JP6979756B2 - 歯車加工装置、及び歯車加工方法 - Google Patents

歯車加工装置、及び歯車加工方法 Download PDF

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Description

本発明は、歯車加工装置、及び歯車加工方法に関し、例えば、ホブ盤で歯切り加工するものに関する。
ホブ盤を用いた歯車の歯切り加工が広く行われている。
ホブ盤は、ホブ(切刃が円筒の外周にネジ状に形成された切削工具)と歯車材を同期回転させながら、ホブで歯車材の外周面を切削することにより歯車を作成する工作機械である。
このようなホブ盤に関する技術として、特許文献1の「ホブ盤」がある。
この技術は、ホブ軸に取り付けた状態でホブの外径を計測し、その測定結果に基づいて切り込み量を設定することにより加工精度を向上させるものである。
ところで、この技術では、ホブの外径は考慮するものの、切刃の摩耗を考慮して、仕様通りの歯車を加工することについては考慮されていなかった。
図5に示したように、ホブ5の切刃11が摩耗してくると、仕様で指定された歯面100よりも幅の狭い歯面101が歯車材8に形成されてしまう。
このため、従来は、例えば、歯車材8を1万個切削したらホブ5を交換するなど、こまめにホブ5を新品のものに交換していた。
特開2001−47313号公報
本発明は、ホブの切刃が摩耗した場合でも仕様通りに歯車を加工することを目的とする。
(1)請求項1に記載の発明では、ホブを軸支するホブ軸支部と、歯車材の外周面を前記軸支したホブの切刃に対面させて当該歯車材を軸支する歯車材軸支部と、前記軸支したホブと歯車材を所定の回転比で回転させる回転部と、前記回転したホブと歯車材を接近させて、前記ホブの切刃で前記歯車材の外周面を切削する切削部と、前記切削により前記外周面に歯面が形成された後、前記ホブと前記歯車材の回転の相対的な位相をシフトして前記歯面の仕上げ切削を行う仕上げ切削部と、を具備し、前記仕上げ切削部は、前記切刃の摩耗量を取得し、前記位相をシフトすることにより前記取得した摩耗量の半分の量だけ前記切刃の位置を前記歯車の片側の歯面側にオフセットして前記片側の歯面を仕上げ切削したのち、前記取得した摩耗量の半分の量だけ前記切刃の位置を前記歯車の反対側の歯面側にオフセットして前記反対側の歯面を仕上げ切削する、ことを特徴とする歯車加工装置を提供する。
(2)請求項2に記載の発明では、前記仕上げ切削部は、前記歯車材の回転の位相をシフトすることを特徴とする請求項1に記載の歯車加工装置を提供する。
(3)請求項3に記載の発明では、前記仕上げ切削部は、切削回数を用いた演算により前記摩耗量を取得することを特徴とする請求項1又は、請求項2に記載の歯車加工装置を提供する。
(4)請求項4に記載の発明では、前記仕上げ切削部は、切刃の摩耗を計測することにより前記摩耗量を取得することを特徴とする請求項1、請求項2、又は、請求項3に記載の歯車加工装置を提供する。
(5)請求項5に記載の発明では、前記歯車材の歯面を撮影する撮影部を備え、前記仕上げ切削部は、前記撮影した画像を解析することにより前記切刃の摩耗を計測することを特徴とする請求項4に記載の歯車加工装置を提供する。
(6)請求項6に記載の発明では、前記画像を解析することにより、前記歯面の加工の良否判定を行う判定部を具備したことを特徴とする請求項5に記載の歯車加工装置を提供する。
