本体33の長手方向の剛性変化について検討すると、第3実施形態と同様に、カテーテル本体33の剛性が基端側から先端側へ向けて徐々に軽減されている。第3実施形態と比較しても、本実施形態のカテーテル30は先端接合部の数が増えたことにより先端に行くほど素線数が減少し、剛性の軽減度合いがより大きいことがわかる。
また、先端接合部38a、先端接合部38b、先端接合部38c、先端接合部38d及び先端接合部38eは、カテーテル本体33の長手方向に沿った異なる位置に一直線上に配置されていることから、製造が容易であることは第3の実施形態と同様である。
なお、図10において、先端が接合されていない第1素線(35f、35g、35h、35i、35j、35k及び35m)の先端部は、カテーテル本体33の剛性のみを考慮した場合には、先端接合部38aまで延びていても良い。しかしながら、素線の解れをも考慮した場合には、第1素線(35f、35g、35h、35i、35j、35k及び35m)の先端部は、各第2素線との交点から少し先端側に位置しても良い。
なお、第1素線(35a−35m)及び第2素線(35n−35z)のそれぞれの素線数及びその組み合わせ、素線幅、材質、断面形状等については、第1実施形態で説明したような様々なバリエーションが考えられる。
本実施形態のカテーテル30によれば、すべての第2素線(35n−35z)の先端を第1素線に接合したので、編組35の解れをさらに防止して、先端チップ2と編組35との間の剛性差を緩和し、カテーテル30がキンクすることを抑制できる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。第5実施形態のカテーテル40は、第3実施形態のカテーテル20と比較して、第1素線の先端の処理方法が異なる。
すなわち、第3実施形態のカテーテル20の第1素線は、4つの各第1素線(25a、25b、25c及び25d)の先端が各第2素線(25n、25p、25q及び25r)の先端と接合されているのに対し、本実施形態のカテーテル40の第1素線は、すべての第1素線(45a、45b、45c、45d、45e、45f、45g、45h、45i、45j、45k及び45m)の先端が、第2素線の先端または先端以外の第2素線上の点に接合されている。
図11は、第5実施形態のカテーテル先端部の外層を除去した斜視図であり、図12は、第5実施形態のカテーテル先端部の編組を平面に展開した展開図である。
なお、カテーテルの全体図は、図1と同様であり、カテーテル先端部の縦断面図も、図2と同様である為、説明を省略する。また、本実施形態のカテーテル40は、カテーテル本体43が第1実施形態のカテーテル本体3と異なり、具体的には、編組45が第4実施形態の編組5と異なるのみであり、その他の構成については、第1実施形態と同様である為、同一の個所については同一番号を付し、説明を省略する場合がある。
編組45は、第1の実施形態と同様に、12本の第1素線(45a、45b、45c、45d、45e、45f、45g、45h、45i、45j、45k及び45m、45a−45m)と、12本の第2素線(45n、45p、45q、45r、45s、45t、45u、45v、45w、45x、45y及び45z、45n−45z)との合計24本(12本×12本)の素線が交互にメッシュ状に編み込まれて形成されている。
本実施形態では、図11に示すように、12本の第1素線(45a−45m)は、カテーテル本体43の基端から先端に向って左回りに巻回されており、12本の第2素線(45n−45z)は、カテーテル本体43の基端から先端に向って右回りに巻回されている。
なお、本実施形態における第1素線(45a−45m)及び第2素線(45n−45z)も、第1実施形態と同様、金属素線でよく、例えば、ステンレス鋼(SUS304またはSUS316)でよい。
本実施形態の編組45は、図12に示すように、第4の実施形態と同様に、先端接合部48a−48eが5ヶ所形成されている。
本実施形態では、上記5つの先端接合部48a〜48eに加え、第4の実施形態と同様に、さらに7つの接合部48f−48mが形成されている。すなわち、第1素線45fの先端が第2素線45sに接合された接合部48f、第1素線45gの先端が第2素線45sに接合された接合部48g、第1素線45hの先端が第2素線45sに接合された接合部48h、第1素線45iの先端が第2素線45sに接合された接合部48i、第1素線45jの先端が第2素線45sに接合された接合部48j、第1素線45kの先端が第2素線45sに接合された接合部48k、及び第1素線45mの先端が第2素線45sに接合された接合部48mが、それぞれ形成されている。本実施形態では、第1素線(45f−45m)が同一の第2素線45sに接合されているが、各第1素線は任意の第2素線と接合されていても良い。例えば、第1素線(45f−45m)の一部または全部が互いに異なる第2素線に接合されていても良い。
また、第4の実施形態と同様に、先端接合部48a、先端接合部48b、先端接合部48c、先端接合部48d及び先端接合部48eは、カテーテル本体43の長手方向において互いに異なる位置で、軸方向と平行な同一直線(仮想直線L5、図11及び図12参照)上に配置されている。
また、本実施形態では、すべての第1素線の先端が、第2素線の先端または先端以外の第2素線上の点に接合されている。
以上の説明からわかるように、本実施形態では先端接合部48a−48eについては第4実施形態と同様である。一方、接合部48f−48mは、すべての第1素線の先端がいずれかの第2素線と接合されていて、すべての第2素線の先端がいずれかの第1素線と接合されている第4実施形態とは第1素線と第2素線とが入れ替わった形になっている。従って、本実施形態において、カテーテル本体43の先端に行くほど編組45を構成する素線数が減少する点については、第4の実施形態と同様である。さらに、編組45を構成する素線の解れ防止についても、本実施形態では第4の実施形態と異なり、すべての第1素線の先端が第2素線と接合されていることから、第4の実施形態とは解れが防止される個別の素線については異なるものの、同様の解れ防止効果が得られる。
なお、第1素線(45a−45m)及び第2素線(45n−45z)のそれぞれの素線数及びその組み合わせ、素線幅、材質、断面形状等については、第1実施形態で説明したような様々なバリエーションが考えられる。
本実施形態のカテーテル40によれば、すべての第1素線(45a−45m)の先端を、第2素線の先端または第2素線に接合したので、編組45の解れをさらに防止して、先端チップ2と編組45との間の剛性差を緩和し、カテーテル40がキンクすることを抑制できる。
なお、第4実施形態と第5実施形態とを組みあわせることが可能である。すなわち、先端接合部を形成する第1素線以外の第1素線をいずれかの第2素線と接合し、先端接合部を形成する第2素線以外の第2素線をいずれかの第1素線と接合するようにしても良い。
すべての実施形態において、カテーテルの先端チップと編組との間の剛性差を緩和することは、内層と、その内層の外周に巻回された編組と、前記内層及び前記編組を覆う外層とからなるカテーテル本体と、そのカテーテル本体の先端に接合された先端チップとを備えたカテーテルにおいて、前記編組は、一方向に巻回された第1素線と、前記一方向に交差する方向に巻回された第2素線とからなり、前記編組の先端部は、前記第1素線及び前記第2素線の一部が欠如していることを特徴とするカテーテルにおいても達成可能である。
1,10,20,30,40,50,60・・・カテーテル
2・・・先端チップ
3,13,23,33,43,53,63・・・カテーテル本体
4・・・コネクタ
5,15,25,35,45,55,65・・・編組
6・・・ルーメン
7・・・内層
8,18,28,38・・・先端接合部
9・・・外層

