JP6970569B2 - 圧力検知装置の製造方法 - Google Patents

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本発明は、圧力センサを有するセンサユニットが筐体に組み付けられた圧力検知装置およびその組立方法に関する。
特許文献1に、温度センサ一体型圧力センサ装置に関する発明が記載されている。
この温度センサ一体型圧力センサ装置は、樹脂ヘッドと樹脂パイプを有している。樹脂ヘッドに圧力検知素子が固定され、圧力検知素子がフッ素ゴムの保護部材で覆われている。樹脂ヘッドには、複数のターミナルが埋設されており、圧力検知素子といずれかのターミナルとがボンディングワイヤで接続されて導通されている。
樹脂パイプは内部に連通管が形成されており、連通管によって、圧力検知素子の受圧面に圧力が伝達される。樹脂パイプの連通管に通じる開口には、温度検出素子が設けられており、温度検出素子に導通するリード線が樹脂パイプの内部に設けられている。樹脂ヘッドと樹脂パイプは接着剤を介して固定され、前記リード線は、樹脂ヘッドに埋設された前記ターミナルのいずれかと接続されている。
この温度センサ一体型圧力センサ装置は、樹脂パイプの開口から連通管に圧力媒体が導かれ、温度検出素子で圧力媒体の温度が検出され、圧力センサで圧力が検知される。
特開2008−261796号公報
特許文献1に記載された温度センサ一体型圧力センサ装置では、樹脂ヘッドが、インテークマニホールドなどに固定されるため、この固定力により、樹脂ヘッドに歪みが作用しやすい。また、樹脂ヘッドに、内部のターミナルが露出する開口部が形成されており、この開口部が外部機器に嵌合されて連結されるが、この外部機器との連結によっても、樹脂ヘッドに歪みが発生しやすい。
しかし、圧力検出素子は、接着剤を介して、樹脂ヘッドに直接に固定された構造であるため、樹脂ヘッドに作用する前記のそれぞれの歪みが圧力検出素子に伝達しやすくなっており、圧力検出素子にノイズとなる検知出力が発生しやすく、正確な圧力検出ができなくなる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、圧力センサに筐体の歪みが伝達されにくい構造として、圧力センサの検知出力の精度を高めることができる圧力検知装置を提供することを目的としている。
また本発明は、簡単な工程で、センサユニットを筐体に熱応力で保持できるようにした圧力検知装置の組立て方法を提供することを目的としている。
本発明は、ハウジング内に圧力センサが設けられたセンサユニットが、筐体に組み付けられている圧力検知装置において、
前記ハウジングに、被保持筒部と、前記被保持筒部に囲まれて前記筐体に向けて開口する検知凹部とが形成されて、前記検知凹部の内部に前記圧力センサが設けられ、
前記筐体には、保持側筒部と、前記保持側筒部の内部空間に連通する連通孔とが形成されており、
前記保持側筒部が、前記被保持筒部の外面または内面に嵌合されて、前記ハウジングが前記筐体に保持され、圧力変化が前記通気孔を介して前記圧力センサに伝達可能とされていることを特徴とするものである。
本発明の圧力検知装置は、前記保持側筒部が、前記被保持筒部の外面または内面に、熱応力により密着させられているものである。
本発明の圧力検知装置では、前記保持側筒部における前記被保持筒部に嵌合される部分が、全周にわたって厚さ寸法が均一であることが好ましい。
さらに、本発明は、ハウジング内に圧力センサが設けられたセンサユニットを、筐体に組み付ける圧力検知装置の組立方法において、
(a)被保持筒部と、前記被保持筒部に囲まれて前記筐体に向けて開口する検知凹部とを有する前記ハウジングの、前記検知凹部の内部に前記圧力センサを設置し、
(b)前記筐体に、保持側筒部と、前記保持側筒部の内部空間に連通する通気孔とを形成し、
(c)前記保持側筒部を加熱して、前記保持側筒部を前記被保持筒部の外面または内面に嵌合させ、冷却後の熱応力で、前記保持側筒部を前記被保持筒部の外面または内面に密着させて、前記ハウジングを前記筐体に保持させ、
(d)圧力変化が前記通気孔を介して前記圧力センサに伝達可能とすることを特徴とするものである。
