JP6974755B2 - 油圧ユニット - Google Patents

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Description

本開示は、油圧ユニットに関する。
従来の油圧ユニットとしては、作動油を貯留する作動油タンクの上蓋上に油圧ポンプとモータが固定されているものがある(特許文献1参照)。油圧ポンプには、作動油タンク内の作動油を油圧ポンプに供給するためのサクションパイプが接続されている
特開2008−8252号公報
上記従来の油圧ユニットでは、サクションパイプの下端に取り付けられたストレーナのメンテナンスのためにサクションパイプを作動油タンクから取り外す場合、上蓋上に固定された油圧ポンプ及びモータごと上蓋を取り外す必要がある。このため、サクションパイプを作動油タンクから容易に取り外せないという問題がある。
本開示は、サクションパイプの取り外しを容易にできる油圧ユニットを提案する。
本開示の油圧ユニットは、
作動油タンクと、
上記作動油タンクの上部に取り付けられた上板と、
上記上板に設けられ、第1方向の寸法よりも上記第1方向に対して直交する第2方向の寸法が小さい開口部と、
上記開口部を閉鎖する閉鎖部材と
を備え、
上記閉鎖部材の上記第1方向の一方側にサクションパイプを挿通する挿通穴を設けていることを特徴とする。
本開示によれば、サクションパイプが挿通された閉鎖部材を開口部から取り外すことで、サクションパイプを作動油タンクから取り外せる。このため、サクションパイプを作動油タンクから取り外すために油圧ポンプ又はモータのような構成要素が搭載された上板全体を取り外す必要がなく、サクションパイプの取り外しを容易にできる。また、サクションパイプを取り外すときに、サクションパイプを開口部の第1方向に移動させることで、サクションパイプの作動油タンクからの取り外しを行う作業位置を変更できる。
一実施形態では、上記閉鎖部材は、ゴムからなる。
上記実施形態によれば、閉鎖部材がゴムからなるので、開口部と閉鎖部材との間の隙間を封止するための他の部材を別途用意する必要がなく、部品点数を低減できる。
一実施形態では、上記閉鎖部材は、上記閉鎖部材の上記第1方向における中央側に設けられ、上記第2方向に沿って形成された薄肉部分を備える。
上記実施形態によれば、閉鎖部材を取り外すときに、閉鎖部材が薄肉部分により撓み易くなるので、閉鎖部材の取り外しを容易にできる。
一実施形態では、上記第1方向の上記一方側における上記開口部の上記第2方向の寸法が、上記第1方向の他方側における上記開口部の上記第2方向の寸法よりも小さくなっており、
上記開口部の上記第1方向の上記他方側における開口領域が、上記サクションパイプの下端に取り付けられたストレーナの外形よりも大きい。
上記実施形態によれば、開口部の第2方向の他方側における開口領域が、ストレーナの外形よりも大きいので、サクションパイプの下端にストレーナが取り付けられていても、開口部の第2方向の他方側からサクションパイプ及びストレーナを容易に取り外せる。
一実施形態では、上記開口部の上記第1方向の上記一方側の領域の上方に油圧回路の構成要素の一部が配置されている。
上記実施形態によれば、閉鎖部材を開口部の第2方向の一方側から他方側に向けて移動させることで、サクションパイプを油圧回路の構成要素の一部に干渉しない位置で取り外すことができる。
本開示の第1実施形態に係る油圧ユニットの斜視図である。 第1実施形態に係る油圧ユニットの側面図である。 第1実施形態に係る油圧ユニットの上板の上面図である。 第1実施形態に係る閉鎖部材を取り付けた状態の上板の上面図である。 第1実施形態に係る閉鎖部材の側面図である。 第1実施形態に係る閉鎖部材の下面図である。 第2実施形態に係る油圧ユニットの上板の上面図である。 第2実施形態に係る閉鎖部材を取り付けた状態の上板の上面図である。 第3実施形態に係る閉鎖部材の側面図である。 第3実施形態に係る閉鎖部材の下面図である。
以下、添付図面を参照して、本開示の実施形態に係る油圧ユニットを説明する。
[第1実施形態]
