JP6965579B2 - カテーテル - Google Patents

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本発明は、カテーテルに関する。
カテーテルには、血管等の体腔内に挿入された際に体組織に過剰な負荷をかけない柔軟性と同時に、カテーテルの良好な走行性や血管選択性、トルク性を得るために好適な「コシ」を持つことが望まれている。なお、本明細書において、コシとは、弾力、硬度及び可撓性等によって決まるカテーテルの体腔内に挿入される部分(本体)の特性をいう。カテーテルのコシが好適であれば、カテーテルは術者の操作に追従して体腔内において動作することができる。
例えば、特許文献1には、カテーテルの近位端部から遠位端部に向けて段階的にカテーテルの外層の硬度を低くすることが記載されている。より具体的には、特許文献1に記載のカテーテルは、その本体が内層、外層及び内層と外層との間に設けられる中間層を有するチューブである。チューブには先端から基端に向かって直径が連続的に拡大するテーパー状の部分がある。
特許文献1には、カテーテル本体のテーパー状の部分を、遠位端部に向けて材料となる樹脂の硬度を段階的に小さくし、かつ、直径が細くなるようにして遠位端部に行くほどカテーテル本体の剛性を小さくすることが記載されている。
特開2012−196389号公報
ところで、カテーテル本体の剛性をチューブの軸線方向に沿って変化させる場合には、硬度が異なる材料を軸線方向に切り替える、あるいはチューブの管状形態に起因する剛性を変えることになる。材料が切り替えられる位置において硬度が急峻に変化すると、切り替え位置にてカテーテル本体が折れるという現象(以下、「キンク」とも記す)が発生する可能性がある。このため、カテーテルを取り扱う現場では、カテーテルの耐キンク性を高めることが望まれている。
しかしながら、上記した特許文献1には、カテーテル本体の耐キンク性を高めるための構成について、一切記載されていない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、軸線方向の材料の硬度を切り替えながら、硬度の不連続性に起因するキンクの発生を防ぐことが可能なカテーテルを提供することを目的とする。
本発明によれば、管状本体を備えるカテーテルであって、前記管状本体には第1長さ領域と前記第1長さ領域に隣接し、かつ前記第1長さ領域よりも遠位側にある第2長さ領域とが規定され、前記第1長さ領域の樹脂硬度よりも前記第2長さ領域の樹脂硬度が低く、前記第1長さ領域と前記第2長さ領域の接合ラインは、前記管状本体の軸線方向に垂直な平面からの距離が不均一となっていることを特徴とするカテーテルが提供される。
本発明によれば、軸線方向の剛性を切り替えながら、剛性の不連続性に起因するキンクの発生を防ぐことが可能なカテーテルを提供することができる。
本発明の一実施形態のカテーテルを説明するための図である。 図1の横断面図である。 図2の縦断面図である。 図1に示した管状本体の変化部を含む所定の範囲を拡大して示した模式的な縦断面図である。 図4に示した管状本体の変化部の部分を示した斜視図であって、変化部における接合ラインを示した図である。 本発明の一実施形態のカテーテルにおける管状本体の周方向と接合ラインの位置を説明するための図である。 本発明の一実施形態の変形例を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一符号を付し、その詳細な説明は重複しないように適宜省略する。
(カテーテル)
図1は、本発明の一実施形態のカテーテル1を説明するための図である。図2は、図1中に示した矢線II−IIに沿うカテーテル1の横断面図である。図3は、図2中に示した矢線III−IIIに沿うカテーテル1の縦断面図である。なお、本実施形態のカテーテル1は、管状本体10の内部に操作線60が配置されていて、操作部90、屈曲操作部92を操作することで管状本体10の先端Tが屈曲する能動カテーテルである。ただし、本発明のカテーテルは、これに限定されず、操作線60や操作部90を備えていない非能動型のカテーテルであってもよい。
