JP6967356B2 - 代替システム - Google Patents

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本発明は、代替システムに関する。
従来、監視領域での火災に関する動作である防災監視動作(例えば、火災発生を監視する動作、及び火災を警報する動作等)を行う防災受信機が知られていた(特許文献1)。この防災受信機においては、防災プログラムが自己の記録部に記録されており、当該記録されている防災プログラムを実行することにより、防災監視動作を行うように構成されていた。
特開2006−155291号公報
ところで、特許文献1の防災受信機においては、防災監視動作に関する機能増強等を目的として、防災受信機に記録されている防災プログラムの更新作業が定期的に行われていた。しかしながら、この更新作業を行う場合、一般的に、防災監視動作を一時停止する必要があったために、防災監視動作が更新作業中に行われなくなってしまう可能性があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、監視領域に対する防災の信頼性を向上させることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の代替システムは、第1の監視領域を監視する動作である第1の監視動作を行う第1の防災装置と、前記第1の監視領域とは異なる第2の監視領域を監視する動作である第2の監視動作を行う第2の防災装置と、を備え、前記第2の防災装置は、第1の監視動作を行うための代替側監視動作用情報を備え、前記第1の防災装置が前記第1の監視動作を行えない場合に、前記代替側監視動作用情報を用いて前記第1の監視動作を行い、前記第1の防災装置は、第1の監視領域に配置された火災感知器と第1の通信回線を介して接続し、前記第1の監視領域に配置された火災感知器は前記第1の通信回線に於いてそれぞれ異なるアドレスを設定され、前記第2の防災装置は、第2の監視領域に配置された火災感知器と第2の通信回線を介して接続するとともに、中継器を介して、前記第1の監視領域に配置された火災感知器及び前記第1の通信回線と接続し、前記第2の監視領域に配置された火災感知器は前記第2の通信回線に於いてそれぞれ異なるアドレスを設定され、前記中継器は、前記第1の監視領域に配置された火災感知器からの信号について、第1の通信回線を示す回線識別情報を含めて前記第2の防災装置に送信する。
また、請求項2に記載の代替システムは、請求項1に記載の代替システムにおいて、前記第2の防災装置は、前記第1の防災装置が前記第1の監視動作を行うため情報を更新中である場合に、前記第1の監視動作を行う。
請求項1に記載の代替システムによれば、例えば、監視領域を常時監視することができ、監視領域に対する防災の信頼性を向上させることが可能となる。
実施の形態1に係る防災システムを示すブロック図である。 機器情報を例示した図である。 通常監視動作処理のフローチャートである。 監視動作制御処理のフローチャートである。 実施の形2に係る防災システムを示すブロック図である。 自己用機器情報を例示した図である。 他者用機器情報を例示した図である。 フラグ情報を例示した図である。 自己監視動作制御処理のフローチャートである。 他者監視動作制御処理のフローチャートである。 自己監視動作制御処理及び他者監視動作制御処理の処理例を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る代替システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
〔実施の形態の基本的概念〕
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、防災装置の情報を更新する場合に、監視動作を行う代替システムに関するものである。
ここで、「防災装置」とは、監視動作を行う装置であり、具体的には、監視領域の防災のために用いられる装置であり、例えば、受信機等を含む概念である。「監視動作」とは、監視領域の監視に関する動作であって、異常に関する防災のための動作であり、具体的には、監視領域の異常による被害を防止又は軽減する動作であり、例えば、異常発生に関して判定する異常判定動作、異常を警報する動作である警報動作、異常を断定する動作である断定動作、監視領域外への移報を行う移報動作、及び異常を警報する前の状態に戻す復旧動作等を含む概念である。「監視領域」とは、防災装置による監視の対象となっている領域であり、具体的には、監視の対象となっている建物である監視対象建物の中の空間であり、例えば、建物の1階部分、建物の2階部分、建物の3階部分等を含む概念である。
「受信機」とは、監視動作を行う装置であり、例えば、感知器から送信された発報信号に基づいて監視動作を行う装置であり、一例としては、R型受信機、及びP型受信機を含む概念である。また、「感知器」とは、発報信号を送信する装置であり、具体的には、監視領域の異常を判定する装置であり、例えば、火災の発生を判定する装置、あるいは、有毒ガスの発生を判定する装置等を含む概念である。この「感知器」は、例えば、熱感知器、煙感知器、炎感知器、及びガス感知器等を含む概念である。「監視領域の異常」とは、監視領域が通常とは異なっている状態となっていることであり、例えば、火災が発生していること、あるいは、有毒ガスが発生していること等を含む概念である。「発報信号」とは、監視領域での異常発生を判定したことを報知する信号であり、具体的には、監視領域における火災、又はガス漏れ等を判定したことを報知する信号である。
また、「代替システム」とは、防災装置の情報を更新する場合に監視動作を行うシステムであり、具体的には、防災装置に代替して監視動作を行うものであり、例えば、監視動作を代替される防災装置の一部の機能として当該防災装置に組み込まれているもの、あるいは、当該防災装置とは別体のもの等を含む概念である。
そして、以下に示す実施の形態においては、「監視動作」が異常判定動作、警報動作、及び復旧動作である場合について説明し、特に、実施の形態1では、「代替システム」が、監視動作を代替される防災装置の一部の機能として当該防災装置に組み込まれているものとして構成されている場合について説明し、実施の形態2では、「代替システム」が、監視動作を代替される防災装置とは別体のものとして構成されている場合について説明する。
(実施の形態1)
初めに、実施の形態1について説明する。この実施の形態においては、代替システムが、監視動作を代替される防災装置の一部の機能として当該防災装置に組み込まれているものとして構成されている場合について説明する。
(構成)
まず、本実施の形態に係る防災システムの構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る防災システムを示すブロック図である。なお、防災システム100の受信機3に接続されている感知器及び館内スピーカ装置の個数は任意であるが、ここでは、実際には感知器及び館内スピーカ装置夫々が複数接続されていることとし、当該複数の感知器及び館内スピーカ装置のうちの各1つのみを図1において感知器1、及び館内スピーカ装置2として図示し、以下説明する。
(構成‐防災システム)
図1に示す防災システム100は、監視対象建物の監視領域の防災を行うシステムであり、例えば、感知器1、館内スピーカ装置2、及び受信機3を備える。
(構成‐防災システム‐感知器)
感知器1は、前述したように監視領域の異常を判定する装置であり、具体的には、火災を判定する装置であり、例えば、自己を一意に識別するための情報である感知器IDとしての「IDa1」が、自己の不図示の記録部に記録されているものである。この感知器1の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の煙感知器等と同様にして構成することができる。
(構成‐防災システム‐館内スピーカ装置)
館内スピーカ装置2は、監視領域の異常を音声にて警報するものであり、具体的には、火災を監視領域内に警報する装置であり、自己を一意に識別するための情報であるスピーカIDとしての「IDb1」が、自己の不図示の記録部に記録されているものである。この館内スピーカ装置2の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の防災用スピーカ等を備えて構成することができる。
(構成‐防災システム‐受信機)
受信機3は、防災装置であり、例えば、通信部31、操作部32、表示部33、音響部34、記録部35、及び制御部36を備える。
(構成‐防災システム‐受信機‐通信部)
通信部31は、少なくとも、感知器1又は館内スピーカ装置2との間で通信を行う通信手段である。この通信部31の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の通信回路等を備えて構成することができる。
(構成‐防災システム‐受信機‐操作部)
操作部32は、受信機3を操作するための操作手段である。この操作部32の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の操作ボタン等を備えて構成することができる。
(構成‐防災システム‐受信機‐表示部)
表示部33は、各種情報を表示する表示手段である。この表示部33の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等を備えて構成することができる。
(構成‐防災システム‐受信機‐音響部)
