JP6973758B2 - 台間機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技ホールにおいて、遊技機に併設される台間機に関する。
遊技ホールには、複数の遊技機が配設されており、該遊技機の側方位置には遊技機に対して1対1に対応して台間機が併設されている。遊技者がトイレ休憩、煙草休憩、食事休憩等により遊技台から一時的に離席する場合には、台間機に挿抜される記録媒体を鍵として用いることにより、所定の離席時間の間、遊技機を遊技禁止状態にして占有させる技術が知られている。
この技術に関する技術の一例として、特許文献1に開示されているカードユニットの技術を挙げる。
カードユニットに占有情報が記憶されていない状態でカードが挿入されると、カードから読み出した識別情報が占有情報としてカードユニットに記憶され(特許文献1の図12のS109)、カードに使用禁止情報が書込まれる(同S111)。
その状態で休憩指示が入力されると(休憩ボタンが押されたことを示す信号がパチンコ機から入力されると)、カードが排出されるとともに、パチンコ機での遊技が禁止される(特許文献1の図13のS131)。
その後、カードユニットに占有情報が記憶されている状態でカードが挿入された場合において、カードから読み出した識別情報がカードユニットに記憶されている占有情報と一致すれば、パチンコ機での遊技が許可される(特許文献1の図12のS121)。
また、使用禁止情報が書込まれたカードを他のパチンコ機に挿入すると、カードは排出される(特許文献1の図12のS115)。
また、他の技術として、特許文献2に開示されている技術を挙げる。
遊技者がCRユニットのタッチパネルの「休憩ボタン」を押下すると(特許文献2の図27−2の4741)、休憩可能時間をセットし(特許文献2の図28の4905)、「遊技機固有の識別情報」、「禁止情報」等を記録した離席カードを排出して(特許文献2の図28の4911)、自機に休憩残り時間を表示する(特許文献2の図25−2(e)、図28の4913)。
セットされた離席モードは、「休憩可能時間経過前」(特許文献2の図27−1の4710)に離席カードを挿入(特許文献2の図27−1の4709)すると自動で解除される。
また、離席モードは、「休憩可能時間経過」(特許文献2の図31の5021)の後に「無効時間が経過」(特許文献2の図32の5041)した場合にも自動で解除されるが、離席カードでの遊技継続はできない。
また、「禁止情報」が記録された離席カードは、他の遊技機では使用できない(特許文献2の図27−1の4714)。
また、他の技術として、特許文献3に開示されている台間機の技術を挙げる。
台間機に対して店員が離席操作を行うことにより離席モードをセットして、(1)離席時間経過、(2)店員によるリモコン操作、又は(3)同一カードの受付(カードIDが一致)により離席モードを解除する発明が開示されている(特許文献3の図28)。
また、管理コンピュータに対して台間機の離席状態を通知する構成が、特許文献3の実施例4に示されている(特許文献3の図45)。
特許第5998327号公報 特許第5809886号公報 特許第5719509号公報
しかし、特許文献1〜3に記載のものは、遊技者の指示により離席モードに移行した台間機において、離席が許容されている時刻が経過してから、当該台間機以外の他の台間機にカードを挿入しても、当該他の台間機に併設されている他の遊技機で遊技を行うことができなかった。当該他の遊技機で遊技を行うためには、ホールスタッフによるカード情報の操作(カードから使用禁止情報等を消去する作業等)が必要であり手間がかかった。また、当該他の台間機にカードを挿入した際に、離席モード終了時刻までの時間を表示することや、離席モードに移行した台間機に併設される遊技機の台番号等を表示すること、セットした離席モードを他の台間機からリモートで解除することができず遊技機の稼働率の低下を招く問題があった。
本発明はこのような事情の下になされたものであり、その目的は、遊技者の一時離席に関連する手続きを簡略化して、遊技者の利便性を向上する台間機を提供することにある。また、台間機の離席モードを自動解除又はリモート解除することにより、離席終了時間経過後等において遊技機の稼働率を低下させない台間機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る台間機(10、10A、10C)は、遊技機(パチスロ機2A、メダルレス遊技機2B、パチンコ機2C、封入式パチンコ機2D)に併設され、遊技中における遊技者の離席状態を管理することが可能な台間機であって、記録媒体(カード等)に記録されている情報の読取り及び情報の書込みを行うリーダライタ(カードリーダライタ40)と、遊技者による指示を取得する指示取得手段(表示部50等)と、遊技者の前記離席状態に関する管理を行う離席モード管理手段(情報処理部101)と、前記離席状態に関する情報及び離席終了時間を記憶する記憶手段(RAM103)と、経過時間を計時する計時手段(情報処理部101)と、現在時刻を取得する現在時刻取得手段(RTC105、CPU102)と、を備え、前記離席モード管理手段は、前記指示取得手段から離席ボタン52の操作情報を取得すると、自機を離席モードに移行させ、前記記憶手段に、自機が離席モードに移行したことを示す離席モード情報と、前記記録媒体から読み取った前記記録媒体固有の識別情報(カードID)とを関連付けて記憶し、前記計時手段による時間の計時を開始し、前記リーダライタに対して、前記離席モード情報と、前記離席モードに移行した離席モード開始時刻又は前記離席モード開始時刻に前記離席終了時間を加算した離席モード終了時刻とを前記記録媒体に記録して排出することを指示する、ことを特徴とする。
図4(a)の状態フロー図に示すように、台間機(自機)の離席モード管理手段は、離席ボタン52の操作情報を取得する(ステップS170)と、自機を離席モードに移行させ(ステップS172)、記憶手段に、台間機が離席モードに移行したことを示す離席モード情報と、記録媒体(カード)に記録されている記録媒体固有の識別情報(カードID)とを関連付けて記憶し(ステップS174)、計時手段による時間の計時を開始し、リーダライタに対して、離席モード情報と離席モード開始時刻(離席モード終了時刻)とをカードに記録して(ステップS180)排出する(ステップS182)ことを指示する。
このように構成することによって、台間機(自機)において記録媒体に離席モード情報と離席モード開始時刻(離席モード終了時刻)を記録した場合において、台間機(他機)が記録媒体の読み取りを行った際に、台間機(他機)の処理のみで、上位管理装置に対する問い合わせをすることなく(例えばオフライン時であっても)、記録媒体が使用可能か否かの判断をすることが可能になる。このため、台間機(他機)で遊技を行うのにホールスタッフによる記録媒体の情報消去等の手続きを省略することができる。また、遊技ホールに設置されている遊技機の稼働率を向上させることができる。
また、本発明に係る台間機(10、10A、10C)は、遊技機(パチスロ機2A、メダルレス遊技機2B、パチンコ機2C、封入式パチンコ機2D)に併設され、遊技中における遊技者の離席状態を管理することが可能な台間機であって、記録媒体(カード)に記録されている情報の読取り及び情報の書込みを行うリーダライタ(カードリーダライタ40)と、遊技者による指示を取得する指示取得手段(表示部50等)と、遊技者の前記離席状態に関する管理を行う離席モード管理手段(情報処理部101)と、前記離席状態に関する情報及び離席終了時間を記憶する記憶手段(RAM103)と、現在時刻を取得する現在時刻取得手段(RTC105、CPU102)と、を備え、前記離席モード管理手段は、前記指示取得手段から離席ボタン52の操作情報を取得すると、自機を離席モードに移行させ、前記記憶手段に、自機が離席モードに移行したことを示す離席モード情報と、前記離席モードに移行した離席モード開始時刻又は前記離席モード開始時刻に前記離席終了時間を加算した離席モード終了時刻と、前記記録媒体から読み取った前記記録媒体固有の識別情報(カードID)とを関連付けて記憶し、前記リーダライタに対して、前記離席モード情報と、前記離席モード開始時刻又は前記離席モード終了時刻とを前記記録媒体に記録して排出することを指示する、ことを特徴とする。
図4(a)の状態フロー図に示すように、台間機(自機)の離席モード管理手段は、離席ボタン52の操作情報を取得する(ステップS170)と、自機を離席モードに移行させ(ステップS172)、記憶手段に、台間機が離席モードに移行したことを示す離席モード情報と、離席モード開始時刻(離席モード終了時刻)と、記録媒体(カード)に記録されている記録媒体固有の識別情報(カードID)とを関連付けて記憶し(ステップS174)、リーダライタに対して、離席モード情報と離席モード開始時刻(離席モード終了時刻)とをカードに記録して(ステップS180)排出する(ステップS182)ことを指示する。
このように、台間機(自機)において記録媒体に離席モード情報と離席モード開始時刻(離席モード終了時刻)を記録することによって、台間機(他機)が記録媒体の読み取りを行った際に、台間機(他機)の処理のみで、上位管理装置に対する問い合わせをすることなく(例えばオフライン時であっても)、記録媒体が使用可能か否かの判断をすることが可能になる。このため、台間機(他機)で遊技を行うのにホールスタッフによる記録媒体の情報消去等の手続きを省略することができる。また、遊技ホールに設置されている遊技機の稼働率を向上させることができる。
この場合、前記離席モード管理手段は、自機が前記離席モードに移行しており、前記計時した経過時間が前記離席終了時間以後である場合、又は現在時刻が前記離席モード終了時刻以後である場合には、前記離席モードを解除する方が好ましい。
図4(c)の状態フロー図に示すように、台間機(自機)の離席モード管理手段は、自機が離席モードに移行しており、計時した時間が、離席終了時間(離席時間+離席超過時間)以後である場合(ステップS107)、又は、現在時刻が離席モード終了時刻(離席モード開始時刻+離席時間+離席超過時間)以後である場合には(ステップS107)、離席モードを解除する(ステップS110)。
このように構成することによって、離席モードに移行して使用禁止となっていた台間機を離席終了時間(時刻)経過で即座に自動解除して他の遊技者に開放することができる。このため、一人の遊技者による複数台の遊技機の確保を制止することができ、遊技ホールに設置されている遊技機の稼働率を向上させることができる。
この場合、前記離席モード管理手段は、当該台間機が前記離席モードに移行しておらず、前記離席モード情報が記録されている記録媒体(離席カード)が前記リーダライタに挿入された場合において、現在時刻が、前記離席モード終了時刻以降である場合には、当該記録媒体を受入れて使用可能とするものであり、現在時刻が、前記離席モード終了時刻より前である場合には、当該記録媒体の使用を禁止して返却する方が好ましい。
図5(e)の状態フロー図に示すように、台間機(他機)の離席モード管理手段は、台間機(他機)が離席モードに移行しておらず、離席モード情報が記録されているカード(離席カード)がリーダライタに挿入された場合において(ステップS204)、現在時刻が、離席モード終了時刻以降である場合には(ステップS210)、当該離席カードを受入れて使用可能とする(ステップS240)。
このように構成することによって、離席モードに移行していた台間機(自機)において離席モード終了時刻が経過したこと等によって離席モードを自動で解除するとともに、離席カードを用いて他の台間機(他機)での遊技が可能となる。従って、遊技者が台間機(他機)を利用して遊技を行う際にホールスタッフによる記録媒体の情報消去等の手続きを省略することができ、遊技者の利便性を向上することができる。また、一人の遊技者による複数台の遊技機の確保を制止することができ、遊技ホールに設置されている遊技機の稼働率を向上させることができる。
また、図5(d)の状態フロー図に示すように、台間機(他機)の離席モード管理手段は、台間機(他機)が離席モードに移行しておらず、離席カードがリーダライタに挿入された場合において(ステップS204)、現在時刻が、離席モード終了時刻より前である場合には(ステップS210)、当該離席カードの使用を禁止して返却する(ステップS216)。
このように構成することによって、一人の遊技者による複数台の確保を制止することができ、遊技ホールの稼働率の向上させることができる。
この場合、前記離席モード管理手段は、自機が前記離席モードに移行しており、前記離席モード情報が記録されている記録媒体が前記リーダライタに挿入された場合には、前記記憶手段において当該離席モード情報と関連付けて記憶されている記録媒体固有の識別情報と、前記リーダライタに挿入された記録媒体固有の識別情報とを比較して、比較結果が一致する場合には前記離席モードを解除し、前記リーダライタに対して、前記離席モード情報の削除を指示し、当該記録媒体を受入れて使用可能とするものであり、前記比較結果が不一致である場合には、当該記録媒体の使用を禁止すると共に前記記録媒体を返却するものであり、前記離席モード情報が記録されていない記録媒体が前記リーダライタに挿入された場合には、当該記録媒体の使用を禁止すると共に前記記録媒体を返却する方が好ましい。
