JP6965156B2 - 水耕栽培装置 - Google Patents

水耕栽培装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6965156B2
JP6965156B2 JP2017254259A JP2017254259A JP6965156B2 JP 6965156 B2 JP6965156 B2 JP 6965156B2 JP 2017254259 A JP2017254259 A JP 2017254259A JP 2017254259 A JP2017254259 A JP 2017254259A JP 6965156 B2 JP6965156 B2 JP 6965156B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydroponic cultivation
vegetation
air
cultivation
hydroponic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017254259A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019118284A (ja
Inventor
晋康 加藤
雅夫 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CI Takiron Corp
Original Assignee
CI Takiron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CI Takiron Corp filed Critical CI Takiron Corp
Priority to JP2017254259A priority Critical patent/JP6965156B2/ja
Publication of JP2019118284A publication Critical patent/JP2019118284A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6965156B2 publication Critical patent/JP6965156B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/20Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2
    • Y02P60/21Dinitrogen oxide [N2O], e.g. using aquaponics, hydroponics or efficiency measures

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Hydroponics (AREA)

Description

本発明は、栽培エリア内部において光及び養分を供給しつつ適切な温度管理を行うことで効率的に植物を栽培することができる水耕栽培装置に関する。
近年、土壌を用いる必要が無く、屋内の狭い空間において高密度な生産が可能で、また、天候の影響を受けること無く温度や湿度等を調整でき、さらには、雑菌や害虫等による汚染を除去しやすい等の多くの利点から、水耕栽培装置が注目されている。当該水耕栽培装置は、植物を生育する水耕容器を上下方向に所定の間隔で多段配置すると共に、各水耕容器の上方部側に照明装置を設けた水耕栽培装置が一般に採用されている(例えば特許文献1参照)。
上記のような多段式の水耕栽培装置は、光の有効利用のため光反射用フィルム、シート及び複層板等で装置自体を囲って構成しているため、内部の空気が滞留しやすく、各段における雰囲気温度に差異が生じ、植物の育成に影響を及ぼしていた。これに対し、複数の栽培ベッドを段上に有する栽培棚に、均一な気流を与える空調システムを備えたものが提案されている(例えば特許文献2参照)。これは、長尺の栽培棚の側面に対して空気を流入させる空調調整システムであって、当該栽培棚の側面に向けて冷気を送り込む冷風機と、該冷風機の冷気に対して気流を供給する誘引ファンと、を備えたものである。
特開2014−033622号公報 特開2015−173615号公報
しかしながら、上記のような水耕栽培装置では、冷風機及び誘引ファン等における電気機械装置が複数必要となり、さらに各段に連通するダクトを設ける必要がある等、当該水耕栽培装置が非常に高コストとなり、該水耕栽培装置を容易に導入することができない問題があった。
ここで、水耕栽培装置の各段における構成と、水耕栽培装置内部における空気の移動と、に着目すると、栽培棚が空気の移動を阻止することが原因で当該水耕栽培装置内部における各段で空気が滞留を起こしているのは明らかであり、未だ改善の余地があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みて創作されたものであり、水耕栽培装置の設置場所等の空気を栽培エリア内に取り込み、各棚の温度差の発生を抑制して内部の温度を略均一にすることができ、栽培物の品質差を低減すると共に、容易に栽培エリアのメンテナンスが行える水耕栽培装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決すべく、本発明は、
柱及び梁で構成された略直方体状の構造フレームと、
長尺の水槽である水耕栽培槽と、
植生孔及び通気孔を有する植生プレートと、
四方の側面を覆う側面材と、
天井材と、
照明装置と、
排気口と、
前記排気口に接続される排気装置と、
最下段の前記植生プレートと接地面との間の高さ位置に配設された吸気口と、
を具備して構成されること、
