JP2014000840A - センサ取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】衝突検知センサを左右に2つ設けることなく、より簡素な構造として、車幅方向中央部に障害物が衝突する形態だけでなく、車幅方向一方の端部に障害物が衝突する形態でも、衝突をより感度よく検知できるようにする。
【解決手段】衝突検知センサ29を、車幅方向に延びるセンサ取付バー33の車幅方向中央に取り付ける。センサ取付バー33の両端をセンサ取付ステイ31のバー連結部31cに連結する。センサ取付ステイ31は、バー連結部31cの下部に下部傾斜部31dを備え、下部傾斜部31dの下部に連続する下部連結部31aをバンパレインフォース19とサイドメンバ21との間に挟持されるように固定する。バー連結部31cの上部には上部傾斜部31eを備え、上部傾斜部31eの上部に連続する上部連結部31bをフロントパネル5のフロントパネルブラケット39に固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の衝突を検知して、例えばエアバッグなどの乗員保護装置を作動させるための衝突検知センサのセンサ取付構造に関する。
車両衝突時にエアバッグを展開させるために、車両衝突時の衝撃を検知する衝突検知センサを設けることが一般的になされている。この際、車両前後方向から見て全体的に四角形状の部材を利用し、この部材の上部に位置して車幅方向に延びるアッパ部材の車幅方向中央部に、衝突検知センサを取り付ける構造が知られている(例えば下記特許文献1参照)。
これにより、車両の前面衝突時に、車幅方向中央部が例えば電柱のようなポール状障害物によって衝撃を受ける衝突形態(ポール衝突)だけでなく、車幅方向の一方の端部が障害物によって衝撃を受ける衝突形態(オフセット衝突)でも、四角形状の部材を介して衝突検知センサが車両の衝突を検知できるようにしている。
特開2003−63445号公報
ところが、上記した従来のセンサ取付構造では、四角形状の部材が必要であって、構造が大掛かりとなり、車両重量の増大を招く。これを避けるために、四角形状の部材を用いずに、オフセット衝突にも対応できるようにするには、車幅方向両側の例えば車両前後方向に延びる左右一対のサイドメンバに、衝突検知センサをそれぞれ取り付けることが考えられる。しかし、この場合には、車幅方向中央部での衝突検知が不充分となるうえ、衝突検知センサが左右に2つ必要となってコストアップを招く。
そこで、本発明は、衝突検知センサを左右に2つ設けることなく、より簡素な取付構造として、車幅方向中央部に障害物が衝突する形態だけでなく、車幅方向の一方の端部に障害物が衝突する形態でも、衝突をより感度よく検知できるようにすることを目的としている。
本発明は、バンパレインフォースとその上方に位置する車体パネル材とを連結する第1のセンサ取付部材を、車幅方向両側にそれぞれ設け、各第1のセンサ取付部材相互を、車幅方向に延びる第2のセンサ取付部材で連結し、第2のセンサ取付部材の車幅方向中央部に衝突検知センサを取り付けたことを特徴とする。
本発明によれば、衝突検知センサを取り付ける部材として、左右一対の第1のセンサ取付部材と、これら第1のセンサ取付部材相互を連結する第2のセンサ取付部材とを設ければよいので、四角形状の部材を利用して衝突検知センサを取り付ける場合に比較して、より簡素なセンサ取付構造とすることができる。また、本発明によれば、衝突検知センサを取り付ける第2のセンサ取付部材の車幅方向両端部を、左右一対の第1のセンサ取付部材に連結しているので、車幅方向中央部に障害物が衝突する衝突形態だけでなく、車幅方向の一方の端部に障害物が衝突する衝突形態でも、車両の衝突をより感度よく検知することができる。
すなわち、本発明によれば、衝突検知センサを左右に2つ設けることなく、より簡素な取付構造として、車幅方向中央部に障害物が衝突する形態だけでなく、車幅方向の一方の端部に障害物が衝突する形態でも、衝突をより確実に感度よく検知できるものとなる。