図1は、本開示の第1実施形態に係る油圧ユニット1の斜視図である。本実施形態の油圧ユニット1は、工作機械などの外部機器に作動油を供給する。
図1を参照すると、油圧ユニット1は、作動油を収容する作動油タンク10と、作動油タンク10の上部に取り付けられた上板11とを備える。油圧ユニット1は、油圧ポンプ12と、油圧ポンプ12を駆動するモータ13と、油圧ポンプ12から吐出された作動油を冷却するオイルクーラ14と、モータ13を制御するコントローラ15とを備える。油圧ポンプ12と、モータ13と、オイルクーラ14と、コントローラ15とは、上板11に載置されており、作動油タンク10は、上板11の下方に配置されている。本実施形態において、作動油タンク10と、油圧ポンプ12と、モータ13と、オイルクーラ14とは、本開示に係る油圧回路の構成要素の一例である。
図2は、本実施形態に係る油圧ユニット1の側面図である。
図2を参照すると、油圧ポンプ12には、作動油タンク10内に貯留された作動油を油圧ポンプ12に供給するための円筒状のサクションパイプ20が接続されている。サクションパイプ20の上端は、油圧ポンプ12と着脱可能に接続されており、サクションパイプ20の下端は、作動油タンク10内に配置されている。
サクションパイプ20の上端には、油圧ポンプ12と着脱可能に接続するための接続部21が設けられている。サクションパイプ20は、接続部21による油圧ポンプ12との接続を解除することで油圧ポンプ12と分離され得る。
サクションパイプ20の下端には、サクションパイプ20に吸引される作動油からゴミを取り除くための円筒状のストレーナ22が設けられている。本実施形態のストレーナ22の外径は、サクションパイプ20の外径よりも大きい。
図3は、本実施形態に係る上板11の上面図である。図3において、上板11上に搭載された油圧ポンプ12又はモータ13などの油圧回路の構成要素を2点鎖線で示す。
図3を参照すると、本実施形態の上板11は、長方形状である。また、油圧ユニット1は、上板11に設けられ、作動油タンク10(図1に示す)の内部と外部とを連通する開口部30を備える。
本実施形態に係る開口部30は、長穴形状である。本実施形態の開口部30は、上板11の長手方向と短手方向との両方に交差する方向に延びている。以下の説明において、開口部30が延びる方向を第1方向D1ということがあり、第1方向D1に対して直交する方向を第2方向D2ということがある。
開口部30は、第1方向D1に長い長穴形状である。言い換えれば、開口部30の第1方向D1の寸法(長さ)は、開口部30の第2方向D2の寸法(幅)よりも大きい。
開口部30は、上板11の長手方向の一方側(図3において右側)に設けられている。上面視において、開口部30の一部は、油圧ポンプ12の一部と重複している。より具体的には、開口部30の第1方向D1の一方側(図3において左上側)の領域の上方に油圧ポンプ12の一部が配置されている。一方で、本実施形態において、開口部30の第1方向D1の他方側の領域の上方には油圧回路の構成要素は配置されていない。
本実施形態の開口部30は、サクションパイプ20(図3において2点鎖線で示す)が挿通されている。より具体的には、サクションパイプ20は、油圧ポンプ12に接続された状態において、開口部30の第1方向D1の一方側(図3において左上側)に配置されている。言い換えれば、サクションパイプ20は、油圧ポンプ12に接続された状態で、上面視において、油圧ポンプ12の一部と重複するように配置されている。
また、本実施形態の開口部30の開口領域は、第1方向D1の全長にわたって、サクションパイプ20が挿通できるように構成されている。これにより、サクションパイプ20は、油圧ポンプ12と分離したとき、開口部30の第1方向D1の一方側(図3において左上側)から他方側(図3において右下側)に開口部30に沿って移動し得る。具体的には、サクションパイプ20は、上面視において、サクションパイプ20の全体が油圧ポンプ12と重複する位置から、サクションパイプ20の少なくとも一部が油圧ポンプ12と重複しない位置まで移動し得る。同様に、本実施形態の開口部30の開口領域は、第1方向D1の全長にわたって、ストレーナ22(図2に示す)が挿通できるように構成されている。