本実施形態のカテーテル1は、管状本体10の基端に設けられた操作部90を有している。また、管状本体10が操作部90と接続されている側の反対の端部を、先端Tとする。操作部90は、操作線60(図2、図3参照)とともに、管状本体10の遠位部DEの屈曲操作を行うための操作機構を構成している。本実施形態の操作部90は、術者が手で把持する本体ケース94と、本体ケース94に対して回転可能に設けられた屈曲操作部92と、を有している。管状本体10の基端は、本体ケース94の内部に導入されている。本体ケース94には、屈曲操作部92に接する位置に凹部95が形成されている。凹部95には、屈曲操作部92に向かって進退自在に摺動するスライダ98が設けられている。
操作部90は、管状本体10の主管腔20と連通して設けられたハブ96を備えている。ハブ96にはシリンジ(図示せず)が装着される。ハブ96は本体ケース94の後端部に設けられており、ハブ96の後方からシリンジが装着される。シリンジによってハブ96内に薬液等を注入することにより、管状本体10の中空部である主管腔20(図2、図3)を介して薬液等を被験者の体腔内へ供給することができる。薬液等としては、造影剤、液体抗ガン剤、生理食塩水、瞬間接着剤として用いられるNBCA(n−butyl−2−cianoacrylate)等の薬液の他、デタッチャブルコイルやビーズ(塞栓球状物質)等の医療用デバイスを挙げることができる。
また、本実施形態では、管状本体10に、第1長さ領域b1(図4参照)と、第1長さ領域に隣接し、かつ第1長さ領域よりも遠位側にある第2長さ領域b2(図4参照)とを規定する。そして、第1長さ領域の樹脂硬度よりも第2長さ領域の樹脂硬度が低く、第1長さ領域と第2長さ領域の接合ラインD(図5参照)は、管状本体の軸線方向に垂直な平面からの距離が不均一となっている。即ち、本実施形態は、管状本体10において所定の長さを有する第1長さ領域を規定する。そして、この第1長さ領域よりも遠位側に、第1長さ領域と隣接する第2長さ領域を規定する。第1長さ領域と第2長さ領域は、同じ長さを有するものであってもよく、違う長さを有するものであってもよい。管状本体10は樹脂を材料(以下、「樹脂材料」とも記す)としていて、第2長さ領域の樹脂材料の硬度は第1長さ領域の樹脂材料の硬度よりも低い。したがって、本実施形態の管状本体10には、樹脂材料の異なる領域が隣接する部位を有している。隣接する異なる樹脂材料は、加熱及び加圧等によって互いに一部溶融し合い、接合されている。
上記構成によれば、第1長さ領域b1と第2長さ領域b2の接合ラインDが管状本体の軸線方向に垂直な平面からの距離が不均一であるものになるため、接合ライン周辺の部位において材料の硬度が緩やかに変化するようになる。このため、上記構成は、管状本体10の剛性(硬度)の不連続性に起因するキンクの発生を防ぐことができる。
なお、上記第1長さ領域b1、第2長さ領域b2及び接合ラインDについては、後に詳述する。
図1に示した管状本体10は、シースとも呼ばれ、内部に主管腔(メインルーメン)20が通孔形成された中空管状かつ長尺の部材である。管状本体10は、軸線(主管腔20の横断面の中心点を通る軸)方向において管状形態に起因する剛性が基端側から先端側に向けて連続的に小さくなる「変化部」を有する樹脂製の管状本体である。ここで、「管状形態に起因する剛性」とは、管状本体10の内径あるいは外形、さらには管状本体10の肉厚に起因する剛性である。つまり、「管状形態」は、管状本体の肉厚、外径又は内径のうち少なくとも一つを要素とする。管状本体10の形態に起因する剛性は、管状本体10の内径または外径が相対的に細ければ小さく、太ければ大きくなる。また、管状本体10の肉厚が相対的に厚ければ大きく、薄ければ小さくなる。
管状本体10の管状形態に起因する剛性を「連続的」に変化させるため、本実施形態の一例では、管状本体10を、先端から基端に向かって主管腔20の外径を変えずに管状本体10の外径が連続的に拡大(肉厚が厚くなる)するテーパー状とする。このようにすれば、管状本体10の形態に起因する剛性は、先端Tから基端に向けて連続的に大きくなる。
ここで、第1長さ領域、第2長さ領域の説明に先立って、管状本体10の構造の一例について説明する。ただし、本発明に係る管状本体10は、以下の積層構成に限られるものではない。
