JP6975422B2 - 配線基板 - Google Patents
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Description
まず、本実施の形態に係る配線基板10について説明する。図1及び図2はそれぞれ、配線基板10を示す断面図及び平面図である。図1に示す断面図は、図2の配線基板10を線A−Aに沿って切断した場合の図である。
第1基板20は、伸縮性を有するよう構成された板状の部材である。第1基板20は、電子部品51及び配線52側に位置する第1面21と、第1面21の反対側に位置する第2面22と、を含む。第1基板20の厚みは、例えば10mmであり、より好ましくは1mm以下である。第1基板20の厚みを小さくすることにより、第1基板20の伸縮に要する力を低減することができる。また、第1基板20の厚みを小さくすることにより、配線基板10を用いた製品全体の厚みを小さくすることができる。これにより、例えば、配線基板10を用いた製品が、人の腕などの身体の一部に取り付けるセンサである場合に、装着感を低減することができる。第1基板20の厚みは、10μm以上であってもよい。
補強部30は、第1基板20の伸縮を制御するために配線基板10に設けられた部材である。補強部30は、第1基板20の第2面22側に位置する。例えば、補強部30は、図1に示す例において、補強部30は、第1基板20の第2面22に設けられている。
図1に示す例において、電子部品51は、配線52に接続される電極を少なくとも有する。電子部品51は、能動部品であってもよく、受動部品であってもよい。能動部品の例としては、トランジスタ、LSI(Large-Scale Integration)、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)、リレー、LED、OLED、LCDなどの発光素子、センサなどを挙げることができる。受動部品の例としては、抵抗器、キャパシタ、インダクタ、圧電素子などを挙げることができる。電子部品51の上述の例のうち、センサが好ましく用いられる。センサとしては、例えば、温度センサ、圧力センサ、光センサ、光電センサ、近接センサ、せん断力センサ、生体センサ等を挙げることができる。これらのセンサのうち、生体センサが特に好ましい。生体センサは、心拍や脈拍、心電、血圧、体温、血中酸素濃度等の生体情報を測定することができる。
配線52は、電子部品51の電極に接続された、導電性を有する部材である。図2は、配線基板10を第1基板20の第1面21側から見た場合を示す平面図である。図2に示す例においては、配線52の一端及び他端が、2つの電子部品51の電極にそれぞれ接続されている。複数の配線52が2つの電子部品51の間に設けられていてもよい。なお、図2は、配線基板10を第1基板20の第1面21側から見た場合を示す平面図であるので、第1基板20の第2面22側に位置する補強部30は点線で表されている。
次に、補強部30の補強層35及び孔36について、電子部品51との位置関係に基づいて説明する。図3は、配線基板10を第1基板20の第2面22側から見た場合を示す平面図である。なお、図3は、配線基板10を第1基板20第2面22側から見た場合を示す平面図であるので、第1基板20の第1面21側に位置する電子部品51及び配線52は点線で表されている。
次に、本実施の形態に係る配線基板10の補強層35の孔36の配置方法の一例について、図4を参照して説明する。
以下、図5(a)〜(c)を参照して、配線基板10の製造方法について説明する。
上述の実施の形態においては、補強部30が第1基板20の第2面22上に位置する例を示したが、これに限られることはない。配線基板10が、第1基板20の第2面22側に位置する第2基板40を更に備え、この第2基板40に補強部30が設けられていてもよい。図6に示す例において、補強部30は、第2基板40のうち第1基板20側の面上に設けられている。
上述の実施の形態においては、補強層35に設けられた孔36が正六角形の形状を有する例を示した。しかしながら、第1基板20の伸縮性を位置に応じて適切に制御することができる限りにおいて、補強層35の孔36の形状は特には限定されない。例えば、図7に示すように、補強層35に設けられた孔36が円形の形状を有していてもよい。
上述の実施の形態においては、第2補強部32や第3補強部33の補強層35に設けられた孔36が規則的に並ぶ例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図8に示すように、第2補強部32や第3補強部33の補強層35に、不規則に並ぶ複数の孔36が設けられていてもよい。これにより、電子部品51の周囲における孔36の配置の等方性を高めることができる。このことにより、第1基板20に引張応力などの力を加えたときに、電子部品51の周囲において第1基板20により等方的に伸縮を生じさせることができる。
上述の実施の形態においては、第2補強部32や第3補強部33の補強層35に孔36を設ける例を示した。しかしながら、第1基板20の伸縮性を位置に応じて制御することができる限りにおいて、補強層35のパターンは特には限定されない。例えば、図9に示すように、第2補強部32や第3補強部33の補強層35に隙間37を設けてもよい。隙間37は、図9に示すように直線的に延びていてもよく、若しくは、図示はしないが、隙間37が部分的に湾曲していてもよい。
上述の実施の形態及び各変形例においては、配線基板10が、第1基板20の第1面21側に搭載された電子部品51を備える例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、配線基板10は、電子部品51を備えていなくてもよい。例えば、電子部品51が搭載されていない状態の第1基板20が第2基板40に貼り合されてもよい。また、配線基板10は、電子部品51が搭載されていない状態で出荷されてもよい。
配線基板10として、図1に示す、第1基板20の第1面21側に配線52が設けられ、基板20の第2面22側に第1補強部31及び第2補強部32が設けられたものを作製した。以下、配線基板10の作製方法について説明する。