本発明の一実施形態に係わるセンサ取付構造を示す自動車前部の斜視図である。 図1の分解斜視図である。 図1のセンサ取付構造の側面図である。 図1のセンサ取付構造を備える自動車前部の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図4に車体前部を示す自動車の車体1は、キャブオーバ型の例えばワンボックスカーのものであって、フロントバンパ3の上部に車体パネル材としてのフロントパネル5が設けられ、これらフロントバンパ3とフロントパネル5と左右のヘッドランプ7との間に形成される開口に、フロントグリル9が装着される。
フロントパネル5の上方には、左右のフロントピラー16(図3参照)の上部相互間と、図示しないルーフパネルの前縁部との間に形成されるフロントウインドウの開口部11が設定されている。開口部11の後方に車室13が形成され、図3に示すように車室13内の図示しないフロントシートの下方に、フロアパネル15を隔てて図示しないエンジンが配置される。
フロントバンパ3は、その外郭を構成するバンパフェイシア17の内部に、図1に示す車幅方向に延びるバンパレインフォース19を備えている。一方、車両下部の車幅方向両側位置には、車両前後方向に延びる左右一対のサイドメンバ21を設けてあり、この左右一対のサイドメンバ21の前端の取付フランジ23に、バンパレインフォース19の車幅方向両側の後面を、ボルトを用いて連結固定している。上記左右一対のサイドメンバ21の取付フランジ23よりも車両後方位置には、車幅方向に延びるフロントクロスメンバ27を連結している。
そして、本実施形態では、衝突検知センサ29を、左右一対のセンサ取付ステイ31及び、この左右一対のセンサ取付ステイ31相互を連結するセンサ取付バー33を介して車体1に取り付けている。衝突検知センサ29は、車両衝突時における移動加速度の大きさを検知するもので、移動加速度の大きさが規定値以上となったときに、該移動加速度に対応する電気信号を制御部に出力して該制御部が図示しないエアバッグを展開させて乗員を保護する。
上記左右一対のセンサ取付ステイ31は第1のセンサ取付部材を構成し、左右一対のセンサ取付ステイ31相互を連結するセンサ取付バー33は第2のセンサ取付部材を構成している。
左右一対のセンサ取付ステイ31は、金属製の長尺の板状部材を屈曲して形成したものであり、下部に上下方向に延びる下部連結部31aを備え、上部に下部連結部31aとほぼ平行で上下方向に延びる上部連結部31bを備えている。これら下部連結部31a及び上部連結部31bは車両前後方向に対面する取付面を備えている。
下部連結部31aは、図3に示すようにバンパレインフォース19とサイドメンバ21との間に配置して、バンパレインフォース19をサイドメンバ21に締結固定する際に、共締めしている。具体的には、図2に示すように、下部連結部31aには上下に2つの連結孔31a1,31a2を備え、下部の連結孔31a2に対応する部位をバンパレインフォース19とサイドメンバ21とで挟持し、この状態で共締ボルト35によって共締めしている。上部の連結孔31a1に対してはボルト37を用いて連結孔31a1の周辺部分を取付フランジ23に締結固定している。
なお、バンパレインフォース19とサイドメンバ21とは、上記した共締ボルト35のほかに2本のボルトを用いて締結固定する。
センサ取付ステイ31の上部連結部31bは、フロントパネル5の図4に示すフロントグリル9の後方位置に連結固定している。具体的には、上記フロントパネル5における上部連結部31bの連結部位には、補強部としてのフロントパネルブラケット39を取り付けて、センサ取付ステイ31よりも剛性を高めている。
フロントパネルブラケット39は、その周囲のフランジ部39aをフロントパネル5の前面に例えば溶接によって接合固定してあり、フランジ部39aから車両前方に袋状に膨出する膨出部39bを備えている。この膨出部39bの前面は、ほぼ四角形状の平面を構成していて、上部連結部31bとほぼ平行となっている。