図6(g)の状態フロー図に示すように、台間機(自機)が離席モードに移行しており、離席カードがリーダライタに挿入された場合には(ステップS130)、記憶手段において離席モード情報と関連付けて記憶されているカードIDと、リーダライタに挿入されたカードIDとを比較して、比較結果が一致する場合(ステップS134)には離席モードを解除し(ステップS110)、リーダライタに対して、離席モード情報の削除を指示し(ステップS114)、当該離席カードを受入れて使用可能とする。
また、図6(f)の状態フロー図に示すように、台間機(自機)が離席モードに移行しており、離席モード情報が記録されていないカード(非離席カード)がリーダライタに挿入された場合には(ステップS130)、当該非離席カードの使用を禁止すると共に当該非離席カードを返却する(ステップS138)。
このように構成することによって、離席モード時に、他のカードを使用禁止にすることにより、離席モードを設定した遊技者以外の使用を禁止することができる。また、離席カードの挿入による台間機(自機)の離席モードの自動解除をすることができるので、ホールスタッフによる確認・解除の手間が不要となり、遊技者の利便性を向上することができる。
この場合、情報を表示する表示手段(表示部50)を備え、前記離席モード管理手段は、当該台間機が前記離席モードに移行しておらず、前記離席モード情報が記録されている記録媒体が前記リーダライタに挿入された場合において、現在時刻が、前記離席モード終了時刻より前である場合には、前記離席モードの残り時間を前記表示手段に表示する指示を行う方がよい。
図5(d)の状態フロー図に示すように、台間機(他機)の離席モード管理手段は、台間機(他機)が離席モードに移行しておらず、離席カードがリーダライタに挿入された場合において(ステップS204)、現在時刻が、離席モード終了時刻より前である場合には(ステップS210)、離席モードの残り時間を表示部に表示する(ステップS212)。
このように構成することによって、台間機(他機)にて離席モードの残り時間を表示することができるので、離席モードを設定した台間機(自機)まで戻らなくても台間機(他機)にて離席残り時間を確認できるので、遊技者の利便性を向上することができる。
この場合、前記記憶手段は、自機に併設される遊技機の台番号を前記離席モード情報と関連付けて記憶しており、前記離席モード管理手段は、前記指示取得手段から離席ボタンの操作情報を取得して自機を離席モードに移行すると、前記リーダライタに対して、前記離席モード情報と前記離席モード開始時刻又は前記離席モード終了時刻と併せて前記台番号を前記記録媒体に記録して排出することを指示するものであり、当該台間機が前記離席モードに移行しておらず、前記離席モード情報が記録されている記録媒体が前記リーダライタに挿入された場合において、現在時刻が、前記離席モード終了時刻より前である場合には、前記記録媒体に記録されている前記台番号を取得して、前記表示手段に、前記取得した前記台番号を表示するほうが良い。
図4(a)の状態フロー図に示すように、記憶手段は、台間機(自機)に併設される遊技機の台番号を離席モード情報と関連付けて記憶しており、離席モード管理手段は、指示取得手段から離席ボタン52の操作情報を取得して(ステップS170)台間機(自機)を離席モードに移行すると(ステップS172)、リーダライタに対して、離席モード情報と離席モード開始時刻と併せて台番号をカードに記録して(ステップS180)排出する(ステップS182)。次いで、図5(d)の状態フロー図に示すように、台間機(他機)の離席モード管理手段は、台間機(他機)が離席モードに移行しておらず、離席カードがリーダライタに挿入された場合において(ステップS204)、現在時刻が、離席モード終了時刻より前である場合には、離席カードに記録されている台番号を取得して、表示手段に、取得した台番号を表示する(ステップS212)。
このように構成することによって、台間機(他機)にて台間機(自機)の台番号を表示することができるので、離席モードを設定した台間機(自機)まで戻らなくても台間機(他機)にて遊技を行っていた台間機(自機)の台番号を確認できるので、遊技者の利便性を向上することができる。
この場合、情報を表示する表示手段と、上位管理装置(持玉・プリペイドサーバ200)と通信を行う通信手段(通信I/F110)と、を備え、前記離席モード管理手段は、前記指示取得手段から離席ボタン52の操作情報を取得して自機を離席モードに移行させると、前記通信手段に対して、前記離席モード情報と、前記記録媒体から読み取った前記記録媒体固有の識別情報とを関連付けて前記上位管理装置に送信することを指示するものであり、自機が前記離席モードに移行しており、前記上位管理装置から、前記離席モードをリモート解除する指示を取得した場合には、前記離席モードを解除する方がよい。
図4(a)の状態フロー図に示すように、台間機(自機)の離席モード管理手段は、離席モードに移行させると(ステップS172)、離席モード情報と、カードIDとを関連付けて上位管理装置に送信する(ステップS178)。また、図7(h)の状態フロー図に示すように、上位管理装置から、離席モードをリモート解除する指示を取得した場合には(ステップS142)、離席モードを解除する(ステップS110)。
このように構成することによって、上位管理装置が、離席モード情報等を管理することができるので、上位管理装置において離席モードの履歴確認ができ、離席モード運用状況の把握、自動解除した際のトラブルを抑制することができる。また、上位管理装置からの指示で台間機の離席モードをリモート解除することができるので、遊技者の利便性を向上することができると共に、遊技ホールに設置されている遊技機の稼働率を向上させることができる。
この場合、前記離席モード管理手段は、当該台間機が前記離席モードに移行しておらず、前記離席モード情報が記録されている記録媒体が前記リーダライタに挿入された場合において、現在時刻が、前記離席モード終了時刻以降である場合には、当該記録媒体を受入れて使用可能とするものであり、現在時刻が、前記離席モード終了時刻より前である場合には、前記表示手段に、他の台間機の前記離席モードをリモート解除するか否かの判断を遊技者に乞う情報を表示し、前記指示取得手段から、他の台間機の前記離席モードをリモート解除する指示を取得すると、当該他の台間機の離席モードをリモート解除する指示と前記リーダライタに挿入された記録媒体固有の識別情報とを前記通信手段を介して前記上位管理装置に送信して、前記リーダライタに挿入された記録媒体を受入れて使用可能とし、前記指示取得手段から、他の台間機の前記離席モードをリモート解除しない指示を取得すると、当該記録媒体の使用を禁止して返却するほうが良い。
図7(h)の状態フロー図に示すように、台間機(他機)が離席モードに移行しておらず、離席カードがリーダライタに挿入された場合において(ステップS204)、現在時刻が、離席モード終了時刻より前である場合には、表示手段に、台間機(自機)の離席モードをリモート解除するか否かの判断を遊技者に乞う情報を表示し(ステップS222)、操作ボタンから、台間機(自機)の離席モードをリモート解除する指示を取得すると(ステップS224)、リモート解除指示とカードIDとを通信手段を介して上位管理装置に送信して(ステップS228)、当該離席カードを受入れて使用可能とし(ステップS240)、操作ボタンから、台間機(自機)の離席モードをリモート解除しない指示を取得すると、当該離席カードの使用を禁止して返却する。
このように構成することによって、台間機(他機)で離席カードを使用した場合に、離席モードとなっていた台間機(自機)の離席モードを遊技者の判断でリモート解除することができるので、遊技ホールに設置されている遊技機の稼働率を向上させることができる。また、台間機(他機)を使用するのにホールスタッフによる離席カードの情報消去等の手続きを省略することができるので、遊技者の利便性を向上することができる。
この場合、遊技機に併設される台間機の離席状態の履歴を管理する上位管理装置であって、前記台間機から、当該台間機固有の識別情報及び離席モードに移行したことを表す離席モード情報と関連付けて、当該離席モード情報を記録する記録媒体固有の識別情報、若しくは前記台間機に併設される遊技機の台番号を取得すると、前記当該台間機固有の識別情報及び前記離席モード情報と関連付けて、前記記録媒体固有の識別情報、若しくは前記台番号を離席情報に記憶し、他の台間機から、離席モードをリモート解除する指示と関連付けて、前記他の台間機に挿入された記録媒体固有の識別情報、前記他の台間機に挿入された記録媒体に記録されている台番号、若しくは前記台間機固有の識別情報を取得すると、前記離席情報を参照して、前記離席情報に記憶されている前記記録媒体固有の識別情報、前記台番号、若しくは台間機の固有の識別情報を有する台間機に対して、前記離席モードをリモート解除する指示を送信する方が良い。
このように構成することによって、台間機(他機)で離席カードを使用した場合に、遊技者の判断で離席モードとなっていた台間機(自機)の離席モードをリモート解除することができるので、遊技ホールに設置されている遊技機の稼働率を向上させることができる。また、台間機(他機)を使用するのにホールスタッフによる離席カードの情報消去等の手続きを省略することができるので、遊技者の利便性を向上することができる。
本発明の台間機によれば、遊技者の一時離席に関連する手続きを簡略化して、遊技者の利便性を向上することができる。また、離席終了時間経過後等において遊技機の稼働率を低下させない台間機を提供することができる。
第1実施形態に係る台間機の概略斜視図である。 第1実施形態に係る台間機におけるハードウェアの概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る遊技機及び台間機の正面図である。 本発明の台間機が関連する処理を示す状態フロー図である。 本発明の台間機が関連する処理を示す状態フロー図である。 本発明の台間機が関連する処理を示す状態フロー図である。 本発明の台間機が関連する処理を示す状態フロー図である。 第1実施形態に係る台間機のメイン処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る台間機の自機離席処理を示すフローチャートである。 台間機のカード受入処理を示すフローチャートである。 台間機の表示部に表示される画面を例示する図である。 持玉・プリペイドサーバに蓄積される離席情報の一例を示す図である。 第2実施形態に係る台間機の概略斜視図である。 第2実施形態に係る台間機におけるハードウェアの概略構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る遊技機及び台間機の正面図である。 第2実施形態に係る台間機のメイン処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る台間機の自機離席処理を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
第1実施形態の説明では、遊技媒体のメダルを取り扱う台間機10、及び玉を取り扱う台間機10Cについて説明を行う。なお、これら遊技媒体を取り扱わないメダルレス遊技機2Bや、封入式パチンコ機2Dに併設される台間機10Aについては、後段の第2実施形態にて第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
また、第1実施形態の説明では、「経過時間」を計時手段により計時する実施形態、及び「経過時間」を現在時刻(RTC105から取得又は上位管理装置からCPU102が取得した処理時刻)を用いて算出する実施形態と、カードに「離席モード開始時刻」を記録する実施形態、及びカードに「離席モード終了時刻」を記録する実施形態について説明し、それぞれの実施形態において処理が相違する部分についてはそれぞれ場合を分けて説明する。
以下、第1実施形態に係る台間機10について、図面を参照して説明する。図3(a)には、遊技機2の一形態であるパチスロ機2Aと台間機10の正面図が示されている。図3(b)には、遊技機2の一形態であるパチンコ機2Cと台間機10Cの正面図が示されている。遊技ホールにおいては、複数の遊技機2が配設され、当該遊技機2の側方位置には遊技機2に対して1対1に対応して台間機10、10Cが併設されている。第1実施形態に係る台間機10、10Cは、パチスロ機2A、パチンコ機2Cに使用する遊技媒体を供給する。
〔台間機10、10Cの説明〕
図1〜3を参照して、台間機10、10Cについて説明する。図1には、パチスロ機2A用の台間機10の概略斜視図が示されている。図2には、台間機10、10Cにおけるハードウェアの概略構成を示すブロック図が示されている。図3(a)には、パチスロ機2Aと台間機10の正面図が示されている。図3(b)には、パチンコ機2Cと台間機10Cの正面図が示されている。なお、パチスロ機2A及びパチンコ機2Cは、遊技機2の一形態である。