を特徴とする水耕栽培装置を提供する。
また、上記の本発明の水耕栽培装置においては、前記植生プレートの上方に前記照明装置が配設され、下方に前記水耕栽培槽が配設されることにより構成された水耕栽培棚が、前記構造フレーム内で多段かつ多列に配設されることが望ましい。
このような構成を有する本発明の水耕栽培装置では、植物を植生プレートに植生し、照明装置による光の照射で光合成を促進させ、水耕栽培槽に根を挿入することにより養液に浸し、装置内(栽培エリア)で植物を栽培することができる。更に、天井材に設けられた排気装置により、外部の空気を吸気口から内部に取り込みつつ、内部の空気を外部に排出させることができる。より具体的には、排気装置によって水耕栽培装置内部の空気が天井材側に上昇し、排気装置を介して外部に排出される。この時、水耕栽培装置内は減圧状態となるため、四方の側面材の下方に設けられた吸気口を介して外部の空気を内部に取り込むことができ、植生プレートの通気孔を通過して各棚を移動することが可能であるため、植生プレートに遮られることなく、天井材側へ容易に上昇させることができる。
更に、構造フレームの四方の側面は全て側面材が配設されているため、空気の移動を下方から上方に強制することができる。各棚の空気を移動させることにより、部分的な滞留を長時間にわたって効果的に抑制することができる。結果、各棚間の空気環境(温度、湿度、炭酸ガス濃度、風量)の差を減少させることにより、各棚間及び各棚内の植物の生育ムラを防止することができる。
また、上記の本発明の水耕栽培装置においては、
前記側面材が柔軟性を有するシート体で形成されることが望ましい。
このような構成を有する本発明の水耕栽培装置では、四方の側面に配設した側面材が柔軟性を有したシート体で形成されているため、排気装置に起因して栽培エリアが減圧状態となり、各側面材が栽培エリア側に吸引されて構造フレームとの隙間を閉鎖する作用が働く。これにより、吸気口以外から栽培エリアに外部の空気が流入することを抑制し、当該空気に起因する各棚間の温度差の発生を好適に防止することができる。更に、側面材の配設態様に一般的なロールスクリーン等の構造を適応すれば、側面材の長さ(接地面に対して垂直方向の長さ)を任意に調整可能となり、側面材と接地面との離間距離を調整して吸気口の幅を容易に変更することができる。また、栽培中に発生したトラブル対応や点検および植生への定期メンテナンス(例えば、植生の下葉処理など)を実行する際、側面材を巻き上げて栽培エリアの所望の位置に容易に介入することができると共に、板状の側面材を用いた場合に必要であった、側面材を構造フレームから取り外し、作業上障害とならない位置に仮置きする必要がなくなった。
また、上記の本発明の水耕栽培装置においては、更に、
前記側面材及び前記天井材が、前記構造用フレームに対向する面に光の反射層を具備することが望ましい。
このような構成を有する本発明の水耕栽培装置では、照明装置から照射された光が天井材及び側面材の反射面に反射及び拡散され、栽培エリア内の植物全体に対して均一に照射することができる。
本発明によれば、水耕栽培装置の設置場所等の空気を栽培エリア内に取り込み、各棚の温度差の発生を抑制して内部の温度を略均一にすることができ、栽培物の品質差を低減すると共に、容易に栽培エリアのメンテナンスが行える水耕栽培装置を提供することができる。
本実施形態に係る水耕栽培装置1の概要を示す図であって、図1(a)は、本実施形態の水耕栽培装置1におけるX軸(短手方向)、Z軸(縦方向)の断面図であり、図1(b)は、本実施形態の水耕栽培装置1におけるY軸(長手方向)、Z軸(縦方向)の断面図である。 図1における植生プレート7の構造を示す図であって、図2(a)は植生プレート7の構造を示す平面図であり、図2(b)は植生プレート7の構造を示す側面図である。 図1における水耕栽培槽5の構造を示す斜視図である。 植生プレート7と水耕栽培槽5との配置関係を示す斜視図である。 植生プレート7のスライドを用いた栽培作業例を示す模式図である。 本実施形態における水耕栽培装置1内部の空気の流れを示す図であって、図6(a)は、本実施形態における水耕栽培装置1全体の空気の流れを示す模式図であり、図6(b)は、側面材9近傍の空気の流れを示す模式図である。 側面材9の長さを調整した状態の模式図である。 風速測定における測定点位置を示す模式図である。 本発明の実施例で用いた別の実施形態に係る水耕栽培装置Cの概要を示す図であって、図9(a)は、水耕栽培装置CにおけるX軸(短手方向)の断面図であり、図9(b)は、水耕栽培装置CにおけるY軸(長手方向)の断面図である。
以下、本発明に係る水耕栽培装置1の代表的な実施形態を、図1〜図9を参照しながら詳細に説明する。但し、本発明は図示されるものに限られるものではなく、各図面は本発明を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために必要に応じて寸法、比又は数を誇張又は簡略化して表している場合もある。更に、以下の説明では、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略することもある。
1.水耕栽培装置1の概要
図1を用いて、本実施形態におけるX、Y、Z方向に大きさを有する水耕栽培装置1の概要を説明する。図1(a)及び(b)は、本実施形態に係る水耕栽培装置1の概要を示す図であって、図1(a)は、本実施形態の水耕栽培装置1におけるX軸、Z軸の状況を示す断面図であり、図1(b)は、本実施形態の水耕栽培装置1におけるY軸、Z軸の状況を示す断面図である。
本実施形態の水耕栽培装置1は、本体を構成する構造フレーム3の上面に天井材11を配設し、また四方の側面にシート状の側面材9を配設することにより内部を覆って栽培エリア21を構成し、更に養液27と照明装置13による光を栽培エリア21に供給して、安定した植物201の栽培を可能とするものである。