(7)請求項に記載の発明では、ホブを軸支するホブ軸支ステップと、歯車材の外周面を前記軸支したホブの切刃に対面させて当該歯車材を軸支する歯車材軸支ステップと、前記軸支したホブと歯車材を所定の回転比で回転させる回転ステップと、前記回転したホブと歯車材を接近させて、前記ホブの切刃で前記歯車材の外周面を切削する切削ステップと、前記切削により前記外周面に歯面が形成された後、前記ホブと前記歯車材の回転の相対的な位相をシフトして前記歯面の仕上げ切削を行う仕上げ切削ステップと、を備え、前記仕上げ切削ステップは、前記切刃の摩耗量を取得し、前記位相をシフトすることにより前記取得した摩耗量の半分の量だけ前記切刃の位置を前記歯車の片側の歯面側にオフセットして前記片側の歯面を仕上げ切削したのち、前記取得した摩耗量の半分の量だけ前記切刃の位置を前記歯車の反対側の歯面側にオフセットして前記反対側の歯面を仕上げ切削する、ことを特徴とする歯車加工方法を提供する。
本発明によれば、切刃の摩耗に応じて切刃をオフセットするため、ホブの切刃が摩耗した場合でも仕様通りに歯車を加工することができる。
ホブ盤について説明するための図である。 歯面の仕上げ切削加工を説明するための図である。 ホブ盤の動作を説明するためのフローチャートである。 歯切り加工を説明するためのフローチャートである。 従来例を説明するための図である。
(1)実施形態の概要
ホブ盤1(図1(a))に取り付けられたホブ軸モータ3と加工軸モータ6は、サーボモータで構成されており、回転数や位相を高精度に制御することができる。
ホブ盤1は、これらを用いて歯車材8とホブ5を所定の回転数比で同期回転させながらホブ5の切刃11で歯車材8の外周面9を切削し、外周面9に歯形10を形成する。
ホブ盤1は、歯形10を形成した後、加工軸モータ6の位相をΔθだけシフトして、切刃11の摩耗量に相当するΔEだけ歯面12(図2(a)〜(c))を広げる。
このように、ホブ盤1は、切刃11の摩耗に応じてホブ5と歯車材8の回転の位相を調整することにより歯面12の切削量を調整することができる。
これによって、切刃11が摩耗しても仕様通りの歯車を作成することができる。
(2)実施形態の詳細
図1の各図を用いてホブ盤1について説明する。
図1(a)は、ホブ盤1の主要な構成を示した図である。
ホブ盤1は、制御装置2、ホブ軸モータ3、ホブ軸4、ホブ5、加工軸モータ6、加工軸7、図示しないホブシフト、及び、歯車材8の着脱装置などから構成されており、歯車材8を歯車に加工する歯車加工装置である。
なお、ホブ盤1には、適当な機械原点に、水平方向をx軸、y軸とし、鉛直方向をz軸とする直交するxyz軸が設定されている。
制御装置2は、ホブ盤1の全体を数値制御プログラムに従って数値制御する装置であって、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、記憶装置、入出力インターフェースなどを備えたコンピュータを用いて構成されている。
なお、サーボアンプ、エンコーダ、及び各種センサなどの、より詳細な構成は、簡略化のため省略してある。
CPUは、ROMや記憶装置が記憶しているプログラムに基づいて、各種の情報処理を行い、ホブ盤1の各部を動作させる指令を発する。
CPUは、例えば、ホブ軸モータ3や加工軸モータ6の回転数や位相を個別に制御したり、ホブ5による歯車材8への切り込みを制御したり、また、ホブ5の摩耗量を解析して、これに基づく位相シフト(後述)による歯形の仕上げ切削加工を制御したりする。
ROMは、読み取り専用のメモリであって、ホブ盤1を動作させるための基本的なプログラムやパラメータなどを記憶している。
RAMは、読み書きが可能なメモリであって、CPUが上記の各種の情報処理や制御を行う際のワーキングメモリを提供する。
例えば、RAMは、歯車材8を切削加工するための加工プログラムをロードしたり、加工に際して、現在の位相のシフト量や加工個数などパラメータを記憶したりするのに用いられる。
記憶装置は、半導体メモリやハードディスクなどを用いて構成されており、ホブ盤1を制御し、歯車材8を切削加工(歯切り加工)を行うための加工プログラムなどを記憶している。
入出力インターフェースは、図示しないサーボアンプや各種センサなどと接続しており、CPUがホブ盤1を制御するために必要な信号の送受信を行う。