台間機10、10Cは、貨幣の投入、又は、カードを挿入することで遊技媒体を供給し、パチスロ機2A、パチンコ機2Cでの遊技を可能とする装置であって、制御部100と、紙幣硬貨処理装置30と、カードリーダライタ40と、表示部50と、表示ランプ60と、操作ボタン51と、リモコン送受光部80と、カメラ70と、払出装置90と、計数装置95と、EEPROM(不図示)を備えている。
制御部100は、情報処理部101、通信I/F110等から構成され、台間機10、10Cに搭載されている周辺機器の制御や、外部機器との間で通信を行う。
情報処理部101は、CPU(中央情報処理装置)102、RAM103、ROM104、RTC(real−time clock)105等から構成される。CPU(中央情報処理装置)102は、台間機10、10Cに搭載されている周辺機器に対する各種の制御や処理をプログラムに基づいて行う。またCPU(中央情報処理装置)102は、遊技機2との間で情報の伝達を行うことができ、持玉・プリペイドサーバ200等の上位管理装置から現在時刻(処理時刻)を取得することができる。遊技機2からは、貸出ボタンの操作情報、カード返却ボタンの操作情報、遊技価値のIN・OUT情報に加えて、遊技状態情報(ボーナス情報、アシストタイム情報、確変情報、時短情報等)を取得することもできる。遊技機2に対しては、貸出ボタンランプの点灯情報、貸出玉数に関する情報等を出力することができる。RAM103は、制御プログラムの作動領域及びCPU102が実行するプログラムの一時的なデータ記憶領域となる。ROM104には、制御プログラム等が格納・記憶されている。RTC105は、台間機10、10Cの電源を切っても現在時刻を刻み続けることが可能な専用の素子である。EEPROMは、離席時間(例:10分)、離席超過時間(例:15分)、離席終了時間(例:25分)、離席モード自動解除等の設定や、オフライン情報等を、電源が遮断された後においてもバックアップ記憶し続けることができる。
通信I/F110は、上位の装置(中継基板(図示せず)、持玉・プリペイドサーバ200、貯玉サーバ115等)と各種情報の送受信を行うポートである。通信I/F110にて送受信する情報は、例えば紙幣硬貨処理装置30に挿入又は投入された通貨の通貨価値情報、カードリーダライタ40が読み取ったカード情報、カードに書き込む書込情報、遊技機2に出力した各種情報、遊技機2から取得した各種情報、遊技状態情報、会員情報、持玉情報、貸出情報、計数情報、カメラ70が撮影した画像情報、当該台間機10、10Cに対して利用者が行った操作情報、当該台間機10、10Cにおけるステータス情報、離席モード情報、現在時刻(処理時刻)、その他の情報が含まれる。
紙幣硬貨処理装置30は、利用者により挿入された紙幣や硬貨等の通貨を識別すると共に、通貨価値や当該紙幣硬貨処理装置30におけるステータス情報を出力する。
カードリーダライタ40は、利用者により挿入されたカード(又は利用者により翳されたカード、携帯電話等の記録媒体)の識別情報や遊技価値、通貨価値等の情報を読み取って情報処理部101に出力する。また、カードリーダライタ40は、当該カードリーダライタ40におけるステータス情報を情報処理部101に出力する。また、カードリーダライタ40は、情報処理部101の指令に基づいて、各種情報をカードに書き込む処理を行う。カードリーダライタ40内に一般カード(詳細は後述する。)のストック部を設けることによって、一般カードの発行や回収を行うこともできる。
表示部50は、紙幣が挿入されている状況や硬貨が投入されている状況、挿入又は投入された通貨価値、カードの読み取り状況、カードの種別、カードに記録されている情報、会員情報、持玉情報、持玉共有に関する情報、貯玉情報、貯玉乗入れに関する情報、遊技機2にて使用可能な遊技価値に関する情報、遊技機2から取得した遊技価値に関する情報、次に利用者が行う操作に関する情報の表示、当該台間機10、10Cの状態、通信状況、エラー情報、メンテナンス情報、広告、案内、離席に関する情報等を表示する。
また表示部50はタッチパネルの機能を有しており、表示部50に表示されているボタンの範囲を利用者が押すことによって、ソフトキーの操作が可能となっている。表示部50に表示されるボタンは、例えば遊技価値の貸出ボタン、カード返却ボタン、会員カード等の暗証番号入力ボタン、取消ボタン、決定ボタン、カーソルキー、表示切替ボタン、持玉の共有ボタン、貯玉乗入れに関する操作ボタン、メンテナンス用のカード回収ボタン、情報表示ボタン、離席モードに関するボタン、リセットボタン、当該台間機10、10Cに挿入された離席カードを使用する/使用しないボタン等である。
払出装置90は、操作ボタン51(貸出ボタン、払出ボタン)の操作情報に基づいて、所定量の遊技媒体を払出通路91から遊技機2に向けて排出する。
計数装置95は、投入通路96に投入されたメダルの数量を計数する。
カメラ70は、表示部50の表示面側に配置してある。カメラ70を表示面側に配置することにより、表示方向と撮影方向とを一致させることができるので、利用者の顔を撮影した映像を取得し易くなる。
また、表示部50のタッチパネルの操作時に撮影を行うことによって、利用者がカメラ70に近づいた状態での撮影が可能になるので、撮影した利用者の識別が容易となる。
カメラ70による撮影は、定期的に行うこともできるし、現金挿入時やカード挿入時、カード返却時、エラー検出時、不正検出時、貸出ボタン操作時、離席ボタン52操作時等のイベント発生時の撮影画像を用いて、利用者の認証や利用者の交代を判断することもできる。
また、定期的に撮影画像を一時保存しておき、イベント発生時の直前(2秒前など)に一時保存した撮影画像とイベントとを関連付けて保存する構成を用いることもできる。
カメラ70による撮影画像は、台間機10、10Cの情報処理部101が読み取ってその後の処理を行っても良いし、上位のカメラサーバ122が撮影画像を管理する構成を用いることもできる。
また、情報処理部101は、利用者が操作する操作ボタン51の押下状況や、スイッチ等の接点状況を読み取ることができる。また、情報処理部101は、表示ランプ60等の点灯や、音の発生を制御する。また、情報処理部101は、呼出ボタン・ホールコンピュータ117、外部表示器119に表示情報を出力したり、外部の紙幣硬貨搬送装置30との間で紙幣、硬貨の搬送に関する情報の入出力を行うことができる。
リモコン送受光部80は、ホールスタッフが所持するリモコン121から送信される信号を受信して、情報処理部101に信号を出力する。
〔台間機10、10Cの操作に関する概略説明〕
利用者が遊技機2を用いて遊技を行う場合には、例えば紙幣を紙幣硬貨処理装置30に挿入する。台間機10、10Cの情報処理部101は、通貨価値及び残高情報をカードに移行させると共に、通貨価値及び残高情報を台間機10、10CのRAM103に記憶させて表示等に用いる。また利用者により、残高情報が記録されているカードが台間機10、10Cに挿入された場合には、カードと関連付けられている残高情報を台間機10、10CのRAM103に記憶させて表示に用いる。
パチスロ機2A用の台間機10の場合には、利用者により操作ボタン51(貸出ボタン)が操作されると、遊技媒体を払出通路91から遊技機2に向けて排出することができる。
パチンコ機2C用の台間機10Cの場合には、利用者によりパチンコ機2Cに設けられている貸出ボタン21が操作されると、台間機10Cは通貨価値を遊技価値に変換した遊技価値情報を生成してパチンコ機2Cに出力することができる。パチンコ機2Cでは、台間機10Cから取得した遊技価値情報に基づいて遊技媒体を貸し出すことができる。なお、所定の貸出し玉数に満たない端数玉は、台間機10Cの払出通路91からパチンコ機2Cに向けて排出する。
また利用者により、持玉情報又は貯玉情報が関連付けられているカードが台間機10、10Cに挿入された場合や、利用者が計数装置95を用いて持玉の計数を行った場合には、当該持玉や貯玉を払い出して再遊技を行うことができる。
パチスロ機2A用の台間機10の場合には、利用者により操作ボタン51(払出ボタン)が操作されると、所定数量の持玉や貯玉を遊技媒体の払出通路91から遊技機2に向けて排出することができる。
パチンコ機2C用の台間機10Cの場合には、利用者により台間機10Cの操作ボタン51(払出ボタン)が操作されると、台間機10Cは持玉や貯玉を遊技価値に変換した遊技価値情報を生成してパチンコ機2Cに出力することができる。パチンコ機2Cでは、台間機10Cから取得した遊技価値情報に基づいて遊技媒体を払い出すことができる。なお、所定の払出し玉数に満たない端数玉は、台間機10Cの払出通路91からパチンコ機2Cに向けて排出される。
遊技が終了した場合には、利用者はカードの排出を指示する。
例えば利用者がパチスロ機2Aを用いて遊技を行っていた場合には、利用者は台間機10に設けられている操作ボタン51(カード返却ボタン)を押す。すると、残高情報が記録されている会員カード又は、残高情報、持玉情報が記録されている一般カードが台間機10から排出される。
また、利用者がパチンコ機2Cを用いて遊技を行っていた場合には、利用者はパチンコ機2Cに設けられているカード返却ボタン22を押す。すると、残高情報が記録されている会員カード又は、残高情報、持玉情報が記録されている一般カードが台間機10Cから排出される。
本発明に係る台間機10、10Cでは、上記の機能に加えて、遊技者等が表示部50に表示される離席ボタン52を操作することによって、当該台間機10、10Cを離席モードに移行させて離席カード(離席モード情報が記録された会員カード又は一般カード)を排出することができる。離席モードとは、台間機10、10Cに設定されるモードの一種であり、入金操作や払出操作、貸出操作を禁止する状態に移行して、他人による台間機10、10Cの使用を制限することにより、当該台間機10、10Cに併設されている遊技機2の使用を制限する状態である。この離席モードは、当該台間機10、10Cから排出された離席カードを当該台間機10、10Cのカードリーダライタ40に再挿入すると自動で解除されるので、遊技者による簡単な操作のみで、安心して離席や休憩を行うことができる。また、所定の離席終了時間が経過した場合にも、離席モードが自動で解除されるので、遊技機2の稼働率を低下させないようにすることができるとともに、遊技者は容易に台移動を行えるようになる。
〔離席終了時間の説明〕
離席終了時間(例:25分)とは、遊技者の離席が許可されている時間であって、台間機10、10Cが上述の離席モードに移行している時間である。離席終了時間が経過すると、所定の条件下で離席モードを自動で解除することができる。第1〜2実施形態において、離席終了時間(例:25分)は、離席時間(例:10分)と離席超過時間(例:15分)とを加算した時間である。
離席時間(例:10分)とは、離席モード移行時から離席時間経過までの所定の間付与される時間であって、例えば設定により1分から15分の時間が付与される。図11(4)に示すように、離席画面には離席(プチ休憩)の残り時間が表示される。
離席超過時間(例:15分)とは、離席時間経過後から離席超過時間経過までの所定の間に付加される超過時間であって、例えば設定により1分から∞分の時間が付与される。図11(5)に示すように、離席画面には離席時間から超過した時間が表示される。
離席時間と離席超過時間は、ホールスタッフにより任意の時間が設定され、設定された時間はEEPROM及びRAM103に記憶されている。なお、第1〜2実施形態において、離席終了時間(例:25分)は、離席時間(例:10分)に離席超過時間(例:15分)を付加したが、離席超過時間(例:15分)を付加しない構成であってもよい。
〔離席モード終了時刻の説明〕
離席モード終了時刻とは、離席モードに移行時にRTC105から取得される離席モード開始時刻(持玉・プリペイドサーバ200等の上位管理装置から取得される処理時刻を離席モード開始時刻として用いることもできる。)に、上述した離席終了時間(例:25分)を加算した時刻のことである。第1〜2実施形態において、離席モード終了時刻は、離席モード開始時刻に離席終了時間(離席時間+離席超過時間)を加算して算出された時刻である。
〔カードの説明〕
カードは、カードリーダライタ40によりデータを読み書きされる記録媒体であって、会員カードと一般カードの二種類が存在する。会員カードは、会員を識別する磁気カード、ICカード等の記録媒体であり、一般カードは、会員カードを使用せずに遊技をした遊技客を識別する当日用の磁気カード、ICカード等の記録媒体をいう。会員カードと一般カード(特に指定しない場合は、カードと称する)には、通貨の残高(通貨価値)等の情報が読み書き可能に記憶されているほか、台間機10、10Cでは書込みできない領域に、固有の識別情報であるカードIDが記録されている。なお、持玉情報は持玉・プリペイドサーバ200に、貯玉情報は貯玉サーバ115に、それぞれカードIDと関連付けて記憶されている。詳細は後述するが、離席カードとは、離席モード情報が記録されているカードのことをいう。
〔持玉・プリペイドサーバ200の説明〕
図2のブロック図には、台間機10、10Cに接続される持玉・プリペイドサーバ200が示されている。持玉・プリペイドサーバ200は、台間機10、10Cが送信する情報に基づいて、遊技者のカードと、保有持玉数とを対応付けて管理するコンピュータであって、CPU(中央情報処理装置)(図示せず)、ROM(図示せず)、RAM(図示せず)、通信I/F(図示せず)等から構成されている。持玉・プリペイドサーバ200は、上記の処理のほか、台間機10、10Cが送信する離席に関する情報、例えば離席モード情報、カードID、台番号等を受信して管理する。