図2、図3に示すように、管状本体10は積層構造を有している。管状本体10は、主管腔20を中心に、内径側から順に内層(メインチューブ)24及び外層50が積層されて構成されている。外層50の外表面には親水層(不図示)が形成されている。内層24及び外層50は可撓性の樹脂材料で形成されていて、それぞれ円管状で周方向に略均一の厚みを有している。
内層24は管状本体10の最内層であり、その内壁面により主管腔20を画定する。主管腔20の横断面の形状は特に限定されないが、本実施形態では円形である。なお、本明細書において、「主管腔の横断面」の文言は、主管腔20の外周面によって画定される形状(主管腔20の軸線方向に長い円柱)の横断面を指す。また、本実施形態では、管状本体10の横断面の直径は円形であり、その管状本体10の直径は長手方向(主管腔20の軸線方向)の位置により相違していて、管状本体10の一部又は全部の長さ領域において、先端から基端に向かって管状本体10の直径が連続的に拡大するテーパー状とする。
内層24の材料は、例えば、フッ素系の熱可塑性ポリマー樹脂を挙げることができる。このフッ素系の熱可塑性ポリマー材料としては、具体的には、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)及びペルフルオロアルコキシフッ素樹脂(PFA)を挙げることができる。内層24をこのようなフッ素系ポリマー材料で構成することにより、主管腔20を通じて薬液等を供給する際のデリバリー性が良好となる。また、主管腔20にガイドワイヤーなどを挿通する際の摺動抵抗が低減される。
ワイヤ補強層30は、管状本体10のうち操作線60よりも内径側に設けられて内層24を保護する保護層である。操作線60の内径側にワイヤ補強層30が存在することで、操作線60が外層50から内層24へと貫通し主管腔20に露出することを防止することができる。
ワイヤ補強層30は補強ワイヤ32を巻回して形成されている。補強ワイヤ32の材料には、タングステン(W)、ステンレス鋼(SUS)、ニッケルチタン系合金、鋼、チタン、銅、チタン合金または銅合金などの金属材料のほか、内層24および外層50よりも剪断強度が高いポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)またはポリエチレンテレフタレート(PET)などの樹脂材料を用いることができる。本実施形態では、補強ワイヤ32としてステンレス鋼の細線が用いられている。
補強ワイヤ32の条数やメッシュ数は特に限定されない。ここで、ワイヤ補強層30のメッシュ数とは、補強ワイヤの延在方向にみた単位長さ(1インチ)あたりの交差本数(目の数)をいう。
補強ワイヤ32は、内層24の周囲に斜めに巻回されている。内層24の周囲における円周方向に対する補強ワイヤ32の延在方向の為す角を、補強ワイヤ32のピッチ角という。補強ワイヤ32が密ピッチで巻回されている場合、ピッチ角は小さな角度になる。逆に補強ワイヤ32が管状本体10の軸線に沿って浅い角度で巻回されている場合、ピッチ角は90度に近い大きな角度になる。本実施形態の補強ワイヤ32のピッチ角は特に限定されないが、30度以上、好ましくは45度以上、かつ75度以下とすることができる。
ワイヤ補強層30を構成する補強ワイヤ32の条数は特に限定されないが、本実施形態においては16条の補強ワイヤ32により形成されたワイヤ補強層30が図示されている。
サブチューブ40は副管腔を画定する中空管状の部材である。サブチューブ40は外層50の内部に埋設されている。サブチューブ40は、たとえば熱可塑性ポリマー材料により構成することができる。その熱可塑性ポリマー材料としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、または四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体(FEP)などの低摩擦樹脂材料が挙げられる。サブチューブ40は、外層50よりも曲げ剛性率および引張弾性率が高い材料で構成されている。