ホブ軸モータ3は、制御装置2が指令した回転方向、回転数、及び位相にてホブ軸4を回転させるサーボモータである。これら回転方向、回転数、及び位相は、ホブ軸4に取り付けたエンコーダにより得られる。
ホブ軸4は、x軸方向に設置されたホブ用のスピンドルであり、先端にはホブ5がホブ軸4と同軸に取り付けられている。ホブ5は、着脱可能であって、必要に応じて交換することができる。
ホブ軸モータ3とホブ軸4は、ホブ5を軸支するホブ軸支部として機能している。
ホブ5は、回転軸から回転半径方向に複数(図の例では6個)の切刃が形成されたカッターである。これら切刃は回転軸に対して回転対称に形成されている。
この例のホブ5は、複数の切刃がホブ軸4の方向に1条だけ形成されているが、一般的に広く用いられている円筒の周囲に複数条の切刃を有するものを使用してもよい。
加工軸モータ6は、制御装置2が指令した回転方向、回転数、及び位相にて加工軸7を回転させるサーボモータである。これら回転方向、回転数、及び位相は、加工軸7に取り付けたエンコーダにより得られる。
加工軸7は、z軸方向に設置されたワーク用のスピンドルであり、先端領域において加工対象(ワーク)である歯車材8を歯車材8の回転軸と加工軸7とが同軸となるように保持する。
この保持を行う保持機構は、歯車材8を着脱可能に固定することができ、着脱装置によって供給される歯車材8を加工の間固定し、加工後に固定を解除して加工された歯車を着脱装置に引き渡す。
歯車材8は、金属や樹脂で構成された円板状の部材である。歯車材8が加工されて歯車となる。
加工軸7における歯車材8の設置位置は、ホブ軸4と同じ高さに設定されている。
一方、ホブ5のホブ軸4における設置位置は、xy平面上で加工軸7の中心とホブ5を結ぶ直線がホブ軸4と直角となる位置に設定されている。
これらの位置関係により、ホブ5の切り込み方向が歯車材8の半径方向となるようにホブ5の切刃と歯車材8の外周面が対面する。
そして、ホブ軸モータ3をxy平面内でy方向(歯車材8の方角)に移動すると、ホブ5の切刃が歯車材8の外周面に当接し、更に移動すると、ホブ5の切刃が歯車材8の外周面に切り込むことになる。
このように加工軸モータ6と加工軸7は、歯車材8の外周面をホブ軸4で軸支したホブ5の切刃に対面させて歯車材8を軸支する歯車材軸支部として機能している。
図示しないホブシフトは、ホブ5による歯車材8への切り込みを制御するモータである。
ホブシフトは、ホブ軸モータ3、ホブ軸4、及びホブ5から成るアセンブリを数値制御によって±y軸方向(歯車材8の半径方向)に指定された量だけ移動する。これにより、ホブ5による切り込み量が制御される。
ホブシフトの駆動源としては、油圧シリンダ等のアクチュエータによってホブ軸モータ3を前後に駆動させるようにしてもよいし、ステッピングモータ等のモータによってホブ軸モータ3を前後に駆動させるようにしてもよい。
歯車材8の図示しない着脱装置は、加工前の歯車材8を加工軸7に装着し、歯切り加工後に歯車材8を加工軸7から取り外して所定の場所に置き、そして次の加工前の歯車材8を加工軸7に装着するという動作を繰り返し行う。
図1(b)は、ホブ盤1における歯車材8とホブ5の位置関係をより詳細に示した斜視図である。
歯車材8は、加工軸モータ6により矢線21の方向に一定の回転数で回転し、ホブ5は、ホブ軸モータ3により矢線22の方向に一定の回転数で回転する。
一例として、歯車材8の回転数は、850回転/分程度、ホブ5の回転数は、2、000回転/分程度である。
これら歯車材8とホブ5の回転数比は、制御装置2が制御し、このため、ホブ盤1は、軸支したホブ5と歯車材8を所定の回転比(回転数比)で回転させる回転部を備えている。
このように両者が回転している状態でホブシフトを駆動してホブ5を歯車材8の方向に移動させると、ホブ5の複数の切刃11が開店しながら、歯車材8の外周面9を歯車材8の半径方向に切り込むことになる。