〔台間機10、10Cが実行する処理の説明〕
図8〜図10は、台間機10、10Cが実行する処理を示すフローチャートである。図8は台間機10、10Cが実行するメイン処理(ステップS10)を示し、図9、10は図8のメイン処理(ステップS10)を構成する自機離席処理(ステップS100)及びカード受入処理(ステップS200)の詳細について示している。台間機10、10Cが実行する処理は、ROM104に記憶されている制御プログラムに基づいて、情報処理部101によって実行される。
〔メイン処理(ステップS10)の説明〕
図8に示すメイン処理(ステップS10)のフローについて説明する。
電源が投入されると、初期化処理(ステップS20)が、実行される。初期化処理(ステップS20)は、情報処理部101が、CPU102と接続されている台間機10、10C内の各周辺機器(紙幣硬貨処理装置30、カードリーダライタ40、表示部50、払出装置90、計数装置95、リモコン送受光部80、カメラ70等)に対して初期化処理を行う。次いで、台間機10、10Cに接続されている外部機器(持玉・プリペイドサーバ200、貯玉サーバ115、呼出ボタン・ホールコンピュータ117、遊技機2、外部表示機119、紙幣搬送装置120、カメラサーバ122等)と情報の伝達を行う。この際、持玉・プリペイドサーバ200は、情報処理部101に対し、台間機10、10Cに併設される遊技機2の台番号を送信することができる(この持玉・プリペイドサーバ200による台番号の送信は、後段のS800において実行するようにしても良い。)。台番号とは、各遊技機2に割り当てられた固有の番号であって遊技機2が設置される場所を特定する情報である。情報処理部101は、送信された台番号をRAM103及びEEPROMに記憶する。
次いで、入出力処理(ステップS30)に進む。入出力処理(ステップS30)は、情報処理部101と接続されている台間機10、10C内の各周辺機器(表示部50、払出装置90、計数装置95、リモコン送受光部80、カメラ70、表示ランプ60等)に対する情報の出力処理と、各周辺機器から情報を入力する処理とを行う。また、台間機10、10Cに接続されている外部機器(呼出ボタン・ホールコンピュータ117、遊技機2、外部表示機119、紙幣搬送装置120、カメラサーバ122等)と情報の伝達を行って、情報の出力処理と、情報の入力処理とを行う。また、リモコン121から送信されてきた情報の入力処理を行う。
次いで、自機離席処理(ステップS100)に進む。自機離席処理(ステップS100)は、遊技者の操作による台間機10、10Cの離席モードへの移行処理や、離席モード中の台間機10、10Cに離席カードが挿入された際の離席モードの解除処理等を行う。自機離席処理(ステップS100)についての詳細は後述する。
次いで、カード受入処理(ステップS200)に進む。カード受入処理(ステップS200)は、主に離席モード中ではない台間機10、10Cにカードが挿入された際の処理等を行う。カード受入処理(ステップS200)についての詳細は後述する。
次いで、貸出処理(ステップS300)に進む。貸出処理(ステップS300)では、遊技者の操作ボタン51(貸出ボタン、払出ボタン)の押下に基づいて遊技媒体の貸し出し処理及び払い出し処理を行う。
次いで、計数処理(ステップS400)に進む。計数処理(ステップS400)は、操作ボタン51(計数ボタン)の押下、又は遊技媒体の投入操作に基づき、遊技媒体の計数を行って、その計数値を既に記憶されている持玉数に加算して記憶する処理である。
次いで、表示処理(ステップS500)に進む。表示処理(ステップS500)は、情報処理部101が表示部50に対し情報の表示をさせる処理である。表示内容として、例えば、開店中・閉店中表示、メンテナンスモード表示、異常リセットボタン表示、一般カード回収ボタン表示、オフライン表示、貸出単価表示、入金可否情報、会員・一般カード挿入可否情報、離席の残り時間表示、離席の時間超過表示、他台確保中表示、離席ボタン52の表示、計数ボタン表示、店員呼出ボタン表示、残金表示、持玉・持玉数表示、貯玉・貯玉数表示、持玉・持玉共有カード発行ボタン表示、残高返却ボタン表示、カード返却条件設定ボタン表示、貸出単価変更ボタン表示、最小貸出ボタン表示、指定量払出ボタン表示、持玉を使用したコーヒーサービス機能設定ボタン表示、会員認証条件選択ボタン表示、カード情報開示ボタン表示、持玉寄付ボタン表示等の表示である。
次いで、現金投入処理(ステップS600)に進む。現金投入処理(ステップS600)は、情報処理部101が実行する処理であり、入金情報の取得に基づき通貨価値への移行処理、エラー処理、入金情報に基づく紙幣搬送装置120への信号出力処理である。
次いで、カードR/W処理(ステップS700)に進む。カードR/W処理(ステップS700)では、カード挿入情報の取得に基づく、遊技価値の移行処理や、通貨価値への移行処理、エラー処理、カードに対する情報の書き込み処理、カード発行、返却処理を行う。
次いで、上位通信処理(ステップS800)に進む。上位通信処理(ステップS800)では、紙幣硬貨処理装置30に挿入又は投入された通貨の通貨価値情報、カードリーダライタ40が読み取ったカード情報、カードに書き込む書込情報、会員情報、持玉情報、貸出情報、計数情報、カメラ70が撮影した画像情報、当該台間機10、10Cに対して利用者が行った操作情報、当該台間機10、10Cにおけるステータス情報、台番号、現在時刻(処理時刻)、その他の情報を、持玉・プリペイドサーバ200との間で送受信する。
以降、情報処理部101は電源が切断されるまでステップS30〜S800の処理をくり返して実行する。
〔自機離席処理(ステップS100)の説明〕
図9を参照して、図8に示した自機離席処理(ステップS100)の詳細について説明する。自機離席処理(ステップS100)は、遊技者の操作による台間機10、10Cの離席モードへの移行処理や、離席モード中の台間機10、10Cに離席カードが挿入された際の離席モードの解除処理等を行う。
ステップS102「離席モード中?」において情報処理部101は、離席モード中か否かを判断する。離席モードとは、台間機10、10Cに設定されるモードの一種であり、入金操作や払出操作、貸出操作を禁止する状態に移行して、他人による台間機10、10Cの使用を制限することにより、当該台間機10、10Cに併設されている遊技機2の使用を制限する状態である。情報処理部101は、台間機10、10CのRAM103に、離席モード情報が記憶されている状態か否かにより、離席モード中か否かを判断する。離席モード中である場合には(ステップS102でYES)、表示部50に図11(4)の離席画面、又は(5)の離席超過画面の何れかが表示されている状態でステップS104に進み、そうでなければ(ステップS102でNO)、表示部50に図11(1)の待受画面、(2)の待機画面、又は(3)のメニュー画面の何れかが表示されている状態でステップS152に進む。
ステップS152「現金or持玉or会員カード無し?」において情報処理部101は、残金、持玉、会員カードの何れもが存在しないか否かを判断する。情報処理部101は、RAM103に記憶されている残金、持玉、会員カード有無のデータにより、残金、持玉、会員カードのいずれかが存在するか否かを判断することにより、残金、持玉、会員カードのいずれも存在しない場合には離席モードへの移行を許可しないことができるので、同一人物が複数台を確保することを禁止して、遊技ホールにおける遊技機2の稼働率の低下を防止することができる。残金、持玉、会員カードのいずれも存在しない場合には(ステップS152でYES)、ステップS154に進み、そうでなければ(ステップS152でNO)、ステップS156に進む。
ステップS154「待受画面表示」を処理が通過する際には、表示部50には図11(1)に示す待受画面が表示されている。次いで、メイン処理に戻る。
ステップS156「持玉のみ有且つ最小離席玉数設定有り?」において情報処理部101は、持玉のみ有りの場合に、最小離席玉数設定ありか否かを判断する。この処理を設けることによって、以下の行為を予防することができる。例えば、持玉が1玉のみであっても離席カードを排出させることで、台間機10、10Cを離席モードに移行させることができるとすると、複数台の遊技機2を一人で占有することが容易にできてしまう。そこで、最小離席玉数以上の持玉が存在する場合のみ台間機10、10Cを離席モードに移行することを許可すれば、遊技ホールにおける遊技機2の稼働率の低下を防止することができる。最小離席玉設定ありの場合には(ステップS156でYES)、ステップS158に進み、そうでなければ(ステップS156でNO)、ステップS170に進む。
ステップS158「最小離席玉数以下?」において情報処理部101は、持玉が最小離席玉数以下か否かを判断する。持玉が最小離席玉数以下である場合には(ステップS158でYES)、ステップS186に進み、そうでなければ(ステップS158でNO)、ステップS170に進む。
ステップS170「離席ボタン操作?」において情報処理部101は、遊技者が離席ボタン52を操作したか否かを判断する。遊技者が表示部50に表示された「プチ休憩」ボタン52(図11(3)参照)を押すと、表示部50は、情報処理部101に対し、「プチ休憩」ボタンが押された情報を送信する。情報処理部101は、その情報の有無により、遊技者が離席ボタン52を操作したか否かを判断する。遊技者が離席ボタン52を操作した場合には(ステップS170でYES)、ステップS172に進み、そうでなければ(ステップS170でNO)、ステップS186に進む。
ステップS172「離席モードに移行」において情報処理部101は、台間機10、10Cを離席モードへ移行させ、入金操作や払出操作、貸出操作、計数動作を禁止し、他人による台間機10、10Cの使用を制限して、当該台間機10、10Cに併設されている遊技機2の使用を制限する。情報処理部101は、紙幣硬貨処理装置30に対し入金が不可能な状態にセットし、操作ボタン51(貸出ボタン、払出ボタン)が押された情報を無効化して、持玉を払い出す操作の無効化及び残金から遊技媒体を貸し出す操作の無効化をする。次いで、ステップS174に進む。
ステップS174「離席関連情報の記憶」において情報処理部101は、離席モードに移行していることを示す情報(離席モード情報)と、カードに記録されている固有の識別情報であるカードIDと、持玉・プリペイドサーバ200から受信した台番号とを関連付けてRAM103に記憶する。なお、本発明において、情報処理部101が、台番号をRAM103に記憶することは必須ではなく、第2実施形態についても同様に必須ではない。次いで、ステップS176に進む。
(自機では計時手段を使用する実施形態の説明)
離席モードへ移行した時刻からの経過時間(変数)を、計時手段を用いて計時する構成を採用する場合には、離席モード開始時刻、又は離席モード終了時刻の記憶は必須では無いが、下記の実施形態に示す手法を用いて離席モード開始時刻に加えて離席モード終了時刻をRAM103に記憶する構成を採用することもできる。
(自機でもRTCを使用し、離席モード開始時刻をカードに記録する実施形態の説明)
離席モードへ移行した時刻からの経過時間(変数)を、RTC105等から取得した現在時刻を用いて算出する構成を採用する場合であって、離席モード開始時刻をカードに記録する場合には、RTC105から現在時刻(ステップS174を実行した時刻)を取得して、この取得した現在時刻を離席モード開始時刻としてRAM103に記憶する。この取得した現在時刻は、離席モード開始時刻として、離席モード情報と共にカードに記録することができる。
(自機でもRTCを使用し、離席モード終了時刻をカードに記録する実施形態の説明)
離席モードへ移行した時刻からの経過時間(変数)を、RTC105等から取得した現在時刻を用いて算出する構成を採用する場合であって、離席モード終了時刻をカードに記録する場合には、RTC105等から現在時刻(ステップS174を実行した時刻)を取得して、この取得した現在時刻を離席モード開始時刻としてRAM103に記憶すると共に、この現在時刻に離席終了時間(例:25分)を加算した離席モード終了時刻をRAM103に記憶する。この離席モード終了時刻は、離席モード情報と共にカードに記録することができる。
ステップS176「離席時間セット」において情報処理部101は、離席時間をセットする。上述したように、離席時間(例:10分)は、離席終了時間(例:25分)の前半を構成する時間である。ステップS176の処理が終了すると、情報処理部101が実行する処理は、ステップS178に進む。
(自機では計時手段を使用する実施形態の説明)
離席モードへ移行した時刻からの経過時間(変数)を、計時手段を用いて計時する構成を採用する場合には、情報処理部101は、タイマによる経過時間(変数)の計時を開始すると共に、離席時間経過及び離席超過時間経過の判断を行う際の比較対象となる離席時間(例:10分)をセットする。
(自機でもRTCを使用する実施形態の説明)