音響部34は、警報音を出力する音響手段である。音響部34の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知のスピーカ等を備えて構成することができる。
(構成‐防災システム‐受信機‐記録部)
記録部35は、受信機3の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、また、防災側監視動作用情報格納手段であり、また、代替側監視動作用情報格納手段であり、例えば、公知の記録装置を用いて構成される。この公知の記録装置としては、例えば、外部記録装置としてのハードディスク、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、DVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体、又はFlash、ROM、USBメモリ、又は、SDカードの如き電気的記録媒体、あるいは、その他の任意の記録媒体を用いることができる(本明細書に記載の他の装置の記録部も同様とする)。
この記録部35には、例えば、受信機ID、通常用情報、更新用情報、及び更新フラグが格納されている。
ここで、「受信機ID」とは、受信機3を一意に識別するための情報である。そして、このような受信機IDについては、通信部31又は操作部32を介して「IDc1」が入力されて格納されているものとする。
「通常用情報」とは、通常用情報自体の更新が行われない時である通常時に、受信機3を動作させるための情報であり、例えば、通常監視情報、及び通常付加情報を含む情報である。「通常監視情報」とは、監視動作を行うための情報である防災側監視動作用情報であって、例えば、通常用防災プログラム、及び機器情報を含む情報である。「通常用防災プログラム」とは、監視動作を行うためのプログラムであり、後述する通常監視動作処理を行うためのプログラムである。「機器情報」とは、監視動作を行うための情報であり、受信機3に対応付けられている機器を特定する情報である。図2は、機器情報を例示した図である。この図2に示すように、機器情報は、項目「受信機ID」、項目「感知器ID」、及び項目「スピーカID」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。ここで、項目「受信機ID」に対応する情報は、前述の受信機IDである(図2では、「IDc1」)。また、項目「感知器ID」に対応する情報は、前述の感知器IDである(図2では、「IDa1」等)。また、「スピーカID」に対応する情報は、前述のスピーカIDである(図2では、「IDb1等)。「通常付加情報」とは、防災側監視動作用情報とは異なる情報であり、例えば、受信機3の構成要素(例えば、予備バッテリー、又はディスプレイ等)の交換時期を予測する動作である予測動作を行うための予測プログラム、又は、感知器1に関する自動試験を行う動作である試験動作を行うための試験プログラム等を含む情報である。そして、このような通常用情報については、通信部31又は操作部32を介して入力されて格納された後、当該通常用情報に含まれている少なくとも一部の情報に関して不具合修正、あるいは、新機能の追加等を行うために、新バージョンリリースのタイミングに、通常用情報の全体を単位として公知の更新作業を行うことにより、通常用情報の全体が更新されるものとする。
図1に戻って、「更新用情報」とは、通常用情報の更新が行われる時である更新時に、受信機3を動作させるための情報であり、例えば、更新監視情報を含む情報である。「更新監視情報」とは、記録部35が格納している通常用情報の通常監視情報に対応する情報である代替側監視動作用情報であって、例えば、更新用防災プログラム、及び機器情報を含む情報である。なお、「通常監視情報に対応する情報」とは、通常監視情報と同様な働きをする情報であり、例えば、監視動作を行うための情報である。「更新用防災プログラム」とは、監視動作を行うためのプログラムであり、後述する更新監視動作処理を行うためのプログラムあって、前述の通常用防災プログラムに対応する内容のプログラムである。また、「機器情報」は、通常用情報の通常監視情報における機器情報と共通である。そして、このような更新用情報については、通信部31又は操作部32を介して入力されて格納されるものとする。
「更新フラグ」とは、通常用情報の更新に関して報知する情報であり、具体的には、通常用情報が更新中であるか否かを示す情報である。そして、この更新フラグについては、制御部36が、公知の更新作業が行われている場合に「更新実施中」を格納し、当該更新作業が行われていない場合に「更新未実施」を格納するものとする。
(構成−防災システム−受信機−制御部)
制御部36は、受信機3を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、実施の形態に係る制御プログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介して受信機3にインストールされることで、制御部36の各部を実質的に構成する(本明細書に記載の他の装置の制御部も同様とする)。
この制御部36は、機能概念的に、防災側動作部361、代替側検出部362、及び代替側動作部363を備える。防災側動作部361は、記録部35が格納している通常用情報の通常監視情報を用いて、監視動作(例えば、異常判定動作、警報動作、及び復旧動作)を行う防災側動作手段である。代替側検出部362は、記録部35が格納している通常用情報の通常監視情報が更新中であるか否かを検出する代替側検出手段である。代替側動作部363は、通常用情報の通常監視情報が更新中であることを代替側検出部362が検出した場合に、記録部35が格納している更新用情報の更新監視情報を用いて、監視動作を防災側動作部361に代替して行う代替側動作手段である。なお、この制御部36の各部により行われる処理については後述する。なお、「記録部35」、「代替側検出部362」、及び「代替側動作部363」が代替システムに相当する。
に相当する。
(処理)
次に、このように構成される防災システム100によって実行される、処理について説明する。具体的には、通常監視動作処理、更新監視動作処理、及び監視動作制御処理について説明する。
(処理‐通常監視動作処理)
図3は、通常監視動作処理のフローチャートである(以下の各処理の説明では、ステップを「S」と略記する)。「通常監視動作処理」とは、監視動作(例えば、異常判定動作、警報動作、及び復旧動作)を行う処理であり、具体的には、防災側動作部361が図1の記録部35の通常用情報の通常用防災プログラム及び機器情報を用いて行う処理であり、例えば、従来と同様な内容の処理を行うことができるが、ここでは、一例として図3に示す処理を行うものとして以下説明する。この通常監視動作処理については、後述する監視動作制御処理中に実行を開始され、この後、当該監視動作制御処理にて実行が終了されるまで、繰り返し実行されるものである。
まず、図3に示すように、SA1において防災側動作部361は、感知器1が発報したか否かを判定する(つまり、異常判定動作を行う)。具体的な判定手法は任意であるが、例えば、図1の感知器1が火災発生を判定した場合に、自己の感知器IDである「IDa1」を含む発報信号を送信するように構成されているものとして、この感知器1からの発報信号に基づいて判定することとする。具体的には、防災側動作部361は、通信部31を監視し、発報信号を受信したか否かに基づいて判定する。そして、発報信号を受信していない場合に、発報していないものと判定し(SA1のNO)、発報したものと判定するまで、繰り返しSA1を実行する。また、発報信号を受信した場合に、発報したものと判定し(SA1のYES)、SA2に移行する。ここでは、例えば、「IDa1」を含む発報信号を受信した場合、発報したものと判定する。
図3に戻って、SA2において防災側動作部361は、警報動作を行う。具体的な警報手法は任意であるが、例えば、図1の記録部35の通常用情報の機器情報を参照して、SA1で受信した発報信号に含まれている感知器IDに対応付けられているスピーカIDを特定し、特定したスピーカIDが識別する館内スピーカ装置を介して、監視領域への警報音声の繰り返しの音声出力を開始して、警報動作を行う。ここでは、例えば、スピーカIDとして図2の「IDb1」を特定した上で、図1の館内スピーカ装置2を介して、「感知器が発報しました」等の警報メッセージの繰り返しの音声出力を開始して、警報動作を行う。
図3に戻って、SA3において防災側動作部361は、復旧動作を行うか否かを判定する。具体的な判定手法は任意であるが、例えば、図1の操作部32を介して公知の復旧操作を受け付けたか否かに基づいて判定する。そして、復旧操作を受け付けていない場合、復旧しないものと判定し(SA3のNO)、復旧するものと判定するまで、繰り返しSA3を実行する。また、復旧操作を受け付けた場合、復旧するものと判定し(SA3のYES)、SA4に移行する。ここでは、例えば、ユーザが操作部32を介して操作することにより、復旧操作を受け付けた場合、復旧するものと判定する。
図3に戻って、SA4において防災側動作部361は、復旧動作を行う。具体的な復旧動作手法は任意であるが、警報音声を停止し、また、発報した感知器1を復旧させるための信号である復旧信号を送信する。ここでは、例えば、SA2で繰り返しの出力を開始した館内スピーカ装置2からの警報音声を停止し、また、SA1で受信した発報信号に含まれていた感知器IDである「IDa1」を取得し、取得した「IDa1」を含む復旧信号を送信することにより、感知器1を復旧させる。これにて、通常監視動作処理の1回のフローを終了する。なお、この1回のフローが終了した後、通常監視動作処理は、前述したように、監視動作制御処理にて実行が終了されるまで繰り返し、実行されることになる。