また、植物201を植生する植生プレート7と、天井材11及び側面材9の内面(栽培柄リア21側に対向する面)と、には照明装置13から照射された光を効率よく反射及び拡散させる反射面19を備えて植物201の光合成を高効率化させることができるため、天候及び気温、更に害虫等の種々の影響を殆ど受けることなく、植物201の成長を促進させることができる。
また、本実施形態の水耕栽培装置1は、外形が直方体状に形成されて植生プレート7よりも上方の四方の側面が覆われているため、側方からの空気流入がほとんどなく、本来であれば各棚33が区画に仕切られているため、気流が発生しにくく、照明装置13から発せられた熱がこもり易いが、植生プレート7に貫通する通気孔37を配設すると共に、本水耕栽培装置1の上方に排気口を配設することにより、栽培エリア21内に気流を発生させて栽培エリア21内の熱の外部放出を容易にし、各段間での温度差の発生を防止することができる。
より具体的には、主として屋内で植物201を栽培するための装置であって、当該植物201の栽培に必要な養分及び光合成に必要な光を供給しつつ、水耕栽培装置1の下方より水耕栽培装置1の設置場所の空気(例えば空調された空気)を栽培エリア21内に取り込み(場合によっては循環させ)、栽培エリア21内部の温度を略均一にすることができるものである。
2.水耕栽培装置1の構造
<水耕栽培装置1の構成>
図1(a)及び(b)に示すとおり、本実施形態の水耕栽培装置1は、概ね本水耕栽培装置1の本体部となる構造フレーム3と、植物201を保持するための植生プレート7と、植物201に養分を含んだ養液27を供給するための複数個の長尺状の水耕栽培槽5と、植物201の光合成を促す照明装置13と、栽培エリア21内の空気を排出させるための排気装置15と、植生プレート7の支持及び長手方向Yへのスライドを補助するローラ式コンベア17と、を備えて構成されている。
<構造フレーム3の構造>
構造フレーム3は、全体としていわば箱状の空間を形成している略直方体の本体部であり、この構造フレーム3に他の部品が載置されることによって本実施形態の水耕栽培装置1が形成されている。構造フレーム3は、所定の間隔で配設された柱3Aと、柱3A間を長手方向Yに繋ぐ長手方向梁3Bと、柱3A間を短手方向Xに繋ぐ短手方向梁3Cと、から構成されている。なお、構造フレーム3のサイズは、栽培する植物201の種類や同時栽培数等に応じて決定し、必要となる本数の柱3Aと、長手方向梁3B及び短手方向梁3Cと、から組み上げて構成することが望ましい。また、柱3Aと、長手方向梁3B及び短手方向梁3Cと、は例えば鋼管やアングル鋼等を用いることができるが、構造フレーム3のサイズや必要な耐荷重に応じて種々の形状の鋼材を用いることができる。
構造フレーム3には、所定の離間距離を設けて多段の棚33が設けられており、この棚33に後述する植生プレート7を配設して植物201を栽培することになる。棚33は、長手方向Yに配置される複数本の長手方向梁3Bと、長手方向梁3Bを所定の間隔で繋ぐ複数本の短手方向梁3Cと、から構成された梯子状のフレームである。本実施形態では、上記棚33を複数載置することで多数の栽培株数に対応可能に構成しているが、単段であってもよい。
<天井材11及び側面材9>
上述のとおり、構造フレーム3の天井となる上面には天井材11が配設され、四方の側面には側面材9が配設されている。天井材11は、木材、樹脂又は金属等、種々の材料を用いて形成することができる。また、側面材9は、柔軟性を有し、捲回可能なシート体を用いて形成されており、構造フレーム3の四方の側面上方(天井材11近傍)に一部を固定し、下方に垂らして配設している。本実施形態では、一般的なロールスクリーンの構造を適応し、四方の側面上方に配設した巻き取り具29によって側面材9の長さを任意に調整可能としている。
また、天井材11及び側面材9における内側の面(栽培エリア21に対向する面)には、光の反射及び拡散可能な反射面19を備えていることから、後述する照明装置13か照射された光が栽培エリア21内で反射し、植物201全体に照射できるよう十分に拡散させることができる。
なお、栽培時における側面材9の長さ(接地面203に対する垂直方向の長さ)は、支柱3Cよりも短くし、接地面203と当接させていない。従って、構造フレーム3の四方の側面は下方にスリット状の吸気口31を有することになり、この吸気口31を介して栽培エリア21の内部と外部とを連通しているため、容易に下方より空調(温度、湿度、炭酸ガス濃度)された空気を取り込むことができる。
天井材11には、栽培エリア21内と外部とを連通する排気口(図示せず。)が備わっており、更に該排気口に排気装置15が接続されている。これにより、排気口を介して栽培エリア21内の空気を外部へ効果的に排気し、栽培エリア21内において下方から上方に流れる気流を発生させることができる。前記上方に流れる気流が植生プレート7に形成された通気孔37を通じて通気される結果、栽培エリア21内の環境(温度、湿度、炭酸ガス濃度)を均一にすることが可能となる。なお、本実施形態では排気口に直接排気装置15を取り付けて構成しているが、ダクト等を介して遠方に排気装置15を配設したものであってもよい。
<排気装置15>
排気装置15としては、種々の排気ファンを使用することができるが、例えば電気機械装置等に用いられるケースファン等を用いることが好ましく、栽培エリア21の容量にもよるが、例えば略10m/minの排気能力を有することが望ましい。また、排気装置15は、栽培エリア21内の空気の循環効率を高めるため、排気口の位置とは離れた、種々の位置に配設してもよい。
<ローラ式コンベア17>