Claims (6)

  1. 内層と、前記内層の外周に巻回された編組と、前記内層及び前記編組を覆う外層と、を有するカテーテル本体と、
    前記カテーテル本体の先端に接合された先端チップと、を有するカテーテルにおいて、
    前記編組は、一方向に巻回された複数の第1素線と、前記一方向に交差する方向に巻回された複数の第2素線とを有し、
    第1の前記第1素線の先端と第1の前記第2素線の先端とが接合された第1先端接合部と、第2の前記第1素線の先端と第2の前記第2素線の先端とが接合された第2先端接合部とは、前記カテーテル本体の長手方向において異なる位置に配置され、前記第1先端接合部から前記カテーテル本体の先端までの領域に前記編組が配置されていないことを特徴とするカテーテル。
  2. 第2先端接合部は、第1先端接合部を通って前記カテーテルの軸方向と平行な直線上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
  3. 第2先端接合部は、第1先端接合部を通って前記カテーテルの軸方向と平行な直線から離間した位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
  4. 第3の前記第1素線の先端と第3の前記第2素線の先端とを接合した第3先端接合部は、第1先端接合部及び第2の先端接合部と前記カテーテル本体の長手方向において異なる位置に配置されていて、かつ、第1先端接合部を通って前記カテーテルの軸方向と平行な直線及び第2先端接合部を通って前記カテーテルの軸方向と平行な直線のいずれからも離間した位置に配置されていることを特徴とする請求項3に記載のカテーテル。
  5. すべての前記第1素線の先端が、いずれかの前記第2素線の先端または先端以外の点に接合さていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のカテーテル。
  6. すべての前記第2素線の先端が、いずれかの前記第1素線の先端または先端以外の点に接合されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のカテーテル。
JP2019568423A 2018-01-30 2018-01-30 カテーテル Active JP6980039B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/002949 WO2019150427A1 (ja) 2018-01-30 2018-01-30 カテーテル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019150427A1 JPWO2019150427A1 (ja) 2020-10-22
JP6980039B2 true JP6980039B2 (ja) 2021-12-15

