JP7375382B2 - 歯車加工装置及び歯車加工方法 - Google Patents
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Description
(1-1.歯車加工装置の概略構成)
本発明に係る第一実施形態の歯車加工装置の概略構成について図1を参照して説明する。図1に示すように、歯車加工装置1は、相互に直交する3つの直進軸(X軸、Y軸及びZ軸)と2つの回転軸(A軸及びC軸)を駆動軸として有するマシニングセンタである。歯車加工装置1は、ベッド10と、コラム20と、サドル30と、工具主軸40と、テーブル50と、チルトテーブル60と、工作物主軸70と、制御装置100と、を主に備える。
制御装置100の具体的構成について説明する。図3に示すように、制御装置100は、工作物主軸制御部110と、工具主軸制御部120と、直動制御部130を備える。この制御装置100は、スカイビング加工により工作物Wに歯車を加工する。具体的には、図6に示すように、制御装置100は、チルトテーブル60をA軸線回りに揺動させることにより、工作物Wの回転軸線Cを、歯切り工具42の回転軸線Oに対して傾斜させる。この工作物Wの回転軸線Cに対する歯切り工具42の回転軸線Oの傾斜角度を交差角δと称す。
次に、制御装置100により実行される歯車加工処理(歯車加工方法)について図を参照して説明する。なお、歯車加工処理を実行するにあたり、工作物主軸70には、工作物Wが保持され、工具主軸40には、歯切り工具42が装着されているものとする。また、工作物Wの回転軸線Cに対する歯切り工具42の回転軸線Oの傾斜角度は、交差角δに設定され、歯切り工具42は、工作物Wの加工開始位置に位置決めされているものとする。
上述の制御装置100では、工作物主軸70を一定の回転速度Swで回転制御するとともに、工具主軸40を一定の回転速度Stで回転制御している。しかし、本発明者は、図7A及び図7Bに示すように、工作物主軸70の回転速度Sw(平均工作物主軸回転速度Swa)及び工具主軸40の回転速度St(平均工作物主軸回転速度Sta)を正弦波で変動させる制御を行うことで、工作物Wに発生するびびり振動の増幅が抑制されることを見出した。これは、歯切り工具42が工作物Wに接触する周期が不規則となるためである。その結果、工作物Wに対する歯切り工具42の切込量を大きく設定することができ、工作物Wに形成された加工面の面性状の向上と加工能率の向上との両立を図れる。
次に、第一実施形態の変形例による歯車加工処理(歯車加工方法)について図を参照して説明する。なお、歯車加工処理を実行するにあたり、工作物主軸70には、工作物Wが保持され、工具主軸40には、歯切り工具42が装着されているものとする。また、工作物Wの回転軸線Cに対する歯切り工具42の回転軸線Oの傾斜角度は、交差角δに設定され、歯切り工具42は、工作物Wの加工開始位置に位置決めされているものとする。
次に、図16を参照して、第二実施形態について説明する。第一実施形態及び第一実施形態の変形例において、歯切り工具42がスカイビングカッタであり、歯車加工装置1は、スカイビング加工による歯車加工を行う場合について説明した。これに対し、第二実施形態では、歯切り工具242がホブカッタであり、歯車加工装置1が、ホブ加工による歯車加工を行う場合を説明する。なお、上記した第一実施形態と同一の部品には同一の符号を付し、その説明を省略する。
上記第一実施形態の変形例では、工作物主軸70の回転速度Swを正弦波で変動させる場合について説明したが、図17に示すように、工作物主軸70の回転速度Swを三角波で変動させてもよい。同様に、工作物主軸70の回転速度Swを放物線が波状に変化するように変動させてもよい。
Claims (7)
- 工作物と歯切り工具とを同期回転させながら、前記工作物の回転軸線方向に前記歯切り工具を前記工作物に対して相対移動させることにより、前記工作物に歯車の歯を加工する歯車加工装置であって、
前記工作物を回転可能に支持する工作物主軸と、
前記歯切り工具が装着される回転可能な工具主軸と、
前記工作物主軸の回転を制御する工作物主軸制御部と、
前記工具主軸の回転を制御する工具主軸制御部と、
を備え、
前記工作物主軸制御部及び前記工具主軸制御部の少なくとも一方は、前記工作物主軸制御部及び前記工具主軸制御部による制御周期より短い時間の装置固有の同期誤差が存在する場合に、予め記憶されている補正量であって、前記装置固有の同期誤差に応じた前記補正量に基づいて、前記工作物主軸及び前記工具主軸の少なくとも一方の回転を補正し、
前記補正量は、予め測定される前記装置固有の同期誤差に基づいて算出されると共に、前記歯車加工装置に予め記憶されている、
歯車加工装置。 - 前記工作物主軸制御部は、前記工作物主軸の回転速度を周期的に変動させ、
前記工具主軸制御部は、前記工具主軸の回転速度を周期的に変動させ、
前記工作物主軸制御部及び前記工具主軸制御部の少なくとも一方は、前記装置固有の同期誤差に応じた補正量を含む前記回転速度の変動周期に応じた補正量に基づいて、前記工作物主軸及び前記工具主軸の少なくとも一方の回転を補正し、
