JP6963254B2 - 開閉装置 - Google Patents
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Description
図1は実施例1の複写機の説明図である。図2は原稿圧着板の閉じ状態の説明図である。図3は原稿圧着板の開き状態の説明図である。図1に示すように、複写機1は、操作パネル6を通じた指令に従って動作する。複写機1は、フラットベッドスキャナ5により原稿の画像を読取り、読取った画像の印刷をプリンタ部7により実行する。
開閉装置10は、支持部材12が取付部材11に対してヒンジシャフト13の周りで回動自在である。支持部材12は、原稿圧着板3の回動に伴って、ヒンジシャフト13を中心にして取付部材11に対して回動する。
図4は開閉装置を分解した状態の斜視図である。図5は補助付勢機構の動作の説明図である。図5中、(a)は開き状態、(b)は閉じ状態、(c)は移動部材高さである。図4に示すように、取付部材11、支持部材12、及び移動部材15は、いずれも自己潤滑性が高く強度に優れたポリアセテート樹脂材料を用いて射出成型されている。取付部材11、移動部材15、及び支持部材12は、それぞれ一体に樹脂成型されている。弾性部材16は、鋼の線材から形成され、表面にクロムメッキがされている。
図4に示すように、カム部14のカム面の母線と平行に円柱状の移動部材15が配置される。このため、カム部14のカム面と移動部材15の円周面とは線接触する。ヒンジシャフト13を中心とする支持部材12の回動に伴って移動部材15の大径部15aに当接するカム面の位置が変化する。そして、カム面は、図5の(a)に示す開き位置から図5の(b)に示す閉じ位置へ向かって回動中心から距離が次第に増大する。このため、支持部材12の閉じ位置では、開き位置よりも移動部材15を押し下げてより大きな上向きの補助付勢力を作用させる。
図6は支持部材の構造の説明図である。図7は支持部材の組立工程の説明図である。図6中、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は下面図である。図6の(b)に示すように、支持部材12の上面側(図4では下面側)に板状の取付部12aが配置されている。図6の(c)に示すように、取付部12aには3個の取付孔12cが設けられている。
図5の(c)に示すように、取付部材11に幅D1の案内溝21が形成されている。案内溝21の下端部に直径D2の貫通孔21aが形成されている。案内溝21の上端部に直径D1の突当部21cが形成されている。
実施例1では、案内手段の一例である一対の案内溝21は、移動部材15の両端部(15b)を上方向に案内する。このため、特許文献1、2に示されていた、弾性部材に装着されるキャップ部材が不要になる。キャップ部材を上下方向に移動させるスペースを取付部材11に設ける必要がない。また、一対の案内溝21は、弾性部材に装着されるキャップ部材よりもがたつき少なくカム部に当接する部分(移動部材15)を支持できる。したがって、原稿押え板3の滑らかな開閉動作が可能である。
図9の(a)に示す上部収容部11iを利用して、特許文献1、2に示されるように、カム部14に当接するカムフォロア部を有するキャップ部材を弾性部材16に装着した比較例を考える。比較例では、弾性部材16の伸縮に伴って弾性部材16に装着されたキャップ部材が上部収容部11iの空間を昇降する。
本発明の開閉装置は、実施例1〜3で説明した具体的な構成には限定されない。実施例1〜3の構成の一部又は全部を等価な構成に置き換えた別の形態でも実施可能である。本発明の開閉装置は、複写機の原稿圧着板を開閉させる以外の用途における装置本体に対する開閉体の取付けでも利用可能である。
3 原稿圧着板(開閉体)
4 開口部
10 開閉装置
11 取付部材
11e 内円周部
11f 通路部
11h 規制壁部
12 支持部材
13 ヒンジシャフト
14 カム部
15 移動部材
15a 大径部(円周面)
15b 小径部(両端部)
16 弾性部材
21 案内溝(案内手段)
21a 貫通孔
d1 第1の直径
d2 第2の直径
Claims (10)
- 弾性部材と、
前記弾性部材を圧縮可能に収容する取付部材と、
前記取付部材に設けられた案内手段に案内されて所定方向へ移動可能であって前記弾性部材に当接して前記所定方向へ付勢される移動部材と、
前記移動部材が当接するカム部を有し、ヒンジシャフトにより前記取付部材に対して回動自在であって、前記弾性部材により前記移動部材を介して前記取付部材に対する開成方向へ付勢される支持部材と、を備える開閉装置であって、
前記案内手段は、前記移動部材の両端部を前記所定方向に案内する一対の案内溝であり、前記移動部材は、前記案内溝により回転可能に保持され、前記弾性部材に円周面を当接させた回転体である、
ことを特徴とする開閉装置。 - 前記移動部材は、前記ヒンジシャフトと平行に配置して前記弾性部材の端面を横断させた棒状の部材であって、前記移動部材を挟む両側から前記端面を押圧することにより前記取付部材に収容された前記弾性部材を圧縮した状態で前記案内溝に装着可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載の開閉装置。 - 前記案内溝の前記所定方向の端部は、前記弾性部材に付勢された前記移動部材の移動を限界付けている、
ことを特徴とする請求項1に記載の開閉装置。 - 前記移動部材は、前記案内溝に案内される第1の直径の部分と、前記カム部に当接する前記第1の直径よりも大きな第2の直径の部分と、を有し、
前記案内溝の溝幅は、前記第1の直径よりも大きく前記第2の直径よりも小さい、
ことを特徴とする請求項1又は3に記載の開閉装置。 - 前記案内溝の前記所定方向と反対側の端部に、前記第2の直径よりも大きな直径の貫通孔が形成されている、
ことを特徴とする請求項4に記載の開閉装置。 - 前記ヒンジシャフトは、前記支持部材と一体に形成され、
前記取付部材は、前記支持部材の回動位置で前記ヒンジシャフトを保持する内円周部と、前記取付部材の外側から前記内円周部まで前記ヒンジシャフトを通過させることが可能な通路部と、を有する、
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の開閉装置。 - 前記通路部は、前記取付部材と前記支持部材との開成角度が閉じ位置へ向かう反対側から前記内円周部へ向かって前記ヒンジシャフトを移動させるように設けられている、
ことを特徴とする請求項6に記載の開閉装置。 - 前記通路部は、前記移動部材に当接した状態の前記カム部に干渉して前記内円周部から前記通路部への前記ヒンジシャフトの移動を規制する規制壁部を設けられている、
ことを特徴とする請求項6又は7に記載の開閉装置。 - 前記取付部材、前記移動部材、及び前記支持部材がそれぞれ一体に樹脂成型されている、
ことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の開閉装置。 - 前記取付部材は、装置本体に形成された開口部へ挿入した状態で前記装置本体に取付けられ、
前記支持部材は、前記装置本体に対して開閉される開閉体に取付けられる、
ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の開閉装置。
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JP2019020599A JP2019020599A (ja) | 2019-02-07 |
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Family Applications (1)
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