離席モードへ移行した時刻からの経過時間(変数)を、RTC105等から取得した現在時刻を用いて計算する構成を採用する場合には、情報処理部101は、離席時間経過及び離席超過時間経過の判断を行う際の比較対象となる離席時間(例:10分)をセットする。なお、経過時間(変数)をRTC105等から取得した現在時刻を用いて算出する構成を採用する場合には、経過時間(変数)は、現在時刻から離席モード開始時刻を減算して算出する。
ステップS178「上位管理装置に離席モード移行通知」において情報処理部101は、離席モードに移行したことによる台間機10、10Cのモード変化を、持玉・プリペイドサーバ200に送信する。情報処理部101は、持玉・プリペイドサーバ200に対し、RAM103に記憶された離席モード情報、カードID、及び台番号等を送信する。なお、図4(a)で示すように、持玉・プリペイドサーバ200は、受信した離席モード情報、カードID、台番号等を処理時刻と共に記録すると共に、離席モード情報と処理時刻の応答を台間機10、10Cに送信する。図12は、台間機10、10Cから持玉・プリペイドサーバ200に対し送信され時系列に蓄積された離席情報の一例を示している。図12中のNо1、4、6、8については、ステップS178において、台間機10、10Cから持玉・プリペイドサーバ200に送信された情報である。次いで、情報処理部101が実行する処理はステップS180に進む。
(離席モード開始時刻をカードに記録する実施形態の説明)
ステップS180「カードに情報を記録」において情報処理部101は、カードリーダライタ40に対し、カードに、離席モード情報、離席モード開始時刻、及び台番号等を記録させるフラグをセットする(カードへの書き込みはカードR/W処理(ステップS700)で行う。)。上述したように、離席モード開始時刻は、ステップS174を実行した時刻を用いることができる。また、S178において持玉・プリペイドサーバ200が送信した応答に含まれる処理時刻を用いることもできる。カードリーダライタ40により、離席モード情報が記録されたカードを、離席カードと呼ぶことにする。なお、第1実施形態において、台番号をカードに記憶するのは、他の台間機10、10Cの表示部50に表示して遊技者に知らしめるために使用されるものであって、離席の判断に使用するものではない。したがって、本発明において、情報処理部101が、台番号をカードに記録することは必須ではない。後述する第2実施形態についても同様に必須ではない。次いで、情報処理部101が実行する処理は、ステップS182に進む。
(離席モード終了時刻をカードに記録する実施形態の説明)
ステップS180において離席モード終了時刻をカードに記録する場合には、上記の離席モード開始時刻に代えて、離席モード終了時刻をカードに記録させるフラグをセットする。
ステップS182「離席カード排出」において情報処理部101は、離席カードを排出するフラグをセットする(離席カードの排出はカードR/W処理(ステップS700)で行う。)。次いで、ステップS184に進む。
ステップS184「離席画面表示」において情報処理部101は、離席時間(例:10分)から経過時間(変数)を減算した時間を算出し、表示部50に図11(4)に示す離席画面と共に算出した時間を残り時間として表示させる。次いで、メイン処理に戻る。
ステップS186「待機画面表示」を処理が通過する際には、表示部50には図11(1)に示す待機画面が表示されている。次いで、情報処理部101が実行する処理は、メイン処理に戻る。
ステップS104「離席時間経過?」において情報処理部101は、経過時間(変数)が離席時間(例:10分)を経過しているか否かを判断する。経過時間が離席時間を経過している場合には(ステップS104でYES)、ステップS106に進み、そうでなければ(ステップS104でNO)、表示部に図11(4)の離席画面が表示されている状態でステップS120に進む。ステップS120にて情報処理部101は、離席時間(例:10分)から経過時間(変数)を減算した時間を算出し、算出された時間を残り時間として図11(4)の離席画面に表示させる。
(自機では計時手段を使用して経過時間を計時する実施形態の説明)
離席モードへ移行した時刻からの経過時間(変数)を、計時手段を用いて計時する構成を採用する場合には、計時した経過時間(変数)が離席時間(例:10分)を経過しているか否かを判断する。
(自機でもRTCを使用して経過時間を算出する実施形態の説明)
離席モードへ移行した時刻からの経過時間(変数)を、RTC105等から取得した現在時刻を用いて算出する構成を採用する場合には、RTC105等から現在時刻を取得して、この取得した現在時刻から離席モード開始時刻を減算して算出する。そして、この算出した経過時間(変数)が離席時間(例:10分)を経過しているか否かを判断する。
ステップS106「離席超過時間セット済?」において情報処理部101は、離席超過時間(例:15分)がセット済みであるか否かを判断する。具体的には、情報処理部101は、後述するステップS122にて、既に離席超過時間(例:15分)が経過時間(変数)の比較対象としてセットされているか否かを判断する。上述したように、離席超過時間(例:15分)は、離席終了時間(例:25分)の後半を構成する時間である。離席終了時間(例:25分)を離席時間(例:10分)と離席超過時間(例:15分)に分ける理由は、所定時間経過後にすぐに離席モードが自動解除されてしまうと、自動解除後に遊技を開始した新たな利用者と、数分遅れて帰ってきた元の遊技者との間でトラブルになる可能性があるため、あらかじめ通知した離席時間(例:10分)後に離席超過時間(例:15分)を付加する構成にして遊技者に心理的な緩衝効果を与えるためである。離席超過時間がセット済みである場合には(ステップS106でYES)、ステップS107に進み、そうでなければ(ステップS106でNO)、ステップS122に進む。
ステップS107「離席超過時間経過?」において情報処理部101は、経過時間(変数)が離席時間(例:10分)及び離席超過時間(例:15分)を経過しているか否かを判断する。離席超過時間を経過している場合には(ステップS107でYES)、ステップS108に進み、そうでなければ(ステップS107でNO)、ステップS126に進む。
(自機では計時手段を使用して経過時間を計時する実施形態の説明)
離席モードへ移行した時刻からの経過時間(変数)を、計時手段を用いて計時する構成を採用する場合には、計時した経過時間(変数)が「離席時間+離席超過時間」(離席終了時間)を経過しているか否かを判断する。
また、比較対象の離席超過時間に代えて離席モード終了時刻を用いる場合には、離席モード開始時刻に経過時間(変数)を加えた時刻(現在時刻に相当する)が、離席モード終了時刻(離席モード開始時刻+離席時間+離席超過時間)を経過しているか否かを判断する。
(自機でもRTCを使用して経過時間を算出する実施形態の説明)
離席モードへ移行した時刻からの経過時間(変数)を、RTC105等から取得した現在時刻を用いて算出する構成を採用する場合には、RTC105等から現在時刻を取得して、この取得した現在時刻から離席モード開始時刻を減算して経過時間(変数)を算出する。そして、この算出した経過時間(変数)が「離席時間+離席超過時間」(離席終了時間)を経過しているか否かを判断する。
また、比較対象の離席超過時間に代えて離席モード終了時刻を用いる場合には、RTC105等から現在時刻を取得して、この取得した現在時刻が離席モード終了時刻(離席モード開始時刻+離席時間+離席超過時間)を経過しているか否かを判断する。
ステップS108「離席モード自動解除設定有?」において情報処理部101は、離席モード自動解除の設定があるか否かを判断する。離席モード自動解除の設定とは、離席終了時間(離席時間+離席超過時間)が経過した場合には、自機の離席モードを自動解除する旨の設定である。離席モード自動解除の設定を設けることにより、ホールスタッフの手を煩わせることなく離席モードが自動で解除される。離席モード自動解除が設定されている場合には(ステップS108でYES)、ステップS110に進み、そうでなければ(ステップS108でNO)、ステップS126に進む。なお、自動で離席モードが解除されると、遊技機2を使用し始めた他の遊技者と、休憩から戻った元の遊技者との間で争いが発生する可能性があるので、毎回ホールスタッフの操作を経てから離席モードを解除することを希望する遊技ホールも存在する。従って本発明の実施形態では、離席モード自動解除を設けるか否かについて、遊技ホールによる選択が可能な構成を採用している。
ステップS110「離席モード解除」において情報処理部101は、離席モードを解除する。具体的には、情報処理部101は、RAM103に記憶されている離席モード情報、カードID等を削除する。次いで、ステップS112に進む。
ステップS112「上位管理装置に離席モード解除を通知」において情報処理部101は、持玉・プリペイドサーバ200に対し、離席モードが解除されたことを示す情報、カードID、台番号を送信する。なお、図4(c)で示すように、持玉・プリペイドサーバ200は、送信された離席モード情報、カードID、台番号を記録する。図12は、台間機10、10Cから持玉・プリペイドサーバ200に対し送信され時系列に蓄積された離席情報の一例を示している。図12中のNо3(ステップS108の処理による離席超過時間経過による自動解除)、Nо5(ステップS134の処理による離席カード挿入による解除)、Nо7(ステップS140の処理による強制解除)、Nо10(ステップS142の処理によるリモート解除)は、ステップS112において、台間機10、10Cから持玉・プリペイドサーバ200に送信された情報である。次いで、情報処理部101が実行する処理は、ステップS114に進む。
ステップS114「カードの情報を削除」において情報処理部101は、カードリーダライタ40に対し、離席カードに記録されている、離席モード情報、台番号、及び、離席モード開始時刻等の記録を削除するフラグをセットする(離席カードへの書き込みはカードR/W処理(ステップS700)で行う。)。次いで、ステップS116「待機(待受)画面表示」に進み、表示部50に図11(1)の待受画面、又は(2)の待機画面の何れかを表示させた後、メイン処理に戻る。
ステップS120「離席画面用の残り時間更新」において情報処理部101は、離席時間(例:10分)から経過時間を減算した時間を算出して更新する。次いで、ステップS130に進む。なお、後のステップS500の表示処理にて情報処理部101は、表示部50に図11(4)に示す離席画面を表示させると共に、算出した時間を残り時間として図11(4)の離席画面に表示させる。
ステップS122「離席超過時間セット・離席超過画面セット」において情報処理部101は、離席超過時間をセットする。具体的には、情報処理部101は、離席超過時間経過の判断を行う際の比較対象となる離席超過時間(例:15分)をセットし(なお、離席終了時間=離席時間+離席超過時間の関係がある。)、図11(5)に示す離席超過画面をセットする。次いで、ステップS124に進む。なお、後のステップS500の表示処理にて情報処理部101は、ステップS122にてセットした離席超過画面を表示すると共に、時間超過を表示させる(図11(5))。
ステップS124「上位管理装置に離席超過通知」において情報処理部101は、持玉・プリペイドサーバ200に対し、離席超過の状態に遷移したことを送信する。なお、図4(b)で示すように、情報処理部101は、持玉・プリペイドサーバ200に対し、離席超過通知に伴い、離席モード情報、カードID、台番号を送信する。図12は、台間機10、10Cから持玉・プリペイドサーバ200に対して送信され時系列に蓄積された離席情報の一例を示している。図12中のNо2は、ステップS124において、台間機10、10Cから持玉・プリペイドサーバ200に送信された情報である。次いで、情報処理部101が実行する処理は、ステップS130に進む。
ステップS126「離席超過画面用の時間超過更新」において情報処理部101は、経過時間(変数)から離席時間(例:10分)を減算して、図11(5)の離席超過画面に表示する時間超過(変数)の時間を更新する。次いで、ステップS130に進む。なお、後のステップS500の表示処理にて情報処理部101は、更新した時間超過の時間を、図11(5)に示す離席超過画面に表示させる。
ステップS130「カード挿入?」において情報処理部101は、カードリーダライタ40にカードが挿入されているか否かを判断する。具体的には、情報処理部101が、カードリーダライタ40からカード挿入情報を受信したか否かにより判断する。カードが挿入されている場合には(ステップS130でYES)、ステップS132に進み、そうでなければ(ステップS130でNO)、ステップS140に進む。
ステップS132「離席カード?」において情報処理部101は、挿入されたカードが離席カードか否かを判断する。具体的には、情報処理部101は、挿入されたカードに離席モード情報が記録されているか否かを判断する。カードが離席カードの場合には(ステップS132でYES)、ステップS134に進み、そうでなければ(ステップS132でNO)、ステップS138に進む。