(処理‐更新監視動作処理)
「更新監視動作処理」とは、監視動作(例えば、異常判定動作、警報動作、及び復旧動作)を行う処理であり、具体的には、代替側動作部363が図1の記録部35の更新用情報の更新用防災プログラム及び機器情報を用いて行う処理であり、例えば、通常監視動作処理と同様な処理である。この更新監視動作処理については、通常監視動作と同様に、後述する監視動作制御処理中に実行を開始され、この後、当該監視動作制御処理にて実行が終了されるまで、繰り返し実行されるものである。なお、この更新監視動作処理については、各ステップの実行主体及び用いる情報等を除いて、通常監視動作処理と同様であるので、図3に「SB1」〜「SB4」の符号を付して、当該図3を参照して概略のみ説明する。
図3に示すように、代替側動作部363は、SB1〜SB4を、SA1〜SA4と同様にして行う。これにて、更新監視動作処理の1回のフローを終了する。なお、この1回のフローが終了した後、更新監視動作処理は、前述したように、監視動作制御処理にて実行が終了されるまで繰り返し、実行されることになる。
(処理‐監視動作制御処理)
図4は、監視動作制御処理のフローチャートである。「監視動作制御処理」とは、監視動作(例えば、異常判定動作、警報動作、及び復旧動作)を制御する処理であり、具体的には、受信機3によって実行される処理であり、通常監視動作処理又は更新監視動作処理の開始又は終了を制御する処理である。この監視動作制御処理を実行するタイミングは任意のタイミングであるが、例えば、防災システム100の各装置の電源をオンした後に起動されて、起動後に繰り返し実行されるものとして、当該監視動作制御処理が起動された後から説明する。なお、ここでは、例えば、新機能の追加のために図1の記録部35の通常用情報を更新する更新作業を行う場合を、適宜例示して説明する。
まず、図4に示すように、SC1において防災側動作部361は、通常監視動作処理を開始する。具体的には、図1の記録部35の通常用情報の通常用防災プログラム及び機器情報を用いて、図3のSA1〜SA4の繰り返しの実行を開始する。
図4に戻って、SC2において代替側検出部362は、図1の記録部35の通常用情報の更新が開始したか否かを判定する。具体的な判定手法は任意であるが、例えば、記録部35の更新フラグを参照して、参照した更新フラグに基づいて判定する。そして、更新フラグが「更新未実施」である場合には、通常用情報が更新中でないことを検出した上で、通常用情報の更新が開始していないものと判定し(SC2のNO)、通常用情報の更新が開始したものと判定するまで、繰り返しSC2を実行する。また、更新フラグが「更新実施中」である場合には、通常用情報が更新中であることを検出した上で、通常用情報の更新が開始されたものと判定し(SC2のYES)、SC3に移行する。ここでは、例えば、メンテナンス員が受信機3に訪れて、所定の装置(例えば、メモリスティック等)を用いて更新情報を受信機3に入力した上で、操作部32を介する所定操作を行うことにより、新機能の追加のために更新作業が開始された場合には、通常用情報の更新が開始されたものと判定する。
図4に戻って、SC3において防災側動作部361は、通常監視動作処理を終了する。具体的には、図3のSA1〜SA4の繰り返しの実行が行われないように、通常監視動作処理を終了する。なお、ここでは、図1の記録部35の通常用情報が更新中であり利用できないので、当該通常用情報の通常付加情報における、予測プログラム及びの試験プログラムを利用できずに、制御部36は、予測動作及び試験動作を実行できない状態になる。
図4に戻って、SC4において代替側動作部363は、更新監視動作処理を開始する。具体的には、図1の記録部35の更新用情報の更新用防災プログラム及び機器情報を用いて、図3のSB1〜SB4の繰り返しの実行を開始する。
図4に戻って、SC5において代替側検出部362は、図1の記録部35の通常用情報の更新が終了したか否かを判定する。具体的な判定手法は任意であるが、例えば、SC2の場合と同様にして、記録部35の更新フラグを参照して、参照した更新フラグに基づいて判定する。そして、更新フラグが「更新実施中」である場合には、通常用情報が更新中であることを検出した上で、通常用情報の更新が終了していないものと判定し(SC5のNO)、通常用情報の更新が終了したものと判定するまで、繰り返しSC5を実行する。また、更新フラグが「更新未実施」である場合には、通常用情報が更新中でないことを検出した上で、通常用情報の更新が終了したものと判定し(SC5のYES)、SC6に移行する。ここでは、例えば、新機能の追加のための更新作業が終了した場合には、通常用情報の更新が終了したものと判定する。
図4に戻って、SC6において代替側動作部363は、更新監視動作処理を終了する。具体的には、図3のSB1〜SB4の繰り返しの実行が行われないように、更新監視動作処理を終了する。
図4に戻って、SC7において防災側動作部361は、通常監視動作処理を開始する。具体的には、SC1と同様にして、図1の記録部35の通常用情報の通常用防災プログラム及び機器情報を用いて、図3のSA1〜SA4の繰り返しの実行を開始する。なお、ここでは、図1の記録部35の通常用情報が更新中で無く利用できるので、当該通常用情報の通常付加情報における、予測プログラム及びの試験プログラムを利用でき、制御部36は、予測動作及び試験動作を実行できる状態になる。これにて、監視動作制御処理を終了する。なお、この1回のフローが終了した後、監視動作制御処理は、前述したように、繰り返し実行されるが、繰り返し実行される場合のSC1においては、前回のフローでのSC7と同じ処理になっているので、省略してもよい。
(処理例について)
以上の処理により、例えば、図1の記録部35の通常用情報が更新されていない場合には、防災側動作部361による通常監視動作処理での監視動作、及び、制御部36による予測動作及び試験動作が行われることになる。また、例えば、図1の記録部35の通常用情報が更新されている場合には、制御部36による予測動作及び試験動作は行われないが、代替側動作部363による更新監視動作処理での監視動作が行われることになる。つまり、記録部35の通常用情報が更新されているか否かに関わらず監視動作を常時行い無監視となるのを防止することができるので、監視領域の防災性を高度に維持することが可能となる。
(実施の形態1の効果)
このように本実施の形態によれば、通常用情報が更新中であることを検出した場合に、代替側動作部363が監視動作を防災側動作部361に代替して行うことにより、例えば、通常用情報を更新中であっても、更新対象となっている当該通常用情報とは異なる情報である更新用情報を用いて監視動作を行うことができるので、監視領域を常時監視することができ、監視領域に対する防災の信頼性を向上させることが可能となる。
また、代替システム(例えば、記録部35、代替側検出部362、及び代替側動作部363)が監視動作を代替される受信機3の一部の機能として組み込まれていることにより、例えば、単一の装置を用いて監視領域を常時監視することができるので、監視動作を代替するための専用装置等の設置が不要となり、受信機3が設置される領域の省スペース化を図ることができる。また、例えば、監視動作を代替するために前述の専用装置等との通信が不要となるために、通信網が不要となるので、監視動作を代替するためのコスト(例えば、敷設コスト、あるいは、運用コスト等)を削減することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。この実施の形態においては、代替システムが、監視動作を代替される防災装置とは別体のものとして構成されている場合について説明する。具体的には、監視対象建物に複数の受信機が分散配置されているシステムにおいて、各受信機が自己以外の他の受信機の監視動作を代替する場合について説明する。
(構成)
まず、本実施の形態に係る防災システムの構成について説明する。図5は、本実施の形態に係る防災システムを示すブロック図である。なお、防災システム400の受信機6に接続されている感知器及び館内スピーカ装置の個数は任意であるが、ここでは、実際には感知器及び館内スピーカ装置夫々が複数接続されていることとし、当該複数の感知器及び館内スピーカ装置のうちの各1つのみを図5において感知器4、及び館内スピーカ装置5として図示し、以下説明する(受信機9に接続されている感知器及び館内スピーカ装置についても同様とする)。
(構成‐防災システム)
図5に示す防災システム400は、監視対象建物の監視領域の防災を行うシステムであり、例えば、第1監視領域側防災システム400A、及び第2監視領域側防災システム400Bを備える。
(構成‐防災システム‐第1監視領域側防災システム)
第1監視領域側防災システム400Aは、監視対象建物内の監視領域における少なくとも一部の領域(例えば、建物の1階部分であり、以下、「第1監視領域」とも称する)を主に監視するシステムであり、具体的には、第2監視領域側防災システム400Bとの間において必要に応じて通信できるように、当該第2監視領域側防災システム400Bと通信線を介して接続されているものであり、例えば、感知器4、館内スピーカ装置5、及び受信機6を備える。
(構成‐防災システム‐第1監視領域側防災システム‐感知器)