本発明の圧力検知装置の組立方法は、前記(c)では、前記保持側筒部をガラス転移点以上の温度に加熱する。
本発明の圧力検知装置の組立方法は、前記(c)では、加熱されて軟化した保持側筒部を変形させ、冷却時に前記変形が復元するときの熱応力で、前記保持側筒部を前記被保持筒部の外面または内面に密着させるものである。
本発明の圧力検知装置の組立方法は、例えば、前記(c)では、前記保持側筒部を加熱してその外径を縮める方向に変形させ、前記被保持筒部を前記保持側筒部の内面に嵌合させて冷却する。
あるいは、本発明の圧力検知装置の組立方法は、前記(c)では、前記保持側筒部を加熱してその内径を広げる方向に変形させ、前記被保持筒部を前記保持側筒部の内面に嵌合させて冷却する。
本発明の圧力検知装置の組立方法は、前記(c)の冷却は自然冷却であることが好ましい。
本発明の圧力検知装置は、筐体とは別に設けられたハウジングの内部に圧力センサが設けられ、ハウジングの先部に設けられた被保持筒部が、筐体の保持側筒部に嵌合している。好ましくは、保持側筒部が加熱されて変形させられた後に冷却されて復元するときの熱応力で、被保持筒部が保持されている。被保持筒部と保持側筒部との嵌合で、筐体とハウジングとが連結されているため、内燃機関などに固定するときに筐体に作用する歪みや、外部機器とコネクタ接続する際に筐体に作用する歪みが、ハウジングに直接に作用しにくい構造となっている。その結果、圧力センサの検知出力に、筐体の歪みに起因したノイズが重畳されにくくなる。
また本発明の圧力検知装置の組立方法のように、筐体に設けられた保持側筒部を熱変形させ、冷却時の形状の復元力による熱応力によって、保持側筒部で被保持筒部を保持できるようにすると、簡単な工程で、接着剤を塗布する必要がなく、あるいは接着剤を使用したとしても多くの接着剤を使用することなく、センサユニットのハウジングを筐体に強固に固定できるようになる。
本発明の実施の形態の圧力検知装置の断面図、 図1に示す圧力検知装置に使用されているセンサユニットを筐体側(受圧側)から見た正面図(図1のII−II線の断面図)、 (A)(B)(C)は、本発明の圧力検知装置の組立方法の第1の実施の形態を示す工程図、 (A)(B)(C)は、本発明の圧力検知装置の組立方法の第2の実施の形態を示す工程図、 本発明の第2の実施の形態の圧力検知装置を示す部分断面図、
図1に示す圧力検知装置1は、筐体10と、筐体10に取付けられたセンサユニット20を有している。
圧力検知装置1は、吸気圧測定装置として使用されるものであり、例えば、2輪車に装備されている内燃機関に付属する。筐体10はPBT(ポリブチレンテレフタレート)などの合成樹脂材料で形成されている。筐体10には、圧力を検知するためのセンサユニット20が取り付けられている。さらに筐体10には、図示していないがスロットルポジションセンサおよび温度センサが一緒に搭載されている。
筐体10の受圧側端部11の内部には、筐体10の一部(感圧空間13)とセンサユニット20の一部(検知凹部24)とからなる空間が形成され、この空間の受圧側端部11側の壁部に、外部に連通する通気孔12が形成されている。圧力検知装置1は2輪車の吸気管に取り付けられ、受圧側端部11は図示しない吸気管の内部に露出し、筐体10の一部(感圧空間13)とセンサユニット20の一部(検知凹部24)とからなる空間が、通気孔12により吸気管の内部に連結される。これにより、前記空間内の気圧と吸気管内の気圧が同じになる。
筐体10には、X2側に開口する収納空間15が形成されている。受圧側端部11の収納空間15に向く内面に、前記通気孔12に通じる凹状の前記感圧空間13が設けられている。また、受圧側端部11の内面11aには、感圧空間13を囲むように保持側筒部14が、受圧側端部11の内面11aからX2方向へ突出して一体に形成されている。保持側筒部14は内壁面14aと外壁面14bを有している。図2は図1をII−II線で切断した断面図に相当しているが、図2に示すように、保持側筒部14の断面形状(内壁面14aと外壁面14bの形状)は真円形状の円筒体である。また保持側筒部14のうちの、少なくともセンサユニット20を保持している部分の厚さ寸法Tは、保持側筒部14の全周において均一である。