ローラ式コンベア17は、各棚33上で、長手方向Yにローラが回転するよう配設された部品であり、後述する植生プレート7の底面側から当接して長手方向Yにスライド自在に支持するものである。なお、本実施形態では、上記ローラ式コンベア17を構造フレーム3の長手方向Yにおける一方の端部から他方の端部まで連続して配設している。
<照明装置13>
照明装置13は、栽培エリア21内で発光させ、植物の光合成に必要な光を供給するためのものであって、種々の光源が使用できるが、エネルギー効率が高く、過剰な放熱を抑えるLED光源を用いて構成することが望ましい。本実施形態の照明装置13は長尺状に形成し、水耕栽培槽5の下方において、短手方向Xと略平行に固定されているが、栽培エリア21の大きさや形状によっては、棚33を構成する短手方向梁3Cの下面に固定して長手方向Yと略平行に固定してもよい。
本実施形態の水耕栽培装置1は、植物201の光合成に必要な光を上述した照明装置13により供給している。この照明装置13は、各棚33間それぞれに設けられているが、後述する水耕栽培装置1内の空気を装置外に排気することにより、照明装置13で温められた空気の滞留を防止し、各棚33及び各場所における温度を均一化することができる。
<植生プレート7>
次に、植生プレート7の構造について詳細について説明する。図2(a)及び(b)は、植生プレート7の構造を示す図であって、図2(a)は植生プレート7の構造を示す平面図であり、図2(b)は植生プレート7の構造を示す側面図である。植生プレート7は、植物201の土台となる部品であって、植物201を保持しつつ位置決めし、植物201の根を後述する水耕栽培槽5内の養液27に浸すことができる。
植生プレート7は、略四角形で長手方向Yの両端部に立上り部39を具備して形成され、更にプレート表面には貫通孔で構成されて植物201を保持する植生孔35と、空気の移動路となる通気孔37と、をそれぞれ所定の間隔で所定数設けられている。なお、植生プレート7は、栽培物の種類、栽植密度によって種々の平面形状を採用して形成すればよい。
また、植生プレート7を肉厚に形成して上述の立上り部39を省略してもよい。このような場合は、通気孔37を貫通孔として形成する以外にも、植生プレート7の端縁に半円等の切欠きを形成し、他の植生プレート7と突合せた際に通気孔37を構成して機能させてもよい。
通気孔37は、植生プレート7全面に対して大きな偏りがないよう所定のピッチで配設された、プレートの表面側と裏面側とを連通する空気の移動路である。通気孔37を空気が通過する際、植生孔35に定植された植物の葉の下面に空気が当たり、葉面境界層を破壊し、葉に新鮮な空気を供給することができる。これにより、植物の育成を促進する効果が得られる。通気孔37と植生孔35の間の距離は栽培する植物201にもよるが、なるべく小さくすることが好ましい。
植生孔35は、例えばウレタン樹脂等で構成された略スポンジ状の培地41に囲繞された植物201を挿通して保持しながら育成するものである。なお、植生孔35の数は1枚の植生プレート7に対する植物201の同時栽培株数によって決定されるものであり、通気孔37の数は栽培エリア21の容積及び各棚33間の容積によって決定されるものである。
なお、図示していないが、植生プレート7の裏面側に溝を設けて機能を向上してもよい。例えばローラ式コンベア17と当接する位置で長手方向Yと並行な溝を形成すれば、植生プレート7を長手方向Yにスライドする際のガイドとなり、当該スライドを容易かつ確実に行うことができる。また、後述する水耕栽培槽5の直上の位置に、該水耕栽培槽5を挿入可能な溝を設ければ、確実に植物201の根を養液27に浸すことができる。
なお、本実施形態の水耕栽培用ユニット1においては、多数の植物201を栽培するときは、複数個の植生プレート7を、栽培エリア21内の水耕栽培槽5を継手などで連結長尺化(隣り合う植生プレート7の立上り部39同士を当接)した水耕栽培槽5の上方に並べて使用することができる。当該植生プレート7同士を突き合わせた状態で、例えばローラ式コンベア17を回転させつつ長手方向Yに移動させることができるため、植物201の出し入れは例えば長手方向Yの両端となる川上側と川下側の2か所のみでよく、作業性を好適に向上することができる。
このような場合でも、本発明のように植生プレート7に通気孔37を形成していれば、熱の滞留を緩和することができ、更に排気装置15により栽培エリア21内の空気を排気口から排気することができるため、更に熱の滞留と各棚33間の温度ムラを防止することが可能である。また、植生プレート7と側面材9との隙間が小さいと、当該隙間を通過する空気量が少なくなり、通気孔37を通過する空気量が増えるため、各棚33の温度差を抑えて栽培を均一化することができる。
栽培エリア21の温度、湿度、炭酸ガス濃度を均一にするには各棚33を通過する通気量を多くすることが好ましい。しかし、植物の葉面境界層を打破し、植物の光合成を促進させるためには1.5〜0.1m/minの風速が好ましく、1.5m/minより速くとなると植物へのストレスとなり、0.1m/minよりも遅くなると葉面境界層を打破できなくなるという問題がある。このように風速を定範囲内にするためには、排気量に対する各棚33の開口(通気孔37)の大きさと位置を調整する必要があり、本実施形態の水耕栽培装置1では、各段の植生プレート7(通気孔37を除く閉鎖部)の面積に対する開口(通気孔37及びその他隙間)の割合を3〜50%の範囲とすることが望ましい。また、植物201の光合成においてより好ましい風速の0.5〜1.0m/minとするには開口の割合を16〜9%とすることが望ましい。
<水耕栽培槽5>