これにより歯車材8の外周面9が切刃11で切削されて、歯面と歯底により形成された溝である歯形10が形成される。
そして、当該切刃11が切削を終えて次の切刃11が切削を開始するまでの間は、切刃11が外周面9に当接せずに歯車材8が回転し、これによって歯車の歯先に相当する部分が形成される。
このようにして、外周面9には、歯車材8とホブ5の回転数比により規定される間隔で歯形10と歯先が交互に形成されるため、適当な回転比で歯車材8とホブ5の回転を同期させると、外周面9の全周に渡って適切な歯車面を形成することができる。
このようにホブ盤1は、回転したホブ5と歯車材8を接近させて、ホブ5の切刃11で歯車材8の外周面9を切削する切削部を備えている。
図1(c)は、歯車材8とホブ5の配置をホブ軸4の方向に見た図であり、図1(d)は、歯車材8とホブ5の配置を加工軸7の方向に見た図である。
これらの図に示したように、ホブ5は、回転しながら歯車材8の半径方向に外周面9を切刃11で切削し、外周面9の全周に渡って一定間隔の歯形10を形成する。
図1(a)に戻り、以上のように構成されたホブ盤1が歯車材8を切削する動作について説明する。
制御装置2は、歯車材8とホブ5を所定の回転数比で同期回転させながら、ホブシフトを駆動し、ホブ5の切刃11で歯車材8の外周面9を切削する。この切削は、複数回に渡って段階的に行われる。
例えば、制御装置2は、まず、歯車材8の回転の一周目は、外周面9を20ミクロン切削し、2周目で、更に20ミクロン切削し、最終的には5周切削して合計100ミクロン切削する。
制御装置2は、このようにして外周面9に歯形10(歯面と歯底)を形成した後、切り込み量は変えずに、歯車材8の回転の位相をシフトして(ずらして)仕上げの切削を行う。
制御装置2は、この位相シフトによる切刃11と外周面9の干渉を避けるため、切刃11が切削を終えて、次の切刃11が切削を開始するまでの間、即ち、切刃11が外周面9を切削せずに外周面9に歯先が形成されているタイミングで位相シフトを行う。
このように位相をシフトするのは、切刃11の摩耗により歯形10の幅が狭くなる(歯厚が厚くなる)ので、その分だけ切刃11をオフセットして、仕様通りの切削量を確保するためである。
このように、ホブ盤1は、サーボモータを使ったスピンドル同期による摩耗調整技術を提供し、切削により外周面9に歯面が形成された後、ホブ5と歯車材8の回転の相対的な位相をシフトして歯面の仕上げ切削を行う仕上げ切削部を備えている。
また、ホブ盤1は、位相のシフトをするに当たって歯車材8の回転の位相をシフトしている。
以上、ホブ盤1の構成について説明したが、これは一例であって、各種の変形が可能である。
ホブ盤1では、ホブ5を歯車材8の半径方向に切り込むことにより切削したが、ホブ5を鉛直方向(z軸方向)に移動して歯車材8を切削するように構成することもできる。
この場合、予め合計切り込み量だけホブ5を歯車材8の方に寄せておき、ホブ5を歯車材8の上面側から下面側に徐々に移動させながら外周面9を切削する。
歯車材8の厚さが一定以上ある場合は、この方式により歯底の平らな歯車を得ることができる。
この方式により歯車材8を切削する場合は、ホブ5を歯車材8の上面側から下面側に移動して歯形10を形成した後、ホブ軸モータ3をz軸、y軸方向に適当に移動することによりホブ5と歯車材8の干渉を避けながらホブ5を初期位置に戻し、その後、歯車材8の位相をシフトして再びホブ5で歯車材8を仕上げ切削加工をする。
また、ホブ盤1では、加工軸モータ6を固定しておき、ホブ軸モータ3をy軸方向に移動して切り込みを行ったが、ホブ軸モータ3を固定しておき、加工軸モータ6を移動して切り込みを行ってもよいし、あるいは、ホブ軸モータ3と加工軸モータ6の両方を移動して切り込みを行ってもよい。即ち、ホブ5と歯車材8が相対的に接近することにより切削できればよい。