なお、後述のように、保持側筒部14にはセンサユニット20が取り付けられるが、保持側筒部14の断面形状(内壁面14aと外壁面14bの形状)は、センサユニット20の形状に合わせて楕円形や長円形であってもよい。
図1と図2に示すように、センサユニット20には、ハウジング21が設けられている。ハウジング21はPPS(ポリフェニレンサルファイド)などの合成樹脂材料で形成されている。ハウジング21はX2側が本体部22である。図2に示すように本体部22は正面から見た形状が矩形状である。ハウジング21には、本体部22から受圧側であるX1方向に突出する被保持筒部23 が一体に形成されている。被保持筒部23は内面23aと外面23bを有している。図2の正面図で見たときの被保持筒部23の形状は、保持側筒部14の断面形状と相似であり、内面23aと外面23bは真円形状の円筒体である。
なお、被保持筒部23の形状は、楕円形状や長円形状であってもよい。この場合には、筐体10の保持側筒部14の断面形状が、被保持筒部23の形状に合わせられる。
図1と図2に示すように、前記検知凹部24は、ハウジング21において、被保持筒部23に囲まれた受圧側端部でX1方向に開口するように形成されている。図2に示すように、検知凹部24の開口形状は円形であり、被保持筒部23の厚さ寸法は全周方向で均一となっている。ただし、検知凹部24の開口中心が、被保持筒部23の開口中心に対して片寄った位置であり、被保持筒部23の板厚寸法が場所により相違する形状であってもよい。
筐体10の検知凹部24の底部には、 Z1側にセンサ収納凹部25が形成され、Z2側に回路収納凹部26が形成されている。センサ収納凹部25は検知凹部24と連続しており、センサ収納凹部25は検知凹部24の一部である。
センサ収納凹部25の底部に、圧力センサ31が固定されている。圧力センサ31は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)構造であり、圧力を受けるダイヤフラム部と、ダイヤフラム部の変形を検知するピエゾ抵抗素子や圧電素子などの歪検知素子とを有している。圧力センサ31は、弾性体27で覆われている。弾性体27はゲル状の粘弾性体であり、例えばゲル状のシリコーン樹脂やフッ素樹脂である。
弾性体27は液体状の樹脂材料がセンサ収納凹部25に供給されてから硬化されるが、液体状の樹脂材料が供給され硬化される過程で、樹脂材料の受圧側に向く表面27aが表面張力によって凹湾曲面となる。
回路収納凹部26の底部に、ICパッケージ32が固定されている。ICパッケージ32内の集積回路には、圧力センサ31からの検知出力を増幅するアンプや前記温度センサならびに前記温度センサで測定された温度に基づく温度補償回路などが内蔵されている。回路収納凹部26には、ICパッケージ32を覆う弾性材28が充填されている。弾性材28は、液状の合成ゴムなどを硬化させたものである。
センサユニット20では、ハウジング21に、導電性金属で形成された複数の配線板33が埋設されている。前記圧力センサ31およびICパッケージ32のそれぞれの電極部と、配線板33とが、ワイヤボンディングで接続されている。
図1に示すように、センサユニット20に設けられたハウジング21の被保持筒部23が、筐体10の保持側筒部14の内部に挿入され嵌合されて固定されている。筐体10の保持側筒部14をガラス転移点以上の温度に加熱し軟化させた状態で、被保持筒部23を保持側筒部14の内部に挿入する。このとき、例えば、被保持筒部23の外面23bの直径(外径)を、保持側筒部14の内壁面14aの直径(内径)よりもやや大きくして おくと、被保持筒部23を保持側筒部14に強制的に挿入したときに、軟化している保持筒部14が拡張するように変形させられる。その後に自然冷却させると、保持側筒部14が元の形状に復元しようとし、そのときの熱応力によって、被保持筒部23が保持側筒部14で強固に保持される。これにより、感圧空間13と検知凹部24とで構成された内部空間が、通気孔12のみを通じて外部に連通される。
したがって、被保持筒部23と保持側筒部14との嵌合部に接着剤を塗布する必要がなく、仮に塗布したとしても接着剤はわずかでよい。また、保持側筒部14が軟化しているときに、筐体10とセンサユニット20との相対位置を微調整できるため、一般的な強嵌合や圧入を行った場合に比べて、調整が容易である。