感知器4は、前述したように監視領域の異常を判定する装置であり、具体的には、第1監視領域の火災を判定する装置であり、例えば、感知器IDとしての「IDa11」が、自己の不図示の記録部に記録されているものである。この感知器4の具体的な種類や構成は、実施の形態1の感知器1と同様である。
(構成‐防災システム‐第1監視領域側防災システム‐館内スピーカ装置)
館内スピーカ装置5は、監視領域の異常を音声にて警報するものであり、具体的には、火災を第1監視領域内に警報する装置であり、スピーカIDとしての「IDb11」が、自己の不図示の記録部に記録されているものである。この館内スピーカ装置5の具体的な種類や構成は、実施の形態1の館内スピーカ装置2と同様である。
(構成‐防災システム‐第1監視領域側防災システム‐受信機)
受信機6は、第1監視領域を監視する動作である監視動作(例えば、異常判定動作、警報動作、及び復旧動作)を少なくとも行う装置であり、例えば、通信部61、操作部62、表示部63、音響部64、記録部65、及び制御部66を備える。なお、操作部62、表示部63、及び音響部64の構成は、実施の形態1の受信機3の同一名称の各部の構成と同様であることとする。なお、受信機6が、「防災装置」、「第1の受信機」、「第2の受信機」、又は、「代替システム」に相当する。
(構成‐防災システム‐第1監視領域側防災システム‐受信機‐通信部)
通信部61は、少なくとも、感知器4又は館内スピーカ装置5との間で通信を行う通信手段であり、また、第2監視領域側防災システム400Bにおける、少なくとも、感知器7、館内スピーカ装置8、又は受信機9との間でも通信を行う通信手段である。この通信部61の具体的な種類や構成は、実施の形態1の受信機3の通信部31と同様である。
(構成‐防災システム‐第1監視領域側防災システム‐受信機‐記録部)
記録部65は、受信機6の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、また、防災側監視動作用情報格納手段であり、また、代替側監視動作用情報格納手段であり、例えば、公知の記録装置を用いて構成される。
この記録部65には、例えば、自己を識別する受信機IDとしての「IDc11」、自己用情報、他者用情報、及びフラグ情報が格納されている。
「自己用情報」とは、自己である受信機6を動作させるための情報であり、例えば、自己監視情報、及び自己付加情報を含む情報である。なお、「自己」とは、自分自身を示す概念であり、例えば、受信機6自身を示す概念である。「自己監視情報」とは、監視動作を行うための情報である防災側監視動作用情報であって、例えば、自己用防災プログラム、及び自己用機器情報を含む情報である。「自己用防災プログラム」とは、監視動作を行うためのプログラムであり、後述する自己監視動作処理を行うためのプログラムである。「自己用機器情報」とは、自己監視動作処理にて監視動作を行うための情報であり、受信機6が主に監視する領域である第1監視領域において、受信機6に対応付けられている機器を特定する情報である。図6は、自己用機器情報を例示した図である。この図6に示すように、自己用機器情報は、項目「受信機ID」、項目「感知器ID」、及び項目「スピーカID」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。ここで、各項目に対応する情報は、図2の同一名称の項目に対応する情報と共通である。「自己付加情報」とは、防災側監視動作用情報とは異なる情報であり、例えば、実施の形態1で説明した予測プログラム又は試験プログラム等を含む情報である。そして、このような自己用情報については、通信部61又は操作部62を介して入力されて格納された後、当該自己用情報に含まれている少なくとも一部の情報に関して不具合修正、あるいは、新機能の追加等を行うために、新バージョンリリースのタイミングに、自己用情報の全体を単位として公知の更新作業を行うことにより、自己用情報の全体が更新されるものとする(後述する受信機9の記録部95の自己用情報も同様とする)。
図5に戻って、「他者用情報」とは、他者である後述する受信機9の自己用情報の更新が行われる時に、当該受信機9を代替するための情報であり、例えば、他者監視情報を含む情報である。なお、「他者」とは、自分自身以外を示す概念であって、監視動作を代替する対象となっているものを示す概念であり、例えば、受信機6にとっての他者が後述の受信機9を示し、当該受信機9にとっての他者が受信機6を示す概念である。「他者監視情報」とは、他者である受信機9が格納している自己用情報の自己監視情報に対応する情報である代替側監視動作用情報であって、例えば、他者用防災プログラム、及び他者用機器情報を含む情報である。なお、「自己監視情報に対応する情報」とは、自己監視情報と同様な働きをする情報であり、例えば、監視動作を行う情報である。「他者用防災プログラム」とは、監視動作を行うためのプログラムであり、後述する他者監視動作処理を行うためのプログラムあって、他者である受信機9の自己用防災プログラムに対応する内容のプログラムである。また、「他者用機器情報」は、とは、他者監視動作処理にて監視動作を行うための情報であり、受信機6の他者である受信機9が主に監視する領域である後述の第2監視領域において、受信機9に対応付けられている機器を特定する情報である。図7は、他者用機器情報を例示した図である。この図7に示すように、他者用機器情報は、項目「受信機ID」、項目「感知器ID」、及び項目「スピーカID」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。ここで、各項目に対応する情報は、図2の同一名称の項目に対応する情報と共通である。そして、このような他者用情報については、通信部61又は操作部62を介して入力されて格納されるものとする。
「フラグ情報」とは、情報の更新に関して特定する情報であり、具体的には、自己及び他者にとっての自己用情報が更新中であるか否かを示す情報であり、例えば、受信機6の記録部65の自己用情報及び後述する受信機9の自己用情報が更新中であるか否かを示す情報である。図8は、フラグ情報を例示した図である。この図8に示すように、フラグ情報は、項目「受信機ID」、及び項目「更新状態情報」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。ここで、項目「受信機ID」に対応する情報は、図2の同一名称の項目に対応する情報と共通である。また、項目「更新状態情報」は、自己用情報が更新中であるか否かを示す更新状態情報(図8では、更新中であることを特定する「更新実施中」、及び、更新中でないことを特定する「更新未実施」)である。そして、このフラグ情報について、自己の受信機ID(ここでは、「IDc11」)に対応する更新状態情報は、自己の制御部66が、公知の更新作業が行われている場合に「更新実施中」を格納し、当該更新作業が行われていない場合に「更新未実施」を格納し、また、他者の受信機ID(ここでは、「IDc21」)に対応する更新状態情報は、初期値として「更新未実施」が格納されており、他者(ここでは、後述する受信機9)が後述する自己監視動作制御処理を実行することにより、更新される(後述する受信機9の記録部95のフラグ情報も同様とする)。
(構成−防災システム‐第1監視領域側防災システム−受信機−制御部)
図5に戻って、制御部66は、受信機6を制御する制御手段であり、機能概念的に、防災側動作部661、代替側検出部662、及び代替側動作部663を備える。防災側動作部661は、記録部65が格納している自己用情報の自己監視情報を用いて、(例えば第1監視領域の)監視動作(例えば、異常判定動作、警報動作、及び復旧動作)を行う防災側動作手段である。代替側検出部662は、後述する受信機9の記録部95が格納している自己用情報の自己監視情報が更新中であるか否かを検出する代替側検出手段である。代替側動作部663は、後述する受信機9の記録部95が格納している自己用情報の自己監視情報が更新中であることを代替側検出部662が検出した場合に、記録部65が格納している他者用情報の他者監視情報を用いて、(例えば第2監視領域の)監視動作を後述する受信機9の防災側動作部961に代替して行う代替側動作手段である。なお、この制御部66の各部により行われる処理については後述する。
(構成‐防災システム‐第2監視領域側防災システム)
第2監視領域側防災システム400Bは、監視対象建物内の監視領域における第1監視領域とは異なる一部の領域(例えば、建物の2階部分であり、以下、「第2監視領域」とも称する)を主に監視するシステムであり、具体的には、第1監視領域側防災システム400Aとの間において必要に応じて通信できるように、当該第1監視領域側防災システム400Aと通信線を介して接続されているものであり、例えば、感知器7、館内スピーカ装置8、及び受信機9を備える。
(構成‐防災システム‐第2監視領域側防災システム‐感知器)
感知器7は、前述したように監視領域の異常を判定する装置であり、具体的には、第2監視領域の火災を判定する装置であり、例えば、感知器IDとしての「IDa21」が、自己の不図示の記録部に記録されているものであって、感知器4と同様に構成されているものである。
(構成‐防災システム‐第2監視領域側防災システム‐館内スピーカ装置)
館内スピーカ装置8は、監視領域の異常を音声にて警報するものであり、具体的には、火災を第2監視領域内に警報する装置であり、スピーカIDとしての「IDb21」が、自己の不図示の記録部に記録されているものであって、館内スピーカ装置5と同様に構成されているものである。
(構成‐防災システム‐第2監視領域側防災システム‐受信機)