2本のサブチューブ40は、主管腔20を取り囲むように、同一の円周上に配置されている。本実施形態に代えて、3本または4本のサブチューブ40を主管腔20の周囲に等間隔で配置してもよい。この場合、総てのサブチューブ40に操作線60を配置してもよく、または一部のサブチューブ40に操作線60を配置してもよい。サブチューブ40には副管腔42が形成され、副管腔42内に操作線60が移動可能に挿入される。
なお、上述したように、本実施形態のカテーテル1は能動型であり、操作線60、操作部90の他、サブチューブ40、保持ワイヤ70を備えている。ただし、本実施形態のカテーテルを非能動型とする場合、このような構成は不要である。
操作線60は、サブチューブ40に対して摺動可能に遊挿されている。操作線60の先端は管状本体10の遠位部DEに固定されている。操作線60を基端側に牽引することで、管状本体10の軸線に対して偏心した位置に引張力が付与されるため管状本体10は屈曲する。このため、分岐している血管のうち任意の血管を選択してカテーテル1を容易に進入させることができる。
操作線60は、単一の線材により構成されていてもよいが、複数本の細線を互いに撚りあわせることにより構成された撚り線であってもよい。操作線60の一本の撚り線を構成する細線の本数は特に限定されないが、3本以上であることが好ましい。
操作線60としては、低炭素鋼(ピアノ線)、ステンレス鋼(SUS)、耐腐食性被覆した鋼鉄線、チタンもしくはチタン合金、またはタングステンなどの金属線を用いることができる。このほか、操作線60としては、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリ(パラフェニレンベンゾビスオキサゾール)(PBO)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリイミド(PI)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、またはボロン繊維などの高分子ファイバーを用いることができる。
保持ワイヤ70は、主管腔20の周囲に対向配置された一対のサブチューブ40の外側を取り囲んで螺旋状に巻回されている。本実施形態の保持ワイヤ70の巻回形状は、サブチューブ40の並び方向を長径方向とする略楕円形または略菱形である。図3では、巻回形状が略菱形をなす保持ワイヤ70を破線で図示してある。保持ワイヤ70は、サブチューブ40の周面、具体的には主管腔20の軸線とは反対側にあたる外側表面に接している。ここで、略菱形とは、第一の対角線が第二の対角線よりも長く、かつ当該第一の対角線と当該第二の対角線とが略直交していることを意味している。ここでいう略菱形は、菱形のほか、凧形(カイト形)や、偏平六角形や偏平八角形などの偏平多角形を含む。また、略楕円形は、楕円形や長円形のほか、卵形などの偏心円形を含む。
本実施形態では主管腔20の横断面の形状が円形であり、管状本体10の中心に配置され、2本のサブチューブ40が主管腔20の周囲に180度対向して配置されている態様を例示したが、主管腔20の横断面の形状は円形に限定されず、楕円や矩形等の他の形状であってもよい。また、サブチューブ40は、3本以上(N本)主管腔20の周囲に均等に分散配置されていてもよい。この場合、保持ワイヤ70の巻回形状は、各サブチューブ40をコーナーとする角丸N角形となってもよい。
保持ワイヤ70の材料としては、補強ワイヤ32として使用可能な上記の金属材料または樹脂材料のいずれかを用いることができる。本実施形態では、保持ワイヤ70は補強ワイヤ32と異種の材料を含み形成されている。保持ワイヤ70の延性は、補強ワイヤ32の延性よりも高いことが好ましい。具体的には、鈍し材であるオーステナイト系の軟質ステンレス鋼(W1またはW2)や、銅または銅合金を保持ワイヤ70に用いる一方、補強ワイヤ32にはタングステンやステンレスバネ鋼を用いることができる。
外層50は、管状本体10の主要な肉厚を構成する円管状の部分である。外層50の内部には、内径側から順にワイヤ補強層30と、サブチューブ40と、保持ワイヤ70が設けられている。ワイヤ補強層30と、保持ワイヤ70とは、管状本体10と同軸に配置されている。