更に、ホブ盤1では、ホブ5の回転の位相を固定しておき、歯車材8の回転の位相をシフトして仕上げ切削を行ったが、歯車材8の回転の位相を固定しておき、ホブ5の回転の位相をシフトして仕上げ切削を行ってもよいし、あるいは、ホブ5と歯車材8の両方の位相をシフトして仕上げ切削を行ってもよい。即ち、ホブ5と歯車材8の回転の同期位相が相対的にずれればよい。
ちなみに、従来は、回転動力として三相モータを使用し、回転同期機構は複数歯車の輪列機構だったので位相制御は無理であったが、ホブ盤1は、サーボモータを使用しているため、高精度な位相制御を容易に行うことができる。
次に、図2の各図を用いて、位相シフトによる歯面の仕上げ切削加工について説明する。
図2(a)は、切刃11が摩耗したホブ5で歯車材8を切削したところを示しており、仕上げ切削加工の手前の状態を表している。
切刃11で切削することにより、歯車材8に歯面12a、12b、及び歯底13が形成される。
ここで、切刃11は摩耗して大きさが小さくなっているため、歯面12aと歯面12bの間の距離、及び歯底13の深さが仕様よりも小さくなっている。
歯底13は、歯車通しのかみ合わせで遊びが設けてあるため、寸法公差内である程度小さくなっても問題はないが、歯面12(歯面12a、12bなどを特に区別しない場合は単に歯面12と記す)は仕様通りに作成する必要がある。
この切刃11の摩耗により切削不足となる量をΔEとする。
図2(b)は、歯車材8の回転の位相を歯車材8の回転方向にシフトして仕上げ切削加工を行った例を示している。
歯車材8は、矢線31の方向に回転しており、制御装置2は、矢破線41で示したように、歯車材8の回転の位相をΔθだけ歯車材8の回転方向にシフトする。
これにより、切刃11が歯面12bの側にΔEだけオフセットされて歯面12bが切削され、これにより歯面12cが形成される。
ΔEは、切刃11の摩耗量(歯形誤差)であり、Δθは、このように切刃11のオフセット量がΔEとなるような値に設定されている。
このようにして、切刃11の摩耗により狭まった歯面12a、12bは、摩耗前の形状である歯面12a、12cに広げられるため、仕様通りの歯形が得られる。
図2(c)は、歯車材8の回転の位相を歯車材8の回転方向と逆方向にシフトして仕上げ切削加工を行った例を示している。
歯車材8は、矢線31の方向に回転しており、制御装置2は、矢破線42で示したように、歯車材8の回転の位相をΔθだけ歯車材8の回転方向と逆方向にシフトする。
これにより、切刃11が歯面12aの側にΔEだけオフセットされて歯面12aが切削され、これにより歯面12dが形成される。
このようにして、切刃11の摩耗により狭まった歯面12a、12bは、摩耗前の形状である歯面12d、12bに広げられるため、仕様通りの歯形が得られる。
ところで、図2(b)の方式では、切刃11の歯面12bの側が切り込み回数が1回多くなるため、歯面12bの側がより摩耗し、図2(c)の方式では、逆に歯面12aの側の摩耗が多くなる。
そのため、切刃11の両側が均等に摩耗するように、加工する歯車材8の所定数ごとに位相をシフトする方向を反転するとよい。
このため、ホブ盤1は、例えば、偶数番目に加工する歯車材8に対しては歯車材8の回転方向に位相をシフトし、奇数番目に加工する歯車材8に対しては逆方向に位相をシフトする。
このように、ホブ盤1の仕上げ切削部は、加工する歯車材8の所定の個数ごとに位相をシフトする方向を反転する。
この他に、Δθ/2ずつ回転方向と逆方向にシフトして、歯面12a、12bの両方に対して仕上げ切削加工をしてもよい。
この場合は、例えば、矢破線41方向にΔθ/2だけ位相をシフトして片側の歯面を仕上げ切削加工した後、矢破線42の方向にΔθ/2だけ位相をシフトして反対側の歯面を仕上げる。
この方法では、切刃11の両側で仕上げ切削加工をするため、切刃11の片側だけが摩耗するのを防ぐことができる。