受信機9は、第2監視領域を監視する動作である監視動作(例えば、異常判定動作、警報動作、及び復旧動作)を少なくとも行う装置であり、例えば、通信部91、操作部92、表示部93、音響部94、記録部95、及び制御部96を備える。なお、この受信機9の各部については、受信機6の同一名称の各部と同様に構成されていることとし、特徴的な事項に関してのみ記載することとする。なお、受信機9が、「防災装置」、「第1の受信機」、「第2の受信機」、又は、「代替システム」に相当する。
(構成‐防災システム‐第2監視領域側防災システム‐受信機‐通信部)
通信部91は、少なくとも、感知器7又は館内スピーカ装置8との間で通信を行う通信手段であり、また、第1監視領域側防災システム400Aにおける、少なくとも、感知器4、館内スピーカ装置5、又は受信機6との間でも通信を行う通信手段である。
(構成‐防災システム‐第2監視領域側防災システム‐受信機‐記録部)
記録部95は、受信機9の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、また、防災側監視動作用情報格納手段であり、また、代替側監視動作用情報格納手段であり、例えば、公知の記録装置を用いて構成される。
この記録部95には、例えば、受信機ID、自己用情報、他者用情報、及びフラグ情報が格納されている。なお、これらの各情報は、記録部65の同一名称の情報と同様である。そして、例えば、自己を特定する「受信機ID」として「IDc21」が格納されており、また、「自己用情報」として、自己である受信機9を動作させるための自己監視情報(例えば、自己用機器情報、及び自己用防災プログラム)、及び自己付加情報(例えば、予測プログラム、及び試験プログラム)が格納されており、また、「他者用情報」として、他者である受信機6の自己用情報の更新が行われる時に、当該受信機6を代替するための他者監視情報(例えば、他者用防災プログラム、及び他者用機器情報)が格納されており、また、「フラグ情報」として、図8のフラグ情報に対応する情報が格納されている。
(構成−防災システム‐第2監視領域側防災システム−受信機−制御部)
図5に戻って、制御部96は、受信機9を制御する制御手段であり、機能概念的に、防災側動作部961、代替側検出部962、及び代替側動作部963を備える。防災側動作部961は、記録部95が格納している自己用情報の自己監視情報を用いて、(例えば第2監視領域の)監視動作(例えば、異常判定動作、警報動作、及び復旧動作)を行う防災側動作手段である。代替側検出部962は、受信機6の記録部65が格納している自己用情報の自己監視情報が更新中であるか否かを検出する代替側検出手段である。代替側動作部963は、受信機6の記録部65が格納している自己用情報の自己監視情報が更新中であることを代替側検出部962が検出した場合に、記録部95が格納している他者用情報の他者監視情報を用いて、(例えば第1監視領域の)監視動作を受信機6の防災側動作部661に代替して行う代替側動作手段である。なお、この制御部96の各部により行われる処理については後述する。
(処理)
次に、このように構成される防災システム400によって実行される、処理について説明する。具体的には、自己監視動作処理、他者監視動作処理、自己監視動作制御処理、及び他者監視動作制御処理について説明する。なお、これら各処理全てについては、受信機6及び受信機9の両者が互いに同様にして実行することができるが、ここでは、説明の便宜上、これらの各処理を受信機6が実行する場合について説明する。
(処理‐自己監視動作処理)
「自己監視動作処理」とは、自己の監視領域について監視動作(例えば、異常判定動作、警報動作、及び復旧動作)を行う処理であり、具体的には、防災側動作部661が図5の記録部65の自己用情報の自己用防災プログラム及び自己用機器情報を用いて、第1監視領域について行う処理であり、例えば、実施の形態1の通常監視動作処理と同様な処理である。この自己監視動作処理については、後述する自己監視動作制御処理中に実行を開始され、この後、当該自己監視動作制御処理にて実行が終了されるまで、繰り返し実行されるものである。なお、この自己監視動作処理については、各ステップの実行主体及び用いる情報等を除いて、実施の形態1の通常監視動作処理と同様であるので、図3に「SD1」〜「SD4」の符号を付して、当該図3を用いて説明する。
まず、図3に示すように、SD1において防災側動作部661は、感知器4が発報したか否かを判定する(つまり、異常判定動作を行う)。具体的な判定手法は任意であるが、例えば、実施の形態1のSA1と同様にすることとし、すなわち、図5の感知器4が火災発生を判定した場合に、自己の感知器IDである「IDa11」を含む発報信号を送信するように構成されているものとして、この感知器4からの発報信号に基づいて判定することとする。具体的には、防災側動作部661は、通信部61を監視し、発報信号を受信したか否かに基づいて判定する。そして、発報信号を受信していない場合に、発報していないものと判定し(SD1のNO)、発報したものと判定するまで、繰り返しSD1を実行する。また、発報信号を受信した場合に、発報したものと判定し(SD1のYES)、SD2に移行する。ここでは、例えば、「IDa11」を含む発報信号を受信した場合、発報したものと判定する。
図3に戻って、SD2において防災側動作部661は、警報動作を行う。具体的な警報手法は任意であるが、例えば、実施の形態1のSA2と同様にすることとし、すなわち、図5の記録部35の自己用情報の自己用機器情報を参照して、SD1で受信した発報信号に含まれている感知器IDに対応付けられているスピーカIDを特定し、特定したスピーカIDが識別する館内スピーカ装置を介して、監視領域への警報音声の繰り返しの音声出力を開始して、警報動作を行う。ここでは、例えば、スピーカIDとして図6の「IDb11」を特定した上で、図5の館内スピーカ装置5を介して、「感知器が発報しました」等の警報メッセージの繰り返しの音声出力を開始して、警報動作を行う。
図3に戻って、SD3において防災側動作部661は、復旧動作を行うか否かを判定する。具体的な判定手法は任意であるが、例えば、実施の形態1のSA3と同様にすることとし、すなわち、図5の操作部62を介して公知の復旧操作を受け付けたか否かに基づいて判定する。そして、復旧操作を受け付けていない場合、復旧しないものと判定し(SD3のNO)、復旧するものと判定するまで、繰り返しSD3を実行する。また、復旧操作を受け付けた場合、復旧するものと判定し(SD3のYES)、SD4に移行する。ここでは、例えば、ユーザが操作部62を介して操作することにより、復旧操作を受け付けた場合、復旧するものと判定する。
図3に戻って、SD4において防災側動作部661は、復旧動作を行う。具体的な復旧動作手法は任意であるが、例えば、実施の形態1のSA4と同様にすることとし、警報音声を停止し、また、発報した感知器4を復旧させるための信号である復旧信号を送信する。ここでは、例えば、SD2で繰り返しの出力を開始した館内スピーカ装置5からの警報音声を停止し、また、SD1で受信した発報信号に含まれていた感知器IDである「IDa11」を取得し、取得した「IDa11」を含む復旧信号を送信することにより、感知器4を復旧させる。これにて、自己監視動作処理の1回のフローを終了する。なお、この1回のフローが終了した後、自己監視動作処理は、前述したように、自己監視動作制御処理にて実行が終了されるまで繰り返し、実行されることになる。
(処理‐他者監視動作処理)
「他者監視動作処理」とは、他者の監視領域について監視動作(例えば、異常判定動作、警報動作、及び復旧動作)を行う処理であり、具体的には、代替側動作部663が図5の記録部65の他者用情報の他者用防災プログラム及び他者用機器情報を用いて、第2監視領域について行う処理であり、例えば、実施の形態1の通常監視動作処理と同様な処理である。この他者監視動作処理については、後述する他者監視動作制御処理中に実行を開始され、この後、当該他者監視動作制御処理にて実行が終了されるまで、繰り返し実行されるものである。なお、この他者監視動作処理については、各ステップの実行主体及び用いる情報等を除いて、実施の形態1の通常監視動作処理と同様であるので、図3に「SE1」〜「SE4」の符号を付して、当該図3を用いて説明する。
まず、図3に示すように、SE1において代替側動作部663は、感知器7が発報したか否かを判定する(つまり、異常判定動作を行う)。具体的な判定手法は任意であるが、例えば、第1監視領域側防災システム400Aと第2監視領域側防災システム400Bとが互いに通信可能となっていることを鑑みてSD1と同様にすることとし、すなわち、図5の感知器7が火災発生を判定した場合に、自己の感知器IDである「IDa21」を含む発報信号を送信するように構成されているものとして、この感知器7からの発報信号に基づいて判定することとする。具体的には、代替側動作部663は、通信部61を監視し、発報信号を受信したか否かに基づいて判定する。そして、発報信号を受信していない場合に、発報していないものと判定し(SE1のNO)、発報したものと判定するまで、繰り返しSE1を実行する。また、発報信号を受信した場合に、発報したものと判定し(SE1のYES)、SE2に移行する。ここでは、例えば、「IDa21」を含む発報信号を受信した場合、発報したものと判定する。