第1基板20として機能する、厚み80μmのウレタンシートと、ウレタンシートの第2面に熱ラミネートにより接着させた厚み12μmの圧延銅箔と、を備える積層体を準備した。次いで、積層体の銅箔を、ポジ型のフォトレジストを用いたフォトリソグラフィーおよびエッチング加工によりパターニングした。エッチング液としては、FE-350Z(アデカケミカル社製)を用いた。パターニングした銅箔は、第1補強部31の補強層35として機能する、一辺が5mmの四角形状の銅箔ベタパターンと、第2補強部32の補強層35として機能する、第1補強部31を囲うよう配置された銅箔パターンと、を含む。第2補強部32は、第1補強部31の補強層35の四角形状の銅箔ベタパターンを囲うように広がる幅2.5mmの領域に位置している。本実施例において、第2補強部32の補強層35は、四角形状の第1補強部31の補強層35と一体的になるよう構成された、線幅300μmのハニカム形状の銅箔パターンからなる。第2補強部32における補強層35の占有率は、27%であった。
次いで、溶媒、バインダー樹脂及び導電性粒子を含む導電性ペーストをウレタンシートの第1面にスクリーン印刷によりパターニングした。溶媒としては、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテートを用いた。バインダー樹脂としては、ウレタンを用いた。導電性粒子としては、銀粒子を用いた。パターニング後、オーブンにて80℃30分間にわたってアニールを実施して溶媒を揮発させて、配線52を形成した。配線52は、20μmの厚み、200μmの線幅、及び40mmの長さを有する直線形状のものである。配線52は、ウレタンシートの第1面の法線方向に沿って見た場合に配線52が四角形状の第1補強部31の中央を貫いていた。また、四角形状の第1補強部31は、長さ40mmの配線52の中央に位置していた。配線52の抵抗値は約40Ωであった。
第2補強部32の補強層35として機能する銅箔パターンを、75μmの線幅を有し、125μmの間隔を空けて並べられた、線状に延びるストライプパターンとしたこと以外は、実施例1の場合と同様にして、配線基板10を作製した。ストライプパターンは、配線52と直交する方向に延びていた。第2補強部32における補強層35の占有率は、37%であった。
第2補強部32の補強層35として機能する銅箔パターンを、80μmの直径を有し、125μmの間隔を空けて二次元配列された複数の円形状のパターンとしたこと以外は、実施例1の場合と同様にして、配線基板10を作製した。ストライプパターンは、配線52と直交する方向に延びていた。第2補強部32における補強層35の占有率は、38%であった。
第2補強部32の周囲に、第2補強部32を囲うように延びる幅2.5mmの銅箔パターンを更に設けたこと以外は、実施例3の場合と同様にして、配線基板10を作製した。第2補強部32を囲う幅2.5mmの銅箔パターンは、上述の第3補強部33の補強層35として機能する。
第2補強部32の補強層35として機能する銅箔パターンを設けなかったこと以外は、実施例1の場合と同様にして、配線基板10を作製した。
20 第1基板
21 第1面
22 第2面
30 補強部
31 第1補強部
32 第2補強部
33 第3補強部
35 補強層
36 孔
37 隙間
38 単位領域
40 第2基板
51 電子部品
52 配線
60 接着層
Claims (14)
- 配線基板であって、
第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含み、第1の曲げ剛性を有する第1基板と、
前記第1基板の前記第1面側に位置し、前記配線基板に搭載される電子部品の電極に接続される配線と、
前記第1基板の前記第2面側に位置し、前記第1の曲げ剛性よりも大きい第2の曲げ剛性を有する補強層を含む補強部と、を備え、
前記補強部は、前記第1基板の前記第1面の法線方向に沿って見た場合に、前記配線基板に搭載される電子部品に重なる前記補強層を含む第1補強部と、前記第1補強部の周囲に位置するとともに孔が設けられた前記補強層を含む第2補強部と、を有し、
前記第2補強部の前記補強層には複数の前記孔が並んでいる、配線基板。 - 前記第2補強部における前記補強層の占有率は、前記第1補強部における前記補強層の占有率よりも小さい、請求項1に記載の配線基板。
- 前記第2補強部の面積は、前記第1補強部の面積の1/2以上である、請求項1又は2に記載の配線基板。
- 前記第1補強部の前記補強層と、前記第2補強部の前記補強層とが、同一の材料によって構成されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の配線基板。
- 前記第1補強部の前記補強層と、前記第2補強部の前記補強層とが一体である、請求項4に記載の配線基板。
- 前記補強部は、前記第2補強部の周囲に位置するとともに孔が設けられた前記補強層を含む第3補強部を更に有し、
前記第3補強部における前記補強層の占有率は、前記第2補強部における前記補強層の占有率よりも小さい、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の配線基板。 - 前記第2補強部の前記補強層及び前記第3補強部の前記補強層に、規則的に並ぶ孔が設けられている、請求項6に記載の配線基板。
- 前記第2補強部の前記補強層及び前記第3補強部の前記補強層に、不規則に並ぶ孔が設けられている、請求項6に記載の配線基板。
- 前記第1基板の弾性係数は、10MPa以下である、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の配線基板。
- 前記第1基板は、シリコーンゴムを含む、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の配線基板。
- 前記補強層は、金属層を含む、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の配線基板。
- 前記配線は、複数の導電性粒子を含む、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の配線基板。
- 前記第1基板の前記第2面側に位置し、10MPa以下の弾性係数を有する第2基板を更に備え、
前記補強部の前記補強層は、前記第2基板の面上に位置する、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の配線基板。 - 前記第1基板の前記第1面側に位置し、前記配線に電気的に接続される電極を有する電子部品を更に備える、請求項1乃至13のいずれか一項に記載の配線基板。
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