次に、図3を用いて水耕栽培槽5の構造を詳細に説明する。図3は、水耕栽培槽5の構造を示す斜視図である。図3に示すように、水耕栽培槽5は合成樹脂製の水槽であって、略U字の断面形状を有した長尺状の水槽である。水耕栽培槽5は、内部に植物201の成長を促進させる養液27を貯留又は循環させて使用するものであるため、両端部に端部壁43を設けて養液27が外部へ流出することを防止している。また、水耕栽培槽5は、長手方向Yに対して複数個が略平行に配置されるものであり、棚33を構成する複数の短手方向梁3Cの上面に保持されている。
なお、水耕栽培槽5内で養液27を循環させる場合は、例えば、水耕栽培槽5の長手方向Yの両端となる川上側と川下側とを設定し、ポンプ及び導水パイプ等を用いて外部に設けた貯水槽から養液27を川上側に供給し、川下側から排水して当該貯水槽に戻す等の機構を備えることで可能となる。そして、水耕栽培槽5に川上側が高くなるように勾配を設ける事が好ましい。なお、養液27の循環機構はこれに限定されず、栽培の段取りに応じて適宜好適な態様をとることができる。
次に、図4を用いて上述した植生プレート7と水耕栽培槽5との配置関係について詳細に説明する。図4は、植生プレート7と水耕栽培槽5との配置関係を示す斜視図である。植生プレート7と水耕栽培槽5は、図4に示すとおり、植生プレート7が複数の水耕栽培槽5を跨ぐ形で設置されており、複数の植物201を一つの植生プレート7によって栽培及び収穫等の作業ができると共に、植生プレート7のサイズが大きい場合でも通気孔37により植物201に新鮮な空気を供給することができる。なお、通気孔37は、平行に配列された水耕栽培槽5の間の上方に位置するように設ける。また、植生孔35の下方に水耕栽培槽5が配置されるよう位置関係が調整されているため、各植生孔35に保持された植物201の根が確実に水耕栽培槽5内の養液27に浸される。
また、植生プレート7及び水耕栽培槽5は、いずれも長手方向Yに対して略平行に配置されるため、植生プレート7を長手方向Yにスライドしても、当該植生プレート7と共に植物201を水耕栽培槽5に沿って移動させることができる。
なお、各棚33の短手方向X全長に対して必ずしも一枚の植生プレート7を配設する必要はなく、例えば各水耕栽培槽5ごとに複数枚に分割して(セパレート)してもよい。当該構成で用いる植生プレート7は、通気孔37を孔として設ける手法以外にも、隣接する水耕栽培槽5の隙間を代用することができる。また、各段の植生プレート7を複数枚で構成することにより、当該各棚33内でも複数種の植物201を短手方向Xに並べて栽培することが可能となり、植物201の種類間で相違する成長速度に応じて植生プレート7を長手方向Yにスライドし、最適な栽培作業を行うことができる。
3.水耕栽培装置1を用いた栽培
<スライド機能を用いた栽培>
図5は、植生プレート7のスライドを用いた栽培作業例を示す模式図である。ここで用いる水耕栽培装置1は、長手方向Yを所定の長さで構成したものであり、これに合わせて水耕栽培槽5を形成し、養液27や栽培温度などを一括管理し、栽培の均一化、高収率化を図っている。このように水耕栽培装置1を構成した場合、図5に示すとおり、高効率な栽培を行う事ができる。より具体的には、まず、発芽直後等の幼い苗を植生した植生プレート7を水耕栽培装置1の川上側より栽培エリア21に挿入し、一定期間の成長が完了するまで待機する。次に、新たに幼い苗を植生した別の植生プレート7を川上側から追加しつつ、先に挿入した植生プレート7を押して長手方向Yにスライドさせ、追加した苗を一定期間成長させる。上記手順を繰り返すことにより、川上側から川下側にかけて成長度合いの異なる植物201が並び、収穫のタイミングで川下側から植生プレート7を回収可能な長さに水耕栽培装置1の長手方向Yを設定しておけば、苗の追加(換言すると植生プレート7の追加)と同時に収穫(換言すると植生プレート7の回収)することができる。
<空気の循環による各棚33の温度の均一化>
次に、図6(a)及び(b)を用いて、本実施形態における水耕栽培装置1の空気の水耕栽培装置1外への排気を通じた水耕栽培装置1内の換気について詳細に説明する。図6(a)及び(b)は、本実施形態における水耕栽培装置1内部の空気の流れを示す図であって、図6(a)は、本実施形態における水耕栽培装置1全体の空気の流れを示す模式図であり、図6(b)は、側面材9近傍の空気の流れを示す模式図である。
図6(a)に示すとおり、本実施形態の水耕栽培装置1は、天井材11に設けられた排気装置15により、外部の空気を内部に取り込みつつ、内部の空気を外部に排出させることができる。より具体的には、排気装置15のファンが回転することで排気装置15を介して外部に排出され、排気口部分で負圧になるため、本水耕栽培装置1内部の空気が天井材11側に引き寄せられて装置内を上昇する。この時、本水耕栽培装置1内は減圧状態となるため、四方の側面材9の下方に設けられた吸気口31を介して外部の空気が内部に取り込まれる。
上述のとおり、植生プレート7は通気孔37を具備し、前記通気孔37が平行に配列された複数の水耕栽培槽5の間の上方に位置しているため、通気孔37により植生プレート7の表面側と裏面側とにおける空気の移動が可能となる。、よって、多段に配置された植生プレート7間における空気は、植生プレート7に遮られることなく、天井材11側へ容易に上昇することができる。
このように、本実施形態の水耕栽培装置1は、排気装置15を作動させて内部における各棚33間の空気を移動させることにより、部分的な滞留を長時間にわたって効果的に抑制することができる。また、植生プレート7に設けられた通気孔37は、所定の間隔で複数設けられているため、空気の移動に偏りがなく、各棚33間の空気は略均一に移動することができる。そのため、各棚33間の空気環境(温度、湿度、炭酸ガス濃度、風量)の差を減少させることにより、各棚33間及び各棚内の植物201の生育ムラを防止することができる。