以上のようにホブ盤1の仕上げ切削部は、切刃11の摩耗量を取得し、歯車材8の回転の位相をシフトすることにより当該取得した摩耗量だけ切刃11の位置をオフセットしている。
このように、ホブ盤1は、切刃11の摩耗量ΔEに応じてΔθだけ位相をシフトするが、切刃11の摩耗量の取得は、例えば、計算による理論値、又は実測値を用いる。
計算による理論値を用いる場合は、次のようにする。
予め実験により、歯車材8を1、000個切削するごとに切刃11が0.1ミクロン摩耗するなど、摩耗量と歯車材8の個数の相関を計測しておく。
そして、制御装置2は、ホブ盤1で切削した歯車材8の個数をこの相関に当てはめて、切刃11の摩耗量ΔEを算出する。
摩耗量の算出は、歯車材8ごとに行ってもよいし、あるいは、1、000個ごとなど加工精度に応じて複数個ごとに行ってもよい。
制御装置2は、ΔEとΔθの対応表を記憶しており(計算してもよい)、算出したΔEからΔθを決定する。
あるいは、より簡単に、歯車材8の切削個数とΔθの対応を記憶しておき、1、000個切削するごとに位相を0.01度インクリメントするなどとプログラムしてもよい。
この例では、ホブ盤1の仕上げ切削部は、切削回数を用いた演算により切刃11の摩耗量を取得する。
一方、摩耗量を実測値に基づいて取得する場合は、次のようになる。
この例では、ホブ盤1は、更にカメラと撮影対象となる歯車材8を設置する撮影台を備えている。
着脱装置は、加工後の歯車材8を加工軸7から取り外して撮影台に置き、カメラがこれを撮影する。
制御装置2は、カメラが撮影した歯車材8の画像データから歯面12の形状を解析することにより間接的に切刃11の摩耗量ΔEを計測する。
そして、制御装置2は、ΔEに対応するΔθを位相シフト量として設定する。
あるいは、歯車材8を所定個数切削するごとにホブ軸モータ3を停止して、切刃11を撮影し、その画像データから切刃11の摩耗量ΔEを直接計測するようにしてもよい。
この例では、ホブ盤1の仕上げ切削部は、切刃11の摩耗を計測することにより摩耗量ΔEを取得する。
更に、カメラは、歯車材8の歯面を撮影する撮影部として機能しており、ホブ盤1の仕上げ切削部は、カメラで撮影した画像を解析することにより切刃11の摩耗を計測している。
また、歯面12の画像から摩耗量を解析すると共に歯車材8の加工の良否を判定する品質検査を同時に行うように構成することもできる。
この場合、ホブ盤1は、画像を解析することにより、歯面12の加工の良否判定を行う判定部を備えている。
図3は、ホブ盤1の動作を説明するためのフローチャートである。
以下の処理は、制御装置2のCPUが記憶装置に記憶された切削プログラムに従って、各種の演算、及び各部の制御を行うことにより成されるものである。
まず、制御装置2は、加工軸モータ6を停止した状態で着脱装置を駆動し、未加工の歯車材8を加工軸7の定位置に装着する(ステップ5)。
ホブ軸モータ3は、連続的に回転させている。なお、歯車材8を加工する際に回転させ、歯車材8を着脱する際には停止させてもよい。
次に、制御装置2は、ホブシフトを駆動して、ホブ5を歯車材8の方に移動し、切刃11で外周面9を切削する歯切り加工を行う(ステップ10)。
後述するように、歯切り加工で位相シフトによる仕上げ切削加工も行う。
次に、制御装置2は、ホブシフトを駆動してホブ軸モータ3を初期位置に戻すと共に、加工軸モータ6を停止し、その後、着脱装置を駆動して加工軸7から歯車材8を取り外す(ステップ15)。
次に、制御装置2は、歯切り加工を終了するか否かを判断する(ステップ20)。この判断は、例えば、用意してある全ての歯車材8を加工した場合は終了と判断し、まだ未加工の歯車材8がある場合は未終了と判断することにより行われる。
加工を終了する場合(ステップ20;Y)、制御装置2は、動作を停止し、ランプを転倒させたり、通知音を発生させるなどして、担当者に加工終了を通知する。