図3に戻って、SE2において代替側動作部663は、警報動作を行う。具体的な警報手法は任意であるが、例えば、第1監視領域側防災システム400Aと第2監視領域側防災システム400Bとが互いに通信可能となっていることを鑑みてSD2と同様にすることとし、すなわち、図5の記録部35の他者用情報の他者用機器情報を参照して、SE1で受信した発報信号に含まれている感知器IDに対応付けられているスピーカIDを特定し、特定したスピーカIDが識別する館内スピーカ装置を介して、監視領域への警報音声の繰り返しの音声出力を開始して、警報動作を行う。ここでは、例えば、スピーカIDとして図7の「IDb21」を特定した上で、図5の館内スピーカ装置8を介して、「感知器が発報しました」等の警報メッセージの繰り返しの音声出力を開始して、警報動作を行う。
図3に戻って、SE3において代替側動作部663は、復旧動作を行うか否かを判定する。具体的な判定手法は任意であるが、例えば、SD3と同様にすることとし、すなわち、図5の操作部62を介して公知の復旧操作を受け付けたか否かに基づいて判定する。そして、復旧操作を受け付けていない場合、復旧しないものと判定し(SE3のNO)、復旧するものと判定するまで、繰り返しSE3を実行する。また、復旧操作を受け付けた場合、復旧するものと判定し(SE3のYES)、SE4に移行する。
図3に戻って、SE4において代替側動作部663は、復旧動作を行う。具体的な復旧動作手法は任意であるが、第1監視領域側防災システム400Aと第2監視領域側防災システム400Bとが互いに通信可能となっていることを鑑みてSD4と同様にすることとし、すなわち、警報音声を停止し、また、発報した感知器7を復旧させるための信号である復旧信号を送信する。ここでは、例えば、SE2で繰り返しの出力を開始した館内スピーカ装置7からの警報音声を停止し、また、SE1で受信した発報信号に含まれていた感知器IDである「IDa21」を取得し、取得した「IDa21」を含む復旧信号を送信することにより、感知器7を復旧させる。これにて、他者監視動作処理の1回のフローを終了する。なお、この1回のフローが終了した後、他者監視動作処理は、前述したように、他者監視動作制御処理にて実行が終了されるまで繰り返し、実行されることになる。
(処理‐自己監視動作制御処理)
図9は、自己監視動作制御処理のフローチャートである。「自己監視動作制御処理」とは、自己の監視領域についての監視動作(例えば、異常判定動作、警報動作、及び復旧動作)を制御する処理であり、具体的には、自己である受信機6が自己監視動作処理の開始又は終了を制御し、また、必要に応じて他者である受信機9による他者監視動作処理の開始又は終了を要求する処理である。この自己監視動作制御処理を実行するタイミングは任意のタイミングであるが、例えば、防災システム400の各装置の電源をオンした後に起動されて、起動後に繰り返し実行されるものとして、当該自己監視動作制御処理が起動された後から説明する(後述の他者監視動作処理についても同様とする)。なお、ここでは、例えば、新機能の追加のために図5の自己の記録部65の自己用情報を更新する更新作業を行う場合を、適宜例示して説明する。
まず、図9に示すように、SF1において防災側動作部661は、自己監視動作処理を開始する。具体的には、図5の記録部65の自己用情報の自己用防災プログラム及び自己用機器情報を用いて、図3のSD1〜SD4の繰り返しの実行を開始する。
図9に戻って、SF2において制御部66は、図5の自己の記録部65の自己用情報の更新が開始したか否かを判定する。具体的な判定手法は任意であるが、例えば、記録部65のフラグ情報を参照して、図8の自己の受信機IDである「IDc11」に対応する更新状態情報を参照して、参照した更新状態情報に基づいて判定する。そして、更新状態情報が「更新未実施」である場合には、自己用情報が更新中でないことを検出した上で、自己の自己用情報の更新が開始していないものと判定し(SF2のNO)、自己の自己用情報の更新が開始したものと判定するまで、繰り返しSF2を実行する。また、更新状態情報が「更新実施中」である場合には、自己用情報が更新中であることを検出した上で、自己の自己用情報の更新が開始されたものと判定し(SF2のYES)、SF3に移行する。ここでは、例えば、新機能の追加のために更新作業が開始された場合には、自己の自己用情報の更新が開始されたものと判定する。
図9に戻って、SF3において防災側動作部661は、自己監視動作処理を終了する。具体的には、図3のSD1〜SD4の繰り返しの実行が行われないように、自己監視動作処理を終了する。なお、ここでは、図5の記録部65の自己用情報が更新中であり利用できないので、当該自己用情報の自己付加情報における、予測プログラム及びの試験プログラムを利用できずに、制御部66は、予測動作及び試験動作を実行できない状態になる。
図9に戻って、SF4において制御部66は、監視開始要求信号を送信する。ここで、「監視開始要求信号」とは、他者監視動作処理の開始を自己から他者に要求する信号である。SF4について具体的な送信手法は任意であるが、例えば、自己の受信機IDである「IDc11」と他者の受信機IDである「IDc21」とを含む監視開始要求信号を生成し、生成した監視開始要求信号を、図5の通信部61を介して他者である受信機9に送信する。一方、他者である受信機9の制御部96は、通信部91を介して、(受信機9にとって)自己の受信機IDである「IDc21」が含まれている監視開始要求信号を受信し、受信した監視開始要求信号における(受信機9にとって)他者の受信機IDである「IDc11」を特定した上で、記録部95のフラグ情報において、特定した「IDc11」に対応する更新状態情報として「更新実施中」を格納して更新する。
図9に戻って、SF5において制御部66は、図5の記録部65の自己用情報の更新が終了したか否かを判定する。具体的な判定手法は任意であるが、例えば、記録部65のフラグ情報を参照して、図8の自己の受信機IDである「IDc11」に対応する更新状態情報を参照して、参照した更新状態情報に基づいて判定する。そして、更新状態情報が「更新実施中」である場合には、自己用情報が更新中であることを検出した上で、自己の自己用情報の更新が終了していないものと判定し(SF5のNO)、自己の自己用情報の更新が終了したものと判定するまで、繰り返しSF5を実行する。また、更新状態情報が「更新未実施」である場合には、自己用情報が更新中でないことを検出した上で、自己の自己用情報の更新が終了したものと判定し(SF5のYES)、SF6に移行する。ここでは、例えば、新機能の追加のための更新作業が終了した場合には、自己の自己用情報の更新が終了したものと判定する。
図9に戻って、SF6において防災側動作部661は、自己監視動作処理を開始する。具体的には、SF1と同様にして、図5の記録部65の自己用情報の自己用防災プログラム及び自己用機器情報を用いて、図3のSD1〜SD4の繰り返しの実行を開始する。なお、ここでは、図5の記録部65の自己用情報が更新中で無く利用できるので、当該自己用情報の自己付加情報における、予測プログラム及びの試験プログラムを利用でき、制御部66は、予測動作及び試験動作を実行できる状態になる。
図9に戻って、SF7において制御部66は、監視終了要求信号を送信する。ここで、「監視終了要求信号」とは、他者監視動作処理の終了を自己から他者に要求する信号である。SF7について具体的な送信手法は任意であるが、例えば、SF4と同様にして、自己の受信機IDである「IDc11」と他者の受信機IDである「IDc21」とを含む監視終了要求信号を生成し、生成した監視終了要求信号を、図5の通信部61を介して他者である受信機9に送信する。一方、他者である受信機9の制御部96は、通信部91を介して、(受信機9にとって)自己の受信機IDである「IDc21」が含まれている監視終了要求信号を受信し、受信した監視終了要求信号における(受信機9にとって)他者の受信機IDである「IDc11」を特定した上で、記録部95のフラグ情報において、特定した「IDc11」に対応する更新状態情報として「更新未実施」を格納して更新する。これにて、自己監視動作制御処理を終了する。
(処理‐他者監視動作制御処理)
図10は、他者監視動作制御処理のフローチャートである。「他者監視動作制御処理」とは、他者の監視領域についての監視動作(例えば、異常判定動作、警報動作、及び復旧動作)を制御する処理であり、具体的には、自己である受信機6が他者監視動作処理の開始又は終了を制御する処理である。なお、ここでは、例えば、新機能の追加のために図5の他者である受信機9の記録部95の自己用情報を更新する更新作業を行う場合を、適宜例示して説明する。
まず、図10に示すように、SG1において代替側検出部662は、図5の他者である受信機9の記録部95の自己用情報の更新が開始したか否かを判定する。具体的な判定手法は任意であるが、例えば、記録部65のフラグ情報を参照して、図8の他者の受信機IDである「IDc21」に対応する更新状態情報を参照して、参照した更新状態情報に基づいて判定する。そして、更新状態情報が「更新未実施」である場合には、自己用情報が更新中でないことを検出した上で、他者の自己用情報の更新が開始していないものと判定し(SG1のNO)、他者の自己用情報の更新が開始したものと判定するまで、繰り返しSG2を実行する。また、更新状態情報が「更新実施中」である場合には、自己用情報が更新中であることを検出した上で、他者の自己用情報の更新が開始されたものと判定し(SG1のYES)、SG2に移行する。ここでは、例えば、新機能の追加のために、受信機9にて更新作業が開始された場合には、他者の自己用情報の更新が開始されたものと判定する。