また、本実施形態の水耕栽培装置1は、上述のとおり四方の側面に配設した側面材9が柔軟性を有したシート体で形成されているため、排気装置15に起因して栽培エリア21が減圧状態となった際、各側面材9が栽培エリア21側に吸引されて構造フレーム3との隙間を閉鎖する作用が働く(図6(b)参照)。これにより、吸気口31以外から栽培エリア21に外部の空気が流入することをより少なくし、当該空気に起因する各棚33間の温度差の発生を好適に防止することができる。
更に、図7に示すとおり、本実施形態では側面材9の配設態様に一般的なロールスクリーンの構造を適応しているため、構造フレーム3の四方の側面上方に配設した巻き取り具29によって側面材9の長さ(接地面203に対して垂直方向の長さ)を任意に調整可能である。これにより、側面材9と接地面203との離間距離を調整して吸気口31の幅を容易に変更することができる。また、栽培中に発生したトラブル対応や点検および定期メンテナンス(例えば植生の下葉処理など)を実行する際、側面材9を巻き上げて栽培エリア21の所望の位置に容易に介入することができる。なお、図7は側面材9の長さを調整した状態の模式図である。
このように、側面材9をシート体で構成することにより、栽培に最適な空気の循環量を容易に調整可能で、更に種々のメンテナンス性の向上にも大きく寄与することができる。植物201の栽培環境を同一条件とすることで、育成速度を揃えることが可能となり、出荷する植物201の大きさを揃えることができるため、良品率を向上することができる。
ここで、上記の本実施形態の水耕栽培装置1(栽培エリア21)内における風速の比較を行うべく、以下の実験を行った。
≪実験例1≫
上記構造を有した水耕栽培装置Aを作製した。より具体的には、側面材9をシート体で形成し、植生プレート7の面積を4.3m2、各棚33の容積を8m3、棚33の数を6段、37Wの排気装置15を6台配設、また各棚33に23Wの照明装置13を16台配設して水耕栽培装置Aを構成し、実際に植物201を植生した植生プレート7を配設し、照明装置13で光を照射しつつ排気エリア21内の空気を外部に排出させた。
また、側面材9を板材で形成したこと以外は、上記の水耕栽培装置Aと同様にして水耕栽培装置Bを作製した。
上記の水耕栽培装置A及びBの各棚33で、測定位置の異なる5点の風速を測定した。用いた風速測定器具はCUSTOM社製 CW−60である。また、具体的な測定位置は、図8に示し、得られた結果を表1に示す。
Figure 0006965156
表1に示すように、側面材9を板材で形成した水耕栽培装置Bでは、各棚33における各測定位置の風速の差異が大きく、最も大きいもので0.5m/secとなった。また、各棚33間の風速もバラツキが大きく、均一な空気循環であるとは言えない。これに対し、水耕栽培装置Aでは、各棚33における各測定位置の風速の差異が小さく、最も大きいもので僅か0.2m/secとなった。また、各棚33間の風速も大きな差異はなく、総じて近似値であるといえる。また両者での総合平均風速にも大きな差異が生じており、水耕栽培装置Bが0.7m/secであるのに対し、水耕栽培装置Aでは1.0m/secであり、栽培エリア21を移動する空気の風速が46%向上していることがわかる。
これは、側面材9の態様に起因したものであり、上述のとおり吸気口31以外から外部の空気が栽培エリア21に侵入することを防止したため、気流の方向が下方から上方により限定され、効率よく外部に排気されたためである。栽培エリア21の空気の循環が促進されることにより、各棚33及び各棚33の各部における空気の滞留が解消され、温度差の低減に至ったと考えられる。
ここで、排気装置15の作動あり及びなし時における上記の水耕栽培装置Aの各棚33の温度を計測した。結果を表2に示す。
Figure 0006965156
表2に示すように、排気装置15作動なしの場合では、6段目が最も高温で29.3度となり、1段目が最も低温で23.3度となった。この結果、排気装置15作動なし時における栽培エリア21は、各棚33間で6.0℃の温度差が発生したことがわかる。これに対し、排気装置15作動ありの場合では、6段目が最も高温で24.2度となり、1段目が最も低温で23.1度となった。この結果、排気装置15作動あり時における栽培エリア21は、各棚33間で1.1℃の温度差に収まり、温度ムラが少ないことが確認できた。この温度測定結果からも、水耕栽培装置Aの吸気位置及び排気位置が固定され、気流の方向を限定して効率よく各棚33の空気が外部に排気されたことがわかる。
≪実験例2≫
次に、図9に示す構造の水耕栽培装置C(栽培エリア103)内における温度比較を行うべく、以下のような実験を行った。
図9に示す構造を有する水耕栽培装置Cを作製した。具体的には、外径寸法として幅890mm×長さ1530mm×高さ1600mmの栽培エリア103に、棚113を350mm間隔で3段配置し、各棚113には照明装置109として(株)東芝製の23W型LED電球を4本配置した。水耕栽培槽107は、PVCで構成された給水20型の水槽を配置し、水耕栽培用プレート105は、発泡スチロール製の厚さ20mmの物を用いた。なお、当該水耕栽培用プレート105は中央に通気用貫通孔127を具備している。また、排気ファン111は、オリエンタルモーター(株)製の消費電力54.5W、換気能力12.8m3/min(MRE 18−BH)を用いて栽培エリア103内の空気を外部に排出させた。
排気ファン111を作動させないこと以外は、上記の水耕栽培装置Cと同様にして、水耕栽培装置Dを作製した。
また、水耕栽培用プレート105に通気用貫通孔127を設けなかったこと以外は、上記の水耕栽培装置Cと同様にして、水耕栽培装置Eを作製した。