上記した膨出部39bの前面に2本のスタッドボルト41を車両前方に向けて突出させる。一方、上部連結部31bには2つのボルト挿入孔31b1を形成し、このボルト挿入孔31b1にスタッドボルト41を挿入しつつ上部連結部31bを膨出部39bの前面に当接させた状態でナット43を締結する。これにより、センサ取付ステイ31の上部連結部31bをフロントパネル5のフロントパネルブラケット39に連結固定する。
センサ取付ステイ31の下部連結部31aと上部連結部31bとの間には、これらと平行に上下方向に延びる第2のセンサ取付部材連結部としてのバー連結部31cを備えている。バー連結部31cには、センサ取付バー33の両端部を連結固定する。
センサ取付バー33は、中空部材である金属製のパイプ材で構成したバー本体45と、バー本体45の左右両端に溶接固定している金属製の取付具47とを備えている。取付具47は、バー連結部31cに対向する取付面47aの上下両端から車両前方に屈曲するフランジ47bを備え、取付面47aに車幅方向に沿って2つの連結孔47a1を形成している。
一方、バー連結部31cの上部には車幅方向に沿って2本のスタッドボルト49を車両前方に向けて突出させている。このスタッドボルト49を取付具47の連結孔47a1に挿入しつつ取付面47aをバー連結部31cに当接させた状態で、ナット51を締結する。これにより、センサ取付バー33の左右両端部が、センサ取付ステイ31のバー連結部31cに連結固定される。
センサ取付バー33は、図2に示すように、円形のパイプ材で構成したバー本体45の車幅方向中央の車幅方向に沿う領域Aにわたり、車両前後方向に押し潰したような扁平形状としている。この領域Aに対応する扁平形状部の前面の平面となっている部分を、センサ取付部45aとし、センサ取付部45aの車幅方向中央部に衝突検知センサ29を取り付けている。
また、上記した領域Aの扁平形状部(センサ取付部45a)は、その車幅方向両側の円形部45cに対し、車両後方位置となるよう屈曲部45bにて屈曲している。すなわち、円形部45cは、扁平形状部側の車幅方向内側の端部が、取付具47を備えている車幅方向外側の端部に対して車両後方に位置し、この車両後方に位置する扁平形状部(センサ取付部45a)の少なくとも車両前方側のセンサ取付面は車両前後方向に対面している。
上記した車両前後方向に対面しているセンサ取付面にセンサ取付ブラケット53を溶接固定し、センサ取付ブラケット53の前面に衝突検知センサ29を取り付ける。衝突検知センサ29は、センサケース29a内にセンサ機能を備えるセンサ本体を収容し、センサケース29aのフランジ29bに、センサ取付ブラケット53から車両前方に向けて突出するスタッドボルト55(図3)を貫通させてナット57により締結固定する。
前記した左右一対備えるセンサ取付ステイ31は、バー連結部31cと下部連結部31aとの間に下部傾斜部31dを備え、バー連結部31cと上部連結部31bとの間に上部傾斜部31eを備えている。下部傾斜部31dは第1の衝撃吸収部を構成し、上部傾斜部31eは第2の衝撃吸収部を構成している。
図3に示すように、下部傾斜部31dは、下部連結部31aの上端から車両後方に向けて下部第1屈曲部31fにて鈍角に屈曲して後方に延び、車両後方側の端部の下部第2屈曲部31gにてバー連結部31cとの間で鈍角に屈曲している。すなわち、下部第1屈曲部31fは下部第2屈曲部31gよりも車両上下方向下方に位置し、下部傾斜部31dは車両後方側が前方側に対して車両上下方向上方となるよう傾斜している。
一方、上部傾斜部31eは、バー連結部31cの上端から車両後方に向けて上部第1屈曲部31hにて鈍角に屈曲して後方に延び、車両後方側の端部の上部第2屈曲部31iにて上部連結部31bとの間で鈍角に屈曲している。すなわち、上部第1屈曲部31hは上部第2屈曲部31iよりも車両上下方向下方に位置し、上部傾斜部31eは車両後方側が前方側に対して車両上下方向上方となるよう傾斜している。