図10に戻って、SG2において代替側動作部663は、他者監視動作処理を開始する。具体的には、図5の記録部65の他者用情報の他者用防災プログラム及び他者用機器情報を用いて、図3のSE1〜SE4の繰り返しの実行を開始する。
図10に戻って、SG3において代替側検出部662は、図5の他者である受信機9の記録部95の自己用情報の更新が終了したか否かを判定する。具体的な判定手法は任意であるが、例えば、記録部65のフラグ情報を参照して、図8の他者の受信機IDである「IDc21」に対応する更新状態情報を参照して、参照した更新状態情報に基づいて判定する。そして、更新状態情報が「更新実施中」である場合には、自己用情報が更新中であることを検出した上で、他者の自己用情報の更新が終了していないものと判定し(SG3のNO)、他者の自己用情報の更新が終了したものと判定するまで、繰り返しSG4を実行する。また、更新状態情報が「更新未実施」である場合には、自己用情報が更新中でないことを検出した上で、他者の自己用情報の更新が終了したものと判定し(SG3のYES)、SG4に移行する。ここでは、例えば、受信機9での更新作業が終了した場合には、他者の自己用情報の更新が終了したものと判定する。
図10に戻って、SG4において代替側動作部663は、他者監視動作処理を終了する。具体的には、図3のSE1〜SE4の繰り返しの実行が行われないように、他者監視動作処理を終了する。これにて、他者監視動作制御処理を終了する。
(処理例について)
以上の処理について、図5の受信機6及び受信機9による処理例を説明する。なお、前述のように、これらの受信機6及び受信機9の各々は、各処理を実行しており、特に、自己監視動作制御処理及び他者監視動作制御処理を並列して行っているが、ここでは、例えば、受信機6による自己監視動作制御処理、及び、受信機9による他者監視動作制御処理に主に着目して説明する。
図11は、自己監視動作制御処理及び他者監視動作制御処理の処理例を示すフローチャートである。なお、この図11においては、受信機6による自己監視動作制御処理が符号「SH1」〜「SH7」にて図示されており、受信機9による他者監視動作制御処理が符号「SI1」〜「SI4」にて図示されている。そして、各処理の詳細について前述の通りであるので、例えば、受信機6が自己監視動作処理を開始した後に、新機能の追加のために図5の受信機6の自己用情報の更新作業を開始した後に、所定時間(例えば、1〜2時間等)経過後に、当該更新作業を終了する場合の処理例を、図9又は図10の各処理を参照してステップを併記しつつ、概要のみ説明する。また、受信機6側の処理主体については、上述にて具体的に示して説明したので、受信機9側の処理主体についてのみ、具体的に示して説明する。
図11に示すように、まず、受信機6は、自己監視動作を開始し(SH1、図9のSF1)する。この後、図5の受信機6の自己用情報の更新作業が開始された場合、受信機6は、自己の自己用情報の更新が開始したものと判定し(SH2、図9のSF2のYES)、自己監視動作処理を終了した(SH3、図9のSF3)上で、監視開始要求信号を送信する(SH4、図9のSF4)。一方、この後、受信機9の代替側検出部962は、受信機6の自己用情報が更新中であることを検出した上で、他者の自己用情報の更新が開始されたものと判定する(SI1、図10のSG1のYES)。そして、受信機9の代替側動作部963は、他者監視動作処理を開始する(SI2、図10のSG2)。この後、受信機6の自己用情報の更新作業が終了した場合、受信機6は、自己の自己用情報の更新が終了したものと判定し(SH5、図9のSF5のYES)、自己監視動作処理を開始した(SH6、図9のSF6)上で、監視終了要求信号を送信する(SH7、図9のSF7)。一方、この後、受信機9の代替側検出部962は、受信機6の自己用情報が更新中でないことを検出した上で、他者の自己用情報の更新が終了したものと判定する(SI3、図10のSG3のYES)。そして、受信機9の代替側動作部963が、他者監視動作処理を終了する(SI4、図10のSG4)。
このように、第1監視領域については、例えば、図5の受信機6の自己用情報が更新されていない場合には、受信機6の自己監視動作処理による監視動作、及び、予測動作及び試験動作が行われることになり、一方、例えば、受信機6の自己用情報が更新されている場合には、予測動作及び試験動作は行われないが、受信機9の他者監視動作処理による監視動作が行われることになる。また、第2監視領域については、具体的には例示していないが、例えば、図5の受信機9の自己用情報が更新されていない場合には、受信機9の自己監視動作処理による監視動作、及び、予測動作及び試験動作が行われることになり、一方、例えば、受信機9の自己用情報が更新されている場合には、予測動作及び試験動作は行われないが、受信機6の他者監視動作処理による監視動作が行われることになる。以上より、第1監視領域及び第2監視領域については、受信機6及び受信機9の自己用情報が更新されているか否かに関わらず、監視動作を常時行い無監視となるのを防止することができるので、監視領域全体の防災性を高度に維持することが可能となる。
(実施の形態2の効果)
このように本実施の形態によれば、代替システム(例えば、受信機9の記録部95、代替側検出部962、及び代替側動作部963)が監視動作を代替される防災装置(例えば、受信機6)とは別体のものであることにより、例えば、代替システム(例えば、受信機9)を防災装置(例えば、受信機6)から離れた位置に設けることができるので、受信機6の自己用情報の更新作業中に、作業者によって代替システム(例えば、受信機9)が誤って操作されるのを防止することができ、誤った操作により代替システム(例えば、受信機9)が誤作動してしまうのを防止することができる。
また、防災装置が第1の受信機(例えば、受信機6)であり、代替システムが第2の受信機(例えば、受信機9)であることにより、例えば、既存の装置を用いて代替システムの機能を実現することができるので、新たな装置の設置が不要となり、低コストにて低コストにて監視動作を代替することができる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の詳細に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
(分散や統合について)
また、上述した構成は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。本出願における「システム」とは、複数の装置によって構成されたものに限定されず、単一の装置によって構成されたものを含む。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。
(監視動作について)
また、各実施の形態においては、監視動作として異常判定動作、警報動作、及び復旧動作を行う場合について説明したが、これに限らない。例えば、監視動作の定義にて例示した各動作のうちの少なくとも1つの動作、あるいは、具体的には例示していない公知の監視動作を行うように構成してもよい。
(代替システムについて)
また、実施の形態1においては、更新用情報を受信機3に格納し、代替側検出部362及び代替側動作部363を受信機3に設ける場合について説明したが、これに限らない。例えば、図1の防災システム100の各装置と通信可能な代替用装置を受信機3とは別に新たに設置し、この設置した代替用装置に更新用情報を格納し、また、当該代替用装置に代替側検出部362及び代替側動作部363を設けて、当該代替用装置が監視動作を代替するように構成してもよい。
(更新用情報について)
また、実施の形態1において、図1の記録部35の更新用情報については、受信機3が所定のタイミング(例えば、一定間隔の時間、または、決められた時間)で、通常用情報の少なくとも一部の情報をコピーすることによって生成して格納してもよい。
(防災システムついて(その1))
また、実施の形態2においては、第1監視領域側防災システム400A、及び第2監視領域側防災システム400Bが、互いに同じ監視対象建物の監視領域を監視する場合についてについて説明したが、これに限らない。例えば、第1監視領域側防災システム400Aが第1の監視対象建物の監視領域を監視し、第2監視領域側防災システム400Bが第1の監視対象建物とは異なる建物である第2の監視対象建物の監視領域を監視するように構成してもよい。つまり、これらの各防災システムが互いに異なる監視対象建物の監視領域を監視するように構成してもよい。
(防災システムについて(その2))
また、実施の形態2においては、防災システム400に2系統の防災システムが(具体的には、第1監視領域側防災システム400A、及び第2監視領域側防災システム400B)が設けられており、各系統間にて監視動作を代替する場合について説明したが、これに限らない。例えば、3系統以上の防災システムを設けて、各系統間にて監視動作を代替するように構成してもよい。
(防災システムについて(その3))
また、実施の形態2の図5において、第1監視領域側防災システム400A、及び第2監視領域側防災システム400Bを互いに通信可能にしている通信線に通信制御スイッチ(通信制御手段)を設けて、各防災システムの間において通信を行う必要がある場合に、当該通信制御スイッチをオンして通信可能にし、各防災システムの間において通信を行う必要がある場合に、当該通信制御スイッチをオフして通信不可能にしてもよい。なお、この通信制御スイッチのオンオフについては、各システムの受信機の制御部が制御するように構成してもよい。