一方、加工を続行する場合(ステップ20;N)、制御装置2は、摩耗量が所定値に達したか否かを判断する(ステップ25)。
これは、例えば、摩耗量で加工した歯車材8の個数で判断する場合は、当該個数に達したか否か(例えば、加工数が1、000個に達したか否か)で判断し、実測値で判断する場合は、画像データから得られる摩耗量が所定値に達したか否かで判断する。
摩耗量が所定値に達していない場合(ステップ25;N)、制御装置2は、ステップ5に戻り加工を継続する。
一方、摩耗量が所定値に達した場合(ステップ25;Y)、制御装置2は、摩耗量ΔEに対応する位相のシフト量ΔθをRAMなどに上書き保存して設定し(ステップ30)、その後ステップ5に戻る。
図4は、歯切り加工を説明するためのフローチャートである。
制御装置2は、ホブシフトを駆動して、ホブ5を歯車材8の方に移動し、外周面9に対して切刃11を所定の切り込み量だけ切り込んで(ステップ50)、外周面9を一周切削する(ステップ55)。
次に、制御装置2は、外周面9を全周に渡って切削した回数が所定の回数(例えば、5回)に達したか否かを判断する(ステップ60)。
このように、制御装置2は、切削量が所定の値に達したか否かを、歯車材8の周囲を何周切削したかで判断する。
切削回数が所定の回数に達していない場合(ステップ60;N)、制御装置2は、切刃11の切り込み量を所定量だけインクリメントして増加させ(ステップ65)、ステップ50に戻って、もう一周切削する。
一方、切削回数が所定回数に達した場合(ステップ60;Y)、制御装置2は、切刃11に摩耗があるか否かを判断する(ステップ70)。
この判断は、例えば、RAMに記憶した位相のシフト量Δθを確認し、これが0度の場合には、摩耗がないと判断し、0度でない場合には摩耗があると判断する。
摩耗がない場合(即ち、ホブ5が新品で摩耗がない場合)(ステップ70;N)、仕上げ切削加工を行う必要がないため、制御装置2は、メインルーチンにリターンする。
一方、摩耗がある場合(ステップ70;Y)、位相のシフト量をRAMなどから読み取ると共に、位相をシフトする方向を判断する(ステップ73)。
これは、加工順番が偶数番目の歯車材8に対してΔθシフトし、奇数番目の歯車材8に対しては−Δθシフトするなど、切刃11の摩耗が偏らず均等に摩耗するように適当に位相の方向を振り分けるものである。
次に、制御装置2は、RAMから読み取った位相とシフトの方向に従って加工軸モータ6の位相をシフトする(ステップ75)。
そして、外周面9を一週に渡って仕上げ切削加工して(ステップ80)、メインルーチンにリターンする。
以上に説明した実施の形態により、次のような効果を得ることができる。
(1)ホブ軸モータ3と加工軸モータ6に位相精度が良好なサーボ制御を採用することによって、回転同期位相を定量的に数値化して指示することが可能となる。回転精度保証は、これらのスピンドル先端のエンコーダで確認することができる。
(2)切刃11の摩耗に応じてホブ軸モータ3と加工軸モータ6の同期位相を意図的にシフトし、摩耗量(歯形誤差)ΔEを発生させて、切削不足分を補足させることができ、これによってワークの歯形調整が可能となる。
(3)歯形の調整が可能なため、切刃11が摩耗しても寸法精度を維持することができ、仕様通りの歯車を作成することができる。
(4)切刃11が摩耗しても使用することができるため、ホブ5の寿命が伸びてコスト低減を図ることができる。
(5)ホブ盤1は、サーボ機構をプログラムで制御する自動式機械なので、従来の三相モータと歯車の輪列機構を用いたホブ盤の場合に比べて熟練技能が必要なく、機械調整時間も短縮することができるためコスト低減を図ることができる。
(6)仕上げ切削加工で寸法精度を出すため、ホブ5自体の寸法精度を緩和することができ、コストを低減することができる。