図4は、閉鎖部材40が取り付けられた状態の上板11の上面図である。図4において、上板11上に搭載された油圧ポンプ12又はモータ13などの油圧回路の構成要素を2点鎖線で示す。
図3と図4を併せて参照すると、油圧ユニット1は、開口部30(図3に示す)を閉鎖する閉鎖部材40を備える。本実施形態の閉鎖部材40は、開口部30を閉鎖するように、開口部30に対応した形状を有している。具体的には、閉鎖部材40は、上面視において長手方向の両端が円弧状の略長方形状である。また、本実施形態では、閉鎖部材40は、閉鎖部材40の長手方向が開口部30の第1方向D1に一致するように配置されている。
閉鎖部材40の長手方向の一方側には、サクションパイプ20(図3に示す)を挿通するための挿通穴40aが設けられている。言い換えれば、閉鎖部材40は、上板11に取り付けられた状態において第1方向D1の一方側(図4において左上側)に、サクションパイプ20を挿通するための挿通穴40aを備える。
図5は、本実施形態に係る閉鎖部材40の側面図である。図6は、本実施形態に係る閉鎖部材40の下面図である。以下の説明において、閉鎖部材40が上板11に取り付けられた状態での上下方向を単に上下方向ということがある。
本実施形態の閉鎖部材40は、ゴムからなる。図5を参照すると、閉鎖部材40は、上板11に取り付けられた状態で上板11上に露出する蓋部41と、上板11に取り付けられた状態で作動油タンク10の内部に収容される本体部42とを備える。本実施形態では、閉鎖部材40の蓋部41と本体部42とは、一体に形成されている。また、図5及び図6を参照すると、本実施形態の閉鎖部材40には、長手方向の一方側(図5及び図6において左側)にサクションパイプ20(図2に示す)を挿通する挿通穴40aが設けられている。
図6に示すように、蓋部41は、開口部30(図6において2点鎖線で示す)の全体を覆うように開口部30よりも大きく形成されている。これにより、蓋部41と開口部30周辺の上板11とが係止することにより、閉鎖部材40が作動油タンク10内部に落ち込まないようになっている。また、図5に示すように、蓋部41の上面には、本体部42と反対側に突出した円柱状の把持部41aが設けられている。
本実施形態の閉鎖部材40の本体部42は、板状の基部分42aと、略円筒状のブッシュ部分42bと、嵌合部分42cとを備える。本体部42のブッシュ部分42bと嵌合部分42cとは、基部分42aから蓋部41と反対側に突出するように設けられている。本実施形態の基部分42aと、ブッシュ部分42bと、嵌合部分42cとは、一体に形成されている。本実施形態の本体部42は、上板11に設けられた開口部30(図6において2点鎖線で示す)に対応する形状を有している。具体的には、本体部42は、下面視において、長手方向の両端が円弧状の略長方形状である。
また、本実施形態の閉鎖部材40の本体部42は、開口部30を画定する上板11の壁部11aと接触してシール構造を形成するシール部Sを有する。本実施形態では、シール部Sは、基部分42aの外周面に設けられている。
本体部42の長手方向の一方側(図5及び図6において左側)にブッシュ部分42bが設けられており、本体部42の長手方向の他方側(図5及び図6において右側)に嵌合部分42cが設けられている。また、本実施形態では、ブッシュ部分42bと、嵌合部分42cは、長手方向に離間して配置されている。これにより、図5に示すように、本体部42のブッシュ部分42bと嵌合部分42cが設けられている部分において、本体部42の他の部分と比較して厚くなっている。言い換えれば、図5及び図6に示すように、閉鎖部材40の本体部42には、ブッシュ部分42b又は嵌合部分42cが設けられている部分と比較して相対的に薄い薄肉部分42dが形成されている。
図6に示すように、本実施形態の薄肉部分42dは、閉鎖部材40の短手方向に延びている。言い換えれば、本実施形態の薄肉部分42dは、閉鎖部材40が上板11に取り付けられた状態で、開口部30の第2方向D2(図4に示す)に延びる。また、本実施形態の薄肉部分42dは、閉鎖部材40の長手方向の中央よりに設けられている。