センサユニット20のハウジング21が、筐体10の収納空間15の内部で保持側筒部14で保持された後に、収納空間15の内部に回路基板34が設置される。ハウジング21に埋設された配線板33の一部はハウジング21から突出して端子部33aとなっている。回路基板34が設置される際に、端子部33aがスルーホール34aに挿入され、回路基板34の表面の導体パターンと端子部33aとが半田付けされて導通される。
収納空間15の内部に、センサユニット20と回路基板34とが設置された後に、収納空間15の内部にウレタン材などの封止材35が注入されて、センサユニット20と回路基板34が封止材35の内部に埋設されて保護される。これにより、仮に、被保持筒部23と保持側筒部14との間に隙間が形成されることがあったとしても、封止材35によって隙間が封止されるので、感圧空間13と検知凹部24とで構成された内部空間の気圧を、通気孔12を通じて外部の気圧と同じに設定できるようになる。
この圧力検知装置1は、圧力センサ31がセンサユニット20のハウジング21に固定されており、筐体10とセンサユニット20は、被保持筒部23と保持側筒部14との部分的な嵌合で互いに連結されている。しかも、保持側筒部14は全周にわたって同じ厚さ寸法Tで形成されているため、保持側筒部14によって、被保持筒部23が全周にわたって均一な熱応力で保持されている。
したがって、筐体10を内燃機関内でねじ止めして固定するときの力や、筐体10を他の外部機器とコネクタ接続するときの力、さらには、筐体10に装備されているスロットルポジションセンサが回転させられるときの力で、筐体10に歪みが発生しても、この歪みの全てがハウジング21に伝達されるのを防止できる。また、ハウジング21と回路基板34の間も弾性変形可能な端子部33aで連結されているため、回路基板34からハウジング21へ歪みが伝達されにくい。したがって、センサユニット20のハウジング21の歪みを低減でき、圧力センサ31の検知出力に歪によるノイズが重畳するのを防止しやすくなっている。
次に、圧力検知装置1の組立方法の工程の一部である。筐体10とセンサユニット20との連結方法の2つの例を説明する。
図3に、第1の実施の形態の組立方法が示されている。
図3(A)に示すように、第1の実施の形態の組立方法では、加圧治具41が使用される。加圧治具41にはX1方向に開口する加圧凹部42が形成されている。加圧凹部42の内周面が加圧面42aとなっている。加圧面42aはX1方向に向けて内径が徐々に大きくなるテーパ面である。加圧凹部42のX2側の底部における加圧面42aの内径寸法D1は、筐体10に形成された保持側筒部14のほぼ円筒面である外壁面14bの外形寸法D2よりも小さく設定されている。
加圧治具41は金属製であり200〜250℃程度に加熱して使用する。この場合に、前記加圧面42aは、筐体10を形成しているPBT樹脂のガラス転移点以上の温度(例えば160〜180℃程度)であることが好ましい。
図3(B)に示すように、熱せられた加圧治具41の加圧凹部42を、筐体10の保持側筒部14の外壁面14bに押し付けると、加圧治具41の熱によって保持側筒部14が加熱されるとともに、加圧治具41で加圧された保持側筒部14が、加圧凹部42のテーパ状の内周面である加圧面42aによって、中心に寄る方向であるF1方向に加圧される。このとき、保持側筒部14はガラス転移点以上の温度に加熱されて軟化させられ、中心に寄る方向へ変形させられる。
図3(C)に示すように、保持側筒部14が軟化している状態で、センサユニット20のハウジング21の被保持筒部23を保持側筒部14の内部に強制的に挿入すると、被保持筒部23の外面23bで保持側筒部14の内壁面14aが外周方向へ押され、保持側筒部14は、内径が広げられる方向へ変形させられる。
その後、保持側筒部14を自然冷却すると、保持側筒部14が収縮し、元の形状に復元しようとする。このときの熱応力で、保持側筒部14の内壁面14aが、被保持筒部23の外面23bを、中心に向けてF2方向に加圧する力 が発生し、これが保持側筒部14で被保持筒部23を保持する保持力となる。
図4に、第2の実施の形態の組立方法が示されている。