以上説明した実施形態では、歯車材から平歯車を加工する場合を例に説明したが、これに限定されず、例えば、はすば歯車、やまば歯車、かさ歯車、ウォームギヤ等の種々の歯車を加工する場合に適用することができる。この場合、加工対象となる各歯車の形状に応じた形状の歯車材が使用されると共に、各歯車の形状に応じた切刃のホブが使用される。
なお、以上説明した実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。そして、上記実施形態の中で説明されている構成の組み合わせ全てが発明の課題解決に必須の部であるとは限らない。
1 ホブ盤
2 制御装置
3 ホブ軸モータ
4 ホブ軸
5 ホブ
6 加工軸モータ
7 加工軸
8 歯車材
9 外周面
10 歯形
11 切刃
12 歯面
13 歯底
21、22、31 矢線
41、42 矢破線
100、101 歯面

Claims (7)

  1. ホブを軸支するホブ軸支部と、
    歯車材の外周面を前記軸支したホブの切刃に対面させて当該歯車材を軸支する歯車材軸支部と、
    前記軸支したホブと歯車材を所定の回転比で回転させる回転部と、
    前記回転したホブと歯車材を接近させて、前記ホブの切刃で前記歯車材の外周面を切削する切削部と、
    前記切削により前記外周面に歯面が形成された後、前記ホブと前記歯車材の回転の相対的な位相をシフトして前記歯面の仕上げ切削を行う仕上げ切削部と、を具備し、
    前記仕上げ切削部は、
    前記切刃の摩耗量を取得し、
    前記位相をシフトすることにより前記取得した摩耗量の半分の量だけ前記切刃の位置を前記歯車の片側の歯面側にオフセットして前記片側の歯面を仕上げ切削したのち、前記取得した摩耗量の半分の量だけ前記切刃の位置を前記歯車の反対側の歯面側にオフセットして前記反対側の歯面を仕上げ切削する、
    ことを特徴とする歯車加工装置。
  2. 前記仕上げ切削部は、前記歯車材の回転の位相をシフトすることを特徴とする請求項1に記載の歯車加工装置。
  3. 前記仕上げ切削部は、切削回数を用いた演算により前記摩耗量を取得することを特徴とする請求項1又は、請求項2に記載の歯車加工装置。
  4. 前記仕上げ切削部は、切刃の摩耗を計測することにより前記摩耗量を取得することを特徴とする請求項1、請求項2、又は、請求項3に記載の歯車加工装置。
  5. 前記歯車材の歯面を撮影する撮影部を備え、
    前記仕上げ切削部は、前記撮影した画像を解析することにより前記切刃の摩耗を計測することを特徴とする請求項4に記載の歯車加工装置。
  6. 前記画像を解析することにより、前記歯面の加工の良否判定を行う判定部を具備したことを特徴とする請求項5に記載の歯車加工装置。
  7. ホブを軸支するホブ軸支ステップと、
    歯車材の外周面を前記軸支したホブの切刃に対面させて当該歯車材を軸支する歯車材軸支ステップと、
    前記軸支したホブと歯車材を所定の回転比で回転させる回転ステップと、
    前記回転したホブと歯車材を接近させて、前記ホブの切刃で前記歯車材の外周面を切削する切削ステップと、
    前記切削により前記外周面に歯面が形成された後、前記ホブと前記歯車材の回転の相対的な位相をシフトして前記歯面の仕上げ切削を行う仕上げ切削ステップと、を備え、
    前記仕上げ切削ステップは、
    前記切刃の摩耗量を取得し、
    前記位相をシフトすることにより前記取得した摩耗量の半分の量だけ前記切刃の位置を前記歯車の片側の歯面側にオフセットして前記片側の歯面を仕上げ切削したのち、前記取得した摩耗量の半分の量だけ前記切刃の位置を前記歯車の反対側の歯面側にオフセットして前記反対側の歯面を仕上げ切削する、
    ことを特徴とする歯車加工方法。
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