Family

ID=67478077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019568423A Active JP6980039B2 (ja) 2018-01-30 2018-01-30 カテーテル

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20200353217A1 (ja)
EP (1) EP3747495A1 (ja)
JP (1) JP6980039B2 (ja)
KR (1) KR20200103748A (ja)
CN (1) CN111787968A (ja)
WO (1) WO2019150427A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220323720A1 (en) * 2019-09-11 2022-10-13 Nipro Corporation Support catheter and tube
JP7540142B2 (ja) * 2019-09-11 2024-08-27 ニプロ株式会社 サポートカテーテルおよびチューブ
CN114558230A (zh) * 2020-11-27 2022-05-31 微创神通医疗科技(上海)有限公司 导管加强层和导管
EP4331652A1 (en) 2021-04-26 2024-03-06 Asahi Intecc Co., Ltd. Catheter

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69103264T2 (de) * 1990-03-15 1994-11-24 Gore & Ass Katheterbekleidung und verfahren zu ihrer herstellung.
JP2000254232A (ja) * 1999-03-10 2000-09-19 Terumo Corp カテーテルおよび留置針組立体
JP4851878B2 (ja) * 2006-07-21 2012-01-11 日本精線株式会社 カテーテル補強用の筒状編体、及びそれを用いたカテーテル
JP2011072562A (ja) 2009-09-30 2011-04-14 Terumo Corp カテーテル
JP5742238B2 (ja) 2011-01-19 2015-07-01 住友ベークライト株式会社 医療機器
JP5780556B2 (ja) * 2012-08-07 2015-09-16 朝日インテック株式会社 カテーテル
JP6513997B2 (ja) * 2015-03-27 2019-05-15 テルモ株式会社 カテーテル
JP6604654B2 (ja) * 2016-06-24 2019-11-13 朝日インテック株式会社 カテーテル

Also Published As

Publication number Publication date
EP3747495A1 (en) 2020-12-09
US20200353217A1 (en) 2020-11-12
WO2019150427A1 (ja) 2019-08-08
CN111787968A (zh) 2020-10-16
KR20200103748A (ko) 2020-09-02
JPWO2019150427A1 (ja) 2020-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6980039B2 (ja) カテーテル
WO2018216596A1 (ja) カテーテル
EP2762187B1 (en) Catheter
JP5975486B2 (ja) カテーテル
JP2014023811A (ja) カテーテル
JP2016179170A (ja) カテーテル
JP6847274B2 (ja) カテーテル
WO2018146948A1 (ja) ガイドワイヤ
JP6066509B2 (ja) カテーテル
JP7023875B2 (ja) 吸引カテーテル
JP7019329B2 (ja) 吸引カテーテル
JP6850368B2 (ja) カテーテル
JP6576097B2 (ja) 補強層先端部の加工方法
KR100676959B1 (ko) 페인트 분사용 호스
JP2018198793A (ja) カテーテル
JP6153648B2 (ja) カテーテル
KR102724146B1 (ko) 카테터 및 카테터의 제조 방법
WO2024038595A1 (ja) 医療用長尺体およびカテーテル
JP6886471B2 (ja) カテーテル
JP6965579B2 (ja) カテーテル
WO2014155489A1 (ja) 血管内異物吸引用カテーテル
JP6086389B2 (ja) カテーテル
JP2019013668A (ja) 吸引カテーテル
JP2024072395A (ja) カテーテル
JP5957966B2 (ja) 医療機器及び医療機器の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6980039

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250