本実施形態において、管状本体10の第1長さ領域と第2長さ領域の樹脂硬度が異なるとは、管状本体10の主要な肉厚を構成する外層50の樹脂硬度が異なることをいう。ただし、外層50は一層でも多層でもよく、外層50が多層であるときは、複数の層の最も肉厚が大きい層について第1長さ領域と第2長さ領域の樹脂硬度が異なることを指す。
外層50の材料としては熱可塑性ポリマー材料を用いることができる。この熱可塑性ポリマー材料としては、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリアミド(PA)、ポリアミドエラストマー(PAE)、ポリエーテルブロックアミド(PEBA)などのナイロンエラストマー、ポリウレタン(PU)、エチレン−酢酸ビニル樹脂(EVA)、ポリ塩化ビニル(PVC)またはポリプロピレン(PP)を挙げることができる。
外層50には無機フィラーを混合してもよい。無機フィラーとしては、硫酸バリウムや次炭酸ビスマスなどの造影剤を例示することができる。外層50に造影剤を混合することで、体腔内における管状本体10のX線造影性を向上することができる。
第1長さ領域の樹脂材料と第2長さ領域の樹脂材料とを異ならせて樹脂硬度を切り替える場合、第1長さ領域の樹脂材料と第2長さ領域の樹脂材料は、硬度が異なる同種のものが密着性の点で好ましい。硬度が異なる同種の樹脂材料とは、例えば、樹脂の構造に共通性があって、架橋の程度が異なる、あるいはフィラーやエラストマーの成分や添加量が異なるなどして硬度が異なる樹脂材料をいう。
次に、上記した本実施形態の変化部、第1長さ領域及び第2長さ領域について説明する。
図4は、管状本体10の遠位部DEを拡大して示した模式的な縦断面図である。図示した遠位部DEは、管状本体10の外径が基端側から先端側に向けて連続的に小さくなるテーパー状の変化部Bと、変化部Bよりも近位側にある近位領域Cと、変化部Bよりも遠位側にある遠位領域Aと、を有している。なお、主管腔20の内周は、変化部Bにおいても一定である。管状本体10の外径の傾斜は、変化部Bの間全てで同じでもよく、途中で傾斜が変化してもよい。主管腔20の外径は、変化部Bにおいても一定であってもよく、あるいは変化部Bの間全てで同じ傾斜でもよく、途中で傾斜が変化してもよい。
変化部Bは、管状本体10において、軸線fの方向の形態に起因する剛性が基端Kの側から先端Tの側に向けて連続的に低くなる部位である。本実施形態では、第1長さ領域b1と第2長さ領域b2の接合ラインDは変化部Bに形成されている。なお、接合ラインDは、変化部Bに設けることに限定されるものでなく、遠位領域A、遠位領域Aと変化部Bとの境界、変化部Bと近位領域Cの境界、近位領域C上のどの位置に設けられるものであってもよい。
第1長さ領域b1と第2長さ領域b2との樹脂硬度に関し、(第1長さ領域b1のショア硬度)/(第2長さ領域b2のショア硬度)の値を1.1以上かつ2.0以下とすることがカテーテルの良好な血管走行性やトルク性を持たせつつ、血管分岐における血管選択性やガイドワイヤー追従性に優れたバランスの観点から好ましい。また、(第1長さ領域b1のショア硬度)/(遠位領域Aのショア硬度)の値を1.1以上かつ2.0以下とすることがさらなるカテーテルの良好な血管走行性やトルク性を持たせつつ、血管分岐における血管選択性やガイドワイヤー追従性に優れたバランスの観点から好ましい。
このうち図4に示した例においては、遠位領域A、変化部B、近位領域Cにおける外層50にはいずれもナイロンエラストマーを用い、その長さ、主管腔20の直径φ(横断面の面積の指標)、外層50のショア硬度は、例えば以下のようにすることができる。
遠位領域A:長さ15mm、φ0.8mm、ショア硬度25D
変化部B:長さ10mm、φ0.8mmから0.9mm、ショア硬度35D(第1長さ領域b1、長さ5mm)、ショア硬度25D(第2長さ領域b2、長さ5mm)
近位領域C:長さ10mm、φ0.9mm、ショア硬度35D
すなわち上記構成において、第1長さ領域b1および近位領域Cを構成する外層50の樹脂硬度は、それぞれ均一である。
ただし、遠位領域A、変化部B、近位領域Cのサイズや樹脂硬度は、当然のことながら、上記した数値や比に限定されるものではない。各部位のサイズ及び樹脂硬度は、カテーテル1の用途等に応じて決定される。