このとき、下部第1屈曲部31fの内角は、上部第1屈曲部31hの内角より大きく、
下部第2屈曲部31gの内角も上部第2屈曲部31iの内角より大きくなっている。つまり、下部傾斜部31dは上部傾斜部31eよりも水平面に対する傾斜角度が大きくなっている。
次に、作用を説明する。自動車が前面衝突する際には、フロントバンパ3のバンパレインフォース19に入力した衝撃荷重がサイドメンバ21に伝達され、サイドメンバ21が車両後方に向けて圧壊変形する。
このとき、電柱のようなポール状の障害物が車幅方向中央付近に衝突したとき(ポール衝突)には、上記した衝撃荷重が、バンパレインフォース19から、センサ取付部材である左右一対のセンサ取付ステイ31及びセンサ取付バー33に順次入力される。
センサ取付ステイ31を経てセンサ取付バー33に入力された衝撃荷重が、衝突検知センサ29に及ぶことで、衝突検知センサ29が後退移動して該後退移動加速度を検知する。そして、この後退移動加速度の大きさが予め設定してある設定値以上となったときに、該後退移動加速度に対応する電気信号を制御部に出力して該制御部が図示しないエアバッグを展開させて乗員を保護する。
一方、自動車が前面衝突する際に、車幅方向一方の端部に障害物が衝突するとき(オフセット衝突)には、バンパレインフォース19から、左右一対のサイドメンバ21のうち一方のサイドメンバ21が主として車両後方に向けて圧壊変形する。これに対応して左右一対のセンサ取付ステイ31のうち一方のセンサ取付ステイ31に衝撃荷重が主として伝達される。
この一方のセンサ取付ステイ31に伝達された衝撃荷重は、センサ取付バー33を経て衝突検知センサ29に及ぶことで、衝突検知センサ29が後退移動して、その後退移動加速度を検知する。そして、この後退移動加速度の大きさが予め設定してある設定値以上となったときに、後退移動加速度に対応する電気信号を制御部に出力して該制御部が図示しないエアバッグを展開させて乗員を保護する。
このように、本実施形態では、車幅方向中央部に障害物が衝突する形態だけでなく、車幅方向の一方の端部に障害物が衝突する形態でも、車両の衝突をより確実に感度よく検知することができ、信頼性の高いセンサ取付構造とすることができる。
その際、本実施形態では、衝突検知センサ29を取り付ける部材として、左右一対のセンサ取付ステイ31と、これら各センサ取付ステイ31相互を連結するセンサ取付バー33とを設ければよいので、四角形状の部材を利用して衝突検知センサを取り付ける場合に比較して、より簡素なセンサ取付構造とすることができる。
すなわち、本発明によれば、衝突検知センサ29を左右に2つ設けることなく、より簡素な取付構造として、車幅方向中央部に障害物が衝突する形態だけでなく、車幅方向一方の端部に障害物が衝突する形態でも、衝突をより確実に感度よく検知することができる。
また、車両前部のほぼ全面が障害物から衝撃を受ける場合でも、バンパレインフォース19全体に入力した衝撃荷重が、左右の一対のサイドメンバ21に伝達される際に、左右一対のセンサ取付ステイ31にも入力され、センサ取付バー33を経て衝突検知センサ29に及ぶことになる。
ここで、本実施形態では、前面衝突時の衝撃荷重が規定値以下の場合(軽衝突時)には、サイドメンバ21の前端部付近が圧壊し、これに伴ないセンサ取付ステイ31は、その下部傾斜部31dが車両前後方向に潰れるようにして変形する。その際、上部傾斜部31eの変形は抑えられており、したがってセンサ取付バー33及び衝突検知センサ29の車両後方への移動も抑制されることになり、衝突検知センサ29は衝突を検知しない状態となる。衝突検知センサ29が衝突を検知しないことで、エアバッグの展開を必要としない上記軽衝突時に対応することができる。