ステップS134「カードID一致?」において情報処理部101は、カードに記録されているカードIDと、RAM103に記憶されているカードIDとが、一致するか否かを判断する。一致する場合には(ステップS134でYES)、ステップS110に進んで離席モードを解除し、そうでなければ(ステップS134でNO)、ステップS136に進む。
ステップS136「他の台間機で離席モードがセットされている旨の表示」において情報処理部101は、表示部50に「他の遊技台を確保中」である旨の表示(図11(6)に示す確保中画面の表示)をさせる。また、図11(6)の確保中画面の下部に示すように、情報処理部101は、離席カードから読み取った台番号や、「残り時間」又は「時間超過」を表示させることができる。次いで、情報処理部101が実行する処理は、ステップS138に進む。
(離席モード開始時刻がカードに記録されている実施形態の説明)
「残り時間」は、離席カード記載の離席モード開始時刻に離席時間(例:10分)を加算した時刻から、現在時刻(RTC105等から取得)を引いた時間で算出することができる。また、「時間超過」として、現在時刻から、離席モード開始時刻と離席時間を減算した時間を表示させることができる。
(離席モード終了時刻がカードに記録されている実施形態の説明)
「残り時間」は、離席カード記載の離席モード終了時刻から、離席超過時間(例:15分)及び現在時刻(RTC105等から取得)を引いた時間で算出することができる。また、「時間超過」として、現在時刻に離席超過時間(例:15分)を加算した時刻から、離席カード記載の離席モード終了時刻を減算した時間を表示させることができる。
ステップS138「カード返却処理」において情報処理部101は、カードリーダライタ40に対し、カード又は離席カードを排出させるフラグをセットする(実際のカードの返却はカードR/W処理(ステップS700)で行う)。次いで、ステップS140に進む。
ステップS140「離席モード強制解除操作?」において情報処理部101は、ホールスタッフによるリモコン122の操作「離席モード強制解除」が行われた旨の情報を取得したか否かを判断する。取得した場合には(ステップS140でYES)、ステップS110に進み、そうでなければ(ステップS140でNO)、ステップS142に進む。
ステップS142「離席モードリモート解除指示?」において情報処理部101は、持玉・プリペイドサーバ200から、離席モードをリモート解除する旨の指示を取得したか否かを判断する。取得した場合には(ステップS142でYES)、ステップS110に進み、そうでなければ(ステップS142でNO)、ステップS144に進む。
ステップS144「離席(超過)画面表示」を処理が通過する状態は、表示部50には図11(4)に示す離席画面、又は図11(5)に示す離席超過画面が表示される状態である。次いで、情報処理部101が実行する処理は、メイン処理に戻る。
〔カード受入処理(ステップS200)の説明〕
図10を参照して、図8に示したカード受入処理(ステップS200)の詳細について説明する。カード受入処理(ステップS200)は、主に離席モード中ではない台間機10、10Cにカードが挿入された際の処理である。
ステップS202「離席モード中?」において情報処理部101は、現在離席モード中であるか否かを判断する。具体的には、情報処理部101は、台間機10、10CのRAM103に、離席モード情報が記憶されている状態か否かを判断する。離席モード中である場合には(ステップS202でYES)、メイン処理に戻り、そうでなければ(ステップS202でNO)、ステップS204に進む。
ステップS204「カード挿入?」において情報処理部101は、カードリーダライタ40にカードが挿入されているか否かを判断する。具体的には、情報処理部101が、カードリーダライタ40からカード挿入情報を受信したか否かにより判断する。カードが挿入されている場合には(ステップS204でYES)、ステップS206に進み、そうでなければ(ステップS204でNO)、ステップS244に進む。
ステップS206「離席カード?」において情報処理部101は、挿入されたカードが離席カードであるか否かを判断する。具体的には、情報処理部101は、挿入されたカードに離席モード情報が記録されているか否かを判断する。カードが離席カードの場合には(ステップS206でYES)、ステップS208に進み、そうでなければ(ステップS206でNO)、ステップS240に進む。
ステップS208「離席モード自動解除設定有?」において情報処理部101は、離席モード自動解除の設定があるか否かを判断する。ステップS208の離席モード自動解除の設定は、離席カードを排出した台間機10、10C以外の他の台間機10、10C(他機)に当該離席カードを挿入すると、離席モード終了時刻以降であれば当該離席カードであっても他の台間機10、10C(他機)に受け入れ可能とする設定である。離席モード自動解除の設定を設けることにより、離席モード終了時刻以後に台移動を行うに当たり、ホールスタッフを呼んで離席モードの解除をしてもらう操作が不要である。離席モード自動解除が設定されている場合には(ステップS208でYES)、ステップS210に進み、そうでなければ(ステップS208でNO)、ステップS212に進む。
ステップS210「離席モード終了時刻経過?」において情報処理部101は、離席モード終了時刻を経過しているか否かを判断する。離席モード終了時刻を経過している場合には(ステップS210でYES)、ステップS229に進み、そうでなければ(ステップS210でNO)、ステップS212に進む。なお上記の実施例では、ステップS210においてNOの場合に、ステップS212に進む実施例を説明したが、図10中の(Z)のルートで示すように、ステップS216に進む構成を採用することもできる。また、図10中の(X)のルートで示すように、ステップS220に進む構成を採用することもできる。
(離席モード開始時刻がカードに記録されている実施形態の説明)
離席モード開始時刻が離席カードに記録されている場合には、情報処理部101は、離席カードから読み取った離席モード開始時刻に、RAM103に記憶された離席終了時間(例:25分)を加算して離席モード終了時刻を算出し、RTC105等から取得した現在時刻がこの離席モード終了時刻を経過しているか否かを判断する。
(離席モード終了時刻がカードに記録されている実施形態の説明)
離席モード終了時刻が離席カードに記録されている場合には、情報処理部101は、RTC105等から取得した現在時刻が、離席カードから読み取った離席モード終了時刻を経過しているか否かを判断する。
ステップS212「他の遊技台を確保中の表示」において情報処理部101は、表示部50に「他の遊技台を確保中」である旨の表示(図11(6)に示す確保中画面の表示)を行う。また、図11(6)の確保中画面の下部に示すように、情報処理部101は、離席カードから読み取られた台番号や、「残り時間」、「時間超過」を表示させることができる。次いで、情報処理部101が実行する処理は、ステップS214に進む。
(離席モード開始時刻がカードに記録されている実施形態の説明)
「残り時間」は、離席カード記載の離席モード開始時刻に離席時間(例:10分)を加算した時刻から、現在時刻(RTC105等から取得)を引いた時間で算出することができる。また、「時間超過」として、現在時刻から、離席モード開始時刻と離席時間を減算した時間を表示させることができる。
(離席モード終了時刻がカードに記録されている実施形態の説明)
「残り時間」は、離席カード記載の離席モード終了時刻から、離席超過時間(例:15分)及び現在時刻(RTC105等から取得)を引いた時間で算出することができる。また、「時間超過」として、現在時刻に離席超過時間(例:15分)を加算した時刻から、離席カード記載の離席モード終了時刻を減算した時間を表示させることができる。
ステップS214「通信オフライン?」において情報処理部101は、持玉・プリペイドサーバ200との通信状況がオフラインであるか否かを判断する。情報処理部101は、持玉・プリペイドサーバ200との間で通信が不可能な状態(何らかの障害(故障、断線など)が存在することにより、台間機10、10Cと持玉・プリペイドサーバ200との間で通信ができなくなっている状態、又は通信を遮断している状態)であれば、オフラインと判断する。オフラインである場合には(ステップS214でYES)、ステップS216に進み、そうでなければ(ステップS214でNO)、ステップS220に進む。
ステップS216「カード返却処理」において情報処理部101は、離席カードを排出するフラグをセットする(実際の離席カードの排出はカードR/W処理(ステップS700)で行う。)。次いで、ステップS218に進む。
ステップS218「待受画面表示」において情報処理部101は、図11(1)に示す待受画面を表示部50に表示させる。次いで、メイン処理に戻る。
ステップS220「離席カードを排出した台間機は現在離席モード中?」において情報処理部101は、離席カードを排出した台間機10、10Cは離席モードに移行しているか否か判断する。情報処理部101は、離席カードを排出した台間機10、10Cにおいて、既に離席モードがホールスタッフの操作により強制解除(ステップS140でYES)されているか否かを、持玉・プリペイドサーバに200に問い合わせて判断する。離席カードを排出した台間機10、10Cが離席モードに移行している場合には(ステップS220でYES)、ステップS222「離席カードをこの台で使用しますか?」に進んで表示部50に図11(7)に示す開放入力画面を表示させた後にステップS224に進み、そうでなければ(ステップS220でNO)、ステップS229に進む。
ステップS224「離席カードを使用する?」において情報処理部101は、遊技者に対し離席カードを使用するか否かを確認する。情報処理部101は、表示部50に図11(7)に示す開放入力画面を表示した状態で、「使用する」ボタンが押下された場合は(ステップS224でYES)、ステップS228に進み、「返却する」ボタンが押下された場合は(ステップS224でNO)、ステップS216に進む。
ステップS228「上位管理装置に離席モードリモート解除を通知」において情報処理部101は、離席カードを排出した台間機10、10C(自機)の離席モードをリモート解除するための指示を、離席カードが挿入された台間機10、10C(他機)から持玉・プリペイドサーバ200に通知する。情報処理部101は、持玉・プリペイドサーバ200に対し、離席カードより取得された離席モード情報(リモート解除通知)、カードID、台番号等を送信する。なお、図7(h)で示すように、持玉・プリペイドサーバ200は、送信されたカードIDにより離席カードを排出した台間機10、10C(自機)を特定し、該台間機10、10C(自機)に離席モードをリモート解除する旨の指示を送信する。指示を受信した該台間機10、10C(自機)は、ステップS142「離席モードリモート解除指示?」においてYESのフローを進行する。次いで、情報処理部101が実行する処理は、ステップS230に進む。
ステップS229「他の遊技台開放を一時的に表示」において情報処理部101は、表示部50に、図11(8)に示す開放済画面(確保した下記の遊技台は解放された旨の表示)を表示させる。また、情報処理部101は、図11(8)の開放済画面の下部に、離席カードから読み取られた台番号や、残り時間が0分の表示を、表示部50に表示させる。次いで、情報処理部101が実行する処理は、ステップS230に進む。
ステップS230「カードの情報を削除」において情報処理部101は、カードリーダライタ40に対し、離席カードに記録されている、離席モード情報、台番号、及び、離席モード開始(終了)時刻等の記録を削除するフラグをセットする(離席カードへの書き込みはカードR/W処理(ステップS700)で行う。)。次いで、ステップS240「カード受入れ」に進み、挿入されたカードを使用可能な状態にセットする。次いで、ステップS242に進む。
ステップS242「待機画面表示」において情報処理部101は、カードに記録されている通貨の残高や、持玉・プリペイドサーバ200、貯玉サーバ115から取得した持玉情報、貯玉情報を、表示部50に表示させる(図11(2)に示す待機画面)。次いで、メイン処置に戻る。
ステップS244「待受画面表示」を処理が通過する際には、表示部50には図11(1)に示す待受画面が表示されている。次いで、メイン処置に戻る。
〔台間機10、10Cが奏する作用効果の説明〕
第1実施形態に係る台間機10、10Cについて、台間機10、10Cの情報処理部101は、表示部50の離席ボタン52の操作情報を取得する(ステップS170)と、自機を離席モードに移行させ(ステップS172)、RAM103に、台間機10、10Cが離席モードに移行したことを示す離席モード情報と、カードに記録されているカードIDとを関連付けて記憶し(ステップS174)、情報処理部101による時間の計時を開始し、カードリーダライタ40に対して、離席モード情報と離席モード開始(終了)時刻とをカードに記録して(ステップS180)排出する(ステップS182)ことを指示する。