本実施形態のブッシュ部分42bは、円筒状であり、基部分42aの下面から下方に延びている。また、円筒状のブッシュ部分42bの内周面が挿通穴40aの一部を画定している。ブッシュ部分42bと挿通穴40aとは、同軸状に配置されている。
また、ブッシュ部分42bと嵌合部分42cは、下面視において、基部分42aよりも外側に膨出している。これにより、閉鎖部材40が上板11に取り付けられた状態では、ブッシュ部分42b及び嵌合部分42cと上板11とが係止することで、閉鎖部材40が上板11から抜けにくくなっている。
(サクションパイプ及びストレーナの作動油タンクからの取り外し方法)
以下、サクションパイプ20及びストレーナ22の作動油タンク10からの取り外し方法について説明する。
まず、油圧ポンプ12の配管とサクションパイプ20とを接続している接続部21の接続を解除して、油圧ポンプ12の配管とサクションパイプ20とを分離する。これにより、サクションパイプ20が挿通された閉鎖部材40の上下方向の移動が許容される。
次に、閉鎖部材40を上板11から取り外す。このとき、閉鎖部材40の長手方向の一方側(図4において右下側)に設けられた把持部41aを把持して、引き上げることで、閉鎖部材40を上板11から取り外してもよい。さらに、本実施形態では、閉鎖部材40の長手方向の中央よりに短手方向に延びる薄肉部分42dが設けられているので、閉鎖部材40が薄肉部分42dにおいて屈曲し易い。これにより、閉鎖部材40の長手方向の一方側(図4において右下側)に設けられた把持部41aを引き上げると、まず、閉鎖部材40の長手方向の一方側の部分(嵌合部分42cに対応)が上板11から外れる。次いで、閉鎖部材40の長手方向の他方側(図4において左上側)の部分(ブッシュ部分42bに対応)が上板11から外れる。その結果、閉鎖部材40全体を一度に上板11から取り外そうとした場合と比較して、少ない力で閉鎖部材40を上板11から取り外せる。
サクションパイプ20が挿通された閉鎖部材40が上板11から取り外されると、サクションパイプ20が挿通された閉鎖部材40の水平方向の移動が許容される。本実施形態では、サクションパイプ20の移動が開口部30によって規制されているので、サクションパイプ20が挿通された閉鎖部材40は、開口部30に沿って移動できる。
そして、サクションパイプ20が挿通された閉鎖部材40を開口部30の一方側(図3において左上側)から開口部30の他方側(図3において右下側)に移動させる。
最後に、サクションパイプ20が開口部30の他方側(図3において右下側)に位置しているときに、サクションパイプ20が挿通された閉鎖部材40を上方に引き上げることで、サクションパイプ20が挿通された閉鎖部材40は、作動油タンク10から取り外される。このとき、サクションパイプ20の下端に取り付けられたストレーナ22も同時に取り外される。
本開示によれば、サクションパイプ20が挿通された閉鎖部材40を開口部30から取り外すことで、サクションパイプ20を作動油タンク10から取り外せる。このため、サクションパイプ20を作動油タンク10から取り外すために油圧ポンプ12又はモータ13のような構成要素が搭載された上板11全体を取り外す必要がなく、サクションパイプ20の取り外しを容易にできる。また、サクションパイプ20を取り外すときに、サクションパイプ20を開口部30の第1方向D1に沿って移動させることで、サクションパイプ20の作動油タンク10からの取り外しを行う作業位置を変更できる。例えば、サクションパイプ20及び閉鎖部材40を取り外すときに、油圧ポンプ12などの他の構成要素に干渉しない位置まで閉鎖部材40及びサクションパイプ20を移動させることで、サクションパイプ20の取り外しを容易にできる。
上記実施形態によれば、閉鎖部材40がゴムからなるので、開口部30と閉鎖部材40との間の隙間を封止するための他の部材を別途用意する必要がなく、部品点数を低減できる。