また、機器回線(例えば、図5の例では、第1監視領域側防災システム400A側と、第2監視領域側防災システム400B側とを接続する通信線)において、受信機近傍に当該回線を識別する機能を有する中継器を設けても良い。接続された受信機以外の受信機からの制御を機器が受けるためには(つまり、図5の例では、感知器4等を自己が属している第1監視領域側防災システム400Aの受信機6以外の受信機である第2監視領域側防災システム400Bの受信機9によって制御するためには)、当該回線を識別するための回線と接続する受信機識別情報(受信器ID)と回線番号が必要になり、さらに回線内の機器の指定のための回線内のアドレスが必要となる。そして、仮に、中継器なしで接続する場合は、機器側にもその情報を記憶する必要があるが、現行の機器は回線内のアドレスしか有していないため、システムを適用しようとすると大幅な変更が必要となる。しかしながら、中継器を採用して、当該中継器に回線識別情報である受信機識別情報と回線番号を記憶させ、受信機からの信号受信時には、信号に前記回線識別情報が合致する場合は、回線内にアドレスを指定して送信し、機器からの信号受信時には、前記回線識別情報を含めて通信線内に送信することで、機器は従来通り回線内のアドレスのみを記憶したまま、複数の受信機と通信可能となる。
(更新について)
また、例えば、更新開始時、更新希望信号を他の受信機に送信し、他の受信機より他者監視動作処理の準備が完了した旨の信号受信時に更新開始しても良い。また、例えば、受信機が警報動作中は更新開始しないようにしても良い。また、例えば、更新監視動作処理中に警報動作を開始したとき復旧動作を行うまでは、更新完了したとしても通常監視動作処理に移行せず、更新監視動作処理を継続するようにしても良い。
(監視動作について)
また、例えば、代替システムによる「監視動作」を、感知器からの発報信号を受け、発報した感知器に相当する地区音響装置の鳴動や防排煙装置の起動、受信機自身の警報表示・警報音鳴動といった主機能が動作するものであると定義し、代替システムによる「監視動作」が行われる場合に上述の主機能による動作以外の防災の動作である「特殊動作」としての、動作試験機能、操作説明等のガイダンスメッセージ、火災のシミュレーション等を実行する特殊機能は動作不可となるように構成してよいが、しかし、代替システム側の記録部の容量等に問題なければ(つまり、記録部の容量に十分な空きがある場合)特殊機能の一部または全部を代替動作中に動作可能にしても良い。
(特徴について)
また、各実施の形態の特徴と変形例の特徴とを任意に組み合わせてもよい。
(付記)
付記1の代替システムは、監視領域の監視に関する動作である監視動作を行う防災装置の情報を更新する場合に、前記監視動作を行う代替システムであり、前記防災装置は、前記監視動作を行うための情報である防災側監視動作用情報を格納する防災側監視動作用情報格納手段と、前記防災側監視動作用格納手段が格納している前記防災側監視動作用情報を用いて、前記監視動作を行う防災側動作手段と、を備え、前記代替システムは、前記防災側監視動作用情報格納手段が格納している前記防災側監視動作用情報に対応する情報である代替側監視動作用情報を格納する代替側監視動作用情報格納手段と、前記防災側監視動作用情報格納手段が格納している前記防災側監視動作用情報が更新中であるか否かを検出する代替側検出手段と、前記防災側監視動作用情報が更新中であることを前記代替側検出手段が検出した場合に、前記代替側監視動作用情報格納手段が格納している前記代替側監視動作用情報を用いて、前記監視動作を前記防災側動作手段に代替して行う代替側動作手段と、を備える。
付記2の代替システムは、付記1に記載の代替システムにおいて、前記代替システムは、前記代替側動作手段によって前記監視動作を代替される前記防災装置の一部の機能として、当該防災装置に組み込まれているものである。
付記3の代替システムは、付記1に記載の代替システムにおいて、前記代替システムは、前記代替側動作手段によって前記監視動作を代替される前記防災装置とは別体のものである。
付記4の代替システムは、付記3に記載の代替システムにおいて、前記防災装置は、前記監視領域における少なくとも一部の領域を監視する動作である第1の監視動作を少なくとも行う第1の受信機であり、前記第1の受信機の前記防災側監視動作用情報格納手段は、前記第1の監視動作を行うための情報を前記防災側監視動作用情報として格納し、前記第1の受信機の前記防災側動作手段は、前記第1の受信機の前記防災側監視動作用情報格納手段が格納している前記防災側監視動作用情報を用いて、前記第1の監視動作を行い、前記代替システムは、前記監視領域における少なくとも他の一部の領域を監視する動作である第2の監視動作を少なくとも行う第2の受信機であり、前記第2の受信機の前記代替側監視動作用情報格納手段は、前記第1の監視動作を行うための情報に対応する情報を前記代替側監視動作用情報として格納し、前記第2の受信機の前記代替側検出手段は、前記第1の受信機の前記防災側監視動作用情報格納手段が格納している前記防災側監視動作用情報が更新中であるか否かを検出し、前記第2の受信機の前記代替側動作手段は、前記防災側監視動作用情報が更新中であることを前記第2の受信機の前記代替側検出手段が検出した場合に、前記第2の受信機の前記代替側監視動作用情報格納手段が格納している前記代替側監視動作用情報を用いて、前記第1の監視動作を前記第1の受信機の前記防災側動作手段に代替して行う。
(付記の効果)
付記1に記載の代替システムによれば、防災側監視動作用情報が更新中であることを検出した場合に、代替側動作手段が監視動作を防災側動作手段に代替して行うことにより、例えば、防災側監視動作用情報を更新中であっても、更新対象となっている当該防災側監視動作用情報とは異なる情報である代替側監視動作用情報を用いて監視動作を行うことができるので、監視領域を常時監視することができ、監視領域に対する防災の信頼性を向上させることが可能となる。
付記2に記載の代替システムによれば、代替システムが監視動作を代替される防災装置の一部の機能として組み込まれていることにより、例えば、単一の装置を用いて監視領域を常時監視することができるので、監視動作を代替するための専用装置等の設置が不要となり、防災装置が設置される領域の省スペース化を図ることができる。また、例えば、監視動作を代替するために前述の専用装置等との通信が不要となるために、通信網が不要となるので、監視動作を代替するためのコスト(例えば、敷設コスト、あるいは、運用コスト等)を削減することができる。
付記3に記載の代替システムによれば、代替システムが監視動作を代替される防災装置とは別体のものであることにより、例えば、代替システムを防災装置から離れた位置に設けることができるので、防災側監視動作用情報の更新作業中に、作業者によって代替システムが誤って操作されるのを防止することができ、誤った操作により代替システムが誤作動してしまうのを防止することができる。
付記4に記載の代替システムによれば、防災装置が第1の受信機であり、代替システムが第2の受信機であることにより、例えば、既存の装置を用いて代替システムの機能を実現することができるので、新たな装置の設置が不要となり、低コストにて監視動作を代替することができる。
1 感知器
2 館内スピーカ装置
3 受信機
4 感知器
5 館内スピーカ装置
6 受信機
7 感知器
8 館内スピーカ装置
9 受信機
31 通信部
32 操作部
33 表示部
34 音響部
35 記録部
36 制御部
61 通信部
62 操作部
63 表示部
64 音響部
65 記録部
66 制御部
91 通信部
92 操作部
93 表示部
94 音響部
95 記録部
96 制御部
100 防災システム
361 防災側動作部
362 代替側検出部
363 代替側動作部
400 防災システム
400A 第1監視領域側防災システム
400B 第2監視領域側防災システム
661 防災側動作部
662 代替側検出部
663 代替側動作部
961 防災側動作部
962 代替側検出部
963 代替側動作部

Claims (2)

  1. 第1の監視領域を監視する動作である第1の監視動作を行う第1の防災装置と、
    前記第1の監視領域とは異なる第2の監視領域を監視する動作である第2の監視動作を行う第2の防災装置と、を備え、
    前記第2の防災装置は、
    第1の監視動作を行うための代替側監視動作用情報を備え、
    前記第1の防災装置が前記第1の監視動作を行えない場合に、前記代替側監視動作用情報を用いて前記第1の監視動作を行い、
    前記第1の防災装置は、第1の監視領域に配置された火災感知器と第1の通信回線を介して接続し、
    前記第1の監視領域に配置された火災感知器は前記第1の通信回線に於いてそれぞれ異なるアドレスを設定され、
    前記第2の防災装置は、第2の監視領域に配置された火災感知器と第2の通信回線を介して接続するとともに、
    中継器を介して、前記第1の監視領域に配置された火災感知器及び前記第1の通信回線と接続し、
    前記第2の監視領域に配置された火災感知器は前記第2の通信回線に於いてそれぞれ異なるアドレスを設定され、
    前記中継器は、前記第1の監視領域に配置された火災感知器からの信号について、
    第1の通信回線を示す回線識別情報を含めて前記第2の防災装置に送信する
    代替システム。
  2. 前記第2の防災装置は、
    前記第1の防災装置が前記第1の監視動作を行うため情報を更新中である場合に、前記第1の監視動作を行う
    請求項1に記載の代替システム。
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