このように構成することによって、台間機10、10Cにおいてカードに離席モード情報と離席モード開始(終了)時刻を記録した場合において、台間機10、10C(他機)がカードの読み取りを行った際に、台間機10、10C(他機)の処理のみで、持玉・プリペイドサーバ200に対する問い合わせをすることなく(例えばオフライン時であっても)、カードが使用可能か否かの判断をすることが可能になる。このため、台間機10、10C(他機)で遊技を行うのにホールスタッフによるカードの情報消去等の手続きを省略することができる。したがって、第1実施形態の台間機10、10Cによれば、遊技者の一時離席に関連する手続きを簡略化して、遊技者の利便性を向上することができる。また、遊技ホールに設置されている遊技機2の稼働率を向上させることができる。
また、台間機10、10Cの情報処理部101は、台間機10、10C(自機)が離席モードに移行しており(ステップS102)、計時した時間が、離席終了時間以後である場合には(ステップS107)、離席モードを解除する(ステップS110)。
このように構成することによって、離席モードで使用禁止となっていた台間機10、10Cを離席終了時間で即座に自動解除して他の遊技者に開放することができる。このため、一人の遊技者による複数台の遊技機2の確保を制止することができ、遊技ホールに設置されている遊技機2の稼働率を向上させることができる。
また、台間機10、10Cの情報処理部101は、台間機10、10C(他機)が離席モードに移行しておらず(ステップS202)、離席カードがカードリーダライタ40に挿入された場合において(ステップS204)、現在時刻が、離席モード終了時刻以降である場合には(ステップS210)、当該離席カードを受入れて使用可能とする(ステップS240)。
このように構成することによって、離席モードに移行していた台間機(自機)において離席モード終了時刻が経過したこと等によって離席モードを自動で解除するとともに、離席カードを用いて他の台間機(他機)での遊技が可能となる。従って、遊技者が台間機10、10C(他機)を利用して遊技を行う際にホールスタッフによる離席カードの情報消去等の手続きを省略することができ、遊技者の利便性を向上することができる。また、一人の遊技者による複数台の遊技機2の確保を制止することができ、遊技ホールに設置されている遊技機2の稼働率を向上させることができる。
また、台間機10、10Cの情報処理部101は、台間機10、10C(他機)が離席モードに移行しておらず(ステップS202)、離席カードがカードリーダライタ40に挿入された場合において(ステップS204)、現在時刻が、離席モード終了時刻より前である場合には(ステップS210)、当該離席カードの使用を禁止して返却する(ステップS216)。
このように構成することによって、一人の遊技者による複数台の確保を制止することができ、遊技ホールの稼働率の向上させることができる。
また、台間機10、10C(自機)が離席モードに移行しており(ステップS102)、離席カードがカードリーダライタ40に挿入された場合には(ステップS130)、RAM103において離席モード情報と関連付けて記憶されているカードIDと、カードリーダライタ40に挿入されたカードIDとを比較して、比較結果が一致する場合(ステップS134)には離席モードを解除し(ステップS110)、カードリーダライタ40に対して、離席モード情報の削除を指示し(ステップS114)、挿入された離席カードを受入れて使用可能とする。
また、台間機10、10C(自機)が離席モードに移行しており(ステップS102)、離席モード情報が記録されていないカード(非離席カード)がカードリーダライタ40に挿入された場合には(ステップS130)、当該非離席カードの使用を禁止すると共にカードを返却する(ステップS138)。
このように構成することによって、離席モード時に、他のカードを使用禁止にすることにより、離席モードを設定した遊技者以外の使用を禁止することができる。また、離席カードの挿入による台間機(自機)の離席モードの自動解除をすることができるので、ホールスタッフによる確認・解除の手間が不要となり、遊技者の利便性を向上することができる。
また、台間機10、10Cの情報処理部101は、台間機10、10C(他機)が離席モードに移行しておらず(ステップS202)、離席カードがカードリーダライタ40に挿入された場合において(ステップS204、ステップS206)、現在時刻が、離席モード終了時刻より前である場合には(ステップS210)、離席モードの残り時間を表示部50に表示させる(ステップS212)。
このように構成することによって、台間機(他機)にて離席モードの残り時間を表示することができるので、離席モードを設定した台間機(自機)まで戻らなくても台間機(他機)にて離席残り時間を確認できるので、遊技者の利便性を向上することができる。
また、RAM103は、台間機10、10C(自機)に併設される遊技機2の台番号を離席モード情報と関連付けて記憶しており(ステップS20又はステップS800)、情報処理部101は、表示部50から離席ボタン52の操作情報を取得して(ステップS170)、台間機10、10Cを離席モードに移行すると(ステップS172)、カードリーダライタ40に対して、離席モード情報と離席モード開始(終了)時刻と併せて台番号をカードに記録して(ステップS180)排出する(ステップS182)。次いで、台間機10、10C(他機)の情報処理部101は、台間機10、10C(他機)が離席モードに移行しておらず(ステップS202)、離席カードがカードリーダライタ40に挿入された場合において(ステップS204)、現在時刻が、離席モード終了時刻より前である場合には(ステップS210)、当該離席カードに記録されている台番号を取得して、表示部50に、取得した台番号を表示させる(ステップS212)。
このように構成することによって、台間機10、10C(他機)において、遊技を行っていた台間機10、10C(自機)の台番号を表示して知ることができるので、遊技者の利便性を向上することができる。
また、台間機10、10C(自機)の情報処理部101は、離席モードに移行させると(ステップS172)、離席モード情報と、カードIDとを関連付けて持玉・プリペイドサーバ200に送信する(ステップS178)。また、持玉・プリペイドサーバ200から、離席モードをリモート解除する指示を取得した場合には(ステップS142)、離席モードを解除する(ステップS110)。
このように構成することによって、持玉・プリペイドサーバ200が、離席モード情報等を管理することができるので、持玉・プリペイドサーバ200において離席モードの履歴確認ができ、離席モード運用状況の把握、自動解除した際のトラブルを抑制することができる。また、持玉・プリペイドサーバ200からの指示で台間機10、10C(自機)の離席モードをリモート解除することができるので、遊技者の利便性を向上することができると共に、遊技ホールに設置されている遊技機2の稼働率を向上させることができる。
また、台間機10、10C(他機)が離席モードに移行しておらず(ステップS202)、離席カードがカードリーダライタ40に挿入された場合において(ステップS204、ステップS206)、現在時刻が、離席モード終了時刻より前である場合には、表示部50に、台間機10、10C(自機)の離席モードをリモート解除するか否かの判断を遊技者に乞う情報を表示し(ステップS222)、表示部50の操作ボタンから、台間機10、10C(自機)の離席モードをリモート解除する指示を取得すると(ステップS224)、リモート解除指示とカードIDとを通信I/F110を介して持玉・プリペイドサーバ200に送信して(ステップS228)、挿入された離席カードを受入れて使用可能とし(ステップS240)、操作ボタン51から、台間機10、10Cの離席モードをリモート解除しない指示を取得すると、挿入された離席カードの使用を禁止して返却する。
このように構成することによって、台間機10、10C(他機)で離席カードを使用した場合に、離席モードとなっていた台間機10、10C(自機)の離席モードを遊技者の判断でリモート解除することができるので、遊技ホールに設置されている遊技機2の稼働率を向上させることができる。また、台間機10、10C(他機)を使用するのにホールスタッフによる離席カードの情報消去等の手続きを省略することができるので、遊技者の利便性を向上することができる。
<第2実施形態>
上述の第1実施形態では、遊技媒体を取り扱う台間機10、10Cの離席モードについて説明したが、本発明に係る離席モードは、メダルレス遊技機2Bや、循環式の玉を用いる封入式パチンコ機2Dに併設される台間機10Aに搭載することもできる。第2実施形態の台間機10Aの説明においては、上述の第1実施形態の台間機10との相違点についてのみ以下に説明して、同一の構成、作用、効果については説明を省略する。
以下、第2実施形態に係る台間機10Aについて、図面を参照して説明する。図15(a)は、メダルレス遊技機2Bと台間機10Aの正面図が示されている。図15(b)は、玉循環式のパチンコ機2Dと台間機10Aの正面図が示されている。遊技ホールにおいては、複数の遊技機2と、該遊技機2の側方位置には遊技機2に対して1対1に対応して台間機10Aが併設されている。第2実施形態に係る台間機10Aは、玉やメダルなどの遊技媒体を取り扱わない構成である。
〔台間機10Aの説明〕
図13〜15を参照して、台間機10Aについて説明する。図13には、台間機10Aの概略斜視図が示されている。図14は、台間機10Aにおけるハードウェアの概略構成を示すブロック図が示されている。図15(a),(b)には、台間機10Aの正面図が示されている。台間機10Aは、貨幣の投入、又は、カードを挿入することで遊技価値情報を遊技機2に送信し、遊技機2での遊技を可能とする装置であって、制御部100Aと、紙幣硬貨処理装置30と、カードリーダライタ40と、表示部50と、表示ランプ60と、カメラ70と、リモコン送受光部80を備えている点で、第1実施形態で説明した台間機10、10Cと共通する。第2実施形態の台間機10Aには、払出装置及び計数装置が存在しない点が構成上相違する。また、台間機10Aは、図15(a)(b)に示すように遊技機2の右側及び左側のいずれの側にも設置することが可能であるため、表示部50(図13参照)の表示方向は、右方向及び左方向のいずれの方向にも向きを変更できるように回動可能な構造を有している。更に、遊技者が表示部50を見易い位置に調節可能なように、表示部50の表示方向は任意の角度で保持出来る構造を有している。
制御部100Aは、情報処理部101A、通信I/F110、遊技価値管理部111等から構成され、台間機10Aに搭載されている周辺機器に対する各種の制御や処理をプログラムに基づいて行う。
遊技価値管理部111は、メダルレス遊技機2B、又は封入式パチンコ機2Dとの間で情報の送受信を行う。遊技価値管理部111が遊技価値情報をメダルレス遊技機2B、又は封入式パチンコ機2Dに送信すると、当該遊技価値情報を受信したメダルレス遊技機2B、又は封入式パチンコ機2Dにおいて遊技の実行が可能となる。メダルレス遊技機2B、又は封入式パチンコ機2Dにおいて遊技が終了した際には、メダルレス遊技機2B、又は封入式パチンコ機2Dが遊技価値情報を出力し、遊技価値管理部111が当該遊技価値情報を受信する。また、遊技価値管理部111は、接続されているメダルレス遊技機2B、又は封入式パチンコ機2Dの遊技機情報(機種情報、性能情報、設置情報、遊技価値のIN・OUT情報、不正監視情報等)や、遊技状態情報(ボーナス情報、アシストタイム情報、確変情報、時短情報等)を取得することもできる。
通信I/F110が送受信する情報は、第1実施形態における送受信情報に加えて、遊技価値管理部111がメダルレス遊技機2B、封入式パチンコ機2Dに出力した遊技価値情報、遊技価値管理部111がメダルレス遊技機2B、又は封入式パチンコ機2Dから取得した遊技価値情報や遊技機情報が含まれる。
〔台間機10Aの操作に関する概略説明〕
利用者がメダルレス遊技機2B、又は封入式パチンコ機2Dを用いて遊技を行う場合には、例えば紙幣を紙幣硬貨処理装置30に挿入する。台間機10Aの情報処理部101は、通貨価値及び残高情報をカードに移行させると共に、通貨価値及び残高情報を台間機10AのRAM103に記憶させて表示等に用いる。次に、利用者が操作ボタン51を操作すると、台間機10Aは通貨価値を遊技価値に変換した遊技価値情報を生成してメダルレス遊技機2B、又は封入式パチンコ機2Dに出力する。メダルレス遊技機2B、又は封入式パチンコ機2Dでは、台間機10Aから取得した遊技価値情報に基づいて遊技を実行することができる。
なお、台間機10Aは、カードと関連付けられている残高情報、持玉情報、又は貯玉情報に基づいて遊技価値情報を生成してメダルレス遊技機2B、又は封入式パチンコ機2Dに出力することもできる。
遊技が終了して利用者がメダルレス遊技機2B、又は封入式パチンコ機2Dに設けられている計数ボタン(図示せず)を押すと、メダルレス遊技機2B、又は封入式パチンコ機2Dは遊技価値情報を台間機10Aに出力する。台間機10Aは、メダルレス遊技機2B、又は封入式パチンコ機2Dから取得した遊技価値情報を持玉情報に変換する。利用者がカード返却ボタンを押すと、残高情報が記録されているカードを排出する。