上記実施形態によれば、閉鎖部材40の長手方向の中央よりに、閉鎖部材40の短手方向に延びる薄肉部分42dが設けられているので、閉鎖部材40を上板11から取り外すときに、閉鎖部材40が薄肉部分42dにおいて屈曲することで、閉鎖部材40の長手方向の一方側の部分が上板11から外れてから、閉鎖部材40の長手方向の他方側の部分が上板11から外れる。その結果、閉鎖部材40全体を一度に上板11から取り外そうとした場合と比較して、少ない力で閉鎖部材40を上板11から取り外せる。
[第2実施形態]
図7は、第2実施形態に係る上板111の上面図である。図8は、第2実施形態に係る閉鎖部材140を取り付けた状態の上板111の上面図である。図7及び図8において、上板111上に搭載された油圧ポンプ12又はモータ13などの油圧回路の構成要素を2点鎖線で示す。
第2実施形態の油圧ユニット101は、開口部130の形状及び閉鎖部材140の形状を除いて、第1実施形態の油圧ユニット101と同様の構成を有している。第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成要素には、同一の参照符号を付して示し、その詳細な説明を省略する。
図7を参照すると、本実施形態の開口部130は、かぎ穴形状である。具体的には、本実施形態の開口部130は、小径長穴部131と、小径長穴部131に連なって設けられた大径穴部132とを備える。小径長穴部131は、開口部130の第1方向D1の一方側(図7において左上側)に設けられており、大径穴部132は、開口部130の第1方向D1の他方側(図7において右下側)に設けられている。
サクションパイプ20(図7において2点鎖線で示す)は、閉鎖部材140が上板111に取り付けられた状態で、小径長穴部131に挿通されている。また、サクションパイプ20の下端にはストレーナ22(図7において2点鎖線で示す)が取り付けられている。本実施形態では、小径長穴部131における開口部130の開口領域は、ストレーナ22の外形よりも小さい。一方で、大径穴部132における開口部130の開口領域は、ストレーナ22の外形よりも大きい。これにより、サクションパイプ20の下端に取り付けられたストレーナ22は、大径穴部132を介して作動油タンク10から取り外される。
図8を参照すると、本実施形態の閉鎖部材140は、開口部130の形状に対応する形状を有する。本実施形態の閉鎖部材140は、形状を除いて、第1実施形態の閉鎖部材40(図5及び図6に示す)と同様の構成を有しており、その詳細な説明を省略する。
第2実施形態では、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
上記実施形態によれば、開口部130の大径穴部132における開口領域が、ストレーナ22の外形よりも大きいので、サクションパイプ20の下端にストレーナ22が取り付けられていても、開口部130の大径穴部132からサクションパイプ20及びストレーナ22を容易に取り外せる。
また、開口部130の小径長穴部131の開口領域が、ストレーナ22の外形よりも小さく、開口部130の大径穴部132の開口領域がストレーナ22の外形よりも大きい。このため、ストレーナ22を作動油タンク10から取り外すためには、サクションパイプ20が挿通された閉鎖部材140を開口部130の第1方向D1の一方側(図7において左上側)から他方側(図7において右下側)へ移動させる必要がある。その結果、ストレーナ22を取り外す場合には、油圧ポンプ12などの他の構成要素に干渉しない位置まで閉鎖部材140及びサクションパイプ20を必ず移動させることになり、サクションパイプ20及びストレーナ22の取り外しを容易にできる。
(第3実施形態)
図9は、第3実施形態に係る閉鎖部材240の側面図である。図10は、第3実施形態に係る閉鎖部材240の下面図である。
第3実施形態の油圧ユニット201は、閉鎖部材240の本体部242の構成を除いて、第1実施形態の油圧ユニット1と同様の構成を有しており、図1から図4を援用する。また、第3実施形態において、第1実施形態と同様の構成要素には、同一の参照符号を付して示し、その詳細な説明を省略する。