すなわち、センサ取付ステイ31は、エアバッグの展開を必要としないような、車両衝突時に受ける衝撃が規定値以下の軽衝突時において、下部傾斜部31dが変形する一方、上部傾斜部31eの変形を抑制するように、各部の強度や形状を設定している。例えば、下部傾斜部31dは、上部傾斜部31eよりも水平面に対する傾斜角度を大きくしていることで、軽衝突時により変形しやすいものとなる。逆に、上部傾斜部31eは、下部傾斜部31dよりも水平面に対する傾斜角度を小さく、車両前後方向に対してより平行に近い傾斜とすることで、軽衝突時により変形しにくいものとなる。
上記した下部傾斜部31d及び上部傾斜部31eは、車両走行時での振動を吸収する機能を備えており、振動を吸収することで、衝突検知センサ29の誤作動を抑制することが可能となる。
また、センサ取付ステイ31のセンサ取付部45aを後方に屈曲させて衝突検知センサ29の取付位置を、両端の取付具47よりも車両後方に位置させている。これにより、エアバックを作動させる必要のない軽衝突時に、衝突物の衝突検知センサ29への干渉を抑えて、エアバックを作動させない状態をより確実に維持することができる。
一方、前面衝突時の衝撃荷重が規定値を超える場合(重衝突時)には、サイドメンバ21の前端部付近が圧壊するとともに、その後方部分も圧壊する。これに伴なって、センサ取付ステイ31は、その下部傾斜部31dが車両前後方向に潰れるようにして変形するとともに、上部傾斜部31eも車両前後方向に潰れるようにして変形する。
上部傾斜部31eが車両前後方向に潰れることで、センサ取付バー33が後退し、これに伴ない衝突検知センサ29も後退移動して、衝突検知センサ29はその後退移動加速度を検知する。そして、この後退移動加速度の大きさが前述したように予め設定してある設定値以上となったときに、該移動加速度に対応する電気信号を制御部に出力して該制御部が図示しないエアバッグを展開させて乗員を保護する。
また、本実施形態では、センサ取付ステイ31は、下部傾斜部31dが、バー連結部31cの下部から、衝撃荷重の入力方向後方側の車両前方に屈曲して車両前後方向に延設され、上部傾斜部31eが、バー連結部31cの上部から、衝撃荷重の入力方向前方の車両後方側に屈曲して車両前後方向に延設されている。
このため、下部傾斜部31dが上部傾斜部31eよりも車両前方側に位置することになり、前記した軽衝突時において、下部傾斜部31dの変形がより確実になされるとともに、上部傾斜部31eの変形に対する抑制が、より確実になされるものとなる。
また、本実施形態では、センサ取付バー33は、中空部材であって、衝突検知センサ29を取り付けるセンサ取付部45aが車両前後方向に押し潰されるような扁平形状としている。この場合、センサ取付部45aの取付面が平面となるため、衝突検知センサ29の取付作業が、曲面となっている場合に比較して容易であり、作業性向上に寄与することができる。
また、センサ取付バー33は、センサ取付部45aを除く車幅方向両側を円形部45cとしているので、全体を平板形状とするよりも、剛性が高まるとともに、車両走行時に、フロントグリル9の隙間から入り込む空気の減速を抑制できる。車両内部に入り込む空気の減速を抑制して、空気の流れを後方に向けてスムーズにすることで、その流れの途中に、空気を導入して例えば冷却が必要な部品が配置されている場合などに有効である。
また、本実施形態では、フロントパネル5におけるセンサ取付ステイ31の上部連結部31bが連結される連結部位に、該連結部位がセンサ取付ステイ31よりも剛性が高くなるように、補強部となるフロントパネルブラケット39を設けている。
これにより、前記した重衝突時に上部傾斜部31eが変形する際に、フロントパネル5及びフロントパネル5に対する連結部位の変形を抑制でき、上部傾斜部31eの変形がより確実になされる。その結果、センサ取付バー33の後退に伴なう衝突検知センサ29の後退移動がより確実になされ、衝突検知センサ29による衝突検知動作がより確実なものになる。