第2実施形態において、その他の構成は上述した第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
〔台間機10Aが実行する処理の説明〕
図16、17は、台間機10Aの処理を示すフローチャートである。図16は台間機10Aが実行するメイン処理(ステップS10A)を示し、図17はメイン処理(ステップS10A)を構成する自機離席処理(ステップS100A)の詳細処理について示している。なお、第1実施形態の図8にて説明したS400「計数処理」は、メダルレス遊技機2B又は封入式パチンコ機2D用の台間機10Aには存在しない。
〔メイン処理(ステップS10A)の説明〕
図16を参照して、メイン処理(ステップS10A)の詳細について説明する。情報処理部101Aは、入出力処理(ステップS30)を実行した後に、自機離席処理(ステップS100A)に進む。自機離席処理(ステップS100A)についての詳細は後述する。
次いで、情報処理部101Aは、カード受入処理(ステップS200)を実行し、次いで、貸出処理(ステップS300A)に進む。貸出処理(ステップS300A)は、遊技者の操作ボタン51(貸出ボタン、払出ボタン)の押下に基づき、情報処理部101Aが遊技価値情報をメダルレス遊技機2B、又は封入式パチンコ機2Dに出力する処理である。
上位通信処理(ステップS800A)は、第1実施形態における上位通信処理(ステップS800)の処理に加えて、遊技価値管理部111がメダルレス遊技機2B、又は封入式パチンコ機2Dに出力した遊技価値情報、遊技価値管理部111がメダルレス遊技機2B、又は封入式パチンコ機2Dから取得した遊技価値情報や遊技機情報を、持玉・プリペイドサーバ200と送受信する。
メイン処理(ステップS10A)における、その他の処理は第1実施形態と同一であるので、同一の処理には同一の符号を付して説明を省略する。
〔自機離席処理(ステップS100A)の説明〕
図17を参照して、自機離席処理(ステップS100A)の詳細について説明する。自機離席処理(ステップS100A)では、遊技者の操作による台間機10Aの離席モードへの移行処理や、離席モード中の台間機10Aに離席カードが挿入された際の離席モードの解除処理等を行う。
ステップS172A「離席モードに移行」において情報処理部101Aは、台間機10Aを離席モードへ移行させ、入金操作や払出操作、貸出操作を禁止し、他人による台間機10Aの使用を制限して、当該台間機10Aに併設されている遊技機2の使用を制限する。情報処理部101Aは、紙幣硬貨処理装置30に対し入金が不可能な状態にセットし、操作ボタン51(貸出ボタン、払出ボタン、カード返却ボタン)が押された情報を無効化して、持玉の遊技価値の情報を併設される遊技機2に移行させる操作の無効化、残高を遊技価値に変換した情報を併設される遊技機2に移行させる操作の無効化、カード返却処理の無効化等をする。次いで、ステップS174に進む。
自機離席処理(ステップS100A)の説明において、その他の処理は第1実施形態と同一であるので、同一の処理には同一の符号を付して説明を省略する。また、カード受入処理(ステップS200)については、第1実施形態と同一の処理なので省略する。
第2実施形態によれば、上述した第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
上述した実施形態において、パチスロ機2A、メダルレス遊技機2B、パチンコ機2C、封入式パチンコ機2Dが本発明の「遊技機」に相当し、カード又は携帯電話等が本発明の「記録媒体」に相当し、カードIDが本発明の「記録媒体固有の識別情報」に相当し、カードリーダライタ40が本発明の「リーダライタ」に相当し、表示部50が本発明の「表示手段、指示取得手段」に相当し、情報処理部101、101Aが本発明の「計時手段、離席モード管理手段」に相当し、RAM103、ROM104が本発明の「記憶手段」に相当し、RTC105又はCPU102が本発明の「現在時刻取得手段」に相当し、通信I/F110が本発明の「通信手段」に相当し、持玉・プリペイドサーバ200が本発明の「上位管理装置」に相当する。なお、現在時刻は、上記の実施形態で説明したようにRTC105から取得することができるが、CPU102が上位管理装置から取得することもできる。
上述した実施形態に示すように、離席モードへの移行及び解除に係る発明は、パチスロ機2A、メダルレス遊技機2B、パチンコ機2C、封入式パチンコ機2D等に併設される台間機10、10A、10Cに適用することができる。
本発明は上記の実施形態及び実施例の例示に限定されるものでなく、特許請求の範囲の技術的範囲には、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々、設計変更した形態が含まれる。
2 遊技機
2A パチスロ機
2B メダルレス遊技機
2C パチンコ機
2D 封入式パチンコ機
10、10A、10C 台間機
40 カードリーダライタ(リーダライタ)
50 表示部(表示手段、指示取得手段)
102 CPU(現在時刻取得手段)
103 RAM(記憶手段)
104 ROM(記憶手段)
105 RTC(現在時刻取得手段)
110 通信I/F(通信手段)
101 情報処理部(離席モード管理手段,計時手段)
200 持玉・プリペイドサーバ(上位管理装置)

Claims (9)

  1. 遊技機に併設され、遊技中における遊技者の離席状態を管理することが可能な台間機であって、
    記録媒体に記録されている情報の読取り及び情報の書込みを行うリーダライタと、
    遊技者による指示を取得する指示取得手段と、
    遊技者の前記離席状態に関する管理を行う離席モード管理手段と、
    前記離席状態に関する情報及び離席終了時間を記憶する記憶手段と、
    経過時間を計時する計時手段と、
    現在時刻を取得する現在時刻取得手段と、
    を備え、
    前記離席モード管理手段は、
    前記指示取得手段から離席ボタンの操作情報を取得すると、
    自機を離席モードに移行させ、
    前記記憶手段に、自機が離席モードに移行したことを示す離席モード情報と、前記記録媒体から読み取った前記記録媒体固有の識別情報とを関連付けて記憶し、
    前記計時手段による時間の計時を開始し、
    前記リーダライタに対して、前記離席モード情報と、前記離席モードに移行した離席モード開始時刻に前記離席終了時間を加算した離席モード終了時刻とを前記記録媒体に記録して排出することを指示する、
    ことを特徴とする台間機。
  2. 遊技機に併設され、遊技中における遊技者の離席状態を管理することが可能な台間機であって、
    記録媒体に記録されている情報の読取り及び情報の書込みを行うリーダライタと、
    遊技者による指示を取得する指示取得手段と、
    遊技者の前記離席状態に関する管理を行う離席モード管理手段と、
    前記離席状態に関する情報及び離席終了時間を記憶する記憶手段と、
    現在時刻を取得する現在時刻取得手段と、
    を備え、
    前記離席モード管理手段は、
    前記指示取得手段から離席ボタンの操作情報を取得すると、
    自機を離席モードに移行させ、
    前記記憶手段に、自機が離席モードに移行したことを示す離席モード情報と、前記離席モードに移行した離席モード開始時刻又は前記離席モード開始時刻に前記離席終了時間を加算した離席モード終了時刻と、前記記録媒体から読み取った前記記録媒体固有の識別情報とを関連付けて記憶し、
    前記リーダライタに対して、前記離席モード情報と、前記離席モード終了時刻とを前記記録媒体に記録して排出することを指示する、
    ことを特徴とする台間機。
  3. 前記離席モード管理手段は、
    自機が前記離席モードに移行しており、
    前記計時した時間が前記離席終了時間以後である場合、又は現在時刻が前記離席モード終了時刻以後である場合には、前記離席モードを解除する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の台間機。
  4. 前記離席モード管理手段は、
    当該台間機が前記離席モードに移行しておらず、
    前記離席モード情報が記録されている記録媒体が前記リーダライタに挿入された場合において、
    現在時刻が、前記離席モード終了時刻以降である場合には、当該記録媒体を受入れて使用可能とするものであり、
    現在時刻が、前記離席モード終了時刻より前である場合には、当該記録媒体の使用を禁止して返却する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の台間機。
  5. 前記離席モード管理手段は、
    自機が前記離席モードに移行しており、
    前記離席モード情報が記録されている記録媒体が前記リーダライタに挿入された場合には、
    前記記憶手段において当該離席モード情報と関連付けて記憶されている記録媒体固有の識別情報と、前記リーダライタに挿入された記録媒体固有の識別情報とを比較して、
    比較結果が一致する場合には前記離席モードを解除し、
    前記リーダライタに対して、前記離席モード情報の削除を指示し、
    当該記録媒体を受入れて使用可能とするものであり、
    前記比較結果が不一致である場合には、当該記録媒体の使用を禁止すると共に前記記録媒体を返却するものであり、
    前記離席モード情報が記録されていない記録媒体が前記リーダライタに挿入された場合には、
    当該記録媒体の使用を禁止すると共に前記記録媒体を返却する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の台間機。
  6. 情報を表示する表示手段を備え、
    前記離席モード管理手段は、
    当該台間機が前記離席モードに移行しておらず、
    前記離席モード情報が記録されている記録媒体が前記リーダライタに挿入された場合において、
    現在時刻が、前記離席モード終了時刻より前である場合には、前記離席モードの残り時間を前記表示手段に表示する指示を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の台間機。
  7. 前記記憶手段は、自機に併設される遊技機の台番号を前記離席モード情報と関連付けて記憶しており、
    前記離席モード管理手段は、
    前記指示取得手段から離席ボタンの操作情報を取得して自機を離席モードに移行すると、
    前記リーダライタに対して、前記離席モード情報と前記離席モード開始時刻又は前記離席モード終了時刻と併せて前記台番号を前記記録媒体に記録して排出することを指示するものであり、
    当該台間機が前記離席モードに移行しておらず、
    前記離席モード情報が記録されている記録媒体が前記リーダライタに挿入された場合において、
    現在時刻が、前記離席モード終了時刻より前である場合には、
    前記記録媒体に記録されている前記台番号を取得して、
    前記表示手段に、前記取得した前記台番号を表示する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の台間機。
  8. 情報を表示する表示手段と、
    上位管理装置と通信を行う通信手段と、
    を備え、
    前記離席モード管理手段は、
    前記指示取得手段から離席ボタンの操作情報を取得して自機を離席モードに移行させると、
    前記通信手段に対して、前記離席モード情報と、前記記録媒体から読み取った前記記録媒体固有の識別情報とを関連付けて前記上位管理装置に送信することを指示するものであり、
    自機が前記離席モードに移行しており、
    前記上位管理装置から、前記離席モードをリモート解除する指示を取得した場合には、前記離席モードを解除する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の台間機。
  9. 前記離席モード管理手段は、
    当該台間機が前記離席モードに移行しておらず、
    前記離席モード情報が記録されている記録媒体が前記リーダライタに挿入された場合において、
    現在時刻が、前記離席モード終了時刻以降である場合には、当該記録媒体を受入れて使用可能とするものであり、
    現在時刻が、前記離席モード終了時刻より前である場合には、
    前記表示手段に、他の台間機の前記離席モードをリモート解除するか否かの判断を遊技者に乞う情報を表示し、
    前記指示取得手段から、他の台間機の前記離席モードをリモート解除する指示を取得すると、当該他の台間機の離席モードをリモート解除する指示と前記リーダライタに挿入された記録媒体固有の識別情報とを前記通信手段を介して前記上位管理装置に送信して、前記リーダライタに挿入された記録媒体を受入れて使用可能とし、
    前記指示取得手段から、他の台間機の前記離席モードをリモート解除しない指示を取得すると、当該記録媒体の使用を禁止して返却する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の台間機。
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