JP6265420B2 - 車両用バンパー - Google Patents
車両用バンパー Download PDFInfo
- Publication number
- JP6265420B2 JP6265420B2 JP2014056641A JP2014056641A JP6265420B2 JP 6265420 B2 JP6265420 B2 JP 6265420B2 JP 2014056641 A JP2014056641 A JP 2014056641A JP 2014056641 A JP2014056641 A JP 2014056641A JP 6265420 B2 JP6265420 B2 JP 6265420B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bumper
- vehicle
- pressure tube
- plate
- surface portions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
また、板状部材には、屈曲部を介した少なくとも2つの面部の間に空間部が形成されている。板状部材の空間部に、2つの面部間に挟まれることで変形可能な衝撃検出用の圧力チューブを設けただけであるので、簡単な構造で小さなスペースに設けることができ、レイアウトの自由度が高い車両用バンパーとすることができる。
また、板状部材は、面部が少し移動することで屈曲部から折れ曲がるので、面部によって圧力チューブを挟み込み、車両衝突時に圧力チューブ内の圧力を瞬時に高めることができ、圧力センサー自体の感度を変えずに衝突信号の出力を速くすることができる。
図1(a)に示されるように、車両用バンパー20は、衝撃検出用の圧力チューブ31を有している。圧力チューブ31は可撓性を有し、この圧力チューブ31の一端に端部を塞ぐキャップ32が設けられ、圧力チューブ31の他端に端部を塞ぐとともに圧力チューブ31内の圧力を検出する圧力センサー33が設けられている。
図1及び図2に示されるように、自動車(以下、車両という)10の前部は、車体11の前部左右側に設けられた左右のフロントサイドフレーム12,13と、左フロントサイドフレーム12の前端部12aおよび右フロントサイドフレーム13の前端部13aに設けられたフロントバルクヘッド14とを有する。
図4に示されるように、車両10が想像線で示す歩行者70に衝突すると、脚部71は、矢印(2)のように想像線で示す位置から実線で示す位置に移動する。脚部71によってバンパーフェイス21が押され、さらにバンパーフェイス21が緩衝部材41のなかの車両前側の面部43aに当接する。板状部材43は、屈曲部42を基点にして折り畳まれ、面部43aは矢印(3)のように移動する。
図5(a)に示されるように、車両衝突時、バンパービーム15が移動しない場合、ステー45(図2参照)が固定されているため、板状部材43のみが変形する。板状部材43の変形に伴い、圧力チューブ31は想像線で示す2つの面部43a,43bに瞬時に挟まれるので、圧力チューブ31内の圧力発生の感度は良好である。
図6に示されるように、車幅方向中央において、車両10が脚部71aに衝突すると、バンパフェース21の変形に伴い、緩衝部材41も変形する。圧力チューブ31も変形し、瞬時に衝突信号を出力することができる。
図7(a)に示されるように、圧力チューブ31は、板状部材43のなかの屈曲部42の近傍に配置されている。この配置で車両衝突した場合、図7(b)に示されるように、板状部材43が屈曲部42から折れ曲がると同時に圧力チューブ31も変形し、圧力チューブ31内の圧力が変化する。すなわち、板状部材43の変形量が小さい段階で、圧力変化を検出することができ、検出感度を高感度に設定できる。
図8(a)に示されるように、板状部材43は、屈曲部42と2つの面部43a,43bとにより、車幅方向から見て溝部46が形成されている。溝部46は、車幅方向から見て、V字状断面に形成されている。溝部46の前縁に位置する角部46aから前側平面部47aが延び、溝部46の後縁に位置する角部46bから後側平面部47bが延びている。
図8(b)に示されるように、溝部46は、車幅方向から見て、半円の円弧状断面に形成されている。溝部46を半円の円弧状断面にすることにより、圧力チューブ31を溝部46に配置するだけで、角部46a,46bが圧力チューブ31の近傍に位置する。
図8(c)に示されるように、溝部46は、車幅方向から見て、U字状断面に形成されている。溝部46をU字状断面にすることにより、異なる直径の圧力チューブ31を2つの角部46a,46b間の距離を調整するだけで容易に保持することができる。
図9に示されるように、板状部材43は、面部43a,43b,43c,43dによって構成され、屈曲部42を複数有することで、蛇腹状に形成されている。板状部材43を蛇腹状に形成することにより、面部43a,43b,43c,43dの上下幅を小さく設定しても、十分に衝撃吸収性能を発現することができるため、緩衝部材41がコンパクトになり、レイアウトの自由度を向上させることができる。
図10に示されるように、車両後側の面部43bは鉛直に形成された鉛直面部43bであり、面部43aの他方は水平に形成された水平面部43aであり、鉛直面部43bと水平面部43aによって断面視L字状に形成されている。
Claims (6)
- 歩行者との衝突時の衝撃を緩和するための車両用バンパーであって、
車幅方向に延びたバンパービームと、このバンパービームを含む車体前面を覆うバンパーフェースと、前記バンパービームと前記バンパーフェースの間に設けられた緩衝部材とからなり、
前記緩衝部材は、車幅方向の断面において、少なくとも1つの屈曲部を有し衝突荷重によって折り畳み可能な板状部材によって構成され、
この板状部材には、前記屈曲部を介した少なくとも2つの面部の間に空間部が形成され、
この空間部には、前記2つの面部間に挟まれることで変形可能な衝撃検出用の圧力チューブが設けられていることを特徴とする車両用バンパー。 - 前記圧力チューブは、前記2つの面部の間に、前記屈曲部からの距離を任意に設定して取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の車両用バンパー。
- 前記板状部材は、前記屈曲部と前記2つの面部とにより、車幅方向から見て、V字状断面とU字状断面と半円の円弧状断面の、いずれか1つの溝部に形成され、
この溝部の開口の前縁から車体前方へ延びた前側平面部と、前記溝部の開口の後縁から車体後方へ延びた後側平面部とを有し、
前記圧力チューブは、前記前縁と前記後縁との間に位置していることを特徴とする請求項1記載の車両用バンパー。 - 前記屈曲部は、前記板状部材のなかの最下位に位置していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の車両用バンパー。
- 前記板状部材は、前記屈曲部を複数有することで蛇腹状に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の車両用バンパー。
- 前記緩衝部材は、樹脂材料により成形され、