また、本実施形態では、センサ取付ステイ31の下部連結部31aを、バンパレインフォース19と、該バンパレインフォース19の車両前後方向で車両内側に位置して車体前後方向に延びるサイドメンバ21との間に連結している。
これにより、例えば下部連結部31aをサイドメンバ21の上面に連結固定する場合に比較して、バンパレインフォース19に入力した衝撃荷重によるサイドメンバ21の車両前後方向の圧壊変形が容易になる。その結果、衝撃荷重に対するサイドメンバ21の衝撃吸収機能を所望に維持することができる。
なお、上記した実施形態のセンサ取付構造は、自動車のフロントバンパ3を備える車両前部に適用したが、自動車のリアバンパを備える車両後部に適用することもできる。
5 フロントパネル(車体パネル材)
19 バンパレインフォース
21 サイドメンバ
29 衝突検知センサ
31 センサ取付ステイ(第1のセンサ取付部材)
33 センサ取付バー(第2のセンサ取付部材)
31a センサ取付ステイの下部連結部
31b センサ取付ステイの上部連結部
31c センサ取付ステイのバー連結部(第2のセンサ取付部材連結部)
31d 下部傾斜部(第1の衝撃吸収部)
31e 上部傾斜部(第2の衝撃吸収部)
39 フロントパネルブラケット(補強部)
45a センサ取付バーのセンサ取付部

Claims (6)

  1. 車幅方向に延びるバンパレインフォースに下部が連結されるとともに、前記バンパレインフォースより車体上方の車体パネル材に上部が連結される第1のセンサ取付部材を、車幅方向両側にそれぞれ設け、前記車幅方向両側の各第1のセンサ取付部材相互を、車幅方向に延びる第2のセンサ取付部材で連結し、この第2のセンサ取付部材の車幅方向中央部に衝突検知センサを取り付けたことを特徴とするセンサ取付構造。
  2. 前記第1のセンサ取付部材は、前記バンパレインフォースに連結される下部連結部と、車体パネル材に上部が連結される上部連結部と、前記下部連結部と上部連結部との間に位置して前記第2のセンサ取付部材が連結される第2のセンサ取付部材連結部と、この第2のセンサ取付部材連結部と前記下部連結部との間に位置し、車両衝突時での規定値以下の衝撃荷重を受けたときに車両前後方向に変形する第1の衝撃吸収部と、前記第2のセンサ取付部材連結部と前記上部連結部との間に位置し、車両衝突時の前記規定値を超える衝撃荷重を受けて前記衝突検知センサが衝撃を受ける方向に移動して衝突を検知するように車両前後方向に変形する第2の衝撃吸収部と、を有することを特徴とする請求項1に記載のセンサ取付構造。
  3. 前記第1のセンサ取付部材は、前記第1の衝撃吸収部が、前記第2のセンサ取付部材連結部の下部から、前記衝撃荷重の入力方向後方側に屈曲して車両前後方向に延設され、前記第2の衝撃吸収部が、前記第2のセンサ取付部材連結部の上部から、前記衝撃荷重の入力方向前方側に屈曲して車両前後方向に延設されていることを特徴とする請求項2に記載のセンサ取付構造。
  4. 前記第2のセンサ取付部材は、中空部材であって、前記衝突検知センサを取り付けるセンサ取付部が車両前後方向に押し潰されるような扁平形状であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のセンサ取付構造。
  5. 前記第1のセンサ取付部材の上部を連結する前記車体パネル材の連結部位に、該連結部位が前記第1のセンサ取付部材よりも剛性が高くなるように、補強部を設けたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のセンサ取付構造。
  6. 前記第1のセンサ取付部材の下部を、前記バンパレインフォースと、該バンパレインフォースの車両前後方向で車両内側に位置して車両前後方向に延びるサイドメンバとの間に連結したことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のセンサ取付構造。
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