上記の水耕栽培装置C、D及びEの各棚113及び外部における雰囲気温度を測定した。用いた温度測定器はGRAPHTEC社製データロガー GL−820であり、各棚113における照明装置109の下端から略200mm下方で、短手方向Xの略中央近傍と、端と、を測定位置とした。また、測定条件は、照明装置109を点灯と同時に測定を開始し、当該測定の開始から温度が一定になったことを確認後(約1時間)、測定を終了するものとした。得られた結果を表3に示す。
Figure 0006965156
表3に示されているように、水耕栽培装置Cでは、各棚113及び外部における雰囲気温度の差が、略中央近傍及び端の双方ともに1度未満となり、温度の均一化を好適に達成していることが確認できる。これに対し、排気ファン111を作動させなかった水耕栽培装置Dでは、各棚113における略中央近傍及び端の双方ともに略5度となる顕著な温度差が確認された。また、水耕栽培装置Eでは、排気ファン111を作動したため、各棚113における雰囲気温度の差は小さいが、水耕栽培用プレート105に貫通孔127を具備しないため、各棚113における略中央近傍の雰囲気温度において比較的明確な温度差が確認できた。
以上、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明してきたが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載の精神及び教示を逸脱しない範囲でその他の改良例や変形例が存在する。そして、かかる改良例や変形例は全て本発明の技術的範囲に含まれることは、当業者にとっては容易に理解されるところである。
1 水耕栽培装置
3 構造フレーム
3A 柱
3B 長手方向梁
3C 短手方向梁
5 水耕栽培槽
7 植生プレート
9 側面材
11 天井材
13 照明装置
15 排気装置
17 ローラ式コンベア
19 反射面
21 栽培エリア
27 養液
29 巻取り具
31 吸気口
33 棚
35 植生孔
37 通気孔
39 立上り部
41 培地
43 端部壁
103 栽培エリア
103A 天井板
103B 側板
103C 支柱
105 水耕栽培用プレート
107 水耕栽培槽
109 照明装置
111 排気ファン
113 棚
113A 長手方向梁
113B 短手方向梁
115 ローラ式コンベア
117 開口
119 反射面
121 植物
123 養液
129 培地
141 レール
201 植物
203 接地面
C 水耕栽培装置
X 短手方向
Y 長手方向

Claims (4)

  1. 柱及び梁で構成された略直方体状の構造フレームと、
    長尺の水槽である水耕栽培槽と、
    植生孔及び通気孔を有する植生プレートと、
    四方の側面を覆う側面材と、
    天井材と、
    照明装置と、
    前記天井材に設けられた排気口と、
    前記排気口に接続される排気装置と、
    最下段の前記植生プレートと接地面との間の高さ位置に配設された吸気口と、
    を具備して構成され、
    前記植生プレートの下方に前記水耕栽培槽が配設されることにより構成された水耕栽培棚が、前記構造フレーム内で多段かつ多列に配設され、
    前記排気口は最上段の植生プレートより上方に設けられ、
    前記側面材で覆われた領域内において、前記通気孔は、前記各段に配設された水耕栽培棚の下方から上方に通過する空気の流路を構成し、
    前記側面材で覆われた領域は、その側方において、外の空間と連通しないものであること、
    を特徴とする水耕栽培装置。
  2. 前記植生プレートの上方に前記照明装置が配設されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の水耕栽培装置。
  3. 前記側面材が柔軟性を有するシート体で形成されること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の水耕栽培装置。
  4. 前記側面材及び前記天井材が、前記構造用フレームに対向する面に光の反射層を具備すること、
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の水耕栽培装置。
JP2017254259A 2017-12-28 2017-12-28 水耕栽培装置 Active JP6965156B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017254259A JP6965156B2 (ja) 2017-12-28 2017-12-28 水耕栽培装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017254259A JP6965156B2 (ja) 2017-12-28 2017-12-28 水耕栽培装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019118284A JP2019118284A (ja) 2019-07-22
JP6965156B2 true JP6965156B2 (ja) 2021-11-10

Family

ID=67305485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017254259A Active JP6965156B2 (ja) 2017-12-28 2017-12-28 水耕栽培装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6965156B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7398344B2 (ja) * 2020-07-17 2023-12-14 タキロンシーアイ株式会社 水耕栽培用プレート及び水耕栽培装置
CN112369162A (zh) * 2020-11-19 2021-02-19 胡俊宁 一种用于河流湖泊生态修复的河床植被种植设备