前記工作物及び前記工作物主軸の回転部分を有する回転部を第一回転体とし、前記歯切り工具及び前記工具主軸の回転部分を有する回転部を第二回転体とし、前記第一回転体の慣性モーメントを第一慣性モーメントとし、前記第二回転体の慣性モーメントを第二慣性モーメントとしたとき、
前記回転速度の変動周期に応じた前記補正量は、予め測定される前記装置固有の同期誤差と、前記第一慣性モーメントと、前記第二慣性モーメントと、前記回転速度の変動周期と、に基づいて算出する、
請求項1に記載の歯車加工装置。 - 前記歯車加工装置は、さらに、
前記工作物の回転軸線方向に前記歯切り工具を前記工作物に対して相対移動させる少なくとも2軸の直動を制御する直動制御部、を備え、
前記直動制御部は、前記直動制御部による制御周期より短い時間の装置固有の同期誤差が存在する場合に、予め記憶されている補正量であって、前記装置固有の同期誤差に応じた前記補正量に基づいて、前記2軸の少なくとも一方の直動を補正し、
前記直動制御部による制御周期より短い時間の前記装置固有の同期誤差に応じた前記補正量は、予め測定される前記装置固有の同期誤差に基づいて算出されると共に、前記歯車加工装置に予め記憶されている、
請求項1に記載の歯車加工装置。 - 前記歯車加工装置は、さらに、
前記工作物の回転軸線方向に前記歯切り工具を前記工作物に対して相対移動させる少なくとも2軸の直動を制御して、前記少なくとも2軸の送り速度を周期的に変動させる直動制御部、を備え、
前記直動制御部は、前記直動制御部による制御周期より短い時間の装置固有の同期誤差が存在する場合に、予め記憶されている補正量であって、前記装置固有の同期誤差に応じた前記補正量を含む前記送り速度の変動周期に応じた補正量に基づいて、前記2軸の少なくとも一方の直動を補正し、
前記直動制御部による制御周期より短い時間の前記装置固有の同期誤差に応じた前記補正量は、予め測定される前記装置固有の同期誤差に基づいて算出されると共に、前記歯車加工装置に予め記憶されており、
前記2軸のうち一方をY軸とし、他方をZ軸としたとき、
前記歯車加工装置は、前記歯切り工具を前記工作物に対して相対移動させる、Y軸モータと、前記Y軸モータに連結されたボールねじと、Z軸モータと、前記Z軸モータに連結されたボールねじと、を有し、
前記直動制御部は、前記Y軸モータ及び前記Z軸モータをそれぞれ駆動制御することにより、前記歯切り工具の前記工作物に対する送り速度を制御するよう構成されており、
前記Y軸モータに連結された前記ボールねじの慣性モーメントをY軸慣性モーメントとし、前記Z軸モータに連結された前記ボールねじの慣性モーメントをZ軸慣性モーメントとしたとき、
前記直動制御部は、予め測定される前記装置固有の同期誤差と、前記Y軸慣性モーメントと、前記Z軸慣性モーメントと、前記送り速度の変動周期と、に基づいて、前記送り速度の変動周期に応じた前記補正量を算出する、
請求項2に記載の歯車加工装置。 - 前記歯切り工具は、スカイビングカッタであり、
前記歯車加工装置は、前記工作物の回転軸線を前記歯切り工具の回転軸線に対して傾斜させた状態で、前記歯切り工具を前記工作物に対して前記工作物の回転軸線方向に相対移動させることにより、前記工作物に歯車のスカイビング加工を行う、請求項1-4の何れか一項に記載の歯車加工装置。 - 工作物を回転可能に支持する工作物主軸と歯切り工具が装着される回転可能な工具主軸とを同期回転させながら、前記工作物の回転軸線方向に前記歯切り工具を前記工作物に対して相対移動させることにより、前記工作物に歯車の歯を加工する歯車加工方法であって、
前記工作物主軸及び前記工具主軸の回転を制御する回転制御工程と、
前記回転制御工程における制御周期より短い時間の装置固有の同期誤差が存在する場合に、予め記憶されている補正量であって、前記装置固有の同期誤差に応じた前記補正量に基づいて、前記工作物主軸及び前記工具主軸の少なくとも一方の回転を補正する回転補正工程と、
を備え、
前記補正量は、予め測定される前記装置固有の同期誤差に基づいて算出されると共に、前記各工程を行う歯車加工装置に予め記憶されている、
歯車加工方法。 - 前記歯車加工方法は、さらに、
前記工作物の回転軸線方向に前記歯切り工具を前記工作物に対して相対移動させる少なくとも2軸の直動を制御する直動制御工程と、
前記直動制御工程における制御周期より短い時間の装置固有の同期誤差が存在する場合に、予め記憶されている補正量であって、前記装置固有の同期誤差に応じた前記補正量に基づいて、前記2軸の少なくとも一方の直動を補正する直動補正工程と、を備え、
前記直動制御工程における制御周期より短い時間の前記装置固有の同期誤差に応じた前記補正量は、予め測定される前記装置固有の同期誤差に基づいて算出されると共に、前記歯車加工装置に予め記憶されている、
請求項6に記載の歯車加工方法。
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