図9及び図10を参照すると、本実施形態の閉鎖部材240の本体部242は、板状の基部分242aと、略円筒状のブッシュ部分242bと、嵌合部分242cとを備える。本実施形態の閉鎖部材240の本体部242のブッシュ部分242bと嵌合部分242cとは、閉鎖部材240の長手方向に連続して形成されている。本実施形態に係る閉鎖部材240の本体部242の下面には、閉鎖部材240の短手方向に延びる溝部243が形成されている。閉鎖部材240に設けられた溝部243は、閉鎖部材240の長手方向の中央よりに設けられている。本実施形態の閉鎖部材240は、溝部243が設けられた部分において、他の部分よりも相対的に薄くなっている。これにより、本実施形態の閉鎖部材240には、薄肉部分242dが形成されている。
本実施形態の油圧ユニット201によれば、第1実施形態の油圧ユニット1と同様の作用効果を奏する。
以上、実施形態を説明したが、特許請求の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
例えば、上記第1〜第3実施形態に記載の発明をそれぞれ組み合わせてもよい。
1…油圧ユニット
10…作動油タンク
11…上板
12…油圧ポンプ
13…モータ
14…オイルクーラ
15…コントローラ
20…サクションパイプ
21…接続部
22…ストレーナ
30…開口部
40…閉鎖部材
40a…挿通穴
41…蓋部
41a…把持部
42…本体部
42a…基部分
42b…ブッシュ部分
42c…嵌合部分
42d…薄肉部分
S…シール部
S1…第1部分
S2…第2部分
D1…第1方向
D2…第2方向
101…油圧ユニット
111…上板
130…開口部
131…小径長穴部
132…大径穴部
201…油圧ユニット
240…閉鎖部材
243…溝部

Claims (5)

  1. 作動油タンク(10)と、
    上記作動油タンク(10)の上部に取り付けられた上板(11)と、
    上記上板(11,111)に設けられ、第1方向(D1)の寸法よりも上記第1方向(D1)に対して直交する第2方向(D2)の寸法が小さい開口部(30,130)と、
    上記開口部(30)を閉鎖する閉鎖部材(40,140,240)と
    を備え、
    上記閉鎖部材(40,140,240)の上記第1方向(D1)の一方側にサクションパイプ(20)を挿通する挿通穴を設けていることを特徴とする油圧ユニット(1,101,201)。
  2. 請求項1に記載の油圧ユニット(1,101,201)において、
    上記閉鎖部材(40,140,240)は、ゴムからなることを特徴とする油圧ユニット(1,101,201)。
  3. 請求項1又は2に記載の油圧ユニット(1,101,201)において、
    上記閉鎖部材(40,140,240)は、上記閉鎖部材(40,140,240)の上記第1方向(D1)における中央側に設けられ、上記第2方向(D2)に沿って形成された薄肉部分(42d,242d)を備えることを特徴とする、油圧ユニット(1,101,201)。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の油圧ユニット(101)において、
    上記第1方向(D1)の上記一方側における上記開口部(130)の上記第2方向(D2)の寸法が、上記第1方向(D1)の他方側における上記開口部(130)の上記第2方向(D2)の寸法よりも小さくなっており、
    上記開口部(130)の上記第1方向(D1)の上記他方側における開口領域が、上記サクションパイプ(20)の下端に取り付けられたストレーナ(22)の外形よりも大きいことを特徴とする、油圧ユニット(101)。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の油圧ユニット(1,101,201)において、
    上記開口部(30,130)の上記第1方向(D1)の上記一方側の領域の上方に油圧回路の構成要素の一部が配置されていることを特徴とする油圧ユニット(1,101,201)。
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