図4(A)に示すように、この組立方法では金属製の加圧治具45が使用される。加圧治具45の外周面は円筒状の加圧面46となっている。加圧面46の外径寸法D3は、保持側筒部14の円筒状の内壁面14aの内径寸法D4よりも大きく設定されている。また、保持側筒部14の内壁面14aの内径寸法D4は、センサユニット20のハウジング21の被保持筒部23の外形寸法よりも小さく成形されている。
図4(B)に示すように、加圧治具45を加熱して、加圧治具45を筐体10の保持側筒部14の内部に挿入すると、保持側筒部14がガラス転移点以上の温度に加熱されて軟化させられる。加圧治具45の加圧面46によって、保持側筒部14が中心から離れる方向であるF3方向へ加圧される。これにより、軟化している保持側筒部14は、内径寸法が広がるように変形させられる。
図4(C)に示すように、保持側筒部14が軟化している状態で、センサユニット20のハウジング21の被保持筒部23を保持側筒部14の内部に挿入し、保持側筒部14を自然冷却する。このとき、保持側筒部14が元の形状に復元しようとし、このときの熱応力により、保持側筒部14の内壁面14aが被保持筒部23の外面23bに加圧され、保持側筒部14に対し中心に向けて加圧するF4方向の力が発生する。これが保持側筒部14で被保持筒部23を保持する保持力 となる。
図5に、本発明の第3の実施の形態の圧力検知装置101の一部が断面図で示されている。
この圧力検知装置101は、筐体10に形成された保持側筒部14が、センサユニット20に設けられたハウジング21の被保持筒部23の内部の検知凹部24内に挿入されている。例えば、保持側筒部14の外形寸法を、被保持筒部23の内径寸法よりもやや大きめに成形しておき、保持側筒部14を加熱して軟化させるとともに、保持側筒部14を被保持筒部23の内部に強制的に圧入する。その後の自然冷却で、保持側筒部14が、被保持筒部23の内面23aに加圧され、保持側筒部14で被保持筒部23が保持される。
1 圧力検知装置
10 筐体
11 受圧側端部
13 通気孔
14 保持側筒部
14a 内壁面
14b 外壁面
15 収納空間
20 センサユニット
21 ハウジング
23 被保持筒部
23a 内面
23b 外面
24 検知凹部
25 センサ収納凹部
26 回路収納凹部
27 弾性体
31 圧力センサ
32 ICパッケージ
41,45 加圧治具
101 圧力検知装置

Claims (6)

  1. ハウジング内に圧力センサが設けられたセンサユニットを、筐体の内部に組み付ける圧力検知装置の製造方法において、
    (a)被保持筒部と、前記被保持筒部に囲まれて前記筐体に向けて開口する検知凹部とを有する前記ハウジングの、前記検知凹部の内部に前記圧力センサを設置し、
    (b)前記筐体に、保持側筒部と、前記保持側筒部の内部空間に連通する通気孔とを形成し、
    (c)前記保持側筒部を加熱して、前記保持側筒部を前記被保持筒部の外面または内面に嵌合させ、冷却後の熱応力で、前記保持側筒部を前記被保持筒部の外面または内面に密着させて、前記ハウジングを前記筐体に保持させ、
    (d)圧力変化が前記通気孔を介して前記圧力センサに伝達可能とすることを特徴とする圧力検知装置の製造方法
  2. 前記(c)では、前記保持側筒部をガラス転移点以上の温度に加熱する請求項1に記載の圧力検知装置の製造方法
  3. 前記(c)では、加熱されて軟化した保持側筒部を変形させ、冷却時に前記変形が復元するときの熱応力で、前記保持側筒部を前記被保持筒部の外面または内面に密着させる請求項1または請求項2に記載の圧力検知装置の製造方法
  4. 前記(c)では、前記保持側筒部を加熱してその外径を縮める方向に変形させ、前記被保持筒部を前記保持側筒部の内面に嵌合させて冷却する請求項3に記載の圧力検知装置の製造方法
  5. 前記(c)では、前記保持側筒部を加熱してその内径を広げる方向に変形させ、前記被保持筒部を前記保持側筒部の内面に嵌合させて冷却する請求項3に記載の圧力検知装置の製造方法
  6. 前記(c)の冷却は自然冷却である請求項1から請求項5のいずれかに記載の圧力検知装置の製造方法
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