図5(a)、図5(b)は、管状本体10における変化部Bの部分を示した斜視図であって、変化部Bにおける接合ラインDを示した図である。図5(a)は変化部Bの全体を示し、図5(b)は図5(a)の破線eで示した部分の拡大図である。変化部B上の接合ラインDは、管状本体10の軸線fの方向に垂直な平面(管状本体10の横断面S)からの距離dが不均一となっている。ここで、横断面Sからの距離dは、横断面S上の一点と、この一点から軸線fと平行に延ばした線と接合ラインDとの交点との距離dを指す。図5(b)に示すように、距離dは、横断面S上の位置によって異なっている。
図6(a)、図6(b)は、接合ラインDを説明するための図である。図6(a)、図6(b)のいずれにおいても、縦軸は横断面Sから接合ラインD(凸部の頂点までの距離及び凹部の頂点も含む)までの距離を示している。横軸は、管状本体10の周方向に連続する接合ラインD上の一点を通る横断面Sの周方向の長さを示している。図6(a)は、凸部と凹部との組み合わせが管状本体10の周方向に少なくとも一組ある接合ラインDの例の一つを示している。図6(a)に示した例では、凸部61aと凹部61bとの組み合わせ、凸部62aと凹部62bとの組み合わせの二つがあり、凸部61aと凹部61bとを一連にした形状、凸部62aと凹部62bとを一連にした形状は、それぞれ略等しくなっている。ただし、本実施形態は、このような形状が等しいものに限定されるものでなく、異なっていてもよい。また、本実施形態は、凸部と凹部との組み合わせが少なくとも一つ以上あればよいので、組み合わせが二つに限定されるものでなく、一つ、または二つ以上の任意の数であってもよい。
また、図6(b)は、凸部と凹部との組み合わせが管状本体10の周方向に少なくとも二組ある例の一つを示している。図6(b)に示した例では、凸部63aと凹部63bとの組み合わせ、凸部64aと凹部64bとの組み合わせ及び凸部65aと凹部65bとの組み合わせの三つがあり、凸部63と凹部63bとを一連にした形状、凸部64aと凹部64bとを一連にした形状及び凸部65aと凹部65bとを一連にした形状は、それぞれ異なっている。なお、ここで、凸部と凹部とを一連にした形状とは、この凸部と凹部とを含む一連の曲線を指すものとする。また、本実施形態は、凸部と凹部との組み合わせが少なくとも二つ以上あればよいので、組み合わせが三つに限定されるものでなく、二つ、または三つ以上の任意の数であってもよい。
後述するように、本実施形態では、凹凸を有する接合ラインDを形成するため、一つの例として、第1長さ領域b1となる部材と第2長さ領域b2となる部材の対向する面に予め凹凸を形成しておく。予め形成される凹凸によって凹部と凸部との形状を充分制御できる場合、接合ラインDの凹部と凸部の形状を凡そ同じにすることができる。
上記したように、接合ラインDは、管状本体10の変化部Bの周囲を取り巻く曲線であればよく、凹凸の周期や凹凸の振幅が一定であっても、ランダムであってもよい。
さらに、本実施形態では、接合ラインDが曲線になるように意図して第1長さ領域b1と第2長さ領域b2とを接合している。このため、接合ラインDは、接合の工程上で意図せずに曲線を描く接合線よりも大きな振幅を有する波形となる。図6(a)に示した例では、接合ラインDの最も遠位側(先端Tで示す)と最も基端Kの側との軸線方向における距離の差を長さdd1として示す。また、図6(b)に示した例では、接合ラインDの最も遠位側と最も基端Kの側との軸線方向における距離の差を長さdd2として示す。
上述したように、管状本体10は、少なくとも内層24と外層50を含む積層構造を有している。本実施形態では、長さdd1、長さdd2は、いずれも管状本体10上の接合ラインDに基づく位置における外層50の肉厚以上(肉厚の1倍)、管状本体10の外径の3倍以下とする。このようにすれば、第1長さ領域b1と第2長さ領域b2との間で硬度の異なる樹脂が他方へ充分入り込み、第1長さ領域b1と第2長さ領域b2との間の硬度の変化を緩やかにすることができる。
本実施形態における「接合ラインDに基づく位置」とは、例えば、接合ラインDの長さdd1、dd2を1/2にする点を含む管状本体10の横断面S1/2の位置であってもよい。このとき、外層の肉厚は、横断面S1/2と交差する位置の管状本体10の外層50の厚さになる。