前記2つの面部の一方は鉛直に形成された鉛直面部であり、前記2つの面部の他方は水平に形成された水平面部であり、前記鉛直面部と前記水平面部によって断面視L字状をなすことを特徴とする請求項1記載の車両用バンパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014056641A JP6265420B2 (ja) | 2014-03-19 | 2014-03-19 | 車両用バンパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014056641A JP6265420B2 (ja) | 2014-03-19 | 2014-03-19 | 車両用バンパー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015178316A JP2015178316A (ja) | 2015-10-08 |
JP6265420B2 true JP6265420B2 (ja) | 2018-01-24 |
Family
ID=54262699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014056641A Active JP6265420B2 (ja) | 2014-03-19 | 2014-03-19 | 車両用バンパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6265420B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6631340B2 (ja) * | 2016-03-16 | 2020-01-15 | 三菱自動車工業株式会社 | 衝突判別装置 |
JP6285977B2 (ja) | 2016-03-28 | 2018-02-28 | 本田技研工業株式会社 | 車両用バンパ |
CN111225836B (zh) * | 2017-10-24 | 2022-04-29 | 本田技研工业株式会社 | 碰撞检测构造 |
WO2019082289A1 (ja) * | 2017-10-24 | 2019-05-02 | 本田技研工業株式会社 | 衝突検知構造 |
US11267417B2 (en) | 2017-10-24 | 2022-03-08 | Honda Motor Co. Ltd. | Collision detecting structure |
CN110997417B (zh) * | 2017-10-24 | 2022-03-11 | 本田技研工业株式会社 | 碰撞检测构造 |
CN111201162B (zh) * | 2017-10-24 | 2022-05-03 | 本田技研工业株式会社 | 碰撞检测构造 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2396942A (en) * | 2002-12-31 | 2004-07-07 | Autoliv Dev | Impact detector with varying stiffness |
US6782791B2 (en) * | 2002-12-02 | 2004-08-31 | Kim Ira Moore | Semiautomatic or automatic gun |
GB0719807D0 (en) * | 2007-10-10 | 2007-11-21 | 3M Innovative Properties Co | Sensor assembly comprising a capacitive proximity sensor |
JP5302643B2 (ja) * | 2008-12-02 | 2013-10-02 | 株式会社デンソー | 衝突検出装置及び衝突検出方法 |
JP5499907B2 (ja) * | 2010-05-28 | 2014-05-21 | トヨタ自動車株式会社 | 歩行者衝突検知装置 |
EP2678191B1 (de) * | 2011-02-22 | 2016-03-23 | Continental Automotive GmbH | Aufprallsensor mit einem elastisch deformierbaren schlauch und zumindest einem drucksensor |
JP6149742B2 (ja) * | 2014-01-27 | 2017-06-21 | トヨタ自動車株式会社 | 歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造 |
-
2014
- 2014-03-19 JP JP2014056641A patent/JP6265420B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015178316A (ja) | 2015-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6265420B2 (ja) | 車両用バンパー | |
US9272678B2 (en) | Vehicle body reinforcing structure for coping with small overlap collision | |
JP4688849B2 (ja) | 衝突検出装置 | |
JP4613985B2 (ja) | 車両のカウルトップ構造 | |
JP2006504578A5 (ja) | ||
WO2017169675A1 (ja) | 歩行者衝突検知装置 | |
JP4875508B2 (ja) | 車両の車体前部構造 | |
JP4389847B2 (ja) | 車両の前面部構造 | |
JP6799772B2 (ja) | フロントバンパカバー支持構造 | |
JP2014104805A (ja) | 歩行者衝突検出装置を備えた車両用バンパ | |
WO2016163095A1 (ja) | 車両用衝突検知装置 | |
JP6028740B2 (ja) | 車両用バンパ構造 | |
JP6133824B2 (ja) | 車両用バンパー | |
JP6240486B2 (ja) | 車両用衝突検知装置 | |
JP2007126089A (ja) | 車両用衝突検知装置 | |
JP5651660B2 (ja) | 自動車の前部構造 | |
JP5268677B2 (ja) | 車体構造 | |
JP2020083117A (ja) | 車両前部構造 | |
JP6623676B2 (ja) | 車両前部構造 | |
JP5063470B2 (ja) | 車両用ラジエータ取付構造 | |
JP6965841B2 (ja) | 車両の衝突検知構造 | |
JP2017222269A (ja) | 車両のカウル構造 | |
JP6432730B2 (ja) | 車両の前部構造 | |
JP5169967B2 (ja) | 衝突検出機構 | |
JP2014000840A (ja) | センサ取付構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20160329 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170824 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170929 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171107 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171127 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6265420 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |