JP6965841B2 - 車両の衝突検知構造 - Google Patents
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Description
そして、衝突体と車両とが衝突すると、その衝突に伴う衝撃は、第1部材、ブラケット(板状部、取付部)を介して第2部材に伝達される。板状部に取り付けられた衝突検知センサは、ブラケットの第1部材側の端部から第2部材側へ離れた箇所において、板状部とともに変形することで、衝突を検知する。
ここで、ブラケットの板状部は、その厚み方向に対し交差する方向、例えば、板状部の面に沿う方向に荷重が加わった場合には、厚み方向に対し荷重が加わった場合よりも変形しにくい。従って、上記の構成によるように、ブラケットが、板状部の厚み方向を上下方向に合致させた状態で配置されると、例えば側方から車両に衝撃が加わった場合に板状部が変形しにくく、衝突検知センサが側面衝突を検知する感度が低くなる。
ここで、ブラケットの板状部は、その厚み方向に荷重が加わった場合には、厚み方向に対し交差する方向、例えば、板状部の面に沿う方向に対し荷重が加わった場合よりも変形しやすい。従って、上記の構成によるように、ブラケットが、板状部の厚み方向を車幅方向に合致させた状態で配置されると、側面衝突により車両に対し側方から衝撃が加わった場合に板状部が変形しやすく、衝突検知センサが側面衝突を検知する感度が高くなる。
そして、衝突体と車両とが衝突すると、その衝突に伴う衝撃は、第1部材を介して、ブラケットにおける両取付部及び板状部に伝達される。この衝撃は、板状部に接触した第2部材に伝達される。ブラケットの板状部に取り付けられた衝突検知センサは、ブラケットの第1部材側の端部から第2部材側へ離れた箇所において、板状部とともに変形することで、衝突を検知する。また、ブラケットの後方への動きは、第2部材によって受け止められる。
以下、車両の衝突検知構造の第1実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
なお、以下の記載においては、車両の前進方向を前方とし、後進方向を後方として説明する。また、上下方向は車両の上下方向を意味し、左右方向は車両の幅方向(車幅方向)であって車両の前進時の左右方向と一致するものとする。
車両10が前方へ走行しているときに衝突体C1と衝突すると、その衝突に伴う衝撃が、ラジエータグリル12及び両ブラケット17を介してラジエータサポート部材11に伝達される。図2(b)及び図4に示すように、ブラケット17では、衝撃は、前側の取付部21、板状部18及び後側の取付部22の順に伝達される。板状部18に取り付けられた衝突検知センサ23は、その板状部18とともに変形することで、衝突を検知する。
次に、車両の衝突検知構造の第2実施形態について、図5及び図6を参照して説明する。
従って、第2実施形態によると、第1実施形態と同様の作用及び効果が得られる。
次に、車両の衝突検知構造の第3実施形態について、図7〜図9を参照して説明する。
図7(a),(b)及び図8に示すように、第3実施形態は、ブラケット31として、板状部32、フランジ部33及び前後一対の取付部34,35を備えるものが用いられている点で第1実施形態と共通している。板状部32は前後方向に延びている。フランジ部33の一部は、板状部32の幅方向における両側縁部に形成されている。両取付部34,35は、板状部32の延びる方向(前後方向)における両端部に設けられている。ブラケット31は、前側の取付部34においてラジエータグリル12の上端部に対し、係合により取り付けられている。ブラケット31は、後側の取付部35において、ボルト及びナット等の締結具(図示略)によってラジエータサポート部材11に取り付けられている。
従って、第3実施形態によると、第1実施形態と同様の作用及び効果が得られる。
次に、車両の衝突検知構造の第4実施形態について、図10及び図11を参照して説明する。
従って、第4実施形態によると、第3実施形態と同様の作用及び効果が得られる。
次に、車両の衝突検知構造の第5実施形態について、図12を参照して説明する。
図12は、衝突検知構造が設けられた車両10の前部の断面構造を示している。図12では、ラジエータグリル12については、上部材13における下半部と、下部材14の上端部とが図示されている。ここでの上部材13における下半部とは、エンブレム15の下端部よりも下側部分である。
ブラケット56は、板状部57及び上下一対の取付部63,64を備えている。板状部57のうち、上端部61及び下端部62を除く多くの部分(以下、本体部58という)は、ラジエータグリル12の上部材13とバンパカバー46との間において、ラジエータグリル12及びバンパカバー46の配列方向(前後方向)に対し交差する方向である上下方向へ延びている。本体部58の下部は、バンパカバー46の下側の連結壁部52に対し前側から接触している。上端部61は、本体部58の上端から前方へ屈曲している。下端部62は、本体部58の下端から前方へ屈曲している。
従って、第5実施形態によると、第1実施形態と同様の作用及び効果が得られる。
次に、車両の衝突検知構造の第6実施形態について、図13を参照して説明する。
第6実施形態において、衝突検知構造が設けられた車両10の前部の基本的な構造は、第5実施形態(図12)と共通している。
従って、第6実施形態によると、第1〜第5実施形態と同様の作用及び効果が得られる。
・第1〜第4実施形態におけるブラケット17,31は、ラジエータグリル12とラジエータサポート部材11との間であって、左右(車幅)方向における1箇所又は3箇所以上の箇所に配置されてもよい。
第6実施形態において、ブラケット65は、バンパカバー46及びバンパリインフォースメント53の一方に対してのみ取り付けられてもよい。
・第5実施形態において、板状部57の全体がバンパカバー46に接触されてもよい。
Claims (4)
- 被着部を有し、かつ前記被着部に衝突検知センサが取り付けられた車両と、同車両の外部の衝突体とが衝突した場合に、前記被着部とともに同衝突検知センサが変形することで衝突を検知するようにした車両の衝突検知構造であり、
前記衝突体との衝突に伴う衝撃の前記車両における伝達経路の一部を構成する第1部材と、
前記衝撃の伝達経路の一部を構成し、かつ前記第1部材よりも前記衝突体から遠い側に配置された第2部材と、
前記第1部材及び前記第2部材の間に配置され、かつ前記第1部材に取り付けられたブラケットとを備え、前記衝突検知センサは、前記ブラケットを前記被着部とし、同ブラケットの前記第1部材側の端部から前記第2部材側へ離れた箇所に取り付けられており、
前記ブラケットは、
前記第1部材及び前記第2部材の間において、前記第1部材及び前記第2部材の配列方向に対し交差する方向へ延び、かつ少なくとも一部が前記第2部材に接触する板状部と、
前記板状部の延びる方向における両端部に設けられた取付部と
を備え、両取付部において前記第1部材に取り付けられており、
前記衝突検知センサは前記板状部に取り付けられている車両の衝突検知構造。 - 前記第1部材はラジエータグリルであり、前記第2部材は前記ラジエータグリルよりも後方に配置されたフロントバンパの一部を構成するバンパカバーである請求項1に記載の車両の衝突検知構造。
- 前記板状部の延びる方向に対し交差する方向における両側縁部には、同板状部の延びる方向に沿って延びるフランジ部がそれぞれ形成されている請求項1又は2に記載の車両の衝突検知構造。
- 前記板状部の延びる方向における前記ブラケットの両端部の間には、同ブラケットの他の箇所よりも強度の低い脆弱部が形成されており、
前記衝突検知センサは、前記板状部の延びる方向において前記脆弱部を含む箇所に取り付けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両の衝突検知構造。
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