また、本実施形態では、長さdd1、dd2を、例えば、上記横断面Sの半径以上、あるいは半径以上、半径の3倍以下としてもよい。
本実施形態では、以上のように、接合ラインDの凹部または凸部が先端Tの側または基端の側に突出するような形状を有している。このようにすれば、接合ラインDにおいて硬度が緩やかに変化し、カテーテル1を曲げた際に変化部Bから遠位領域Aに亘る領域が滑らかに湾曲するようになり、変化部B上で亀裂や損傷(キンク)が生じることを防ぐことができる。さらに、このような接合ラインを変化部Bに形成したことにより、変化部Bにおいて硬度の変化はいっそう緩やかになる。このため、接合ラインDの位置にわずかなばらつきが生じたとしても、カテーテル1の製品毎の血管走行性や血管走行性、トルク性といった機能のばらつきを吸収することができる。
(カテーテルの製造方法)
次に、図6(a)および(b)に示したカテーテル1の製造方法を簡単に説明する。カテーテル1の管状本体10は、先ず、内層24の形状に合わせた金型に内層24を押し出し被覆成形する。次に、内層24に補強ワイヤ32を巻回してワイヤ補強層30を成形する。補強ワイヤ32の巻回は、専用の装置によって巻回のピッチが一定になるように行われる。次に、本実施形態では、ワイヤ補強層30の外表面と接するように複数のサブチューブ40を配置して保持ワイヤ70を巻回することにより芯材を作成する。この芯材の上に、近位領域C、第1長さ領域b1、第2長さ領域b2及び遠位領域Aに応じた複数の樹脂のチューブを、近位側からこの順に並べて被せる。なお、近位領域C、第1長さ領域b1、第2長さ領域b2及び遠位領域Aに応じた樹脂とは、それぞれの樹脂が近位領域C、変化部B、第1長さ領域b1、第2長さ領域b2及び遠位領域Aの樹脂硬度及び長さに応じていることを示す。
近位領域C、第1長さ領域b1、第2長さ領域b2及び遠位領域Aにおける外層50を形成する上記のチューブは、予め押し出し成形等によって作成し、近位領域C、第1長さ領域b1、第2長さ領域b2及び遠位領域Aに対応する長さに加工しておく。このとき、本実施形態では、図5、図6に示した曲線の接合ラインDを得るため、第1長さ領域b1となる樹脂のチューブと、第2長さ領域b2となる樹脂のチューブの互いに隣接して対向する面に凹凸を設けておき、そしてかかる凹凸が互いに嵌合するようにこれらの樹脂のチューブを上記の芯材の上に並べて被せる。
次に、上記内層24、ワイヤ補強層30、サブチューブ40及び樹脂のチューブは、周囲に熱収縮材料が被覆され、加熱される。加熱温度は、外層50(近位領域C、第1長さ領域b1、第2長さ領域b2及び遠位領域A)を構成する樹脂のうち、最も軟化点温度が高いものの当該軟化点温度よりも高温とする。
以上の工程により、近位領域C、第1長さ領域b1、第2長さ領域b2及び遠位領域Aが各境界で溶融一体化して外層50が形成される。その後、外層50の表面に図示しない親水層を形成する、操作線60をサブチューブ40に挿通するといった各種工程が行われる。
[変形例]
次に、本実施形態の変形例について説明する。
図7(a)、図7(b)は、本実施形態の変形例を説明するための図である。図7(a)は、管状本体10の変形例である管状本体11の縦断面図である。図7(a)に示した管状本体11は、先端から基端に向かって管状本体11の外径と主管腔20の外径両方が連続的に拡大するテーパー状の外層51を有している。このとき、管状本体11の変化部B1では、先端から基端に向かって管状本体11の外径と主管腔20の外径の両方が同じ傾斜で拡大(肉厚が変わらない)している。また、遠位領域A1、近位領域C1の肉厚は一定である。
図7(b)は、管状本体10の変形例である管状本体13の縦断面図である。図7(b)に示した管状本体13は、先端から基端に向かって管状本体13の外径と主管腔20の外径両方が連続的に拡大するテーパー状の外層53を有している。ただし、管状本体13の変化部B2では、外層53の先端から基端に向かって主管腔20の外径より管状本体13の外径の方が大きい傾斜で拡大(肉厚が厚くなる)している。また、遠位領域A2、近位領域C2においては、近位領域C2が遠位領域A2よりも肉厚になっているものの、各々の肉厚は一定である。
さらに、本実施形態のカテーテルは、以上説明した構成に限定されるものではない。例えば、本実施形態のカテーテル1の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はない。複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含するものである。
(1) 管状本体を備えるカテーテルであって、前記管状本体には第1長さ領域と前記第1長さ領域に隣接し、かつ前記第1長さ領域よりも遠位側にある第2長さ領域とが規定され、前記第1長さ領域の樹脂硬度よりも前記第2長さ領域の樹脂硬度が低く、前記第1長さ領域と前記第2長さ領域の接合ラインは、前記管状本体の軸線方向に垂直な平面からの距離が不均一となっていることを特徴とするカテーテル。
(2) 前記接合ラインは、凹部と凸部の組み合わせが前記管状本体の周方向に少なくとも一組ある(1)のカテーテル。
(3) 前記接合ラインは、凹部と凸部の組み合わせが前記管状本体の周方向に少なくとも二組あり、それぞれの凹部と凸部とを一連にした形状が異なる(1)のカテーテル。
(4) 前記管状本体が少なくとも内層と外層を含む積層構造を有し、前記接合ラインの最も遠位側と最も基端側との軸線方向における距離の差が、前記管状本体の前記接合ラインに基づく位置における前記外層の肉厚以上、前記管状本体の外径の3倍以下である(1)から(3)の何れか1つのカテーテル。
(5) 前記管状本体は軸線方向において管状形態に起因する剛性が基端側から先端側に向けて連続的に低くなる変化部を有し、前記第1長さ領域と前記第2長さ領域の前記接合ラインは前記変化部に形成されている(1)から(4)の何れか1つのカテーテル。
(6) 前記管状形態は、前記管状本体の肉厚、外径、内径のうち少なくとも一つの要素である(5)のカテーテル。
1・・・カテーテル
10,11,13・・・管状本体
20・・・主管腔
24・・・内層
30・・・ワイヤ補強層
32・・・補強ワイヤ
40・・・サブチューブ
42・・・副管腔
50,51,53・・・外層
60・・・操作線
70・・・保持ワイヤ
90・・・操作部
92・・・屈曲操作部
94・・・本体ケース
95・・・凹部
96・・・ハブ
98・・・スライダ
A,A1,A2・・・遠位領域
B,B1,B2・・・変化部
C,C1,C2・・・近位領域
D,D1,D2,D3,D4・・・接合ライン
DE・・・遠位部
K・・・基端
T・・・先端
b1・・・第1長さ領域
b2・・・第2長さ領域
d・・・横断面からの接合ラインの距離
f・・・管状本体の軸線

Claims (4)

  1. 管状本体を備えるカテーテルであって、
    前記管状本体には第1長さ領域と前記第1長さ領域に隣接し、かつ前記第1長さ領域よりも遠位側にある第2長さ領域とが規定され、
    前記第1長さ領域の樹脂硬度よりも前記第2長さ領域の樹脂硬度が低く、
    前記第1長さ領域と前記第2長さ領域の接合ラインは、前記管状本体の軸線方向に垂直な平面からの距離が不均一となっており、
    前記接合ラインは、凹部と凸部の組み合わせが前記管状本体の周方向に少なくとも二組あり、それぞれの前記凹部と前記凸部とを一連にした形状が異なり、
    前記管状本体の軸線方向において、前記接合ラインの各前記凸部の頂点どうしの位置が互いに異なることを特徴とするカテーテル。
  2. 前記管状本体が少なくとも内層と外層を含む積層構造を有し、前記接合ラインの最も遠位側と最も基端側との軸線方向における距離の差が、前記管状本体の前記接合ラインに基づく位置における前記外層の肉厚以上、前記管状本体の外径の3倍以下である請求項1に記載のカテーテル。
  3. 前記管状本体は軸線方向において管状形態に起因する剛性が基端側から先端側に向けて連続的に低くなる変化部を有し、
    前記第1長さ領域と前記第2長さ領域の前記接合ラインは前記変化部に形成されている請求項1又は2に記載のカテーテル。
  4. 前記管状形態は、前記管状本体の肉厚、外径、内径のうち少なくとも一つの要素である請求項に記載のカテーテル。
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