CN115956498A (zh) * 2023-01-04 2023-04-14 中国农业科学院都市农业研究所 一种立体栽培系统、栽培方法及除湿装置

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5995868U (ja) * 1982-12-20 1984-06-29 伊東 璋 立体水耕栽培装置の照明装置
JPS6255028A (ja) * 1985-09-04 1987-03-10 三菱電機株式会社 植物栽培装置
JPS63116060U (ja) * 1987-01-22 1988-07-26
JPH11155373A (ja) * 1997-11-21 1999-06-15 Et Harvest:Kk 植物栽培方法及び装置
JP3704321B2 (ja) * 2002-04-22 2005-10-12 三菱電機株式会社 船舶用植物栽培装置及びその使用方法
JP2005021065A (ja) * 2003-07-01 2005-01-27 Cats Inc 植物栽培施設の養液供給装置及びこれに用いられる養液注入制御装置
JP4589773B2 (ja) * 2005-03-23 2010-12-01 株式会社みらい 立体水耕栽培装置
JP5467438B2 (ja) * 2010-06-15 2014-04-09 清水建設株式会社 植物栽培施設
KR101240249B1 (ko) * 2011-02-17 2013-03-07 박영환 식물재배시스템
JP2013162750A (ja) * 2012-02-09 2013-08-22 Asahi Kasei Homes Co 収納構造、水耕栽培箱、キッチンセット、及び戸棚
JP6375627B2 (ja) * 2014-01-24 2018-08-22 富士通株式会社 植物栽培装置
JP6089229B2 (ja) * 2014-03-14 2017-03-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 植物栽培装置
JP6269274B2 (ja) * 2014-04-11 2018-01-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 水耕栽培装置及び水耕栽培方法
JP2016136919A (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 タイヨー電子株式会社 水耕栽培装置
JP6546423B2 (ja) * 2015-03-27 2019-07-17 昭和電工株式会社 植物栽培装置
JP6588252B2 (ja) * 2015-06-30 2019-10-09 昭和電工株式会社 植物栽培装置
JP6713107B2 (ja) * 2016-05-11 2020-06-24 兵神機械工業株式会社 多段式育苗装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019118284A (ja) 2019-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220007603A1 (en) Stacked shallow water culture (sswc) growing systems, apparatus and methods
KR101929102B1 (ko) 수경 재배 시스템, 수경 재배 방법, 식물 재배 시스템 및 식물 재배 장치
JP5467438B2 (ja) 植物栽培施設
JP6870805B2 (ja) 水耕栽培装置
JP6123495B2 (ja) 多段棚式植物育成装置及び植物育成システム
JP6965156B2 (ja) 水耕栽培装置
JP2019146581A (ja) 植物栽培方法及び施設
JP6340802B2 (ja) 植物栽培システム
JP6713107B2 (ja) 多段式育苗装置
JP2010154791A (ja) 家庭用の植物栽培装置
JP2010279269A (ja) 野菜工場
JP3105482B2 (ja) 育苗装置
JP3190912U (ja) 水耕栽培装置
WO2020239185A1 (en) Vertical farming robot
KR101583456B1 (ko) 정밀 기류형 식물조직 배양대
JP2008104364A (ja) 植物生理管理装置
JPH01235524A (ja) 完全制御型植物工場
CN116347976A (zh) 植物栽培装置以及方法
JP7398344B2 (ja) 水耕栽培用プレート及び水耕栽培装置
JPWO2019044024A1 (ja) 栽培装置
JP2020103121A (ja) 植物栽培装置
JP5880901B2 (ja) 水耕栽培方法
JPH0551251B2 (ja)
JP7001488B2 (ja) 水耕栽培装置
JP2005137214A (ja) サーキュレータとそのサーキュレータを用いるきのこ栽培における環境維持方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210713

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211005

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211020

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6965156

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150